JP2001322125A - 廃棄プラスチック分離装置 - Google Patents
廃棄プラスチック分離装置Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Cyclones (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチックを分離するのに最適なプラスチ
ック分離装置を提供する。 【解決手段】 ケーシング7に、廃棄プラスチックが混
在するガス流が流入する流入口11、分離された廃棄プ
ラスチックが排出される廃棄プラスチック排出口12、
および廃棄プラスチックが分離されたガス流が流出する
流出口13,13を設ける。ケーシング7の内部に、外
周にガス流が通過するフィルタ8が巻かれたケージロー
ラ9を設け、ケーシング7の排出口12に、ケーシング
7内部を気密すると共に分離されたプラスチックを排出
するストリッピングローラ10を設ける。ケージローラ
9の外周面とケーシング7の内周面7aとの間に、流入
口11から流入されたガス流を旋回させる旋回通路を形
成する。またケーシング7に、フィルタ8を通過したガ
ス流を流出口13,13に導く流出通路26を形成す
る。旋回通路14で旋回させたガス流によって廃棄プラ
スチックをケーシング7の内周面7aに沿わせ、ストリ
ッピングローラ10が内周面7aに沿わせたプラスチッ
クを排出する。
ック分離装置を提供する。 【解決手段】 ケーシング7に、廃棄プラスチックが混
在するガス流が流入する流入口11、分離された廃棄プ
ラスチックが排出される廃棄プラスチック排出口12、
および廃棄プラスチックが分離されたガス流が流出する
流出口13,13を設ける。ケーシング7の内部に、外
周にガス流が通過するフィルタ8が巻かれたケージロー
ラ9を設け、ケーシング7の排出口12に、ケーシング
7内部を気密すると共に分離されたプラスチックを排出
するストリッピングローラ10を設ける。ケージローラ
9の外周面とケーシング7の内周面7aとの間に、流入
口11から流入されたガス流を旋回させる旋回通路を形
成する。またケーシング7に、フィルタ8を通過したガ
ス流を流出口13,13に導く流出通路26を形成す
る。旋回通路14で旋回させたガス流によって廃棄プラ
スチックをケーシング7の内周面7aに沿わせ、ストリ
ッピングローラ10が内周面7aに沿わせたプラスチッ
クを排出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄プラスチック
が混在するガス流から廃棄プラスチックを分離する廃棄
プラスチック分離装置に関し、工場および一般家庭等か
ら収集された廃棄プラスチックを分離する廃棄プラスチ
ック分離装置に関する。
が混在するガス流から廃棄プラスチックを分離する廃棄
プラスチック分離装置に関し、工場および一般家庭等か
ら収集された廃棄プラスチックを分離する廃棄プラスチ
ック分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場および各家庭等から収集され
た廃棄プラスチックは、再資源化プラントにて再利用さ
れるようになってきた。ここでは、廃棄プラスチック
は、例えば、高炉等における代替補助燃料あるいは鉱石
の還元材として再利用される。この再資源化プラントに
おいて、収集された廃棄プラスチックは、再資源化し易
いようにあらかじめ事前処理される。例えば、廃棄プラ
スチックは、所定の大きさに破砕等され、空気等のガス
流で気体搬送され、粒状化装置等によって粒状化処理等
が施される。この事前処理において、気体搬送された廃
棄プラスチックをガス流から分離する必要がある。
た廃棄プラスチックは、再資源化プラントにて再利用さ
れるようになってきた。ここでは、廃棄プラスチック
は、例えば、高炉等における代替補助燃料あるいは鉱石
の還元材として再利用される。この再資源化プラントに
おいて、収集された廃棄プラスチックは、再資源化し易
いようにあらかじめ事前処理される。例えば、廃棄プラ
スチックは、所定の大きさに破砕等され、空気等のガス
流で気体搬送され、粒状化装置等によって粒状化処理等
が施される。この事前処理において、気体搬送された廃
棄プラスチックをガス流から分離する必要がある。
【0003】従来、廃棄プラスチックに限られず、ダス
ト等の粉粒体をガス流から分離する分離装置として、図
6に示すサイクロン集塵装置が知られている。このサイ
クロン集塵装置は、円筒内回転流によってダストが混在
されるガス流に遠心力を与えて、ダストを分離捕集す
る。ダストが混在されるガス流は、ケーシング上部の外
筒1の側面に設けた流入口2から流入する。ガス流は、
外筒1および円錐部3によって旋回される。ガス流から
分離されたダストは、円錐部3の下端の排出口4から排
出される。ダストが分離されたガス流は、ケーシング上
端に設けた内筒5から流出される。
ト等の粉粒体をガス流から分離する分離装置として、図
6に示すサイクロン集塵装置が知られている。このサイ
クロン集塵装置は、円筒内回転流によってダストが混在
されるガス流に遠心力を与えて、ダストを分離捕集す
る。ダストが混在されるガス流は、ケーシング上部の外
筒1の側面に設けた流入口2から流入する。ガス流は、
外筒1および円錐部3によって旋回される。ガス流から
分離されたダストは、円錐部3の下端の排出口4から排
出される。ダストが分離されたガス流は、ケーシング上
端に設けた内筒5から流出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】廃棄プラスチックは、
嵩密度が0.03〜0.5程度と小さく、しかも粒径が
5〜100mm程度と大きいという特性を有する。ま
た、廃棄プラスチックには、袋等からなるフィルム系の
プラスチック(嵩密度0.03〜0.07)と、フィル
ム以外の比較的厚いハード系のプラスチック(嵩密度
0.03〜0.5)とが混在する。従来のサイクロンに
あっては、このような特性を有する廃棄プラスチックを
分離しようとすると以下のような問題が生じる。
嵩密度が0.03〜0.5程度と小さく、しかも粒径が
5〜100mm程度と大きいという特性を有する。ま
た、廃棄プラスチックには、袋等からなるフィルム系の
プラスチック(嵩密度0.03〜0.07)と、フィル
ム以外の比較的厚いハード系のプラスチック(嵩密度
0.03〜0.5)とが混在する。従来のサイクロンに
あっては、このような特性を有する廃棄プラスチックを
分離しようとすると以下のような問題が生じる。
【0005】サイクロンの容積がかなり大きくなって
しまい、サイクロンの高さが高くなり、この結果、貯蔵
タンク上方等の限られたスペースにサイクロンを配置す
ることができない。サイクロンの径、高さは、流入され
る処理風量と、分離対象物の嵩密度、粒度等の設計条件
によって決定される。嵩密度が小さく、粒度が大きい廃
棄プラスチックを分離しようとすると、サイクロンの容
積がかなり大きくなってしまい、サイクロンの高さが高
くなる。サイクロンは廃棄プラスチックを貯蔵する貯蔵
タンクの上方に設けられることが多いが、貯蔵タンク上
方等の限られたスペースにサイクロンを配置することが
できない。
しまい、サイクロンの高さが高くなり、この結果、貯蔵
タンク上方等の限られたスペースにサイクロンを配置す
ることができない。サイクロンの径、高さは、流入され
る処理風量と、分離対象物の嵩密度、粒度等の設計条件
によって決定される。嵩密度が小さく、粒度が大きい廃
棄プラスチックを分離しようとすると、サイクロンの容
積がかなり大きくなってしまい、サイクロンの高さが高
くなる。サイクロンは廃棄プラスチックを貯蔵する貯蔵
タンクの上方に設けられることが多いが、貯蔵タンク上
方等の限られたスペースにサイクロンを配置することが
できない。
【0006】廃棄プラスチックが、分離されずにガス
流の流出口から排出されてしまうおそれがある。フィル
ム系のプラスチックは、遠心力では分離しにくく、空気
の流出口から排出されるおそれがある。また、サイクロ
ンの容積を大きくし、その捕集効率を上げても、例えば
ケーシング下部に廃棄プラスチックが詰まると、旋回す
る空気流のバランスが崩れ、廃棄プラスチックが分離さ
れずに内筒5から排出されるおそれがある。
流の流出口から排出されてしまうおそれがある。フィル
ム系のプラスチックは、遠心力では分離しにくく、空気
の流出口から排出されるおそれがある。また、サイクロ
ンの容積を大きくし、その捕集効率を上げても、例えば
ケーシング下部に廃棄プラスチックが詰まると、旋回す
る空気流のバランスが崩れ、廃棄プラスチックが分離さ
れずに内筒5から排出されるおそれがある。
【0007】ガス流を生じさせるサクションブロワの
吸気側にサイクロンを設けた場合、ケーシング下端の廃
棄プラスチックの排出口4から空気が漏れ出てしまい、
サイクロン内部を気密できない。このため、サイクロン
の排出口4にサイクロン内部の気密を保つロータリーバ
ルブ等を設ける必要がある。
吸気側にサイクロンを設けた場合、ケーシング下端の廃
棄プラスチックの排出口4から空気が漏れ出てしまい、
サイクロン内部を気密できない。このため、サイクロン
の排出口4にサイクロン内部の気密を保つロータリーバ
ルブ等を設ける必要がある。
【0008】空気流は、サイクロン内部で数回転旋回
されるので、サイクロン内部での圧力損失が大きくなっ
てしまい、ガス流を生じさせるサクションブロワの動力
を大きくする必要がある。
されるので、サイクロン内部での圧力損失が大きくなっ
てしまい、ガス流を生じさせるサクションブロワの動力
を大きくする必要がある。
【0009】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
廃棄プラスチックを分離するのに最適な廃棄プラスチッ
ク分離装置を提供することを目的とする。
廃棄プラスチックを分離するのに最適な廃棄プラスチッ
ク分離装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。上記課題を解決するために、本発明は、ケーシ
ング内部にフィルタを巻いたフィルタローラを回転可能
に配置し、このフィルタローラの外周面とケーシングの
内周面との間でガス流を旋回させ、このガスの旋回流で
主にハード系のプラスチックを分離した。また、旋回流
で分離できないフィルム系のプラスチックを確実に分離
するために、フィルム系のプラスチックをフィルタロー
ラのフィルタに吸い付けて分離した。具体的には、本発
明は、廃棄プラスチックが混在されるガス流から廃棄プ
ラスチックを分離する廃棄プラスチック分離装置であっ
て、廃棄プラスチックが混在するガス流が流入する流入
口、分離された廃棄プラスチックが排出される廃棄プラ
スチック排出口、および廃棄プラスチックが分離された
ガス流が流出する流出口を有するケーシングと、前記ケ
ーシングの内部に回転可能に設けられ、外周にガス流が
通過するフィルタが巻かれたフィルターローラと、前記
ケーシングの前記排出口に回転可能に設けられ、前記ケ
ーシング内部を気密すると共に分離された廃棄プラスチ
ックを排出する排出ローラと、前記フィルタローラの外
周面と前記ケーシングの内周面との間に形成され、前記
流入口から流入されたガス流を旋回させる旋回通路と、
前記フィルタローラに巻かれた前記フィルタを通過した
ガス流を前記流出口に導く流出通路と、を備え、前記旋
回通路で旋回させたガス流によって廃棄プラスチックを
前記ケーシングの前記内周面に沿わせ、前記排出ローラ
が前記内周面に沿わせた廃棄プラスチックを排出するこ
とを特徴とする廃棄プラスチック分離装置により、上述
した課題を解決した。
明する。上記課題を解決するために、本発明は、ケーシ
ング内部にフィルタを巻いたフィルタローラを回転可能
に配置し、このフィルタローラの外周面とケーシングの
内周面との間でガス流を旋回させ、このガスの旋回流で
主にハード系のプラスチックを分離した。また、旋回流
で分離できないフィルム系のプラスチックを確実に分離
するために、フィルム系のプラスチックをフィルタロー
ラのフィルタに吸い付けて分離した。具体的には、本発
明は、廃棄プラスチックが混在されるガス流から廃棄プ
ラスチックを分離する廃棄プラスチック分離装置であっ
て、廃棄プラスチックが混在するガス流が流入する流入
口、分離された廃棄プラスチックが排出される廃棄プラ
スチック排出口、および廃棄プラスチックが分離された
ガス流が流出する流出口を有するケーシングと、前記ケ
ーシングの内部に回転可能に設けられ、外周にガス流が
通過するフィルタが巻かれたフィルターローラと、前記
ケーシングの前記排出口に回転可能に設けられ、前記ケ
ーシング内部を気密すると共に分離された廃棄プラスチ
ックを排出する排出ローラと、前記フィルタローラの外
周面と前記ケーシングの内周面との間に形成され、前記
流入口から流入されたガス流を旋回させる旋回通路と、
前記フィルタローラに巻かれた前記フィルタを通過した
ガス流を前記流出口に導く流出通路と、を備え、前記旋
回通路で旋回させたガス流によって廃棄プラスチックを
前記ケーシングの前記内周面に沿わせ、前記排出ローラ
が前記内周面に沿わせた廃棄プラスチックを排出するこ
とを特徴とする廃棄プラスチック分離装置により、上述
した課題を解決した。
【0011】この発明によれば、ハード系の廃棄プラス
チックは、旋回通路で旋回されたガス流(旋回流)によ
って、ケーシングの内周面に沿わされる。ケーシングの
内周面に沿わされた廃棄プラスチックは、排出ローラで
排出される。また、旋回流で分離されない、例えばフィ
ルム系の廃棄プラスチックは、フィルタローラの外周面
に巻いたフィルタに吸い付けられ、ガス流から分離され
る。したがって、廃棄プラスチックを確実に分離するこ
とができ、廃棄プラスチックを分離するのに最適な廃棄
プラスチック分離装置が得られる。仮に、すべての廃棄
プラスチックをフィルタに吸い付けて分離しようとする
と、フィルタを傷めるおそれがある。本発明は、廃棄プ
ラスチックを主に旋回流で分離しているので、フィルタ
を傷めるおそれもない。
チックは、旋回通路で旋回されたガス流(旋回流)によ
って、ケーシングの内周面に沿わされる。ケーシングの
内周面に沿わされた廃棄プラスチックは、排出ローラで
排出される。また、旋回流で分離されない、例えばフィ
ルム系の廃棄プラスチックは、フィルタローラの外周面
に巻いたフィルタに吸い付けられ、ガス流から分離され
る。したがって、廃棄プラスチックを確実に分離するこ
とができ、廃棄プラスチックを分離するのに最適な廃棄
プラスチック分離装置が得られる。仮に、すべての廃棄
プラスチックをフィルタに吸い付けて分離しようとする
と、フィルタを傷めるおそれがある。本発明は、廃棄プ
ラスチックを主に旋回流で分離しているので、フィルタ
を傷めるおそれもない。
【0012】また、本発明は、前記フィルタローラの内
部に前記フィルタに向かってガスを吹き出す逆洗ノズル
を設けたことを特徴とする。
部に前記フィルタに向かってガスを吹き出す逆洗ノズル
を設けたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、フィルタローラのフィ
ルタに吸い付けられた例えばフィルム系のプラスチック
は、逆洗ノズルから吹き出されるガスによってフィルタ
から取り除かれる。これにより、フィルタが目詰まりす
るのを防止でき、圧力損失を低減することができる。フ
ィルタから取り除かれた廃棄プラスチックは、排出ロー
ラによって排出される。
ルタに吸い付けられた例えばフィルム系のプラスチック
は、逆洗ノズルから吹き出されるガスによってフィルタ
から取り除かれる。これにより、フィルタが目詰まりす
るのを防止でき、圧力損失を低減することができる。フ
ィルタから取り除かれた廃棄プラスチックは、排出ロー
ラによって排出される。
【0014】さらに、本発明は、前記逆洗ノズルが吹き
出すガスは、前記流出口以降の排気ラインから抜かれて
いることを特徴とする。
出すガスは、前記流出口以降の排気ラインから抜かれて
いることを特徴とする。
【0015】逆洗ノズルが吹き出すガスは、そのままガ
ス流を生じさせるサクションブロワの処理風量に影響を
与える。この発明によれば、逆洗ノズルが吹き出すガス
が廃棄プラスチック分離装置以降の排気ラインから抜か
れているので、逆洗ノズルが吹き出すガスが循環され、
サクションブロワの処理風量を増やすことがない。
ス流を生じさせるサクションブロワの処理風量に影響を
与える。この発明によれば、逆洗ノズルが吹き出すガス
が廃棄プラスチック分離装置以降の排気ラインから抜か
れているので、逆洗ノズルが吹き出すガスが循環され、
サクションブロワの処理風量を増やすことがない。
【0016】さらに、本発明は、前記ケーシングには前
記流入口から前記旋回通路に連通する流入通路が形成さ
れ、前記流入通路は、流入されるガス流を前記フィルタ
ローラの接線方向に導き、前記旋回通路は、半周未満の
円弧状に形成されることを特徴とする。
記流入口から前記旋回通路に連通する流入通路が形成さ
れ、前記流入通路は、流入されるガス流を前記フィルタ
ローラの接線方向に導き、前記旋回通路は、半周未満の
円弧状に形成されることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、流入通路は、流入され
るガス流をフィルタローラの接線方向に導くので、圧力
損失の少ないスムーズなガス流が得られ、また、ガス流
に搬送された廃棄プラスチックがフィルタに衝突し、フ
ィルタを傷めるおそれもなくなる。また、ガス流を旋回
させる旋回通路が短いので、圧力損失をより小さくする
ことができる。
るガス流をフィルタローラの接線方向に導くので、圧力
損失の少ないスムーズなガス流が得られ、また、ガス流
に搬送された廃棄プラスチックがフィルタに衝突し、フ
ィルタを傷めるおそれもなくなる。また、ガス流を旋回
させる旋回通路が短いので、圧力損失をより小さくする
ことができる。
【0018】さらに、本発明は、前記排出ローラがフィ
ルタの外周面に付着した廃棄プラスチックを掻き落とす
ように前記フィルタローラの外周と前記排出ローラの外
周が接触することを特徴とする。
ルタの外周面に付着した廃棄プラスチックを掻き落とす
ように前記フィルタローラの外周と前記排出ローラの外
周が接触することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、排出ローラがフィルタ
に吸い付けられた廃棄プラスチックを掻き落とすので、
より確実にフィルタが目詰まりするのを防止できる。
に吸い付けられた廃棄プラスチックを掻き落とすので、
より確実にフィルタが目詰まりするのを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の第1
の実施形態における廃棄プラスチック分離装置を示す。
図1は廃棄プラスチック分離装置の垂直方向断面図を示
し、図2は正面図(一部断面図を含む)を示す。廃棄プ
ラスチック分離装置は、空気流を生じさせるサクション
ブロワの吸気側に配置され、廃棄プラスチックが混在さ
れる空気流から廃棄プラスチックを分離する。この廃棄
プラスチック分離装置は、ケーシング7と、ケーシング
7の内部に回転可能に設けられ、外周に空気流が通過す
るフィルタ8が巻かれたフィルタローラとしてのケージ
ローラ9と、ケーシング7の下部に設けられ、ケーシン
グ7の内部を気密すると共に分離された廃棄プラスチッ
クを排出する排出ローラとしてのストリッピングローラ
10とを備える。
の実施形態における廃棄プラスチック分離装置を示す。
図1は廃棄プラスチック分離装置の垂直方向断面図を示
し、図2は正面図(一部断面図を含む)を示す。廃棄プ
ラスチック分離装置は、空気流を生じさせるサクション
ブロワの吸気側に配置され、廃棄プラスチックが混在さ
れる空気流から廃棄プラスチックを分離する。この廃棄
プラスチック分離装置は、ケーシング7と、ケーシング
7の内部に回転可能に設けられ、外周に空気流が通過す
るフィルタ8が巻かれたフィルタローラとしてのケージ
ローラ9と、ケーシング7の下部に設けられ、ケーシン
グ7の内部を気密すると共に分離された廃棄プラスチッ
クを排出する排出ローラとしてのストリッピングローラ
10とを備える。
【0021】ケーシング7は、薄い鉄板材料等から形成
される。ケーシング7の上部側面には、廃棄プラスチッ
クが混在する空気流が流入する流入口11が形成され、
ケーシング7の下端には、分離された廃棄プラスチック
が排出される廃棄プラスチック排出口12が形成され、
ケーシング7の、流入口11に対して反対側の側面の下
部には、廃棄プラスチックが分離された空気流が流出す
る一対の流出口13,13が形成される。ケージローラ
9の外周面とケーシング7の内周面との間には、流入口
11から流入された空気流を旋回させる旋回通路14が
形成される。この旋回通路14は、ケージローラ9の外
周面の半周未満とケーシング7の内周面との間に形成さ
れ、半円未満の円弧状に形成される。また、ケーシング
7には、流入口11から旋回通路14に連通する直線状
の流入通路15が形成される。この流入通路15は、流
入される空気流を、ケージローラ9の上端部でケージロ
ーラ9の接線方向に導く。ケーシング7の流出口13,
13側の側面には、ケーシング内部を点検する点検口1
6が設けられる。円筒状のケージローラ9は、ケージロ
ーラ本体19と、ケージローラ本体19の外周面に巻か
れたフィルタ8とから構成される。このケージローラ本
体19は、左右一対のホイール18,18と、一方のホ
イール18に結合される車軸20とから構成される。各
ホイール18は、ボス18aと、環状のリム18bと、
ボス18aとリム18bとを連結し、半径方向に伸びる
アーム18cとから構成される。一方のホイール18の
ボス18aには、車軸20が結合される。車軸20はケ
ーシング7に回転可能に軸支されている。他方のホイー
ル18のボス18aは、ケーシング7に固定されたブロ
ーパイプ21に回転可能に軸支されている。車軸20に
は、スプロケット22が結合される。このスプロケット
22には、ローラチェーン23等が巻かれる。ケージロ
ーラ9は、このローラチェーン23、スプロケット22
等の巻き掛け伝動装置を介して、駆動モータ25によっ
て回転駆動される。一対のホイール18,18間には、
円筒状に形成したフィルタ8としてのパンチングメタル
が巻かれている。このパンチングメタルには、例えば直
径3mm程度の孔が6mm間隔で開けられている。ケー
ジローラ9の軸線方向の両端には、フィルタ8を通過し
た空気流を流出口13に導く流出通路としての左右一対
の流出チャンバ26,26が形成される。この流出チャ
ンバ26,26は、フィルタ8の内部に連通する。フィ
ルタ8を通過した空気流は、ケージローラ9の軸線方向
の両側を通過し、左右一対の流出チャンバ26,26を
経由して左右一対の流出口13,13から流出する。な
お、フィルタ8には、金網が用いられることもある。ケ
ージローラ9の内部には、フィルタ8に向かって空気を
吹き出す逆洗ノズル17が設けられる。逆洗ノズル17
は、ケージローラ9を回転可能に支持するブローパイプ
21からフィルタ8の内周面近傍まで延ばされる。ま
た、この逆洗ノズル17は、フィルタ8の軸線方向全長
の目詰まりを防止できるように、ケージローラ9の軸線
方向に延ばされていて、その形状が平板状に形成され
る。ブローパイプ21は逆洗ブロワ27の吐出側に連結
される。逆洗ノズル17は逆洗ブロワ27から吐出され
た空気を吹き出す。この逆洗ブロワ27は、連続的にあ
るいは間欠的に駆動される。また、逆洗ノズル17が吹
き出す空気は、流出口13,13が連通されるプラスチ
ック分離装置以降の後述する排気ラインから抜かれてい
る。排気ラインからの逆洗用ダクトの分岐については後
述する。ストリッピングローラ10は、廃棄プラスチッ
ク排出口12に設けられ、ケーシング7の内部を気密す
る共に分離された廃棄プラスチックを排出する。このス
トリッピングローラ10は、円筒状のストリッピングロ
ーラ本体10aと、ストリッピングローラ本体10aの
外周面から略半径方向に突出する複数のブレード10b
と、ストリッピングローラ本体10aが結合される車軸
10cとから構成される。車軸10cの一端には、スプ
ロケット30が結合される。ストリッピングローラ10
は、チェーン、スプロケット30等の巻き掛け伝動装置
を介して駆動モータ25によって回転駆動される。ブレ
ードは10b、ストリッピングローラ本体10aの周方
向に均等間隔を開けて複数設けられ、ストリッピングロ
ーラ本体10aの半径方向に突出している。また、この
ブレード10bは、ストリッピングローラ本体10aの
軸線方向に延びている。ブレード10bの先端には、可
とう性を有するウレタンゴム等の合成樹脂の材料が用い
られる。ストリッピングローラ10の軸線とケージロー
ラ9の軸線とは平行を保つ。ストリッピングローラ10
のブレード10bがフィルタ8の外周面に付着した廃棄
プラスチックを掻き落とすように、ストリッピングロー
ラ10の外周、すなわちブレード10bの先端とフィル
タ8が巻かれたケージローラ9の外周とは接触する。ま
た、このブレード10bの先端はケーシング7の排出通
路29の内壁面とも密着する。これにより、ケーシング
7の内部を気密している。ストリッピングローラ10が
回転してもケーシング7の内部の気密が保てるように、
ストリッピングローラ本体10aの両側において、スト
リッピングローラ10の回転姿勢に係わらず少なくとも
一枚のブレード10bがケーシング7の排出通路29の
内壁面と密着している。また、ストリッピングローラ1
0が回転することで、分離された廃棄プラスチックが廃
棄プラスチック排出口12から排出される。なお、廃棄
プラスチック排出口12から排出された廃棄プラスチッ
クは、図示しない貯蔵タンクに貯蔵され、例えば粒状化
処理装置によって粒状化される。
される。ケーシング7の上部側面には、廃棄プラスチッ
クが混在する空気流が流入する流入口11が形成され、
ケーシング7の下端には、分離された廃棄プラスチック
が排出される廃棄プラスチック排出口12が形成され、
ケーシング7の、流入口11に対して反対側の側面の下
部には、廃棄プラスチックが分離された空気流が流出す
る一対の流出口13,13が形成される。ケージローラ
9の外周面とケーシング7の内周面との間には、流入口
11から流入された空気流を旋回させる旋回通路14が
形成される。この旋回通路14は、ケージローラ9の外
周面の半周未満とケーシング7の内周面との間に形成さ
れ、半円未満の円弧状に形成される。また、ケーシング
7には、流入口11から旋回通路14に連通する直線状
の流入通路15が形成される。この流入通路15は、流
入される空気流を、ケージローラ9の上端部でケージロ
ーラ9の接線方向に導く。ケーシング7の流出口13,
13側の側面には、ケーシング内部を点検する点検口1
6が設けられる。円筒状のケージローラ9は、ケージロ
ーラ本体19と、ケージローラ本体19の外周面に巻か
れたフィルタ8とから構成される。このケージローラ本
体19は、左右一対のホイール18,18と、一方のホ
イール18に結合される車軸20とから構成される。各
ホイール18は、ボス18aと、環状のリム18bと、
ボス18aとリム18bとを連結し、半径方向に伸びる
アーム18cとから構成される。一方のホイール18の
ボス18aには、車軸20が結合される。車軸20はケ
ーシング7に回転可能に軸支されている。他方のホイー
ル18のボス18aは、ケーシング7に固定されたブロ
ーパイプ21に回転可能に軸支されている。車軸20に
は、スプロケット22が結合される。このスプロケット
22には、ローラチェーン23等が巻かれる。ケージロ
ーラ9は、このローラチェーン23、スプロケット22
等の巻き掛け伝動装置を介して、駆動モータ25によっ
て回転駆動される。一対のホイール18,18間には、
円筒状に形成したフィルタ8としてのパンチングメタル
が巻かれている。このパンチングメタルには、例えば直
径3mm程度の孔が6mm間隔で開けられている。ケー
ジローラ9の軸線方向の両端には、フィルタ8を通過し
た空気流を流出口13に導く流出通路としての左右一対
の流出チャンバ26,26が形成される。この流出チャ
ンバ26,26は、フィルタ8の内部に連通する。フィ
ルタ8を通過した空気流は、ケージローラ9の軸線方向
の両側を通過し、左右一対の流出チャンバ26,26を
経由して左右一対の流出口13,13から流出する。な
お、フィルタ8には、金網が用いられることもある。ケ
ージローラ9の内部には、フィルタ8に向かって空気を
吹き出す逆洗ノズル17が設けられる。逆洗ノズル17
は、ケージローラ9を回転可能に支持するブローパイプ
21からフィルタ8の内周面近傍まで延ばされる。ま
た、この逆洗ノズル17は、フィルタ8の軸線方向全長
の目詰まりを防止できるように、ケージローラ9の軸線
方向に延ばされていて、その形状が平板状に形成され
る。ブローパイプ21は逆洗ブロワ27の吐出側に連結
される。逆洗ノズル17は逆洗ブロワ27から吐出され
た空気を吹き出す。この逆洗ブロワ27は、連続的にあ
るいは間欠的に駆動される。また、逆洗ノズル17が吹
き出す空気は、流出口13,13が連通されるプラスチ
ック分離装置以降の後述する排気ラインから抜かれてい
る。排気ラインからの逆洗用ダクトの分岐については後
述する。ストリッピングローラ10は、廃棄プラスチッ
ク排出口12に設けられ、ケーシング7の内部を気密す
る共に分離された廃棄プラスチックを排出する。このス
トリッピングローラ10は、円筒状のストリッピングロ
ーラ本体10aと、ストリッピングローラ本体10aの
外周面から略半径方向に突出する複数のブレード10b
と、ストリッピングローラ本体10aが結合される車軸
10cとから構成される。車軸10cの一端には、スプ
ロケット30が結合される。ストリッピングローラ10
は、チェーン、スプロケット30等の巻き掛け伝動装置
を介して駆動モータ25によって回転駆動される。ブレ
ードは10b、ストリッピングローラ本体10aの周方
向に均等間隔を開けて複数設けられ、ストリッピングロ
ーラ本体10aの半径方向に突出している。また、この
ブレード10bは、ストリッピングローラ本体10aの
軸線方向に延びている。ブレード10bの先端には、可
とう性を有するウレタンゴム等の合成樹脂の材料が用い
られる。ストリッピングローラ10の軸線とケージロー
ラ9の軸線とは平行を保つ。ストリッピングローラ10
のブレード10bがフィルタ8の外周面に付着した廃棄
プラスチックを掻き落とすように、ストリッピングロー
ラ10の外周、すなわちブレード10bの先端とフィル
タ8が巻かれたケージローラ9の外周とは接触する。ま
た、このブレード10bの先端はケーシング7の排出通
路29の内壁面とも密着する。これにより、ケーシング
7の内部を気密している。ストリッピングローラ10が
回転してもケーシング7の内部の気密が保てるように、
ストリッピングローラ本体10aの両側において、スト
リッピングローラ10の回転姿勢に係わらず少なくとも
一枚のブレード10bがケーシング7の排出通路29の
内壁面と密着している。また、ストリッピングローラ1
0が回転することで、分離された廃棄プラスチックが廃
棄プラスチック排出口12から排出される。なお、廃棄
プラスチック排出口12から排出された廃棄プラスチッ
クは、図示しない貯蔵タンクに貯蔵され、例えば粒状化
処理装置によって粒状化される。
【0022】廃棄プラスチックは、旋回通路14で旋回
された空気流によって、ケーシング7の内周面7aに沿
わされる。内周面7aに沿わされた廃棄プラスチック
は、ストリッピングローラ10で排出される。また、旋
回流で分離されない、例えばフィルム系の廃棄プラスチ
ックは、ケージローラ9の外周面に巻いたフィルタ8に
吸い付けられる。フィルタ8に吸い付けられた廃棄プラ
スチックは、逆洗ノズル17から吹き出されるガスによ
ってフィルタ8から取り除かれる。また、廃棄プラスチ
ックには、プラスチックのみならず粉塵等の微粒子も混
在する。これらの微粒子もフィルタ8、特にパンチング
メタルの孔の壁面に付着することがあるが、逆洗ノズル
17から吹き出されるガスによってフィルタ8から取り
除かれる。これと同時に、ストリッピングローラ10
も、フィルタ8に吸い付けられた廃棄プラスチックを掻
き落とす。
された空気流によって、ケーシング7の内周面7aに沿
わされる。内周面7aに沿わされた廃棄プラスチック
は、ストリッピングローラ10で排出される。また、旋
回流で分離されない、例えばフィルム系の廃棄プラスチ
ックは、ケージローラ9の外周面に巻いたフィルタ8に
吸い付けられる。フィルタ8に吸い付けられた廃棄プラ
スチックは、逆洗ノズル17から吹き出されるガスによ
ってフィルタ8から取り除かれる。また、廃棄プラスチ
ックには、プラスチックのみならず粉塵等の微粒子も混
在する。これらの微粒子もフィルタ8、特にパンチング
メタルの孔の壁面に付着することがあるが、逆洗ノズル
17から吹き出されるガスによってフィルタ8から取り
除かれる。これと同時に、ストリッピングローラ10
も、フィルタ8に吸い付けられた廃棄プラスチックを掻
き落とす。
【0023】図3ないし図5は、排気ラインから分岐さ
れる逆洗用ダクト32を示す。上述の一対の流出口1
3,13には、空気流の方向を90度方向転換する一対
のエルボ33,33が連結される。このエルボ33,3
3には、排気ラインとしての主ダクト34が連結され
る。主ダクト34は、空気流を生じさせるサクションブ
ロワ(図示せず)に連結されている。主ダクト34から
は、逆洗用ダクト32が分岐される。この逆洗用ダクト
32は、逆洗ブロワ27を介してブローパイプ21に連
結される。
れる逆洗用ダクト32を示す。上述の一対の流出口1
3,13には、空気流の方向を90度方向転換する一対
のエルボ33,33が連結される。このエルボ33,3
3には、排気ラインとしての主ダクト34が連結され
る。主ダクト34は、空気流を生じさせるサクションブ
ロワ(図示せず)に連結されている。主ダクト34から
は、逆洗用ダクト32が分岐される。この逆洗用ダクト
32は、逆洗ブロワ27を介してブローパイプ21に連
結される。
【0024】逆洗ノズル17が吹き出す空気は、そのま
ま空気流を生じさせるサクションブロワの処理風量に影
響を与える。この発明によれば、逆洗ノズル17が吹き
出す空気が廃棄プラスチック分離装置以降の排気ライン
から抜かれているので、逆洗ノズル17が吹き出す空気
が循環され、サクションブロワの処理風量の負担を増や
すことがない。
ま空気流を生じさせるサクションブロワの処理風量に影
響を与える。この発明によれば、逆洗ノズル17が吹き
出す空気が廃棄プラスチック分離装置以降の排気ライン
から抜かれているので、逆洗ノズル17が吹き出す空気
が循環され、サクションブロワの処理風量の負担を増や
すことがない。
【0025】なお、上記実施形態において、廃棄プラス
チックが空気搬送されているが、廃棄プラスチックは空
気に限られない気体によって搬送されてもよい。また、
空気搬送される廃棄プラスチックを分離するものであれ
ば、本発明は、廃棄プラスチックを高炉の吹きこみ原料
として再利用する再資源化プラントに適用しても良い
し、廃棄プラスチックをコークス炉で再利用する再資源
化プラントに適用しても良い。
チックが空気搬送されているが、廃棄プラスチックは空
気に限られない気体によって搬送されてもよい。また、
空気搬送される廃棄プラスチックを分離するものであれ
ば、本発明は、廃棄プラスチックを高炉の吹きこみ原料
として再利用する再資源化プラントに適用しても良い
し、廃棄プラスチックをコークス炉で再利用する再資源
化プラントに適用しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーシング内部にフィルタを巻いたフィルタローラを回
転可能に配置し、このフィルタローラの外周面とケーシ
ングの内周面との間でガス流を旋回させ、このガスの旋
回流で主にハード系のプラスチックを分離した。また、
旋回流で分離できないフィルム系のプラスチックを確実
に分離するために、フィルム系のプラスチックをフィル
タローラのフィルタに吸い付けて分離した。したがっ
て、廃棄プラスチックを確実に分離することができ、廃
棄プラスチックを分離するのに最適な廃棄プラスチック
分離装置が得られる。
ケーシング内部にフィルタを巻いたフィルタローラを回
転可能に配置し、このフィルタローラの外周面とケーシ
ングの内周面との間でガス流を旋回させ、このガスの旋
回流で主にハード系のプラスチックを分離した。また、
旋回流で分離できないフィルム系のプラスチックを確実
に分離するために、フィルム系のプラスチックをフィル
タローラのフィルタに吸い付けて分離した。したがっ
て、廃棄プラスチックを確実に分離することができ、廃
棄プラスチックを分離するのに最適な廃棄プラスチック
分離装置が得られる。
【図1】本発明の第1の実施形態における廃棄プラスチ
ック分離装置を示す垂直方向断面図。
ック分離装置を示す垂直方向断面図。
【図2】上記廃棄プラスチック分離装置を示す正面図
(一部断面図を含む)。
(一部断面図を含む)。
【図3】上記廃棄プラスチック分離装置および逆洗用ダ
クトを示す側面図。
クトを示す側面図。
【図4】上記廃棄プラスチック分離装置および逆洗用ダ
クトを示す平面図。
クトを示す平面図。
【図5】上記廃棄プラスチック分離装置および逆洗用ダ
クトを示す正面図。
クトを示す正面図。
【図6】従来のサイクロンを示す斜視図。
7 ケーシング 8 フィルタ 9 ケージローラ(フィルターローラ) 10 ストリッピングローラ(排出ローラ) 11 流入口 12 廃棄プラスチック排出口 13,13 流出口 14 旋回通路 15 流入通路 17 逆洗ノズル 26,26 流出チャンバ(流出通路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金谷 弦治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小柳 保章 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 野田 泰廣 大阪府東大阪市水走2丁目14番15号 株式 会社辰巳エヤーエンジニアリング内 Fターム(参考) 4D004 AA07 BA03 BA06 CA08 CA40 CB09 CC02 4D053 AA03 AB01 BA01 BB07 BC01 BD02 CA03 CB07 CC10 CD15 CE05 4F301 AA11 AA21 AC02 BA02 BA15 BA21 BF09 BF26 BF31
Claims (5)
- 【請求項1】 廃棄プラスチックが混在されるガス流か
ら廃棄プラスチックを分離する廃棄プラスチック分離装
置であって、 廃棄プラスチックが混在するガス流が流入する流入口、
分離された廃棄プラスチックが排出される廃棄プラスチ
ック排出口、および廃棄プラスチックが分離されたガス
流が流出する流出口を有するケーシングと、 前記ケーシングの内部に回転可能に設けられ、外周にガ
ス流が通過するフィルタが巻かれたフィルターローラ
と、 前記ケーシングの前記排出口に回転可能に設けられ、前
記ケーシング内部を気密すると共に分離された廃棄プラ
スチックを排出する排出ローラと、 前記フィルタローラの外周面と前記ケーシングの内周面
との間に形成され、前記流入口から流入されたガス流を
旋回させる旋回通路と、 前記フィルタローラに巻かれた前記フィルタを通過した
ガス流を前記流出口に導く流出通路と、を備え、 前記旋回通路で旋回させたガス流によって廃棄プラスチ
ックを前記ケーシングの前記内周面に沿わせ、前記排出
ローラが前記ケーシング内部の気密を保ちながら前記内
周面に沿わせた廃棄プラスチックを排出することを特徴
とする廃棄プラスチック分離装置。 - 【請求項2】 前記フィルタローラの内部に、前記フィ
ルタに向かってガスを吹き出す逆洗ノズルを設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の廃棄プラスチック分離装
置。 - 【請求項3】 前記逆洗ノズルが吹き出すガスは、前記
流出口以降の排気ラインから抜かれていることを特徴と
する請求項2に記載の廃棄プラスチック分離装置。 - 【請求項4】 前記ケーシングには、前記流入口から前
記旋回通路に連通する流入通路が形成され、 前記流入通路は、流入されるガス流を前記フィルタロー
ラの接線方向に導き、前記旋回通路は、半周未満の円弧
状に形成されることを特徴とする請求項1ないし3いず
れかに記載の廃棄プラスチック分離装置。 - 【請求項5】 前記排出ローラがフィルタの外周面に付
着した廃棄プラスチックを掻き落とすように前記フィル
タローラの外周と前記排出ローラの外周が接触すること
を特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の廃棄プ
ラスチック分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144687A JP2001322125A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 廃棄プラスチック分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144687A JP2001322125A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 廃棄プラスチック分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001322125A true JP2001322125A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18651307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000144687A Pending JP2001322125A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 廃棄プラスチック分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001322125A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006263702A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法 |
JP2008080680A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Kurimoto Ltd | 廃棄プラスチック洗浄装置 |
-
2000
- 2000-05-17 JP JP2000144687A patent/JP2001322125A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006263702A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法 |
JP4716802B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2011-07-06 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | し尿及び浄化槽汚泥の砂除去システム及び方法 |
JP2008080680A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Kurimoto Ltd | 廃棄プラスチック洗浄装置 |
JP4699973B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2011-06-15 | メタウォーター株式会社 | 廃棄プラスチック洗浄装置 |
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