JP4715520B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は一般家庭で魚、肉等の被調理物を加熱調理する加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器1は、図9に示すように、主に放射熱により被調理物3を上方から加熱調理する第一の加熱手段4と、主に放射熱により被調理物3を下方から加熱調理する第二の加熱手段5を有する調理室2を有し、被調理物3を載置する焼き網6および焼き網6の下方に配置されて焼き網6を収納し、且つ加熱調理時に被調理物3から落下する油A等を受ける受皿7は共に調理室2内に収納される。また、扉8は、調理室2の前面開口部を覆うとともに、被調理物3を出し入れするために開閉自在となっている。
次に、被調理物3を調理する方法を説明する。まず、使用者は焼き網6に被調理物3を載せて焼き網6を受皿7に収納し、扉8の閉成動作に連動させて受皿7を調理室2内に収納する。その後、調理開始ボタン(図示せず)を押すと、被調理物3を加熱する調理工程が開始する。
調理工程が開始すると、調理室2内にある第一の加熱手段4または第二の加熱手段5に通電される。被調理物3が調理室2内の所定の位置に収納されると、第一の加熱手段4は被調理物3の上方に、また第二の加熱手段5は被調理物3の下方に配置されるので、被調理物3は、主に第一の加熱手段4または第二の加熱手段5の放射熱により加熱されることになる。
こうして、第一の加熱手段4または第二の加熱手段5に所定時間通電されることにより、被調理物3は加熱調理される(例えば、特許文献1参照)。
そのため、調理工程中に、第一の加熱手段4または第二の加熱手段5は高温状態(例えば、第一の加熱手段4や第二の加熱手段5がシーズヒータで構成されている場合は約400〜700℃)になる。
一方、被調理物3が魚等、油分を多く含む食材の場合は、調理工程中に被調理物3の表面が加熱されることにより、被調理物3の表面にある油Aが気化して油煙Uが発生したり、被調理物3の内部から油Aが流れ出して、調理工程において約400〜700℃もの高温状態にある第二の加熱手段5に滴下して気化することにより、油煙Uが発生する。
このようにして発生した油煙Uは、調理室2内と加熱調理器1の外部を連通接続する排気経路9を通って加熱調理器1外へ排出されていくものである。
しかしながら、加熱調理器1は、家庭の台所に置かれていることが多いので、調理工程中に排気経路9から加熱調理器1外へ排出された油煙Uは、家庭の台所内に排出されることになる。そのため、台所が油煙Uで充満し油煙臭くなってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れてしまったりして、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりする。
そこで、この調理工程中に発生し、排気経路9から加熱調理器1外へ排出される油煙Uの量を低減する方法として、図9および図10に示すように、排気経路9内または排気経路9と調理室2との接続部近傍に油煙量低減手段10を備えた加熱調理器1が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
油煙量低減手段10は、油煙Uを水蒸気や二酸化炭素に分解することができる白金PtやパラジウムPd等の触媒11を有しており、調理工程中に発生した油煙Uが油煙量低減手段10内を通過するときに、油煙Uが触媒11に接触することにより水蒸気と二酸化炭素に分解されるものである。
なお、白金PtやパラジウムPd等の触媒11の場合は、図11に示すように、触媒所定温度T(例えば400℃)以上の時に、油煙Uを分解する能力が高いので、排気経路9から排出される油煙Uの量を所定量以下にすることを目的として、触媒11が油煙Uを分解する能力が高い状態を維持するように、油煙量低減手段10および油煙量低減手段10に配置されている触媒11を触媒所定温度T以上に加熱するための第三の加熱手段14が設けられている。
ところで、図9に示すように、調理室2内の空気を強制的に排出する送風手段を設けず、調理室2内の空気の自然な流れで調理室2内の空気を排気経路9から排出させる構成の場合、油煙Uと触媒11との接触時間を長くしたりする必要がある。そのため、油煙量低減手段10は、図12に示すように、略円形形状や略長方形や略正方形の多角形形状をしており、さらに多くの格子状の孔12を有している(孔12は、円形や多角形であってもよい)。そして、図10に示すように、格子状の孔12の部分に触媒11を配置することにより、油煙Uが格子状の孔12を通過するときに触媒11と接触するようになっている。
また、油煙量低減手段10の孔12の面積を小さくして油煙Uが油煙量低減手段10を通過しにくくして、油煙量低減手段10を通過する流速を遅くしたりしている。
しかしながら、孔12の面積を小さくすることは、油煙量低減手段10の開口面積を小さくすることになり、油煙量低減手段10の開口面積を小さくすればするほど、油煙Uが油煙量低減手段10を通過しにくくなるため、調理工程中に油煙Uが調理室2内に溜まってしまうことになる。調理室2内に油煙Uが溜まってしまうと、油煙Uが調理室2内の壁面に付着して調理室2内を汚してしまったり、被調理物3に付着して被調理物3の調理性能を低下させてしまったりする。
そのため、油煙量低減手段10は、油煙Uが調理室2内に滞留しない程度の大きさおよび開口面積を有するように構成されている(例えば、油煙量低減手段10は、図12に示すように、直径が100mmの略円形の大きさで、且つ油煙量低減手段10が配置される排気経路9部分の断面積に対して50%以上の開口面積を持つ等)。
このような構成にすることにより、油煙量低減手段10は、図9および図10に示すように、油煙Uが調理室2内の壁面に付着して調理室2内を汚してしまったり、被調理物3に付着して被調理物3の調理性能を低下させてしまったりすることなく、排気経路9から加熱調理器1外へ排出される油煙Uの量を低減することができる。
特許第2720672号公報
しかしながら、図9に示されるような前記従来の加熱調理器1の構成では、以下のような課題を有していた。
被調理物3がサンマ等のように、油Aを多く含む食材の場合、調理工程において、大量の油Aが不定期に、また断続的に被調理物3から流れ出てくることがあり、大量に流れ出た油Aが第二の加熱手段5に直接滴下した場合は、大量の油煙Uが調理室2内に一度に発生してしまう場合がある。
さらに、油Aが油煙Uになるのは、液体から気体になる状態変化であるので、体積膨張が生じる。そのため、被調理物3から大量に流れ出た油Aが第二の加熱手段5に直接滴下して大量の油煙Uが一度に発生する場合は、調理室2内で急激な体積膨張が発生してしまう。急激な体積膨張が発生すると、排気経路9内を流れる油煙Uは高圧力で且つ流速が速くなる(例えば、大量の油煙Uが発生しない場合の排気経路9内を流れる油煙Uの流速は1〜2m/sであるのに対し、大量の油煙Uが発生した場合は3〜4m/sになる等)。
それゆえ、図9に示すように、油煙Uが主に被調理物3から発生し、油Aが第二の加熱手段5に直接滴下して大量の油煙Uが発生しない場合に、油煙Uが調理室2内に滞留しない程度の開口面積を有した(例えば、排気経路9の油煙低減手段10が配置される部分の断面積に対して50%以上の開口面積を持つ等)油煙低減手段10を排気経路9内に備える構成では、高圧力で且つ流速が速い油煙Uが大量に油煙低減手段10に供給されると、油煙Uの流速が速いために触媒11と十分に接触しないまま油煙低減手段10を通過してしまう油煙Uが発生してしまう。その結果、図13および図14に示すように、油煙低減手段10で十分に除去できない油煙Uがそのまま排気経路9を介して加熱調理器1外へ排出されてしまう。
以上より、被調理物3がサンマ等、多くの油Aを含む場合は、調理工程において、油Aが不定期に且つ断続的に第二の加熱手段5に大量に滴下して大量の油煙Uが発生することがあり、その場合、排気経路9からも多くの油煙Uが不定期に且つ断続的に排出されて台所の壁面等を汚してしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、排気経路から排出される油煙の量を低減して、台所の衛生状態が低下するのを防止することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被調理物を載置する焼き網と、焼き網を収納する受皿と、焼き網と受皿と被調理物を収納する調理室と、被調理物を上方から加熱する第一の加熱手段又は/及び下方から加熱する第二の加熱手段と、調理室内の空気を機外へ排出する排気経路と、調理室内で発生する油煙の少なくとも一部を除去する油煙量低減手段と、第一の加熱手段と油煙量低減手段との間または第一の加熱手段近傍に遮蔽板を備え、遮蔽板は、第一加熱手段の油煙量低減手段への投影形状部分を切り欠いた形状とし、前記調理室内で発生した油煙を前記遮蔽板に衝突させ、前記遮蔽板を迂回させる構成としたもので、第一の加熱手段は、被調理物を加熱するだけでなく、油煙量低減手段を触媒所定温度以上に加熱することができるとともに、調理室内で発生した油煙は、油煙量低減手段に直接供給されて排出されるのではなく、遮蔽板に一度衝突して、遮蔽板を迂回してから油煙量低減手段に供給されて排出されていく。
そのため、調理室内で油煙が大量に発生した場合でも、油煙が遮蔽板に衝突することにより、油煙の流速を遅くして油煙量低減手段に供給することができ、油煙が、流速が速いまま油煙量低減手段を素通りして、水蒸気や二酸化炭素に分解されずに加熱調理器外へ排出されてしまうのを低減することができる。
以上より、油煙量低減手段は第一の加熱手段により触媒所定温度以上に加熱されるとともに、排気経路から排出される油煙の量を低減することができ、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのを低減することができる。
本発明の加熱調理器は、第一の加熱手段は、被調理物を加熱するだけでなく、油煙量低減手段を触媒所定温度以上に加熱することができるとともに、調理室内で発生した油煙は、油煙量低減手段に直接供給されて排出されるのではなく、遮蔽板に一度衝突して、遮蔽板を迂回してから油煙量低減手段に供給されて排出されていくことになるので、調理室内で油煙が大量に発生した場合でも、油煙が遮蔽板に衝突することにより、油煙の流速を遅くして油煙量低減手段に供給することができ、油煙が、流速が速いまま油煙量低減手段を素通りして、水蒸気や二酸化炭素に分解されずに加熱調理器外へ排出されてしまうのを低減することができる。
それゆえ、油煙量低減手段は第一の加熱手段により触媒所定温度以上に加熱されるとともに、排気経路から排出される油煙の量を所定量以下に低減することができ、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのを低減することができる。
第1の発明は、被調理物を載置する焼き網と、焼き網を収納する受皿と、焼き網と受皿と被調理物を収納する調理室と、被調理物を上方から加熱する第一の加熱手段又は/及び下方から加熱する第二の加熱手段と、調理室内の空気を機外へ排出する排気経路と、調理室内で発生する油煙の少なくとも一部を除去する油煙量低減手段と、第一の加熱手段と油煙量低減手段との間または第一の加熱手段近傍に遮蔽板を備え、遮蔽板は、第一加熱手段の油煙量低減手段への投影形状部分を切り欠いた形状とし、前記調理室内で発生した油煙を前記遮蔽板に衝突させ、前記遮蔽板を迂回させる構成としたもので、第一の加熱手段は、被調理物を加熱するだけでなく、油煙量低減手段を触媒所定温度以上に加熱することができるとともに、調理室内で発生した油煙は、油煙量低減手段に直接供給されて排出されるのではなく、遮蔽板に一度衝突して、遮蔽板を迂回してから油煙量低減手段に供給されて排出されていく。そのため、調理室内で油煙が大量に発生した場合でも、油煙が遮蔽板に衝突することにより、油煙の流速を遅くして油煙量低減手段に供給することができ、油煙が、流速が速いまま油煙量低減手段を素通りして、水蒸気や二酸化炭素に分解されずに加熱調理器外へ排出されてしまうのを低減することができる。
以上より、油煙量低減手段は第一の加熱手段により触媒所定温度以上に加熱されるとともに、排気経路から排出される油煙の量を低減することができ、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのを低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の遮蔽板は、少なくとも油煙量低減手段の調理室内への投影形状と略同形状としたもので、調理工程中に、被加熱物から身がはじけ飛んだ場合でも、被加熱物の身が油煙量低減手段に直接付着するのではなく、遮蔽板に付着するので、被加熱物の身が油煙量低減手段に付着するのを低減することができ、油煙量低減手段が汚れてしまって油煙を水蒸気や二酸化炭素に分解できる能力が低下してしまったり、油煙量低減手段の孔が詰まってしまって、油煙が油煙量低減手段を通過しにくくなって調理室内に滞留してしまうのを低減することができる。それゆえ、加熱調理器を長時間使用しても、油煙量低減手段は常に油煙を、二酸化炭素と水蒸気に分解し続けることができ、排気経路から排出される油煙の量を常に所定量以下に低減することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の排気経路は調理室の上面部に接続され、油煙量低減手段は略平板状で複数の孔を有するとともに調理室と排気経路との接続部近傍に配置されたもので、調理室内の空気を強制的に排出する送風手段を設けず、調理室内の空気の自然な流れで調理室内の空気を排気経路から排出させる構成の場合は、調理室内で加熱された空気や油煙は、上昇気流により調理室の上面部へ移動するので、油煙を調理室から加熱調理器外へ効率的に排出することができ、調理室と排気経路との接続部近傍に配置された油煙量低減手段により、効率的に油煙を水蒸気と二酸化炭素に分解することができる。
それゆえ、排気経路から排出される油煙の量を所定量以下に低減することができ、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのを低減することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1項の発明の遮蔽板を略垂直方向または略水平方向に振動させる遮蔽板振動手段を設けたもので、遮蔽板を振動させることにより、遮蔽板近傍を流れる油煙も振動させることができるので、振動した油煙が油煙量低減手段を通過する際に、油煙量低減手段の孔の側壁と衝突しながら排気経路へ排出されていくことになる。
そのため、油煙が油煙量低減手段を素通りするのを低減することができ、油煙が触媒と接触するのを増加させることができるので、触媒が油煙を二酸化炭素と水蒸気に分解するのを促進することができ、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができる。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか1項の発明の遮蔽板を弾性体で支持したもので、調理工程中に調理室内に大量の油煙が発生した場合は、調理室内の空気および油煙は高圧力で且つ流速が速いので、遮蔽板が油煙により垂直上方に押し上げられ、遮蔽板が上下方向に振動することになる。
それゆえ、遮蔽板近傍を流れる油煙も振動させることができるので、振動した油煙が油煙量低減手段を通過する際に、油煙量低減手段の孔の側壁と衝突しながら排気経路へ排出されていくようにすることができる。そのため、遮蔽板を電気的に振動させる部品を不要とすることができるとともに、油煙が油煙量低減手段を素通りするのを低減することができ、油煙が触媒と接触するのを増加させることができるので、触媒が油煙を二酸化炭素と水蒸気に分解するのを促進することができ、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1項の発明の遮蔽板の少なくとも油煙量低減手段に面する側に、放射率の高い材料を塗布したもので、遮蔽板は第一の加熱手段近傍にあるため、調理工程において、第一の加熱手段は、被調理物や油煙量低減手段を加熱するだけでなく、遮蔽板も加熱するので、第一の加熱手段により加熱された遮蔽板は、油煙量低減手段に向けて放射熱を供給することになる。
それゆえ、油煙量低減手段は第一の加熱手段だけでなく、遮蔽板からも加熱されることになり、より早く触媒所定温度まで加熱されたり、触媒所定温度以上に加熱されたりするので、触媒が油煙を二酸化炭素と水蒸気に分解する能力をより向上させることができ、排気経路から加熱調理器外へ排出される油煙の量をより低減することができる。
したがって、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1項の発明の遮蔽板の少なくとも油煙量低減手段に面する側と反対側に、放射率の高い材料を塗布したもので、遮蔽板は第一の加熱手段近傍にあるため、調理工程において、第一の加熱手段は、被調理物や油煙量低減手段を加熱するだけでなく、遮蔽板も加熱するので、第一の加熱手段により加熱された遮蔽板は、被調理物に向けて放射熱を供給することになる。
それゆえ、被調理物は第一の加熱手段だけでなく、遮蔽板からも加熱されることになり、より早く所定の調理性能に調理されることになるので、調理工程中に、排気経路から加熱調理器外へ排出される油煙の量をより低減することができるとともに、調理時間を短縮することができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1項の発明の遮蔽板を放射率の高い材質で形成したもので、遮蔽板は第一の加熱手段近傍にあるため、調理工程において、第一の加熱手段は、被調理物や油煙量低減手段を加熱するだけでなく、遮蔽板も加熱するので、第一の加熱手段により加熱された遮蔽板は、油煙量低減手段および被調理物に向けて放射熱を供給することになる。
それゆえ、油煙量低減手段は第一の加熱手段だけでなく、遮蔽板からも加熱されることになり、より早く触媒所定温度まで加熱されたり、触媒所定温度以上に加熱されたりするので、触媒が油煙を二酸化炭素と水蒸気に分解する能力をより向上させることができ、排気経路から加熱調理器外へ排出される油煙の量をより低減することができるとともに、被調理物も遮蔽板からも加熱されることになり、より早く所定の調理性能に調理されることになる。
したがって、台所が油煙で充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙が付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができるとともに、調理時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器1の断面図である。なお、従来例における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図1において、加熱調理器1は、所定の位置に収納された被調理物3を加熱して調理する調理室2を備えている。調理室2は、主に放射熱により被調理物3を上方から加熱する第一の加熱手段4と、主に放射熱により被調理物3を下方から加熱する第二の加熱手段5を有している。
被調理物3を載置する焼き網6と、焼き網6の下方に配置されて焼き網6を収納し、且つ被調理物3から発生して落下する油A等を受ける受皿7は、共に調理室2内の所定の位置に収納される。また、受皿7は、扉8の開閉動作と連動するようになっており、受皿7が調理室2内に収納されると、扉8が調理室2の前面開口部を覆うように構成されている。
加熱調理器1外の空気を調理室2内に供給する吸気口1aは、調理室2の上面部2bと接続され且つ調理室2内の空気を外部に排出する排気経路9よりも下方に配置されている。そのため、調理工程中の調理室2内の空気や、調理工程中に魚等の被調理物3から発生する油煙Uおよび被調理物3から流れ出た油Aが第二の加熱手段5に滴下して発生する油煙U等は、高温であり上昇していくので、排気経路9から排出されていくとともに、加熱調理器1外の空気が吸気口1aから調理室2内に供給されていく。
油煙Uを除去して外部に排出される油煙Uの量を低減する油煙量低減手段10は、図2および図3に示すように、主に、シリカ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムの成分で作られており、略円形形状であったり、略長方形や略正方形等の多角形形状であったりする。そして、油煙量低減手段10は、油煙Uを水蒸気と二酸化炭素に分解する触媒11(主に触媒11は白金PtやパラジウムPd等から構成されている)を有しており、調理室2と排気経路9との接続部近傍または排気経路9内に配置されている。
また、油煙量低減手段10は、油煙Uが調理室2内に滞留しない程度の開口面積を有する孔12を備えた構成になっている(例えば、油煙量低減手段10は、図3に示すように、直径が100mmの略円形の大きさで、且つ油煙量低減手段10が配置される排気経路9部分の断面積の50%以上の開口面積を持つ格子状の孔12を持つ等)。
そして、図2に示すように、油煙量低減手段10に設けられた多くの格子状の孔12の部分に触媒11を配置しており、油煙Uが格子状の孔12を通過するときに触媒11と接触するようになっている。その結果、油煙Uは触媒11により水蒸気と二酸化炭素に分解される。
なお、排気経路9は、調理室2の左右側面部や背面部と接続されてもよいが、調理室2内の空気を強制的に排出する送風手段を設けず、調理室2内の空気の自然な流れで調理室2内の空気を排気経路9から排出させる構成の場合は、調理室2内で加熱された空気や油煙Uは、上昇気流により調理室2の上面部2bへ移動するので、図1に示すように、排気経路9を調理室2の上面部2bと接続させることにより、油煙Uを調理室2から加熱調理器1外へ効率的に排出することができ、排気経路9内または排気経路9の調理室2との接続部近傍に配置された油煙量低減手段10により、効率的に水蒸気と二酸化炭素に分解することができる。
また、油煙量低減手段10は、図3に示すように、略円形形状であってもよいし、略長方形や略正方形などの多角形であってもよい。
また、油煙量低減手段10は、排気経路9近傍の調理室2内に配置されてもよい。
第一の加熱手段4と油煙量低減手段10との間または第一の加熱手段4近傍に配置される遮蔽板13は、図3に示すように、油煙量低減手段10の調理室2内への投影形状と少なくとも略同形状(例えば、油煙量低減手段10が円形状であれば、遮蔽板13も略同直径の円形状)であり、第一の加熱手段4の油煙量低減手段10への投影形状部分を切り欠いた形状をしている。それゆえ、第一の加熱手段4は、調理室2内の被調理物3を加熱するだけでなく、油煙量低減手段10も加熱することができる。
一方で、遮蔽板13が第一の加熱手段4と油煙量低減手段10との間または第一の加熱手段4近傍に配置されているので、調理室2内で発生した油煙Uは、図4(b)に示すように、油煙量低減手段10に直接供給されて排出されるのではなく、図4(a)に示すように、一度遮蔽板13に衝突して、遮蔽板13を迂回してから油煙量低減手段10に供給されて排出されていく。そのため、調理室2内で油煙Uが大量に発生した場合でも、油煙Uが遮蔽板13に衝突することにより、大量の油煙Uの流速を遅くして油煙量低減手段10に供給することができ、油煙Uが、流速が速いまま油煙量低減手段10を素通りして、水蒸気と二酸化炭素に分解されずに加熱調理器1外へ排出されてしまうのを低減することができる。
また、遮蔽板13は少なくとも油煙量低減手段10の調理室2内への投影形状と略同形状なので、被加熱物3が加熱されている工程で、被加熱物3から身がはじけ飛んだ場合でも、被加熱物3の身が油煙量低減手段10に付着するのを低減することができるので、油煙量低減手段10の孔12が詰まってしまうのを低減することができる。
なお、遮蔽板13は、油煙量低減手段10の調理室2への投影形状よりも大きな形状であってもよい。
また、遮蔽板13は、調理室2の上面部と一体で形成されてもよい。
以上のように構成された加熱調理器1について、以下その動作、作用を説明する。
まず、使用者がまず焼き網6に被調理物3を載せ、その焼き網6を受皿7に収納し、扉8の閉成動作と連動させて受皿7を調理室2内に収納する。その後、調理開始ボタン(図示せず)を押すと、被調理物3を加熱する調理工程が開始する。
調理工程が開始すると、調理室2内にある第一の加熱手段4または第二の加熱手段5に通電される。被調理物3が調理室2内の所定の位置に収納されると、第一の加熱手段4は被調理物3の上方に、また第二の加熱手段5は被調理物3の下方にそれぞれ配置されるので、第一の加熱手段4または第二の加熱手段5が通電されることにより、被調理物3は、主に第一の加熱手段4または第二の加熱手段5の放射熱により加熱されることになる。
そして、第一の加熱手段4または第二の加熱手段5が被調理物3を所定時間加熱することにより、被調理物3は加熱調理されることになる。
同時に、第一の加熱手段4により、油煙量低減手段10および触媒11が、図11に示すように、触媒所定温度T以上に加熱される。
調理工程中に、加熱調理器1外の空気が吸気口1aから調理室2内に供給されるとともに、魚等の被調理物3から発生した油煙U等は、調理室2内の空気とともに油煙量低減手段10に供給される。油煙量低減手段10に供給された油煙Uは、油煙量低減手段10に設けられ且つ触媒所定温度T以上に加熱された触媒11により水蒸気と二酸化炭素に分解され、その後、排気経路9を介して加熱調理器1外へ排出されていく。
被調理物3が所定時間加熱されると、調理工程が終了する。そして、使用者は、扉8を手前に引くことにより、加熱調理された被調理物3を調理室2から取り出すことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、図1〜図4(a)に示すように、第一の加熱手段4と油煙量低減手段10との間または第一の加熱手段4近傍に、少なくとも油煙量低減手段10の調理室2への投影形状と略同形状の遮蔽板13を設けることにより、第一の加熱手段4は、被調理物3を加熱するだけでなく、油煙量低減手段10を触媒所定温度T以上に加熱することができるとともに、調理室2内で発生した油煙Uは、図4(b)に示すように、油煙量低減手段10に直接供給されて排出されるのではなく、図4(a)に示すように、一度遮蔽板13に衝突して、遮蔽板13を迂回してから油煙量低減手段10に供給されて排出されていく。そのため、図4(a)に示すように、調理室2内で油煙Uが大量に発生した場合でも、油煙Uが遮蔽板13に衝突することにより、油煙Uの流速を遅くして油煙量低減手段10に供給することができ、油煙Uが、流速が速いまま油煙量低減手段10を素通りして、水蒸気や二酸化炭素に分解されずに排気経路9を介して加熱調理器1外へ排出されてしまうのを低減することができる。
それゆえ、油煙量低減手段10は第一の加熱手段4により触媒所定温度T以上に加熱されるとともに、排気経路9から排出される油煙Uの量を低減することができ、台所が油煙Uで充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのを低減することができる。
なお、図1では、排気経路9を調理室2の上面部2bと接続させてその接続部近傍に油煙量低減手段10を配置する構成としたが、排気経路9を調理室2の側面部や背面部に設けてもよい。
また、図5に示すように、油煙量低減手段10と遮蔽板13との間に、油煙量低減手段10を加熱する第三の加熱手段14を設けてもよく、油煙量低減手段10は、第三の加熱手段14により、より確実に触媒所定温度T以上に加熱されるものである。
それから、図3に示すように、遮蔽板13は少なくとも油煙量低減手段10の調理室2内への投影形状と略同形状なので、調理工程中に、被加熱物3から身がはじけ飛んだ場合でも、被加熱物3の身が油煙量低減手段10に直接付着するのではなく、遮蔽板13に付着するので、被加熱物3の身が油煙量低減手段10に付着するのを低減することができ、油煙量低減手段10が汚れてしまって油煙Uを水蒸気と二酸化炭素に分解できる能力が低下してしまったり、油煙量低減手段10の孔12が詰まってしまって、油煙Uが油煙量低減手段10を通過しにくくなって調理室2内に滞留してしまうのを低減することができる。それゆえ、加熱調理器1を長時間使用しても、油煙量低減手段10は常に油煙Uを、二酸化炭素と水蒸気に分解し続けることができ、排気経路9から排出される油煙Uの量を常に所定量以下に低減することができる。
それから、調理室2内の空気を強制的に排出する送風手段を設けず、調理室2内の空気の自然な流れで調理室2内の空気を排気経路9から排出させる構成の場合は、調理室2内で加熱された空気や油煙Uは、上昇気流により調理室2の上面部2bへ移動するので、図1および図2に示すように、排気経路9を調理室2の上面部2bと接続させることにより、油煙Uを調理室2から加熱調理器1外へ効率的に排出することができ、排気経路9内または排気経路9の調理室2との接続部近傍に配置された油煙量低減手段10により、効率的に水蒸気と二酸化炭素に分解することができる。
それから、図6に示すように、遮蔽板13に、遮蔽板13を略垂直方向または略水平方向に振動させる遮蔽板振動手段15を設けることにより、遮蔽板13近傍を流れる油煙Uも振動させることができるので、振動した油煙Uが油煙量低減手段10を通過する際に、油煙量低減手段10の孔12の側壁と衝突しながら排気経路9へ排出されていくことになる。そのため、油煙Uが油煙量低減手段10を素通りするのを低減することができ、油煙Uが触媒11と接触するのを増加させることができるので、触媒11が油煙Uを二酸化炭素と水蒸気に分解するのを促進することができ、台所が油煙Uで充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができる。
それから、図7に示すように、遮蔽板13を弾性体16で支持することにより、調理工程中に調理室2内に大量の油煙Uが発生した場合は、調理室2内の空気および油煙Uは高圧力で且つ流速が速いので、図8(a)に示すように、遮蔽板13が油煙Uにより垂直上方に押し上げられ、その結果、図8(b)に示すように、遮蔽板13が上下方向に振動することになる。
それゆえ、遮蔽板13近傍を流れる油煙Uも振動させることができるので、振動した油煙Uが油煙量低減手段10を通過する際に、油煙量低減手段10の孔12の側壁と衝突しながら排気経路9へ排出されていくようにすることができる。そのため、遮蔽板13を電気的に振動させる部品を不要とすることができるとともに、油煙Uが油煙量低減手段10を素通りするのを低減することができ、油煙Uが触媒11と接触するのを増加させることができるので、触媒11が油煙Uを二酸化炭素と水蒸気に分解するのを促進することができ、台所が油煙Uで充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができる。
それから、第一の加熱手段4は、被調理物3や油煙量低減手段10を加熱するだけでなく、遮蔽板13も加熱するので、遮蔽板13の少なくとも油煙量低減手段10に面する側13a(図2参照)に、放射率の高い材料(例えば、黒色系の塗料等)を塗布することにより、油煙量低減手段10に向けて、放射熱を供給することになる。
それゆえ、油煙量低減手段10は第一の加熱手段4だけでなく、遮蔽板13からも加熱されることになり、より早く触媒所定温度Tまで加熱されたり、触媒所定温度T以上に加熱されたりするので、触媒11が油煙Uを二酸化炭素と水蒸気に分解する能力をより向上させることができ、排気経路9から加熱調理器1外へ排出される油煙Uの量をより低減することができる。
したがって、台所が油煙Uで充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができる。
それから、遮蔽板13の少なくとも油煙量低減手段10に面する側と反対側13b(図2参照)に、放射率の高い材料を塗布することにより、調理工程において、第一の加熱手段4により加熱された遮蔽板13は、被調理物3に向けて放射熱を供給することになる。
それゆえ、被調理物3は第一の加熱手段4だけでなく、遮蔽板13からも加熱されることになり、より早く所定の調理性能に調理されることになるので、調理工程中に、排気経路9から加熱調理器1外へ排出される油煙Uの量をより低減することができるとともに、調理時間を短縮することができる。
それから、遮蔽板13を放射率の高い材質で形成することにより、調理工程において、第一の加熱手段4により加熱された遮蔽板13は、油煙量低減手段10および被調理物3に向けて放射熱を供給することになる。
それゆえ、油煙量低減手段10は第一の加熱手段4だけでなく、遮蔽板13からも加熱されることになり、より早く触媒所定温度Tまで加熱されたり、触媒所定温度T以上に加熱されたりするので、触媒11が油煙Uを二酸化炭素と水蒸気に分解する能力をより向上させることができ、排気経路9から加熱調理器1外へ排出される油煙Uの量をより低減することができるとともに、被調理物3も遮蔽板13からも加熱されることになり、より早く所定の調理性能に調理されることになる。
したがって、台所が油煙Uで充満して油煙臭い状態になってしまったり、台所の壁面等に油煙Uが付着して台所が汚れ、台所の衛生状態を低下させてしまって使用者に不快感を与えたりするのをより低減することができるとともに、調理時間を短縮することができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、油煙量低減手段が油煙を二酸化炭素と水蒸気に分解するのを向上させることができるので、排気経路から油煙が排出されるのを大幅に低減することができ、業務用の加熱調理器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の断面図 同加熱調理器の油煙量低減手段近傍の部分拡大断面図 同加熱調理器の油煙量低減手段、第一の加熱手段および遮蔽板の斜視図 (a)同加熱調理器の遮蔽板がある場合の油煙量低減手段近傍を流れる油煙の流れを表す図(b)同加熱調理器の遮蔽板がない場合の油煙量低減手段近傍を流れる油煙の流れを表す図 同加熱調理器の第三の加熱手段を備えた場合の断面図 同加熱調理器の遮蔽板に遮蔽板振動手段を設けた場合の油煙量低減手段近傍を流れる油煙の流れを表す図 同加熱調理器の遮蔽板を弾性体支持した場合の油煙量低減手段近傍の部分拡大断面図 (a)同加熱調理器の遮蔽板を弾性体支持した場合に、油煙が遮蔽板を移動させる場合の油煙量低減手段近傍の部分拡大図(b)同加熱調理器の遮蔽板を弾性体支持した場合に、遮蔽板が振動する場合の油煙量低減手段近傍の油煙の流れを表す図 従来の加熱調理器の横方向から見た縦断面図 同加熱調理器の油煙量低減手段近傍の部分拡大断面図 同油煙量低減手段に配置された触媒の温度と油煙分解能力の関係を示す図 同油煙量低減手段の形状および油煙量低減手段に設けられた孔形状を表す図 同加熱調理器の油煙が大量に発生した場合の横方向から見た縦断面図 同加熱調理器の油煙が大量に発生した場合の油煙量低減手段近傍の部分拡大断面図
符号の説明
1 加熱調理器
2 調理室
3 被調理物
4 第一の加熱手段
5 第二の加熱手段
6 焼き網
7 受皿
10 油煙量低減手段
12 孔
13 遮蔽板
15 遮蔽板振動手段
16 弾性体

Claims (8)

  1. 被調理物を載置する焼き網と、前記焼き網を収納する受皿と、前記焼き網と前記受皿と前記被調理物を収納する調理室と、前記被調理物を上方から加熱する第一の加熱手段又は/及び下方から加熱する第二の加熱手段と、前記調理室内の空気を機外へ排出する排気経路と、前記調理室内で発生する油煙の少なくとも一部を除去する油煙量低減手段と、前記第一の加熱手段と前記油煙量低減手段との間または前記第一の加熱手段近傍に遮蔽板を備え、前記遮蔽板は、前記第一加熱手段の前記油煙量低減手段への投影形状部分を切り欠いた形状とし、前記調理室内で発生した油煙を前記遮蔽板に衝突させ、前記遮蔽板を迂回させる構成とした加熱調理器。
  2. 遮蔽板は、少なくとも油煙量低減手段の調理室内への投影形状と略同形状である請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 排気経路は調理室の上面部に接続され、油煙量低減手段は略平板状で複数の孔を有するとともに前記調理室と前記排気経路との接続部近傍に配置された請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 遮蔽板を略垂直方向または略水平方向に振動させる遮蔽板振動手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 遮蔽板を弾性体で支持した請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 遮蔽板の少なくとも油煙量低減手段に面する側に、放射率の高い材料を塗布した請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 遮蔽板の少なくとも油煙量低減手段に面する側と反対側に、放射率の高い材料を塗布した請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 遮蔽板を放射率の高い材質で形成した請求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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