JP4711261B2 - スロットマシン - Google Patents
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第1に、ランプ部の特定パターンでの点灯による方法が挙げられる。ここで、ランプ部には、リールの内側に固定配置されるとともに、リール図柄をその背後から照光するバックランプや、スロットマシンの筐体前面側上部に設けられた上部ランプ等がある。これらのランプ部は、通常遊技時には、一定の点灯を行っているが、役の当選可能性を告知演出するときは、特定のパターンで点灯する。
このような多彩な告知演出は、スロットマシンの上級者からは好まれるが、初心者からは敬遠されてしまうという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、より多彩な演出を行うとともに、その演出内容を理解しやすくすることである。
(請求項1)
請求項1の発明は、当該遊技でのメダルの投入枚数を維持した再遊技を行うリプレイを含む役の抽選を行う役抽選手段と、役の当選可能性を告知演出するときの演出データを記憶した演出データ記憶手段と、役の当選可能性の告知演出に対して解説を行うときの解説データを記憶した解説データ記憶手段と、画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段以外であって、役の当選可能性の告知演出を出力する告知演出出力手段と、前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、前記演出データ記憶手段から演出データを選択し、前記告知演出出力手段による役の当選可能性の告知演出の出力を制御する告知演出出力制御手段と、前記告知演出出力制御手段により選択された演出データに基づいて、前記解説データ記憶手段から解説データを選択し、前記画像表示手段により、前記告知演出出力手段から出力される役の当選可能性の告知演出に対する解説を画像表示するように制御する告知演出解説出力制御手段とを備え、前記告知演出出力手段は、サウンド出力手段を含み、告知演出は、役の当選可能性を前記サウンド出力手段のサウンドパターンによって表現するものであり、前記解説データ記憶手段は、前記サウンド出力手段のサウンドパターンに対応する解説データを有し、前記告知演出解説出力制御手段は、全てのリールの停止後に告知演出の解説を行う場合において、この告知演出の解説の出力中に、次遊技でのスタートスイッチの操作が検知されたときは、その告知演出の解説を中止し、次遊技での画像表示に備えるようにすることを特徴とする。
また、サウンド出力手段のサウンドパターンによって、役の当選可能性の告知演出が行われる。
これにより、告知演出の内容の理解を助けることができ、初級者、及び初めてそのスロットマシンを行う遊技者に対し、理解しやすい告知演出を多彩に行うことができる。
また、サウンド出力手段のサウンドパターンによって役の当選可能性を表現する告知演出を行う場合には、初級者は、その内容を十分に理解することができない場合も考えられるが、この告知演出の解説を画像表示することによって、その内容が理解できるものとなる。
さらにまた、全てのリールの停止後に告知演出の解説を画像表示する場合において、例えばリプレイが入賞してメダルが自動投入された場合において次遊技でのスタートスイッチの操作が検知されたときは、その解説が中止される。そして、次遊技における画像表示に備えるようにする。
したがって、画像表示による解説を行っても遊技の進行を妨げることがなく、遊技の進行速度を重視する遊技者に対しても、その要望に応えることができるようになる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記告知演出解説出力制御手段は、前記告知演出出力制御手段により特定の演出データが選択されたことを条件として解説を画像表示することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記解説データ記憶手段は、役の当選可能性の告知演出に対して、その当選信頼度の解説を行う解説データを有し、前記告知演出解説出力制御手段は、前記告知演出出力手段により出力される役の当選可能性の告知演出について、その当選信頼度を解説する画像表示を行うように制御することを特徴とする。
したがって、役の当選可能性を告知演出する場合において、出力される内容に応じて役の当選信頼度を表現する場合には、画像表示手段による解説を見ることで、遊技者は、出力された告知演出に対する役の当選信頼度を知ることができる。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、リールの停止時における図柄の組合せを判別する停止図柄判別手段を備え、前記解説データ記憶手段は、リールの停止時における図柄の組合せに対応する解説データを有し、前記告知演出解説出力制御手段は、既に選択した解説データに加えて、前記停止図柄判別手段の判別結果に基づいて前記解説データ記憶手段から解説データをさらに選択することを特徴とする。
したがって、リールの停止時における図柄の組合せが、何らかの役の当選可能性を有することを意味するものであるとき等には、その解説を画像表示手段によって併せて画像表示することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載のスロットマシンにおいて、前記告知演出解説出力制御手段は、前記停止図柄判別手段の判別結果により特定の図柄の組合せが出現したときは、既に選択した解説データに加えて、特定の図柄の組合せ出現時の解説データをさらに選択し、前記画像表示手段により画像表示するように制御することを特徴とする。
請求項5の発明においては、特定の図柄の組合せが出現したときは、既に出力されている解説に加えて、特定の図柄の組合せ出現時の解説がさらに追加される。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記告知演出出力制御手段は、1のリールの停止時における図柄又は複数のリールの停止時における図柄の組合せが特定のものであるときは、選択した演出データに基づく前記告知演出出力手段による告知演出の出力を行わないように制御し、前記告知演出解説出力制御手段は、前記告知演出出力制御手段が告知演出の出力を行わないように制御したときは、選択した解説データに基づく前記画像表示手段による解説を画像表示しないように制御することを特徴とする。
したがって、告知演出の出力や解説の画像表示が無意味であるときは、それを省略することで、効率良く遊技を進行することができる。
請求項1の発明によれば、告知演出出力手段から告知演出が出力されたときに、遊技者は、画像表示手段によってその告知演出の解説を見ることができる。
これにより、告知演出の内容の理解を助けることができ、初級者、及び初めてそのスロットマシンを行う遊技者に対し、理解しやすい告知演出を多彩に行うことができる。
また、サウンドパターンによって役の当選可能性を表現する場合には、初級者は、その内容を十分に理解することができない場合も考えられるが、この告知演出の解説を画像表示することによって、その内容が理解できるものとなる。
請求項2の発明によれば、特定の演出データが選択されたときに解説を画像表示することができる。
請求項3の発明によれば、役の当選可能性を告知演出する場合において、出力される内容によって役の当選信頼度を表現する場合には、画像表示手段による解説を見ることで、遊技者は、出力された告知演出に対する役の当選信頼度を知ることができる。
請求項4の発明によれば、リールの停止時における図柄の組合せが、何らかの役の当選可能性を有することを意味するものであるとき等には、その解説を画像表示手段によって併せて画像表示することができる。
請求項5の発明によれば、特定の図柄の組合せが出現したときは、特定の図柄の組合せ出現時の解説をさらに追加することができる。
請求項6の発明によれば、告知演出の出力や解説の画像表示が無意味であるときは、それを省略することで、効率良く遊技を進行することができる。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の制御手段50は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段である。制御手段50は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技用制御手段60によって制御される。
そして、リール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊技)に移行させる役である。
また、小役とは、予め定めた枚数のメダルの払出しを行う役である。
さらにまた、リプレイとは、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
そして、各表示窓から見えるリール31の上下に連続する3図柄は、水平方向の上段、中段及び下段の3本の有効ライン上に位置している。
また、この有効ラインは、投入されたメダル枚数に応じて有効化される。投入されたメダルが1枚のときは水平方向中段の1本の有効ライン、2枚のときは水平方向の3本の有効ライン、3枚のときは5本の全ての有効ラインが有効化される。
バックランプ33による図柄の照光は、図柄を見やすくするための他、遊技中に特定条件を満たしたときに所定のパターンで図柄を照光することにより、役の当選可能性の告知演出等を行うものである。
画像表示手段35は、本実施形態では、カラー画像を表示する液晶ディスプレイやドット画像表示装置等からなるものであり、スロットマシン10のフロントパネル内に、遊技者に対して目視可能に設けられている。画像表示手段35は、遊技中の演出を行うときに、各種の画像表示を行うとともに、特に本発明では、告知演出が行われた場合にその解説を画像表示するものである。
告知演出出力手段は、画像表示手段35以外であって、役の当選可能性の告知演出を出力する周辺機器であり、ランプ部やサウンド出力手段から構成される。ここで、ランプ部には、本実施形態でのバックランプ33や上部ランプ36が含まれ、さらには、スロットマシン10のフロントパネルに設けられたサイドランプ等(図示せず)が含まれる。また、サウンド出力手段は、本実施形態ではスピーカ34である。ただし、本発明における告知演出出力手段は、本実施形態で例示したものに限定されるものではない。
メダルセンサ45は、遊技者によりメダル投入口44から投入されたメダルを検知するセンサである。
また、ベットスイッチ43は、遊技者がクレジットの範囲内でメダルの投入を行うときに操作するスイッチである。
ストップスイッチ42は、各リール31ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール31の回転を停止させるときに操作するスイッチである。
そして、上述したように、有効ライン上に停止したリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞となり、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
遊技用制御手段60は、遊技の進行に関する制御を行うものであり、以下の手段を備える。なお、遊技用制御手段60は、以下に示す手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(特別役、小役又はリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
停止操作順番検知手段62は、ストップスイッチ42の操作順番を検知するものである。上述したように、ストップスイッチ42は、各リール31ごとにそれぞれ設けられているが、1番目、2番目、3番目にオンされたストップスイッチ42がそれぞれ、左、中、右のリール31のうち、どのリール31に対応するストップスイッチ42であるかを検知する。各ストップスイッチ42には、それぞれオンされたときに、識別信号が停止操作順番検知手段62に送信されるように構成されている。
例えば、左、中、右の順(順押し)でストップスイッチ42が操作されたときのその図柄の組合せは「リーチ目」になるが、右、中、左の順(逆押し)でストップスイッチ42が操作されたときは、同一の図柄の組合せであっても、リーチ目にはならない場合があるからである。
本実施形態では、第1に、メダル投入口44から投入されたメダルの通過をメダルセンサ45が検知し、投入メダル枚数検知手段63は、メダルセンサ45の検知に基づいて、投入メダル枚数を検知する。
また、第2に、投入メダル枚数検知手段63は、遊技者によりベットスイッチ43が操作されると、この操作により発せられた信号を受信することで、投入メダル枚数を検知する。
なお、投入メダル枚数検知手段63により投入メダル枚数を検知するのは、有効ライン数の判断に用いるとともに、役抽選手段61による役の抽選時にメダルの投入枚数に対応する抽選テーブルを選択するためである。
リール図柄検知手段64は、後述する停止図柄判別手段73によってリール31の停止時における図柄の組合せを判別するために、各リール31の停止時に、所定位置での図柄を検知するものである。ここで「所定位置」とは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、水平方向の3本の有効ラインのうち、中段の有効ラインである。この中段の有効ラインに位置する1図柄を検知する。この所定位置に存在する図柄を検知するには、例えば以下のようにすれば良い。
遊技用制御手段60には停止位置決定用テーブルが設けられている。この停止位置決定用テーブルは、役抽選手段61の抽選結果、及び遊技状態等に対応して設けられており、ストップスイッチ42の操作タイミングに基づいたリール31の停止位置を定めたものである。
また、役抽選手段61で何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリール31の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止するように制御される。また、役抽選手段61の抽選で非当選のときは、何らかの役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31が停止制御される。
演出データ記憶手段71は、役の当選可能性を告知演出するときの演出データを記憶したものである。
この演出データとしては、例えば以下のものが挙げられる。
第1に、バックランプ33を特定のパターンによって点灯(点滅、消灯を含む)させる演出データが挙げられる。ここで、バックランプ33の点灯パターンが異なる複数の演出データが設けられている。各演出データには、各リール31の有効ライン上に位置する計9個の図柄に対応するそれぞれの発光体を、それぞれ所定のタイミングで(所定の時期に)点灯させることが定められている。点灯のタイミングとしては、例えば、メダル投入時、スタートスイッチ41の操作時、各ストップスイッチ42の操作時、及び各リール31又は全リール31の停止時等が挙げられる。
そして、これらの点灯パターンによって、当選可能性がある役の種類や、当選信頼度が異なるように、予め設定されている。
さらに第3に、スピーカ34からの特定サウンドを出力する演出データが挙げられる。この演出データもまた、上記と同様に、サウンドパターンや出力タイミングが異なる複数のものがある。
一方、役に当選しているときに選択される演出データの中には、役の当選可能性がない旨を告知演出するものも含まれる。また、役に当選していないときに選択される演出データの中には、役の当選可能性を有する旨を告知演出するものも含まれる。
解説データ記憶手段72は、役の当選可能性の告知演出に対し、画像表示手段35によって解説を行うときの解説データを記憶したものである。すなわち、上述のように、役の当選可能性を告知演出するときは、バックランプ33の点灯等を行うが、この解説データは、それが役の当選可能性を有すること、及びその当選信頼度等について解説するためのものである。
さらに、リール31の停止時における図柄の組合せに対応して、例えば図柄の組合せがリーチ目を構成する旨を解説するための解説データを有している。
停止図柄判別手段73は、リール図柄検知手段64の検知結果に基づいて、リール31の停止時において、図柄の組合せを判別するものである。ここでの図柄の組合せの判別は、有効ライン上に位置する図柄の組合せに限られるものではなく、例えばスロットマシン10の表示窓内に出現している図柄の組合せ等が挙げられる。
第1に、役(特別役等)の当選可能性を有する図柄の組合せ、すなわちリーチ目等がある。ここで、リーチ目には、上述のように、全てのリール31の停止時におけるリーチ目に限らず、第1リール確定リーチ目、及び第2リール確定リーチ目も含む。
告知演出出力制御手段74は、役抽選手段61の抽選結果に基づいて、演出データ記憶手段71から演出データを選択し、告知演出出力手段による役の当選可能性の告知演出の出力を制御するものである。
すなわち、告知演出出力制御手段74は、役抽選手段61の抽選結果から、例えば何らかの役が当選していると判別したときは、比較的高い確率で、役の当選についての告知演出を行う演出データを選択する。そして、告知演出出力制御手段74は、告知演出出力手段、例えばバックランプ33や、上部ランプ36又はスピーカ34等から、その演出データに従って、所定の出力を行うように制御する。さらに、この出力において、バックランプ33や上部ランプ36等のランプ部の種々の点灯パターンや、スピーカ34からのサウンドパターン、又はこれらの組合せにより、役の当選可能性の有無や、役の当選信頼度等を表現する。
告知演出解説出力制御手段75は、告知演出出力制御手段74により選択された演出データに基づいて、解説データ記憶手段72から解説データを選択し、画像表示手段35により、告知演出出力手段から出力される役の当選可能性の告知演出に対する解説を画像表示するように制御するものである。
ここで、告知演出解説出力制御手段75は、告知演出出力手段によって役の当選可能性の告知演出を行うときは、常に何らかの解説を画像表示するようにしても良いが、抽選によって解説を画像表示するか否かを決定しても良く、あるいは特定の演出データが選択されたことを条件として解説を画像表示するようにしても良い。
(第1の解説)
図2は、画像表示手段35に画像表示される第1の解説を示すものである。
図2の例では、先ず、告知演出出力制御手段74は、役抽選手段61の抽選結果に基づいて、演出データ記憶手段71から、バックランプ33をぞれぞれ下側から上側に向かって流れるように点灯させる演出データを選択する。次いで、その演出データに基づいて、バックランプ33の点灯を制御する。このようなバックランプ33の点灯パターンが出力されたときは、特別役が当選している確率が高いものとする。このとき、図2に示すように、その旨を遊技者に対して解説する画像表示を行う。
ここで、登場キャラクターの言葉を、実際にスピーカ34から出力するようにしても良い。
図3は、画像表示手段35に画像表示される第2の解説を示すものである。
図3では、役抽選手段61によっていずれかの小役が当選した場合を例に挙げている。ここで、告知演出出力制御手段74は、この抽選結果に基づいて、演出データ記憶手段71から、小役の当選を告知演出する演出データを選択する。ここときに選択された演出データは、上部ランプ36を所定のタイミングで(例えばスタートスイッチ41をオンした時に)全点灯するものであるとすると、告知演出出力制御手段74は、この演出データに基づいて上部ランプ36の点灯を制御する。
このとき、図3に示すように、その旨を遊技者に対して解説する画像表示を行う。
図3において、画像表示手段35には、実際に出力された上部ランプ36の点灯状態が画像表示される。さらに、登場キャラクターが、出力された上部ランプ36の全点灯は小役当選を意味する告知演出であることを解説している。
図4は、画像表示手段35に画像表示される第3の解説を示すものである。
図4では、告知演出出力制御手段74は、役抽選手段61の抽選結果に基づいて、演出データ記憶手段71から、第1(左)リール31の停止時に特殊音(通常時の音とは異なる音)を出力する演出データを選択した場合を例に挙げている。ここで、告知演出出力制御手段74は、この演出データに基づいて、特殊音をスピーカ34から出力するように制御する。このとき、図4に示すように、その旨を遊技者に対して解説する画像表示を行う。
そして、第1リール31の停止時に、特殊音が出力された旨を登場キャラクターが解説している。
例えば図4に示すように、第1リール31の停止時に、水平方向中段の有効ラインに「7」の図柄が停止したとき、それが第1リール確定リーチ目を意味するものであるときは、その旨を登場キャラクターが解説する画像表示を、他の解説の画像表示とともに行うようにする。
そして、告知演出解説出力制御手段75は、告知演出出力制御手段74が告知演出の出力を行わないように制御したときは、選択した解説データに基づく解説を画像表示しないように制御する。
このようにすれば、リール31の停止時の図柄の組合せいかんによって、告知演出や解説の出力が無意味であるときは、それを省略することで、効率良く遊技を進行することができる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、図1で示したように、1つの制御手段50の中に遊技用制御手段60と演出用制御手段70とを設けた。
しかし、第2実施形態では、図示しないが、遊技用制御手段60と演出用制御手段70とを別体で備えるようにしたものである。例えば、遊技用制御手段60を有するメイン制御基板と、演出用制御手段70を有するサブ制御基板とに分けて構成し、両基板を情報の授受可能に電気的に接続したものである。このとき、各基板には、それぞれCPU、ROM及びRAM等が設けられる。なお、その他は、第1実施形態と同じである。
さらに、サブ制御基板側で演出データや解説データを保持するようにすれば、記憶容量上、多数の演出データや解説データを保持することができるので、より多彩な告知演出及びその解説を行うことが可能となる。
ここで、演出用制御手段70に送信する情報としては、役抽選手段61による役の抽選結果、停止操作順番検知手段62の検知結果に基づく停止操作順番、投入メダル枚数検知手段63の検知結果に基づく投入メダル枚数、リール図柄検知手段64の検知結果に基づく所定位置の図柄、等の情報が挙げられる。
また、遊技用制御手段60は、リール図柄検知手段64が検知した所定位置での図柄を送信するときは、リール31の番号(例えば左リール31を1、中リール31を2、右リール31を3とする)と、所定位置にあるリール31の図柄番号(0〜20)を送信する。
そして、停止図柄判別手段73は、受信したリール31の図柄の情報に基づいて、停止図柄の組合せを判別する。さらに特定の場合は、告知演出解説出力制御手段75は、その停止図柄の組合せに対応する解説データを選択し、画像表示手段35により画像表示を行うように制御する。
31 リール
32 モータ
33 バックランプ(告知演出出力手段)
34 スピーカ(告知演出出力手段(サウンド出力手段))
35 画像表示手段
36 上部ランプ(告知演出出力手段)
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 ベットスイッチ
44 メダル投入口
45 メダルセンサ
50 制御手段
60 遊技用制御手段
61 役抽選手段
62 停止操作順番検知手段
63 投入メダル枚数検知手段
64 リール図柄検知手段
65 リール停止制御手段
70 演出用制御手段
71 演出データ記憶手段
72 解説データ記憶手段
73 停止図柄判別手段
74 告知演出出力制御手段
75 告知演出解説出力制御手段
Claims (6)
- 当該遊技でのメダルの投入枚数を維持した再遊技を行うリプレイを含む役の抽選を行う役抽選手段と、
役の当選可能性を告知演出するときの演出データを記憶した演出データ記憶手段と、
役の当選可能性の告知演出に対して解説を行うときの解説データを記憶した解説データ記憶手段と、
画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段以外であって、役の当選可能性の告知演出を出力する告知演出出力手段と、
前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、前記演出データ記憶手段から演出データを選択し、前記告知演出出力手段による役の当選可能性の告知演出の出力を制御する告知演出出力制御手段と、
前記告知演出出力制御手段により選択された演出データに基づいて、前記解説データ記憶手段から解説データを選択し、前記画像表示手段により、前記告知演出出力手段から出力される役の当選可能性の告知演出に対する解説を画像表示するように制御する告知演出解説出力制御手段と
を備え、
前記告知演出出力手段は、サウンド出力手段を含み、
告知演出は、役の当選可能性を前記サウンド出力手段のサウンドパターンによって表現するものであり、
前記解説データ記憶手段は、前記サウンド出力手段のサウンドパターンに対応する解説データを有し、
前記告知演出解説出力制御手段は、全てのリールの停止後に告知演出の解説を行う場合において、この告知演出の解説の出力中に、次遊技でのスタートスイッチの操作が検知されたときは、その告知演出の解説を中止し、次遊技での画像表示に備えるようにする
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記告知演出解説出力制御手段は、前記告知演出出力制御手段により特定の演出データが選択されたことを条件として解説を画像表示する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記解説データ記憶手段は、役の当選可能性の告知演出に対して、その当選信頼度の解説を行う解説データを有し、
前記告知演出解説出力制御手段は、前記告知演出出力手段により出力される役の当選可能性の告知演出について、その当選信頼度を解説する画像表示を行うように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
リールの停止時における図柄の組合せを判別する停止図柄判別手段を備え、
前記解説データ記憶手段は、リールの停止時における図柄の組合せに対応する解説データを有し、
前記告知演出解説出力制御手段は、既に選択した解説データに加えて、前記停止図柄判別手段の判別結果に基づいて前記解説データ記憶手段から解説データをさらに選択する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項4に記載のスロットマシンにおいて、
前記告知演出解説出力制御手段は、前記停止図柄判別手段の判別結果により特定の図柄の組合せが出現したときは、既に選択した解説データに加えて、特定の図柄の組合せ出現時の解説データをさらに選択し、前記画像表示手段により画像表示するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記告知演出出力制御手段は、1のリールの停止時における図柄又は複数のリールの停止時における図柄の組合せが特定のものであるときは、選択した演出データに基づく前記告知演出出力手段による告知演出の出力を行わないように制御し、
前記告知演出解説出力制御手段は、前記告知演出出力制御手段が告知演出の出力を行わないように制御したときは、選択した解説データに基づく前記画像表示手段による解説を画像表示しないように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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