JP2002066386A - 固形物分離装置 - Google Patents

固形物分離装置

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JP2002066386A
JP2002066386A JP2000260197A JP2000260197A JP2002066386A JP 2002066386 A JP2002066386 A JP 2002066386A JP 2000260197 A JP2000260197 A JP 2000260197A JP 2000260197 A JP2000260197 A JP 2000260197A JP 2002066386 A JP2002066386 A JP 2002066386A
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discharge pipe
lower discharge
storage tank
sand
sludge
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JP2000260197A
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English (en)
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Masahisa Tanabe
正久 田邊
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体サイクロンの下部排出管が閉塞しないよ
うに構成された固形物分離装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 液体サイクロンの下部排出管13と、分
離物貯留槽30と、分離物排出手段40が気密に連結さ
れた固形物分離装置において、液体サイクロンの下部排
出管13内を往復動させて下部排出管内に付着する固形
物を剥離させるための進入体21を有する下部排出管閉
塞防止装置20が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中の固形物を
分級して比重の大きい粒子だけを分離する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】下水処理施設においては、最初沈殿池の
引き抜き汚泥などの汚泥から砂などの比重の大きい固形
物だけを分離する処理が行われる。
【0003】このような液体中の固形物を分離する処理
を行うための装置としては、例えば、図2に示すような
汚泥中の砂を分離するための固形物分離装置がある。こ
の装置は液体サイクロンと液体サイクロンで分離された
固形物を排出する手段を備えた装置であって、供給され
た汚泥中の固形物を分級して砂を分離させるための液体
サイクロン10と、液体サイクロン10により分離され
た砂を排出するための固形物排出手段であるスクリュー
コンベア40が分離物貯留槽30を介して気密に連結さ
れた構成になっている。図中、液体サイクロン10に付
されている符号は、11が被処理液である汚泥の供給
管、12が砂が除かれた汚泥を排出する上部排出管、1
3が分級されて沈降する砂を排出する下部排出管であ
る。
【0004】なお、スクリューコンベア40は排出口側
を上方にして傾斜させて配置されており、運転時には、
汚泥供給管11から供給する汚泥の流量(流速)を調節
することによって、分離物貯留槽30内が負圧状態に保
たれるので、スクリューコンベア40内においては、そ
の受け入れ部の近傍に水面50が形成され、それ以降の
排出側は砂の水切りが行われる部分になっている。
【0005】この装置による汚泥中の砂の分離は次のよ
うに行われる。木片や金属片のような大きな夾雑物が除
去された汚泥が供給管11からサイクロン10内へ供給
される。サイクロン10内では、供給された汚泥中の固
形物が遠心力の作用を受けて分級され、比重の大きい砂
と比重の小さい汚泥分とに分離される。そして、汚泥分
は上部排出管12から排出され、砂は下部排出管13か
ら分離物貯留槽30内へ排出される。分離物貯留槽30
へ排出された砂は沈降してスクリューコンベア40の受
け入れ部に堆積し、スクリューにより抜き出される。
【0006】この際、分離物貯留槽30内が負圧状態に
保たれるので、スクリューコンベア40から空気が吸引
され、分離物貯留槽30内へパブリングされる。この空
気は下部排出管13を通って上昇し、排出される。この
空気の吸い込みにより、分離物貯留槽30内の流体が攪
拌されるので、砂の洗浄が行われ、砂に付着していた汚
泥が剥離して取り除かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】下水処理施設の最初沈
殿池の引き抜き汚泥などの汚泥中には、繊維類や毛髪な
どの細長い夾雑物が含まれており、液体サイクロン内に
おいては、これらの細長い夾雑物が砂と一緒に分離され
る。これらの夾雑物は下部排出管から排出されるが、そ
の一部が下部排出管及びその近傍の壁面に汚泥や他の夾
雑物と共に付着し、漸次蓄積する。
【0008】しかし、液体サイクロンは、分離性能を上
げるために、円錐部下端の口径が非常に小さくなってい
るので、下部排出管に夾雑物が付着し始めると、液体サ
イクロンと分離物貯留槽の間の流通が妨げられて、夾雑
物の付着量が急速に増加し、下部排出管が閉塞状態にな
る。
【0009】このような状態になると、分離された砂の
排出ができなくなるので、装置の運転を停止し、液体サ
イクロン内の付着物や堆積物を除去する作業を実施しな
ければならない。
【0010】又、下部排出管が完全に閉塞されない場合
においても、付着物の量が増加すると、分離物貯留槽内
の負圧の度合いが低下するので、スクリューコンベア内
の水面が上昇して、砂の水切りが不十分になる。又、分
離物貯留槽内へ吸引される空気量が減少するので、砂の
洗浄が不十分になり、汚泥が付着し汚れた砂が排出され
ると共に、排出される砂の水切りが一層悪くなる。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決し、液体サ
イクロンの下部排出管が閉塞しないように構成された固
形物分離装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。
【0013】請求項1の発明に係る固形物分離装置は、
液体サイクロンの下部排出管と、分離物貯留槽と、分離
物排出手段が気密に連結された固形物分離装置におい
て、液体サイクロンの下部排出管内を往復動させて下部
排出管内に付着する固形物を剥離させるための進入体を
有する下部排出管閉塞防止装置が設けられていることを
特徴としている。
【0014】請求項2の発明に係る固形物分離装置は、
請求項1の発明において、下部排出管閉塞防止装置が、
進入体に連結された往復動駆動手段と、分離物貯留槽内
の圧力を測定する圧力計と、圧力計の測定値に基づいて
往復動駆動手段を駆動させる制御器とを備え、圧力計の
測定値に基づいて進入体を往復動させるように構成され
ていることを特徴としている。
【0015】本発明においては、液体サイクロンの下部
排出管内を往復動させる進入体を有する下部排出管閉塞
防止装置が設けられているので、下部排出管内に付着物
が発生した際に、進入体を下部排出管内へ進入させて付
着物に突き当てることによって、その付着物を突き崩す
ことができる。この際、分離物貯留槽内へ吸引された空
気が下部排出管内を上昇して管内の流体を振動させるの
で、突き崩された付着物は剥離し、分離物貯留槽内へ落
下する。
【0016】下部排出管内に付着物が発生すると、分離
物貯留槽内の負圧の度合いが低下するので、分離物貯留
槽内の圧力(負圧値)を測定すれば、その付着の度合い
を把握することができる。このため、下部排出管閉塞防
止装置の構成を、分離物貯留槽内の圧力に基づいて進入
体を往復動させるようにしておけば、所定の圧力になっ
た時点で、付着物が自動的に剥離され、下部排出管内の
閉塞が防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る実施の形態の
一例を示す図である。図1において、図2と同じ構成に
係る部分については、同一の符号を付し説明を省略す
る。この実施の形態においては、下部排出管13内に付
着している固形物を剥離させるための下部排出管閉塞防
止装置20が設けられている。この下部排出管閉塞防止
装置20は、下部排出管13内を横方向に往復動させる
進入体21と、進入体21に連結された往復動駆動手段
22と、分離物貯留槽30内の圧力を測定する圧力計2
3と、圧力計23の測定値に基づいて往復動駆動手段2
2を駆動させる制御器24を備えており、圧力計23の
測定値に基づいて進入体21を往復動させるように構成
されている。
【0018】なお、上記の固形物分離装置において、下
部排出管13内を往復動させる進入体21の形状は、棒
状のもの、先端部が板状のものやフォーク状のものなど
が使用される。又、往復動駆動手段22としては、エア
シリンダ、油圧シリンダ、或いはモータ駆動によるもの
などを使用することができる。又、進入体21の往復動
は複数回行われるように構成されるのが好ましい。
【0019】上記のように構成された固形物分離装置に
おいては、過去の運転実績に基づいて、下部排出管13
内に付着する固形物量が許容できない状態に達する際
の、分離物貯留槽30内の圧力値を定め、この圧力値を
制御器24に設定した後、運転を開始する。そして、圧
力計23の圧力が設定値になった時点で往復動駆動手段
22が駆動される。この進入体21の往復動によって、
進入体21が突き当たった箇所の付着物が突き崩され、
次いで、剥離する。このようにして、ある箇所の付着物
が剥離すると、分離物貯留槽30から上昇してくる空気
の働きによって、その周辺の付着物の剥離が始まり、下
部排出管13内の付着物は除去される。
【0020】このため、この実施の形態においては、分
離物貯留槽30内の負圧の度合いが、下部排出管13内
の付着量が許容される範囲に維持されるので、装置の運
転を停止して付着物や堆積物を除去する作業を実施する
必要はなくなる。又、下水処理施設における最初沈殿池
の引き抜き汚泥のような被処理液から砂を分離する処理
をした場合においても、汚泥が付着した洗浄不十分の砂
が排出されたり、水切りが不十分で含水率の高い砂が排
出されたりするような運転状態になることはない。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、液体サイクロンの下
部排出管内を往復動させる進入体を有する下部排出管閉
塞防止装置が設けられているので、下部排出管内に付着
物が発生した際に、進入体を下部排出管内へ進入させて
付着物に突き当てることによって、その付着物を突き崩
し、次いで、剥離させることができる。このため、液体
サイクロンの下部排出管の閉塞が防止される。このた
め、付着物を除去するために、装置を停止する必要はな
くなる。
【0022】又、下部排出管閉塞防止装置が、分離物貯
留槽内の圧力に基づいて進入体を往復動させるように構
成されているので、所定の圧力になった時点で、付着物
が自動的に剥離され、下部排出管内の閉塞が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の一例を示す図であ
る。
【図2】従来の液体サイクロンを備えた固形物分離装置
の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 液体サイクロン 11 被処理液の供給管 12 上部排出管 13 下部排出管 20 下部排出管閉塞防止装置 21 進入体 22 往復動駆動手段 23 圧力計 24 制御器 30 分離物貯留槽 40 スクリューコンベア 50 水面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体サイクロンの下部排出管と、分離物
    貯留槽と、分離物排出手段が気密に連結された固形物分
    離装置において、液体サイクロンの下部排出管内を往復
    動させて下部排出管内に付着する固形物を剥離させるた
    めの進入体を有する下部排出管閉塞防止装置が設けられ
    ていることを特徴とする固形物分離装置。
  2. 【請求項2】 下部排出管閉塞防止装置が、進入体に連
    結された往復動駆動手段と、分離物貯留槽内の圧力を測
    定する圧力計と、圧力計の測定値に基づいて往復動駆動
    手段を駆動させる制御器とを備え、圧力計の測定値に基
    づいて進入体を往復動させるように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の固形物分離装置。
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