JP4716802B2 - し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法 - Google Patents

し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、し尿や浄化槽汚泥に含まれる砂を除去する方法およびシステムに関する。
し尿処理施設や汚泥再生処理センターでは、受入れたし尿や浄化槽汚泥に含まれる砂を沈砂槽にて除去している。しかし、沈砂槽は簡易な重力沈降方式であり、且つ容量が小さいため、し尿や浄化槽汚泥中に含まれる比重が大きく粒径が大きい砂や石等のみしか除去することができず、比重が軽く粒径の小さい砂は後工程へ流出する。後工程へ流出した砂は、後工程に設置されたポンプ等の機器の磨耗・劣化や、配管内での閉塞や内面磨耗、貯留槽等での砂溜り等の原因となる。よって、砂除去率の向上が望まれていた。
砂除去率を向上させるために、沈砂槽にて砂が除去されたし尿や浄化槽汚泥に対して、再度砂除去装置によって砂を除去することがある。除去された砂は、容量の大きい重力沈降方式の水槽にて、砂と液体成分に分離され、分離された砂はスクリューコンベヤ等で移送される。しかしながら、このような工程においては処理時間が長くなる。し尿や浄化槽汚泥の処理工程において、処理時間が長くなることは臭気発生量の増加に繋がっていた。よって、処理時間が短く、且つ、砂除去率の向上した砂除去方法及びシステムが望まれていた。
上記と関連して、特許文献1には液体サイクロンと重力式脱水機とを用いたし尿及び浄化槽汚泥中の砂除去方法及び装置が開示されている。即ち、特許文献1には、し尿や浄化槽汚泥を生物学的方法で処理する工程の前処理工程において、夾雑物を除去した原液を液体サイクロンに入れて分離作業をした後に液体サイクロンの下部から流出する細砂を含む濃縮液を重力式脱水機へ送りこんで重力式脱水機で細砂を捕捉する工程を設け、前記の生物学的方法で処理する工程は前日の連続運転とするが前処理工程は昼間だけの断続運転とし、重力式脱水機においては運転停止後は細砂を捕捉した状態のまま翌日まで放置して細砂の脱水を進行させ、翌日は重力式脱水機の脱水細砂を取り除いてから前処理工程の運転を再開することを特徴とする、し尿及び浄化槽汚泥中の砂除去方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1には、処理時間の短縮及び臭気の抑制に関しては何らの記載もない。
特開平9−150195号 公報
本発明の目的は、処理時間が短く、且つ、砂除去率の高いし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法、を提供することにある。
本発明の別の目的は、臭気発生量が抑制され、且つ砂除去率が高いし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法、を提供することにある。
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決する為の手段を説明する。これらの番号・符号は[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにする為に付加されている。但し、付加された番号・符号は[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去システム(1)は
処理対象物(21)を砂と液体とに分離する砂除去装置(2)と、
砂除去装置(2)から排出される排出物(18)を移送するパイプコンベヤ(3)と
を備える。
本発明に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
そのパイプコンベヤ(3)は
パイプ(4)と、
そのパイプ(4)の中に配置された複数のブレード(5)と、
そのブレード(5)を牽引するための牽引体(6)と
その牽引体(6)を牽引する駆動装置(7)と
を備える。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
そのパイプコンベヤ(3)は
更に、
高低差を有し、且つ、水下側に設けられた排水口(8)と、
水上側に設けられ、砂を排出するた排出口(17)と
を備える。
上述のような構成により、その排出物(18)に含まれる砂はブレード(5)によって所定の場所へ移送される。また、その排出物(18)の液体成分はパイプコンベヤ(3)に投入されると水下側に流れ、排水口(8)を通って排水される。よって、その排出物(18)の脱水と移送とを同時に行なうことができる。したがって、脱水に時間を要さず、臭気を抑制することができる。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
そのパイプコンベヤ(3)は
複数のブラシ(9)を備え、
その複数のブラシの各々は、その複数のブレード(5)の全部若しくは一部に支持されている。この様に、ブレード(5)にブラシ(9)を設けることにより、その排出物(18)に含まれる砂を効率よく捕捉し、移送することができる。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
そのブラシ(9)は
取り付け部(10)と、
その取り付け部(10)に支持された捕捉部(11)と
を備え、
そのブラシ(9)はその取り付け部(10)においてそのブレード(5)に支持され、
その捕捉部(11)はその排出物(18)に含まれる砂を捕捉し、且つ、その排出物(18)の液体成分は捕捉しない構造物(12)である。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
その取り付け部(10)は円筒状であり、
その構造物(12)はその取り付け部(10)の側面に細線形ワイヤがブラシ状に配置されたワイヤーブラシである。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
その捕捉部(11)の外形は、そのパイプコンベヤ(3)の内部空間のそのパイプコンベヤ(3)に垂直な面による断面形状に内接し、
その捕捉部(11)は、その(6)牽引体が配置される位置に切りこみ(13)が設けられている。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
そのパイプコンベヤ(3)は、
その複数のブラシ(9)のうちの一つである第1のブラシ(14)と、
その複数のブラシ(9)のうちの他の一つである第2のブラシ(15)と、
を備え、
その第1のブラシ(14)におけるその捕捉部(11)のそのパイプコンベヤ(3)に垂直な面への投象は、その第2のブラシ(15)におけるその捕捉部(11)のそのパイプコンベヤ(3)に垂直な面への投象と、重ならない部分を有する。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
その砂除去装置(2)は液体サイクロン(16)である。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
その砂除去装置(2)とそのパイプコンベヤ(3)とは,ロータリーバルブ(35)と水切りタンク(36)を介して,密閉状態で接続されている。砂除去装置(2)とパイプコンベヤ(3)とを密閉状態で接続することにより、外部へ臭気が漏れることが抑制される。
また,液体サイクロン(16)下部にロータリーバルブ(35)を設置することで,液体サイクロン(16)から効率的に砂を排出できる。さらに,ロータリーバルブ(35)下部に水切りタンク(36)を設置することで,前記砂に含まれる水分を容易に分離することができ,パイプコンベヤ(3)中に多量の水分が流入することを抑制できる。
このように液体サイクロン(16),ロータリーバルブ(35),水切りタンク(36)を組み合わせることで,砂除去装置(2)から効率的に排出物(18)を排出することができる。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
そのパイプコンベヤ(3)の内部空間の断面形状は円形である。
本発明に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去方法は、
処理対象物(21)を与えるステップと、
前記砂処理装置により分離された前記砂を含む排出物を排出するロータリーバルブ(35),及び前記砂を含む排出物中に含まれる水分を分離する水切りタンク(36)とを与えるステップと,
その砂除去装置(2)から排出される排出物(18)を移送するパイプコンベヤ(3)を与えるステップと、
その砂処理装置(2)がその処理対象物(21)を砂と液体に分離する砂除去ステップと、
そのロータリーバルブ(35)及びその水切りタンク(36)が,その砂を排出及び水切りする排出水切りステップと,
そのパイプコンベヤ(3)が、その排出物(18)を砂と液体成分とに分離し、移送する分離移送ステップと
を備えている。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
その砂除去ステップとその排出水切りステップとその分離移送ステップとは同時に行なわれる。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
そのパイプコンベヤ(3)は
パイプ(4)と、
そのパイプ(4)の中に配置された複数のブレード(5)と、
そのブレード(5)を牽引するための牽引体(6)と
その牽引体(6)を牽引する駆動装置(7)と
を有し、
その駆動装置(7)がその牽引体(6)を牽引するステップを
更に備える。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
そのパイプコンベヤ(3)は
更に、
高低差を有し、且つ、水下側に設けられた排水口(8)
水上側に設けられ、砂を排出するた排出口(17)と
を有している。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
そのパイプコンベヤ(3)は
複数のブラシ(9)を有し、
その複数のブラシ(9)の各々は、その複数のブレード(5)の全部若しくは一部に支持されている。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
そのブラシ(9)は
取り付け部(10)と、
その取り付け部(10)に支持された捕捉部(11)と
を有し、
そのブラシ(9)はその取り付け部(10)においてそのブレード(5)に支持され、
その捕捉部(11)はその排出物(18)に含まれる砂を捕捉し、且つ、その排出物(18)の液体成分は捕捉しない構造物(12)である。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
その取り付け部(10)は円筒状であり、
その構造物(12)はその取り付け部(10)の側面に細線形ワイヤがブラシ状に配置されたワイヤーブラシである。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
その捕捉部(11)の外形は、そのパイプコンベヤ(3)の内部空間のそのパイプコンベヤ(3)に垂直な面による断面形状に内接し、
その捕捉部(11)は、その牽引体(6)が配置される位置に切りこみ(13)が設けられている。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
そのパイプコンベヤ(3)は、
その複数のブラシ(9)のうちの一つである第1のブラシ(14)と、
その複数のブラシ(9)のうちの他の一つである第2のブラシ(15)と、
を備え、
その第1のブラシ(14)におけるその捕捉部(11)のそのパイプコンベヤ(3)に垂直な面への投象は、その第2のブラシ(15)におけるその捕捉部(11)のそのパイプコンベヤ(3)に垂直な面への投象と、重ならない部分を有する。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
その砂除去装置(2)は液体サイクロン(16)である。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
その砂除去装置(2)とそのパイプコンベヤ(3)とは密閉状態で接続されている。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法において、
そのパイプコンベヤ(3)の内部空間の断面形状は円形である。
本発明に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去システム(1)は、
処理対象物を砂と液体とに分離する砂除去装置(2)と、
砂除去装置(2)により分離されたその砂を含む排出物(18)を移送し、且つ、脱水する移送脱水装置と、
を備える。
上述の構成に依れば、砂除去システム(1)から排出された排出物(18)を移送と脱水を同時に行う事ができる。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
砂除去装置(2)は液体サイクロン(16)であり、
その移送脱水装置は、液体サイクロン(16)の下部に配置されて、液体サイクロン(16)からの排出物(18)を砂と液体成分とに分離する篩(30)を備えた搬送用のコンテナ(29)である。
篩(30)を備えた搬送用のコンテナ(29)を用いる事により、簡便な構成で排出物(18)の移送と脱水を同時に行う事ができる。
本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
パイプコンベヤ(3)は、
排出口(17)の上部に設けられ、パイプコンベヤ(3)により移送された砂(23)にエアーをあてるエアー供給部(28)
を備える。
砂(23)にエアーを当てることで、砂をより確実にパイプコンベヤ(3)から剥離し、排出口(17)から外部へ排出することができる。
本発明に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去システム(1)において、
パイプコンベヤ(3)は、
排出口(17)の上部に設けられ、パイプコンベヤ(3)により移送された砂(23)に接触するように設けられた砂除去部(27)
を備える。
砂除去部(27)を砂(23)に接触させる事により、砂をより確実にパイプコンベヤ(3)から剥離し、排出口(17)から外部へ排出することができる。
本発明によれば、処理時間が短く、且つ、砂除去率の高いし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法、が提供される。
本発明によれば、更に、臭気発生量が抑制され、且つ砂除去率が高いし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法、が提供される。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(構成)
図1は本実施の形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1を組み込んだし尿及び浄化槽汚泥の前処理システム60の構成図を示している。前処理システム60は、沈砂槽50、受入槽51、細目スクリーン52、加圧脱水機(スクリュープレス等)53、し渣ホッパ51、中継槽55、し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1、貯留槽56、及び細砂ホッパ57を備えている。
沈砂槽50は地域の処理場に集められたし尿や浄化槽汚泥を受入れて、砂を沈降させる機能を実現する。受入槽51は沈砂槽50の隣に堰を挟んで設けられ、沈砂槽から溢れた液を受入れる。細目スクリーン52は受入槽51に蓄えられた液に含まれるビニール等の夾雑物を除去する機能を実現する。中継槽55は細目スクリーン52によって夾雑物が除去された液を一時的に蓄えて、処理対象物21としてし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1に送る機能を実現する。加圧脱水機(スクリュープレス等)53は細目スクリーン52によって除去された夾雑物を脱水する機能を実現する。し渣ホッパ54は加圧脱水機(スクリュープレス等)53により脱水されたし渣を受入れる。一方,加圧脱水機(スクリュープレス等)53の脱水分離液は,受入槽51若しくは中継槽55へ移送する。貯留槽56は、し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1により砂が除去された処理対象物21を受入れる機能を実現する。細砂ホッパ57はし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1によって除去された砂を受入れる。なお、し尿浄化槽汚泥の砂除去システム1によって除去された砂は、し渣ホッパ54に受入れてもいい。
図2は本発明に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1の構成図を示している。し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1は液体サイクロン16とパイプコンベヤ3とを備えている。液体サイクロン16は、中継槽に蓄えられた処理対象物21を受入れて、砂と液体に分離する。液体サイクロン16によって分離された砂は液体サイクロン16の下部に設置されたロータリーバルブ35及び水切りタンク36を通して、排出物18としてパイプコンベヤ3に排出される。
パイプコンベヤ3は、液体サイクロン16の下部で液体サイクロン16と,ロータリーバルブ35及び水切りタンク36を介して,密閉状態で接続し、液体サイクロン16の下部から排出される排出物18を受入れる構造となっている。パイプコンベヤ3は、円筒状のパイプ4、複数のブレード5、牽引体6、駆動装置7、複数のブラシ9、排出口17、及び排水口8を備えている。パイプ4は高低差がつけられて配置されている。複数のブレード5の各々はパイプ4の内部に配置されている。複数のブレード5の各々には貫通孔が設けられている。牽引体6は、複数のブレード5の各々を繋ぐようにブレード5に連結されている。駆動装置7は牽引体6を牽引する機能を実現する。排出口17は高低差のつけられたパイプの水上側に設けられている。排水口8は高低差のつけられたパイプの水下側に設けられている。
図5はブラシ9をパイプ4の長さ方向から見た図である。ブラシ9は円筒状の取付部10を備えている。また、取り付け部10の側面には細線形ワイヤがブラシ状に配置されたワイヤーブラシからなる捕捉部11が設けられている。そのワイヤーブラシを構成する細線形ワイヤの密度は、排出物18に含まれる砂の粒径等により適宜選定される。その細線形ワイヤは例えばSUS等の耐蝕性材料で構成される。
図3は、パイプコンベヤ3のパイプ4を切除した時の斜視図である。捕捉部11の外形はパイプ4の内面に内接し、牽引体6が配置される位置には切り込み13が設けられている。
図6はパイプコンベヤ3のパイプコンベヤ3に平行な面による断面形状を示す図である。ブラシ9は、ブレード5に設けられた貫通孔と取り付け部9の内部とにボルト19が挿入されてナット20によって固定されることにより、ブレード5に支持されている。また、牽引体6は捕捉部11に設けられた切り込み13部分に配置される。即ち、牽引体6と捕捉部11とは物理的に干渉していない。
(動作)
続いて、本実施の形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムの動作について詳述する。まず、地域の処理場に収集されたし尿や浄化槽汚泥が沈砂槽50に投入される。し尿や浄化槽汚泥中に含まれる粒径の粗い砂は、沈砂槽50に蓄えられている間に沈降する。投入されたし尿や浄化槽汚泥の量が、沈砂槽50と受入槽51の間に設けられた堰の高さを超える量になると、沈砂槽50に蓄えられたし尿や浄化槽汚泥の上澄み液が受入槽51へ溢れ出る。受入槽51に溢れ出した液は、細目スクリーン52によってビニール等の夾雑物が除去されて中継槽55に送られる。一方、細目スクリーン52によって除去された夾雑物は加圧脱水機(スクリュープレス等)53によって脱水されて場外搬出または焼却処理される。加圧脱水機(スクリュープレス等)53によって脱水されたし渣はし渣ホッパ54へ送られる。中継槽55に送られた液は、中継槽55において一時的に蓄えられた後に、液体サイクロン16に処理対象物21として送られる。
次に、液体サイクロン16は処理対象物21に含まれる砂を分離する。分離された砂は、液体サイクロン16の下部に設置されたロータリーバルブ35及び水切りタンク36を通して、排出物18としてパイプコンベヤ3に排出される。液体サイクロン16によって砂が除去された処理対象物21は、貯留槽へ送られて、主処理装置へ移送されるまで放置される。
排出物18を受入れたパイプコンベヤ3において、駆動装置7により牽引体6が牽引されて、ブレード5とブラシ9が牽引されることで、排出物18に含まれる砂が選択的に捕捉部11に捕捉される。捕捉部11に捕捉された砂は排出口17まで移送されて、排出口17から排出される。排出口17から排出された砂は細砂ホッパ57若しくはし渣ホッパ54へ送られて処理される。一方、排出物18に含まれる液体成分は排水口8から排水される。排水口8から排水された液体成分は受入槽51若しくは中継槽55へ移送される。これにより、排出物18が砂と液体成分とに分離されて移送される。
(作用・効果)
本実施の形態における作用について説明する。本実施の形態においては、液体サイクロン16の下部にパイプコンベヤ3を設けることで、液体サイクロン16の排出物18の移送と脱水とを同時に行なうことができる。これにより、排出物18の脱水に要する時間が短縮できる。また、排出物18の処理に要する時間が短縮されることで臭気が抑制され、臭気処理の為の薬品コスト等の運用コストが低減できる。
また、パイプコンベヤ3が高低差をつけて配置され、且つ、水下側に排水口8を有することで、パイプコンベヤ3に投入された排出物18の液体成分は自ずと排水口8から排水される。これにより,水切りタンク36にて脱水し切れなかった水分を分離することができ,排出物18の含水率をさらに低減することができる。さらに,液体サイクロン16が砂と液体とを分離している最中にも、液体サイクロン16の下部から排出物18を排出させてパイプコンベヤ3により排出物18を砂と液体成分に分離し、移送することができる。これにより、排出物18の処理に要する時間が更に短縮できる。
また、本実施の形態によれば、パイプコンベヤ3がブラシ9を備えることで、排出物18に含まれる砂を効率よく捕捉することができる。よって、砂除去率が向上する。
更に、液体サイクロン16とパイプコンベヤ3との接続部分が,ロータリーバルブ35及び水切りタンク36を介して,密閉状態であることにより、外部への臭気漏洩が抑制される。また,液体サイクロン16下部にロータリーバルブ35を設置することで,液体サイクロン16から効率的に砂を排出できる。さらに,ロータリーバルブ35下部に水切りタンク36を設置することで,前記砂に含まれる水分を容易に分離することができ,パイプコンベヤ3中に多量の水分が流入することを抑制できる。
更に、パイプコンベヤ3は従来の重力式脱水機と比較して設置スペースを取らず、またコンベヤと脱水機との機能を兼ねる為に省スペース化が達成できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について詳述する。
(構成)
第2の実施形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムの構成は、複数のブラシ9の形状をのぞいて第1の実施形態と同様である。
図4は第2の実施形態に係る砂除去システムにおけるパイプコンベヤ3のパイプ4の一部を排除した時の斜視図である。パイプコンベヤ3は、複数のブラシ9のうちの一つである第1のブラシ14と、複数のブラシ9のうちの他の一つである第2のブラシ15とを備えている。第1のブラシ14に備えられた捕捉部11は、取り付け部10の側面に扇状に設けられ、パイプ4のパイプ4に垂直な面による断面円の一部と内接している。第2のブラシ15は取り付け部10の側面に扇状に、且つ、第1のブラシ14に備えられた捕捉部11のパイプコンベヤ3に垂直な面への投象が、第2のブラシ15に備えられた捕捉部11のパイプコンベヤ3に垂直な面への投象とは重ならない部分を備えるように設けられている。また、第1のブラシ14における捕捉部11と第2のブラシ15における捕捉部11は、牽引体6が配置される位置には存在しない。尚、第2の形態に係る取り付け部10の構造は、第1の実施形態に係る取り付け部10の構造と同様である。
(動作)
第2の実施形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムの動作は、第1の実施形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムの動作と同様である。
(作用・効果)
第2の実施形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムによれば、第1の実施形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムの作用・効果に加え、捕捉部11の占める面積が少ないので、捕捉部11を構成する材料の材料費が低減できる。また、捕捉部11を全ブレードではなく、一部ブレードに設置することにより、捕捉部11を構成する材料の材料費が更に低減できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について以下に詳述する。
本実施の形態にけるし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1の構成は、第1の実施形態における構成において、移送脱水装置としてパイプコンベヤ17の代わりにコンテナ29を用いる。即ち、液体サイクロン16の下部にコンテナ29が配置されている。
図7は本実施の形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1の概略図を示している。液体サイクロン16の下部には、接続用短管34が設けられ、液体サイクロン16の下部から排出される排出物18をコンテナ29へ導くようになっている。
コンテナ29は、上部が開口しており、中間部分に篩30が備えられているる。コンテナ29の下部にはキャスター31が設けられており、搬送可能となっている。コンテナ29は上部の開口部分より、液体サイクロン16からの排出部18を受け入れ可能であり、排出物18の砂成分は篩30上に溜まり、液体成分は篩下へ透過する。また、コンテナ28の篩30より下部には水抜き部33が設けられており、篩下に溜まった液体成分を水抜き部33を介して外部へ排出することができる。
篩30は、金属金網や、ハニカムろ材、及び振動篩が用いられることが好ましい。特に振動篩を用いた場合には、排出物18の脱水を振動の力を利用して速やかに行うことができる。篩30の材質としては、耐蝕性材質が用いられ、目幅は0.1mm〜1.0mmであることが好ましい。目幅が0.1mmより小さいと液体成分が篩を通過しない傾向にあり、脱水に要する時間が長くなる。一方、目幅が1.0mmより大きい場合には、篩30上に残るべき砂も篩30をすり抜けてしまう傾向にある。
続いて本実施の形態に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去方法について説明する。本実施の形態において、液体サイクロン16の下部から排出物18が排出されるまでは、第1の実施形態と同様である。
液体サイクロン16の下部から排出された排出物18は、接続用短管34及びロータリーバルブ35を介してコンテナ29の上部の開口からコンテナ29の篩上へ投入される。コンテナ29に設けられた篩30によって、砂成分は篩上に残留し、液体成分は篩下へ透過する。これにより、排出物18は、砂成分と液体成分とに分離される。続いて、篩下へ溜まった液体成分は水抜き部33から外部へ排出されて、受入漕51若しくは中継漕55へ移送される。一方、篩上に残った砂成分は、コンテナ29が細砂ホッパ57若しくはし渣ホッパ54の近傍まで移動されて、上部から砂成分が細砂ホッパ57若しくはし渣ホッパ54へ排出される。これにより、排出物18が砂成分と液体成分とに分離されて適切に処理される。
本実施の形態に依れば、篩を備えて搬送可能なコンテナを用いることで、排出物18の移送及び脱水を同時に行うことができる。更に、大型の装置を用い無い為に、設置に多大なスペースを必要としない。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について以下に詳述する。本実施の形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムの構成は、第1の実施形態におけるパイプコンベヤ3の排出口18近傍の構成が異なっていることと、パイプコンベヤ3のブレード5にはブラシ9が設けられていないこと、以外は第1の実施形態と同様である。尚、本実施の形態ではブラシ9が存在しない場合について説明するが、第1の実施形態同様に、ブラシ9が設けられていてもよい。
図8はパイプコンベヤ3における排出口17の近傍の断面を模式的に示す図である。排出口18は、第1の実施形態と同様に、高低差をつけられたパイプコンベヤの上流側に設けられている。更に、図8に示す様に、排出口18は、牽引体6とブレード5が通る部分の下側に設けられている。パイプコンベヤ3は排出口17の上側において、エア供給部28と砂除去部27とを備えている。
エア供給部28は、パイプコンベヤ3の上部に開口するエア供給口24と、エア供給口24に接続したコンプレッサ26と、エア供給口24とコンプレッサ26との間に設けられた空気弁25と、を備えている。エア供給部28は、コンプレッサ26から出力されるエアを、エア供給口24から送風してブレード5が捕捉している砂23に吹きかけ、砂23をブレード5から剥離させる。エア供給部28は、ブレード5に捕捉されている砂23に対し、真上方向からエアが吹きかけるように設けられていることが好ましい。尚、空気弁25に、空気弁25の開閉を制御する制御装置(図示せず)を接続し、パイプコンベヤ3の稼動時においてブレード5が所定の位置にある時に選択的にエアを吹きかけるように空気弁25を制御することも可能である。この場合、ブレード5の位置は、制御装置に接続された赤外線センサに例示される検出装置(図示せず)により検出され、制御装置に送信される。エアの吹きかけを選択的に行うことにより、捕捉された砂23の剥離がより効率良く行われる。
砂除去部27は、排出口17の上部且つブレード5が通過する部分の下部に、紙面と垂直方向に伸びるバーとして設けられている。パイプコンベヤ3の稼動時において、ブレード5に捕捉された砂はバーに接触してブレード5から剥離される。また、バーにブラシが設け、バーを回転させる砂除去部駆動装置(図示せず)によってバーが回転されてもよい。バーにブラシを設けて回転させることで、ブレード5に捕捉された砂23がより確実に剥離される。
本実施の形態におけるし尿及び浄化槽汚泥の処理システムの動作方法は、上述のエア供給部28及び砂除去部27の動作を除いて、第1の実施形態と同様である。
即ち、液体サイクロン16からパイプコンベヤ3へ排出物17が排出されると、駆動
装置7が牽引体6及びブレード5を駆動しする。これにより、液体成分は下流側に設けられた排水口8より排水され、砂はブレード5に捕捉されて排出口17の上部まで移送される。排出口17の上部において、ブレード5に捕捉された砂にエアー供給部28がエアーが吹き当てる。エアーを吹き当てられることにより、捕捉された砂の大部分はブレード5より剥離して、排出口17より外部へ排出される。更に、ブレード5に残留している砂は、バーと接触することにより剥離されて落下し、排出口17より外部へ排出される。排出された砂は第1の実施形態と同様、細砂ホッパ57若しくはし渣ホッパ54へ送られて処理される。
本実施の形態に依れば、パイプコンベヤ3を駆動させた際に捕捉された砂がより効率良く排出口17より排出される。即ち、排出口17より排出されずにブレード5に付着したままとなる砂の量を低減できる。ブレード5付着しつづける砂は、機器の消耗、排出物18に対する砂の捕捉率を低下、駆動装置7に対する負荷、等の原因となりうる。よって、本実施の形態によれば、第1の実施形態における作用・効果に加え、パイプコンベヤ3の稼動環境を向上させることができる。
し尿及び浄化槽汚泥の前処理システム60の構成図を示す。 本発明に係るし尿および浄化槽汚泥の砂除去システムの構成図を示す。 第1の実施形態に係るパイプコンベヤ3のパイプ4の一部を排除した時の斜視図である。 第2の実施形態に係るパイプコンベヤ3のパイプ4の一部を排除した時の斜視図である。 第1の実施形態に係るブラシ9をパイプ4の長さ方向から見た図である。 第1の実施形態に係るパイプコンベヤ3のパイプ4に平行な面による断面形状を示す図である。 第3の実施形態に係るし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム1の概略的な構成図である。 排出口17近傍のパイプコンベヤ3を概略的に示す図である。
符号の説明
1 し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム
2 砂除去装置
3 パイプコンベヤ
4 パイプ
5 ブレード
6 牽引体
7 駆動装置
8 排水口
9 ブラシ
10 取り付け部
11 捕捉部
12 構造物
13 切り込み
14 第1のブラシ
15 第2のブラシ
16 液体サイクロン
17 排出口
18 排出物
19 ボルト
20 ナット
21 処理対象物
23 砂
24 エア供給口
25 空気弁
26 コンプレッサ
27 砂除去部
28 エア供給口
29 コンテナ
30 篩
31 キャスター
33 水抜き部
34 接続用短管
35 ロータリーバルブ
36 水切りタンク
50 沈砂槽
51 受入槽
52 細目スクリーン
53 加圧脱水機(スクリュープレス等)
54 し渣ホッパ
55 中継槽
56 貯留槽
57 細砂ホッパ
58 主処理装置
60 し尿及び浄化槽汚泥の前処理システム

Claims (16)

  1. 処理対象物を砂と液体とに分離する液体サイクロンと、
    前記液体サイクロンにより分離された前記砂を含む排出物を、前記液体サイクロンから
    排出する、ロータリーバルブと、
    前記排出された排出物を水切りする水切タンクと、
    前記水切りされた排出物を移送するパイプコンベヤと、
    を具備し、
    前記パイプコンベヤは、前記水切りされた排出物を砂と液体成分とに分離し、移送するように構成され、
    前記パイプコンベヤは
    パイプと、
    前記パイプの中に配置された複数のブレードと、
    前記ブレードを牽引するための牽引体と
    前記牽引体を牽引する駆動装置と
    を備え
    前記パイプコンベヤは複数のブラシを備え、
    前記複数のブラシの各々は、前記複数のブレードの全部若しくは一部に支持される
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  2. 請求項1に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記パイプコンベヤは、高低差を有するように設けられ、砂を排出するための排出口を備える
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  3. 請求項に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記ブラシは
    取り付け部と、
    前記取り付け部に支持された捕捉部と
    を備え、
    前記ブラシは前記取り付け部において前記ブレードに支持され、
    前記捕捉部は前記排出物に含まれる砂を捕捉し、且つ、前記排出物の液体成分は捕捉しない構造物である
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  4. 請求項に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記取り付け部は円筒状であり、
    前記構造物は前記取り付け部の側面に細線形ワイヤがブラシ状に配置されたワイヤーブラシである
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  5. 請求項3又は4に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記捕捉部の外形は、前記パイプコンベヤの内部空間の前記パイプコンベヤに垂直な面による断面形状に内接し、前記牽引体が配置される位置に切りこみが設けられている
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  6. 請求項3又は4に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記パイプコンベヤは、
    前記複数のブラシのうちの一つである第1のブラシと、
    前記複数のブラシのうちの他の一つである第2のブラシと、
    を備え、
    前記第1のブラシにおける前記捕捉部の前記パイプコンベヤに垂直な面への投象は、前記第2のブラシにおける前記捕捉部の前記パイプコンベヤに垂直な面への投象と、重ならない部分を有する
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記パイプコンベヤの内部空間の断面形状は円形である
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
  8. 処理対象物を与えるステップと、
    前記処理対象物を砂と液体に分離する液体サイクロンを与えるステップと、
    前記液体サイクロンにより分離された前記砂を含む排出物を排出するロータリーバルブ,及び前記砂を含む排出物中に含まれる水分を分離する水切りタンクを与えるステップと,
    前記液体サイクロンにより分離された前記砂を含む排出物を移送するパイプコンベヤを与えるステップと、
    前記液体サイクロンが前記処理対象物を砂と液体に分離する砂除去ステップと、
    前記ロータリーバルブが、前記液体サイクロンから、前記砂を含む排出物を排出するステップと、
    前記水切タンクが、前記排出された排出物を、水切りするステップと,
    前記パイプコンベヤが、前記水切りされた排出物を砂と液体成分とに分離し、移送する分離移送ステップと
    を具備し、
    前記パイプコンベヤは
    パイプと、
    前記パイプの中に配置された複数のブレードと、
    前記ブレードを牽引するための牽引体と
    前記牽引体を牽引する駆動装置と
    を備え、
    前記駆動装置が前記牽引体を牽引するステップを更に具備し、
    前記パイプコンベヤは、複数のブラシを備え、
    前記複数のブラシの各々は、前記複数のブレードの全部若しくは一部に支持される
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  9. 請求項に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、前記砂除去ステップと前記排出ステップと前記水切りステップと前記分離移送ステップとが同時に行なわれる
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  10. 請求項8または9に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、
    前記パイプコンベヤは、高低差を有するように設けられ、砂を排出するための排出口を備える
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  11. 請求項に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、
    前記ブラシは
    取り付け部と、
    前記取り付け部に支持された捕捉部と
    を備え、
    前記ブラシは前記取り付け部において前記ブレードに支持され、
    前記捕捉部は前記排出物に含まれる砂を捕捉し、且つ、前記排出物の液体成分は捕捉しない構造物である
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  12. 請求項11に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、
    前記取り付け部は円筒状であり、
    前記構造物は前記取り付け部の側面に細線形ワイヤがブラシ状に配置されたワイヤーブラシである
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  13. 請求項11又は12に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、
    前記捕捉部の外形は、前記パイプコンベヤの内部空間の前記パイプコンベヤに垂直な面による断面形状に内接し、
    前記捕捉部は、前記牽引体が配置される位置に切りこみが設けられている
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  14. 請求項11又は12に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、
    前記パイプコンベヤは、
    前記複数のブラシのうちの一つである第1のブラシと、
    前記複数のブラシのうちの他の一つである第2のブラシと、
    を備え、
    前記第1のブラシにおける前記捕捉部の前記パイプコンベヤに垂直な面への投象は、前記第2のブラシにおける前記捕捉部の前記パイプコンベヤに垂直な面への投象と、重ならない部分を有する
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  15. 請求項8乃至13のいずれかに記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法であって、
    前記パイプコンベヤの内部空間の断面形状は円形である
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去方法。
  16. 請求項2に記載されたし尿及び浄化槽汚泥の砂除去システムであって、
    前記パイプコンベヤは、
    前記排出口の上部に設けられ、前記パイプコンベヤにより移送された砂にエアーをあてるエアー供給部を備える
    し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム。
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