JP4719334B2 - シール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転体と固定体との間をシールするシール装置に関し、特に、回転体との摺動による発熱によってシール部材の熱的負荷が増加するのを防止することができるシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転体と固定体との間をシールするシール装置には種々のタイプのものがあり、例えば、図4に示すようなものが一般に知られている。
【0003】
すなわち、このシール装置35は、固定体29側に取り付けられるハウジング36と、ハウジング36に取り付けられるシールリングキット37とを具えたものであって、ハウジング36とシールリングキット37との協働によって固定体29と回転体28との間をシールするように構成したものである。
【0004】
シールリングキット37は、カーボン製のシール部材38であるシールリング38と、シールリング38を半径方向に付勢する金属製のエキステンションスプリング41と、シールリング38を軸方向に付勢する金属製のコンプレッションスプリング42と、シールリング38のハウジング36に対する相対的な回動を阻止する金属製のローテーションロックピン43と、コンプレッションスプリング42を保持するスプリングリテーナ44と、スプリングリテーナ44を保持するスナップリング45とを具えている。
【0005】
シールリング38は、円周方向に複数に分割された環状をなすものであって、内周部は回転体28である回転軸28の外周面と摺動してそれとの間をシールする1次シール部39に形成され、軸方向の一端部はハウジング36に接触してそれとの間をシールする2次シール部40に形成されるようになっている。
【0006】
そして、回転軸28の回転時に、エキステンションスプリング41の付勢力によってシールリング38の1次シール部39が回転軸28と摺動することにより回転軸28との間がシールされ、コンプレッションスプリング42の付勢力によってシールリング38の2次シール部40がハウジング36側に圧接することによってハウジング36との間がシールされ、これにより回転体28である回転軸28と固定体29との間がシールされるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成のシール装置35にあっては、シールリング38と接触している金属製の部品は、シールリング38を摺動発熱させる要因となる回転軸28を除けば、端面でシールリング38を保持しているハウジング36、細い線径のエキステンションスプリング41及びコンプレッションスプリング42、シールリング38の回動を抑える小径のローテーションロックピン43のみであり、それらのシールリング38に対する接触面積は非常に小さいので、シールリング38の熱を十分に伝達させることができず、シールリング38自身での放熱が主体となってしまう。この場合、カーボン製のシールリング38は、高温になると熱伝導率が低くなる傾向にあるため、回転軸28との摺動発熱によって高温になったときに、その熱が放出されにくくなって内部に熱がこもってしまい、熱的な負荷が増加し、摩耗が促進されたり、破損する等の問題が生じることになり、寿命が著しく低下してしまう。
【0008】
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、シール部材が回転体との摺動によって発熱したときに、その熱を十分に放出させることができて、シール部材の熱的な負荷が増加するのを阻止し、これにより、シール部材の摩耗が促進されたり、破損したりするのを阻止し、寿命を大幅に高めることができるシール装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記のような目的を達成するため、回転体(28)と固定体(29)との間をシールするシール装置であって、前記固定体(29)側に装着され、前記回転体(29)が挿通する孔(3)を中心部に有し、該孔(3)周縁部の軸方向に環状段部(4)が設けられたハウジング(2)と、前記ハウジング(2)の段部(4)に装着されるとともに、内周部に形成され該内周部が前記回転体(28)の外周面と摺動してそれとの間をシールする1次シール部(9)、及び軸方向の一端部に形成され該軸方向一端部が前記ハウジング(2)の段部(4)の底面に接触してそれとの間をシールする2次シール部(10)を有し、円周方向に複数に分割された環状をなすシール部材(8)と、軸方向の一端面が前記シール部材(8)の他端部端面にほぼ全体に接触して装着されて、前記シール部材を軸方向に付勢するコンプレッションスプリング(23)を保持する環状部材であって、熱伝導率が前記シール部材(8)よりも高い材料から形成されて前記シール部材(8)が前記回転体(28)との摺動によって発熱したときにその熱を伝達させて放出させる吸熱部材であるスプリングプレート(16)と、内周面が前記シール部材(8)の外周面のほぼ全体に接触して装着されるとともに、外周面に前記シールリング(8)を半径方向内方に付勢するエキステンションスプリング(14)が装着される、円周方向に複数に分割された筒状部材であって、熱伝導率が前記シール部材(8)よりも高い材料から形成されて前記シール部材(8)が前記回転体(28)との摺動によって発熱したときに、その熱を伝達させて放出させる吸熱部材であるカバープレート(18)とを具えたことを特徴とするものである。
また、回転体(28)と固定体(29)との間をシールするシール装置であって、前記固定体(29)側に装着され、前記回転体(29)が挿通する孔(3)を中心部に有し、該孔(3)周縁部の軸方向に環状段部(4)が設けられたハウジング(2)と、前記ハウジング(2)の段部(4)に装着されるとともに、内周部に形成され該内周部が前記回転体(28)の外周面と摺動してそれとの間をシールする1次シール部(9)、及び軸方向の一端部に形成され該軸方向一端部が前記ハウジング(2)の段部(4)の底面に接触してそれとの間をシールする2次シール部(10)を有し、円周方向に複数に分割された環状をなすシール部材(8)と、軸方向の一端面が前記シール部材(8)の他端部端面にほぼ全体に接触して装着されて、前記シール部材を軸方向に付勢するコンプレッションスプリング(23)を保持する環状部材であって、熱伝導率が前記シール部材(8)よりも高い材料から形成されて前記シール部材(8)が前記回転体(28)との摺動によって発熱したときにその熱を伝達させて放出させる吸熱部材であるスプリングプレート(16)と、周方向に複数に分割された筒状の本体部(21)と、該本体部(21)の外周面に円周方向に向かって所定の間隔ごとに設けられる複数の円弧状の板ばね部(22)とから構成され、前記シールリング(8)の外周面と前記ハウジング(2)の段部(4)の内周面との間に嵌着したとき、該ばね部(22)の付勢力によって前記シールリング(8)を半径方向内方に付勢する部材であって、熱伝導率が前記シール部材(8)よりも高い材料から形成されて前記シール部材(8)が前記回転体(28)との摺動によって発熱したときに、その熱を伝達させて放出させる吸熱部材から形成されたばね部材(20)とを具えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
この発明は前記のような手段を採用したことにより、回転体との回転時に、シール部材の1次シール部が回転体と摺動することによりそれとの間がシールされ、シール部材の2次シール部がハウジング側に接触することによりそれとの間がシールされることになる。そして、シール部材が回転体との摺動によって発熱したときには、その熱はシール部材に広い面積で接触している吸熱部材側に伝達され、吸熱部材を介して放出されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
図1には、この発明によるシール装置の一実施の形態が示されていて、このシール装置1は、固定体29側に取り付けられる金属製のハウジング2と、ハウジング2に取り付けられるシールリングキット7とを具えている。
【0012】
ハウジング2は、円板状に形成されるものであって、中心部には軸線方向に貫通する孔3が設けられ、この孔3内を回転体28である回転軸28が挿通するようになっている。ハウジング2の軸方向の一端面の孔3の周縁部には所定の深さの段部4が環状に設けられ、この段部4内にシールリングキット7が装着されるようになっている。
【0013】
シールリングキット7は、カーボン製のシール部材8であるシールリング8と、シールリング8に装着される吸熱部材15と、シールリング8を半径方向に付勢する金属製のエキステンションスプリング14と、シールリング8を軸方向に付勢する金属製のコンプレッションスプリング23と、シールリング8、吸熱部材15等の回動を阻止する金属製のローテーションロックピン27と、コンプレッションスプリング23を保持するスプリングリテーナ24と、スプリングリテーナ24を保持するスナップリング26とを具えている。
【0014】
シールリング8は、円周方向に複数に分割された環状をなすものであって、内周部は回転軸28の外周面と摺動してそれとの間をシールする1次シール部9に形成され、軸方向の一端部はハウジング2の段部4の底面と接触してそれとの間をシールする2次シール部10に形成されるようになっている。
【0015】
シールリング8の1次シール部9及び2次シール部10にはそれぞれ圧力バランス溝11が設けられ、この圧力バランス溝11によってシール装置1に半径方向、軸方向から作用する流体圧力のバランスがとられるようになっている。
【0016】
吸熱部材15は、シールリング8の軸方向の他端面に装着されるスプリングプレート16と、シールリング8の外周面に装着されるカバープレート18とからなり、それらは熱伝導率の高い金属材又は非金属材から形成されるようになっている。
【0017】
スプリングプレート16は、環状をなすものであって、軸方向の一端面がシールリング8の軸方向の他端面のほぼ全体に接触するように、シールリング8に装着されるようになっている。スプリングプレート16の軸方向の他端面には円周方向に向かって所定の間隔ごとに所定の深さの孔17が設けられ、この孔17内にコンプレッションスプリング23の一端部が位置するようになっている。
【0018】
カバープレート18は、円周方向に複数に分割された筒状をなすものであって、シールリング8の外周面のほぼ全体に設けられている溝12内に、その底面側に内周面の全体が接触するように、シールリング8に装着されるようになっている。カバープレート18の外周面には環状の溝が設けられ、この溝内に環状のエキステンションスプリング14が装着されるようになっている。そして、このエキステンションスプリング14の付勢力によってカバープレート18を介してシールリング8が半径方向内方に付勢され、シールリング8の1次シール部9が回転軸28の外周面に接触するものである。
【0019】
ハウジング2の段部4の開口部側の内周面には環状の溝5が設けられ、この溝5内に環状のスプリングリテーナ24がスナップリング26を介して保持されるようになっている。
【0020】
スプリングリテーナ24の軸方向の一端面のスプリングプレート16の孔17に対向する部分にはそれぞれ所定の深さの孔25が設けられ、この孔25内にコンプレッションスプリング23の他端部が位置するようになっている。
【0021】
そして、このようにスプリングプレート16とスプリングリテーナ24との間にコンプレッションスプリング23を装着することで、スプリングプレート16を介してシールリング8が軸方向に付勢され、シールリング8の2次シール部10がハウジング2の段部4の底面側に圧接されるものである。
【0022】
ハウジング2の段部4の底面側にはローテーションロックピン27が複数箇所に立設されるとともに、このローテーションロックピン27の先端部はシールリング8の一方の端面に設けられている溝13内に係合されるようになっている。したがって、このローテーションロックピン27によって回転軸28の回転時に、シールリング8、カバープレート18、スプリングプレート16等がハウジング2に対して相対的に回動するのを阻止することができるものである。
【0023】
そして、回転軸28の回転時に、エキステンションスプリング14の付勢力によってカバープレート18を介してシールリング8が半径方向に付勢されて、シールリング8の1次シール部9が回転軸28の外周面と摺動することによりそれとの間がシールされ、コンプレッションスプリング23の付勢力によってスプリングプレート16を介してシールリング8が軸方向に付勢されて、シールリング8の2次シール部10がハウジング2の段部4の底面側に圧接されることによりそれとの間がシールされ、これにより回転体28である回転軸28と固定体29との間がシールされるものである。
【0024】
そして、シールリング8が回転軸28との摺動によって発熱したときには、その熱は、金属製のハウジング2、ローテーションロックピン27に伝達されるとともに、金属材又は非金属材からなるカバープレート18及びスプリングプレート16に伝達され、さらに、エキステンションスプリング14及びコンプレッションスプリング23にも伝達されることになる。
【0025】
この場合、ローテーションロックピン27、ハウジング2、エキステンションスプリング14、及びコンプレッションスプリング23のシールリング8に対する接触面積は非常に小さいが、カバープレート18及びスプリングプレート16のシールリング8に対する接触面積は大きく、しかもそれらの熱伝導率は高いので、シールリング8の熱をカバープレート18及びスプリングプレート16側に十分に伝達させて、放出させることができることになる。したがって、シールリング8の内部に熱がこもって熱的負荷が増加するようなことはなく、シールリング8の摩耗が促進されたり、破損したりするようなことはなくなり、寿命を大幅に高めることができることになる。
【0026】
図2及び図3には、この発明によるシール装置の他の実施の形態が示されていて、このシール装置1は、吸熱部材15を、シールリング8の軸方向の他端面に装着されるスプリングプレート16と、シールリング8の外周面に装着されるばね部材20とによって構成し、ばね部材20に吸熱部材としての機能の他にエキステンションスプリングとしての機能をもたせたものであって、その他の構成は前述した実施の形態に示すものと同様である。
【0027】
ばね部材20は、周方向に複数に分割された筒状の本体部21と、本体部21の外周面に円周方向に向かって所定の間隔ごとに設けられる複数の円弧状の板ばね部22とから構成され、シールリング8の外周面とハウジング2の段部4の内周面との間に装着したときに、板ばね部22の付勢力によってシールリング8を半径方向内方に付勢するようになっている。この場合、各板ばね部22の外周面の頂部はハウジング2の段部4の内周面に設けた溝6内に係合されるとともに、各板ばね部22の周方向の一端部は本体部21側に溶接等の手段によって一体に接合されるようになっている。
【0028】
そして、上記のように構成したこの実施の形態によるシール装置1にあっても、前述した実施の形態に示すものと同様に、回転軸28の回転時に、ばね部材20の板ばね部22の付勢力によってシールリング8が半径方向に付勢されて、シールリング8の1次シール部9が回転軸28の外周面と摺動することによりそれとの間がシールされ、コンプレッションスプリング23の付勢力によってスプリングプレート16を介してシールリング8が軸方向に付勢されて、シールリング8の2次シール部10がハウジング2の段部4の底面側に圧接されることによりそれとの間がシールされ、これにより回転体28である回転軸28と固定体29との間がシールされるものである。
【0029】
そして、シールリング8が回転軸28との摺動によって発熱したときには、その熱は、金属製のハウジング2、及びローテーションロックピン27に伝達されるとともに、金属材又は非金属材からなるばね部材20及びスプリングプレート16に伝達され、さらに、コンプレッションスプリング23にも伝達されることになる。
【0030】
この場合、ローテーションロックピン27、ハウジング2、及びコンプレッションスプリング23のシールリング8に対する接触面積は非常に小さいが、ばね部材20及びスプリングプレート16のシールリング8に対する接触面積は大きく、しかも、それらの熱伝導率は高いので、シールリング8の熱をばね部材20及びスプリングプレート16側に十分に伝達させて放出させることができることになる。したがって、シールリング8の内部に熱がこもって熱的負荷が増加するようなことはなく、シールリング8の摩耗が促進されたり、破損したりするようなことはなくなり、寿命が大幅に高まることになる。
【0031】
【発明の効果】
この発明は前記のように構成したことにより、シール部材が回転体との摺動によって発熱したときには、その熱は吸熱部材側に伝達されることになる。この場合、吸熱部材のシール部材に対する接触面積は大きくとってあり、しかも吸熱部材の熱伝達率は高いので、シール部材の熱を十分に吸熱部材側に伝達させて放出させることができることになる。したがって、シール部材の内部に熱がこもって熱的負荷が増加するようなことはなく、摩耗が促進されたり、破損したりするようなことはなくなり、寿命を大幅に高めることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるシール装置の一実施の形態を示した概略断面図である。
【図2】この発明によるシール装置の他の実施の形態を示した概略断面図であって、図3のA−A線に沿って見た概略断面図である。
【図3】図2に示すもののB−B線に沿って見た概略断面図である。
【図4】従来のシール装置の一例を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1、35……シール装置
2、36……ハウジング
3、17、25……孔
4……段部
5、6、12、13……溝
7、37……シールリングキット
8、38……シール部材(シールリング)
9、39……1次シール部
10、40……2次シール部
11……圧力バランス溝
14、41……エキステンションスプリング
15……吸熱部材
16……スプリングプレート
18……カバープレート
20……ばね部材
21……本体部
22……板ばね部
23、42……コンプレッションスプリング
24、44……スプリングリテーナ
26、45……スナップリング
27、43……ローテーションロックピン
28……回転体(回転軸)
29……固定体

Claims (2)

  1. 回転体と固定体との間をシールするシール装置であって、
    前記固定体側に装着され、前記回転体が挿通する孔を中心部に有し、該孔周縁部の軸方向に環状段部が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングの段部に装着されるとともに、内周部に形成され該内周部が前記回転体の外周面と摺動してそれとの間をシールする1次シール部、及び軸方向の一端部に形成され該軸方向一端部が前記ハウジングの段部の底面に接触してそれとの間をシールする2次シール部を有し、円周方向に複数に分割された環状をなすシール部材と、
    軸方向の一端面が前記シール部材の他端部端面にほぼ全体に接触して装着されて、前記シール部材を軸方向に付勢するコンプレッションスプリングを保持する環状部材であって、熱伝導率が前記シール部材よりも高い材料から形成されて前記シール部材が前記回転体との摺動によって発熱したときにその熱を伝達させて放出させる吸熱部材であるスプリングプレートと、
    内周面が前記シール部材の外周面のほぼ全体に接触して装着されるとともに、外周面に前記シールリングを半径方向内方に付勢するエキステンションスプリングが装着される、円周方向に複数に分割された筒状部材であって、熱伝導率が前記シール部材よりも高い材料から形成されて前記シール部材が前記回転体との摺動によって発熱したときに、その熱を伝達させて放出させる吸熱部材であるカバープレートと、
    を具えたことを特徴とするシール装置。
  2. 回転体と固定体との間をシールするシール装置であって、
    前記固定体側に装着され、前記回転体が挿通する孔を中心部に有し、該孔周縁部の軸方向に環状段部が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングの段部に装着されるとともに、内周部に形成され該内周部が前記回転体の外周面と摺動してそれとの間をシールする1次シール部、及び軸方向の一端部に形成され該軸方向一端部が前記ハウジングの段部の底面に接触してそれとの間をシールする2次シール部を有し、円周方向に複数に分割された環状をなすシール部材と、
    軸方向の一端面が前記シール部材の他端部端面にほぼ全体に接触して装着されて、前記シール部材を軸方向に付勢するコンプレッションスプリングを保持する環状部材であって、熱伝導率が前記シール部材よりも高い材料から形成されて前記シール部材が前記回転体との摺動によって発熱したときにその熱を伝達させて放出させる吸熱部材であるスプリングプレートと、
    周方向に複数に分割された筒状の本体部と、該本体部の外周面に円周方向に向かって所定の間隔ごとに設けられる複数の円弧状の板ばね部とから構成され、前記シールリング外周面と前記ハウジングの段部の内周面との間に嵌着したとき、該ばね部の付勢力によって前記シールリングを半径方向内方に付勢する部材であって、熱伝導率が前記シール部材よりも高い材料から形成されて前記シール部材が前記回転体との摺動によって発熱したときに、その熱を伝達させて放出させる吸熱部材から形成されたバネ部材と、
    を具えたことを特徴とするシール装置。
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