JP4716884B2 - レーダ装置の調整ボリュームの校正回路 - Google Patents

レーダ装置の調整ボリュームの校正回路 Download PDF

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Description

この発明は、例えば航空機、車両などに搭載されるレーダ装置の調整ボリュームの校正回路に関するものである。
航空機または自動車に搭載されるレーダ装置を制御する操作パネルには、レーダ装置の状態制御を行なう操作スイッチ、およびレーダ表示器の映像の濃さまたはティルト角を調整する調整ボリュームが設けられている。操作スイッチを示す文献は不明であるが、調整ボリュームは、特開平7−159514号公報の図1に示されている。調整ボリュームは、可変抵抗器であり、この調整ボリュームには、その可変抵抗器の可変量を示す調整目盛が付設され、この調整目盛は、例えば操作パネル表面に印刷される。航空機、自動車の操作員は、この調整目盛に対して、調整ボリュームに示された基準位置を合わせることにより、レーダ表示器の映像の濃さまたはティルト角を調整している。可変量は、調整ボリュームからは電圧値として出力され、この電圧値の読取側において、電圧値と調整目盛との対応関係を予め記憶しておくことにより、調整ボリュームから出力された電圧値から調整ボリュームの調整目盛値を判定し、調整を行なう。
ところが、調整ボリュームから出力される電圧値は、抵抗値のバラツキにより、調整目盛値に対応する電圧値が、各航空機搭載用または車両搭載用レーダ装置で一定ではなく、加えて、周囲温度の変化および経年変化などの環境変化に起因してその電圧値が変動するので、調整ボリュームの調整目盛値と電圧値との対応関係がずれ、調整ボリュームによる調整点がずれてくる。航空機、自動車の操作員は、この調整ボリュームによる調整点のずれを校正する必要がある。
特開平7−231409号公報には、映像機器において、経年変化などによる調整点のずれを自己装置内で校正することのできるセルフキャリブレーション回路が開示されている。このセルフキャリブレーション回路は、校正用基準入力信号と基準出力信号を記憶する基準信号メモリ部を制御部に接続し、校正用基準入力信号を校正用基準アナログ信号に変換するA/D変換器を制御部に接続し、またアナログ信号処理回路の入力側に、映像入力と校正用基準アナログ信号を切換える切換回路を接続し、セルフキャリブレーション機能状態では、映像入力と校正用基準アナログ信号を切換え、それらのレベルの差分をアナログ信号処理回路で補正する。
特開平7−159514号公報 特開平7−231409号公報
航空機または車両搭載用レーダ装置において、その調整ボリュームの校正のために、前記特開平7−231409号公報に開示されたセルフキャリブレーション機能を持たすには、少なくとも校正用アナログ信号を発生するためのA/D変換器と、調整ボリュームからのボリュームアナログ電圧値と校正用アナログ信号とを切換える切換回路を追加する必要がある。このため航空機搭載用レーダ装置では、その規模が大きくなり、車両に組み込まれた車両搭載用レーダでも、そのレーダ装置の占める空間、レーダ装置の重量が大きくなり、また追加回路のための配線変更などのハードウエア変更も行なう必要が生じる。
またセルフキャリブレーション回路を持たない航空機または車両搭載用レーダ装置では、調整ボリュームを校正するために、レーダ装置の器材を航空機、車両から外して、調整、点検エリアの持ち帰って校正を行なうか、または校正用計測器を狭い航空機、車両内に持ち込み、校正を行なう必要がある。
この発明は、特別な追加回路を必要とせずに、調整ボリュームの校正を行なうことのできる改良されたレーダ装置の調整ボリュームの校正回路を提案するものである。
この発明によるレーダ装置の調整ボリュームの校正回路は、調整目盛を有し、この調整目盛に対応するボリュームアナログ出力値を出力する調整ボリュームと、前記ボリュームアナログ出力値をボリュームディジタル値に変換するA/D変換回路と、オン、オフ操作される操作スイッチと、前記調整ボリュームに対応するディジタルボリューム値と、前記調整ボリュームの調整目盛値との対応データを記憶した記憶テーブルを有するテーブルメモリと、前記操作スイッチと前記A/D変換回路と前記テーブルメモリに接続され、レーダ装置の通常動作時に、前記操作スイッチの状態と前記ボリュームディジタル値を読み取り、前記操作スイッチのオン動作により、前記記憶テーブルを参照し、前記ボリュームディジタル値に基づいて、それと一致する前記ディジタルボリューム値に対応した前記調整目盛値を読み出し、この調整目盛値に対応してレーダ装置を制御するレーダ制御部とを備え、前記調整ボリュームの周囲温度の変化、またはその抵抗値の経年変化に関連して、前記記憶テーブルにおける前記ディジタルボリューム値を校正するレーダ装置の調整ボリュームの校正回路であって、
前記調整ボリュームの校正指示信号の入力部を前記レーダ制御部に設け、前記記憶テーブルにおける前記ディジタルボリューム値を校正するときに前記校正指示信号が所定レベルとされ、この校正指示信号が所定レベルとされたときに、前記レーダ制御部が、前記操作スイッチのオン動作により、前記調整ボリュームの調整目盛値に対応した前記ボリュームディジタル値を読み込み、この読み込んだボリュームディジタル値を用い、前記記憶テーブルにおいて、前記調整ボリュームの調整目盛値に対応するディジタルボリューム値を校正するように構成したことを特徴とする。
この発明によるレーダ装置の調整ボリュームの校正回路では、オン、オフ操作される操作スイッチと、調整ボリュームのボリュームアナログ電圧値をボリュームディジタル値に変換するA/D変換器回路をそのまま使用し、調整ボリュームの調整目盛値に対応したボリュームディジタル値を用いて、操作スイッチのオン動作により、テーブルメモリに記憶された記憶テーブルのディジタルボリューム値を校正するように構成したので、特別な回路部品を追加することなく、記憶テーブルにおける調整ボリュームの調整目盛値に対応したディジタルボリューム値を校正することができ、レーダ装置の規模の増大、重量の増大を回避して、簡単に調整ボリュームの校正を行なうことができる。
以下この発明によるいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明によるレーダ装置の調整ボリュームの校正回路の実施の形態1を示すブロック図である。この実施の形態1は、航空機または自動車などの移動機搭載用レーダ装置の調整ボリュームの校正回路である。
実施の形態1のレーダ装置の調整ボリュームの校正回路は、操作スイッチ1と、調整ボリューム2と、アナログ信号処理回路3と、A/D変換部またはA/D変換器4と、制御部5と、テーブルメモリ6を備えている。制御部5には、調整ボリューム2の校正指示信号S1の入力部7が設けられる。
操作スイッチ1は、押ボタンスイッチであり、レーダ装置の通常動作時には、移動機搭載用レーダ装置の状態を制御する。具体的には、この操作スイッチ1は、移動機搭載用レーダ装置の通常動作には、例えば、そのレーダ装置で捕らえた目標に対して、識別記号などの識別タグを付与する操作スイッチ、またはそのレーダ装置のレーダ表示器に表示距離範囲を設定する操作スイッチである。この操作スイッチ1は、調整ボリューム2の校正動作時には、テーブルメモリ6に記憶されたボリュームディジタル値を校正して再設定する。
調整ボリューム2は、回転式の可変抵抗器であり、具体的には、移動機搭載用レーダ装置の通常動作時には、そのレーダ装置におけるレーダ表示器の映像の濃さを調整する調整ボリューム、またはそのレーダ装置のティルト角を調整する調整ボリュームである。実施の形態1は、この調整ボリューム2の周囲温度の変化、または抵抗値の経年変化に伴なう校正を行なう校正回路である。
操作スイッチ1および調整ボリューム2は、ともにレーダ装置を制御する操作パネル上に配置される。調整ボリューム2は、図2(a)(b)(c)に示すように、調整目盛2aと、操作つまみ2bと、基準位置マーク2cを有する。調整目盛2aは、レーダ装置の操作パネルに印刷され、例えば調整目盛値(0)〜(7)の8段階の目盛を含む。この8段階の調整目盛値(0)から(7)は、同一の円周上に、互いに等しい角度間隔で印刷される。操作つまみ2bは、調整ボリューム2の回転軸に取り付けられる。基準位置マーク2cは、操作つまみ2bの外周の所定位置に形成され、その回転に応じて、調整目盛2aの各調整目盛値に対向するように調整される。
アナログ信号処理回路3は、調整ボリューム2に接続され、調整ボリューム2の調整に応じて変化するボリュームアナログ電圧値Vaを発生する。このアナログ信号処理回路3は、調整ボリューム2の操作つまみ2bが調整目盛2aに対応して調整されたときに、調整目盛2aに対応するボリュームアナログ電圧値Vaを出力する。A/D変換部またはA/D変換器4は、A/D変換回路を構成し、アナログ信号処理回路3に接続され、ボリュームアナログ電圧Vaをボリュームディジタル値Vdに変換する。
具体的には、図2(a)に示すように、基準位置マーク2cが調整目盛値(0)に合わされた状態では、アナログ信号処理回路3からボリュームアナログ電圧値Va0が出力され、A/D変換器4からボリュームディジタル値Vd0が出力される。このボリュームディジタル値Vd0は、例えばディジタル値10とされる。図2(b)に示すように、基準位置マーク2cが調整目盛値(3)に合わされた状態では、アナログ信号処理回路3からボリュームアナログ電圧値Va3が出力され、A/D変換器4からボリュームディジタル値Vd3が出力される。このボリュームディジタル値Vd3は、例えばディジタル値100とされる。図2(c)に示すように、基準位置マーク2cが調整目盛値(7)に合わされた状態では、アナログ信号処理回路3からボリュームアナログ電圧値Va7が出力され、A/D変換器4からボリュームディジタル値Vd7が出力される。このボリュームディジタル値Vd7は、例えばディジタル値220とされる。
図3は、調整ボリューム2の調整目盛2aと、ボリュームディジタル値Vdとの関係を示す特性図である。横軸は調整目盛2を示し、縦軸はボリュームディジタル値Vdを示す。調整目盛2aとボリュームディジタル値Vdとの関係は、図3に示すように、直線関係にある。
操作スイッチ1とA/D変換器4は、制御部5に接続される。この制御部5は、移動機搭載用レーダ装置の通常動作時には、操作スイッチ1のオン、オフ状態と、A/D変換器4からのボリュームディジタル値Vdを読み込み、レーダ装置の制御を行なう。具体的には、操作スイッチ1のオン動作により、目標に対する識別タグを付与し、またはレーダ表示器の表示距離範囲を設定し、また、ボリュームディジタル値Vdの調整により、レーダ表示器の映像の濃さを制御し、またはレーダ装置のティルト角を調整する。この制御部5は、例えばディジタルコンピュータによって構成される。この制御部5には、テーブルメモリ6が接続され、また校正指示信号S1の入力部7が設けられる。
テーブルメモリ6は、調整ボリューム2に対応したディジタルボリューム値DVと調整目盛2aの調整目盛値との対応データを記憶する記憶テーブルを有する。この記憶テーブルには、調整ボリューム2の調整目盛値(0)、(1)、・・・、(7)に対応した複数のディジタルボリューム値DV0、DV1、・・・、DV7と、この各ディジタルボリューム値DV0、DV1、・・・、DV7のそれぞれに対応した調整目盛値(0)、(1)、・・・、(7)が記憶される。
さらに、ディジタルボリューム値DV0、DV1、・・・、DV7のそれぞれの間を、10等分したディジタルボリューム値と、それらの各ディジタルボリューム値に対応する調整目盛値も、テーブルメモリ6に記憶される。具体的には、ディジタルボリューム値DV0とDV1との間には、それらのディジタルボリューム値DV0とDV1との差を10等分したディジタルボリューム値DV01、DV02、・・・、DV09と、それらに対応する調整目盛値(01)(02)・・・(09)との対応データが記憶される。同様に、ディジタルボリューム値DV1とDV2との間には、それらのディジタルボリューム値DV1とDV2との差を10等分したディジタルボリューム値DV11、DV12、・・・、DV19と、それらに対応する調整目盛値(11)(12)・・・(19)との対応データが記憶され、また、ディジタルボリューム値DV6とDV7との間には、それらのディジタルボリューム値DV6とDV7との差を10等分したDV61、DV62、・・・、DV69と、それらに対応する調整目盛値(61)(62)・・・(69)との対応データが記憶される。制御部5は、移動機搭載用レーダ装置の通常動作時には、A/D変換器4から出力されるボリュームディジタル値Vdに基づき、テーブルメモリ6に記憶されたディジタルボリューム値を参照し、一致するディジタルボリューム値からそれに対応する調整目盛値を読み出し、その調整目盛値に対応してレーダ装置のレーダ表示器の映像の濃さ、またはティルト角を制御する。
入力部7の校正指示信号S1は、調整ボリューム2の校正時には、ハイレベルとなり、調整ボリューム2の校正を行なわない状態では、校正指示信号S1はロウレベルとなる。制御部5は、校正指示信号S1がハイレベルとなった校正時には、レーダ装置の制御を行なわずに、調整ボリューム2の校正動作を実行し、また校正指示信号S1がロウレベルとなった状態では、調整ボリューム2の校正動作を行なわずに、レーダ装置の制御を実行する。
図4は、実施の形態1による調整ボリューム2の校正動作を示すフローチャートである。この図4のフローチャートは、校正スタートSと終了Eとの間の8つにステップS11〜S18を含んでいる。校正指示信号S1をハイレベルとすることにより、校正スタートSSに至り、調整ボリューム2の校正がスタートする。この校正では、テーブルメモリ6に記憶された記憶テーブルについて、調整ボリューム2の調整目盛値に対応したディジタルボリューム値DVの校正が行なわれる。
まず、ステップS11、S12では、調整ボリューム2の調整目盛値(0)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV0の校正を行なう。ステップS11では、操作員は、調整ボリューム2の操作つまみ2bを回転操作して、その基準位置マーク2cを調整目盛値(0)に合わせた後、操作スイッチ1を押下げて、オンとする。このステップS11において、アナログ信号処理回路3は、調整目盛値(0)に対応するボリュームアナログ電圧値Va0を出力し、A/D変換器4は、それをディジタル変換して、ボリュームディジタル値Vd0を出力する。ステップS12では、制御部5は、操作スイッチ1の状態を読み込み、またA/D変換器4からのボリュームディジタル値Vd0を読み込む。制御部5は、操作スイッチ1がオンとなったことに基づき、A/D変換器4から読み込んだボリュームディジタル値Vd0を用いて、現在校正中の調整目盛値(0)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV0を再設定し、校正する。
次のステップS13、S14では、調整ボリューム2の調整目盛値(3)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV3の校正を行なう。ステップS13では、操作員は、調整ボリューム2の操作つまみ2bを回転操作して、その基準位置マーク2cを調整目盛値(3)に合わせた後、操作スイッチ1を押下げて、オンとする。このステップS13において、アナログ信号処理回路3は、調整目盛値(3)に対応するボリュームアナログ電圧値Va3を出力し、A/D変換器4は、それをディジタル変換して、ボリュームディジタル値Vd3を出力する。ステップS14では、制御部5は、操作スイッチ1の状態を読み込み、またA/D変換器4からのボリュームディジタル値Vd3を読み込む。制御部5は、操作スイッチ1がオンとなったことに基づき、A/D変換器4から読み込んだボリュームディジタル値Vd3を用いて、現在校正中の調整目盛値(3)に対応したテーブルメモリ6のボリュームディジタル値DV3を再設定して、校正する。
ステップS14では、さらに制御部5は、校正したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV0、DV3を用いて、調整ボリューム2の調整目盛値(0)と(3)との間の中間調整目盛値(1)(11)(12)・・・(19)、(2)(21)(22)・・・(29)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV1、DV11、DV12、・・・DV19、DV2、DV21、DV22、・・・、DV29を直線補間計算し、この直線補間計算により、テーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV1、DV11、DV12、・・・DV19、DV2、DV21、DV22、・・・、DV29を校正する。例えば、テーブルメモリ6において、校正されたディジタルボリューム値DV0、DV3がそれぞれディジタル値10、100であるとき、ボリュームディジタル値Vd1、Vd2は、直線補間計算によりそれぞれディジタル値40、70と計算され、これらのディジタル値により、ディジタルボリューム値DV1、DV2を再設定して、校正する。
次のステップS15、S16では、調整ボリューム2の調整目盛値(5)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV5の校正を行なう。ステップS15では、操作員は、調整ボリューム2の操作つまみ2bを回転操作して、その基準位置マーク2cを調整目盛値(5)に合わせた後、操作スイッチ1を押下げて、オンとする。このステップS15において、アナログ信号処理回路3は、調整目盛値(5)に対応するボリュームアナログ電圧値Va5を出力し、A/D変換器4は、それをディジタル変換して、ボリュームディジタル値Vd5を出力する。ステップS16では、制御部5は、操作スイッチ1の状態を読み込み、またA/D変換器4からのボリュームディジタル値Vd5を読み込む。制御部5は、操作スイッチ1がオンとなったことに基づき、A/D変換器4から読み込んだボリュームディジタル値Vd5を用いて、現在校正中の調整目盛値(5)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV5を再設定して、校正する。
ステップS16では、さらに制御部5は、校正したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV3、DV5を用いて、調整ボリューム2の調整目盛値(3)と(5)との間の中間調整目盛値(31)(32)・・・(39)、(4)(41)(42)・・・(49)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV31、DV32、・・・、DV39、DV4、DV41、DV42、・・・、DV49を直線補間計算し、この直線補間計算により、テーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV31、DV32、・・・、DV39、DV4、DV41、DV42、・・・、DV49を再設定して、校正する。例えば、テーブルメモリ6において、校正されたディジタルボリューム値DV3、DV5がそれぞれディジタル値100、160であるとき、ディジタルボリューム値DV4は、直線補間計算によりディジタル値130と計算され、このディジタル値により、ディジタルボリューム値DV4を再設定して、校正する。
次のステップS17、S18では、調整ボリューム2の調整目盛値(7)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV7の校正を行なう。ステップS17では、操作員は、調整ボリューム2の操作つまみ2bを回転操作して、その基準位置マーク2cを調整目盛値(7)に合わせた後、操作スイッチ1を押下げて、オンとする。このステップS17において、アナログ信号処理回路3は、調整目盛値(7)に対応するボリュームアナログ電圧値Va7を出力し、A/D変換器4は、それをディジタル変換して、ボリュームディジタル値Vd7を出力する。ステップS18では、制御部5は、操作スイッチ1の状態を読み込み、またA/D変換器4からのボリュームディジタル値Vd7を読み込む。制御部5は、操作スイッチ1がオンとなったことに基づき、A/D変換器4から読み込んだボリュームディジタル値Vd7を用いて、現在校正中の調整目盛値(7)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV7を再設定して、校正する。
ステップS18では、さらに制御部5は、校正したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV5、DV7を用いて、調整ボリューム2の調整目盛値(5)と(7)との間の調整目盛値(51)(52)・・・(59)、(6)(61)(62)・・・(69)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV51、DV52、・・・、DV59、DV6、DV61、DV62、・・・、DV69を直線補間計算し、この直線補間計算により、テーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV51、DV52、・・・、DV59、DV6、DV61、DV62、・・・、DV69を校正する。例えば、テーブルメモリ6において、校正されたディジタルボリューム値DV5、DV7がそれぞれディジタル値160、220であるとき、ディジタルボリューム値DV6は、直線補間計算によりディジタル値190と計算され、このディジタル値により、ディジタルボリューム値DV6を再設定して、校正する。
以上のように実施の形態1では、移動機搭載用レーダ装置の制御用の操作スイッチ1と、A/D変換器4をそのまま使用し、調整ボリューム2の調整目盛値(0)、(3)、(5)、(7)に対応したボリュームディジタル値Vd0、Vd3、Vd5、Vd7を用いて、それぞれ操作スイッチ1の動作に基づき、テーブルメモリ6に記憶されたディジタルボリューム値DV0、DV3、DV5、VD7を校正するように構成したので、特別な回路部品を追加することなく、調整ボリューム2の調整目盛2aに対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値を校正することができ、レーダ装置の規模の増大、重量の増大を回避して、簡単に調整ボリューム2の校正を行なうことができる。
また、実施の形態1では、調整目盛値(0)、(3)、(5)、(7)の中の相隣なる2つの調整目盛値(0)と(3)、(3)と(5)、(5)と(7)の校正されたディジタルボリューム値DV0、DV3、DV5、DV7を用いて、それらの中間の中間調整目盛値(01)(02)・・・(09)(1)(11)(12)・・・(19)(2)(21)(22)・・・(29)、(31)(32)・・・(39)(4)(41)(42)・・・(49)、(51)(52)・・・(59)(6)(61)(62)・・・(69)に対応したテーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV01、DV02、・・・、DV09、DV1、DV11、DV12、・・・、DV19、DV2、DV21、DV22、・・・、DV29、DV31、DV32、・・・、DV39、DV4、DV41、DV42、・・・、DV49、DV51、DV52、・・・、DV59、DV6、DV61、DV62、・・・、DV69を直線補間により校正するので、より簡単に調整ボリューム2の校正を行なうことができる。
実施の形態2.
この実施の形態2は、実施の形態1において、調整ボリューム2を、順次調整目盛値(0)、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)に合わせ、A/D変換器4からそれぞれの調整目盛値に対応するボリュームディジタル値Vd0、Vd1、・・・、Vd7を出力した後、これらのボリュームディジタル値Vd0、Vd1、・・・、Vd7を用いて、それぞれ操作スイッチ1のオン動作に基づき、テーブルメモリ6のディジタルボリューム値DV0、DV1、・・・、DV7を校正するように、変更したものである。
この実施の形態2では、実施の形態1における、中間調整目盛値(1)、(2)、(4)、(6)に対応したディジタルボリューム値DV1、DV2、DV4、DV6を、直線補間によらずに直接校正するので、校正精度を向上することができる。中間調整目盛値(01)(02)・・・(09)、(11)(12)・・・(19)、(21)(22)・・・(29)、(31)(32)・・・(39)、(41)(42)・・・(49)、(51)(52)・・・(59)、(61)(62)・・・(69)は、それぞれ調整目盛値(0)(1)・・・(7)に対応する校正されたディジタルボリューム値DV0、DV1、・・・、DV7を用いて、制御部5による直線補間に基づいて、実施の形態1と同様にして、校正される。
この発明によるレーダ装置の調整ボリュームの校正回路は、例えば航空機搭載用レーダ、または車両搭載用レーダに利用することができる。
図1は、この発明によるレーダ装置の調整ボリュームの校正回路の実施の形態1を示すブロック図。 図2は、実施の形態1の調整ボリュームの詳細とともに、その調整動作を説明あする説明図。 図3は、実施の形態1の調整ボリュームの調整目盛とボリュームディジタル値との関係を示す特性図。 図4は、実施の形態1の調整ボリュームの校正動作を示すフローチャート。
符号の説明
1:操作スイッチ、2:調整ボリューム、3:アナログ信号処理回路、
4:A/D変換器、5:制御部、6:テーブルメモリ、7:校正指示信号の入力部。

Claims (3)

  1. 調整目盛を有し、この調整目盛に対応するボリュームアナログ出力値を出力する調整ボリュームと
    前記ボリュームアナログ出力値をボリュームディジタル値に変換するA/D変換回路と、オン、オフ操作される操作スイッチと、
    前記調整ボリュームに対応するディジタルボリューム値と、前記調整ボリュームの調整目盛値との対応データを記憶した記憶テーブルを有するテーブルメモリと、
    前記操作スイッチと前記A/D変換回路と前記テーブルメモリに接続され、レーダ装置の通常動作時に、前記操作スイッチの状態と前記ボリュームディジタル値を読み取り、前記操作スイッチのオン動作により、前記記憶テーブルを参照し、前記ボリュームディジタル値に基づいて、それと一致する前記ディジタルボリューム値に対応する前記調整目盛値を読み出し、この調整目盛値に対応してレーダ装置を制御するレーダ制御部とを備え、
    前記調整ボリュームの周囲温度の変化、またはその抵抗値の経年変化に関連して、前記記憶テーブルにおける前記ディジタルボリューム値を校正するレーダ装置の調整ボリュームの校正回路であって、
    前記調整ボリュームの校正指示信号の入力部を前記レーダ制御部に設け、前記記憶テーブルにおける前記ディジタルボリューム値を校正するときに前記校正指示信号が所定レベルとされ、この校正指示信号が所定レベルとされたときに、前記レーダ制御部が、前記操作スイッチのオン動作により、前記調整ボリュームの調整目盛値に対応した前記ボリュームディジタル値を読み込み、この読み込んだボリュームディジタル値を用い、前記記憶テーブルにおいて、前記調整ボリュームの調整目盛値に対応する記ディジタルボリューム値を校正するように構成したことを特徴とするレーダ装置の調整ボリュームの校正回路。
  2. 請求項1記載したレーダ装置の調整ボリュームの校正回路であって、前記校正指示信号が所定レベルとされたときに、前記レーダ制御部が、前記調整ボリューム複数の調整目盛値のそれぞれに対応した前記各ボリュームディジタル値を前記操作スイッチのオン動作により読み込み、これらの読み込んだ各ボリュームディジタル値を用い、前記記憶テーブルにおいて、前記調整ボリュームの各調整目盛値のそれぞれに対応する前記各ディジタルボリューム値を校正するように構成したことを特徴とするレーダ装置の調整ボリュームの校正回路。
  3. 請求項2記載したレーダ装置の調整ボリュームの校正回路であって、前記レーダ制御部が、前記記憶テーブルについて、前記複数の調整目盛値の中の隣接する2つの調整目盛値の間の中間目盛値に対応した前記ディジタルボリューム値を、前記2つの調整目盛値に対応して校正したディジタルボリューム値を用いて、直線補間により校正するように構成したことを特徴とするレーダ装置の調整ボリュームの校正回路。
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