JP4717675B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地上波デジタル音声放送を受信するラジオなどに用いて好適な無線受信装置に関する。
従来、無線受信信号の周波数帯の両側に存在する妨害波を抑圧することが可能な無線受信装置が提案されている(特許文献1参照)。以下、図7〜図10を参照して特許文献1で開示された無線受信装置について説明する。
図7は、特許文献1で開示された無線受信装置の概略構成を示すブロック図である。図7に示す無線受信装置は、無線信号(RF信号)を増幅するRFAGC(自動利得制御機能を備えた高周波増幅器)42と、RFAGC42で増幅された無線信号を周波数変換するミキサ(混合器)43と、周波数変換に用いるローカル信号を出力するPLL(Phase Locked Loop)44と、妨害波信号を抑圧するBPF(Band Pass Filter、帯域通過型フィルタ)45と、受信信号をIF(中間周波)信号に周波数変換するミキサ46及び47と、周波数変換に用いるローカル信号を出力するPLL49と、PLL49からのローカル信号の位相を調整するPOLYPHASE(ポリフェイズフィルタ)48と、2つのIF信号を合成しイメージ帯域の妨害波を抑圧するPOLYPHASE50と、合成したIF信号の上側の妨害波を抑圧するBPF51と、BPF51を通過したIF信号を増幅するIFAGC(自動利得制御機能を備えた中間周波増幅器)52とを備えている。
図8は、地上波デジタル音声放送を受信する場合の地上波デジタル音声波とアナログテレビ信号波との周波数間隔を示す概念図の一例である。地上波デジタル音声放送波は、セグメントと呼ばれるSeg.1〜Seg.8の8つのセグメントが連結されて送信される。ここで、例えばVHF帯の7chにデジタル音声放送波が送信される場合、6chのアナログテレビ音声搬送波と8chのアナログテレビ映像搬送波が両側に存在するため、地上波デジタル音声放送波を受信する場合にはアナログテレビ搬送波が妨害波となる。特に、地上波デジタル音声放送波の両端のセグメントSeg.1とSeg.8は妨害波と最も隣接した関係になっているので、妨害波の影響を受け易くなっている。
図7に示す無線受信装置では、BPF45で地上波デジタル音声放送波の両側に存在する妨害波をある程度抑圧することができる。ミキサ46,47及びPOLYPHASE50でイメージ帯域の抑圧を行う。Seg.8を受信する場合、図9の(a)に示すように、PLL49から出力されるローカル信号の周波数をSeg.8の周波数よりもIF周波数だけ低い周波数とする。これにより、POLYPHASE50でイメージ帯域となるローカル周波数の下側の6chアナログテレビ音声搬送波による妨害波(アナログテレビ妨害波)を抑圧できる。また、図9の(b)に示すように、BPF51にて上側の8chアナログテレビ映像搬送波による妨害波(アナログテレビ妨害波)を抑圧することによりSeg.8の信号が受信可能となる。
Seg.1を受信する場合は、図10の(a)に示すように、PLL49から出力されるローカル信号の周波数をSeg.1の周波数よりもIF周波数だけ高い周波数とする。これにより、POLYPHASE50にてイメージ帯域となるローカル周波数の上側の8chアナログテレビ映像搬送波(アナログテレビ妨害波)を抑圧できる。その際、Seg.1はローカル周波数に対して反転することになるので、図10の(b)に示すように、BPF51にて上側の6chアナログテレビ音声搬送波(アナログテレビ妨害波)を抑圧することによりSeg.1の信号が受信可能となる。
米国特許第6,377,315号
しかしながら、従来の無線受信装置においては、以下に示すような問題がある。
(1)アナログテレビ妨害波の電力レベルが地上波デジタル音声放送波の電力レベルよりも大きいときはBPF45の減衰量を大きくする必要があるが、この減衰量を大きくするとBPF45の通過帯域の損失が大きくなり、受信信号の感度が劣化することになる。
(2)POLYPHASE50では、ミキサ46及び47それぞれに入力されるローカル信号に直交誤差が生じると、イメージ帯域を除去する減衰量が劣化する。
(3)BPF51では、Seg.1を受信する際には図10の(b)に示すように受信信号に対して749kHz離れた妨害波を抑圧する必要があり、またSeg.8を受信する際には図9の(b)に示すように受信信号に対して1.321MHz離れた妨害波を抑圧する必要があるが、受信信号と妨害波が近接しているために妨害波の抑圧量を大きく取れない。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、受信信号の感度を劣化させることなく、受信信号の両側に存在する妨害波を確実に抑圧することができる無線受信装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成により達成される。
(1) 無線受信装置において、受信された無線信号の妨害波成分を抑圧する帯域通過型フィルタと、周波数変換に用いるローカル信号を出力する局部発振部と、前記局部発振部から出力されたローカル信号の位相を90度ずらす位相調整部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記局部発振部から出力されたローカル信号を用いて周波数変換する第1の周波数変換部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記位相調整部で位相調整されたローカル信号を用いて周波数変換する第2の周波数変換部と、前記第1の周波数変換部から出力された信号と前記第2の周波数変換部から出力された信号とを合成する合成部と、前記合成部から出力された信号の直流成分を抑圧する直流成分抑圧部と、前記直流成分抑圧部から出力された信号の希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧する低域通過型フィルタと、を備え、前記希望波成分の周波数よりも低い周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分に周波数変換されるように前記局部発振部の出力周波数を調整する。
(2) 無線受信装置において、受信された無線信号の妨害波成分を抑圧する帯域通過型フィルタと、周波数変換に用いるローカル信号を出力する局部発振部と、前記局部発振部から出力されたローカル信号の位相を90度ずらす位相調整部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記局部発振部から出力されたローカル信号を用いて周波数変換する第1の周波数変換部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記位相調整部で位相調整されたローカル信号を用いて周波数変換する第2の周波数変換部と、前記第1の周波数変換部から出力された信号と前記第2の周波数変換部から出力された信号とを合成する合成部と、前記合成部から出力された信号の直流成分近傍を抑圧する直流成分近傍抑圧部と、前記直流成分近傍抑圧部から出力された信号の希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧する低域通過型フィルタと、を備え、前記希望波成分の周波数よりも低い周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるように前記局部発振部の出力周波数を調整する。
(3) 無線受信装置において、受信された無線信号の妨害波成分を抑圧する帯域通過型フィルタと、周波数変換に用いるローカル信号を出力する局部発振部と、前記局部発振部から出力されたローカル信号の位相を90度ずらす位相調整部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記局部発振部から出力されたローカル信号を用いて周波数変換する第1の周波数変換部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記位相調整部で位相調整されたローカル信号を用いて周波数変換する第2の周波数変換部と、前記第1の周波数変換部から出力された信号と前記第2の周波数変換部から出力された信号とを合成する合成部と、前記合成部から出力された信号の直流成分を抑圧する直流成分抑圧部と、前記直流成分抑圧部から出力された信号の希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧する低域通過型フィルタと、を備え、前記希望波成分の周波数よりも高い周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分に周波数変換されるように前記局部発振部の出力周波数を調整する。
(4) 無線受信装置において、受信された無線信号の妨害波成分を抑圧する帯域通過型フィルタと、周波数変換に用いるローカル信号を出力する局部発振部と、前記局部発振部から出力されたローカル信号の位相を90度ずらす位相調整部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記局部発振部から出力されたローカル信号を用いて周波数変換する第1の周波数変換部と、前記帯域通過型フィルタを通過した無線信号を前記位相調整部で位相調整されたローカル信号を用いて周波数変換する第2の周波数変換部と、前記第1の周波数変換部から出力された信号と前記第2の周波数変換部から出力された信号とを合成する合成部と、前記合成部から出力された信号の直流成分近傍を抑圧する直流成分近傍抑圧部と、前記直流成分近傍抑圧部から出力された信号の希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧する低域通過型フィルタと、を備え、前記希望波成分の周波数よりも高い周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるように前記局部発振部の出力周波数を調整する。
上記(1)に記載の無線受信装置では、希望波成分の周波数よりも低い周波数帯に存在する妨害波成分を直流成分に周波数変換するために局部発振部の出力周波数を調整する一方、低域通過型フィルタで希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧するので、受信特性の向上が図れる。具体的には、希望波成分として地上波デジタル音声放送のセグメント1(Seg.1)を受信する場合で、希望波成分の下側に6chアナログテレビ音声搬送波が存在し、上側に8chアナログテレビ映像搬送波が存在する場合、希望波成分に近い6chアナログテレビ音声搬送波に対してローカル信号の周波数を合わせて6chアナログテレビ音声搬送波を直流成分に変換しそれを直流成分抑圧部にて抑圧し、8chアナログテレビ映像搬送波を低域通過型フィルタにて抑圧する。なお、直流成分抑圧部としては、直流カットコンデンサが好適である。
上記(2)に記載の無線受信装置では、希望波成分の周波数よりも低い周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるようにローカル信号の周波数を調整する。
上記(3)に記載の無線受信装置では、希望波成分の周波数よりも高い周波数帯に存在する妨害波成分を直流成分に周波数変換するために局部発振部の出力周波数を調整する一方、低域通過型フィルタで希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧するので、受信特性の向上が図れる。具体的には、希望波成分として地上波デジタル音声放送のセグメント8(Seg.8)を受信する場合で、希望波成分の下側に6chアナログテレビ音声搬送波が存在し、上側に8chアナログテレビ映像搬送波が存在する場合、希望波成分に近い8chアナログテレビ映像搬送波に対してローカル信号の周波数を合わせて8chアナログテレビ映像搬送波を直流成分に変換しそれを直流成分抑圧部にて抑圧し、6chアナログテレビ音声搬送波を低域通過型フィルタにて抑圧する。なお、直流成分抑圧部としては、バンドエリミネーションフィルタ(帯域阻止型フィルタ)が好適である。
上記(4)に記載の無線受信装置では、希望波成分の周波数よりも高い周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるようにローカル信号の周波数を調整する。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線受信装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態の無線受信装置100は、入力端101と、BPF(帯域通過型フィルタ)102と、ミキサ103及び104と、ポリフェイズフィルタ(合成部)105と、直流カットコンデンサ106と、LPF(低域通過型フィルタ)107と、位相器108と、PLL109と、出力端110とを備えて構成される。
入力端101には、図示せぬ受信部より無線信号が入力される。BPF102は、無線信号に含まれる妨害波成分を抑圧する。BPF102にて妨害波成分が抑圧された無線信号はミキサ103及び104夫々に入力される。ミキサ103は、BPF102で妨害波成分が抑圧された無線信号をPLL109からのローカル信号によって周波数変換する。位相器108は、PLL109から出力されたローカル信号の位相を90度ずらす。ミキサ104は、BPF102で妨害波成分が抑圧された無線信号を位相器108で90度位相がずらされたPLL109からのローカル信号によって周波数変換する。ポリフェイズフィルタ105は、ミキサ103及び104夫々から出力されたIF(Intermediate Frequency、中間周波)信号に対しイメージ帯域を除去して合成する。直流カットコンデンサ106は、ポリフェイズフィルタ105から出力された信号の直流成分を除去する。LPF107は、ポリフェイズフィルタ105から出力された信号の希望波成分よりも高い周波数帯の妨害波成分を抑圧する。LPF107を通過した信号は出力端110から出力される。
次に、本実施の形態に係る無線受信装置100の動作を説明する。図2は、無線受信装置100を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント1(Seg.1)を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図である。また、図3は、無線受信装置100を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント8(Seg.8)を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図である。
ここで、無線信号の一例として、図8に示すVHF帯の7chに地上波デジタル音声放送波、6chにアナログテレビ音声搬送波、8chにアナログテレビ映像搬送波が存在する場合を考える。この場合、希望波成分となる地上波デジタル音声放送波の下側に6chのアナログテレビ音声搬送波が存在し、上側に8chのアナログテレビ映像搬送波が存在する関係となる。現在、東京で試験放送がされている地上波デジタル音声放送波を例にとると、8chのアナログテレビ映像搬送波は地上波デジタル音声放送波よりも20dB程度高い電力で東京タワーから送信されており、地上波デジタル音声放送波に対して大きな妨害波となる。同様に6chのアナログテレビ音声搬送波は14dB程度高い電力で送信されており、こちらも大きな妨害波となる。
まずセグメント1(Seg.1)を受信する場合を考える。入力端101に入力された無線信号は、BPF102によって受信波成分の両側に位置する妨害波成分が抑圧される。また、PLL109のローカル信号の出力周波数fLOが6chのアナログテレビ音声搬送波の周波数と同じ周波数になるように調整される。この調整は予めPLL109にその機能を持たせてPLL109自身にて行うか、あるいはCPU(Central Processing Unit)を用いた制御部(図示略)によって行うようにする。このとき図2の(a)に示すように、ミキサ103,104で周波数変換された後のIF周波数fIFが受信セグメントの中心周波数fRFとローカル信号の周波数fLOの差となる。ミキサ103,104で周波数変換され、ポリフェイズフィルタ105で合成された信号は直流カットコンデンサ106に入力される。図2の(b)に示すように6chのアナログテレビ音声搬送波は直流成分と同じ周波数関係となるので、直流カットコンデンサ106により直流成分と共に抑圧される。8chのアナログテレビ映像搬送波はLPF107により抑圧される。
ここで従来技術の図10と比較すると、8chのアナログテレビ映像搬送波については、従来技術ではポリフェイズフィルタ50のイメージ帯域減衰効果を用いて減衰させている。この減衰量はローカル信号の直交誤差等の影響を受けるため、一般に減衰量を30dB程度確保するのが限界となる。一方、本発明の技術では8chのアナログテレビ映像搬送波をLPF107用いて抑圧している。8chのアナログテレビ映像搬送波と受信セグメント(Seg.1)は4.3MHz程度(正確には4.324MHz)離れているので、LPF107のカットオフ周波数を1MHz程度に設定すれば、8chのアナログテレビ映像搬送波の減衰量は容易に30dB以上確保でき、従来技術に対して有利である。
一方、6chのアナログテレビ音声搬送波については、従来技術ではBPF51で抑圧しているが、Seg.1の周波数と6chのアナログテレビ音声搬送波の周波数が0.75MHz(正確には749kHz)しか離れていないため、減衰量を確保することが難しくなる。一方、本発明の技術では、6chのアナログテレビ音声搬送波を直流カットコンデンサ106で抑圧している。一般に直流カットコンデンサによる抑圧量は30dB以上確保できるため、従来技術に対して有利である。
次に、セグメント8(Seg.8)を受信する場合を考える。入力端101に入力された無線信号は、BPF102によって受信波成分の両側に位置する妨害波成分が抑圧される。また、PLL109のローカル信号の出力周波数fLOが8chのアナログテレビ映像搬送波の周波数と同じ周波数に調整される。この調整は、上述したように予めPLL109にその機能を持たせてPLL109自身にて行うか、あるいはCPUを用いた制御部(図示略)によって行うようにする。このとき、図3の(a)に示すように、ミキサ103,104で周波数変換された後のIF周波数fIFが受信セグメントの中心周波数fRFとローカル信号の周波数fLOの差となる。ミキサ103,104で周波数変換され、ポリフェイズフィルタ105で合成された信号は直流カットコンデンサ106に入力される。図3の(b)に示すように8chのアナログテレビ映像搬送波は直流成分と同じ周波数関係となるので、直流カットコンデンサ106により直流成分と共に抑圧される。6chのアナログテレビ音声搬送波は低域通過型フィルタ107により抑圧される。直流カットコンデンサ106は、30dB以上抑圧できるので、従来のポリフェイズフィルタ50で抑圧するよりも大きな効果が得られる。
ここで従来技術の図10と比較すると、6chのアナログテレビ音声搬送波については、従来技術では、上述したようにポリフェイズフィルタ50のイメージ帯域減衰効果を用いて減衰させている。この減衰量はローカル信号の直交誤差等の影響を受けるため、一般に減衰量を30dB程度確保するのが限界となる。一方、本発明の技術では6chのアナログテレビ音声搬送波を低域通過型フィルタ107にて抑圧している。6chのアナログテレビ音声搬送波と受信セグメント(Seg.8)は3.752MHz離れているので、低域通過型フィルタ107のカットオフ周波数を1MHz程度に設定すれば、6chのアナログテレビ音声搬送波の減衰量は容易に30dB以上確保でき、従来技術に対して有利である。
また、8chのアナログテレビ映像搬送波については、従来技術では帯域通過型フィルタ51で減衰させているが、Seg.8の周波数と8chのアナログテレビ映像搬送波の周波数が1.321MHzしか離れていないため、減衰量を確保することが難しくなる。一方、本発明の技術では、8chのアナログテレビ映像搬送波を直流カットコンデンサ106にて抑圧している。一般に直流カットコンデンサによる抑圧量は30dB以上確保できるため、従来技術に対して有利である。
本実施の形態では、Seg.1とSeg.8についてのみ説明したが、その他のセグメントについても適用可能である。例えば、Seg.2〜Seg.4については本実施の形態で説明したSeg.1を受信する方法を適用し、Seg.5〜7については本実施の形態で説明したSeg.8を受信する方法を適用する等の方法が考えられる。
このように本実施の形態の無線受信装置100によれば、希望波成分として例えば地上波デジタル音声放送のセグメント1(Seg.1)を受信する場合で、希望波成分の下側に6chアナログテレビ音声搬送波が存在し、上側に8chアナログテレビ映像搬送波が存在する場合は、希望波成分に近い6chアナログテレビ音声搬送波に対してローカル信号の周波数を合わせて6chアナログテレビ音声搬送波を直流成分に変換しそれを直流カットコンデンサ106にて抑圧し、8chアナログテレビ映像搬送波を低域通過型フィルタ107にて抑圧し、一方、希望波成分として例えば地上波デジタル音声放送のセグメント8(Seg.8)を受信する場合で、希望波成分の下側に6chアナログテレビ音声搬送波が存在し、上側に8chアナログテレビ映像搬送波が存在する場合は、希望波成分に近い8chアナログテレビ映像搬送波に対してローカル信号の周波数を合わせて8chアナログテレビ映像搬送波を直流成分に変換しそれを直流カットコンデンサ106にて抑圧し、6chアナログテレビ音声搬送波を低域通過型フィルタ107にて抑圧する。これにより、従来技術よりも妨害波成分の抑圧量を大きく確保でき、前段の帯域通過型フィルタ102に求められる減衰量が小さくなる。そして、これに伴って通過帯域の損失も小さくできるので、受信感度の劣化を低減することが可能となる。また、抑圧量が従来技術と同程度で良いのであれば、低域通過型フィルタ107やポリフェイズフィルタ105の所要特性を緩和することができ、小型化並びにコスト削減が可能となる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る無線受信装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図4において、前述した実施の形態1の無線受信装置と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の無線受信装置200は、ポリフェイズフィルタ105の後段に直流カットコンデンサ106に代わってバンドエリミネーションフィルタ(BEF、帯域阻止型フィルタ)201を設けた点が実施の形態1の無線受信装置と異なる。
次に、本実施の形態に係る無線受信装置200の動作を説明する。図5は、無線受信装置200を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント1(Seg.1)を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図である。また、図6は、無線受信装置200を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント8(Seg.8)を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図である。
まずSeg.1を受信する動作について説明する。実施の形態1の無線受信装置と動作が異なる点は、PLL109のローカル信号の周波数fLOを6chのアナログテレビ音声搬送波の周波数に近い周波数にする点である。一例として図5の(a)ではローカル信号の出力周波数fLOを6chのアナログテレビ音声搬送波の周波数fRFの下側近傍とする。なお、6chのアナログテレビ音声搬送波の周波数fRFの上側近傍としても良い。ミキサ103及び104で周波数変換され、ポリフェイズフィルタ105で合成された信号はバンドエリミネーションフィルタ201に入力される。図5の(b)に示すように6chのアナログテレビ音声搬送波が直流成分近傍の周波数関係となるので、バンドエリミネーションフィルタ201により直流成分と共に抑圧される。8chのアナログテレビ映像搬送波は低域通過型フィルタ107によって抑圧される。
次に、Seg.8を受信する動作について説明する。実施の形態1の無線受信装置と動作が異なる点は、PLL109のローカル信号の周波数fLOを8chのアナログテレビ映像搬送波の周波数に近い周波数にする点である。一例として図6の(a)ではローカル信号の周波数fLOを8chのアナログテレビ映像搬送波の周波数fRFの下側近傍とする。なお、8chのアナログテレビ映像搬送波の周波数fRFの上側近傍としても良い。ミキサ103及び104で周波数変換され、ポリフェイズフィルタ105で合成された信号はバンドエリミネーションフィルタ201に入力される。図6の(b)に示すように8chのアナログテレビ映像搬送波が直流成分近傍の周波数関係となるので、バンドエリミネーションフィルタ201により直流成分と共に抑圧される。6chのアナログテレビ音声搬送波は低域通過型フィルタ107により抑圧される。なお、本実施の形態における直流成分近傍とは、少なくとも直流成分と希望波成分との周波数差の1/2以下となる範囲で近傍であれば良い。
このように本実施の形態の無線受信装置200によれば、実施の形態1に係る無線受信装置100の直流カットコンデンサ106に代わってバンドエリミネーションフィルタ201を備え、PLL109のローカル信号の周波数fLOを6chのアナログテレビ音声搬送波の周波数に近い周波数に設定した場合には、6chのアナログテレビ音声搬送波をバンドエリミネーションフィルタ201により直流成分と共に抑圧し、一方、PLL109のローカル信号の周波数fLOを8chのアナログテレビ映像搬送波の周波数に近い周波数に設定した場合には、8chのアナログテレビ映像搬送波をバンドエリミネーションフィルタ201により直流成分と共に抑圧するようにした。これにより、上述した実施の形態1と同様に、従来技術よりも妨害波成分の抑圧量を大きく確保でき、前段の帯域通過型フィルタ102に求められる減衰量も小さくなる。そして、これに伴い通過帯域の損失も小さくできるので、受信感度の劣化を低減することが可能となる。また、抑圧量が従来技術と同程度で良いのであれば、低域通過型フィルタ107やポリフェイズフィルタ105の所要特性を緩和することができ、小型化、コスト削減が可能となる。
なお、本実施の形態では、バンドエリミネーションフィルタ201を用いたが、直流成分近傍の周波数成分を抑圧できるフィルタ、例えば高域通過型フィルタを用いても同様の効果を得ることができる。
本発明は、受信信号の感度を劣化させることなく、受信信号の両側に存在する妨害波を確実に抑圧することができるといった効果を有し、地上波デジタル音声放送を受信するラジオなどへの適用が可能である。
本発明の実施の形態1に係る無線受信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線受信装置を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント1を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図 本発明の実施の形態1に係る無線受信装置を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント8を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図 本発明の実施の形態2に係る無線受信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る無線受信装置を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント1を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図 本発明の実施の形態2に係る無線受信装置を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント8を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図 従来の無線受信装置の概略構成を示すブロック図 地上波デジタル音声放送を受信する場合の地上波デジタル音声波とアナログテレビ信号波との周波数間隔を示す概念図 従来の無線受信装置を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント8を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図 従来の無線受信装置を用いて地上波デジタル音声放送のセグメント1を受信する場合の地上波デジタル音声放送波とアナログテレビ妨害波との周波数間隔を示す概念図
符号の説明
100、200 無線受信装置
101 入力端
102 帯域通過型フィルタ(BPF)
103、104 ミキサ
105 ポリフェイズフィルタ
106 直流カットコンデンサ
107 低域通過型フィルタ(LPF)
108 位相器
109 PLL
201 帯域阻止型フィルタ(BEF)

Claims (6)

  1. 第1の周波数帯と、前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯と、前記第1の周波数帯より高い第3の周波数帯とがあり、前記第1の周波数帯に含まれる希望波成分の周波数を受信する無線受信装置であって、
    周波数変換に用いるローカル信号を出力する局部発振部と、
    前記第2の周波数帯および前記第3の周波数帯のうち、前記希望波成分の周波数に近い一方の周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分に周波数変換されるよう前記ローカル信号の出力周波数を調整する制御部と、
    前記局部発振部から出力されたローカル信号の位相を90 度ずらす位相調整部と
    線信号を前記局部発振部から出力されたローカル信号を用いて周波数変換する第1の周波数変換部と、
    前記無線信号を前記位相調整部で位相調整されたローカル信号を用いて周波数変換する第2の周波数変換部と、
    前記第1の周波数変換部から出力された信号と前記第2の周波数変換部から出力された信号とを合成する合成部と、
    前記合成部から出力された信号の直流成分を抑圧する直流成分抑圧部と、
    前記第2の周波数帯および前記第3の周波数帯のうち、前記直流成分抑圧部から出力された信号の前記希望波成分の周波数から離れた他方の周波数帯の妨害波成分を抑圧する低域通過型フィルタと、を備え無線受信装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の周波数帯が、前記第3の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第2の周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分に周波数変換されるよう前記ローカル信号の出力周波数を調整し、
    前記低域通過型フィルタは、前記第2の周波数帯が、前記第3の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第3の周波数帯の妨害波成分を抑圧することを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 前記制御部は、前記第3の周波数帯が、前記第2の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第3の周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分に周波数変換されるよう前記ローカル信号の出力周波数を調整し、
    前記低域通過型フィルタは、前記第3の周波数帯が、前記第2の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第2の周波数帯の妨害波成分を抑圧することを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  4. 第1の周波数帯と、前記第1の周波数帯より低い第2の周波数帯と、前記第1の周波数帯より高い第3の周波数帯とがあり、前記第1の周波数帯に含まれる希望波成分の周波数を受信する無線受信装置であって、
    周波数変換に用いるローカル信号を出力する局部発振部と、
    前記第2の周波数帯および前記第3の周波数帯のうち、前記希望波成分の周波数に近い一方の周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるよう前記ローカル信号の出力周波数を調整する制御部と、
    前記局部発振部から出力されたローカル信号の位相を90 度ずらす位相調整部と
    線信号を前記局部発振部から出力されたローカル信号を用いて周波数変換する第1の周波数変換部と、
    前記無線信号を前記位相調整部で位相調整されたローカル信号を用いて周波数変換する第2の周波数変換部と、
    前記第1の周波数変換部から出力された信号と前記第2の周波数変換部から出力された信号とを合成する合成部と、
    前記合成部から出力された信号の直流成分近傍を抑圧する直流成分近傍抑圧部と、
    前記第2の周波数帯および前記第3の周波数帯のうち、前記直流成分近傍抑圧部から出力された信号の前記希望波成分の周波数帯から離れた他方の周波数帯の妨害波成分を抑圧する低域通過型フィルタと、を備え無線受信装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の周波数帯が、前記第3の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第2の周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるよう前記ローカル信号の出力周波数を調整し、
    前記低域通過型フィルタは、前記第2の周波数帯が、前記第3の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第3の周波数帯の妨害波成分を抑圧することを特徴とする請求項4記載の無線受信装置。
  6. 前記制御部は、前記第3の周波数帯が、前記第2の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第3の周波数帯に存在する妨害波成分が直流成分近傍に周波数変換されるよう前記ローカル信号の出力周波数を調整し、
    前記低域通過型フィルタは、前記第3の周波数帯が、前記第2の周波数帯より、前記希望波成分の周波数に近いとき、前記第2の周波数帯の妨害波成分を抑圧することを特徴とする請求項4記載の無線受信装置。
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