JP4716531B2 - 熱可塑性エラストマー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に少なくとも 150℃までの高温で改善された封止性を有するフッ素化熱可塑性エラストマーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
熱可塑性エラストマーは、少なくとも1つの弾性特性を有する軟質セグメントと少なくとも1つのプラストマー特性を有する硬質セグメントで形成されるブロックコポリマーであることが知られている。したがって、このような生成物は、従来の硬化エラストマーの典型的な特性とプラストマーの特性とを合わせもっている。
従来のエラストマーと比較して、それらは硬化処理を全く要せず、それ故に経済的利点と生態学的利点の両方を明らかに有し、熱可塑性ポリマーに通常用いられる技術にしたがって容易に処理でき、再使用することができる。
【0003】
フッ素化熱可塑性エラストマーは、当該分野で公知である。例えば、ここで参考として援用する米国特許第 4,158,678号では、その少なくとも1つがフッ素化されており、交互の硬質及び軟質セグメントで形成されるフッ素化されたブロックポリマーを記載している。このような生成物は、式 RIn [式中、R は1〜8の炭素原子を有し、任意に塩素を含むフッ素化ラジカルであり、n は1又2である] を有するヨウ素化連鎖移動剤の存在下、フッ素化モノマーのラジカル重合により得られ、このようにして、片方又は両方の末端基にヨウ素原子を有するモノマー組成物によって弾性特性又はプラストマー特性を有する最初のフッ素化ポリマーセグメントが得られる。
【0004】
次に、その末端のヨウ素原子がラジカル攻撃に感受性であり、それ故に新しいポリマー鎖の伸長を生じることができることを考慮して、フッ素化されたか、又はフッ素化されていない他の異なるセグメントをこのようなセグメントにグラフトする。このようにして、例えばA-B-A型 [Aはプラストマーセグメント(例えば、テトラフルオロエチレン及び/又はビニリデンフルオライドから誘導されるホモポリマー又はコポリマー)、Bはエラストマーセグメント(例えば、テトラフルオロエチレン/ビニリデン フルオライド/ヘキサフルオロプロペンコポリマー)である] のフッ素化熱可塑性エラストマーを得ることができる。この種の他の熱可塑性エラストマーは、ヨーロッパ特許第 444,700号に記載されている。
【0005】
このような生成物には、機械的特性及び弾性特性が温度の上昇時に容易に悪化し、50℃ですでにかなり不十分になるという欠点がある。特に、圧縮永久歪値は高く、該生成物を、モーター、宇宙空間、工業プラントで要求される、高温で用いられる封止成分(例えば、シャフトシール又はO-リング等)の製造に不適切にする。
【0006】
また、少量のビス-オレフィンをポリマー鎖に導入することで改善された機械的特性及び弾性特性を有するフッ素化された熱可塑性エラストマーが、米国特許第 5,612,419号から知られている。得られた生成物は、前述の特許のフッ素化熱可塑性エラストマーと比較して、改善された機械的特性と特に低い圧縮永久歪値により、特徴づけられる。
【0007】
また、米国特許第 5,612,419号の生成物に似た機械的特性と弾性特性を有するが、ビス-オレフィンの代わりに、末端のヨウ素原子を含有する少量のフッ素化オレフィンを鎖に有する新規のフッ素化熱可塑性エラストマーが、ヨーロッパ特許第 683,186号から知られている。
しかしながら、上記生成物の封止性は、高温、特に 150℃の温度では十分ではない。
【0008】
このため、高温で改善された封止性を有し、特に圧縮永久歪(Cセット)を有する熱可塑性エラストマーを利用可能にする必要性があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明の対象は、本質的に
1)少なくとも1つの弾性特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(B型)と少なくとも1つのプラストマー特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(A型)とのブロック構造を有するフッ素化熱可塑性エラストマー 100phr、
2)フルオロエラストマーのペルオキシ架橋を生じることができる架橋剤 0.1〜40phr からなる組成物から得られ、その後1〜50Mrad(好ましくは1〜30Mrad)のγ線又は10〜500KGy(好ましくは10〜300KGy)のβ線で照射される製品である。
【0010】
【発明の実施の形態】
成分2)の量は、1〜10phr (parts per hundred parts of resin or rubber:樹脂又はゴム 100部当たりの部) の範囲が好ましい。
本発明の組成物は、充填剤(例えば、カーボンブラック、シリカ)、安定剤、酸化防止剤、着色剤、増粘剤、可塑剤等のような他の添加剤を含むことができる。これらの添加剤の量は一般に 0.5〜40phr、好ましくは1〜20phrの範囲である。
【0011】
用いることができる架橋剤は、例えばトリアリル-シアヌレート、トリアリル-イソシアヌレート(TAIC)、トリス(ジアリルアミン)-s-トリアジン、トリアリルホスファイト、N,N-ジアリル-アクリルアミド、後述するフッ素化ビス-オレフィン、 N,N'-ビスアリルビシクロ-oct-7-エン-ジサクシンイミド(BOSA)、N,N,N'-テトラアリル-マロンアミド、トリビニル-イソシアヌレート、2,4,6-トリビニル-メチルトリシロキサン等である。架橋剤又は上記架橋剤の混合物を使用することができる。
【0012】
β線又はγ線処理に付された本発明の組成物は、 150℃までの高温でさえ、封止性の顕著な増加が見いだされている。熱可塑性エラストマーが、プラストマーのブロックとしてPVDFで本質的に形成されるものを含む際に、この効果は特に意義がある。この場合、改善された封止性を得るには、ごく低量の照射(例えば、1Mradのγ線)で十分である(1Mrad=10KGy)。
【0013】
好ましい架橋剤としては、以下の構造を有するTAIC、1,6-ジビニルパーフルオロヘキサン(ビス-オレフィン)、BOSAを挙げることができる:
【0014】
【化2】
Figure 0004716531
【0015】
フッ素化熱可塑性エラストマーは、少なくとも1つの弾性特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(B型)と、少なくとも1つのプラストマー特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(A型)とのブロック構造から本質的になり、一般式:
【0016】
【化3】
Figure 0004716531
【0017】
[式中、等しいか又は互いに異なるR1、R2、R3、R4、R5、R6は、H 又は C1-C5アルキル、Z は任意に酸素原子を含み、好ましくは少なくとも部分的にフッ素化されている線状又は分枝状のアルキレンもしくはシクロアルキレン基C1-C18、又は(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である] を有するビス-オレフィンから誘導されるモノマーユニットが存在するA又はB型(好ましくはB)の少なくとも1つのセグメントを任意に有する。
【0018】
A又はB型のセグメントの少なくとも1つ、好ましくはBでは、ビス-オレフィンの代わりに、式:
CH2=CX-Rf-CHR-I (IB)
[式中、X は-H、-F又は-CH3、R は-H又は-CH3、Rfは1以上のエーテルの酸素原子を任意に含有する線状又は分枝状の(パー)フルオロアルキレン基、又は(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である] を有する少なくとも1つのヨウ素化オレフィンから誘導されるモノマーユニットが存在することができる。
【0019】
式(IA)では、Z はパーフルオロアルキレン基C4-C12が好ましいが、R1、R2、R3、R4、R5、R6は水素が好ましい。
Z が(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である際、それは式:
-(Q)p-CF2O-(CF2CF2O)m(CF2O)n-CF2-(Q)p- (IIA)
[式中、Q はアルキレン又はオキシアルキレン基C1-C10、p は0又は1、m 及びn は、m/n 比が 0.2〜5であるような整数である] を有することが好ましく、(パー)フルオロポリオキシアルキレン基の分子量は、 500〜10,000の範囲にあり、 1,000〜4,000 であることが好ましい。Q は -CH2OCH2-、-CH2O(CH2CH2O)sCH2-(s は1〜3)から選択される。
【0020】
Z がアルキレン又はシクロアルキレン基である式(IA)のビス-オレフィンは、例えば I.L.Knunyantsらによる記載[Izv.Akad.Nauk.SSSR, Ser.Khim., 1964(2),384-6]にしたがって製造することができ、式(II)の(パー)フルオロポリオキシアルキレンの列を含むビス-オレフィンは、米国特許第 3,810,874号に記載されている。
【0021】
このようなビス-オレフィンから誘導されるユニットの量は、エラストマー又はプラストマーの他のモノマーの全量に対して算出したところ、一般に0.01〜1.0 モル%の範囲にあり、0.03〜0.5 モル%が好ましく、さらに0.05〜0.2 モル%が好ましい。
式(IB)によるヨウ素化オレフィンは、特に以下の群:
(1) CHR=CH-Z-CH2CHR-I (IIB)
[式中、R は-H又は-CH3、Z は1以上のエーテルの酸素原子を任意に含む、線状又は分枝状の(パー)フルオロアルキレン基C1-C18又は(パー)フルオロポリオキシアルキレン基] 、
(2) CF2=CF-O-(CF2CFYO)n-(CF2CF2CH2O)m-CF2CF2CH2I (IIIB)
[式中、Y は-F又は-CF3、m は0〜5の整数、n は0、1又は2である] から選択することができる。
【0022】
式 (IIB)について、Z はパーフルオロアルキレン基C4-C12、又は式(IIA) に定義する(パー)フルオロポリオキシアルキレン基が好ましい。
式(IB)のヨウ素化オレフィンから誘導されるユニット量は、エラストマー又はプラストマーの他の基本となるモノマーユニット 100モル当たり、一般に0.01〜1.0 モルの範囲にあり、0.03〜0.5 モルが好ましく、さらに0.05〜0.2 モルであることが好ましい。
【0023】
式(IA)のビス-オレフィンと式(IB)のオレフィンは、ここで参考として援用する米国特許第 5,612,419号及びヨーロッパ特許第 683,186号にそれぞれ記載されている。
【0024】
フッ素化エラストマーとフッ素化プラストマーは、オレフィンモノマーの(共)重合で得られる。フッ素化オレフィンモノマーは、ラジカル開始剤の存在下で(コ)ポリマーを生産することができ、水素及び/又は塩素及び/又は臭素及び/又はヨウ素及び/又は酸素を任意に含有し、少なくとも1の二重結合 C=Cを有する全てのフッ素化生成物を意味する。このうち、例えば以下を挙げることができる:パーフルオロオレフィン C2-C8(例えば、テトラフルオロエチレン(TFE) 、ヘキサフルオロプロペン (HFP)、ヘキサフルオロイソブテン)、水素化フルオロオレフィン C2-C8(例えば、ビニルフルオライド(VF)、ビニリデンフルオライド (VDF)、トリフルオロエチレン)、パーフルオロアルキルエチレン CH2=CH-R f [式中、Rf はパーフルオロアルキルC1-C6]、クロロ及び/又はブロモ及び/又はヨードフルオロオレフィン C2-C8(例えば、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)及びブロモトリフルオロエチレン)、(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE) CF2=CFORf [式中、Rf はパーフルオロアルキルC1-C6]、例えばトリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル又はペンタフルオロプロピル;(パー)フルオロ-オキシアルキルビニルエーテル CF2=CF-OX [式中、X は、1以上のエーテル基を有する(パー)フルオロ-オキシアルキルC1-C12] 、例えばパーフルオロ-2-プロポキシ-プロピル;パーフルオロジオキソール。
【0025】
また、このようなフッ素化オレフィンモノマーは、フッ素化されていないオレフィン C2-C8、例えばエチレン、プロピレン、イソブチレンと共重合することができる。
【0026】
B型のセグメント(エラストマー)は、特に以下の群(組成はモル%で示す)から選択することができる:
(1) VDFベースのコポリマー。VDF は以下から選択される少なくとも1つのコモノマーと共重合する:パーフルオロオレフィン C2-C8;クロロ及び/又はブロモ及び/又はヨードフルオロオレフィン C2-C8;上述の(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)又は(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;フッ素化されていないオレフィン(Ol) C2-C8(典型的な組成物は、(a) VDF 45〜85%、HFP 15〜45%、TFE 0〜30%、(b) VDF 50〜80%、 PAVE 5〜50%、TFE 0〜20%、(c) VDF 20〜30%、 Ol 10〜30%、 HFP及び/又はPAVE 18〜27%、TFE 10〜30%である)、
(2) TFEベースのコポリマー。TFE は以下から選択される少なくとも1つのコモノマーと共重合する:上述の(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)又は(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;水素化フルオロオレフィン C2-C8;塩素及び/又は臭素及び/又はヨウ素原子を含有するフルオロオレフィン C2-C8;フッ素化されていないオレフィン(Ol) C2-C8(典型的な組成物は、(a)TFE 50 〜80%、 PAVE 20〜50%、 (b)TFE 45〜65%、 Ol 20〜55%、VDF 0〜30%、(c) TFE 32〜60%、 Ol 10〜40%、 PAVE 20〜40%である)。
【0027】
A型のセグメント(プラストマー)は、特に以下の群(組成はモル%で示す)から選択することができる:
(1) ポリテトラフルオロエチレン又は1以上のコモノマー(例えば、 HFP、PAVE、 VDF、ヘキサフルオロイソブテン、CTFE、パーフルオロアルキルエチレン)を少量、一般に 0.1〜3%、好ましくは 0.5%未満の量で含有する改変ポリテトラフルオロエチレン、
(2) 少なくとも1のPAVE(例えば、 TFE及びパーフルオロプロピルビニルエーテル及び/又はパーフルオロメチルビニルエーテルコポリマー、又はTFE/パーフルオロアルキルエチレンコポリマー)の 0.5〜8%を含有するTFE 熱可塑性ポリマー、
(3) 上記のビニルエーテル構造 CF2=CF-ORf 又は CF2=CF-OXを有する他のコモノマーを少量(5%未満)加えることができる、パーフルオロオレフィン C3-C8(例えばFEP(TFE/HFP コポリマー))を2〜20%含有するTFE 熱可塑性ポリマー、
(4) 0.1〜10%量の(パー)フルオロオレフィン C3-C8又はPAVEを第三コモノマーとして任意に含有する、エチレン、プロピレン又はイソブチレン(40〜60%)との TFE又はCTFEコポリマー(40〜60%)、
(5) ポリビニリデンフルオライド又はヘキサフルオロプロペン、テトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレンのような1以上のフッ素化コモノマーを、一般に 0.1〜10%の少量含有する改変ポリビニリデンフルオライド。
【0028】
上記した群、特にTFE-ベースのポリマーの熱可塑性ポリマーは、米国特許第 3,865,845号、同第 3,978,030号、ヨーロッパ特許第73,087号、同第76,581号及び同第80,187号にしたがって、(パー)フッ素化ジオキソールで改変することできる。
【0029】
本出願人により、γ照射又はβ照射後の製品の機械的特性及び封止性は、得られた生成物を、プラストマーの融点に対して約10〜30℃低い温度で、約1〜6時間熱処理に付すことによりさらに改善できることが見いだされた。この処理は、アニールと称することができる。
また、本出願人は、上述の熱処理が、γ照射又はβ照射に付す前の製品に行なわれる際には、上記特性がさらに増大することを見いだした。
【0030】
【実施例】
本発明を、単なる例示目的を有する以下の実施例でより良く例証するが、これは、本発明の範囲を限定するものではない。
【0031】
実施例1:プラストマーブロックAとしてPVDFを含有する熱可塑性フルオロエラストマー(FTPE)1の製造
構造A-B-Aを有する熱可塑性フルオロエラストマーは、組成物を供給する VDF及びTFE モノマーを改変し、 HFPの代わりにパーフルオロメチルビニルエーテル(MVE) を用いる以外は、米国特許第 5,612,419号の実施例1にしたがって製造し、ブロックBの最終組成物(19F NMR 解析):VDF 61モル%、MVE 19モル%、TFE 20モル%を得た。さらに、ポリマーは0.07モル%のビス-オレフィンを含む。該ポリマーのムーニー粘度は、12のムーニーポイントに等しい(ASTM D 1646)。
【0032】
最終的な熱可塑性フルオロエラストマーは、上述したエラストマーのB相に加えて、二相の全量の20重量%量のPVDFベースで、上記特許の実施例1に記載のようにして得られる熱可塑性相も含む。
FTPE1の融点は 160℃である。
物質は、重合ラテックスの凝固と洗浄のため、密集した(thick) 粉末形態を生じる。
【0033】
実施例2:プラストマーブロックAとして E/TFE/MVEを含有するFTPE2の製造
A-B-A構造を有する熱可塑性フルオロエラストマーは、供給するモノマー量を変える以外は実施例1のように製造し、以下に記載する組成物を得た。
【0034】
特に、フルオロエラストマーのセグメントBは、以下の組成物を有する(19F NMR 解析):VDF 57モル%、MVE 23モル%、TFE 20モル%、ビス-オレフィン 0.11モル%、ムーニー粘度 36。
エラストマーのB相に加えて、実施例1のPVDFの代わりに熱可塑性相をも含む最終的な熱可塑性フルオロエラストマーは、以下のモル組成を有する:
エチレン E 41モル%、テトラフルオロエチレン TFE 50モル%、パーフルオロメチルビニルエーテル MVE 9モル%。
【0035】
プラストマー相の量は、二相の全量の25重量%である。
FTPE2の二次融点は 180℃である。
物質は、重合ラテックスの凝固と洗浄のため、密集した粉末形態を生じる。
【0036】
実施例1A
FTPE1のポリマー 100phr は、3phrのTAIC(トリアリルイソシアヌレート)を用いて研究室用一軸スクリュー押出機で混合し、次いで同じ装置でペレット化した。
【0037】
得られた配合剤を用いて、100 x 100 x 2mm の試験体を機械試験用に圧縮成形する。M 100 は 100%の伸び率のモジュラスを意味し、M 200 は 200%の伸び率のモジュラスを意味し、CRは破断点応力を意味し、ARは破断点伸び、ショアーA硬度を意味する。さらに、 VDA 675 216-B基準又はASTM D 395の方法Bにしたがって行なわれる高温での圧縮永久歪試験用にディスクを成形する(直径13mm及び厚さ6mm)。次に、シートとディスクを1、5及び10Mrad用量でγ線照射(Co-60)する。
【0038】
架橋凝固剤を含まず、照射による架橋に付されないペレット化したポリマーと比較を行った結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004716531
【0040】
* VDA基準は、相当するASTM法に非常に厳格で意義を有するので、幾つかの自動セクターに用いられる。表1の比較例の場合では、O-リングにおける 150℃ x 24hでのASTMによるCセットの値は、60%に等しい。
【0041】
実施例1B
10.9、28.4、60.4、120.9KGy用量のβ線(4.5MeV)で試験体とディスクを照射するほかは、実施例1Aにしたがって進める。
【0042】
結果を表2に示し、異なる温度での圧縮永久歪のデータを表3に示す。
【0043】
【表2】
Figure 0004716531
【0044】
【表3】
Figure 0004716531
【0045】
実施例2A
FTPE2のポリマーは3部に再分し、そのそれぞれは、3phr量の様々な種類の補剤(coagents)を用いる研究室用一軸スクリューで混合する。用いた補剤は、TAIC、BOSA及び1,6-ジビニルパーフルオロヘキサン(ビス-オレフィン)(表ではBOで示す)である。得られた配合剤を用いて、100 x 100 x 2mm の試験体を機械試験用に圧縮成形する。さらに、高温での圧縮永久歪試験用にディスクを圧縮成形する。
【0046】
次に、試験体とディスクを5Mrad用量でγ線(Co-60)照射する。
架橋補剤を含まないペレット化したポリマーでも比較を行なった結果を表4に示す。全サンプルの機械的特性と圧縮永久歪は、照射していない試験体とディスクでも行う。
【0047】
【表4】
Figure 0004716531
【0048】
実施例4
50、 250、 500KGy(1Mrad=10KGy)用量のβ線(4.5MeV)でシートとディスクを照射することを除いて、実施例3のように進める。
機械的特性を表5に示し、圧縮永久歪のデータは、表6の異なる温度で測定した。
【0049】
【表5】
Figure 0004716531
【0050】
【表6】
Figure 0004716531
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、 150℃までの高温でさえ、封止性を顕著に増加させる製品を得ることができる。

Claims (18)

1)少なくとも1つの弾性特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(B型)と少なくとも1つのプラストマー特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(A型)とのブロック構造を有するフッ素化熱可塑性エラストマーであって、
記B型のセグメントの少なくとも1つが、一般式:
Figure 0004716531
[式中、等しいか又は互いに異なるR1、R2、R3、R4、R5、R6は、H 又は C1-C5アルキル、Zは、任意に酸素原子を含む線状又は分枝状のアルキレンもしくはシクロアルキレン基C1-C18、又は(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である] を有するビス-オレフィンから誘導されるモノマーユニットである、フッ素化熱可塑性エラストマー100phr 、
2)以下の構造:
Figure 0004716531
を有するトリアリル−イソシアヌレート(TAIC)、1,6-ジビニルパーフルオロヘキサン(ビスオレフィン)及びBOSAからなる群より選択される架橋剤 0.1〜40phr からなる組成物から得られ、
その後1〜50Mradのγ線又は10〜500KGyのβ線で照射された製品。
成分2)の量が1〜10phr である請求項1記載の製品。
組成物が、充填剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、増粘剤及び可塑剤から選択される他の添加剤を含む請求項1又は2に記載の製品。
式(IA)のビス-オレフィンにおいて、Z は、パーフルオロアルキレン基C4-C12、および(パー)フルオロポリオキシアルキレン基から選択され、(パー)フルオロポリオキシアルキレン基は、式:
-(Q)p-CF2O-(CF2CF2O)m(CF2O)n-CF2-(Q)p- (IIA)
[式中、Q はアルキレン又はオキシアルキレン基C1-C10、p は0又は1、m 及びn は、m/n比が 0.2〜5であるような整数である] を有し、(パー)フルオロポリオキシアルキレン基の分子量は、 500〜10,000の範囲にある請求項1〜のいずれか1つに記載の製品。
式(IA)のビス-オレフィンから誘導されるユニットの量が、エラストマー又はプラストマーの他のモノマーの全量に対して算出したところ、0.01〜1.0 モル%の範囲である請求項に記載の製品。
フッ素化エラストマーとフッ素化プラストマーが、ラジカル開始剤の存在下で(コ)ポリマーを生産することができ、水素及び/又は塩素及び/又は臭素及び/又はヨウ素及び/又は酸素を任意に含有し、少なくとも1つの二重結合 C=Cを有するフッ素化オレフィンモノマーの(共)重合により得られる、請求項1〜のいずれか1つに記載の製品。
フッ素化オレフィンモノマーが、パーフルオロオレフィン C2-C8、水素化フルオロオレフィン C2-C8、パーフルオロアルキルエチレン CH2=CH-Rf [式中、Rf はパーフルオロアルキルC1-C6]、クロロ及び/又はブロモ及び/又はヨードフルオロオレフィン C2-C8、(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE) CF2=CFORf [式中、Rf は、トリフルオロメチル、ブロモジフルオロメチル及びペンタフルオロプロピルから選択されるパーフルオロアルキルC1-C6];(パー)フルオロ-オキシアルキルビニルエーテル CF2=CF-OX [式中、X は1以上のエーテル基を有する(パー)フルオロ-オキシアルキルC1-C12];パーフルオロジオキソールから選択される請求項に記載の製品。
前記パーフルオロオレフィン C2-C8が、テトラフルオロエチレン (TFE)、ヘキサフルオロプロペン (HFP)及びヘキサフルオロイソブテンから選択され;
前記水素化フルオロオレフィン C2-C8が、ビニルフルオライド(VF)、ビニリデンフルオライド (VDF)及びトリフルオロエチレンから選択され;
前記クロロ及び/又はブロモ及び/又はヨードフルオロオレフィン C2-C8が、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)及びブロモトリフルオロエチレンから選択され;
前記式CF2=CF-OXにおけるXがパーフルオロ-2-プロポキシ-プロピルである
請求項に記載の製品。
フッ素化オレフィンモノマーが、フッ素化されていないオレフィン C2-C8の存在下で共重合される請求項のいずれか1つに記載の製品。
前記フッ素化されていないオレフィン C2-C8が、エチレン、プロピレン及びイソブチレンから選択される請求項に記載の製品。
B型のフッ素化ポリマーセグメントが、以下の群(組成はモル%で示す):
(1) VDFベースのコポリマー、VDF は以下から選択される少なくとも1つのコモノマーと共重合する:パーフルオロオレフィン C2-C8;クロロ及び/又はブロモ及び/又はヨードフルオロオレフィン C2-C8;上述の(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)又は(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;フッ素化されていないオレフィン(Ol)C2-C8
(2) TFEベースのコポリマー、TFE は以下から選択される少なくとも1つのコモノマーと共重合する:上述の(パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)又は(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;水素化フルオロオレフィン C2-C8;塩素及び/又は臭素及び/又はヨウ素原子を含有するフルオロオレフィン C2-C8;フッ素化されていないオレフィン(Ol) C2-C8から選択される、請求項10のいずれか1つに記載の製品。
前記(1) VDFベースのコポリマーの組成が、(a) VDF 45〜85%、HFP 15〜45%、TFE 0〜30%、(b) VDF 50〜80%、 PAVE 5〜50%、TFE 0〜20%又は(c) VDF 20〜30%、 Ol 10〜30%、 HFP及び/又はPAVE 18〜27%、TFE 10〜30%であり;
前記(2) TFEベースのコポリマーの組成が、(a)TFE 50〜80%、PAVE 20〜50%、(b)TFE 45〜65%、Ol 20〜55%、VDF 0〜30%又は(c) TFE 32〜60%、Ol 10〜40%、PAVE 20〜40%である請求項11に記載の製品。
A型のフッ素化ポリマーセグメントが、以下の群(組成はモル%で示す):
(1) ポリテトラフルオロエチレン又はHFP、PAVE、 VDF、ヘキサフルオロイソブテン、CTFE、パーフルオロアルキルエチレンから選択される1以上のコモノマーを 0.1〜3%の量で有する改変ポリテトラフルオロエチレン、
(2) 少なくとも1つのPAVEの 0.5〜8%を含有するTFE熱可塑性ポリマー、又はTFE/パーフルオロアルキルエチレンコポリマー、
(3) 上記のビニルエーテル構造 CF2=CF-ORf 又は CF2=CF-OXを有する他のコモノマーを5%未満の量で加えることができる、パーフルオロオレフィン C3-C8を2〜20%含有するTFE 熱可塑性ポリマー、
(4) 0.1〜10%の量の(パー)フルオロオレフィン C3-C8又はPAVEを第三コモノマーとして任意に含有する、40〜60%のエチレン、プロピレン又はイソブチレンとの40〜60%のTFE又はCTFEのコポリマー、
(5) ポリビニリデンフルオライド又はヘキサフルオロプロペン、テトラフルオロエチレン及びトリフルオロエチレンから選択される1以上のフッ素化コモノマーを、0.1〜10%の量で有する改変ポリビニリデンフルオライド
から選択される、請求項12のいずれか1つに記載の製品。
前記(2)少なくとも1つのPAVEの 0.5〜8%を含有するTFE熱可塑性ポリマーが、TFE/パーフルオロプロピルビニルエーテルコポリマー及びTFE/パーフルオロメチルビニルエーテルコポリマーから選択され;
前記(3)パーフルオロオレフィン C3-C8を2〜20%含有するTFE 熱可塑性ポリマーが、FEP(TFE/HFP コポリマー)である請求項13に記載の製品。
熱可塑性ポリマーが、(パー)フッ素化ジオキソールで改変される請求項12又は13に記載の製品。
1)少なくとも1つの弾性特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(B型)と少なくとも1つのプラストマー特性を有するフッ素化ポリマーセグメント(A型)とのブロック構造を有するフッ素化熱可塑性エラストマー であって、
記B型のセグメントの少なくとも1つが、一般式:
Figure 0004716531
[式中、等しいか又は互いに異なるR1、R2、R3、R4、R5、R6は、H 又は C1-C5アルキル、Zは、任意に酸素原子を含む線状又は分枝状のアルキレンもしくはシクロアルキレン基C1-C18、又は(パー)フルオロポリオキシアルキレン基である] を有するビス-オレフィンから誘導されるモノマーユニットである、フッ素化熱可塑性エラストマー 100phr 、及び
2) 以下の構造:
Figure 0004716531
を有するトリアリル−イソシアヌレート(TAIC)、1,6-ジビニルパーフルオロヘキサン(ビスオレフィン)及びBOSAからなる群より選択される架橋剤 0.1〜40phrからなり、充填剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、増粘剤及び可塑剤から選択される他の添加剤を任意に含有する組成物。
照射処理に付される前の製品が、プラストマーAの融点に対して10〜30℃低い温度で1〜6時間熱処理に付される、請求項1〜15のいずれか1つに記載の製品。
照射処理に付された後の製品が、プラストマーAの融点に対して10〜30℃低い温度で1〜6時間熱処理に付される、請求項1〜15のいずれか1つに記載の製品。
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