JP4711743B2 - 軸継手 - Google Patents
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Description
本発明は、互いに平行な2軸を連結して2軸間で動力を伝達する軸継手に関する。
一般的な機械装置の2つの軸を連結して駆動側から従動側へ動力を伝達する軸継手は、連結する2軸の位置関係によって構造が異なり、2軸が1直線上にあるもの、交差するもの、互いに平行な(かつ同心でない)ものに大別される。
このうちの平行な2軸を連結する軸継手としては、オルダム継手がよく知られている。しかし、このオルダム継手は、大きな動力を伝達すると、2軸間に介装されるスライダどうしの摩擦面に潤滑不良が生じて動力伝達がスムーズに行われなくなる場合があるし、大きな偏心量(2軸の径方向のずれ量)を許容できない問題もある。
また、オルダム継手以外では、軸方向で対向する2つの回転部材(ディスク)間にプレートを挿入し、このプレートの表裏面の複数箇所に直動ガイドをその作動方向がプレートの表裏で互いに直交するように配し、プレートと直動ガイドを介して両回転部材間で動力を伝達する機構が提案されている(特許文献1参照)。
この機構を採用すれば、直動ガイドの長さを変えるだけで必要な偏心量を得ることができるし、直動ガイド内の相対移動面に複数の鋼球を配することにより、大きな動力をスムーズに伝達することもできる。しかし、直動ガイドを多数使用するため、製造コストがかなり高くなるし、直動ガイドを精度よく組み付けることが難しく、組付作業に非常に手間がかかるようになる。
そこで、本出願人は、本発明より先に、平行な2軸間で互いに直交する案内溝の交差位置に配した転動体を介して動力を伝達する方式の軸継手を提案した(特願2004−183559号)。
図11は、上述した方式の軸継手の一例を示す。この軸継手は、軸方向で対向する2つの回転部材51、52の対向面に、複数の案内溝53、54を相手側の案内溝と直交するように設けて、各案内溝交差位置に転動体55を配するとともに、各転動体55を保持器56の長孔57に収納したものである。なお、図11は、説明上、両回転部材51、52が同心の状態を示しているが、通常は両者の回転軸がずれた(偏心した)状態で使用される。
そして、各転動体55が、保持器56に回転部材径方向の移動を拘束された状態で駆動側の回転部材51に押されることにより、案内溝53、54および保持器56の長孔57の内側を転動しながら従動側の回転部材52を押して動力を伝達する。従って、動力伝達時の摩擦抵抗が少なく、大きな動力を伝達できるし、案内溝53、54および保持器56の長孔57の長さを変えるだけで必要な偏心量を得られる。また、両回転部材51、52間の部品が転動体55と保持器56だけのため、製造コストが安く、組付性も良い等、多くの特長を有している。
ところで、この軸継手では、転動体を球体とした場合、球体が一定の接触角で案内溝と接触するため、伝達動力に比例して両回転部材を引き離す軸方向の力が働く。従って、動力伝達時の軸方向のガタつきを防止するために、両回転部材の軸方向間隔の変化を拘束する軸方向拘束機構を設けることが望ましい。しかし、軸方向拘束機構を設けると、軸継手全体の構造が複雑化するうえ、各回転部材との接触部に摩擦抵抗が生じるため、両回転部材が相対的にスライドするときにその動作がスムーズに行われなくなることがある。
一方、転動体をローラ(円筒体)とすれば、ローラが回転部材軸方向と平行に組み込まれ、その外径面で各回転部材の案内溝の内側面と接触するので、動力伝達時に回転部材軸方向の力が働くことはなく、軸方向のガタつきが生じない。従って、上記の軸方向拘束機構を設ける必要がなくなり、その分だけ軸継手全体の構造が簡単になって、両回転部材の相対スライド時の動作もスムーズになる。しかし、ローラが各回転部材および保持器から受ける力の作用点および方向が同軸上にないため、ローラには回転モーメントが発生し、ローラが回転部材軸方向に対して傾いた状態となって案内溝に噛み込みやすいという問題が生じる。
また、転動体を球体とローラのいずれにした場合も、転動体は各回転部材の案内溝および保持器の長孔と同時に接触するため、少なくとも1つの接触点がすべり接触となり、これが両回転部材の相対スライド時の抵抗となっていた。
特開2003−260902号公報
本発明の課題は、平行な2軸間で互いに直交する案内溝の交差位置に配した転動体を介して動力を伝達する方式で、常に安定した作動状態が得られる軸継手を提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明は、前記各転動体を円筒形状に形成して、その両端部を前記各案内溝で案内し、中央部を前記保持器に設けた長孔に通して保持するとともに、各転動体の外周から鍔状に張り出し、前記保持器と係合して転動体の軸を含む平面内での回転を拘束するスライダを設けたのである。このように転動体を円筒形状に形成して、その外周に保持器と係合するスライダを設けることにより、回転部材軸方向の力が働かないようにして軸方向のガタつきをなくし、軸方向拘束機構を不要とするとともに、転動体を回転部材軸方向と平行に保ち、転動体の案内溝への噛み込みを防止することができる。
上記の構成において、前記各スライダと保持器との間に摺動部材や直動軸受を介在させれば、スライダおよび転動体が保持器に対してスムーズに相対移動できるようになる。
前記各スライダとして、前記保持器の長孔縁部と係合して長孔内を転動する外輪を有する転がり軸受を、前記転動体の両側に少なくとも1つずつ配し、これらの転がり軸受の内輪を一体に結合したものを採用すれば、その複数の転がり軸受が転動体に作用する回転モーメントだけでなく保持器から転動体に作用する回転部材径方向の法線力も負荷するので、スライダおよび転動体の保持器に対する相対移動をよりスムーズにすることができる。
また、前記各転動体の両端部および中央部の外周に転がり軸受を嵌め込み、これらの転がり軸受を介して前記各転動体が前記両回転部材の案内溝および保持器の長孔とそれぞれ転接するようにすれば、転動体が案内溝および保持器の長孔と相対移動する際の抵抗を一層少なくすることができる。
本発明は、上述したように、軸継手の転動体を円筒形状に形成して、その外周に保持器と係合するスライダを設けることにより、軸方向のガタつきをなくし、軸方向拘束機構を不要とするとともに、転動体を回転部材軸方向と平行に保ち、転動体の案内溝への噛み込みを防止できるようにしたので、軸継手を常に安定した状態で作動させることができる。
また、各転動体が転がり軸受を介して両回転部材の案内溝および保持器の長孔とそれぞれ転接するようにすることにより、転動体が案内溝および保持器の長孔と相対移動する際の抵抗を一層少なくでき、両回転部材の相対スライド時の動作をよりスムーズにすることができる。また、転動体と各回転部材および保持器との間の摩擦による発熱を抑えられるし、すべり接触する部分をなくしたことで、高回転時や大きな動力を伝達するときにも焼付き等の損傷が生じにくくなるといった効果もある。
以下、図1乃至図10に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図4は、第1の実施形態を示す。この軸継手は、図1および図2(a)、(b)に示すように、軸方向で対向し、回転軸が互いに平行な状態に保持される同径の入出力軸A、Bのそれぞれの軸端部に嵌め込まれる回転部材としてのプレート1、2と、両プレート1、2間に配される複数の円筒形の転動体3と、各転動体3のプレート径方向の移動を拘束する保持器4とから成り、各転動体3を介して両プレート1、2間で動力を伝達するものである。なお、図1は、説明上、入出力軸A、Bが同心の状態を示しているが、通常は後述するように入出力軸A、Bの回転軸がずれた(偏心した)状態で使用される。
前記各プレート1、2は、それぞれドーナツ状の円盤で、内周に形成された筒部で入力軸Aおよび出力軸Bの軸端部に嵌め込まれ、軸方向で対向する状態で固定されている。各プレート1、2の対向面には、それぞれ4つの案内溝5、6が、周方向に等間隔で相手側のプレートの対応する位置の案内溝と直交するように設けられ、両プレート1、2の案内溝5、6が交差する位置に転動体3がプレート軸方向と平行に組み込まれている。
前記案内溝5、6は、それぞれプレート径方向と45度をなす方向に直線的に延びるように形成されており、その内側面には一定の深さの凹部5a、6aが設けられ、この凹部5a、6aで転動体3の両端部を案内するようになっている。
前記保持器4は、環状に形成され、その径方向と直交する方向に直線的に延びる長孔7が周方向に等間隔で4箇所に設けられており、これらの各長孔7に転動体3の中央部を通して保持するようになっている。また、保持器4の両側面には、各長孔7の周縁部に長孔7と同方向に延びる凹部が設けられ、この凹部に摺動部材で形成されたガイドレール8が取り付けられている。
前記各転動体3は、その両端部および中央部の外周に転がり軸受としての玉軸受9が嵌め込まれ、これらの各玉軸受9を介して各案内溝5、6の凹部5a、6aおよび保持器4の長孔7とそれぞれ転接している。そして、玉軸受9どうしの間には、転動体3外周から鍔状に張り出し、保持器4に取り付けられたガイドレール8と摺接する平板状のスライダ10が設けられ、これにより転動体3の軸を含む平面内での回転が拘束されるようになっている。なお、各玉軸受9および各スライダ10は、転動体3の軸方向に移動しないように、転動体3の一端の張出部や他端に嵌め込まれた止め輪、間座、ねじ等で固定されている。
次に、この軸継手の動力伝達のメカニズムについて説明する。この軸継手の入力軸Aが回転駆動されて、これに固定されたプレート1が回転すると、この入力側プレート1の案内溝5に周方向から押された転動体3が、保持器4でプレート径方向の移動を拘束された状態で、出力軸Bに固定されたプレート2の案内溝6を押して出力側プレート2を回転させることにより、出力軸Bに動力が伝達される。なお、入力軸Aの回転方向が変わったり、入出力軸A、Bの駆動側と従動側が逆になったりしても、同じメカニズムで動力伝達が行われる。
このとき、各転動体3は、各プレート1、2および保持器4から受ける力の作用点および方向が同軸上にないため回転モーメントが発生するが、その外周に設けたスライダ10と保持器4との係合により軸を含む平面内での回転を拘束されているので、プレート軸方向と平行な姿勢を保つことができる。また、保持器4には各転動体3からスライダ10を介して回転モーメントが作用するが、それぞれの回転モーメントは大きさがほぼ同じで方向が異なるため、保持器4全体が両プレート1、2に対して傾くことはない。
上記動力伝達メカニズムは、図3および図4に示すように入出力軸A、Bの回転軸がずれた通常の使用状態でも、基本的に同じである。図3、図4の状態では、各プレート1、2の回転軸のずれにより、案内溝5、6の交差位置がプレート周方向で変化しており、各転動体3が案内溝5、6および保持器4の長孔7内を移動しながら両プレート1、2間の動力伝達を行っている。なお、この状態では、スライダ10も、ガイドレール8に案内されて、転動体3とともに保持器4に対して長孔7の方向に直線的に相対移動する。
この軸継手は、上記の構成であり、転動体3が円筒形なので、動力伝達時にプレート軸方向の力が働くことはなく、軸方向のガタつきが生じない。このため、転動体を球体とした場合に比べて、軸方向拘束機構が不要となる分だけ、全体の構造が簡単で、両プレート1、2の相対スライド時の摩擦抵抗が少ない。しかも、転動体3外周に保持器4と係合するスライダ10を設けて、転動体3がプレート軸方向に対して傾かないようにしたので、転動体3の案内溝5、6への噛み込みが発生することはなく、常に安定した作動状態が得られる。
また、保持器4の各スライダ10との摺接部に摺動部材(ガイドレール8)を設けて、スライダ10が保持器4に対して相対移動するときの抵抗を小さくするとともに、転動体3が玉軸受9を介して案内溝5、6および保持器4の長孔7とそれぞれ転接するようにして、転動体3が案内溝5、6や保持器4の長孔7と相対移動するときの抵抗を小さくしたので、両プレート1、2の相対スライド時の動作もスムーズに行われる。
上述した実施形態では、各転動体の外周に嵌め込む転がり軸受を玉軸受としたが、ころ軸受としてもよい。また、保持器とスライダとの間の摺動部材は、保持器側に取り付けたが、スライダ側に取り付けるようにしてもよい。
図5および図6(a)、(b)は第2の実施形態を示す。この軸継手は、第1の実施形態をベースとして、保持器4の両側面の凹部に摺動部材(ガイドレール8)を取り付ける代わりに、各スライダ10の内側面に保持器4の長孔7に沿うように2つの凹部を設け、これらの凹部に直動軸受11を取り付けている。直動軸受11は、平板状の保持器に針状ころを組み込んだものを使用している。そして、転動体3の両側方で保持器4の長孔7に通される2本の柱部材12で両スライダ10を連結し、各柱部材12の外周に保持器4の長孔7に当接する玉軸受13を嵌め込むことにより、各スライダ10の自転を防止するとともに、転動体3に作用する回転モーメントおよび保持器4から転動体3に作用するプレート径方向の法線力も負荷している。
この実施形態では、各スライダ10と保持器4との接触を転がり接触としたので、第1の実施形態よりも両プレート1、2の相対スライド時の動作がスムーズになる。
図7および図8(a)、(b)は第3の実施形態を示す。この軸継手は、第1の実施形態をベースとして、保持器4の両側のスライダ10とこれを案内するガイドレール8、および転動体3中央部にはめ込まれる玉軸受9に代えて、保持器4の長孔7内に嵌まり込むスライダ14を設け、このスライダ14と長孔7の互いの対向面にV字溝を設けて、対向する溝どうしの間に複数の球体を配することにより直動軸受15を形成したものである。
この実施形態では、スライダ14が直動軸受15を介して保持器4と係合することにより、転動体3の軸を含む平面内での回転を拘束している。そして、第2の実施形態と同じく、スライダ14と保持器4との接触が転がり接触となっており、第1の実施形態よりも両プレート1、2の相対スライド時の動作がスムーズである。しかも、スライダ14が保持器4の長孔7内に納まっているので、軸継手全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
なお、図7、図8の例では、直動軸受の転動体を球体としたが、互いに傾き方向が異なる円筒ころを交互に並べるようにしてもよい。また、直動軸受の構造は、図示した例のような有限軌道用の構造に限らず、鋼球等の転動体が循環するタイプの無限軌道用の構造を採用することもできる。その場合には、構造は多少複雑になるが、転動体の偏り等がなくなるため、動作の信頼性の向上が期待できる。
図9および図10(a)、(b)は第4の実施形態を示す。この軸継手は、保持器4の長孔7内を転動する外輪を有する転がり軸受(玉軸受またはころ軸受)16を転動体3の両側に1つずつ配し、これらの軸受16の内輪に圧入した柱部材17を、第1の実施形態のスライダ10に相当する平板を介して一体に結合して、スライダ18を形成している。 このスライダ18は、柱部材17を結合する平板が保持器4と接触しないので、第1の実施形態のガイドレール8を設ける必要はない。
前記スライダ18の2つの軸受16および転動体3中央部に嵌め込まれた玉軸受9は、外輪外径面にV字溝が設けられ、このV字溝で山形に形成された長孔7内面と係合して、転動体3の軸を含む平面内での回転を拘束している。なお、3つの軸受16、9の外輪外径面と長孔7内面の凹凸の関係は逆でもよく、溝形状は曲面でもよい。そして、保持器4の長孔7の互いに対向する面の一方にスライダ18の各軸受16が接し、他方に転動体3中央部の玉軸受9が接するように配置されている。このように3つの軸受16、9を配置したのは、スライダ18が保持器4に対して相対移動するときの抵抗を小さくするためである。
この実施形態では、第2、第3の実施形態と同じく、スライダ18と保持器4との接触が転がり接触となっているうえ、保持器4の長孔7内の3つの軸受16、9が、転動体3に作用する回転モーメントだけでなく、保持器4から転動体3に作用するプレート径方向の法線力も負荷するため、両プレート1、2をさらにスムーズに相対スライドさせることができる。しかも、第2、第3の実施形態のように直動軸受を使用する場合に比べて、スライダ18および保持器4の各部の寸法精度や取付精度が厳しくなく、安価に製造することができる。
1、2 プレート
3 転動体
4 保持器
5、6 案内溝
7 長孔
8 ガイドレール
9 玉軸受
10 スライダ
11 直動軸受
12 柱部材
13 玉軸受
14 スライダ
15 直動軸受
16 転がり軸受
17 柱部材
18 スライダ
A 入力軸
B 出力軸
3 転動体
4 保持器
5、6 案内溝
7 長孔
8 ガイドレール
9 玉軸受
10 スライダ
11 直動軸受
12 柱部材
13 玉軸受
14 スライダ
15 直動軸受
16 転がり軸受
17 柱部材
18 スライダ
A 入力軸
B 出力軸
Claims (5)
- 軸方向で対向し、回転軸が互いに平行でかつ同心でない状態に保持される2つの回転部材のそれぞれの対向面に、複数の案内溝を相手側の回転部材の対応する位置の案内溝と直交するように設け、前記両回転部材の案内溝が交差する位置に、各案内溝に案内されて転動する転動体を配し、これらの各転動体の回転部材径方向の移動を拘束する保持器を設けて、前記各転動体を介して前記両回転部材間で動力を伝達するようにした軸継手において、前記各転動体を円筒形状に形成して、その両端部を前記各案内溝で案内し、中央部を前記保持器に設けた長孔に通して保持するとともに、各転動体の外周から鍔状に張り出し、前記保持器と係合して転動体の軸を含む平面内での回転を拘束するスライダを設けたことを特徴とする軸継手。
- 前記各スライダと保持器との間に摺動部材を介在させたことを特徴とする請求項1に記載の軸継手。
- 前記各スライダと保持器との間に直動軸受を介在させたことを特徴とする請求項1に記載の軸継手。
- 前記各スライダが、前記保持器の長孔縁部と係合して長孔内を転動する外輪を有する転がり軸受を、前記転動体の両側に少なくとも1つずつ配し、これらの転がり軸受の内輪を一体に結合したものであることを特徴とする請求項1に記載の軸継手。
- 前記各転動体の両端部および中央部の外周に転がり軸受を嵌め込み、これらの転がり軸受を介して前記各転動体が前記両回転部材の案内溝および保持器の長孔とそれぞれ転接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の軸継手。
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