JP4719651B2 - 部品実装装置の共用架台用テンプレートシート及び部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置の共用架台用テンプレートシート及び部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板に対する部品の実装が行われる部品実装装置に関するものであり、特に、多種多様化された装置仕様に対応するために共用の架台を有する部品実装装置に関する。
従来、この種の部品実装装置においては、様々な種類のものが知られている。近年においては、多種多様化された電子部品や回路基板に対応するために、それぞれの種類に応じた個別対応可能な部品実装装置が用いられている。一方、部品実装装置を製造する側から見れば、このような個別対応可能な装置の製造コストを少しでも減少させたいという要請が強く存在し、例えば、様々な仕様の部品実装装置の架台を共用化し、様々な仕様に対応するための多種類のユニット装置(例えば、カセットフィーダ、部品供給トレイ、部品認識用2Dセンサ、3Dセンサなど)を選択的に装備することで、装置仕様の多様化に製造コストを抑えながら対応するような装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、図8の模式説明図に示すように、部品実装装置における共用架台10に、様々な種類のユニット装置として、複数の種類の部品供給ユニットであるフルトレイリフタ21、トレイリフタ22、カセットフィーダ23、及び手置きトレイ24と、複数の種類の部品認識ユニットである固定カメラ31、2Dセンサ32、及び3Dセンサ33と、その他のユニット装置である部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42とを選択的に装備させることが可能となっている。また、共用架台10におけるそれぞれのユニット装置の装備面である上面においては、どのようなユニット装置が選択されても装備することができるように、それぞれのユニット装置を固定するための全ての固定孔(ボルト等による固定用の孔及び基準ピン用の孔を含む)12が予め形成されている。
部品実装装置における共用架台10がこのように様々なユニット装置を選択的に装備ささせること、すなわち様々なユニット装置の配置パターンを採用することが可能に構成されていることにより、図9から図14の模式図に示すようなユニット装置の配置パターンの装置構成を実現することができる。例えば、図9に示す部品実装装置50Aでは、共用架台10の中央より下方側へ僅かにシフトされた位置に基板保持テーブル8と、この基板保持テーブル8に対して基板の搬入及び搬出を行う基板搬送装置7とが装備されている。基板搬送装置7を挟んで、図示下方側の領域が作業者手前側領域R1となっており、図示上方側が作業者奥側領域R2となっている。作業者手前側領域R1には2台のカセットフィーダ23が装備されており、作業者奥側領域R2にはユニット装置が装備されていない。このような配置パターンが、部品実装装置における基本配置パターンP1となっている。
図10の部品実装装置50Bにおいては、図9の基本配置パターンP1に対して、作業者奥側領域R2に、フルトレイリフタ21、2Dセンサ32、3Dセンサ33、部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42がさらに装備された配置パターンP2が採用されている。図11の部品実装装置50Cは、領域R2に、手置きトレイ24、固定用カメラ31、部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42が装備された配置パターンP3が採用されている。図12の部品実装装置50Dは、領域R2に、トレイリフタ22、カセットフィーダ23、2Dセンサ32、3Dセンサ33、部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42が装備された配置パターンP4が採用されている。図13の部品実装装置50Eは、領域R2に、2台のカセットフィーダ23、手置きトレイ24、固定用カメラ31、部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42が装備された配置パターンP5が採用されている。図14の部品実装装置50Fは、領域R2に、2台のカセットフィーダ23、固定用カメラ31、部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42が装備された配置パターンP6が採用されている。このように、共用架台10を用いて、様々な配置パターンを実現することにより、多種多様化された装置仕様に対応することが可能となっている。なお、図8から図14に示す部品実装装置の模式図においては、それぞれのユニット装置を視覚的に把握し易いように、互いに異なるハッチング模様を付している。
特開2004−111448号公報
このような共用架台10においては、図8に示すように、あらゆるユニット装置を装備可能とするためにその上面に多数の固定孔12が形成されているため、ある配置パターンを採用して、その配置パターンに応じたユニット装置を装備させた場合に、使用されない固定孔12が多数残ってしまう。具体的には、図15に示すように、配置パターンP3(図11参照)が採用された装置構成では、使用されない多数の固定孔12が共用架台10の上面より露出された状態で残ることとなる。例えば、共用架台10においては、80〜100個程度の固定孔が形成され、ある配置パターンを採用した場合に使用されない固定孔の個数はその40%程度にもなる場合がある。また、共用架台10の内部には、多数の制御装置などが配置されることが多いため、露出された状態の固定孔12よりの塵埃の混入や作業部品等の落下により制御装置等に故障(例えばショート)が発生することを防止するため、露出状態の固定孔12を止めネジやシールにて塞ぐ方法が採用されている(止めネジやシールにて塞がれた状態の固定孔を13として、図15に示す。)。
しかしながら、不必要な固定孔12は多数存在するため、これらの固定孔12を止めネジやシールにて個々に塞いでいくには大きな労力が必要となる。また、ユニット装置を装備するために必要な固定孔12と不必要な固定孔12とを、それぞれのユニット装置を装備する前に把握することは難しく、また、それぞれのユニット装置が装備された後では、不必要な固定孔12を塞ぐ作業性が低下する。さらに、このように多数の固定孔12が設けられた共用架台10の上面において、それぞれのユニット装置の装備位置を、固定孔12だけから把握することは難しい。
このような傾向は、共用架台10において、装備されるユニット装置の配置パターンの増加に伴って高まることとなり、部品実装装置を組み立てる作業者の作業工数も増加するという問題がある。また、それぞれのユニット装置が誤った配置にて装備されるような場合にあっては、装置稼働テスト等の際にユニット装置同士の干渉などが生じ、装置を損傷させる恐れもある。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、部品実装装置に装備される複数種類のユニット装置を選択的に装備する複数の固定孔が予め形成された部品実装装置用の共用架台において、上記それぞれのユニット装置の装備の作業性を向上させるとともに、不必要な上記固定孔を簡単に塞ぐことができる部品実装装置の共用架台用テンプレートシート及び部品実装装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、部品実装装置に装備される複数種類のユニット装置の中から選択された複数のユニット装置の第1の配置パターンと、上記第1の配置パターンとは異なる第2の配置パターンとに応じたそれぞれのユニット装置を固定するための固定孔が予め形成された上記部品実装装置用の共用架台上に配置されるシート状部材であって、
上記第1の配置パターンに応じて装備される上記それぞれのユニット装置を固定するための上記固定孔を露出させるように、上記それぞれのユニット装置の配置領域を露出させる複数のユニット装置配置用の開口部と、
上記第1の配置パターンにおける上記それぞれのユニット装置の配置領域外に位置される上記第2の配置パターンの上記それぞれのユニット装置用の固定孔を覆うカバー部とを備えることを特徴とする部品実装装置の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第2態様によれば、上記カバー部は、上記共用架台上における上記第1の配置パターン又は上記第2の配置パターンが適用される共通の領域において、上記第1の配置パターンの上記それぞれのユニット装置の配置領域外の全ての領域を覆うように形成されている第1態様に記載の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第3態様によれば、上記各々のユニット装置配置用の開口部は、その上記開口部の形状により配置される上記ユニット装置が他の上記ユニット装置から識別されるように、上記ユニット装置の形状に応じて形成されている第1態様に記載に共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第4態様によれば、上記カバー部は、上記第2の配置パターンの上記それぞれのユニット装置の装備に関連して形成されている上記共用架台上の固定孔をさらに覆うように形成されている第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第5態様によれば、上記カバー部は、上記共用架台上へのシート側配置基準部を有し、上記共用架台上に設けられた架台側配置基準部と位置合わせして上記共用架台上へ配置される第1態様から第4態様のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第6態様によれば、上記それぞれのユニット装置には、部品の供給を行う複数の種類の部品供給ユニット及び上記部品供給ユニットより部品実装ヘッドに供給された上記部品の認識を行う複数の種類の部品認識ユニットの中のユニット装置が含まれる第1態様から第5態様のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第7態様によれば、上記カバー部は、柔軟性を有する導電性粘着シートにより形成される第1態様から第6態様のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第8態様によれば、上記カバー部として、複数に分割されたカバー部を有し、上記それぞれのカバー部が隣接して上記共用架台上に配置される第1態様から第7態様のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートを提供する。
本発明の第9態様によれば、第1態様から第8態様のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートと、
上記テンプレートシートが貼り付けられた上記共用架台と、
上記テンプレートシートにおける上記それぞれの開口部に装備される複数の上記ユニット装置とを備えることを特徴とする部品実装装置を提供する。
本発明によれば、部品実装装置に装備される複数種類のユニット装置の中から選択された複数のユニット装置の配置パターンに応じたそれぞれのユニット装置固定用の固定孔が予め形成された上記部品実装装置用の共用架台において、採用された配置パターンに応じて装備される上記それぞれのユニット装置を固定するための固定孔を露出させるように、上記それぞれのユニット装置の配置領域を露出させる複数のユニット装置配置用の開口部と、上記採用された配置パターンのユニット装置の配置領域外に位置される採用されなかった配置パターンの上記それぞれのユニット装置用の固定孔を覆うカバー部とが備えられた共用架台用テンプレートシートを用いることで、使用されない固定孔をカバー部により確実に覆うことができ、不必要な孔が露出された状態で共用架台上に残ることを確実に防止することができる。従って、露出された固定孔を通じて部品等が共用架台の内部へ落下することを確実に防止することができ、ショート等が発生することを防止することができる。また、テンプレートシートにおいて、採用された配置パターンに応じた開口部が形成されているため、それぞれのユニット装置の配置や使用される固定孔を案内することができ、装置の組み立て作業の作業性を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一の実施形態にかかる部品実装装置の共用架台用テンプレートシートの一例であるナビゲーションシート60の模式平面図を図1に示し、このナビゲーションシート60が部品実装装置50Cの共用架台10における作業者奥側領域R2に配置された状態の模式平面図を図2に示す。なお、本実施形態においては、背景技術にて説明した部品実装装置50及び共用架台10をそのまま用いて、この共用架台10に対して配置されるナビゲーションシート60の構成及び作用効果について説明を行うものとする。従って、同じ装置や構成部材については同じ参照番号を示してその説明を省略する。
図1に示すように、ナビゲーションシート60は、例えば、柔軟性を有する材料により形成され、ユニット装置配置用の開口部の一例である複数の切り欠き部あるいは開口部(以降、まとめて開口部とする。)を有するシート状の部材である。なお、図1及び図2においては、ナビゲーションシート60の開口部を把握し易いように、シート60にハッチング模様を付している。それぞれの開口部は、部品実装装置の共用架台10の上面に選択的に装備されるユニット装置の配置パターン及び個々の形状に応じて形成されており、例えば、図11に示すユニット装置の配置パターンP3に対応するように形成されている。具体的には、図1のナビゲーションシート60において、手置きトレイ用開口部61、固定カメラ用開口部62、部品廃棄ボックス用開口部63、及びノズルチェンジ用開口部64が形成されている。また、このようなそれぞれの開口部61〜64が形成されていない部分が、後述するように共用架台10の表面に形成された不必要な固定孔12を覆うためのカバー部65となっている。また、このようなナビゲーションシート60は、その表面への塵埃や異物等の付着を抑制する観点から、静電気発生を防止する導電性シート材料にて形成されることが好ましい。また、部品実装装置に用いられるという観点から、0〜120℃の温度条件での使用に対応でき、かつ同条件にて結露しないような材料にて形成されることが好ましい。
このようなナビゲーションシート60は、図2に示すように、部品実装装置50Cの共用架台10における作業者奥側領域R2に配置される。なお、作業者奥側領域R2は、共用架台10において、様々な配置パターンにてユニット装置が配置装備される共通の領域となっている。このように配置されたナビゲーションシート60は、それぞれのユニット装置の配置パターンP3に応じて形成されているため、手置きトレイ用開口部61に合致するように手置きトレイ24が配置され、固定カメラ用開口部62に合致するように固定カメラ31が配置され、部品廃棄ボックス用開口部63に合致するように部品廃棄ボックス41が配置され、ノズルチェンジ用開口部64に合致するようにノズルチェンジ42が配置され、それぞれの固定孔12を用いて、共用架台10上に固定装備されている。また、ナビゲーションシート60において開口部61〜64が設けられていない部分であるカバー部65は、その最外部の輪郭が作業者奥側領域R2と略一致するように形成されており、配置パターンP3のユニット装置の装備に使用されなかった不必要なそれぞれの固定孔12が、カバー部65により完全に覆われた状態とされている。なお、配置パターンP3にて装備されるそれぞれのユニット装置が配置される領域内に存在し、かつ不必要とされるそれぞれの固定孔12は、装備されるユニット装置によりその上面が覆われるため、カバー部65には覆われない。また、共用架台10の作業者手前側領域R1においては、基本的に装備されるユニット装置が決まっているため、不必要な固定孔の形成個数も少ないことから、ナビゲーションシート60は配置されない。
次に、このようなナビゲーションシート60を用いて、配置パターンに応じたユニット装置を装備させるとともに、不必要な固定孔12を覆う手順について、具体的に説明する。まず、図2に示すように、共用架台10の領域R2において、架台側の配置基準部とシート側の配置基準部Qとが一致するように位置合わせを行ってから、ナビゲーションシート60が共用架台10の上面に配置される。ナビゲーションシート60の裏面は、例えば粘着性を有する面とされており、この粘着力により、その配置位置の位置ズレが生じないようになっている。このように架台10上にナビゲーションシート60を位置決めして貼り付けることにより、装備されるべきユニット装置の配置領域のみが、架台10の作業者奥側領域R2よりそれぞれの開口部61〜64を通じて露出された状態とされ、これらのユニット装置の装備には不必要とされるそれぞれの固定孔は、カバー部65により覆われた状態とされる。
その後、それぞれの開口部61〜64の大きさや形状に応じて、装備されるユニット装置の配置領域が認識、すなわちそれぞれのユニット装置が配置される位置が案内される。そして、露出された状態のそれぞれの配置領域にユニット装置が個別に配置されて、固定孔12を用いて位置決めピンによりその配置の位置決めが行われるとともに、固定用ネジによりその配置に固定される。このとき、図3の模式説明図に示すように、例えば手置きトレイ用の開口部61においては、開口部61内の領域において開口部61の縁部に隣接するように露出されている4個の固定孔12が、手置きトレイ24を装備するための固定孔12であると明確に識別することができる。これらの識別された固定孔12に固定用ネジ14を締結することにより手置きトレイ24が架台10に固定装備される。このように、それぞれのユニット装置が対応する開口部より露出された固定孔12を用いて固定されることで、図2に示すように配置パターンP3に応じた装置構成を有する部品実装装置50Cが組み立てられる。
なお、図1に示すナビゲーションシート60では、1枚の一体的なシートに複数の開口部61〜64が形成された構造を有しているが、このような場合に代えて、図4の模式平面図に示すナビゲーションシート160のように、分割線Sにて複数のシート160A、160B、160Cに分割された構造を有するような場合であってもよい。このように分割することで、共用架台10への位置決めや貼り付け作業を容易なものとすることができる。例えば、このような共用架台10は、その上面のサイズが1200mm×600mm程度と比較的大きなものであるため、1枚のシートではその貼り付け作業に困難性が生じる場合も考えられるからである。
また、このようなナビゲーションシート60の共用架台10への貼り付け性を向上させるために、共用架台10の上面端部に複数の凹部を設け、これらの凹部に対応する複数の凸部をナビゲーションシート60の下面端部に設けて、両者を係合するように貼り付けを行うことで、位置決めを行いながら貼り付け作業を案内するようにすることもできる。
また、ナビゲーションシート60は、共用架台10における作業者奥側領域R2の略全体を覆うように形成されることが好ましいが、このように領域R2の略全体が覆われないような場合であっても、不必要な固定孔12が覆われていれば、本実施形態の効果を得ることができる。なお、本実施形態のナビゲーションシート60は、使用されない固定孔12を覆うだけでなく、ユニット装置を装備するために共用架台10上に形成された開口部(例えば、ケーブル用の貫通孔など)をも覆うこともできる。
また、ナビゲーションシート60において、それぞれのユニット装置の形状に応じた開口部61〜64が形成されるような場合について説明したが、このような場合に代えて、それぞれのユニット装置を固定するための固定孔12に応じた箇所のみに開口部が設けられるようにすることもできる。例えば、本実施形態の変形例にかかるナビゲーションシート60Aについて、図16及び図17に示す模式図を用いて説明する。なお、図17は、ナビゲーションシート60Aを用いて、カセットフィーダ23が共用架台10に装備される状態を示す模式断面図であり、図16は、図17のカセットフィーダ23の装備部分の模式上面図である。図17に示すように、ナビゲーションシート60Aは、カセットフィーダ23を装備するためのそれぞれの固定孔12に対応する部分に固定孔12の形状に応じて複数の開口部61Aが設けられており、さらに使用されない固定孔12を覆うように形成されている。カセットフィーダ23を共用架台10に装備する場合には、まず、共用架台10上におけるカセットフィーダ23の装備位置にナビゲーションシート60Aを貼り付ける。このように貼り付けられた状態において、カセットフィーダ23の装備に使用されるそれぞれの固定孔12が、シート60Aの個々の開口部61Aより露出され、使用されない固定孔12は覆われた状態とされる。次に、このナビゲーションシート60Aを介して共用架台10上にカセットフィーダ23を配置し、その後、それぞれの固定用ネジ14を用いてその配置位置に固定装備する。このとき、使用されるそれぞれ固定孔12が明確にそれぞれの開口部61Aより露出されているので、使用される固定孔12を明確に識別することができる。従って、このようなナビゲーションシート60Aが用いられるような場合であっても、ユニット装置の装備における作業性を向上させることができる。なお、開口部の形状を簡素なものとする、あるいはシート60の位置決め精度を必要以上に高めないという観点からは、図1のナビゲーションシート60のような開口部61〜64の形態を有するシートが好ましい。
また、ナビゲーションシート60の表面に、開口部61〜64に装備されるユニット装置を特定するための表示が設けられるような場合であってもよい。このような表示としては、ユニット装置の名称や型番などがある。また、それぞれの開口部61〜64内の領域にて露出される固定孔12のうち、どの固定孔12がそのユニット装置の固定のために用いられるかを示すような表示を設けることもできる。このような表示を設けることで、装備されるユニット装置や使用される固定孔を明確かつ簡単に特定することができ、組み立て作業の作業性をさらに向上させることができる。
ここで、本実施形態のナビゲーションシートが複数の配置パターンを有する部品実装装置に用いられた例について説明する。
まず、図5に示す部品実装装置50Gにおいては、作業者手前側領域R1に2台のカセットフィーダ23が装備され、作業者奥側領域R2には、2台のカセットフィーダ23、2Dセンサ32、部品廃棄ボックス41、及びノズルチェンジ42が装備されている。また、領域R2には、図示右方側と左方側とに分割された2枚のナビゲーションシート260A、260Bが貼り付けられ、使用されない固定孔12が露出しないように覆われている。なお、それぞれのユニット装置は、ナビゲーションシート260A、260Bの開口部内の領域にて露出された状態の固定孔12を用いて、固定用ネジ14により固定されている。従って、図5の部品実装装置50Gにおいては、共用架台10上に使用されない固定孔12が露出されることはなく、固定孔12を通じて部品等が架台10の内部に落下することが確実に防止されている。なお、図5においては、共用架台10の略中央に位置される領域、すなわち基板保持テーブル8の上方に部品実装ヘッド6を図示している。
図6に示す部品実装装置50Hにおいては、図5の部品実装装置50Gの構成にさらに加えて、領域R2内に4枚の手置きトレイ24を装備させたものである。このような構成においても、分割された2枚のナビゲーションシート360A、360Bにより、使用されない固定孔12が露出しないように覆われている。
さらに、図7に示す部品実装装置50Iにおいては、図5の部品実装装置60Gの構成において、領域R2内の1台のカセットフィーダ23をトレイリフタ22に置き換えるとともに、3Dセンサ33を新たに装備させたものである。このような構成においても、分割された2枚のナビゲーションシート460A、460Bにより、使用されない固定孔12が露出しないように覆われている。
また、具体的には説明しないが、図9から図14に示すような配置パターンを有する装置構成においても、本実施形態のナビゲーションシートを適用して、使用されていない固定孔12を覆うことができる。従って、様々な配置パターンの装置構成において、使用されない固定孔を簡単に覆うことができ、固定孔を通じての部品等の落下を防止することができるとともに、ユニット装置の配置領域や使用する固定孔を明確に案内することができ、装置組み立ての作業性を大幅に向上させることができる。なお、このようなユニット装置の配置領域や使用される固定孔の案内機能を用いて、装置の組み立て作業を案内可能とすることから、上記実施形態では、「ナビゲーション」シートと称している。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明の一の実施形態にかかるナビゲーションシートの模式平面図。 図1のナビゲーションシートが貼り付けられた部品実装装置の模式平面図。 図2の部品実装装置にて、ナビゲーションシートの開口部を用いて、ユニット装置を固定する手順を示す模式説明図。 上記実施形態の変形例にかかる分割されたナビゲーションシートの模式平面図。 上記実施形態のナビゲーションシートが適用された別の配置パターンを有する部品実装装置の構成を示す模式平面図。 上記実施形態のナビゲーションシートが適用されたさらに別の配置パターンを有する部品実装装置の構成を示す模式平面図。 上記実施形態のナビゲーションシートが適用されたさらに別の配置パターンを有する部品実装装置の構成を示す模式平面図。 部品実装装置の共用架台において、複数の種類のユニット装置を装備するための多数の固定孔が形成された状態を示す模式説明図。 図8の部品実装装置におけるユニット装置の配置パターンP1の構成を示す模式平面図。 図8の部品実装装置におけるユニット装置の配置パターンP2の構成を示す模式平面図。 図8の部品実装装置におけるユニット装置の配置パターンP3の構成を示す模式平面図。 図8の部品実装装置におけるユニット装置の配置パターンP4の構成を示す模式平面図。 図8の部品実装装置におけるユニット装置の配置パターンP5の構成を示す模式平面図。 図8の部品実装装置におけるユニット装置の配置パターンP6の構成を示す模式平面図。 図8の部品実装装置において、ユニット装置が配置された状態で、使用されていない固定孔が露出された状態と示す模式平面図。 上記実施形態の変形例にかかるナビゲーションシートを用いてカセットフィーダを装備させた状態の模式上面図。 図16の変形例のナビゲーションシートを用いてカセットフィーダを共用架台上に装備させた状態の模式断面図。
符号の説明
6 部品実装ヘッド
7 基板搬送装置
8 基板保持テーブル
10 共用架台
12 固定孔
13 シールされた状態の固定孔
14 固定用ネジ
21 フルトレイリフタ
22 トレイリフタ
23 カセットフィーダ
24 手置きトレイ
31 固定カメラ
32 2Dセンサ
33 3Dセンサ
41 部品廃棄ボックス
42 ノズルチェンジ
50、50A〜I 部品実装装置
60 ナビゲーションシート
61 手置きトレイ用開口部
62 固定カメラ用開口部
63 部品廃棄ボックス用開口部
64 ノズルチェンジ用開口部
65 カバー部
P1〜P6 配置パターン
Q 配置基準部
R1 作業者手前側領域
R2 作業者奥側領域
S 分割線

Claims (9)

  1. 部品実装装置に装備される複数種類のユニット装置の中から選択された複数のユニット装置の第1の配置パターンと、上記第1の配置パターンとは異なる第2の配置パターンとに応じたそれぞれのユニット装置を固定するための固定孔が予め形成された上記部品実装装置用の共用架台上に配置されるシート状部材であって、
    上記第1の配置パターンに応じて装備される上記それぞれのユニット装置を固定するための上記固定孔を露出させるように、上記それぞれのユニット装置の配置領域を露出させる複数のユニット装置配置用の開口部と、
    上記第1の配置パターンにおける上記それぞれのユニット装置の配置領域外に位置される上記第2の配置パターンの上記それぞれのユニット装置用の固定孔を覆うカバー部とを備えることを特徴とする部品実装装置の共用架台用テンプレートシート。
  2. 上記カバー部は、上記共用架台上における上記第1の配置パターン又は上記第2の配置パターンが適用される共通の領域において、上記第1の配置パターンの上記それぞれのユニット装置の配置領域外の全ての領域を覆うように形成されている請求項1に記載の共用架台用テンプレートシート。
  3. 上記各々のユニット装置配置用の開口部は、その上記開口部の形状により配置される上記ユニット装置が他の上記ユニット装置から識別されるように、上記ユニット装置の形状に応じて形成されている請求項1に記載に共用架台用テンプレートシート。
  4. 上記カバー部は、上記第2の配置パターンの上記それぞれのユニット装置の装備に関連して形成されている上記共用架台上の固定孔をさらに覆うように形成されている請求項1から3のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシート。
  5. 上記カバー部は、上記共用架台上へのシート側配置基準部を有し、上記共用架台上に設けられた架台側配置基準部と位置合わせして上記共用架台上へ配置される請求項1から4のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシート。
  6. 上記それぞれのユニット装置には、部品の供給を行う複数の種類の部品供給ユニット及び上記部品供給ユニットより部品実装ヘッドに供給された上記部品の認識を行う複数の種類の部品認識ユニットの中のユニット装置が含まれる請求項1から5のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシート。
  7. 上記カバー部は、柔軟性を有する導電性粘着シートにより形成される請求項1から6のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシート。
  8. 上記カバー部として、複数に分割されたカバー部を有し、上記それぞれのカバー部が隣接して上記共用架台上に配置される請求項1から7のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシート。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の共用架台用テンプレートシートと、
    上記テンプレートシートが貼り付けられた上記共用架台と、
    上記テンプレートシートにおける上記それぞれの開口部に装備される複数の上記ユニット装置とを備えることを特徴とする部品実装装置。
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