JP4717237B2 - 圧力センサ用ダイヤフラム保護カバーおよび圧力センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液封型の圧力センサに用いられるダイヤフラム保護カバーおよび該ダイヤフラム保護カバーを用いた圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の液封型圧力センサの構成を示す断面図である。
この図に示すように液封型圧力センサは、圧力検出エレメント10と、継手部30と、コネクタ部40とにより構成されている。
圧力検出エレメント10は、金属製のエレメントハウジング11と、エレメントハウジング11の中央開口部12にハーメチック固着されたハーメチックガラス13と、該ハーメチックガラス13に貫通状態でハーメチック装着されたリードピン14、オイル充填用パイプ15、センサチップマウント用ガラス部材16と、前記センサチップマウント用ガラス部材16の上端面に固着された圧力検出用センサチップ17とからなっている。圧力検出用センサチップ17と前記リードピン14とは、図示しないワイヤなどにより接続されており、センサチップ17からの電気信号はリードピン14を介して外部に導出される。
【0003】
また、前記エレメントハウジング11の中央開口部12の上側開口縁部には、金属ダイヤフラム20と、これを覆う連通孔21を有するダイヤフラム保護カバー(フラムカバー)22とが、それらの外周縁部を溶接することで気密に固着されている。エレメントハウジング11の中央開口部12、ハーメチックガラス13および金属ダイヤフラム20とにより、シリコンオイルなどのオイルが封入される液封室23が形成される。
オイル充填用パイプ15は、液封室23にオイルを充填する充填口として使用され、オイル充填完了後に外側のパイプ先端をつぶして密着され、その部分を溶接される。これにより、オイルが液封室23に封止される。
【0004】
圧力検出エレメント10は、Oリング24と共に、継手部30のエレメント収納孔31内に嵌め込まれ、リードピン14に結線材35が導通接続されて、結線材35とコネクタ部40の端子41とが導通接続される。コネクタ部40はOリング25とともに継手部30のエレメント収納孔31内に嵌め込まれ、エレメント収納孔31の開口縁部32がかしめられることにより、圧力検出エレメント10を挟んだ状態で継手部30と固定結合される。
【0005】
継手部30は、センサ取り付け用ねじ部33により被測定部に取り付けられるようになされており、被測定流体圧通路34、前記フラムカバー20の連通孔21を介して、流体の圧力が前記金属ダイヤフラム20に伝達される。金属ダイヤフラム20は極めて薄いため圧力が低下されることなくオイルに伝達され、この圧力により、センサチップ17のシリコンダイヤフラムが変形し、ピエゾ抵抗素子で検出した電気信号が前記リードピン14、端子41を介して外部に取り出されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図3は、前記圧力検出エレメント10を拡大して示した断面図である。
通常、ダイヤフラム20は極めて薄いため、ダイヤフラム20を前記圧力検出エレメント10に溶接する場合は、エレメントハウジング11の開口縁部と金属製のリングによりダイヤフラム20を挟み込み溶接を行う。図中26は溶接部を示している。ここで用いるリングは、フラムに直接不要なものが触れないようにする為にキャップ状にすることが知られている。このキャップ状とされたリングがダイヤフラム保護カバー(フラムカバー)である。
【0007】
図3の断面図に示すように、このフラムカバー22の形状は、通常は、前記ダイヤフラムを挟み込む平坦部(周縁部)と立ち上がり部と平たんな中央部とからなる形状とされているが、溶接を行うことにより、図4に示すように、溶接の歪みにより変形してしまう。すなわち、フラムカバー22の中央部がダイヤフラム側に変形するという現象が発生する。
このように溶接によりフラムカバーが変形することにより、ダイヤフラムとフラムカバーが接近してしまうこととなる。
例えば、前述のように液封室23にオイルが封止されている場合、温度が上昇するとオイルが膨張する。この膨張量をダイヤフラムが吸収するのであるが、ダイヤフラムとフラムカバーが接近しすぎているとダイヤフラムがオイルの膨張を吸収しきれないうちにフラムカバーと接触してしまい温度特性を悪くしてしまうという問題がある。
【0008】
このような問題を解決するために、溶接条件を変えることが考えられるが、現実的には、さほど溶接範囲に余裕がなく管理が困難である。
また、フラムカバーの高さを高くすることが考えられる。この方法は、パッケージの寸法と絞りの深さによっては採用できるが、製品の全高を高くする必要が生じる場合があり、また、フラムカバーを絞り加工で製造する場合には、平坦部が変形したり、絞り部が切れるという問題が生じる。
さらに、フラムカバーを厚くすることが考えられるが、この場合には、溶接の信頼性(溶け込み深さ)に限界がある。フラムカバーが厚いと溶接がヘッダーまで届かないという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、溶接による変形が少ない圧力センサ用ダイヤフラム保護カバーを提供することを目的としている。
また、生産性を落とさずに、温度特性の安定した圧力センサを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の圧力センサ用ダイヤフラム保護カバーは、金属製のエレメントハウジングの中央開口部の上側開口縁部に、金属製のダイヤフラムと該ダイヤフラムを覆う金属製のダイヤフラム保護カバーとが、それらの外周縁部を溶接することで固着されている液封型の圧力センサに用いられる前記ダイヤフラム保護カバーであって、その中央部が、前記ダイヤフラム側と逆側に球状に凸になるように形成されているものである。
また、本発明の圧力センサは、金属製のエレメントハウジングの中央開口部の上側開口縁部に、金属製のダイヤフラムと該ダイヤフラムを覆う金属製のダイヤフラム保護カバーとが、それらの外周縁部を溶接することで固着されている液封型の圧力センサであって、前記ダイヤフラム保護カバーの中央部が、前記ダイヤフラム側と逆側に球状に凸になるように形成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の圧力センサ用保護カバーを用いた圧力検出エレメント10の構成を示す断面図である。この図から明らかなように、圧力検出エレメント10の構成要素は、前述した従来の圧力検出エレメント10と同様である。ただし、本発明においては、ダイヤフラム保護カバー22の中央部が図中上方、すなわち、ダイヤフラムの位置する側と逆側に凸(例えば、半球状)とされている。
溶接によるダイヤフラム保護カバー22の変形の方向は、前記図4に関して説明したように、ダイヤフラム20側方向のみであり一定であった。そこで、本発明では、ダイヤフラム保護カバーの形状をこのように逆側に凸とすることで、変形に強い形状としている。このような形状とすることにより、前記図4に示した溶接による変形を無視できる程度の量(0.05mm程度)に抑えることができた。
このことにより、ダイヤフラム保護カバー22が溶接により変形することがなくなり、ダイヤフラム20との隙間も充分に確保され、パッケージにも問題がない形状が得られる。また、温度特性も安定した製品とすることができる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の圧力センサによれば、フラム溶接によるフラムカバーの変形が抑えられることにより、フラムカバーと金属フラムとの隙間を適正に保つことができ、温度特性を安定させることが可能となる。
また、溶接による歪みを受けてもフラムカバーが簡単には変形しない形状とすると同時に、プレス成形が容易であり、無理の無い形状のフラムカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のダイヤフラム保護カバーを用いた圧力検出エレメントの構成を示す断面図である。
【図2】 従来の圧力センサの構成を示す断面図である。
【図3】 従来の圧力センサにおける圧力検出エレメントの構成を示す断面図である。
【図4】 溶接によりダイヤフラム保護カバーが変形した様子を示す図である。
【符号の説明】
11 エレメントハウジング
12 中央開口部
13 ハーメチックガラス
14 リードピン
16 センサチップマウント用ガラス部材
17 圧力検出用センサチップ
20 ダイヤフラム
21 連通孔
22 ダイヤフラム保護カバー(フラムカバー)
23 液封室
26 溶接部

Claims (2)

  1. 金属製のエレメントハウジングの中央開口部の上側開口縁部に、金属製のダイヤフラムと該ダイヤフラムを覆う金属製のダイヤフラム保護カバーとが、それらの外周縁部を溶接することで固着されている液封型の圧力センサに用いられる前記ダイヤフラム保護カバーであって、
    その中央部が、前記ダイヤフラム側と逆側に球状に凸になるように形成されていることを特徴とする圧力センサ用ダイヤフラム保護カバー。
  2. 金属製のエレメントハウジングの中央開口部の上側開口縁部に、金属製のダイヤフラムと該ダイヤフラムを覆う金属製のダイヤフラム保護カバーとが、それらの外周縁部を溶接することで固着されている液封型の圧力センサであって、
    前記ダイヤフラム保護カバーの中央部が、前記ダイヤフラム側と逆側に球状に凸になるように形成されていることを特徴とする圧力センサ。
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