JP4716456B2 - 関節運動支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、関節運動支援装置に係り、より詳しくは、所定対象物の関節運動を支援する関節運動支援装置に関する。
従来から、リハビリテーションに用いられる様々な装置が登場している。こうした装置の中には、理学療法士等に代って、患者の基本的動作の回復を図るための治療体操・運動を支援するものがある。
かかる患者の運動を支援する装置の一つとして、脳梗塞などの中枢神経障害により手指が麻痺して拘縮してしまった場合等に、手指の関節運動を支援する装置がある(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、弾力性のある発泡部分を封入した密封室に対して、患者の関節を保持器によって保持する。そして、密封室の減圧を行うことによって発泡部分を収縮させて、関節に力を及ぼし関節を所定位置から動かし又は曲げる。この後、密封室の減圧を解除することによって発泡部分を膨張させて、関節に力を及ぼし関節を動かし又は曲げて所定位置に戻すようになっている。
特表2002−513299号公報
上述した従来例の技術では、1個の発泡部分の収縮及び膨張によって、手指の関節を動かし又は曲げる。このように1個のアクチュエータで、複数ある手指の関節すべての運動を行わせることは、手指の屈伸運動に適したものとはなっていない。特に、親指の関節は、他の4本の手指の関節とは異なる方向の回動軸に対して屈曲するため、従来例の技術では、親指の関節運動を支援することができないだけではなく、屈曲方向とは異なる無理な方向への力を加えることもあり得る。
また、従来例の技術では、手指を伸展させた状態で、手指を装置内に挿入するようになっているので、既に手指が拘縮してしまっている等、手指を自力で開閉することが困難な患者にとっては、装置の手指への装着が困難となる。また、手指の骨折患者にとっては、骨折した手指の関節運動だけでリハビリテーションは十分であるにも関わらず、従来例の技術では、全ての手指の関節を動かし又は曲げることになる。さらに、従来例の技術では、密封室の減圧量が不足していると、関節可動域を狭めることになり、十分な関節運動を行えない。
このため、患者の関節運動を支援するに際して、装着が容易であり、かつ、関節可動域を狭めることなく、患者が所望する関節の運動を支援することができる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、容易に装着できるとともに、関節ごとに十分な関節運動を支援することができる関節運動支援装置を提供することを目的とする。
本発明は、所定対象物の関節運動を支援する関節運動支援装置であって、関節運動を支援すべき前記所定対象物における関節ごとに用意され、前記関節の回動運動の回動軸に対して垂直方向の関節部分であり、かつ、前記関節の屈曲運動を支援する場合には前記関節の屈曲側であり、前記関節の伸展運動を支援する場合には前記関節の伸展側である支援すべき関節の回転運動方向側に配置された場合に、前記関節運動を支援する力を発生させる少なくとも1つの伸縮自在なベローズと;前記ベローズと連通する配管と;前記ベローズの端部側に接続されるとともに前記所定対象物に装着された場合に、前記ベローズの伸縮に起因する前記関節運動を支援する回動力を、前記関節に伝える伝達部材と;前記ベローズの複数の環状溝の配列方向と垂直な方向であり、かつ、前記所定対象物と対向する側で前記ベローズを弾性的に拘束する拘束部材と;前記ベローズ及び前記伝達部材を、前記所定対象物に装着する装着部と;を備え、前記伝達部材は、前記関節に接続された前記所定対象物の一方側部位に装着される一方側伝達部材と;前記関節に接続された前記所定対象物の他方側部位に装着される他方側伝達部材と;を備え、前記拘束部材は、前記一方側伝達部材における前記一方側部位の前記関節側の近傍部分と、前記他方側伝達部材における前記他方側部位の前記関節側の近傍部分との間を弾性的に連結し、前記ベローズは、前記関節運動の支援に際して、前記ベローズからの動作流体の強制的排出が行われ、前記ベローズの内圧が負圧となった場合には、前記ベローズの収縮に起因する前記関節運動を支援する力を発生させ、前記拘束部材は、前記ベローズの収縮により発生する力を前記回動力に変換するための支援を行い、前記回動力が、前記一方側伝達部材及び前記他方側伝達部材を介して、前記一方側部位及び前記他方側部位に伝達される、ことを特徴とする関節運動支援装置である。
この関節運動支援装置では、装着部により、所定対象物における関節運動を支援すべき関節ごとに用意されたベローズが、対応する関節の回動運動の回動軸に対して垂直方向の関節部分であり、かつ、前記関節の屈曲運動を支援する場合には前記関節の屈曲側であり、前記関節の伸展運動を支援する場合には前記関節の伸展側である支援すべき関節の回転運動方向側に配置されるとともに、ベローズの端部側と接続された伝達部材が所定対象物に装着される。このため、所定対象物の関節が伸展状態にあるか、屈曲状態にあるかにかかわらず、本発明の関節運動支援装置を、所定対象物に装着することができる。そして、関節運動の支援に際して、ベローズからの動作流体の強制的排出が行われ、当該ベローズの内圧が負圧となった場合には、ベローズの収縮に起因する関節運動を支援する力が発生する。拘束部材は、当該ベローズの伸縮により発生する力を回動力に変換するための支援を行い、当該回動力が、一方側伝達部材及び他方側伝達部材を介して、一方側部位及び他方側部位に伝達される。この結果、受動的に所定対象物の関節運動が行われる。
したがって、本発明の関節運動支援装置によれば、容易に装着できるとともに、関節ごとに十分な関節運動を支援することができる。なお、軽量で柔らかい樹脂製のベローズを構成要素とすれば、所定対象物に装着される装置の重さ等の負担をかけることなく、関節運動を行うことができる。ここで、「所定対象物」は、人体であってもよいし、関節機構を有する人体以外の対象物であってもよい。
本発明の関節運動支援装置では、前記動作流体は、空気であり、前記配管を通して、前記ベローズ内の空気圧を調整する空気圧調整部を更に備える構成とすることができる。この場合には、空気圧調整部がベローズ内の空気圧を調整するため、ベローズは、調整された空気圧に応じて発生する力により、関節運動を支援することができる。ここで、前記空気圧調整部は、前記ベローズへの空気の供給、及び、前記ベローズからの空気の排出を行うようにすることができる。この場合には、ベローズへの空気の供給のときと、ベローズからの空気の排出のときとで、ベローズは、正負のトルクによる異なる回動方向の関節運動を支援する力を発生させることができる。

本発明の関節運動支援装置では、前記関節を駆動する筋肉に関する生体情報を検出する検出部を更に備え、前記空気圧調整部が、前記検出部による検出結果に基づいて、前記ベローズ内の空気圧を調整するようにすることができる。この場合には、関節を駆動する筋肉に関する生体情報に基づいて、筋肉の発揮力等を導出し、当該導出結果に基づいて、ベローズ内の空気圧を調整することができる。ここで、生体情報としては、筋電図、筋肉硬さ、又は、脳波等を採用することができる。
前記伝達部材は、前記ベローズに対して着脱可能である、とすることができる。この場合には、所定対象物(例えば、人体)の関節間距離の長さ等に合わせた伝達部材を用意することで、所定対象物の骨格等に適合した装置を、当該所定対象物に提供することができる。
また、前記伝達部材は、前記一方側部位が関節から延びる方向へ延び、前記一方側部位に接触固定される第1部分と;前記第1部分の関節側端部に設けられ、前記第1部分の関節側端部から、前記一方側部位が関節から延びる方向と固定的な第1角度で交差し、かつ、前記一方側部位における前記ベローズの配置側へと向う方向へ延び、前記ベローズの第1端部が接続される第2部分と;を備え、前記他方側伝達部材は、前記他方側部位が関節から延びる方向へ延び、前記他方側部位に接触固定される第3部分と;前記第3部分の関節側端部に設けられ、前記第3部分の関節側端部から、前記他方側部位が関節から延びる方向と固定的な第2角度で交差し、かつ、前記他方側部位における前記ベローズの配置側へと向う方向へ延び、前記ベローズの第2端部が接続される第4部分と;を備え、前記拘束部材は、前記第2部分における前記一方側部位の近傍部分と、前記第4部分における前記他方側部位の近傍部分との間を弾性的に連結する、ようにすることができる。この場合には、ベローズの収縮に起因する関節運動を支援する力が、当該ベローズの接続された一方側伝達部材における第2部分、及び、他方側伝達部材における第4部分に伝達される。そして、拘束部材の支援により当該力が回転力に変換され、当該回転力が、一方側伝達部材における第1部分、及び、他方側伝達部材における第3部分を介して、一方側部位及び他方側部位に伝達される。
本発明の関節運動支援装置では、前記所定対象物の関節は、手指の少なくとも1つの関節であり、前記ベローズは、前記関節の伸展側に配置され、少なくとも前記関節の伸展運動を支援する力を発生するようにすることができる。この場合には、所定対象物の手指の関節運動を支援することができる。また、ベローズが、関節の屈曲側に比べて、所定対象物の関節運動の妨げとならない伸展側に装着されるので、関節可動域を確保して、所定対象物の関節運動を妨げないようにすることができる。
このように、所定対象物の関節が手指の関節である場合には、同一の手指における複数の関節ごとに用意されたベローズのそれぞれは、前記用意されたベローズのそれぞれの内圧が同時に負圧となった場合には、前記ベローズそれぞれの収縮に起因して、連動して、屈曲状態から伸展状態へ向かう第1回動方向の力を同時に発生させ、前記用意されたベローズのそれぞれの内圧が同時に正圧となった場合には、前記ベローズそれぞれの伸長に起因して、連動して、伸展状態から屈曲状態へ向かう第2回動方向の力を同時に発生させるようにすることができる。この場合には、関節運動を支援すべき手指の複数の関節について、連動して、手指の屈伸運動を支援することができる。また、所定対象物の関節が手指の関節である場合に、前記ベローズの数は、複数であり、前記複数のベローズの中から、空気圧を調節可能なベローズを選択する選択部を更に備える構成とすることができる。この場合には、選択部により選択されたベローズのみが、関節運動を支援する力を発生させる。このため、所定対象物の所望する手指の関節について、選択的に、関節運動を支援することができる。
本発明の関節運動支援装置では、前記所定対象物の関節は、手首の関節であり、前記ベローズは、前記手首の関節の屈曲側に配置された場合には、少なくとも前記手首の関節の屈曲運動を支援する力を発生し、前記手指の関節の伸展側に配置された場合には、少なくとも前記手首の関節の伸展運動を支援する力を発生するようにすることができる。この場合には、所定対象物の手首の関節運動を支援することができる。ここで、所定対象物の関節が、手指、手首の関節である場合に、前記装着部は、前記関節に対応する位置に、前記伝達部材と接続された前記ベローズが配設される手袋である、とすることができる。この場合には、所定対象物が当該手袋をはめるだけで、ベローズが、対応する関節の回動運動の回動軸に対して垂直方向の関節部分に配置されるとともに、ベローズの端部側と接続された伝達部材が所定対象物に装着される。このため、例えば、手指等の関節が拘縮していない所定対象物にとっては、容易に当該装置を装着することができる。
また、本発明の関節運動支援装置では、前記所定対象物の関節は、肘、肩、膝及び足首の少なくとも1つの関節であり、前記ベローズは、前記少なくとも1つの関節の屈曲側に配置された場合には、少なくとも前記関節の屈曲運動を支援する力を発生し、前記少なくとも1つの関節の伸展側に配置された場合には、少なくとも前記関節の伸展運動を支援する力を発生するようにすることができる。この場合には、所定対象物の肘、肩、膝、足首の関節運動を支援することができる。また、本発明の関節運動支援装置では、前記所定対象物の関節は、股関節であり、前記ベローズは、前記股関節の屈曲側に配置され、少なくとも前記股関節の屈曲運動を支援する力を発生するようにすることができる。この場合には、所定対象物の股の関節運動を支援することができる。


上述したベローズ及び伝達部材を所定対象物に装着する前記装着部は、前記伝達部材に配設され、前記所定対象物に締め付ける締め付け部材を備える構成とすることができる。この場合には、当該締め付け部材を所定対象物の所定位置に締め付けるだけで、ベローズが、対応する関節の回動運動の回動軸に対して垂直方向の関節部分に配置されるとともに、ベローズの端部側と接続された伝達部材が所定対象物に装着される。このため、例えば、手指の関節等が拘縮している所定対象物にとっても、容易に当該装置を装着することができる。なお、締め付け部材としては、布製ベルト、金属製ベルト、プラスチックベルト、又は、針金等を採用することができる。
以上説明したように、本発明の関節運動支援装置によれば、容易に装着できるとともに、関節ごとに十分な関節運動を支援することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態である関節運動支援装置の外観図である。 図1の手指関節運動支援部の構成を説明するための図(その1)である。 図1の手指関節運動支援部の構成を説明するための図(その2)である。 図1の手首関節運動支援部の構成を説明するための図(その1)である。 図1の手首関節運動支援部の構成を説明するための図(その2)である。 図1の手指関節運動用配管の構成を説明するための図である。 図1の空気圧調整部の構成を説明するための図である。 ベローズ内の空気圧の制御方法を説明するための図である。
ベローズ内の空気圧が上昇したときの手指関節運動支援部の状態を説明するための図である。 ベローズ内の空気圧が下降したときの手指関節運動支援部の状態を説明するための図である。 ベローズ内の空気圧が上昇したときの手首関節運動支援部の状態を説明するための図である。 ベローズ内の空気圧が下降したときの手首関節運動支援部の状態を説明するための図である。 手指及び手首関節運動支援部の変形例(その1)を説明するための図である。 手指及び手首関節運動支援部の変形例(その2)を説明するための図である。 手指関節運動支援部の変形例(その3)を説明するための図である。 変形例である肘関節運動支援部のベローズ内の空気圧が下降したときの状態を説明するための図である。 変形例である肘関節運動支援部のベローズ内の空気圧が上昇したときの状態を説明するための図である。
変形例である股関節運動支援部のベローズ内の空気圧が上昇したときの状態を説明するための図である。 変形例である股関節運動支援部のベローズ内の空気圧が下降したときの状態を説明するための図である。 変形例である膝関節運動支援部のベローズ内の空気圧が上昇したときの状態を説明するための図である。 変形例である膝関節運動支援部のベローズ内の空気圧が下降したときの状態を説明するための図である。 変形例である足首関節運動支援部(その1)のベローズ内の空気圧が上昇したときの状態を説明するための図である。 変形例である足首関節運動支援部(その1)のベローズ内の空気圧が下降したときの状態を説明するための図である。 変形例である足首関節運動支援部(その2)のベローズ内の空気圧が下降したときの状態を説明するための図である。 変形例である足首関節運動支援部(その2)のベローズ内の空気圧が上昇したときの状態を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図8A,Bを参照して説明する。なお、本実施形態においては、所定対象物としての人体の右手の手指及び手首の関節運動を支援する関節運動支援装置を例示して説明する。また、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る関節運動支援装置100の外観図が示されている。図1は、人体の手HDに装着された関節運動支援装置100を、手指及び手首の関節が伸展状態にあるときの手背(手の甲)側から眺めた外観図である。
図1に示されるように、関節運動支援装置100は、5個の手指関節運動支援部(手指用アクチュエータ)1101,1102,1103,1104,1105と、手首関節運動支援部120(手首用アクチュエータ)とを備えている。また、関節運動支援装置100は、手指関節運動用配管130と、手首関節運動用配管140と、装着用シート150,160とを備えている。さらに、関節運動支援装置100は、空気圧調整部としての空気圧調整部180を備えている。
上記の手指関節運動支援部1101〜1105のそれぞれは、手指に装着され、当該手指の関節運動を支援する。ここで、手指関節運動支援部1101は親指に装着されている。また、手指関節運動支援部1102は人差し指に装着されており、手指関節運動支援部1103は中指に装着されている。さらに、手指関節運動支援部1104は薬指に装着されており、手指関節運動支援部1105は小指に装着されている。そして、手指関節運動支援部1101〜1105のそれぞれは、手指関節運動用配管130と接続されている。
これらの手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)のそれぞれは、図2A,Bに総合的に示されるように、ベローズ211,212,213と、配管222,223と、伝達部材231,232,233,234とを備えている。また、手指関節運動支援部110jは、拘束部としての弾性部材241,242,243と、締め付け部材としてのベルト部材251,252,253とを備えている。ここで、図2A,Bにおける座標系(X,Y,Z)は、関節の伸展状態における手指の指先方向を+Y方向、関節の屈曲側から伸展側へ向かう方向を+Z方向とする座標系である。なお、図2A,Bには、手指関節運動支援部110jにおけるベローズ211〜213が収縮したときの状態が示されている。
上記のベローズ211,212,213は、等間隔の環状溝を有する伸縮自在な樹脂製の部材であり、手指の関節の伸展側に配置される。ここで、ベローズ211は第1関節部分に配置され、ベローズ212は第2関節部分に配置され、ベローズ213は第3関節部分に配置される。また、ベローズ211,212間は、樹脂製の配管222により連通しており、ベローズ212,213間は、樹脂製の配管223により連通している。そして、ベローズ213と連通している手指関節運動用配管130を通じて、ベローズ211〜213内の空気圧が変化すると、ベローズ211〜213が伸縮する。この結果、ベローズ211が第1関節の関節運動を支援する力を、ベローズ212が第2関節の関節運動を支援する力を、ベローズ213が第3関節の関節運動を支援する力を、それぞれ発生させる。かかる関節運動を支援する力の発生機構、及び、当該力の関節への伝達機構については、後述する。
上記の伝達部材231,232,233,234は、例えば、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って折り曲げることにより形成される。ここで、伝達部材231,234は金属板をL字状に折り曲げることにより形成され、伝達部材232,233は金属板をU字状に折り曲げることにより形成される。なお、伝達部材231〜234の折り曲げ角度は、屈伸運動を支援する関節が必要とする可動範囲に適応できるように、適切な角度となっている。また、伝達部材231〜234としては、針金を略長方形の輪状にして、当該輪状に成形された針金を、L字状又はU字状に折り曲げて、形成されるようにしてもよい。
伝達部材231は、平板部231a,231bを有している。そして、平板部231aは、ベローズ211の伸縮方向の+Y方向側と固着し、平板部231bは、指先と第1関節との間の末節上に載置され、平板部231bに取り付けられた布製のベルト部材251により末節上に固定される。
伝達部材232は、平板部232a,232b,232cを有しており、平板部232a及び平板部232cの略中央には、配管222を通すための孔(不図示)が設けられている。そして、平板部232aは、ベローズ211の伸縮方向の−Y方向側と固着し、平板部232cは、ベローズ212の+Y方向側と固着している。また、平板部232bは、第1関節と第2関節との間の中節上に載置され、平板部232bに取り付けられた布製のベルト部材252により中節上に固定される。
伝達部材233は、平板部233a,233b,233cを有しており、平板部233a及び平板部233cの略中央には、配管223を通すための孔(不図示)が設けられている。そして、平板部233aは、ベローズ212の伸縮方向の−Y方向側と固着し、平板部233cは、ベローズ213の+Y方向側と固着している。また、平板部233bは、第2関節と第3関節との間の基節上に載置され、平板部233bに取り付けられた布製のベルト部材253により基節上に固定される。なお、親指に装着される手指関節運動支援部1101においては、平板部233bは、不図示の金属ベルトにより固定されるようになっている。
伝達部材234は、平板部234a,234bを有しており、平板部234aの略中央には、手指関節運動用配管130を通すための孔(不図示)が設けられている。そして、平板部234aは、ベローズ213の−Y方向側と固着し、平板部234bは、第3関節と手首関節との間の手背上の手指側に載置、固定される。なお、本実施形態では、平板部234bは、当該平板部234bと固着している装着用シート150(図2A,Bにおいては不図示。図1参照)を介して、手背上の手指側に固定されるようになっている。
上記の弾性部材241〜243は、本実施形態では、輪状のゴム部材を採用している。ここで、弾性部材241は、伝達部材231の平板部分、及び、伝達部材232の+Y方向側の平板部分に取り付けられており、ベローズ211の第1関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する。また、弾性部材242は、伝達部材232の−Y方向側の平板部分、及び、伝達部材233の+Y方向側の平板部分に取り付けられており、ベローズ212の第2関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する。また、弾性部材243は、伝達部材233の−Y方向側の平板部分、及び、伝達部材234の平板部分に取り付けられており、ベローズ213の第3関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する。なお、弾性部材241〜243の硬度は、手指の拘縮に関するリハビリテーションを効果的に行うという観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
図1に戻り、上記の手首関節運動支援部120は、手首に装着され、手首の関節運動を支援する。この手首関節運動支援部120は、図3A,Bに総合的に示されるように、ベローズ311,312,313と、伝達部材331,332,333,334,335,336とを備えている。また、手首関節運動支援部120は、拘束部としての弾性部材341,342,343と、締め付け部材としてのベルト部材351とを備えている。ここで、図3A,Bにおける座標系(U,V,W)は、関節の伸展状態における手首から中指へ向かう方向を+V方向、関節の屈曲側から伸展側へ向かう方向を+W方向とする座標系である。なお、図3A,Bには、手首関節運動支援部120におけるベローズ311〜313が収縮したときの状態が示されている。
上記のベローズ311,312,313は、等間隔の環状溝を有する伸縮自在な樹脂製の部材であり、手首の関節の伸展側に配置される。ここで、ベローズ311,312,313は、U方向に沿って、並べて配置されている。そして、ベローズ311〜313と連通している手首関節運動用配管140を通じて、ベローズ内の空気圧が変化すると、各ベローズが伸縮する。この結果、ベローズ311〜313が、手首の関節運動を支援する力を発生させる。
上記の伝達部材331〜336は、上述した伝達部材231〜234と同様に、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って、L字状に折り曲げることにより形成される。なお、伝達部材331〜336の折り曲げ角度は、手首の関節が必要とする可動範囲に適応できるように、適切な角度となっている。また、伝達部材331〜336は、針金を略長方形の輪状にして、当該輪状に成形された針金を、L字状に折り曲げて、形成されるようにしてもよい。
伝達部材331は、平板部331a,331bを有している。そして、平板部331aは、ベローズ311の伸縮方向の+V方向側と固着し、平板部331bは、手背上の手首側に載置、固定される。また、伝達部材332は、平板部332a,332bを有しており、平板部332aの略中央には、手首関節運動用配管140を通すための孔(不図示)が設けられている。そして、平板部332aは、ベローズ311の−V方向側と固着し、平板部332bは、前腕上の手首側に載置され、布製のベルト部材351により前腕上に固定される。
伝達部材333は、上述した伝達部材331と同様にして形成された2つの平板部を有している。そして、一方の平板部は、ベローズ312の伸縮方向の+V方向側と固着し、他方の平板部は、手背上の手首側に載置、固定される。また、伝達部材334は、上述した伝達部材332と同様にして形成された2つの平板部を有している。そして、一方の平板部は、ベローズ312の−V方向側と固着し、他方の平板部は、前腕上の手首側に載置され、ベルト部材351により前腕上に固定される。
伝達部材335は、上述した伝達部材331と同様にして形成された2つの平板部を有している。そして、一方の平板部は、ベローズ313の伸縮方向の+V方向側と固着し、他方の平板部は、手背上の手首側に載置、固定される。また、伝達部材336は、上述した伝達部材332と同様にして形成された2つの平板部を有している。そして、一方の平板部は、ベローズ313の−V方向側と固着し、他方の平板部は、前腕上の手首側に載置され、ベルト部材351により前腕上に固定される。
なお、本実施形態では、伝達部材331,333,335における平板部の手背上の手首側への固定は、当該平板部と固着している装着用シート150(図3A,Bにおいては不図示。図1参照)を介して行うようになっている。また、伝達部材332,334,336における平板部の前腕上の手首側への固定は、当該平板部と固着している装着用シート160(図3A,Bにおいては不図示。図1参照)及びベルト部材351を介して行うようになっている。
上記の弾性部材341〜343は、本実施形態では、上述した弾性部材241〜243と同様に、輪状のゴム部材を採用している。ここで、弾性部材341は、伝達部材331の平板部分、及び、伝達部材332の平板部分に取り付けられており、ベローズ311の手首関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する。また、弾性部材342は、伝達部材333の平板部分、及び、伝達部材334の平板部分に取り付けられており、ベローズ312の手首関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する。また、弾性部材343は、伝達部材335の平板部分、及び、伝達部材336の平板部分に取り付けられており、ベローズ313の手首関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する。なお、弾性部材341〜343の硬度は、手首の拘縮に関するリハビリテーションを効果的に行うという観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
上記の手指関節運動用配管130は、図4に示されるように、チューブ131と、選択部としての5個の開閉バルブ132j(j=1,…,5)とを備えている。チューブ131は、可撓性を有する樹脂製であり、一方側が手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)それぞれのベローズ213に接続されるとともに、他方側が空気圧調整部180に接続されている。
開閉バルブ1321は手指関節運動支援部110と接続されるチューブ上に配置される。また、開閉バルブ1322は手指関節運動支援部1102と接続されるチューブ上に配置され、開閉バルブ1323は手指関節運動支援部1103と接続されるチューブ上に配置される。さらに、開閉バルブ1324は手指関節運動支援部1104と接続されるチューブ上に配置され、開閉バルブ1325は手指関節運動支援部1105と接続されるチューブ上に配置される。このようにして配置された開閉バルブ132jを操作して、空気が通るチューブの開閉を行うことができるようになっている。
図1に戻り、上記の手首関節運動用配管140は、可撓性を有する樹脂製のチューブである。この手首関節運動用配管140は、一方側が手首関節運動支援部120のベローズ311〜313に接続され、他方側が空気圧調整部180に接続されている。上記の装着用シート150は、本実施形態では、手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)の平板部234b、及び、手首関節運動支援部120の伝達部材331,333,335における平板部と固着しており、手背上に載置される。このため、手指関節運動支援部110jの平板部234bが、手背上の手指側に固定されるとともに、伝達部材331,333,335における平板部が、手背上の手首側に固定される。なお、装着用シート150は、不図示の金属ベルトにより、小指側を囲んで挟むことで、手背上に載置されるようになっている。
上記の装着用シート160は、本実施形態では、手首関節運動支援部120の伝達部材332,334,336における平板部と固着しており、前腕上の手首側に載置される。このため、伝達部材332,334,336における平板部が、前腕上の手首側に固定される。
上記の空気圧調整部180は、手指関節運動用配管130を介して手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)のベローズ213と連通しているとともに、手首関節運動用配管140を介して手首関節運動支援部120のベローズ311〜313と連通している。そして、空気圧調整部180は、手指関節運動用配管130及び手首関節運動用配管140を通じて、手指関節運動支援部110jのベローズ211〜213及び手首関節運動支援部120のベローズ311〜313(以下、すべてのベローズを総称して、単に、「ベローズ」とも記す)への空気の供給、及び、ベローズからの空気の排出を行い、ベローズ内の空気圧を調整する。かかる機能を有する空気圧調整部180は、図5に示されるように、加圧タンク181と、真空タンク182と、電気−空気圧制御弁183とを備えている。また、空気圧調整部180は、制御部184と、配管185,186,187とを備えている。
上記の加圧タンク181は、配管185を介して、電気−空気圧制御弁183の一方の入口側と接続されている。この加圧タンク181は、ベローズへの空気の供給を行う際に利用される。上記の真空タンク182は、配管186を介して、電気−空気圧制御弁183の他方の入口側と接続されている。この真空タンク182は、ベローズからの空気の排出を行う際に、利用される。
上記の電気−空気圧制御弁183は、流路切換3方向弁と、圧力制御弁(比例ソレノイド)とを備えて構成されている。この流路切換3方向弁の入口側の一方が加圧タンク181に接続されているとともに、入口側の他方が真空タンク182に接続されている。そして、流路切換3方向弁は、制御部184による制御のもとで、ベローズへの空気の供給を行う際には加圧タンク181と接続されている流路に切り換え、ベローズからの空気の排出を行う際には真空タンク182と接続されている流路に切り換える。また、圧力制御弁は、制御部184による制御のもとで、出力圧力を制御して、配管187を介して、ベローズ内の空気圧を変化させる。
上記の制御部184は、ベローズ内の空気の供給/排出の切り換え制御を行う。かかる制御に際して、制御部184は、利用者から開始指令を受けると、電気−空気圧制御弁183へ向けて、加圧タンク181と接続されている流路に切り換えるべき旨の切換指令を送る。この切換指令には、圧力調整指令が含まれており、図6に示されるように、時間TC/2をかけてベローズへの空気の供給を行い、ベローズ内の空気圧を圧力PAに上げるようになっている(以下、時間TCを「加圧時間TC」とも記す)。この後、制御部184は、所定時間T0にわたってベローズ内の空気圧を圧力PAに維持する。そして、制御部184は、当該所定時間T0が経過すると、電気−空気圧制御弁183へ向けて、真空タンク182と接続されている流路に切り換えるべき旨の切換指令を送る。この切換指令には、圧力調整指令が含まれており、真空タンク182が時間TDをかけてベローズからの空気の排出を行い、ベローズ内の空気圧を圧力PBにまで下げるようになっている(以下、時間TDを「減圧時間TD」とも記す)。
引き続き、制御部184は、所定時間T0にわたってベローズ内の空気圧を圧力PBに維持する。そして、制御部184は、当該所定時間T0が経過すると、電気−空気圧制御弁183へ向けて、加圧タンク181と接続されている流路に切り換えるべき旨の切換指令を送る。この切換指令には、上述したように、圧力調整指令が含まれており、加圧タンク181が加圧時間TCをかけてベローズへの空気の供給を行い、ベローズ内の空気圧を圧力PAに上げるようになっている。この後、制御部184は、上述した空気の供給/排出の切り換え制御を繰り返し行う。上述した圧力PA,PB、加圧時間TC、減圧時間TDのそれぞれは、手指及び手首の拘縮に関するリハビリテーションを効果的に行う観点から、関節を駆動する筋肉に関する生体情報、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
ここで、関節を駆動する筋肉に関する生体情報は、不図示の検出部が、筋電図、筋肉の硬さ等を検出することで、取得するようにすることができる。
また、所定時間T0については、手指及び手首の拘縮に関するリハビリテーションを効果的に行うという観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
[動作]
以上のようにして構成された関節運動支援装置100の動作について、主に手指及び手首の関節運動支援処理に着目して説明する。なお、関節運動支援装置100は、人体の手HDに装着されており、当初においては、空気圧調整部180によるベローズ内の空気圧調整は行われていないものとする。また、手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)と接続されているチューブ上に配置された開閉バルブ132jは、開いているものとする。
この関節運動支援処理は、利用者が空気圧調整部180の制御部に対して、開始指令を送ることにより開始する。空気圧調整部180は、当該開始指令を受けると、手指関節運動用配管130及び手首関節運動用配管140を通じて、ベローズへの空気の供給、及び、ベローズからの空気の排出を、切り換えて行う。
空気圧調整部180により、手指関節運動用配管130を通じて、手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)のベローズ211〜213への空気の供給が行われると、ベローズ211〜213内の空気圧が上昇する。ベローズ211〜213内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が十分な値の正圧となったときの手指関節運動支援部110jの状態が、図7Aに示されている。
図7Aに示されるように、当該空気圧の上昇によりベローズ211〜213の環状溝の間隔が広がるが、ベローズ211〜213の関節と対向する側の環状溝が弾性部材241〜243により弾性的に拘束されているため、ベローズ211〜213が、YZ平面視で、略円孤状に伸長する。この結果、ベローズ211〜213は、連動して、手指の第1〜第3関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させる。また、弾性部材241〜243が、ベローズ211〜213の関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束していることにより、屈伸運動に伴う関節間距離の伸縮が吸収される。
こうしてベローズ211が発生させた第1関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、平板部231b及び平板部232bにより第1関節に伝えられる。また、ベローズ212が発生させた第2関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、平板部232b及び平板部233bにより第2関節に伝えられる。さらに、ベローズ213が発生させた第3関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、平板部233b及び平板部234bにより第3関節に伝えられる。この結果、手指の第1〜第3関節は、屈曲状態に誘導される。
また、空気圧調整部180により、手首関節運動用配管140を通じて、手首関節運動支援部120のベローズ311〜313への空気の供給が行われると、ベローズ311〜313内の空気圧が上昇する。ベローズ311〜313内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が十分な値の正圧となったときの手首関節運動支援部120の状態が、図8Aに示されている。
図8Aに示されるように、当該空気圧の上昇によりベローズ311〜313(ベローズ312,313は図8において不図示。図3参照)の環状溝の間隔が広がるが、ベローズ311〜313の関節と対向する側の環状溝が弾性部材341〜343(弾性部材342,343は図8において不図示。図3参照)により弾性的に拘束されているため、ベローズ311〜313が、VW平面視で、略円孤状に伸長する。この結果、ベローズ311〜313は、手首の関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させる。また、弾性部材341〜343が、ベローズ311〜313の関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束していることにより、屈伸運動に伴う関節間距離の伸縮が吸収される。こうしてベローズ311〜313が発生させた手首の関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、手背上に固定された平板部331b等の平板部、及び、前腕上の手首側に固定された平板部332b等の平板部により、手首の関節に伝えられる。この結果、手首の関節は、屈曲状態に誘導される。
その後、空気圧調整部180は、所定時間T0にわたってベローズ内の空気圧を圧力PAに維持する。当該所定時間0が経過すると、空気圧調整部180は、ベローズからの空気の排出を行う(図6参照)。こうして空気圧調整部180により、手指関節運動用配管130を通じて、手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)のベローズ211〜213からの空気の排出が行われると、ベローズ211〜213内の空気圧が下降する。ベローズ211〜213内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの手指関節運動支援部110jの状態が、図7B(図2Bを再掲)に示されている。
図7Bに示されるように、当該空気圧の下降によりベローズ211〜213が収縮する。この結果、ベローズ211〜213は、連動して、手指の第1〜第3関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させる。また、上述したように、弾性部材241〜243が、ベローズ211〜213の関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束していることにより、屈伸運動に伴う関節間距離の伸縮が吸収される。
こうしてベローズ211が発生させた第1関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、平板部231b及び平板部232bにより第1関節に伝えられる。また、ベローズ212が発生させた第2関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、平板部232b及び平板部233bにより第2関節に伝えられる。さらに、ベローズ213が発生させた第3関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、平板部233b及び平板部234bにより第3関節に伝えられる。この結果、手指の第1〜第3関節は、屈曲状態から伸展状態に誘導される。
また、空気圧調整部180により、手首関節運動用配管140を通じて、手首関節運動支援部120のベローズ311〜313からの空気の排出が行われると、ベローズ311〜313内の空気圧が下降する。ベローズ311〜313内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの手首関節運動支援部120の状態が、図8B(図3Bを再載)に示されている。
図8Bに示されるように、当該空気圧の下降によりベローズ311〜313が収縮する。この結果、ベローズ311〜313は、手首の関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させる。また、上述したように、弾性部材341〜343が、ベローズ311〜313の関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束していることにより、屈伸運動に伴う関節間距離の伸縮が吸収される。こうしてベローズ311〜313が発生させた手首の関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、手背上に固定された平板部331b等の平板部、及び、前腕上の手首側に固定された平板部332b等の平板部により、手首の関節に伝えられる。この結果、手首の関節は、屈曲状態から伸展状態に誘導される。
空気圧調整部180は、所定時間T0にわたってベローズ内の空気圧を圧力PBに維持する。当該所定時間T0が経過すると、次いで、空気圧調整部180は、ベローズへの空気の供給を行う(図6参照)。この結果、ベローズ内の空気圧は上昇して、手指及び手首の関節は、伸展状態から屈曲状態に誘導される(図7A及び図8A参照)。以後、空気圧調整部180は、ベローズからの空気の排出、及び、ベローズへの空気の供給を、順次、切り換えて行う。この結果、受動的に、手指及び手首の屈伸運動が行われる。
以上説明したように、本実施形態では、手指関節運動支援部1101〜1105を、ベルト部材を利用して、手指に装着する。そして、空気圧調整部180により、手指関節運動用配管130を通じて、手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)のベローズ211〜213への空気の供給が行われると、ベローズ211〜213の関節と対向する側の環状溝が弾性部材241〜243により弾性的に拘束されているため、ベローズ211〜213が、略円孤状に伸長する。これにより、ベローズ211〜213は、連動して、手指の第1〜第3関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させる。こうしてベローズ211が発生させた第1関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、平板部231b及び平板部232bにより第1関節に伝えられる。また、ベローズ212が発生させた第2関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、平板部232b及び平板部233bにより第2関節に伝えられる。さらに、ベローズ213が発生させた第3関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、平板部233b及び平板部234bにより第3関節に伝えられる。この結果、手指の第1〜第3関節は、屈曲状態に誘導される。
次いで、空気圧調整部180は、ベローズ211〜213からの空気の排出を行う。空気圧調整部180により、ベローズからの空気の排出が行われると、ベローズ211〜213が収縮する。これにより、ベローズ211〜213は、連動して、手指の第1〜第3関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させる。こうしてベローズ211が発生させた第1関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、平板部231b及び平板部232bにより第1関節に伝えられる。また、ベローズ212が発生させた第2関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、平板部232b及び平板部233bにより第2関節に伝えられる。さらに、ベローズ213が発生させた第3関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、平板部233b及び平板部234bにより第3関節に伝えられる。この結果、手指の第1〜第3関節は、屈曲状態から伸展状態に誘導される。
また、本実施形態では、手首関節運動支援部120を、ベルト部材等を利用して、手首に装着する。そして、空気圧調整部180により、手首関節運動用配管140を通じて、手首関節運動支援部120のベローズ311〜313への空気の供給が行われると、ベローズ311〜313の関節と対向する側の環状溝が弾性部材341〜343により弾性的に拘束されているため、ベローズ311〜313が、略円孤状に伸長する。これにより、ベローズ311〜313は、手首の関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させる。こうしてベローズ311〜313が発生させた手首の関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力は、手背上に固定された平板部331b等の平板部、及び、前腕上の手首側に固定された平板部332b等の平板部により、手首の関節に伝えられる。この結果、手首の関節は、屈曲状態に誘導される。
次いで、手首の関節運動支援処理の場合と同様に、空気圧調整部180は、ベローズ311〜313からの空気の排出を行う。空気圧調整部180により、ベローズからの空気の排出が行われると、ベローズ311〜313が収縮する。これにより、ベローズ311〜313は、手首の関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させる。こうしてベローズ311〜313が発生させた手首の関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力は、手背上に固定された平板部331b等の平板部、及び、前腕上の手首側に固定された平板部332b等の平板部により、手首の関節に伝えられる。この結果、手首の関節は、屈曲状態から伸展状態に誘導される。
したがって、本実施形態によれば、容易に所定対象物である人体の手指及び手首に装着できるとともに、関節ごとに十分な関節運動を支援することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、手指関節運動支援部110j(j=1,…,5)の平板部234b、及び、手首関節運動支援部120の伝達部材331,333,335における平板部を、装着用シート150に固着することにより、当該平板部を、手背上に固定するようにした(図1等参照)。これに対して、変形例の関節運動支援装置として、当該平板部をベルト部材により、手背上に固定するようにしてもよい。
図9には、変形例(その1)に係る関節運動支援装置100Bの外観図が示されている。図9に示されるように、関節運動支援装置100Bは、上述した実施形態の関節運動支援装置100と比べて、ベルト部材254,352を更に備える点が異なっている。このような構成を採用することにより、手指関節運動支援部110jの平板部234bは、布製又は金属製のベルト部材254により、手背上の手指側に固定されるとともに、伝達部材331,333,335における平板部は、布製又は金属製のベルト部材352により、手背上の手首側に固定される。また、上記の実施形態では、ベルト部材等を利用して、関節運動支援装置を人体の手指及び手首に装着した(図1等参照)。これに対して、変形例の関節運動支援装置として、ベルト部材を使用せず、関節に対応する位置に、伝達部材と接続されたベローズが配設される手袋を採用することができる。
図10には、変形例(その2)に係る関節運動支援装置100Cの外観図が示されている。図10に示されるように、関節運動支援装置100Cは、上述した実施形態の関節運動支援装置100と比べて、手指関節運動支援部1101〜1105に代えて手指関節運動支援部110C1〜110C5を備える点、手首関節運動支援部120に代えて手首関節運動支援部120Cを備える点、装着部としての手袋170Cを更に備える点、装着用シート150,160を備えていない点が異なっている。上記の手指関節運動支援部110Cj(j=1,…,5)のそれぞれは、手指関節運動支援部110j(図2参照)と比べて、ベルト部材251,252,253を備えていない点、及び、伝達部材231〜234が手袋170Cに固着している点が異なっている。上記の手首関節運動支援部120Cは、手首関節運動支援部120(図3参照)と比べて、ベルト部材351を備えていない点、及び、伝達部材331〜336が手袋170Cに固着している点が異なっている。
上記の手袋170Cには、上述した伝達部材231〜234,331〜336が取り付けられている。このため、人体が手袋170Cをはめるだけで、ベローズが、対応する関節の回動運動の回動軸に対して垂直方向の関節部分に配置されるとともに、ベローズの端部側と接続された伝達部材が所定対象物に装着される。なお、上記の実施形態及び変形例では、人体の右手の手指及び手首の関節運動を支援する関節運動支援装置を説明したが、左手の手指及び手首の関節運動を支援する関節運動支援装置であってもよいことは勿論である。
また、上記の実施形態では、手指については、15個の関節の運動を支援するため、15個のベローズを用意した。これに対して、運動を支援する手指の関節の数は、1個以上14個以下であってもよく、この場合には、当該運動を支援する関節の数と同数のベローズを用意すればよい。さらに、上記の実施形態では、手首関節運動支援部は3個のベローズを備えることとしたが、手首関節運動支援部を構成するベローズの数は1個であってもよい。
さらに、上記の実施形態では、関節運動支援装置を手指及び手首に装着するために、布製のベルト部材を利用したが、金属ベルト、プラスチックベルト、又は、針金を利用して、関節運動支援装置を手指及び手首に装着するようにしてもよい。
また、関節運動を支援する力を発生させるベローズは、手首の関節の伸展側に配置されることとしたが、関節の屈曲側に配置されるようにしてもよいし、屈曲側及び伸展側の両方に配置されるようにしてもよい。このようにベローズを屈曲側及び伸展側の両方に配置する場合には、空気圧調整部は、屈曲側に配置されたベローズへの空気の供給を行うときに、伸展側に配置されたベローズからの空気の排出を行い、屈曲側に配置されたベローズからの空気の排出を行うときに、伸展側に配置されたベローズへの空気の供給を行うようにすればよい。
なお、上記の実施形態では、ベローズは、等間隔の環状溝を有する伸縮自在な樹脂製のものを採用したが、伸縮方向の等間隔の環状溝の間隔が口径に沿って連続的に変化するベローズを採用するようにしてもよい。この場合には、環状溝の間隔が短い側が関節部分と対向するように配置する。そして、当該ベローズを採用した場合には、ベローズの関節と対向する側の環状溝を弾性的に拘束する弾性部材は不要となる。
なお、実施形態においては、樹脂製のベローズを採用したが、伸縮自在で、かつ、人体に装着されるときに装置の重さ等の負担を必要以上にかけることがない素材であれば、他の素材を採用してもよい。また、上記の実施形態では、手指関節運動用配管は、各手指関節運動支援部の1個のベローズ213に接続されているものとしたが、各手指関節運動支援部の3個のベローズ211〜213に接続されるようにしてもよい。
図11には、変形例(その3)に係る手指関節運動支援部110Dj(j=1,…,5)及び手指関節運動用配管130Dの外観図が示されている。上記の手指関節運動支援部110Djは、手指関節運動支援部110j(図2A,B参照)と比べて、配管222,223を備えていない点、及び、ベローズ211,212と手指関節運動用配管130Dとが接続されている点が異なっている。
上記の手指関節運動用配管130Dは、手指関節運動用配管130(図4参照)と比べて、チューブが3個のベローズ211〜213に接続されている点、及び、ベローズ211,212,213に接続されているチューブ上に、開閉バルブ132j,1,132j,2,132j,3が配置されている点が異なっている。
このため、開閉バルブ132j,1〜132j,3を操作することで、任意の関節の屈伸運動を支援することができる。例えば、第1関節のみの屈伸運動を支援するためには、開閉バルブ132j,1を開き、開閉バルブ132j,2,132j,3を閉じるようにすればよい。また、第2関節のみの屈伸運動を支援するためには、開閉バルブ132j,2を開き、開閉バルブ132j,1,132j,3を閉じるようにすればよい。さらに、第3関節のみの屈伸運動を支援するためには、開閉バルブ132j,3を開き、開閉バルブ132j,1,132j,2を閉じるようにすればよい。また、手指の関節全ての運動支援を行うのであれば、開閉バルブを省略するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態におけるベローズ内の空気の供給/排出の切り換え制御方法(図6参照)は一例であって、他の制御方法であってもよいことは勿論である。
さらに、上記の実施形態では、空気圧調整部は、加圧タンク、真空タンク、電気−空気圧制御弁、制御部等を備える構成としたが(図5参照)、他の構成を採用してもよい。例えば、ロータリベーン型のエアポンプと、制御部等と備える構成とすることができる。この場合には、制御部による制御のもとで、エアポンプが、ベローズへの空気の供給、及び、ベローズからの空気の排出を行うことになる。また、空気圧調整部は、ベローズへの空気の供給、及び、ベローズからの空気の排出を行うことのできる手動式のピストンポンプ、手動式のベローズポンプ等の手動式の往復動ポンプという構成としてもよい。
上記の実施形態では、ベローズへの空気の供給、及び、ベローズからの空気の排出を行う空気圧調整部を備えることとしたが、息を吹き込み、又は、吸い込むことでベローズ内の空気圧を調整するのであれば、空気圧調整部を省略するようにしてもよい。また、上記の実施形態では、人体の手指及び手首の関節運動を支援する関節運動支援装置としたが、手指のみの関節運動を支援する装置であってもよいし、また、手首のみの関節運動を支援する装置であってもよい。
さらに、上記の実施形態では、伝達部材は、ベローズに固着しているものとしたが、ベローズに対して着脱可能とするようにしてもよい。この場合には、利用者(患者)の関節間距離の長さ等に合わせた伝達部材を用意することで、当該利用者(患者)の骨格等に適合した装置を提供することができる。また、上記の実施形態では、関節を駆動する筋肉に関する生体情報を、筋電図、筋肉の硬さ等の生体信号としたが、利用者の脳波を当該生体情報として採用するようにしてもよい。また、上記の実施形態では、人体の手指及び手首の関節運動を支援する関節運動支援装置としたが、他の関節の運動を支援する装置であってもよい。
<肘関節の運動支援>
例えば、肘の関節運動を支援する場合には、図12A,Bに総合的に示される外観の肘関節運動支援部410を備えるようにすればよい。この肘関節運動支援部410は、ベローズ411と、配管420と、伝達部材431,432とを備えている。また、肘関節運動支援部410は、拘束部としての弾性部材441と、締め付け部材としてのベルト部材451,452とを備えている。上記のベローズ411は、実施形態におけるベローズと同様に、等間隔の環状溝を有する伸縮自在な部材であり、肘の関節の伸展側に配置される。上記の配管420は、一方側がベローズ411に接続されるとともに、他方側が不図示の空気圧調整部に接続されている。
上記の伝達部材431,432は、実施形態における伝達部材と同様に、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って、L字状に折り曲げることにより形成される。ここで、伝達部材431は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ411の伸縮方向の一方側と固着されるとともに、他方の平板部は、前腕上に載置され、ベルト部材451により固定される。また、伝達部材432は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ411の伸縮方向の他方側と固着されるとともに、他方の平板部は、上腕上に載置され、ベルト部材452により固定される。
ここで、図12Aは、ベローズ411内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの肘関節運動支援部410の状態を示している。このとき、ベローズ411は、肘関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材431,432に伝えられる。この結果、肘関節は伸展状態に誘導される。また、図12Bは、ベローズ411内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が十分な値の正圧となったときの肘関節運動支援部410の状態を示している。このとき、ベローズ411は、肘関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材431,432に伝えられる。この結果、肘関節は屈曲状態に誘導される。
なお、図12A,Bにおいては、ベローズは肘の関節の伸展側に配置されることとしたが、ベローズは、関節の屈曲側に配置されるようにしてもよいし、屈曲側及び伸展側の両方に配置されるようにしてもよい。
<股関節の運動支援>
また、股の関節運動を支援する場合には、例えば、図13A,Bに総合的に示される外観の股関節運動支援部510を備えるようにすればよい。この股関節運動支援部510は、ベローズ511と、配管520と、伝達部材531,532とを備えている。また、股関節運動支援部510は、拘束部としての弾性部材541と、締め付け部材としてのベルト部材551,552とを備えている。
上記のベローズ511は、股関節の屈曲側に配置される。上記の配管520は、一方側がベローズ511に接続されるとともに、他方側が不図示の空気圧調整部に接続されている。上記の伝達部材531,532は、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って、折り曲げることにより形成される。本変形例では、伝達部材531の折り曲げ角度を(80±10)度とし、伝達部材532の折り曲げ角度を(45±10)度としている。そして、当該角度は、リハビリテーションを行う利用者の股関節の可動範囲等を考慮して、好適となるように調整されている。なお、折り曲げ角度は、利用者の体格、関節の拘縮度合い等に応じて、上述した角度以外の角度としてもよいことは勿論である。
伝達部材531は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ511の伸縮方向の一方側と固着されるとともに、他方の平板部は、大腿上に載置され、ベルト部材551により固定される。また、伝達部材532は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ511の伸縮方向の他方側と固着されるとともに、他方の平板部は、腹部上に載置され、ベルト部材552により固定される。本変形例では、ベローズ511が発生させる力を柔らかい腹部に効率良く伝えるため、腹部に巻き付けるベルト部材552は、常温で硬化する樹脂をベルト状にして成形加工して作成している。なお、ベルト部材552の素材は、ベローズ511が発生させる力を腹部に効率良く伝える素材であれば、他の素材であってもよいことは勿論である。
なお、本変形例においては、空気圧調整部として、上述した空気圧調整部180の機能に加えて、当該空気圧調整部と接続される配管520の端部を大気雰囲気に連通させる制御が可能となっている。そして、仰向け姿勢でのリハビリテーションにおける股の関節運動の支援に際しては、当該空気圧調整部は、上記の実施形態と同様に、ベローズ511への空気の供給、及び、ベローズ511からの空気の排出を繰り返し行い、ベローズ511内の空気圧を調整する。一方、歩行支援に際しては、当該空気圧調整部は、ベローズ511からの空気の排出、及び、ベローズ511内空間の大気圧雰囲気への開放を繰り返し行い、ベローズ511内の空気圧を調整するようになっている。
図13Aは、股関節を伸展状態に誘導する際のベローズ511の状態を示している。すなわち、仰向け姿勢でのリハビリテーションの場合には、図13Aは、ベローズ511内への積極的な空気の供給によりベローズ511内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が正圧となったときの股関節運動支援部510の状態を示している。このとき、ベローズ511は、股関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材531,532に伝えられる。この結果、股関節は伸展状態に誘導される。また、歩行支援の際には、図13Aは、ベローズ511内空間が大気圧雰囲気へ開放されたときの股関節運動支援部510の状態を示している。このときは、下肢の自重により股関節は伸展状態となるようになっている。
また、図13Bは、仰向け姿勢でのリハビリテーションにおける股の関節運動支援及び歩行支援の双方の場合に共通して、ベローズ511内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの股関節運動支援部510の状態を示している。このとき、ベローズ511は、股関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材531,532に伝えられる。この結果、股関節は屈曲状態に誘導される。
<膝関節の運動支援>
また、膝の関節運動を支援する場合には、例えば、図14A,Bに総合的に示される外観の膝関節運動支援部610を備えるようにすればよい。この膝関節運動支援部610は、ベローズ611と、配管620と、伝達部材631,632とを備えている。また、膝関節運動支援部610は、拘束部としての弾性部材641と、締め付け部材としてのベルト部材651,652とを備えている。
上記のベローズ611は、膝関節の屈曲側に配置される。上記の配管620は、一方側がベローズ611に接続されるとともに、他方側が不図示の空気圧調整部に接続されている。上記の伝達部材631,632は、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って、折り曲げることにより形成される。本変形例では、伝達部材631の折り曲げ角度を(30±10)度とし、伝達部材632の折り曲げ角度を(45±10)度としている。そして、当該角度は、リハビリテーションを行う利用者の膝関節の可動範囲等を考慮して、好適となるように調整される。なお、折り曲げ角度は、利用者の体格、関節の拘縮度合い等に応じて、上述した角度以外の角度としてもよいことは勿論である。
伝達部材631は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ611の伸縮方向の一方側と固着されるとともに、他方の平板部は、下腿上に載置され、ベルト部材651により固定される。また、伝達部材632は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ611の伸縮方向の他方側と固着されるとともに、他方の平板部は、大腿上に載置され、ベルト部材652により固定される。
ここで、図14Aは、ベローズ611内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が十分な値の正圧となったときの膝関節運動支援部610の状態を示している。このとき、ベローズ611は、膝関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材631,632に伝えられる。この結果、膝関節は伸展状態に誘導される。また、図14Bは、ベローズ611内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの膝関節運動支援部610の状態を示している。このとき、ベローズ611は、膝関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材631,632に伝えられる。この結果、膝関節は屈曲状態に誘導される。なお、図14A,Bにおいては、ベローズは膝の関節の屈曲側に配置されることとしたが、ベローズは膝の関節の伸展側に配置されるようにしてもよいし、膝の関節の屈曲側及び伸展側の両方に配置されるようにしてもよい。
<足首関節の運動支援>
また、足首の関節運動を支援する場合には、例えば、図15A,Bに総合的に示される外観の足首関節運動支援部710を備えるようにすればよい。この足首関節運動支援部710は、ベローズ711と、配管720と、伝達部材731,732とを備えている。また、足首関節運動支援部710は、拘束部としての弾性部材741と、締め付け部材としてのベルト部材751,752とを備えている。
上記のベローズ711は、足首関節の屈曲側に配置される。上記の配管720は、一方側がベローズ711に接続されるとともに、他方側が不図示の空気圧調整部に接続されている。上記の伝達部材731,732は、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って、折り曲げることにより形成される。本変形例では、伝達部材731の折り曲げ角度を(30±10)度とし、伝達部材732の折り曲げ角度を(45±10)度としている。そして、当該角度は、リハビリテーションを行う利用者の足首関節の可動範囲等を考慮して、好適となるように調整される。なお、折り曲げ角度を、利用者の体格、関節の拘縮度合い等に応じて、上述した角度以外の角度としてもよいことは勿論である。
伝達部材731は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ711の伸縮方向の一方側と固着されるとともに、他方の平板部は、足指の付け根付近上に載置され、ベルト部材751により固定される。また、伝達部材732は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ711の伸縮方向の他方側と固着されるとともに、他方の平板部は、すね上に載置され、ベルト部材752により固定される。
ここで、図15Aは、ベローズ711内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が十分な値の正圧となったときの足首関節運動支援部710の状態を示している。このとき、ベローズ711は、足首関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材731,732に伝えられる。この結果、足首関節は伸展状態に誘導される。また、図15Bは、ベローズ711内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの足首関節運動支援部710の状態を示している。このとき、ベローズ711は、足首関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材731,732に伝えられる。この結果、足首関節は屈曲状態に誘導される。
また、足首の関節運動を支援する場合には、例えば、図16A,Bに示される外観の足首関節運動支援部810を備えるようにしてもよい。この足首関節運動支援部810は、ベローズ811と、配管820と、伝達部材831,832とを備えている。また、足首関節運動支援部810は、拘束部としての弾性部材841と、締め付け部材としてのベルト部材851,852を備えている。上記のベローズ811は、足首関節の伸展側に配置される。上記の配管820は、一方側がベローズ811に接続されるとともに、他方側が不図示の空気圧調整部に接続されている。上記の伝達部材831は、長板状の金属板を長手方向に対して垂直な折り曲げ線に沿って、折り曲げることにより形成される。上記の伝達部材832は、屈伸運動を支援する足首関節が必要とする可動範囲に適応できるように図示のように形成されている。
伝達部材831は、2つの平板部を有しており、一方の平板部は、ベローズ811の伸縮方向の一方側と固着されるとともに、他方の平板部は、足底上に載置され、ベルト部材851により固定される。また、伝達部材832は、伝達部832a,832bを有しており、一方の側の伝達部832aは、ベローズ811の伸縮方向の他方側と固着されるとともに、他方の側の伝達部832bは、腓腹上に載置され、ベルト部材852により固定される。
ここで、図16Aは、ベローズ811内の空気圧が下降し、ベローズ内圧が十分な値の負圧となったときの足首関節運動支援部810の状態を示している。このとき、ベローズ811は、足首関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材831,832に伝えられる。この結果、足首関節は伸展状態に誘導される。また、図16Bは、ベローズ811内の空気圧が上昇し、ベローズ内圧が十分な値の正圧となったときの足首関節運動支援部810の状態を示している。このとき、ベローズ811は、足首関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させ、当該力は伝達部材831,832に伝えられる。この結果、足首関節は屈曲状態に誘導される。
なお、図15A,Bにおいては、ベローズは足首の関節の屈曲側に配置されることとし、図16A,Bにおいては、ベローズは足首の関節の伸展側に配置されることとしたが、足首の関節の屈曲側及び伸展側の両方に配置されるようにしてもよい。
また、図12A,B〜図16A,Bにおいては、ベローズの数を1個としたが、複数個のベローズを連結して使用するようにしてもよい。また、関節運動支援装置としては、肩の関節運動を支援するものであってもよい。この場合には、関節運動を支援する力を発生させるベローズは、肩の関節の屈曲側、又は、伸展側に配置されるようにしてもよいし、肩の関節の屈曲側及び伸展側の両方に配置されるようにしてもよい。
さらに、本発明の関節運動支援装置は、リハビリテーション用の装置としてだけでなく、例えば、握力が弱っている人体を補助するパワーアシスト用の装置としても利用することができる。特に、パワーアシスト用の装置として利用する場合には、関節を駆動する筋肉に関する生体情報として、筋電図、筋肉の硬さ、又は、脳波等を検出し、当該検出結果から、筋肉の発揮力を導出して、当該導出結果に基づいて、ベローズへの空気の供給、及び/又は、ベローズからの空気の排出を行う際の空気圧等を決定するようにしてもよい。
また、本発明の関節運動支援装置は、作動流体を空気としたが、水や油等の液体であってもよい。さらにまた、上記の実施形態においては、人体の関節運動を支援する関節運動支援装置に本発明を適用したが、関節機構を有する人体以外の哺乳類、ロボット等の所定対象物の関節運動を支援する関節運動支援装置にも本発明を適用することができる。
以上説明したように、医療・介護等の分野において、所定対象物の関節運動を支援する関節運動支援装置に適用することができる。

Claims (14)

  1. 所定対象物の関節運動を支援する関節運動支援装置であって、
    関節運動を支援すべき前記所定対象物における関節ごとに用意され、前記関節の回動運動の回動軸に対して垂直方向の関節部分であり、かつ、前記関節の屈曲運動を支援する場合には前記関節の屈曲側であり、前記関節の伸展運動を支援する場合には前記関節の伸展側である支援すべき関節の回転運動方向側に配置された場合に、前記関節運動を支援する力を発生させる少なくとも1つの伸縮自在なベローズと;
    前記ベローズと連通する配管と;
    前記ベローズの端部側に接続されるとともに前記所定対象物に装着された場合に、前記ベローズの伸縮に起因する前記関節運動を支援する回動力を、前記関節に伝える伝達部材と;
    前記ベローズの複数の環状溝の配列方向と垂直な方向であり、かつ、前記所定対象物と対向する側で前記ベローズを弾性的に拘束する拘束部材と;
    前記ベローズ及び前記伝達部材を、前記所定対象物に装着する装着部と;を備え、
    前記伝達部材は、
    前記関節に接続された前記所定対象物の一方側部位に装着される一方側伝達部材と;
    前記関節に接続された前記所定対象物の他方側部位に装着される他方側伝達部材と;を備え、
    前記拘束部材は、前記一方側伝達部材における前記一方側部位の前記関節側の近傍部分と、前記他方側伝達部材における前記他方側部位の前記関節側の近傍部分との間を弾性的に連結し、
    前記ベローズは、前記関節運動の支援に際して、前記ベローズからの動作流体の強制的排出が行われ、前記ベローズの内圧が負圧となった場合には、前記ベローズの収縮に起因する前記関節運動を支援する力を発生させ
    前記拘束部材は、前記ベローズの収縮により発生する力を前記回動力に変換するための支援を行い、前記回動力が、前記一方側伝達部材及び前記他方側伝達部材を介して、前記一方側部位及び前記他方側部位に伝達される、
    ことを特徴とする関節運動支援装置。
  2. 前記動作流体は、空気であり、
    前記配管を通して、前記ベローズ内の空気圧を調整する空気圧調整部を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の関節運動支援装置。
  3. 前記空気圧調整部は、前記ベローズへの空気の供給、及び、前記ベローズからの空気の排出を行う、ことを特徴とする請求項2に記載の関節運動支援装置。
  4. 前記関節を駆動する筋肉に関する生体情報を検出する検出部を更に備え、
    前記空気圧調整部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記ベローズ内の空気圧を調整する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の関節運動支援装置。
  5. 前記伝達部材は、前記ベローズに対して着脱可能である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  6. 前記一方側伝達部材は、
    前記一方側部位が関節から延びる方向へ延び、前記一方側部位に接触固定される第1部分と;
    前記第1部分の関節側端部に設けられ、前記第1部分の関節側端部から、前記一方側部位が関節から延びる方向と固定的な第1角度で交差し、かつ、前記一方側部位における前記ベローズの配置側へと向う方向へ延び、前記ベローズの第1端部が接続される第2部分と;を備え、
    前記他方側伝達部材は、
    前記他方側部位が関節から延びる方向へ延び、前記他方側部位に接触固定される第3部分と;
    前記第3部分の関節側端部に設けられ、前記第3部分の関節側端部から、前記他方側部位が関節から延びる方向と固定的な第2角度で交差し、かつ、前記他方側部位における前記ベローズの配置側へと向う方向へ延び、前記ベローズの第2端部が接続される第4部分と;を備え、
    前記拘束部材は、前記第2部分における前記一方側部位の近傍部分と、前記第4部分における前記他方側部位の近傍部分との間を弾性的に連結する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  7. 前記所定対象物の関節は、手指の少なくとも1つの関節であり、
    前記ベローズは、前記関節の伸展側に配置され、少なくとも前記関節の伸展運動を支援する力を発生する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  8. 同一の手指における複数の関節ごとに用意されたベローズのそれぞれは、
    前記用意されたベローズのそれぞれの内圧が同時に負圧となった場合には、前記ベローズそれぞれの収縮に起因して、連動して、屈曲状態から伸展状態へ向かう第1回動方向の力を同時に発生させ、
    前記用意されたベローズのそれぞれの内圧が同時に正圧となった場合には、前記ベローズそれぞれの伸長に起因して、連動して、伸展状態から屈曲状態へ向かう第2回動方向の力を同時に発生させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の関節運動支援装置。
  9. 前記ベローズの数は、複数であり、
    前記複数のベローズの中から、空気圧を調節可能なベローズを選択する選択部を更に備える、ことを特徴とする請求項7に記載の関節運動支援装置。
  10. 前記所定対象物の関節は、手首の関節であり、
    前記ベローズは、前記手首の関節の屈曲側に配置された場合には、少なくとも前記手首の関節の屈曲運動を支援する力を発生し、前記手指の関節の伸展側に配置された場合には、少なくとも前記手首の関節の伸展運動を支援する力を発生する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  11. 前記装着部は、前記関節に対応する位置に、前記伝達部材と接続された前記ベローズが配設される手袋である、ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  12. 前記所定対象物の関節は、肘、肩、膝及び足首の少なくとも1つの関節であり、
    前記ベローズは、前記少なくとも1つの関節の屈曲側に配置された場合には、少なくとも前記関節の屈曲運動を支援する力を発生し、前記少なくとも1つの関節の伸展側に配置された場合には、少なくとも前記関節の伸展運動を支援する力を発生する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  13. 前記所定対象物の関節は、股関節であり、
    前記ベローズは、前記股関節の屈曲側に配置され、少なくとも前記股関節の屈曲運動を支援する力を発生する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
  14. 前記装着部は、前記伝達部材に配設され、前記所定対象物に締め付ける締め付け部材を備える、ことを特徴とする請求項1〜10,12,13のいずれか一項に記載の関節運動支援装置。
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