JP4717121B2 - センサ子局システム - Google Patents

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Description

本発明は、定形或いは不定形の板状或いは立体物の保管棚に保管している物の所在位置や物の有無を検出するセンサ子局システムに関する。
従来、平板状の物品、定形状の物品、或いは不定形の物品の保管や管理において、前記物品の有無や、保管位置を検出することは、これらの物品或いはこれらの物品を使用した製品の製造工程、組立工程、検査工程やこれらの物品の使用時における物の保管や管理を行う上で重要な用件であり、これらの情報をホストシステムや次工程の自動化機械に伝えることによって、製造ラインや検査ライン又は保管管理における工程の自動化を実現することができる。例えば、液晶用ガラスやディスク用ガラス板、プリント基板、或いは半導体基板ウエーハの生産において、棚の物の所在位置や物の有無を検出するセンサ子局システムが使用されている。
あるいは、定形物品や定形の器具の保管管理においても、物品の有無や、保管位置を検出するセンサ子局システムが用いられている。
図1は、センサ子局システムであるが、最上位に他と同一間隔でセンサ子局或いは、反射体を設けた特徴を有する。図1は、保管されている被検出体である液晶ガラス等の間にセンサ子局が割り込む形態で被検出体を検出している例である。図1において、被検出体を検出するセンサヘッドが被検出体の間に割り込む形態で被検出体を検出している例である。
又、例えば、特許文献1には、故障検出回路が記載されており、故障検出回路を有しているが、信号の判定レベルを設定し、検出すべく3レベルの信号比較で故障の判定を行っている。しかるに単に信号レベル設定で、故障検出をする場合、被検出体の外周部の面取り形状による光の乱反射や、被検出体に皮膜の生成が有る無しによる反射光の変化などを伴い、又、多少の位置ずれにより、信号レベルに揺らぎを伴い、正確な故障検出を行うことの難しさが伴う。
特開平05−145389特許文献1は、複数のセンサを並列に接続し、センサから得られた信号を検出する回路に短絡や断線を調べる電気回路を設ける例が記載されている。しかしながら、上記の被検出体に皮膜の生成による色の変化や、外周部の面取り形状による光の乱反射、被検出体の光沢度や、透明度などの変化や、被検出体の位置ずれ、位置ずれが有る場合、ここで設定する故障であるか否か、断線であるか否かの判別基準とすることは難しく、誤判定を生じることが生じえた。つまり、検出出力の波高値があらかじめ設定した閾値との比較であり、被検出体の表面状態の違いであるかなどの条件の変化の場合、真の故障検出や断線の判別が行いにくい問題が生じる。
また、真の故障検出であるのか、ウエーハの位置ずれによるレベル変化による影響であるかの判断もできない。そこで、本件発明では、検出のための複数の発光信号が、被検出体を跨いだ場所にセンサと対抗する反射体として実物体を設け、前記被検出体が存在しない場合、この対抗する反射体を捉え、前記被検出体の有無を判別し、この前記対抗する反射体としての実物体からの反射レベルを閾値より大きく設定し、当該閾値との比較をもとに、故障検出、断線検出を行うことで、故障検出、断線検出を確実にし、更に、被検出体の位置ずれも同時判定すること、温度環境への対応を含め問題解決するものである。
以上に述べた本発明によるセンサシステムやセンサ子局システムは、前記被検出体の間にセンサを割り込ませる場合、あるいは前記被検出体の間にセンサ子局を割り込ませず、近接検出を行う場合の両者において、適用することができる。従来方法では、前記被検出体の種類やわずかな位置ずれによって生じるセンサ信号に対し、故障検出領域に相当する閾値の設定では設定値を決定する判断が難しく、設定作業を難しくさせていた。また、前記被検出体が位置ずれした場合、故障との判別ができない不具合があった。この場合、故障の検出領域の設定が適正でない場合、被検出体の移動時に被検出体と検出ヘッドが衝突する事故が生じ、被検出体を損傷し、或いは、センサを破損するなどの不具合が生じていた。
本発明は、このような従来の構成が有していたセンサの故障や断線の診断における不確実な判定に基づくシステム動作の問題、また、被検出体の位置ずれの場合の不具合や、センサの使用される温度環境から来るセンサ故障や、誤動作を解決しようとするものであり、また、タイミング信号が全センサ子局を経由し、最初の子局に戻ったことでシステムの正常動作を確認し、最初の子局に戻ってこなかった場合には、システムエラーを検出する手段を持ち、これにより、システムの信頼性を高めたセンサ子局システムを実現することを目的とするものである。
また、伝送線の増加を必要とすることなく、所謂省配線システムを構成し、反射体による確実な反射強度を検出することによる故障検出や、位置ずれ検出を実現することを目的とする。また、確実な故障検出を容易に行い、各センサの調整などに著しく時間や労力を払う必要を軽減することを目的とするものである。
又、センサ子局の故障時における保守が断線である場合、保守作業が煩雑になり、作業の時間がかかっていた。又、保守を容易に行える構造にするとともに、センサ子局回路基板とセンサの一体化による小型化、配線の省略、コネクタ接続の省略による信頼性向上と、確実な故障検出回路を構成することにより、迅速な故障診断とセンサシステムの信頼性向上を目的とするものである。
更に、従来の方法では、信号処理も同時に複数のセンサが動作している場合、他のセンサ子局ユニットの光の漏れや、センサ子局近傍の照明などの光による信号ノイズを拾い易く、微調整を要するなどの扱いの煩雑さが伴っていた。又、被検出体の検出感度を上げると他の照明などから来る光を誤って検出し、又、他のセンサ子局の光を拾い誤動作するなどの不具合が発生するため、感度の微調整を要する不具合が生じていたが、本発明は、当該センサ子局の発光輝度を上げ、また、受光感度を上げ、それぞれがタイミング信号を受け取った時のみ発光および受光動作を行うことで、他センサ子局の光の影響を無くし、誤動作を解消することを目的とするものである。
又、それぞれのセンサヘッドは、従来、同時に作動しており、複数のセンサ子局数に比例して、回路の消費電力が増加し、電源容量も増加していた。又、同時にセンサヘッド間の光の回りこみによる誤動作の不具合もあった。
本発明は、上記目的を達成するために、センサと対向する反射体を被検出体を跨いだ位置に具備し、投光する投光素子と被検出体からの反射光を捉える受光素子を複数設けており、それら複数のセンサ出力の論理和或いは論理積をとって被検出体の検出を行うとともに、被検出体が反射体の間にない場合の信号レベルと、故障、断線時における信号レベルを閾値により判別することによって確実な被検出体の有無の判定と、反射体からの信号レベルが弱いか、あるいは信号レベルが無いことによるシステムの故障を検出する。
請求項1には、監視信号と制御信号を伝送する制御センサシステムにおいて、
センサ子局が、反射体を検出したセンサ信号を第一信号として、センサ動作状態の診断を行い、被検出体からの反射信号を第二信号として、被検出体の有無を検出する複数のセンサ子局システムであって、信号強度レベルにより、反射体の検出であるレベルの前記第一信号であるか、被検出体の反射信号である前記第一信号と異なるレベルの被検出体検出信号である前記第二信号であるかを判別し、前記第二信号により被検出体の有無を検出すると共に、被検出体が存在しない場合は、前記第二信号と異なるレベルの検出信号である前記第一信号の検出によって、反射体からの検出信号を検出し、第一信号が検出されない場合に、センサシステムの異常動作を診断し、常に前記第一信号あるいは、前記第二信号のいずれかが検出されることによって、前記センサ子局の正常動作を判定することを特徴とした、センサ子局システムが記載されている。
また、請求項2には、請求項1において、第一のセンサ子局がセンサ動作完了時に生成するタイミング移動信号を第二のセンサ子局のセンサ動作タイミングとして取り込み、センサ動作を行うと共に、センサ子局の動作完了時に第三のセンサ子局にセンサ動作タイミングとしてタイミング移動信号を引き渡し、同様に第四のセンサ子局、第五のセンサ子局へと逐次タイミング移動信号をカスケード接続し、最終センサ子局まで引き渡し、センサ子局が順次動作しながら監視動作を行うことを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項3には、請求項1或いは請求項2において、それぞれのセンサ子局は、タイミング移動信号により作動する発光素子と、発光素子からの放射光を被検出体或いは反射体に反射させた反射光を受光する受光素子信号の周期をタイマ監視し、当該センサ子局の点灯する区間と消灯する区間の繰り返しが、規定時間内であるか無いかにより、動作状態が正常動作状態であるか或いは異常動作状態であるかを個別に判定し、かつ前記タイミング移動信号が全センサ子局をカスケード接続動作させ、最初のセンサ子局が動作した後、逐次センサ子局の動作の起動信号であるタイミング移動信号を受け渡し、最終センサ子局が動作し、最初のセンサ子局にタイミング移動信号が戻るまでの期間をタイマ監視し、規定時間内に最初のセンサ子局に前記タイミング移動信号が戻らない場合、システムのエラー検出を行うことを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項4には、請求項1から請求項3の内、被検出体の間にセンサを割り込ませる方式のセンサ子局システムであって、前記被検出体がセンサの上側に来た場合の検出を行う上向き検出の場合と、被検出体がセンサの下側に来た場合の検出を行う下向き検出の場合において、
前記上向き検出の場合は最終センサ子局の次に反射体を置き、前記下向き検出の場合は最初のセンサ子局の前に前記反射体を置き、これを前記反射体として使用し、上向き検出の場合はそれぞれのセンサ子局の次のセンサ子局を反射体とし、前記被検出物が無い場合の第一信号として、また、前記下向き検出の場合はそれぞれの前記センサ子局の前のセンサ子局を反射体として、前記被検出物が無い場合の前記第一信号として、前記第一信号の有無によってセンサ子局の状態の正常、異常を判定することを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項5には、請求項1から請求項3において、
板状或いは立体物の格納物である被検出体の接近を検出することによって、被検出体の有無を検出することを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項6には、請求項1から請求項3において、
板状或いは立体物の格納物である被検出体の側面を検出することによって、被検出体の有無を検出するセンサ子局システムであって、前記被検出体が存在しない場合、第一信号である反射信号を得るための反射体を被検出体を跨いだ位置に設け、或いは前記を跨いだ位置にある構造物や壁を反射体と見立てて、前記第一信号が得られない場合、当該センサ子局の故障或いは異常状態にあることを検出し、前記センサ子局の診断を行うことを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項7には、請求項1から請求項3において、
板状或いは立体物の格納物である被検出体の近傍にセンサ子局を設け、被検出体の有無を検出するセンサ子局システムであって、前記被検出体が存在しない場合、第一信号である反射信号を得るために、反射体を前記被検出体を収納する収納部位を跨いだ位置に置き、或いは跨いだ位置の収納箱の壁面或いは相当する構造物を反射体として利用し、前記被検出体が存在しない場合の前記第一信号である前記反射信号を得ることを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項8には、請求項6、請求項7において、
センサ子局システムを回転或いは摺動して被検出体側面から離す動作を行うセンサ子局システムである場合、当該センサ子局システムを前記被検出体が無い方向へ、回転或いは摺動した場所に、第一信号である反射信号を得る反射体を設けることを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項9には、請求項1から請求項3と請求項5から請求項8において、 被検出体の一部を棚がけ又は吊り下げ又は局部を保持する保持方法であり、保持部位を避けた前記被検出体側面を検出するために、前記被検出体に対向して具備するセンサ子局の間隔のそれぞれの間に、センサ子局をそれぞれ前記被検出体の検出側面の中央近傍に設け、前記被検出体が位置ずれした場合の、位置ずれ検出することを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
また、請求項10には、板状或いは立体物である被検出体の一部を棚がけ又は吊り下げ又は局部を保持する保持方法であり、保持部位を避けた被検出体側面を検出することによって、被検出体の有無を検出するセンサ子局システムにおいて、
被検出体を検出するために、前記被検出体に対向して具備するセンサ子局の間隔のそれぞれの間に、センサ子局をそれぞれ前記被検出体の側面に設け、正常位置に前記被検出体が保持されていない場合の被検出体近傍に単一あるいは複数のセンサを設け、被検出体が位置ずれした場合の、位置ずれを検出することを特徴とするセンサ子局システムが記載されている。
センサ子局間や、センサ子局システムと親局の間の配線本数を減ずる方法として、電源線にセンサ子局信号を重畳し、それぞれの信号と逐次信号を次に配置したセンサ子局に受け渡す信号の転送方法により、それぞれのセンサ子局間を渡り線で接続する、あるいは、それぞれのセンサ子局間を光により信号伝達する方法を用いることによって、信号線の数を電源線2本にまとめることが可能であり、配線の数を大幅に減ずることが可能となる。
特に半導体工場設備や、液晶工場設備、或いは組み立て工場においては、物の保管や管理状態の把握が重要であり、又、設備の小型化、省スペース化が可能となるため、本発明による改善の如く、配線の省略技術は重要であるが、本発明による故障検出において最終センサ子局のLTセンサ子局投光タイミング信号を最初のセンサ子局に戻す線1本を設けることによりの信号線の増加が隣り合うセンサ子局との渡りを増やすことなく、故障や断線検出を確実に行えるセンサ子局システムを構成することができる。
同時に、センサ子局を被検出体の間に割り込ませない場合には、被検出体に汚染の影響を与えることなく、また、被検出体の移送時の誤差により、センサ子局に被検出体を接触させ、或いはその衝撃により、センサ子局或いは被検出体の損傷を生じることがなく、被検出体の品質劣化防止に役立つ。また、この場合、センサを被検出体の間に割り込ませる必要が無くなるため、センサの厚さ分の空間をさらに省略することが出来るために、設備の小型化が容易になる。
又、それぞれのセンサ子局を時分割して動作させることにより、それぞれの他のセンサ子局からの光の干渉問題が解消でき、同時に回路動作電流の増加を抑えることが可能となり、設備の小型化や設備コストの削減ができると共に、センサ感度を高めるため、投光信号を強めることが前記光の干渉問題を勘案することなく行うことができる。また、受光感度を上げて受光することができる。
それぞれのセンサ子局の時分割動作させることにより、他のセンサ動作の干渉が無いため、投光輝度を上げることにより、外部からの光ノイズの強度比率を改善でき、それぞれの被検出体に対する検出感度を高めることが可能であると共に、複数の投光素子を光源とし及び複数の受光素子よる検出を用いれば、被検出体の検出力を上げ、誤検出や感度不足を改善できるとともに、センサの故障や断線を検出するための反射体まで届く投光素子の投光強度を上げ、反射体からの反射光を受光素子により捉えることが容易となる。
また、それぞれのセンサ子局は、規格化された長さの渡り配線の使用により、接続が同時にセンサ子局の固定を兼ねることが出来るため、配線工数の低減も図ることができる利点も合わせ持つ。一方、複数のセンサ子局を一枚の基板に集合し、配線を固体化したセンサ子局システムでは、更に配線の低減と、接続の固体化による信頼性向上を図ることができる。
また、前記の一枚の基板に集合したセンサ子局システムでは、高温や低温の温度領域で用いられる設備において、センサ子局システムの周辺を冷却や保温を目的として冷却ガスや保温ガスで恒温状態に保つことができる。
更に、設備や、検出体の寸法に合わせ、センサ子局の間隔を自在に変更して設置することもできる。
本発明によれば、センサ子局システムと親局の間の信号線に電源を重畳した通常の2本線を用いて配線を簡素化する所謂省配線の構成において、最終センサ子局のLTセンサ子局投光タイミング信号を最初のセンサ子局に戻す線を設けることにより、戻り信号をタイマ監視し、複数のセンサ子局の投光素子の劣化による動作不良や、受光素子の劣化による動作不良を容易に検出することができる。また、センサ子局系接続不良や断線または短絡故障の発生を容易に検出することが出来る。また、センサ子局システムの故障或いは断線を容易に検出ができるため、センサ子局システムの信頼性を高め、また、故障時のセンサ子局交換や、設置時の動作確認や調整を容易にすることができる。
更に、センサ子局がそれぞれ異なるタイミングで被検出体に対し、投光するタイミングに同期して受光することから、他のセンサ子局信号の影響を全く受けないため、投光量を増大し、高感度の検出が可能であり、更に、同時の投光が無いために、投光時の電力消費を低減することできる効果がある。又、センサ子局間隔は、配線で行う場合において、同一規格の渡り配線で行うため、容易にその間隔を設定変更することができる。隣合わせのセンサ子局間のタイミング信号の伝達を光によって行うことで、更にセンサ子局間の配線を低減することもできる。
また、個別の子局を自由な間隔でDINレールに固定し、設備或いは被検出体に合わせ、設置することが出来る。
以下に本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき説明する。
本発明の実施例を図1から図18によって説明する。
図1に、本発明によるセンサ子局システム10の側面摸式図を示す。
センサ子局A(#0)2、複数のセンサ子局B(#1)3からなるセンサ子局システム10は、複数のセンサ子局を固定する取付け板又は、DINレール6に取り付けられている。センサ子局A(#0)2及びセンサ子局A(#0)2に続く複数のセンサ子局B(#1)3は、取付け板6に固定することにより、各々のセンサ子局を固定する。被検出体1の最大の数に合わせ、当該センサ子局システム10において、検出を開始するセンサ子局A(#0)2及び、複数のセンサ子局B(#1)3を取付け板6にネジ止めによって固定する。ここで、反射体9を付加することで、本発明の全てのセンサ子局に対し、反射体を構成することができる。つまり、センサ子局間に被検出物1が存在しない場合は、次のセンサ子局を反射体として検出し、或いはこの反射体9を検出する。この反射体9はセンサ子局に相当するダミー子局か、反射体でも良いが、センサ子局システム10のセンサ子局であれば、センサ子局が故障した場合の補修部品と反射体9を兼用して使用することが出来るため、迅速な保守のために有効である。
又、反射体9及びセンサ子局の反射面を被検出体1の反射率より高い塗装或いは材質とする方法や、前記反射面を凹面鏡構造とし、受光部に反射光を集光することにより、第一信号の検出信号レベルを被検出体1の検出レベルである第二信号より高めることが出来る。反射体9と被検出体1の反射率が同等である場合、被検出体の反射面形状にもよるが、反射体9の距離が被検出体1と投光素子から離れる距離より遠くなるため、信号レベルは低下する。
図1の場合は、センサ子局A(#0)2及びセンサ子局B(#1)3の上方向の面で被検出物1を検出する構造でセンサが配置されているが、下方向の面で被検出物1を検出する構造であれば、最上部にセンサ子局A(#0)2を使用し、次から下に向かってセンサ子局B(#1)3を使用し、最下部に反射体9を設置する構造となる。図示せず。
すなわち、故障したセンサ子局は、反射体9として使用し、反射体9として取り付けてあった保守用のセンサ子局を保守部品として、使用する。これによって、センサ子局の故障時の部品発注や取り寄せなどの手間が軽減できる。図1は、被検出体1を、センサ子局の間に挟みこんで検出する例である。
被検出体1に検出投光信号5が反射し、この反射光を検出受光信号4として捕らえ、被検出体1の有無を検出する。各々のセンサ子局は、被検出体1の検出結果をD+電源重畳共通データ信号線7とD−電源重畳共通データ信号線8を経由して親局21に伝送する。
また、各々のセンサ子局は、被検出体1が存在しない場合、検出投光信号5が反射体9により反射し、この反射光を検出受光信号4として捕らえ、前記投光素子や受光素子及びそれらを機能させる回路が正常動作している状態を検出することができる。この場合の検出信号のレベルは、前記投光素子や受光素子及びそれらを機能させる回路が正常動作している状態を検出することができる。受光信号のレベルの差で、被検出体1の検出と反射体9の違いを判別する。各々のセンサ子局は、この正常動作している状態の検出信号を、被検出体1の存在情報と同様に、D+電源重畳共通データ信号線7とD−電源重畳共通データ信号線8を経由して親局21に伝送する。
しかし、センサ子局や、前記投光素子や受光素子及びそれらを機能させる回路が正常動作していない場合には、被検出体1や反射体9からの反射信号が親局21に送信されず、親局21は、センサ子局や、前記投光素子や受光素子及びそれらを機能させる回路の異常を検出することが出来る。
図2に被検出体1の側面から被検出体1の存在の有無を検出するセンサ子局システムの斜視図を示す。図2において、それぞれのセンサ子局A(#0)2である2及び、複数のセンサ子局B(#1)3は、定寸のスペーサ10により、等間隔で取付け板6にセンサ子局ベース固定雄ネジ、雌ネジ15によって固定する。また、それぞれのセンサ子局は、バスケーブルコネクタ13を介してセンサ子局間の渡り配線14で接続されている。
センサ子局システムは、取付け板6とそれぞれのセンサ子局を接続するセンサ子局間渡り配線14とバスケーブルコネクタ13、スペーサ12、センサ子局ベース11、及びセンサ子局ベース固定雄ネジ、雌ネジ15で構成される。図2においても、反射体9を被検出体1の側面から被検出体1の奥行き方向を跨いだ位置に設けている。
この場合も図1の被検出体1を、センサ子局の間に挟みこんで検出する例と同じく、被検出体1が存在しない場合、反射体9からの反射信号を検出することにより、センサ子局や、前記投光素子や受光素子及びそれらを機能させる回路の異常を検出することができる。
すなわち、反射体9からの検出信号を検出し、第一信号が検出されない場合に、センサシステムの異常動作を診断し、常に前記第一信号あるいは、前記第二信号のいずれかが検出されることによって、前記センサ子局の正常動作を判定する。
この場合、図1の被検出体1を挟み検出する場合と比較し、投光素子や受光素子と反射体9の距離が長くなるが、投光輝度を上げる又は、受光感度を上げる調整により、前記第一信号の検出能力を上げ、正常或いは異常状態を容易に検出することが出来る。
又、特別に反射体9を設けない場合においても、被検出体1のケースであるカセットケースの壁面やケース壁面と同等に扱うことができる周辺構造物を反射体9として利用し、その反射信号を第一信号とすることも可能である。また、反射体9の受光部を凹面加工し、反射光を受光素子に集光させ、検出感度を上げることも可能である。図示せず。
図3に、センサ子局10をDINレール6に固定する例の模式図を示す。図3のでは、図1、図2の取付け板6がDINレール6に置き換えられたものである。DINレール6は、自在穴16に固定ネジを通して設備本体などに固定することによって、容易に取付けを行うことができる。センサ子局はバスケーブルコネクタ13を介してセンサ子局モジュール間渡り配線14で接続される。
実際の使用においては、25セット、32セット、50セットなど、多数のセンサ子局を取付け使用するが、説明を容易にするため、数を減らして、図示したものである。標準のDINレールに容易に取付けができ、長さ方向に必要数取付けることによって、自在に長さ、間隔を設定することが出来る。
図2の場合と同様に反射体9を被検出体1の側面から被検出体1の奥行き方向に跨いだ位置に設けている。反射体9からの検出信号を検出し、第一信号が検出されない場合に、センサシステムの異常動作を診断し、常に前記第一信号あるいは、前記第二信号のいずれかが検出されることによって、前記センサ子局の正常動作を判定する。
図1と同様に、最下端に使用されるセンサ子局A(#0)2のみ、信号の伝送回路がその上部に配置されたセンサ子局B(#1)3と異なる。
センサ子局A(#0)2は、回路図9が用いられる。センサ子局B(#1)3の回路構成図を図11に示す。
図1から図3において、最下端又は最上端の信号検出開始子局に使用されるセンサ子局A(#0)2のみ、信号の伝送回路がその上部或いは下部に配置されたセンサ子局B(#1)3と異なる。
図13に、センサ子局10の側面に取付けられた検出投光素子56であるLEDs1からLEDs4と検出受光素子57であるPHTRs1からPHTRs4の配置例の模式図を示す。被検出体1は、投光用LED53からの投光された光を反射し、その反射光を受光用フォトトランジスタPHTRs54によって捕らえ、被検出体1の存在場所や被検出体1の有無の検出或いは反射体9からの反射信号を検出する。この場合、検出投光素子56であるLEDs1からLEDs4と検出受光素子57である受光用フォトトランジスタPHTRs4PHTRs1からは、被検出体1の種類によって取付け数を加減することにより、最適検出感度を得ることができる。
図4に、本発明におけるセンサ子局システムの全体構成を示すブロック図を示す。親局21は、ホストシステムである制御部18と信号を授受し、親局21は、複数のセンサ子局システム10をD+電源重畳共通データ信号線7、D−電源重畳共通データ信号線8を介してホストシステムへのデータ信号の中継を行う。親局21は、制御部の入力ユニット19へセンサ子局10からのセンサ信号を並列信号として送出し、また、制御部18の出力ユニット20からの並列信号を受信する構成になっている。センサ子局は、例えば被検出体の一部を棚がけ又は吊り下げ又は局部を保持する保持方法棚に保管された、立体物である板状被検出体1の側面、或いはガラスや、プラスチック、半導体基板である板状被検出体1の側面に対向して配置されており、被検出体の有無を検出する。
前記センサ子局システムはD+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8に接続され、更に親局21と接続され、制御部18の入力ユニットおよび出力ユニットとデータのやり取りのための接続を示すブロック図を示す。
図5に制御部18及び親局21とセンサ子局子局システム10の機能ブロックを示す。親局21と制御部18は、親局受信信号22、親局送信信号23によりそれぞれパラレル信号の授受を行っている。
図5における親局21および制御部とセンサ子局子局システム10の接続構成を示す。親局21は、複数のセンサ子局からのセンサ子局情報をD+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8から受け取る。センサ子局システム10は、複数のセンサ子局2および3からなり、センサ子局間バスケーブルユニット24により各々のセンサ子局が接続され、センサ子局間をLTタイミング移動信号線25により順次接続している。各々のセンサ子局の、動作のタイミングは、このLTタイミング移動信号線25からのLTセンサ子局投光タイミング信号65によって設定される。
また、最終のセンサ子局B(#1)3の動作が完了すると、センサ子局のLTセンサ子局投光タイミング信号65は、LT戻り信号線26を経由して、センサ子局A(#0)2に戻す構成となっている。この戻り信号であるLTRタイミング信号転送信号64を図9のTonタイマ3によってタイマ監視し、例えばタイマ監視時間である100msを越えた場合、戻り信号の異常を検出し、システムアラームであるSA信号73を発生し、システム異常表示74を作動させ、システム異常を知らせることができる。
LTセンサ子局投光タイミング信号65は、隣接するセンサ子局間を発光素子から投光し受光素子で光信号受光する方法で繋ぐこともできる。図5の場合、複数のセンサ子局A2(#0)、センサ子局B3(#2)、センサ子局B3(#3)からセンサ子局B3(#n)のn個のセンサ子局が1つのセンサ子局システム10を構成する。
図6に、制御部18及び親局21内部の機能ブロックを示す。
親局21は、制御部18の入力ユニット19へセンサ子局から受けた直列信号を直列・並列変換し、親局送信信号23として送出する入力データ部27と、制御部18の出力ユニット20から親局受信信号22として受けた並列信号を並列・直列変換し、親局21に信号を取込む出力データ部28により制御部18から親局21へ信号の授受を行っている。また、親局21は、タイミング発生手段29を有し、センサ子局システム10の全体に係わる基本信号であるクロック信号の発生を行い、当該クロック信号は、伝送信号のスタートを示すスタート信号の生成し、制御部18との信号授受に係わる信号変換の基準信号を兼ねている。制御データ発生手段30とラインドライバ32は親局出力部31を構成している。ラインドライバ32はDC電源30から電源供給を受け、D+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8を経由し、システム全体に信号と共に電源を供給する。
また、親局21の親局入力部36は監視信号検出手段35と監視データ抽出手段34で構成し、入力データ部27へと信号を送出する。監視信号検出手段34は、D+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8を経由して伝送されて来た監視信号を抽出する。すなわち、センサ子局システム10から送出された一群のセンサ子局から得られた被検出体1の存在或いは不存在情報であるデータ信号を検出する。また、親局21は、伝送ブリーダ電流回路37を有する。
親局21のインタフェイス回路である伝送ブリーダ電流回路37は、親局出力部31内のラインドライバ32に接続されている。そして制御データ発生手段30から受けた制御データをタイミング発生手段29から送られて来るクロック信号と共に外部信号接続部(D+側)38を経由して、D+電源重畳共通データ信号線7に又、外部信号接続部(D−側)39を経由してD−電源重畳共通データ信号線8に送出する。
ラインドライバ32は、親局入力部36の監視信号検出手段35に受信したデータ信号を渡し、監視データ抽手段34は、タイミング発生手段29から受けたクロック信号と同期して監視データ信号を得る。この監視データ信号を入力データ部27に渡し、制御部18の入力ユニット19に親局送信信号23として伝送する。一方、制御部18の出力ユニット20は親局受信信号22を親局21の出力データ部28に伝達する。親局受信信号22の信号成分をタイミング発生手段29から受けるクロック信号により親局出力部31の中の制御信号発生手段30において制御データを発生し、ラインドライバ32を介して、外部信号接続部(D−側)39を経由してD−電源重畳共通データ信号線8に送出する。
図7は、図6における親局21の内部の詳細な構成をブロック図に示したものである。親局21は、制御部18の入力部19に監視データ抽出手段34から受けた直列データ信号を入力データ部27においてシフトレジスタにより、直列・並列変換し、入力ポートi番“0”40から入力ポートi番“31”41の入力ポートを介して親局送信信号23として、送出する。一方、制御部18の出力ユニット20から親局21に送出される親局受信信号22は、出力ポートp番“0”42から出力ポートp番“31”43を経由して、出力データ部28にて、並列データを直列に変換し、制御データ発生手段30に取込む。
タイミング発生手段29は、Dckクロック信号44を出力データ部28に送り、また、STスタート信号46を制御データ発生手段30に、またDickデータ入力クロック信号54を入力データ部27に送出する。監視データ抽出手段34と監視信号検出手段35からなる親局入力部36は、監視信号検出手段35にて、監視信号を検出し、インバータ52経由で監視データ抽出手段34のフリップフロップにDiip信号53として送出する。
親局21から各センサ子局に送出する信号は、外部信号接続部(D+側)38と外部信号接続部(D−側)39からそれぞれD+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8に送出される。
出力データ部28は、制御部のインタフェイスとして受けたデータを並列・直列変換し、D直列データ信号45として制御データ発生手段30に送出し、制御データPck信号48としてラインドライバ32から外部信号接続部(D−側)39を経由してD−電源重畳共通データ信号線8に送出する。
タイミング発生手段29を用いて、出力データ部28の並列・直列変換のプリセット信号とすると共に、入力データ部27の直列・並列変換入力データ部シフトレジスタのプリセット信号となる。
伝送ブリーダ電流回路37は、D+電源重畳共通データ信号線7とD−電源重畳共通データ信号線8に並列に接続されている。ラインドライバ32の出力電流とブリーダ電流回路から流れ出るIp信号49とIis電流信号51の合成電流がIs電流信号50として監視信号検出手段35の回路に流れる。監視信号がIs電流信号50から検出され、インバータ52を介して監視データ抽出手段34であるフリップフロップにDiip信号53として伝達される。前記フリップフロップの出力から入力データ部にDiisデータ入力監視信号47を伝える。
各センサ子局の状態信号である直列のDiisデータ入力監視信号47は、一旦入力データ部27のシフトレジスタに蓄えられる。直列データであるシフトレジスタの各セルのデータを、そのまま並列データとして、入力ポートIN0i番“0”40から入力ポートIN31i番“31”41に渡し、制御部の入力ユニット19に対し、並列データとして送出する。一方、制御部の出力ユニット20から送出された親局受信信号22を、出力ポートOUT0p番“0”42から出力ポートOUT31p番“31”43に送り込み、出力データ部28内部で並列データを直列変換し、D直列データ信号45として、制御データ発生手段30に送出する。親局21は、ここに記載の如く、複数のセンサ子局から送られてくる監視信号を制御部に伝達すると共に、親局からのデータにより、子局センサシステムへの制御信号を伝達する機能を果たす。
図8に、図7における親局21の配線機能ブロック図の各部の信号波形を示す。Dckクロック信号44は、STスタート信号46の立ち上がり信号の後、次のスタート信号の立ち上がりまでの間、一定周期のクロック信号を継続的に送出する。Dickデータ入力クロック信号54は、入力データ部27の信号処理の行うためのクロック信号である。Dickデータ入力クロック信号54は、Dckクロック信号44のクロック開始点よりクロック一周期分遅れて開始、クロック終止点より一周期手前で終了する。入力データ部27は、監視データ抽出手段34からのセンサ子局システムの監視信号を待って信号処理をする。
Diisデータ入力監視信号47は、監視信号が“0”、“1”、“0”、“1”の状態である場合の信号事例を示す。Pck信号48は、Dckクロック信号44の逆相を呈するクロック信号であり、ラインドライバ32からD+電源重畳共通データ信号線7、D−電源重畳共通データ信号線8に送出され、センサ子局の監視状態信号処理を行う。Diip信号53は、監視信号検出手段35において検出された監視信号をインバータ52で反転させた入力電流信号であり、監視データ抽出手段であるフリップフロップの入力に監視信号情報を伝達する。当該監視データ抽出手段34であるフリップフロップには、Dickデータ入力クロック信号54に同期し、Diisデータ入力監視信号47を入力データ部27に送出する。Ip信号電流49は、D+電源重畳共通データ信号線7、D−電源重畳共通データ信号線8に載っている信号に従い流入する伝送ブリーダ電流回路の信号電流である。このようにして、親局21はセンサ子局からの監視信号を得て、制御部にセンサ子局システムの情報を受け渡す。
図9に、センサ子局A(#0)2の内部の機能ブロック及び配線図を示す。センサ子局A(#0)2は、センサ子局システム10において、最下端または最上端或いは当該センサ子局システムの検出開始点であるセンサ子局に使用するセンサ子局の回路構成である。
D+電源重畳共通データ信号線7、D−電源重畳共通データ信号線8間にツェナーダイオードと直列に接続した抵抗端からCKセンサ子局クロック信号58を生成し、当該センサ子局A(#0)2の中で使用される基本クロック信号としている。
センサ子局A(#0)2において、LT1投光タイミング信号60を自局内で発生する機能を有している。受光回路55において、被検出体1を検出するLED検出投光素子56から発せられた検出投光信号5をPHTRs受光用フォトトランジスタである検出受光素子57により検出受光信号4を受光する。この検出受光信号4は、被検出体1が存在する場合は、その存在を示すレベルで受光し、被検出体1が存在しない場合には、次のセンサ子局のケースである次コーム或いは反射体9からの反射光を受光する。
そして、被検出体1の有無の状態あるいは、反射体9あるいは次のセンサ子局ユニットの反射による検出受光信号4を得て、検出信号レベル差により、コンパレータCMP1により被検出体1の有無をS1信号61として判定し、コンパレータCMP2によって反射体9の反射信号レベルをS2信号71として判定する。反射体9の反射信号レベル検出結果は、信号間隔をタイマ監視するTon1タイマ75とNAND回路介してタイマ監視するTon2タイマ75で監視する。このとき、検出投光信号の点灯継続故障や検出受光素子57の短絡故障が生じる場合と、検出受光素子57の断線や検出投光素子56断線故障が生じる場合がある。そこで、S2信号71の監視は、そのままTon1タイマ75で監視する場合とNAND回路介してタイマ監視するTon2タイマ75で監視する場合の2通りのタイマ監視を行い、S2信号71が継続して“LOW”状態となる断線故障やS2信号71が継続して“High”状態となる短絡故障何れの場合においてもセンサ子局ユニットが故障したことを示すUA信号69としてセンサ異常表示68を駆動するトランジスタに接続している。又、同時にUA信号69をNOT回路経由し、センサ子局A(#0)2の出力前のANDゲートの入力として、UA信号69が生成された時の出力を禁止するとともに、前記NOT回路の出力をLT1投光タイミング信号60の出力前のAND回路の入力の一方に加え、検出投光信号の点灯継続故障や検出受光素子57の短絡故障の場合のLT1投光タイミング信号60の出力の禁止を行っている。
コンパレータCMP1により被検出体1の有無を判定したS1信号61は、フリップフロップD端子の入力となり、フリップフロップ出力として、検出時の動作状態を示すLEDセンサ動作表示66によって確認する。
センサ子局A(#0)2のセンサ動作が終了した後、次のアドレスに相当するセンサ子局B3(#3)に対し、LTセンサ子局投光タイミング信号65を送信し、続くセンサ子局B3(#3)のAD信号78の端子に動作開始信号を伝達する。ツェナーダイオードZDは、21Vを閾値として、これ以上の電圧時にクロックを検出し、センサ子局のCKクロック信号58を得る。
又、子局制御電源CVは、センサ子局A(#0)2の制御電源を形成する。
センサ子局CKクロック信号58を、トランジスタTRcにより増幅し、その出力信号の一部がインバータを介し、コンデンサに充電電流として流れ、時定数3t信号を得る。
一方、前記充電電流により昇圧するとダイオードの順方向電圧(約0.7V)以上では、t/4信号電流がながれ、その瞬間フリップフロップの入力信号であるセンサ子局のSTスタート信号59となる。
STスタート信号59とクロック信号を受けたフリップフロップは、当該フリップフロップの出力として、LT1投光タイミング信号60を送出する。
LT1投光タイミング信号60を、トランジスタTRlにより増幅し、検出投光素子56に直列に接続し、検出投光信号5が投光する。
検出投光信号5を被検出体1あるいは、反射体9によって反射させた反射光を検出受光信号4として、検出受光素子57により検出し、同一利得のオペアンプOPA1およびオペアンプOPA2によりの入力電圧が増幅し、コンパレータCMP1及びコンパレータCMP2によりそれぞれ異なる閾値と、検出受光素子57の検出信号を比較する。
被検出体1の反射信号である信号強度レベルの高い信号の検出結果であるコンパレータCMP1の出力をS1信号61として得ると共に、反射体9の反射信号である信号強度レベルの異なる信号の検出結果であるコンパレータCMP2の出力であるS2信号71を得る。
S1信号61は、フリップフロップのD端子に接続し、S1信号61とLT1投光タイミング信号60の論理積信号を得るANDゲート出力をフリップフロップのS端子に接続する。
また、当該フリップフロップのCK端子には、LT1投光タイミング信号60を接続しており、当該フリップフロップの出力であるQ端子からSD信号62を得る。SD信号62は、被検出体1の検出信号であるレベル信号である。
当該SD信号62をベース入力とするトランジスタTRのエミッタ出力がセンサ動作表示LED66のアノードに接続しており、センサ動作表示を行う。
また、反射体9の反射信号である信号強度レベルの異なる信号の検出結果であるコンパレータCMP2の出力をS2信号71の一方は、Ton1タイマ75の入力となり、100msの遅延信号であるTon1出力76としてORゲートの一方の入力となり、もう一方のS2信号71は、NOT回路を経て、Ton2タイマ75の入力となり、Ton2タイマ72として先のORゲートのもう一方に接続する。当該ORゲート出力がセンサ異常警報信号であるUA信号69として、トランジスタTRのゲートをONさせて、センサ動作表示LED66を点灯させ、当該センサ子局2の異常表示を行う。
ちなみに、Ton1タイマ75、Ton2タイマ75、Ton3タイマ75の時限設定を仮に100msとしているのは、当該センサ子局システム10を構成する全てのセンサ子局を信号が一巡する時間より長い時間とするためである。従って、センサ子局の数が少ない場合、センサ子局システム10をタイミング移動信号が一巡するサイクルは当然に短くなり、Ton3タイマ75の時限設定は更に短くすることが可能である。
また、センサ異常警報信号であるUA信号69は、NOT回路を経由し、4入力アンドゲートの第1の入力とし、SD信号62を4入力アンドゲートの第2の入力とし、CK信号58の増幅信号であるトランジスタTRcのコレクタ出力を4入力アンドゲートの第3の入力とし、LT1投光タイミング信号60を4入力アンドゲートの第5の入力とするアンドゲートの出力信号であるDip信号63を得る。Dip信号63は、トランジスタTRiのゲートに接続しており、センサ子局A(#0)2の出力トランジスタTRiのコレクタ出力を得る。
出力トランジスタTRiのコレクタ出力信号は、D+電源重畳共通データ信号線7から親局21に向けセンサ子局A(#0)2の被検出体1の存在状態の監視結果として伝送する。
図10に、図9に示すセンサ子局A(#0)2内部の各部の信号のタイミングチャート図を示す。伝送ラインであるD+電源重畳共通データ信号線7とD−電源重畳共通データ信号線8間には、ピーク電圧24Vのパルス信号電圧が重畳されており、21Vをスレショールド電圧として、センサ子局CKクロック信号58を検出する。
センサ子局のCKクロック信号58の最初の立下りおよびセンサ子局のSTスタート信号59の反転信号がLT1投光タイミング信号60のオンタイミングとなり、又、クロックの1周期後の立下り信号によってLT1投光タイミング信号60がオフとなることを示している。
コンパレータ出力信号であるセンサ子局A(#0)2のS1信号61と、センサ子局A(#0)2のSD信号62とDip信号63のタイミングを、図10のタイミングチャートに示す。
図11に、センサ子局B(#1)3の回路図を示す。センサ子局B(#1)3は、センサ子局で最下端または最上端或いは最初のセンサ子局のみの用いるセンサ子局A(#0)2に対し、それ以外のセンサ子局となる。センサ子局B(#1)3は、最下端或いは最初のセンサ子局のみのセンサ子局A(#0)2あるいは、当該センサ子局B(#1)3よりアドレスの若いセンサ子局B(#1)3からLT1投光タイミング信号60をAD信号78として受信し、当該センサ子局B(#1)3の作動を開始する。アドレスの若いセンサ子局B(#1)3或いは、センサ子局A(#0)2からLT1投光タイミング信号60をAD信号78として受け取った当該センサ子局B(#1)3は、当該センサ子局B(#1)3の駆動信号としてフリップフロップのD端子の入力信号とする。
フリップフロップは、当該AD信号78およびセンサ子局B(#1)3のCKクロック信号58をトランジスタTRc経由で受けたタイミングで続くセンサ子局のAD信号78となるLT1投光タイミング信号60を生成する。その後の回路動作は、前記センサ子局A(#0)2と同様であるので、全ては記載しないが、コンパレータ出力信号であるセンサ子局B(#1)3のS1信号61は、フリップフロップの入力信号となり、センサ子局B(#1)3のSD信号62は、LEDセンサ動作表示66をドライブするTRトランジスタの駆動信号となる。Dip信号63は、当該センサ子局B(#1)3の出力信号をD+電源重畳共通データ信号線7とD−電源重畳共通データ信号線8に送出するためのトランジスタTRiのドライブ信号となる。図11において、センサ間タイミング信号転送回路79は、アドレス番号の若いセンサ子局から送出されたAD信号78を受け、当該センサ子局が動作すると同時に、ANDゲート67を介して次ぎのアドレスのセンサ子局にLTセンサ子局投光タイミング信号57を送出する回路である。
この時、UA信号69が発生していれば、NOT回路を経由してANDゲート67の一方の入力となっているため、センサ異常時のLTセンサ子局投光タイミング信号57は阻止され、次のセンサ子局にLTセンサ子局投光タイミング信号57を送出することは禁止される。
図12に、図11に示すセンサ子局B(#1)3内部の各部の信号をタイミングチャートに示す。
センサ子局B(#1)3のCKクロック信号58は、前記センサ子局A(#0)2の動作と同様に、伝送ラインから21Vをスレショールド電圧としてクロック信号として検出したものである。AD信号78は、当該センサ子局B(#1)3のアドレス信号であり、フリップフロップを経由して当該センサ子局B(#1)3のLT1投光タイミング信号を生成する。
図12において、LT1(#1)、LT1(#2)、LT1(#3)、・・・・・LT1(#n)は、当該センサ子局B(#1)3の投光タイミング信号LT1(#1)とした時、これに続くセンサ子局B(#1)3の投光タイミング信号LT1(#2)、その次のセンサ子局B(#1)3の投光タイミング信号LT1(#3)およびn番目のセンサ子局B(#1)3の投光タイミング信号LT1(#n)を示す。
センサ子局B(#1)3のS1信号61は、投光タイミング信号LT1(#1)の立ち上がり後にオンとなり、CKクロック信号58の一周期の立下りと共に立ち下がる。センサ子局B(#1)3のSD信号62は、センサ子局B(#1)3のS1信号61と共に立ち上がる。Dip信号63は、センサ子局B(#1)3のS1信号61と共に立ち上がり、クロック半サイクルで立ち下がる。
図13に、センサ子局の4個の投光用LEDs1〜LEDs4である検出投光素子56と6個の受光用フォトトランジスタPHTRs1〜PHTRs6である検出受光素子57を交互に水平方向に配列し、この配列を垂直方向に2段重ねた構造のセンサ子局の構造を示す。この場合、被検出体1の近傍から検出を可能としており、センサ子局やセンサ部を被検出体1の間に割り込ませる構造とする必要がない特徴を有する。従って、センサ子局の厚さ及びセンサ子局と被検出体1の間の空隙が必要なくなり、被検出体1の間隔を狭めて配置することができる。このことから、従来のセンサ子局を使用した子局システムに比較し、厚さ方向全体が小型化できる。また、当該検出投光素子56と検出受光素子57により、被検出体1の遠方に配置された反射体9の検出も同時に行うことができる。
図14に、センサ子局の近傍から被検出体1への投光信号5及びに被検出体からの反射である検出受光信号4の状態を模式図として示す。図14において、センサ子局2または3は、被検出体1の外周周辺近傍に位置し、検出投光信号5が被検出体1の近傍で反射し、検出受光信号4として、センサ子局に受光される様子の模式図を示す。被検出体1の種類や形状に対して、更に検出感度や検出精度を得るために、LED投光用検出投光素子56或いはPHTRsフォトトランジスタである検出受光素子57の数を被検出体1の厚さ方向或いは外周方向に増設することができる。
また、被検出体1が存在しない場合、投光信号5は、反射体9に反射し、反射体9からの信号を検出受光信号4として捉えることができる。
図15に、本発明における複数のセンサ子局の機能ブロック図を示す。
図において、上部の第一のブロックが、センサ子局A(#0)2のブロック図である。D+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8に接続した電源回路33が、電源を重畳した共通のデータ信号線から当該センサ子局A(#0)2が必要とする電力を生成する。また、D+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8に接続したスタートパルス検出回路81が親局21から伝送されて来る一連のパルス信号の中からパルス幅の長いスタート信号を検出し、当該センサ子局A(#0)2の作動を開始する。スタート信号に続くパルスを、タイミング移動信号発生回路83に受け渡し、LT1投光タイミング信号60を生成してパルス点灯回路85を介して、検出投光素子56を点灯させる。
検出投光素子56から投光した検出投光信号5は、被検出体1或いは、反射体9により反射した検出受光信号4として検出受光素子57から、受光回路86に渡す。受光回路89が受けた反射体9からのレベルの反射信号を、第一に第1反射信号検出回路88に受け渡し、反射体9からのレベルの反射信号を第一の閾値にて検出し、監視タイマ75において、パルス間隔を監視する。第1反射信号検出回路88内部の監視タイマであるTON1タイマ75、Ton2タイマ75においてパルス間隔が規定値を越えた場合、センサ異常表示68を作動させると共に、禁止回路84を作動させる。
この異常検出した場合において、禁止回路84は、タイミング移動信号発生回路83から送出されたLT1投光タイミング信号60を次のセンサ子局にカスケード接続して転送することを禁止する。
受光回路86が受けた反射体9からのレベルの反射信号を、第一に第1反射信号検出回路88に受け渡し、被検出体1の反射信号であるレベルの反射信号を第二の閾値以上であるかにより検出し、被検出体1の有無を検出する。前記の検出信号は、センサ動作表示66に受け渡し、センサ動作表示を行うと共に、禁止回路82を経て、電流出力回路80を経由してD+電源重畳共通データ信号線7およびD−電源重畳共通データ信号線8から親局21にセンサ子局A(#0)2の検出データを送出する。この場合、センサ異常を検出した場合、当該センサ子局A(#0)2からの電流出力信号の出力を禁止回路82によって禁止する。
センサ子局A(#0)2は、当該センサ子局システム10を構成する最終のセンサ子局B3からのLTRタイミング信号転送信号64を監視するタイミング移動監視タイマであるTon3タイマ75でパルス間隔を監視する。LTRタイミング信号転送信号64のパルス幅が規定値を越えた場合、当該センサ子局システム10を構成するセンサ子局A(#0)2或いは複数のセンサ子局B(#1)3の内のいずれかの子局が異常状態であることを、システム異常表示74の回路によって表示する。
図15において、中断の第二のブロックが、センサ子局A(#0)2に続くセンサ子局B(#1)3のブロック図であり、センサ子局A(#0)2の回路構成の内、スタートパルス検出回路81、システム異常表示74、タイミング移動監視タイマを除く回路構成である。センサ子局B(#1)3は、センサ子局A(#0)2から出力されたLTセンサ子局投光タイミング信号65をAD信号78としてタイミング移動信号発生回路83で受ける以外の動作は、センサ子局A(#0)2と同一であり、説明を省く。
図16に、本発明におけるセンサ子局の故障状態別のタイミングチャートを示す。図において、上段のタイミングチャートは、センサ子局(#)すなわち、センサ子局において発光ダイオードであるLEDsショートモード故障(短絡故障)或いは、フォトトランジスタPHTRsのショートモード故障(短絡故障)の場合のいずれかの短絡故障状態のタイミングチャート図を示す。図において、当該故障モードの発生時点を故障Aで示す下向き矢印として示している。正常状態において、CKセンサ子局クロック信号58のスタート信号である、長いパルス幅のパルス後に、S2信号71すなわち、被検出体1からの高いレベルの反射信号或いは、反射体9により反射した低いレベルの反射信号を検出受光信号4として受ける。
S2信号71は、1クロックサイクルのパルスを形成する。当該S2信号71を受けたタイマTon1の動作は、その1クロックサイクルのパルスの間、作動していることを波線が示す。同じく、タイマTon2は、NOT回路を経由して作動するため、先の1クロックサイクルのパルスの間、作動を停止し、その後再び作動し続ける。この状態下では、タイマTon1の出力信号であるTon1出力信号76も、タイマTon2の出力信号であるTon2出力信号72も無く、従って、ORゲートの出力信号であるユニット警報信号であるUA信号69は、“LOW”状態のままである。
故障Aの発生時点において、S2信号71は、ONの状態が続く。本来、正常状態において、破線が示す1クロックサイクルのパルスを発生するはずであるがON状態を継続するため、タイマTon1は、100mS後立ち上がり、Ton1出力信号76が“High”状態となる。一方、タイマTon2の出力信号であるTon2出力信号72は、作動停止状態を維持する。従って、ユニット警報信号であるUA信号69は、Ton1出力信号76とTon2出力信号72のORゲートの出力として、“High”となり、センサ異常表示68が作動する。
16図において、中段のタイミングチャートは、センサ子局システム(#)すなわち、最初のセンサ子局システムにおいて発光ダイオードであるLEDsオープンモード故障(断線状態故障)或いは、フォトトランジスタPHTRsのオープンモード故障(断線状態故障)の場合の故障状態のタイミングチャート図を示す。すなわち、図の左側のタイミングチャートは、上段の左側のタイミングチャートと同じく、正常状態における動作状態を示している。図において、右側の当該故障モードの発生時点を故障Bで示す下向き矢印としている。オープンモード故障(断線状態故障)である故障Bが発生しなければ、S2信号71は、破線の如くなる。
しかし、オープンモード故障(断線状態故障)である故障Bの発生により、S2信号71は、“LOW”状態のままであるため、タイマTon1の出力であるTon1出力信号76は、“LOW”状態のままである。一方、タイマTon2の出力信号であるTon2出力信号72は、100mS後に時限作動状態として、立ち上がりUA信号69は、Ton1出力信号76とTon2出力信号72のORゲートの出力として、“High”となり、センサ異常表示68が作動する。
16図において、下段のタイミングチャートは、センサ子局システム(#)すなわち、最初のセンサ子局システムにおいてシステム故障(すなわち、一群のセンサ子局で構成するセンサ子局システムの何れかのセンサ子局が故障した状況下である)の場合の故障状態のタイミングチャート図を示す。図において、右側の当該システム故障モードの発生時点を故障Cとして下向き矢印で示す。
図において、タイミングチャートの左側は、正常状態における動作状態を示す。すなわち、当該センサ子局システム10を構成する各子局が正常に動作した後、CKセンサ子局クロック信号58のスタート信号の直前にLTRタイミング信号転送信号64をセンサ子局システム(#)が受信し、当該センサ子局システム10が正常状態にあることが、確認された。
しかし、当該センサ子局システム10を構成する各子局に異常が発生した場合、本来、タイミングチャート図の右側において、LTRタイミング信号転送信号64が、CKセンサ子局クロック信号58のスタート信号の直前にLTRタイミング信号転送信号が破線の如く立ち上がるはずであった。しかし、Ton3タイマ75の出力信号であるSA信号73は、LTRタイミング信号転送信号64がスタート信号の直前に戻らず、100mSの時限動作し、システムアラーム信号であるSA信号73を“High”にし、システムアラーム状態を表示する。
図17は、本発明におけるセンサ子局の故障検出を判別するタイミングチャート図である。最上段のCKセンサ子局クロック信号58に対し、第二段目に、検出受光素子57であるフォトトランジスタPHTRsの検出出力信号であるP信号70を示す。
図17においては、反射体9からの反射光の受光信号である反射体9からの反射光が低く、被検出体1からのP信号70のパルスレベルが高い場合の例を記載している。
しかし、反射体9の反射率を高くするか、凹面加工による受光部への光の集中を行うことで、反射体9からの反射光のレベルを被検出体1からのP信号70のパルスレベルより高くすることもできる。図示せず。ここでは、前者の例を記載する。
第二段目のタイミングチャート図において、PS1は、P信号70のパルス高さレベルを判定するスレショールド電圧レベルであり、反射体9からの低いレベルの信号レベルを検出する。また、PS2は、P信号70のパルス高さレベルを判定するスレショールド電圧レベルであり、被検出体1からの高いレベルの信号レベルを検出する。P信号70のパルス高さレベルから、PS2レベルを越えると、被検出体1有りの状態が判定され、第三段目のタイミングチャート図の如く、CKセンサ子局クロック信号58の1クロックの間、S1信号61が“High”となる。
また、第四段目のタイミングチャート図は、P信号70のパルス高さレベルがPS1のレベルを超えるとき、CKセンサ子局クロック信号58の1クロックの間、S2信号71が“High”となることを示している。
第一の※印でA故障が発生すればP信号70は“LOW”状態のままであり、S1信号61とS2信号71は共に“LOW”状態のままであり、また、※印のB故障が発生すればP信号70は“High”状態に反転し、S1信号61は“LOW”状態のままであり、S2信号71は、P信号70が“High”状態に反転したことを検出し、S2信号71も“High”状態に反転する。このようなタイミングチャート図の変遷から、センタ子局の故障検出が実現できる。
図18は、本発明における被検出体1の近傍から検出する場合のセンサ回転動作型の場合の図である。図は、センサ子局を複数取付けたセンサ子局システムを、上部から見た平面図であり、一点鎖線の交点を中心として破線矢印方向に90度回転する回転台に固定されている。通常、被検出体1の近傍を検出する方向が図の下方向であり、また、90度回転し、図の左方向に回転している時は、被検出体1の近傍からセンサを逃がすことができるため、被検出体1がセンサ子局に接触することなく、移動を行い易くしている。また、この位置において、反射体9の反射信号を確認することによって、センサ故障の診断を行うことができる。
ここでは、センサ回転動作型の場合を図示しているが、センサを摺動動作し、この摺動動作により、被検出体1周辺からセンサを逃がす場合においても、このセンサを逃がした位置に反射体9を設けることによって、センサ故障の診断を行うことができる。図示せず。
図19は、本発明における、被検出体1の位置ずれを検出するセンサ子局システムの実施例である。被検出体1は、棚状の支えにより、通常等間隔で保管するようになっている。従って、被検出体1の間隔に合わせ、センサを配列し、被検出体1の有無を検出する。図19において、等間隔Dで被検出体1を保管しており、センサ群の間隔もこれに合わせ、等間隔Dで被検出体1の配列方向に配置している。ここで、被検出体1を検出する一群の検出部が検出部77aであり、次の検出部77aまでの間隔は、Dで配列されている。本発明においては、しばしば移送時に生じる被検出体1の位置ずれの状態を検出し、次の被検出体1の収納時に生じる被検出体1と次の被検出体1の衝突を回避し、逸早く異常状態把握し、問題解決を図ろうとするものである。そのために、等間隔Dで被検出体1のセンサ群配列配置の間、つまり、D/2間隔でセンサ群を配置したものであり、これによって、通常時は、被検出体1を検出することがない検出部77bを配置し、検出部77bが被検出体1を検出した場合、位置ずれ状態検出を行うものである。
又、被検出体1が板状以外の形状であってもその外周部や吊り下げにより、被検出体1の一部を棚がけ又は吊り下げ又は局部を保持する保持方法で保管中の立体物の保持部位を避けた前記被検出体1の近傍を検出するために、前記被検出体に対向して具備するセンサ子局の間隔のそれぞれの間に、センサ子局をそれぞれ前記被検出体の検出側面の中央近傍に設け、前記被検出体が位置ずれした場合の、位置ずれ検出することができる。図示せず。
又、この場合において、保持された立体物の重心がずれた場合に生ずる傾きや、保管位置ずれについても、同様に正常な保管状態でない部位にセンサ子局を設置することで保管状態のずれを検出することができる。図示せず。
図20は、本発明における、被検出体1が位置ずれになっている場合のカセットケース例である。今、カセットケース内部には、24枚のウエーハが保管されている。通常状態では、25枚のウエーハが保管されるが、上から3段目の棚に、位置ずれの被検出体1が保管されており、規定枚数25枚の収納の妨げとなっている。また、通常このようなウエーハの搬送は、ロボットによって行われており、移送時の振動などにより、このような現象が起こりえる。また、等間隔で、移送動作を行うロボット搬送機では、既に位置ずれした溝に、更に通常状態でウエーハを収納するための搬送を行おうとするため、ウエーハの衝突が生じ、製品群の破損や、著しい汚染を生じ、工程の停止という不都合が生じることとなる。
図21は、図20の被検出体1の位置ずれになっている部分の拡大図面である。上段から2段目までは、正常の状態でウエーハを保管している。しかし、3段目と4段目は、ウエーハの位置ずれによって、1枚のウエーハが2段を占有している。ここで、検出部77aはウエーハの正常な保管状態において、ウエーハの有無を検出するセンサであり、検出部77bは、位置ずれによって生じる通常ウエーハが無い部分のウエーハの存在を検出している。つまり、ウエーハ保管状態の異常状態を検出部77bにより検出している。次の表‐1に親局入力ポートの信号論理表を示す。
Figure 0004717121
表‐1において、親局入力ポートの状態によって位置ずれがある場合、無い場合、又、被検出体1がある場合、無い場合の状態把握を行う事例である。表において、偶数番地であるIN0i、IN2i、・・・により、被検出体1の位置ずれを検出し、IN1i、IN3i・・・・・、IN31iによって被検出体1の存在を検出した状態を得られる。
ここでは、例として入力ポートをIN0iからIN31iとしているため、被検出体1の数を16点としているが、入力ポートを増加すれば、被検出体1の数を容易に増加させることができる。
図19において、複数のセンサ子局を一枚のプリント基板に搭載し、センサ子局システムを構成する例を示す。特に、このような構造とすることにより、間隔の狭い配置の被検出体の検出を行うことができると同時に、位置ずれよって生じる通常ウエーハが無い部分のウエーハの存在を検出するウエーハ保管状態の異常状態を検出部77b位置にも容易に配置することができる。
この場合、又、従来のセンサ子局間をコネクタなどの配線手段による方法に比較し、センサ子局間の接続が基板と一体化することにより、コネクタを使用せず回路構成出来るため、小型化、配線の省略、コスト削減、配線の信頼性向上が可能となる。
又、配線の固体化により、コネクタ等を使用した場合に比較し、接触不良や断線などの故障原因が無くなるため、著しく信頼性を向上させることが出来る特徴を有する。また、センサ子局システム10が熱を持つ被検出体の近傍で使用される場合、図19に示す冷却ガスをセンサ子局システム10の周辺に蔽いを設けその中を流すことができる。センサ子局システム10の覆いの下部に冷却ガス供給ニップル90を設け、更に上部に冷却ガス排出ニップル89を設けた例を示す。この場合、前記ガスの出入りするニップル給ガス配管、排ガス配管を接続することにより、当該センサ子局システム10の周辺の気流を乱すこと無く冷却ガスを使用することができる。又、気流が問題とならない場合には、吹き付けたガスを大気放出しても良い。
本発明の利用は、板状或いは立体物のである被検出体の液晶ガラス、定形部品やプリント基板を生産する工程或いは、組み立て工場における物品の保管状態管理に使用される。また、形状が定形の部品類の生産、加工、保管等においても物の保管状態管理に広く使用が可能である。また、製造工程間の移載システムや、検査工程におけるものの保管や管理システムの自動化にも使用できる。
本発明における複数のセンサ子局システムの側面摸式図である。 本発明における被検出体1の近傍から検出する場合の斜視図である。 本発明におけるセンサ子局をDINレールに固定する例の模式図である。 本発明におけるセンサ子局システムの全体構成を示すブロック図を示す。 本発明における制御部及び親局21とセンサ子局の機能ブロックを示す。 本発明における制御部及び親局21内部の機能ブロックを示す。 本発明における親局21内部の機能ブロックの詳細を示す。 本発明における親局21内部の各信号のタイミングチャートを示す。 本発明におけるセンサ子局A(#0)2の回路図を示す。 本発明におけるセンサ子局A(#0)2内部の各信号のタイミングチャートを示す。 本発明におけるセンサ子局B(#1)3の回路図を示す。 本発明におけるセンサ子局B(#1)3内部の各信号のタイミングチャートを示す。 本発明におけるセンサ子局の近傍に配置した投光用LED及び受光用フォトトランジスタの例を示す 本発明におけるセンサ子局の近傍から被検出体あるいは反射体への投光信号及びに被検出体からの反射および、反射体からの検出受光信号を示す図である。 本発明における複数のセンタ子局の機能ブロック図を示す。 本発明におけるセンサ子局の故障状態別のタイミングチャートを示す。 本発明におけるセンサ子局システムの故障検出を判別するタイミングチャート図である。 本発明における被検出体の近傍から検出する場合のセンサ回転動作型 の場合の図である。 本発明における、被検出体の位置ずれを検出するセンサ子局システムである。 本発明における、被検出体が位置ずれている場合のカセットケース例である。 図20の被検出体の位置ずれ部分的の拡大図面で ある。
符号の説明
1 被検出体
2 センサ子局A(#0)
3 センサ子局B(#1)
4 検出受光信号
5 検出投光信号
6 取付け板、DINレール
7 D+電源重畳共通データ信号線
8 D−電源重畳共通データ信号線
9 反射体
10センサ子局システム
11 センサ子局ベース
12 スペーサ
13,17 バスケーブルコネクタ
14 センサ子局間渡り配線
15 センサ子局ベース固定雄ネジ、雌ネジ
16 自在穴
18 制御部
19 入力ユニット
20 出力ユニット
21 親局
22 親局受信信号
23 親局送信信号
24 センサ子局間バスケーブルユニット
25 LTタイミング移動信号線
26 LT戻り信号線
27 入力データ部
28 出力データ部
29 タイミング発生手段
30 制御データ発生手段
31 親局出力部
32 ラインドライバ
33 DC電源
34 監視データ抽出手段
35 監視信号検出手段
36 親局入力部
37 伝送ブリーダ電流回路
38 外部信号接続部(D+側)
39 外部信号接続部(D−側)
40 入力ポートi番“0”
41 入力ポートi番“31”
42 出力ポートp番“0”
43 出力ポートp番“31”
44 クロック信号Dck
45 直列データ信号D
46 STスタート信号
47 Diisデータ入力監視信号
48 Pck信号
49 Ip信号電流
50 Is電流信号
51 Iis電流信号
52 インバータ
53 Diip信号
54 Dickデータ入力クロック信号
55 受光回路
56 検出投光素子
57 検出受光素子
58 CKセンサ子局クロック信号
59 STセンサ子局スタート信号
60 LT1投光タイミング信号
61 S1信号
62 SD信号
63 Dip信号
64 LTRタイミング信号転送信号
65 LTセンサ子局投光タイミング信号
66 センサ動作表示
68 センサ異常表示
69 UA信号
70 P信号
71 S2信号
72 Ton2出力信号
73 SA信号
74 システム異常表示
75 Ton1タイマ、Ton2タイマ、Ton3タイマ
76 Ton1出力信号
77、77a、77b 検出部
78 AD信号
79 センサ間タイミング信号転送回路
80 電流出力回路
81 スタートパルス検出回路
82,84 禁止回路
83 タイミング移動信号発生回路
85 パルス点灯回路
86 受光回路
87 第2反射信号検出回路
88 第1反射信号検出回路
89 冷却ガス排出ニップル
90 冷却ガス供給ニップル

Claims (10)

  1. 監視信号と制御信号を伝送する制御センサシステムにおいて、
    センサ子局が、第一信号として反射体を検出したセンサ信号によって、センサ動作状態の診断を行い、第二信号として被検出体からの反射信号により、被検出体の有無を検出する複数のセンサ子局システムであって、信号強度レベルにより、反射体の検出であるレベルの前記第一信号であるか、被検出体の反射信号である前記第一信号と異なるレベルの被検出体検出信号である前記第二信号であるかを判別し、前記第二信号により被検出体の有無を検出すると共に、被検出体が存在しない場合でも前記第二信号と異なるレベルの検出信号である前記第一信号の検出によって、反射体からの検出信号を検出し、第一信号が検出されない場合に、センサシステムの異常動作を診断し、常に前記第一信号あるいは、前記第二信号のいずれかが検出されることによって、前記センサ子局の正常動作を判定することを特徴とした、センサ子局システム。
  2. 請求項1において、第一のセンサ子局がセンサ動作完了時に生成するタイミング移動信号を第二のセンサ子局のセンサ動作タイミングとして取り込み、センサ動作を行うと共に、センサ子局の動作完了時に第三のセンサ子局にセンサ動作タイミングとしてタイミング移動信号を引き渡し、同様に第四のセンサ子局、第五のセンサ子局へと逐次タイミング移動信号をカスケード接続し、最終センサ子局まで引き渡し、センサ子局が順次動作しながら監視動作を行うことを特徴とするセンサ子局システム。
  3. 請求項1或いは請求項2において、それぞれのセンサ子局は、タイミング移動信号により作動する発光素子と、発光素子からの放射光を被検出体或いは反射体に反射させた反射光を受光する受光素子信号の周期をタイマ監視し、当該センサ子局の点灯する区間と消灯する区間の繰り返しが、規定時間内であるか無いかにより、動作状態が正常動作状態であるか或いは異常動作状態であるかを個別に判定し、かつ前記タイミング移動信号が全センサ子局をカスケード接続動作させ、最初のセンサ子局が動作した後、逐次センサ子局の動作の起動信号であるタイミング移動信号を受け渡し、最終センサ子局が動作し、最初のセンサ子局にタイミング移動信号が戻るまでの期間をタイマ監視し、規定時間内に最初のセンサ子局に前記タイミング移動信号が戻らない場合、システムのエラー検出を行うことを特徴とするセンサ子局システム。
  4. 請求項1から請求項3の内、被検出体の間にセンサを割り込ませる方式のセンサ子局システムであって、前記被検出体がセンサの上側に来た場合の検出を行う上向き検出の場合と、被検出体がセンサの下側に来た場合の検出を行う下向き検出の場合において、
    前記上向き検出の場合は最終センサ子局の次に反射体を置き、前記下向き検出の場合は最初のセンサ子局の前に前記反射体を置き、これを前記反射体として使用し、上向き検出の場合はそれぞれのセンサ子局の次のセンサ子局を反射体とし、前記被検出物が無い場合の第一信号として、また、前記下向き検出の場合はそれぞれの前記センサ子局の前のセンサ子局を反射体として、前記被検出物が無い場合の前記第一信号として、前記第一信号の有無によってセンサ子局の状態の正常、異常を判定することを特徴とするセンサ子局システム。
  5. 請求項1から請求項3において、
    板状或いは立体物の格納物である被検出体の接近を検出することによって、被検出体の有無を検出することを特徴とするセンサ子局システム。
  6. 請求項1から請求項3において、
    板状或いは立体物の格納物である被検出体の側面を検出することによって、被検出体の有無を検出するセンサ子局システムであって、前記被検出体が存在しない場合、第一信号である反射信号を得るための反射体を被検出体を跨いだ位置に設け、或いは前記を跨いだ位置にある構造物や壁を反射体と見立てて、前記第一信号が得られない場合、当該センサ子局の故障或いは異常状態にあることを検出し、前記センサ子局の診断を行うことを特徴とするセンサ子局システム。
  7. 請求項1から請求項3において、
    板状或いは立体物の格納物である被検出体の近傍にセンサ子局を設け、被検出体の有無を検出するセンサ子局システムであって、
    前記被検出体が存在しない場合、第一信号である反射信号を得るために、反射体を前記被検出体を収納する収納部位を跨いだ位置に置き、或いは跨いだ位置の収納箱の壁面或いは相当する構造物を反射体として利用し、前記被検出体が存在しない場合の前記第一信号である前記反射信号を得ることを特徴とするセンサ子局システム。
  8. 請求項6、請求項7において、
    センサ子局システムを回転或いは摺動して被検出体側面から離す動作を行うセンサ子局システムである場合、当該センサ子局システムを前記被検出体が無い方向へ、回転或いは摺動した場所に、第一信号である反射信号を得る反射体を設けることを特徴とするセンサ子局システム。
  9. 請求項1から請求項3と請求項5から請求項8において、
    被検出体の一部を棚がけ又は吊り下げ又は局部を保持する保持方法であり、保持部位を避けた前記被検出体側面を検出するために、前記被検出体に対向して具備するセンサ子局の間隔のそれぞれの間に、センサ子局をそれぞれ前記被検出体の検出側面の中央近傍に設け、前記被検出体が位置ずれした場合の、位置ずれ検出することを特徴とするセンサ子局システム。
  10. 板状或いは立体物である被検出体の一部を棚がけ又は吊り下げ又は局部を保持する保持方法であり、保持部位を避けた被検出体側面を検出することによって、被検出体の有無を検出するセンサ子局システムにおいて、
    被検出体を検出するために、前記被検出体に対向して具備するセンサ子局の間隔のそれぞれの間に、センサ子局をそれぞれ前記被検出体の側面に設け、正常位置に前記被検出体が保持されていない場合の被検出体近傍に単一あるいは複数のセンサを設け、被検出体が位置ずれした場合の、位置ずれを検出することを特徴とするセンサ子局システム。
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