JP4715524B2 - 電気泳動表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気泳動現象を利用して画像を表示する電気泳動表示装置に関するものである。
一般に、電気泳動現象を利用して画像を表示する電気泳動表示装置が知られている。この電気泳動表示装置では、一方が透明な表示基板と、それに対向配置される背面基板とにより、周囲のギャップスペーサーを介して所定間隔を設けた密閉空間が形成される。そして、着色された球状粒子である帯電粒子が分散された着色液体又は気体からなる分散媒が密閉空間に充填されて表示部が形成される。
このような構成のもと、例えば、白色液体からなる分散媒中に黒色の帯電粒子が分散された電気泳動表示装置においては、2つの基板から表示部に電界を発生させることで、分散媒中の帯電粒子を表示基板側に移動させて、帯電粒子の白色を表示基板の表面に表示させたり、又は帯電粒子を背面基板側に移動させて、分散媒の黒色を表示基板の表面に表示させたりして、所望の画像が得られる。
そして、このような従来の電気泳動表示装置では、時間の経過とともに帯電粒子が凝集したり、表示部の一部分に帯電粒子が偏ったりすることがあり、また長時間画像を表示していないと、表示液中で帯電粒子が沈降してしまうことがあった。このような帯電粒子の凝集や偏りあるいは沈降が生じると、表示液中に電界を発生させても十分に帯電粒子を移動させることができずに、画像に色ムラが発生したり、画像のコントラストが低下したりして、画像品質が劣化するという問題があった。また、表示部への画像形成を繰り返し実行すると、直前の数回の描画内容が残像として残ることがあり、これから表示する内容によってはこの残像によって読みづらくなったり、汚く表示されてしまうことがあった。
このような画像品質の悪化を防止するために、電極により大きな電圧を印加して強い電界を発生させることで、帯電粒子の凝集等を解消することが考えられる。しかし、かかる方法では、電気泳動表示装置の消費電力が大幅に増加するとともに、高電圧を伴うために装置の取り扱いが困難となる問題があった。
そこで、特許文献1では、画像形成の前段階で交互に逆極性のパルス電圧を印加することで、壁面に不所望に付着した帯電粒子の剥離を容易にして帯電粒子の電気泳動を促進する方法が開示されている。
特開2000−321605号公報
このような交互に逆極性のパルス電圧を印加する動作(以下、リフレッシュ動作という)は、表示部の状態に応じて適時実行することが望まれていた。
例えば、画像形成を繰り返し実行すると、直前の数回の描画内容が残像として残ることがあり、これから表示する内容によってはこの残像によって読みづらくなったり、汚く表示されてしまうという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、表示内容に応じてリフレッシュ動作が実行される電気泳動表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の電気泳動表示装置は、互いに対向するように配置した、第1電極を有する第1基板及び第2電極を有する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間隙に形成される表示部と、前記第1電極と前記第2電極との間に発生する電界の方向に応じて移動する複数の帯電粒子が分散され、前記表示部に充填される分散媒と、前記表示部に対して画像形成要求がなされたとき、前記第1電極及び前記第2電極に電圧を印加して前記分散媒に対して電界を発生させる画像形成動作を実行する画像形成手段と、前記画像形成手段で前記画像形成動作を実行する前に、前記複数の帯電粒子を前記分散媒中で均等分散させるために、前記第1電極及び前記第2電極に電圧を印加し、発生する電界の方向を所定のタイミングで交互に切り替えながら、前記分散媒に対して電界を発生させるリフレッシュ動作を実行するリフレッシュ制御手段とを備えた電気泳動表示装置であって、今回の画像形成要求により形成される画像の内容である表示内容を示すデータを記憶手段から取得する表示内容データ取得手段と、前記表示内容データ取得手段によって取得されたデータが示す表示内容に基づいて前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定するリフレッシュ決定手段と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明の請求項2に記載の電気泳動表示装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ決定手段が、前記表示内容として、形成される画像内に含まれる文字の属性に基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする。ここで、形成される画像内に含まれる文字の属性としては、文字のサイズ、フォントの種類、その文字の言語の種類が含まれる。
また、本発明の請求項3に記載の電気泳動表示装置は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ決定手段が、前記文字の属性として、当該文字の大きさに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の電気泳動表示装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ決定手段が、形成される画像を所定面積の複数の小領域に分割した際、前記小領域内における各画素の色が所定条件を満たした前記小領域が一つでも存在する場合に、リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする。
また、本発明5の請求項に記載の電気泳動表示装置は、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ決定手段が、形成される画像を所定面積の複数の小領域に分割した際、前記小領域内における全ての画素が同色である前記小領域が一つでも存在する場合に、リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする。
また、本発明6の請求項に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ決定手段が、前記表示内容に基づいて算出された算出値が所定の閾値を超えた場合に、リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の電気泳動表示装置は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ決定手段が、前記文字の大きさを示す数値に所定の重みをかけて算出した算出値が所定の閾値を超えた場合にリフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ制御手段によるリフレッシュ動作の実行後、前記画像形成手段による画像形成動作が実行された画像形成回数を計数する画像形成回数計数手段を備え、前記リフレッシュ決定手段は、前記画像形成回数計数手段により計数された画像形成回数と前記表示内容とに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記画像形成手段により実行された前回の画像形成動作から今回の画像形成要求までの第一経過時間を計測する画像形成経過時間計測手段を備え、前記リフレッシュ決定手段は、前記画像形成経過時間計測手段により計測された第一経過時間と前記表示内容とに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記リフレッシュ制御手段により実行された前回のリフレッシュ動作から今回の画像形成要求までの第二経過時間を計測するリフレッシュ経過時間計測手段を備え、前記リフレッシュ決定手段は、前記リフレッシュ経過時間計測手段により計測された第二経過時間と前記表示内容とに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項11に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明の構成に加え、予め定められた使用者の操作を検出する検出手段を備え、前記リフレッシュ決定手段は、前記検出手段により入力が検出された場合に、前記リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明の構成に加え、所定のタイミングで周囲の温度を計測する温度計測手段を備え、前記リフレッシュ決定手段は、前記画像形成要求時に前記温度計測手段により計測された温度に基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の電気泳動表示装置は、今回の画像形成要求により形成される表示内容に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定する。画像形成を繰り返し実行すると、直前の数回の描画内容が残像として残ることがあり、これから表示する内容によってはこの残像によって読みづらくなったり、汚く表示されてしまうものがあるので、この表示内容に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することにより、残像を取り除いて見易い表示を行なうことができる。
また、本発明の請求項2に記載の電気泳動表示装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、形成される画像内に含まれる文字の属性に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定する。従って、リフレッシュ動作よりそれまでの残像が取り除かれ、小さな文字、細い線の多い文字、複雑な形状の文字等も鮮明に表示されるようになり美しい表示が得られる。
また、本発明の請求項3に記載の電気泳動表示装置は、請求項2に記載の発明の効果に加え、文字の大きさに基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定する。小さな文字が記載された画像を形成する場合に対応できる。
また、本発明の請求項4に記載の電気泳動表示装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、小領域内における各画素の色が所定条件を満たした場合にリフレッシュ動作を実行させることができる。例えば、白黒2色の電気泳動表示装置において、所定条件として上下左右に隣り合う画素同士の色がいずれも異なる場合に、リフレッシュ動作を実行させれば、グレーの表示領域が所定面積以上存在する場合にリフレッシュ動作が実行される。
また、本発明の請求項5に記載の電気泳動表示装置は、請求項4に記載の発明の効果に加え、同色の画素が所定面積以上続く画像を表示する場合にリフレッシュ動作が実行できる。
また、本発明の請求項6に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、前記表示内容に基づいて算出された算出値に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定するので、残像を取り除いて見易い表示を行なうことができる。
また、本発明の請求項7に記載の電気泳動表示装置は、請求項3に記載の発明の効果に加え、文字の大きさを示す数値に所定の重みをかけて算出した算出値に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定ことができる。
また、本発明の請求項8に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、前回のリフレッシュ動作の実行後に画像形成動作が実行された回数と今回の表示内容に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定する。従って、残像を取り除くと共に、画像形成動作の繰り返しによる帯電粒子の付着を取り除くことができる。
また、本発明の請求項9に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明の効果に加え、前回の画像形成動作から今回の画像形成要求までの第一経過時間と今回の表示内容に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定するので、長時間電圧が印加されなかったために白色を表示している画素が徐々に灰色に変化してしまう灰色劣化現象が起きた状態で画像形成動作が行なわれ、基板に帯電粒子が付着してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の請求項10に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明の効果に加え、前回のリフレッシュ動作から今回の画像形成要求までの第二経過時間と今回の表示内容に基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定するので、残像を取り除くと共に、画像形成動作の繰り返しによる帯電粒子の付着を取り除くことができる。
また、本発明の請求項11に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至10のいずれかに記載の発明の効果に加え、使用者の操作が検出された場合にリフレッシュ動作の実行を決定するので、使用者が意図したタイミングや、使用前、利用していない時などに適宜リフレッシュ動作が実行できる。
また、本発明の請求項12に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明の効果に加え、画像形成要求がなされたときに前記温度計測手段により計測された温度とに基づいて、リフレッシュ動作を実行するか否かを決定する。従って、温度が高い場合に画像形成要求があると、リフレッシュされやすくなるので、高温な場所での利用時に、高頻度でリフレッシュを実行できる。
以下、本発明に係る電気泳動表示装置を具体化した画像表示装置1について図面を参照して説明する。本実施の形態として例示する画像表示装置1は、携帯用の電子機器に具備可能な小型の表示パネル2と、表示パネル2での画像表示を制御する制御装置3とを一体的に備えている。
まず、本実施の形態の画像表示装置1の物理的構成の概略について、図面を参照して説明する。図1は、画像表示装置1の正面図である。図2は、表示パネル2のA−A´線(図1)における矢視方向断面図である。図3は、表示パネル2のB−B´線(図1)における矢視方向断面図である。尚、図2及び図3における上方向が、画像表示装置1の正面とする。
図1〜図3に示すように、画像表示装置1は、表示パネル2が一例として正面視縦長の直方体形状をなし、その側面に制御装置3が設けられて、表示パネル2と制御装置3とが電気的に接続されている。表示パネル2は、その下面部分に設けられる下部基板10と、その上面部分に設けられる上部基板20とが対向配置され、下部基板10と上部基板20との間に表示部30を備える。尚、A−A´線は、画像表示装置1の横方向(図1の左右方向)に平行な線を示し、B−B´線は、縦方向(図1の上下方向)に平行な線を示す。
下部基板10は、表示部30に電界を発生させる下部電極12と、下部電極12の上面側に絶縁材料を塗布等して形成した絶縁膜である下部電極保護膜11と、下部電極12の下面側に設けられて画像表示装置1を支持する筐体支持部13とを備える。下部電極保護膜11は、ポリエチレンテレフタレートやシリカ等の樹脂フィルムやガラスなどの無機材料等の高い絶縁性を発揮可能な材料により形成される。尚、本実施の形態では、下部電極保護膜11及び筐体支持部13は、可撓性のあるポリエチレンテレフタレートにより構成されたプラスチック基板(樹脂フィルム)である。また、下部電極12は、一定の電圧が印加されるように線状の電気導電体が横方向(A−A´線方向)に平行に且つ所定間隔を空けて平行に配設された、複数の電極を具備する基板である。
下部基板10の上方向(図2,3の上方向)には、下部基板10に対向して、かつ平行に所定間隔を空けて上部基板20が設けられる。上部基板20は、表示部30に電界を発生させる上部電極22と、上部電極22の下面側に絶縁材料を塗布等して形成した絶縁膜である上部電極保護膜21と、上部電極22の上面側に設けられて透明な部材により構成されて表示画面として機能する表示層23とを備える。上部電極保護膜21はポリイミド,ポリエチレンテレフタレート,ガラスなどの高い透明性を発揮可能な材料により形成される。また、上部電極22は、一定の電圧が印加されるように線状の電気導電体が縦方向(B−B´線方向)に平行に且つ所定間隔を空けて配設された、複数の電極を具備する基板であり、かつ高い透明性を発揮可能な材料により構成される。本実施の形態では、上部電極保護膜21はポリエチレンテレフタレートにより構成されたプラスチック基板(樹脂フィルム)である。また、上部電極22は酸化インジウムすず(ITO)により形成された透明電極であり、表示層23はガラス基板である。つまり、上部基板20は透明体であるから、利用者が上部基板20の上方向(図1上方向)から表示部30を視認可能な表示基板として機能する。
次に、表示部30について説明する。対向して設けられる下部基板10及び上部基板20と、スペーサー31とで形成される間隙が、表示部30である。スペーサー31は、下部基板10及び上部基板20との間隙に架設され、その間隙を格子状に均等に分割して複数の小区画セルを形成するとともに、下部基板10及び上部基板20を支持する。スペーサー31は、格子状に複数の貫通孔が形成された板状部材として構成された可撓性部材であり、例えばポリイミドやポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂で構成されればよい。
また、表示部30の内部には、帯電粒子33a,33b及び分散媒34が充填される。帯電粒子33a,33bは、分散媒34中において帯電可能な材料が用いられ、有機化合物や無機化合物からなる顔料や染料、もしくは顔料や染料を合成樹脂で包んだものからなる。本実施の形態では、帯電粒子33aはスチレン樹脂と二酸化チタンの混合物で、平均粒子径が5μmのもの(7wt%)であって、粒子中の二酸化チタンの量が40wt%のものを使用する。また、帯電粒子33bはスチレン樹脂とカーボンブラックの混合物で、平均粒子径が5μmのもの(10wt%)であって、粒子中のカーボンブラックの量が30wt%のものを使用する。そのため、帯電粒子33aは白色の色調であり、帯電粒子33bは黒色の色調である。また、帯電粒子33aと帯電粒子33bとは正あるいは負に相異なるように帯電しており、ここでは帯電粒子33aが負に、帯電粒子33bが正に帯電しているものとする。
一方、分散媒34としては、高絶縁性を発揮可能で、かつ粘性の低い、アルコール類,炭化水素,シリコーンオイルなどを利用できる。本実施の形態では、パラフィン系溶剤であるエクソンモービル社製Isopar(73wt%)を使用する。尚、分散媒34には添加剤としてエタノール(10wt%)が加えられている。
また、上部基板20の上面(下部基板10と対向しない面)には、正面視、小区画セルが存在しない表示部30の周縁部を、利用者が視認できないように隠蔽するためのマスク部40が設けられる。マスク部40は、上部基板20の四辺に沿って一定幅で設けられ、表示部30を利用者が視認できるように貫通孔が設けられたロの字型形状の板状部材であり、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂を着色したものを接着したり、表示層23の表面に印刷したインク層で形成すればよい。そして、画像表示装置1(表示パネル2)をその上方からみると、マスク部40に設けられた貫通孔から、表示部30を視認することができる構成となっている。
次に、図4を参照して、リフレッシュ動作時及び画像形成動作時における電圧の印加制御について説明する。図4は、リフレッシュ動作時及び画像形成動作時において上部電極12に印加される電圧V1と、リフレッシュ動作時及び画像形成動作時において下部電極22に印加される電圧V2と、リフレッシュ動作時及び画像形成動作時において上部電極12と下部電極22との間に発生する電位差V1−V2との一例を説明する説明図である。
図4の(A)にリフレッシュ動作時及び画像形成動作時において上部電極12に印加される電圧V1を示し、(B)にリフレッシュ動作時及び画像形成動作時において下部電極22に印加される電圧V2を示し、(C)にリフレッシュ動作時及び画像形成動作時において上部電極12と下部電極22との間に発生する電位差V1−V2を示す。
図4に示すように、時間tの間、リフレッシュ動作が行なわれた後、時間tの間、画像形成動作が実行される。本実施形態のリフレッシュ動作では上部基板12側に、白色の帯電粒子33a、黒色の帯電粒子33b、白色の帯電粒子33a、黒色の帯電粒子33b、白色の帯電粒子33aの順番に移動させるように電圧を印加させている。逆に下部基板22側には、黒色の帯電粒子33b、白色の帯電粒子33a、黒色の帯電粒子33b、白色の帯電粒子33a、黒色の帯電粒子33bが順番に移動させられる。
このように本実施形態のリフレッシュ動作では、上部基板12と下部基板22との間を帯電粒子33が5回移動させられるように電圧が印加されている。
このリフレッシュ動作における一回の帯電粒子33の移動のために電圧を印加する時間t/5は時間tよりも短くなるように設定されている。この時間t/5は、灰色劣化が起こった状態で、間電位差V1−Vが電極間に与えられたとしても、帯電粒子33が基板に付着しない時間が設定される。
次に、画像表示装置1の電気的構成について説明する。図5は、画像表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、画像表示装置1の制御装置3(図1参照)には、画像表示装置1を制御するCPU90と、CPU90が実行するプログラム等を記憶したROM91と、表示部30への表示内容を制御する表示制御部92と、データを一時的に記憶するRAM93と、時間を計測してCPU90に入力するタイマ94と、操作ボタン95と、温度センサ81と、メモリカード抜き差しセンサ82と、電源ボタン83と、充電コネクタ抜き差しセンサ84と、USB抜き差しセンサ85と、メモリカード87とのインタフェースとしてのメモリカードインタフェース86がバスを介して接続されている。
ここで、制御装置3には図示しないメモリカードスロットが設けられており、メモリカード抜き差しセンサ82は、表示部に表示させる画像データを記憶したメモリカード87がメモリカードスロットに抜き差しされたか否かを検出する。
メモリカード87には、複数のページ単位の画像データで構成されるコンテンツデータが記憶されている。表示パネル2にはこのメモリカード87に記憶されたコンテンツデータのうちいずれかのページの画像データが表示される。尚、メモリカード87には複数のコンテンツデータが記憶されていてもよい。そして、CPU90はメモリカードインタフェース86を介しスロットに差し込まれたメモリカード87に対して、コンテンツデータの読み込み及び書込み等を実行する。
また、電源ボタン83は、画像表示装置1の電源のON・OFFを行なう。充電コネクタ抜き差しセンサ84は、画像表示装置1の充電コネクタの抜き差しがされたか否かを検出する。また、USB抜き差しセンサ85は、PCと接続するためのUSBコネクタが抜き差しされたか否かを検出する。
尚、温度センサ81が本発明の温度計測手段に相当し、メモリカード抜き差しセンサ82,電源ボタン83,充電コネクタ抜き差しセンサ84,USB抜き差しセンサ85,操作ボタン95が本発明の検出手段に相当する。
操作ボタン95は、使用者により各種操作が行なわれることにより、その各種操作に対応する指示信号をCPU90に送信する。例えば、各種操作としてCPU90に使用者の任意のタイミングでリフレッシュ動作を実行させるリフレッシュ操作、表示パネル2で表示中の画像データの書き換えを行なう画面書換操作等が存在する。
画面書換操作としては、表示中のページめくりを行なうページめくり操作、表示中のコンテンツを切換えるコンテンツ切替操作、メモリカード87に記憶されているコンテンツデータのリストを表示するコンテンツリスト画面や画像表示装置1の各種設定を行なう設定画面等の所定の画面を表示させる操作等が存在する。この画面書換操作が行なわれると、それぞれの画面書換操作に対応する画像を形成させるための指示信号である画像形成要求をCPU90に送信し、CPU90は表示パネル2に表示させる次の画像データの内容に応じて上述の画像形成動作を実行する。
また、RAM93には、後述の画面書換え処理でリフレッシュ動作を実行するタイミングを決定するための重みテーブルを記憶した重みテーブル記憶領域931,前回のリフレッシュ動作の実行時から表示部30へ画像形成動作が実行された回数を数えるカウンタである回数カウンタを記憶する回数カウンタ記憶領域932,直近の画像形成動作が実行された時刻を記憶する最終書換え時刻記憶領域933,リフレッシュ動作を行なうタイミングを決定するためのタイミング値を記憶するタイミング値記憶領域934,メモリカード87の挿入、充電の有無、USB接続の有無等の画像表示装置1の現在の状態を記憶する状態記憶領域935,直近のリフレッシュ動作が実行された時刻を記憶するリフレッシュ時刻記憶領域936,図示外のその他の記憶領域が設けられている。
また、本画像表示装置1は、次の5つのモードを有している。画像形成要求により形成される画像の表示内容に基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する第一モード。前回のリフレッシュ動作後に画像形成動作が行なわれた回数と画像形成要求により形成される画像の表示内容とに基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する第二モード。前回の画像形成動作から今回の画像形成要求までの第一経過時間と画像形成要求により形成される画像の表示内容とに基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する第三モード。前回のリフレッシュ動作から今回の画像形成要求までの第二経過時間と画像形成要求により形成される画像の表示内容とに基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する第四モード。画像形成要求時の周囲の温度と画像形成要求により形成される画像の表示内容とに基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する第五モード。そして、画像表示装置1には図示しないモード切替ボタンが設けられており、このモード切替ボタンにより前述の5つのモードから1つのモードの選択が行なわれる。
先ず、第一モードが選択されている場合における、画像表示装置1の実行する動作について図6〜図12を参照して説明する。図6は、画像表示装置1のメイン処理のフローチャートである。図7は、メイン処理で実行されるメモリカードチェック処理のフローチャートである。図8は、メイン処理で実行されるリフレッシュ操作チェック処理のフローチャートである。図9は、メイン処理で実行される充電状態チェック処理のフローチャートである。図10は、メイン処理で実行されるUSBチェック処理のフローチャートである。図11は、メイン処理で実行される画像形成要求チェック処理のフローチャートである。図12は、画像形成要求チェック処理の中で実行される画面書換え処理のフローチャートである。
図6に示すように、電源ボタン83が押されて電源がONされると、メイン処理が開始される。まず、状態記憶領域935等をリセットする初期化処理を実行する(S1)。次に、リフレッシュ動作を実行する(S2)。リフレッシュ動作は、RAM93内のリフレッシュデータメモリ(図示外)に記憶されているリフレッシュデータが読み出され、リフレッシュ動作制御信号に基づいて実行される。すなわち、リフレッシュ動作制御信号がドライバ(図示外)を介して送信されて下部電極12及び上部電極22に電圧が印加され、表示パネル2に所定の電界が発生する。その結果、表示部30内の帯電粒子33a,33bが均等分散される。
次に、タイミング値記憶領域934に記憶されているタイミング値と、回数カウンタ記憶領域932に記憶されている回数カウンタの値をリセットする(S3)。次に、画像表示装置1のメモリカードスロット(図示外)にメモリカード87が抜き差しされたかどうかを判断するメモリカードチェック処理を実行する(S4)。メモリカードチェック処理の詳細については、図7を参照して後述する。
次に、操作ボタン95によりリフレッシュ操作が操作されたかどうかをチェックするリフレッシュ操作チェック処理を実行する(S5)。リフレッシュ操作チェック処理の詳細については図8を参照して後述する。
次に、充電が開始・終了したかどうかをチェックする充電状態チェック処理を実行する(S6)。充電状態チェック処理の詳細については、図9を参照して後述する。
次に、画像表示装置1がPCにUSBを介する接続を開始・切断したかどうかの状態をチェックするUSB接続状態チェック処理を実行する(S7)。USB接続状態チェック処理の詳細については、図10を参照して後述する。
次に、表示部30に画像を形成する画像形成要求があったかどうかをチェックし、画像形成要求のあった場合に画像形成動作を実行する画像形成要求チェック処理を実行する(S8)。画像形成要求チェック処理の詳細については、図11及び図12を参照して後述する。
次に、電源ボタンが押されたか否かを判断し(S9)、電源ボタンが押された場合には(S9:YES)、リフレッシュ動作を実行し(S10)、タイミング値と回数カウンタをリセットして(S11)、処理を終了する。電源ボタンが押されていない場合には(S9:NO)、S4に戻って処理を繰り返す。
次に、図7を参照して、メイン処理で実行するメモリカードチェック処理について説明する。まず、状態記憶領域935から、以前のメモリカード87の状態(メモリカードスロットに挿入されていたか否か)を取得する(S41)。次に、現在のメモリカード87の状態をメモリカード抜き差しセンサ82から取得する(S42)。
次に、S41で取得した以前の状態と、S42で取得した現在の状態を比較し、メモリカード87が挿入されたか否かを判断する(S43)。以前の状態が、メモリカード87がスロットに差し込まれていない状態であって、且つ、現在の状態が、メモリカード87がスロットに差し込まれている状態である場合にのみ、メモリカード87が挿入されたと判断し(S43:YES)、これから画像形成動作が要求されると予想されるので、鮮明な画像表示をするためにリフレッシュ動作を実行する(S44)。すなわち、以前メモリカード87が差し込まれており且つ現在メモリカード87が差し込まれている場合、以前メモリカード87が差し込まれており且つ現在メモリカード87が差し込まれていない場合、以前メモリカード87が差し込まれて折らず且つ現在メモリカード87が差し込まれていない場合の3つの場合は、メモリカード87が挿入されたとは判断されず(S43:NO)、後述するようにいずれもS45に移行する。
S44でリフレッシュ動作を実行した後は、S42で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S46)、メイン処理に戻る。
前回から今回までにメモリカード87が挿入されていなければ(S43:NO)、次に、S41で取得した以前の状態と、S42で取得した現在の状態を比較し、メモリカード87が抜かれたか否かを判断する(S45)。メモリカード87が抜かれた場合には(S45:YES)、リフレッシュ動作を実行する(S44)。メモリカード87が抜かれたときには使用者が画像表示装置1の利用を中断すると推定できるので、使用していない間に比較的時間のかかるリフレッシュ動作を実行できる。次に、S42で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S46)、メイン処理に戻る。
上述のS43及びS44において、メモリカード87が差し込まれていない状態からメモリカード87が挿入されたと判断された場合にのみ、リフレッシュ動作を行なう理由は、メモリカード87に記憶されたコンテンツデータに基づいて、これから画像形成動作が要求されると予想されるからである。
次に、図8を参照して、メイン処理で実行するリフレッシュ操作チェック処理について説明する。まず、操作ボタン95によりリフレッシュ操作が入力されたか否かを判断する(S51)。操作ボタン95によりリフレッシュ操作が入力された場合には(S51:YES)、使用者の要求に従ってリフレッシュ動作を実行し(S52)、メイン処理に戻る。また、操作ボタン95によりリフレッシュ操作が入力されていない場合には(S51:NO)、そのままメイン処理に戻る。
次に、図9を参照して、メイン処理で実行する充電状態チェック処理について説明する。まず、状態記憶領域935から、以前の充電状態(充電中か否か)を取得する(S61)。次に、現在の充電状態を充電コネクタ抜き差しセンサ84から取得する(S62)。次に、S61で取得した以前の状態と、S62で取得した現在の状態を比較し、充電コネクタが挿入されて充電が開始されたか否かを判断する(S63)。充電が開始された場合には(S63:YES)、リフレッシュ動作を実行する(S65)。充電が開始されたときには使用者が画像表示装置1の利用を中断すると推定できるので、使用していない間に比較的時間のかかるリフレッシュ動作を実行できる。次に、S62で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S66)、メイン処理に戻る。
充電が開始されていない場合には(S63:NO)、挿入された状態から抜かれた状態に変化しているかにより、充電が終了したか否かを判断する(S64)。充電が終了した場合には(S64:YES)、リフレッシュ動作を実行する(S65)。尚、充電完了時には、画像表示装置1はリフレッシュ動作に必要な電力を保持しているので、必要電力が残っているかのチェックを行なわなくてもよい。充電が終了していなければ(S64:NO)、S62で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S66)、メイン処理に戻る。
次に、図10を参照して、メイン処理で実行するUSBチェック処理について説明する。まず、状態記憶領域935から、以前のUSBの接続状態(USBに接続しているか否か)を取得する(S71)。次に、現在のUSBの接続状態をUSB抜き差しセンサ85から取得する(S72)。
次に現在のUSBの接続状態が接続であるか否かを判断する(S73)。USBが接続された状態である場合は(S73:YES)、状態記憶領域935を参照し(S74)、現在メモリカード87が差し込まれた状態であるか否かを判断する(S75)。
メモリカード87が差し込まれた状態である場合は(S75:YES)、USB及びメモリカードインタフェース86を介してPCから任意のコンテンツデータをメモリカード87に書き込んだり、消去したりするメモリカード書換処理を開始する(S76)。
このメモリカード書換処理(S76)については、本発明とは直接関係がないので説明を省略するが、この処理ではPCからの指示に基づいてメモリカード87に記憶されている内容を書き換えられる。メモリカード書換処理(S76)の実行を終了すると、後述のS77に移行する。
S73において、USBが差し込まれた状態でないと判断した場合(S73:NO)、後述するS77に移行する。S75においてメモリカード87が差し込まれていない状態であると判断した場合(S75:NO)、後述するS77に移行する。
次に、S71で取得した以前の状態と、S72で取得した現在の状態を比較し、USB接続されていない状態からUSB接続がされた状態になっているか否かを判断する(S77)。USB接続されていない状態からUSB接続がされた状態になっている場合(即ち、以前の状態がUSBが接続されていない状態であり且つ現在の状態がUSBが接続されている状態である場合)には(S77:YES)、リフレッシュ動作を実行する(S79)。USB接続がされたときには、使用者はPCから何らかのデータを送受信するつもりであり、画像表示装置1の利用は中断すると推定できるので、使用していない間に比較的時間のかかるリフレッシュ動作を実行できる。次に、S72で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S80)、メイン処理に戻る。
USB接続されていない状態からUSB接続がされた状態になっていない場合(即ち、以前の状態が接続されていない状態であり且つ現在の状態が接続されていない状態である場合、あるいは、以前の状態が接続されている状態であり且つ現在の状態が接続されている状態である場合、あるいは、以前の状態が接続されている状態であり且つ現在の状態が接続されていない状態である場合のいずれかの場合)には(S77:NO)、S71で取得した以前の状態と、S72で取得した現在の状態を比較し、USB接続されていた状態からUSB接続がされていない状態になっているか否かを判断する(S78)。USBが切断された場合(即ち、以前の状態が接続されている状態であり且つ現在の状態が接続されていない状態である場合)には(S78:YES)、これから画像形成動作が要求されると予想されるので、リフレッシュ動作を実行し(S79)、S72で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S80)、メイン処理に戻る。
USBが切断されていない場合(即ち、以前の状態が接続されていない状態であり且つ現在の状態が接続されていない状態である場合、あるいは、以前の状態が接続されている状態であり且つ現在の状態が接続されている状態である場合のいずれかの場合)(S78:NO)、S72で取得した現在の状態を状態記憶領域935に記憶して(S80)、メイン処理に戻る。
また、上述のように、USBが切断されたと判断された場合に(S78:YES)、リフレッシュ動作を実行するのは(S79)、USBが切断された場合にはこれから画像形成動作が要求されると予想されるからである。即ち、USBを接続してメモリカード書換処理の実行中において、使用者はあまり画面書換操作を実行せず、USBを切断して画像表示装置1を持ち歩いて使用するような場合において、使用者は画面書換操作を実行する場合が多いためである。
次に、図11及び図12を参照して、メイン処理で実行する画像形成要求チェック処理について説明する。まず、操作ボタン95により画面書換操作が行なわれたか否かを判断する(S81)。画面書換操作行なわれた場合には(S81:YES)、画面書換え処理を実行し(S82、図12)、メイン処理に戻る。画面書換操作が行なわれなかった場合には(S81:NO)、そのままメイン処理に戻る。
次に、画面書換え処理では、図12に示すように、まず、重みテーブル記憶領域931に記憶された重みテーブルから、フォントサイズ係数(Fontsize)、タイミング値の閾値(Thre)を取得する(S101)。次に、描画する表示内容の文字サイズ(fontsize)を取得する(S102)。文字サイズは、例えば表示するデータにメタデータでフォントサイズ情報が付加されていれば、そのメタデータを読み込んで取得する。
次に、S102で取得した値にS101で取得した係数を用いてタイミング値(TimingVal)を算出する(S105)。ここでは、以下の式により算出する。
TimingVal=1.0/(Fontsize*fontsize)
そして、S105で算出されたタイミング値が、S101で取得した閾値を超えたか(TimingVal>Threを充たすか)否かを判断する(S106)。閾値を超えた場合には(S106:YES)、表示内容から判断してリフレッシュした方がよいタイミングになっていると判断し、リフレッシュ動作を実行する(S107)。次に、要求に応じた表示部30への画像形成動作を実行する(S111)。
また、S105で算出されたタイミング値が閾値を超えていない場合には(S106:NO)、そのままS111に進んで、要求に応じた表示部30への画像形成動作を実行する(S111)。そして、画像形成要求チェック処理に戻る。
尚、上記の場合、S105でのタイミング値の算出方法によれば、表示される文字サイズが細かい文字の場合にリフレッシュされやすい。従って、リフレッシュ動作により残像を取り除き、小さな文字でも鮮明に表示することが可能となる。
また、文字サイズが所定の値よりも小さい時はリフレッシュ動作を実行すれば、タイミング値を求めることを必要とせずに、リフレッシュ動作を実行させることができることはいうまでもない。
次に、第二モードが選択されている場合の画像表示装置1の動作について説明する。ここでは、第一モードと同様の処理については説明を省略し、第一モードと異なる処理についてのみ説明する。
第二モードでは、表示内容に加えて、回数カウンタ記憶領域932に記憶されている回数カウンタの値にも基づいて、リフレッシュ動作の実行のタイミングを制御する。そこで、図12に示す画面書換え処理のS111において、画像形成動作を実行すると同時に、回数カウンタ記憶領域932に記憶されている回数カウンタの値を1増加させる。
また、回数カウンタ記憶領域932に記憶される回数カウンタの値は、上述した図7に示すメモリカードチェック処理のS44、図8に示すリフレッシュ操作チェック処理のS52、図9に示す充電状態チェック処理のS65、図10に示すUSBチェック処理のS79、図12に示す画面書換え処理のS107において、リフレッシュ動作が実行されると同時に0にリセットされる。このため、回数カウンタ記憶領域932には、前回のリフレッシュ動作実行の後、画像形成動作が何回行われたかを示す値が記憶されることになる。
そして、図12に示す画面書換え処理のS101において、フォントサイズ係数、閾値に加え、回数係数(Count)を取得する。また、S102において、描画する表示内容の文字のサイズに加え、回数カウンタ記憶領域932に記憶されている回数カウンタの値(count)を取得する。
そして、S105において、表示内容に加えて、回数カウンタ記憶領域932に記憶されている回数カウンタの値(count)と、重みテーブル記憶領域931に記憶された重みテーブルから取得した回数係数(Count)を用いて、以下の式でタイミング値を計算する。
TimingVal = 1.0 / ( Fontsize*fontsize) + (Count*count)}
このように、第二モードにおいてタイミング値を算出すると、画像形成動作の繰り返しによる帯電粒子の付着を起こりにくくすることができる。
次に、第三モードが選択されている場合の画像表示装置1の動作について説明する。ここでは第二モードと同様の処理については説明を省略し、第二モードと異なる処理についてのみ説明する。
第三モードにおいては、表示内容と回数に加えて、前回の画像形成動作から今回の画像形成要求までの第一経過時間に基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する。そこで、図12に示す画面書換え処理のS111において、画像形成動作を実行すると同時に、そのときの時刻をタイマ94から取得して、その時刻を最終書換え時刻記憶領域933に記憶する。
そして、S101において、フォントサイズ係数、閾値、回数係数に加え、第一経過時間計数(TimeW)を取得する。また、S102において、文字サイズ、回数カウンタの値に加え、最終書換え時刻記憶領域933に記憶されている直前の画像形成要求があった時刻(prev_write_time)と、タイマ94から現在の時刻(current_time)とを取得する。
さらに、S105において、表示内容と回数に加えて、最終書換え時刻記憶領域933に記憶されている直前の画像形成要求があった時刻(prev_write_time)と現在の時刻(current_time)に、重みテーブル記憶領域931に記憶された重みテーブルから取得した第一経過時間係数(TimeW)を用いて、経過時間を考慮して、以下のような式により計算を行なう。
TimingVal
=1.0/(Fontsize*fontsize)+TimeW*(current_time-prev_write_time)+(Count*count)
このように、第三モードにおいてタイミング値を算出すると、長時間電圧の印加が行なわれず、灰色劣化が起こった場合にも、帯電粒子の付着を起こりにくくすることができる。
次に、第四モードが選択されている場合の画像表示装置1の動作について説明する。ここでは第二モードと同様の処理については説明を省略し、第二モードと異なる処理についてのみ説明する。
第四モードにおいては、表示内容と回数に加えて、前回のリフレッシュ動作から今回の画像形成要求までの第二経過時間に基づいてリフレッシュ動作のタイミングを制御する。そこで、上述した図6に示すメイン処理のS2、図7に示すメモリカードチェック処理のS44、図8に示すリフレッシュ操作チェック処理のS52、図9に示す充電状態チェック処理のS65、図10に示すUSBチェック処理のS79、図12に示す画面書換え処理のS107において、リフレッシュ動作を実行すると同時に、その時の時刻をタイマ94から取得して、その時刻をリフレッシュ時刻記憶領域936に記憶する。
そして、図12に示す画面書換え処理のS101において、フォントサイズ係数、閾値、回数係数に加え、第二経過時間計数(TimeRW)を取得する。また、S102において、文字サイズ、回数カウンタの値に加え、リフレッシュ時刻記憶領域936に記憶されている前回リフレッシュ動作が実行された時刻(prev_refresh_time)と、タイマ94から現在の時刻(current_time)とを取得する。
さらに、S105において、表示内容と回数に加えて、リフレッシュ時刻記憶領域936に記憶されている前回リフレッシュ動作が実行された時刻(prev_refresh_time)と現在の時刻(current_time)に、重みテーブル記憶領域931に記憶された重みテーブルから取得した第二経過時間係数(TimeRW)を用いて、経過時間を考慮して、以下のような式により計算を行なう。
TimingVal
=1.0/(Fontsize*fontsize)+TimeRW*(current_time-prev_refresh_time)+(Count*count)
このように、第四モードにおいてタイミング値を算出すると、画像形成動作の繰り返しによる帯電粒子の付着を起こりにくくすることができる。
次に、第五モードが選択されている場合の画像表示装置1の動作について説明する。ここでは第三モードと同様の処理については説明を省略し、第三モードと異なる処理についてのみ説明する。
第五モードにおいては、表示内容と回数と第一経過時間(current_time-prev_write_time)に加えて、温度センサ81から取得した画像形成要求時の温度(temp)を考慮し、リフレッシュ動作のタイミングを制御する。
そこで、図12に示す画面書換え処理のS101において、フォントサイズ係数、閾値、回数係数、第一経過時間計数に加え、温度計数(Temp)を重みテーブル記憶領域931より取得する。また、S102において、文字サイズ、回数カウンタの値、直前の画像形成要求があった時刻、現在の時刻に加え、温度センサ81から現在の温度(temp)を取得する。
そして、S105において、以下のような式によりタイミング値を算出する。
TimingVal
=1.0/( Fontsize*fontsize)+TimeW*(current_time-prev_write_time)+(Count*count) + Temp*temp
このように、第五モードにおいてタイミング値を算出すると、高温な場所における灰色劣化にも対応することができる。
上述の実施形態では第一モードから第五モードまでの5つのモードを備えた画像表示装置1を例に挙げて説明したが、更に次に説明する第六モードも備えた変形例について、説明する。第六モードも備えた変形例の画像表示装置の外観、電気的構成は上述の5つのモードを備えた画像表示装置1と同様であるため説明を省略する。また、第六モードを除く5つのモードにおける動作についても上述の場合と同様であるため説明を省略する。以下、第六モードが選択されている場合に開始される画面書換え処理について、図13を参照して説明する。図13は、第六モードにおける画面書換え処理のフローチャートである。
図13に示すように、まず、これから表示パネル2に表示させる画像を所定面積(例えば3cm×3cm、30画素×30画素等)ごとに複数の小領域に分割する(S201)。ここで、小領域の面積は使用者により適宜設定可能としてもよいし、画像表示装置毎に予め定められているものとしてもよい。
次に、分割された全ての小領域において、同色の画素のみで構成される小領域が、一つでも存在するか否かを判断する(S202)。
分割された複数の小領域のうち、一つでも同色の画素のみで構成される小領域が存在する場合は(S202:YES)、他のモード同様のリフレッシュ動作を実行し(S203)、その後、他のモード同様の画像形成動作を実行し(S204)画面書換え処理を終了する。
分割された複数の小領域のうち、いずれの小領域も同色の画素のみで構成されていない場合は(S202:NO)、他のモード同様の画像形成動作を実行し(S204)、画面書換え処理を終了する。
このように、第六モードによれば、表示させる画像に同色の画素のみで表示される領域が所定面積存在する場合にリフレッシュ動作が実行できる。このためいわゆるベタな画像を表示する場合に残像が目立つという問題を解決することができる。
以上説明したように、本実施形態の画像表示装置1によれば、画像形成要求により表示される画像の表示内容によってリフレッシュ動作の実行の有無を決定する。従って、例えば、細かい文字が多かったり、同色の画素が多い画像等、直前の残像によって表示品質に影響が大きいような場合にリフレッシュ動作が行われ、鮮明な画像を表示させることができる。また、表示内容に加えて、画像形成動作の回数や経過時間、温度を考慮してリフレッシュ動作のタイミングを決定すれば、画像形成動作の繰り返しによる帯電粒子の付着や、時間経過による灰色劣化の回復も併せて行なうことができる。さらに、使用者の実行した特定の操作に応じたタイミングでリフレッシュ動作を決定すれば、使用者がこれからディスプレイを使用すると推定できる操作を検出した場合にリフレッシュ動作を行って、その後の表示品質を高めたり、使用者が表示パネルを見ない時間を利用して時間のかかるリフレッシュ動作を行い、使用の便宜をはかることができる。
尚、上記実施の形態において、図12のS111及び図13のS204で画像形成動作を実行するCPU90が本発明の画像形成手段として機能する。また、図12のS107及び図13のS203でリフレッシュ動作を実行させるCPU90がリフレッシュ制御手段として機能する。また、図12のS106でタイミング値が閾値を超えたか否かを判断し、図13のS202で同色の画素のみの小領域が存在するか否かを判断するCPU90が本発明のリフレッシュ決定手段として機能する。
尚、上記の説明では省略したが、図7のS44、図8のS52、図11のS82でリフレッシュ動作を終了した後、CPU90は表示パネル2にリフレッシュ動作前に表示させていた画像を再度表示させる。S2でリフレッシュ動作を終了した後、CPU90はメニュー画面を表示させる。
上記実施形態において、画像表示装置1には5つ又は6つのモードが備えられているものとして説明したが、本発明は上述のいずれかのモードでのみ動作し、モードの変更ができない画像表示装置であってもよい。
また、上記実施形態では、文字の大きさに基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定したが、表示画像の中に文字の大きさが複数ある場合、最小の文字の大きさに基づいてリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定するようにしてもよい。
また、上記第六モードでは図13に示すS202において、分割された全ての小領域において、同色の画素のみで構成される小領域が、一つでも存在するか否かを判断するものとして説明したが、分割された全ての小領域において、上下左右に隣り合う画素同士の色がいずれも異なる場合に、リフレッシュ動作を実行させれば、グレーの表示が所定面積以上存在する場合にリフレッシュ動作を実行することができる。これば、白と黒との2色で画像を表示させる画像表示装置において特に有効である。
また、上記画像表示装置1では、フォントサイズの情報に基づいてリフレッシュ動作の実行を決定し(図12,S102)、第六モードでは分割された全ての小領域において同色の画素のみで構成される小領域が一つでも存在する場合にリフレッシュ動作の実行を決定するものとして説明したが(図13,S202)、それら以外の方法で、表示内容に基づいてリフレッシュ動作の実行を決定するようにしてもよい。例えば、フォントサイズの情報が画像データに含まれていない場合は、表示パネル2の一辺に並ぶ文字の数により、文字サイズを判断するようにしてもよい。
また、表示内容の判断を、同色の画素が隣り合う率の多寡により判断してもよい。例えば、同色の画素が、表示パネル2の全画素中10%以上隣り合うときに、リフレッシュ動作を実行するようにしてもよい。また、隣接する複数画素(例えば縦5画素・横5画素)中に含まれる色の割合が、ほぼ同じである領域が全画素中10%以上隣り合うときにも、リフレッシュ動作を実行するようにしてもよい。
また、上記リフレッシュ動作時の時間t/5を時間tより長くしたとしても、リフレッシュ動作時に発生させる電位差をV1−V2よりも小さくすれば、灰色劣化した場合に実行されても基板に帯電粒子33が付着することがないリフレッシュ動作を実現できる。
また、上記実施形態においては、たとえば、第二モードにおいて、表示内容に加えて、回数カウンタ記憶領域932に記憶されている回数カウンタの値とに基づいてタイミング値を算出し、リフレッシュ動作の実行のタイミングを制御したが、表示内容と回数カウンタの値とで、それぞれ別々にタイミング値を算出し、それぞれ別々に設けられた閾値に基づいてリフレッシュ動作の実行を決定するようにしてもよい。
画像表示装置1の正面図である。 表示パネル2のA−A´線(図1)における矢視方向断面図である。 表示パネル2のB−B´線(図1)における矢視方向断面図である。 リフレッシュ動作時及び画像形成動作時において上部電極12に印加される電圧V1と、リフレッシュ動作時及び画像形成動作時において下部電極22に印加される電圧V2と、リフレッシュ動作時及び画像形成動作時において上部電極12と下部電極22との間に発生する電位差V1−V2との一例を説明する説明図である。 画像表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。 画像表示装置1のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理で実行されるメモリカードチェック処理のフローチャートである。 メイン処理で実行されるリフレッシュ操作チェック処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される充電状態チェック処理のフローチャートである。 メイン処理で実行されるUSBチェック処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される画像形成要求チェック処理のフローチャートである。 画像形成要求チェック処理の中で実行される画面書換え処理のフローチャートである。 第六モードにおける画面書換え処理のフローチャートである。
符号の説明
1 画像表示装置
2 表示パネル
3 制御装置
10 下部基板
11 下部電極保護膜
12 下部電極
13 筐体支持部
20 上部基板
21 上部電極保護膜
22 上部電極
23 表示層
30 表示部
31 スペーサー
33a,33b 帯電粒子
34 分散媒
40 マスク部
52 RAM
81 温度センサ
82 メモリカード抜き差しセンサ
83 電源ボタン
84 充電コネクタ抜き差しセンサ
85 USB抜き差しセンサ
90 CPU
91 ROM
92 表示制御部
93 RAM
94 タイマ
95 操作ボタン
931 重みテーブル記憶領域
932 回数カウンタ記憶領域
933 最終書換え時刻記憶領域
934 タイミング値記憶領域
935 状態記憶領域

Claims (12)

  1. 互いに対向するように配置した、第1電極を有する第1基板及び第2電極を有する第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間隙に形成される表示部と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に発生する電界の方向に応じて移動する複数の帯電粒子が分散され、前記表示部に充填される分散媒と、
    前記表示部に対して画像形成要求がなされたとき、前記第1電極及び前記第2電極に電圧を印加して前記分散媒に対して電界を発生させる画像形成動作を実行する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で前記画像形成動作を実行する前に、前記複数の帯電粒子を前記分散媒中で均等分散させるために、前記第1電極及び前記第2電極に電圧を印加し、発生する電界の方向を所定のタイミングで交互に切り替えながら、前記分散媒に対して電界を発生させるリフレッシュ動作を実行するリフレッシュ制御手段とを備えた電気泳動表示装置であって、
    今回の画像形成要求により形成される画像の内容である表示内容を示すデータを記憶手段から取得する表示内容データ取得手段と、
    前記表示内容データ取得手段によって取得されたデータが示す表示内容に基づいて前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定するリフレッシュ決定手段と、
    を備えたことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記リフレッシュ決定手段は、前記表示内容として、形成される画像内に含まれる文字の属性に基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記リフレッシュ決定手段は、前記文字の属性として、当該文字の大きさに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする請求項2に記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記リフレッシュ決定手段は、形成される画像を所定面積の複数の小領域に分割した際、前記小領域内における各画素の色が所定条件を満たした前記小領域が一つでも存在する場合に、リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  5. 前記リフレッシュ決定手段は、形成される画像を所定面積の複数の小領域に分割した際、前記小領域内における全ての画素が同色である前記小領域が一つでも存在する場合に、リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示装置。
  6. 前記リフレッシュ決定手段は、前記表示内容に基づいて算出された算出値が所定の閾値を超えた場合に、リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  7. 前記リフレッシュ決定手段は、前記文字の大きさを示す数値に所定の重みをかけて算出した算出値が所定の閾値を超えた場合にリフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする請求項3に記載の電気泳動表示装置。
  8. 前記リフレッシュ制御手段によるリフレッシュ動作の実行後、前記画像形成手段による画像形成動作が実行された画像形成回数を計数する画像形成回数計数手段を備え、
    前記リフレッシュ決定手段は、前記画像形成回数計数手段により計数された画像形成回数と前記表示内容とに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  9. 前記画像形成手段により実行された前回の画像形成動作から今回の画像形成要求までの第一経過時間を計測する画像形成経過時間計測手段を備え、
    前記リフレッシュ決定手段は、前記画像形成経過時間計測手段により計測された第一経過時間と前記表示内容とに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  10. 前記リフレッシュ制御手段により実行された前回のリフレッシュ動作から今回の画像形成要求までの第二経過時間を計測するリフレッシュ経過時間計測手段を備え、
    前記リフレッシュ決定手段は、前記リフレッシュ経過時間計測手段により計測された第二経過時間と前記表示内容とに基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  11. 予め定められた使用者の操作を検出する検出手段を備え、
    前記リフレッシュ決定手段は、前記検出手段により入力が検出された場合に、前記リフレッシュ動作の実行を決定することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  12. 所定のタイミングで周囲の温度を計測する温度計測手段を備え、
    前記リフレッシュ決定手段は、前記画像形成要求時に前記温度計測手段により計測された温度に基づいて、前記リフレッシュ制御手段にリフレッシュ動作を実行させるか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
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