以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置は、複数の画像が、それらの画像の撮影日時順に表示されるように、複数の前記画像の表示を制御する情報処理装置であって、複数の前記画像のそれぞれについて、前記画像の撮影日時を示す撮影日時情報を取得する取得手段(例えば、図2の取得部71)と、取得された前記撮影日時情報のそれぞれにより示される前記画像の撮影日時のそれぞれが、第1の期間内の日時であるか否かを判定する判定手段(例えば、図2の判定部72)と、前記画像の撮影日時のそれぞれが、前記第1の期間内の日時である場合、前記画像とともに、その画像の撮影時刻が表示されるように、前記画像の表示を制御し、前記画像の撮影日時のそれぞれが、前記第1の期間内の日時でない場合、前記画像の撮影日時のうち、最も古い撮影日時から最も新しい撮影日時までの期間が、前記第1の期間よりも長い第2の期間より短いとき、前記画像に撮影時刻が表示され、さらに、撮影日が同じである前記画像のうち、最初に表示される画像の表示の直前に、前記撮影日が表示されるように、前記画像および前記撮影日の表示を制御する表示制御手段(例えば、図2の表示制御部73)とを備える。
前記表示制御手段には、前記画像の撮影日時のそれぞれが、前記第1の期間内の日時でない場合、前記画像の撮影日時のうち、最も古い撮影日時から最も新しい撮影日時までの期間の長さが、前記第2の期間の長さ以上であるとき、撮影日が同じである前記画像のうち、最初に表示される画像に、その画像の撮影日が表示されるように、前記画像の表示を制御させる(例えば、図3のステップS17の処理)ことができる。
本発明の一側面の情報処理方法またはプログラムは、複数の画像が、それらの画像の撮影日時順に表示されるように、複数の前記画像の表示を制御する情報処理を実行させるためのものであって、複数の前記画像のそれぞれについて、前記画像の撮影日時を示す撮影日時情報を取得し(例えば、図3のステップS11)、取得された前記撮影日時情報のそれぞれにより示される前記画像の撮影日時のそれぞれが、第1の期間内の日時であるか否かを判定し(例えば、図3のステップS13)、前記画像の撮影日時のそれぞれが、前記第1の期間内の日時である場合、前記画像とともに、その画像の撮影時刻が表示されるように、前記画像の表示を制御し、前記画像の撮影日時のそれぞれが、前記第1の期間内の日時でない場合、前記画像の撮影日時のうち、最も古い撮影日時から最も新しい撮影日時までの期間が、前記第1の期間よりも長い第2の期間より短いとき、前記画像に撮影時刻が表示され、さらに、撮影日が同じである前記画像のうち、最初に表示される画像の表示の直前に、前記撮影日が表示されるように、前記画像および前記撮影日の表示を制御する(例えば、図3のステップS14およびステップS19)ステップを含む。
本発明は、例えばハードディスクレコーダ、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの各種のデジタル機器に適用することができる。
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置11は、例えば記録再生装置、パーソナルコンピュータなどから構成され、情報処理装置11には、図示せぬケーブルを介してテレビジョン受像機、液晶モニタなどからなる表示装置12が接続されている。
また、ユーザは、リモートコマンダ13を操作することにより、情報処理装置11に各種の処理を実行させることができる。すなわち、ユーザがリモートコマンダ13を操作すると、リモートコマンダ13から情報処理装置11には、ユーザの操作に応じたコマンドが送信される。情報処理装置11は、リモートコマンダ13からのコマンドを受信し、受信したコマンドを実行して、表示装置12に静止画像や動画像を表示させるなど、ユーザの操作に応じた処理を実行する。なお、以下の説明において、静止画像および動画像を特に区別する必要のない場合、単に画像と称する。
情報処理装置11は、カードスロット31、メモリカードコントローラ32、USB(Universal Serial Bus)端子33、USBコントローラ34、ストリームバッファ35、HDD(Hard Disk Drive)36、GUI(Graphical User Interface)制御部38、マイクロコンピュータ39、メモリ40、オーディオデコーダ41、ビデオデコーダ42、および重畳部43から構成される。
カードスロット31には、不揮発性の半導体メモリであるメモリカードが着脱自在とされており、メモリカードコントローラ32は、カードスロット31に装着されたメモリカードから画像ファイルを取得する。メモリカードコントローラ32は、メモリカードから取得した画像ファイルを、一旦ストリームバッファ35に記憶させた後、HDD36に供給して記録させる。
USB端子33には、図示せぬケーブルを介してデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータなどのデジタル機器が接続される。USBコントローラ34は、USB端子33およびケーブルを介して接続されているデジタル機器から画像ファイルを取得して、一旦ストリームバッファ35に記憶させた後、HDD36に供給して記録させる。
ストリームバッファ35は、メモリカードコントローラ32またはUSBコントローラ34から供給された画像ファイルを一時的に記憶して、記憶している画像ファイルをHDD36に供給する。また、ストリームバッファ35は、HDD36から供給された画像ファイルや音声データを一時的に記憶する。ストリームバッファ35は、HDD36から供給された音声データをオーディオデコーダ41に供給し、画像ファイルをビデオデコーダ42に供給する。
HDD36は、各種のデータやプログラムを記録し、記録しているデータやプログラムを、ストリームバッファ35またはマイクロコンピュータ39に供給する。例えば、HDD36は、ストリームバッファ35から供給された画像ファイルを記録する。また、HDD36には、バス37を介してマイクロコンピュータ39およびメモリ40が接続されている。
GUI制御部38は、リモートコマンダ13から送信されてきたコマンドを受信し、受信したコマンドを解釈するとともに、そのコマンドに応じた信号をマイクロコンピュータ39に供給する。マイクロコンピュータ39は、GUI制御部38からの信号に基づいて、画像の表示の制御や画面の設定処理など各種の処理を実行し、情報処理装置11の全体を制御する。
また、マイクロコンピュータ39は、マイクロコンピュータ39を構成するROM(Read Only Memory)に記録されている、グラフィックスを表示させるための画像データや、HDD36に記録されている画像ファイルに含まれている、画像の撮影日時を示す撮影日時情報をメモリ40に供給して記憶させる。さらに、マイクロコンピュータ39は、重畳部43に各種の処理を実行させるためのコマンドをメモリ40に供給して記憶させる。
オーディオデコーダ41は、ストリームバッファ35から供給された音声データを所定の方式によりデコードし、これにより得られた音声データを表示装置12に供給して音声を出力させる。
ビデオデコーダ42は、ストリームバッファ35から供給された画像ファイルから、画像を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを所定の方式でデコードする。すなわち、ビデオデコーダ42は、画像ファイルから静止画像を表示させるための静止画像データ、または動画像を表示させるための動画像データを取得し、取得した静止画像データまたは動画像データをデコードする。ビデオデコーダ42は、デコードにより得られた画像データを重畳部43に供給する。
重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行して、ビデオデコーダ42から供給される画像にエフェクトを施し、これにより得られた画像を表示装置12に供給して表示させる。すなわち、重畳部43は、メモリ40に記憶されているグラフィックスの画像データおよび撮影日時情報を用いて、ビデオデコーダ42からの画像データにより表示される画像に、グラフィックスや撮影日時に関する情報が重畳されて表示されたり、画像がズームイン、ズームアウト、フェードイン、またはフェードアウトされたり、あるいは画像の透明度が時間とともに変換したりするように、ビデオデコーダ42から供給される画像データに重畳処理等の画像処理を施す。
なお、情報処理装置11に、DVDなどの光ディスクからデータを読み取るドライブを設け、ドライブが情報処理装置11に装着された光ディスクから画像ファイルを読み出してHDD36に記録させるようにしてもよいし、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394端子やEthernet(登録商標)端子を設けて、それらの端子にケーブルを介して接続された装置から画像ファイルが取得されるようにしてもよい。
図2は、図1のマイクロコンピュータ39の機能の構成例を示すブロック図である。
マイクロコンピュータ39は、取得部71、判定部72、および表示制御部73から構成される。取得部71は、表示制御部73からの指示に基づいて、HDD36に記録されている画像ファイルのうち、これから表示しようとする複数の画像のそれぞれを表示させるための画像ファイルのそれぞれから、それらの画像の撮影日時を示す撮影日時情報を取得する。取得部71は、取得した撮影日時情報を判定部72および表示制御部73に供給する。
判定部72は、取得部71から供給された撮影日時情報に基づいて、これから表示しようとしている画像が、所定の期間内に撮影された画像であるか否か、すなわち撮影日時情報のそれぞれにより示される画像の撮影日時のそれぞれが、所定の期間内の日時であるか否かを判定し、その判定結果を表示制御部73に供給する。
表示制御部73は、GUI制御部38からの信号に基づいて、取得部71に撮影日時情報の取得を指示する。また、表示制御部73は、判定部72からの判定結果に応じて、取得部71から供給される撮影日時情報を、バス37を介してメモリ40に供給する。さらに、表示制御部73は、GUI制御部38からの信号に基づいて、グラフィックスや各種のコマンドを、バス37を介してメモリ40に供給する。
ところで、ユーザは、デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラにより撮影された静止画像または動画像、より詳細には静止画像または動画像の画像ファイルを情報処理装置11に記録させ、情報処理装置11に記録させた複数の静止画像または動画像を順番にスライドショー表示させることができる。
そのような場合、ユーザは、画像ファイルが記録されているメモリカードをカードスロット31に装着するか、または画像ファイルが記録されているデジタル機器を、ケーブルを介してUSB端子33に接続する。
カードスロット31にメモリカードが装着された場合、メモリカードコントローラ32は、カードスロット31に装着されたメモリカードから画像ファイルを取得し、取得した画像ファイルをストリームバッファ35を介してHDD36に供給する。
また、USB端子33にデジタル機器が接続された場合、USBコントローラ34は、USB端子33およびケーブルを介して、接続されているデジタル機器から画像ファイルを取得し、取得した画像ファイルをストリームバッファ35を介してHDD36に供給する。
HDD36は、ストリームバッファ35を介して、メモリカードコントローラ32またはUSBコントローラ34から供給された画像ファイルを記録する。例えば、HDD36に記録される画像ファイルには、画像を表示させるための画像データ、画像の撮影日時情報、画像ファイルの作成日時を示す情報などが含まれている。例えば、画像ファイルに静止画像データが含まれている場合、画像ファイルには、シャッタスピードや絞り、画像のサイズなどの情報が含まれているExif(Exchangeable Image File Format)ファイルが含まれており、画像の撮影日時情報は、このExifファイルに含まれている。
また、HDD36は、情報処理装置11に同時に取り込まれた画像ファイルを、1つのフォルダに格納して記録する。例えば、ストリームバッファ35を介してメモリカードコントローラ32から、30個の画像ファイルが供給された場合、HDD36は、それらの30個の画像ファイルを1つのフォルダに格納して記録する。1つのフォルダには、静止画像の画像ファイルまたは動画像の画像ファイルのいずれか一方だけが格納されていてもよいし、両方が格納されていてもよい。また、画像ファイルは、画像の撮影日時の古い順または新しい順に並べられてフォルダに格納される。
このようにして、情報処理装置11に画像ファイルが記録されると、ユーザは記録された画像ファイルに基づく画像をスライドショー表示させることができる。画像をスライドショー表示させる場合、例えばユーザは、リモートコマンダ13を操作することにより、画像がスライドショー表示されるときに再生させるBGMを指定し、その後、スライドショー表示させる画像の画像ファイルが格納されているフォルダを1つ指定する。つまり、この場合、指定された1つのフォルダに格納されている1または複数の画像ファイルにより表示される画像が、スライドショー表示の対象となる画像とされる。
ユーザがリモートコマンダ13を操作して、BGMと、画像ファイルが格納されているフォルダとを指定すると、リモートコマンダ13からGUI制御部38には、それぞれユーザの操作に応じて、BGMを指定するコマンド、およびフォルダを指定するコマンドが送信される。GUI制御部38は、リモートコマンダ13から送信されてきたコマンドを受信し、コマンドに応じた信号をマイクロコンピュータ39に供給する。
GUI制御部38からマイクロコンピュータ39の表示制御部73に、指定されたフォルダを示す信号が供給されると、情報処理装置11は、指定されたフォルダ内の画像のスライドショー表示を制御する処理である、スライドショー表示制御処理を開始する。以下、図3のフローチャートを参照して、情報処理装置11によるスライドショー表示制御処理について説明する。
ステップS11において、取得部71はHDD36から、これからスライドショー表示しようとしている画像の撮影日時情報を取得する。すなわち、GUI制御部38から表示制御部73に、指定されたフォルダを示す信号が供給されると、表示制御部73は、その供給された信号に基づいて、撮影日時情報の取得を取得部71に指示する。取得部71は、表示制御部73の指示に応じて、HDD36に記録されている、ユーザにより指定されたフォルダに格納されている画像ファイルのそれぞれから、画像の撮影日時情報のそれぞれを取得する。例えば、取得部71は、画像ファイルにExifファイルが含まれている場合には、そのExifファイルから撮影日時情報を取得し、画像ファイルにExifファイルや撮影日時情報が含まれていない場合、画像ファイルに含まれている、画像ファイルの作成日時を示す情報を、撮影日時情報として取得する。
取得部71は、取得した撮影日時情報のそれぞれを、表示制御部73および判定部72に供給する。ここで、取得された撮影日時情報には、例えば、画像の撮影年月日および撮影時刻を示す情報が含まれている。
また、表示制御部73は、オーディオデコーダ41に指定されたBGMを再生するための音声データのデコードを指示するとともに、ビデオデコーダ42に指定されたフォルダに格納されている画像ファイル内の画像データのデコードを指示する。
ステップS12において、ビデオデコーダ42は、表示制御部73からの指示に基づいて、ストリームバッファ35を介してHDD36から、指定されたフォルダ内に格納されている画像ファイルを取得する。そして、ビデオデコーダ42は、画像を表示させる順番に、すなわち撮影日時順に取得した画像ファイルに含まれている画像データを所定の方式によりデコードし、これにより得られた画像データを重畳部43に供給する。
画像ファイルに含まれている画像データが、静止画像データである場合、例えばビデオデコーダ42は、画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式によりデコードし、また、画像ファイルに含まれている画像データが、動画像データである場合、例えばビデオデコーダ42は、画像データをMPEG(Moving Picture Experts Group phase)2方式によりデコードする。なお、
また、スライドショー表示される画像は、撮影日時の最も古い画像から、撮影日時の最も新しい画像まで、すなわち最も過去に撮影された画像から、最も現在時刻に近い時刻に撮影された画像まで、撮影日時の古い順に表示される。なお、撮影日時の新しい順に画像を表示させるようにしてもよい。
さらに、ステップS12において、オーディオデコーダ41は、表示制御部73の制御に基づいて、指定されたBGMとしての楽曲を再生させるための音声データをHDD36から取得し、取得した音声データを、例えばAAC(Advanced Audio Coding)などの方式によりデコードし、これにより得られた音声データを表示装置12に供給する。
ステップS13において、判定部72は、取得部71から供給された撮影日時情報に基づいて、これから表示する画像の撮影日が同日であるか、または表示する画像のそれぞれが、所定の時刻を基準として24時間以内に撮影された画像であるかを判定する。すなわち、判定部72は、表示される画像が、所定の第1の期間内に撮影された画像であるか否かを判定する。
例えば、取得部71から供給された撮影日時情報により示される撮影日時のうち、最も古い撮影日時が、3月1日の午前8時00分であり、最も新しい撮影日時が、3月2日の午前2時00分であるとする。また、第1の期間は、例えば最も古い撮影日時である3月1日の8時を基準とする24時間の期間、すなわち3月1日の午前8時から、3月2日の午前8時までの期間とされる。したがって、この場合、最も新しい撮影日時は3月2日の午前2時であるので、表示しようとする画像は、第1の期間内に撮影された画像であると判定される。
なお、この第1の期間は24時間に限らず、任意に設定することができる。ここで、第1の期間は、時間や日を単位として定められてもよいし、1年、1ヶ月など、年や月を単位として定められてもよい。さらに1年6ヶ月など、時間、日、月、および年のうちのいくつかの組み合わせにより定められるようにしてもよい。
判定部72は、ステップS13において画像の撮影日が同日であるか、または24時間以内に撮影された画像であるかを判定すると、その判定結果を表示制御部73に供給する。
ステップS13において、画像の撮影日が同日であるか、または24時間以内に撮影された画像であると判定された場合、処理はステップS14に進み、表示制御部73は、画像とともに、その画像の撮影時刻が表示されるように、画像の表示を制御する。
すなわち、表示制御部73は、例えば図4に示すように、スライドショー表示する画像に、その画像の撮影時刻が重畳して表示されるように、画像の表示を制御する。なお、図4において、1つの長方形は1つの画像を表しており、それぞれの長方形内の時刻は、それらの画像の撮影時刻を示している。また、それぞれの画像の図中、左上の番号は、画像の表示される順番を示しており、それぞれの画像の図中、下側に示される日時は、画像の撮影日時情報により示される撮影日時を示している。さらに画像の図中、下側に示される撮影日時は、実際には表示装置12には表示されない。
図4の例では、表示順が1番である図中、一番左上の画像から、表示順が12番である図中、一番右下の画像まで、撮影日時の古い順番に画像が表示される。この場合、ユーザにより指定されたフォルダには、これらの12枚の画像の画像ファイルが格納されており、これらの画像が、撮影日時の古い順に表示される。
例えば、表示順が1番である画像の撮影日時は、3月1日の8時54分であり、表示順が12番である画像の撮影日時は、3月2日の2時00分であるので、スライドショー表示の対象となる画像のそれぞれの撮影日は同日ではないが、スライドショー表示の対象となる画像は、最も古い撮影日時を基準として24時間以内の期間に撮影された画像であるので、ステップS13において第1の期間内に撮影された画像であると判定され、画像に、その画像の撮影時刻が重畳されて表示される。
例えば、表示順が1番である画像には、その画像の撮影時刻である8時54分を示す文字“8:54”が重畳されて表示され、表示順が12番である画像には、その画像の撮影時刻である2時を示す文字“2:00”が重畳されて表示されている。
このように、画像の撮影日が同日であるか、または24時間以内に撮影された画像である場合、表示制御部73は、画像とともに、その画像の撮影時刻が表示されるように、画像の表示を制御する。
より具体的には、表示制御部73は、表示する画像のそれぞれに、それらの画像の撮影時刻のそれぞれが重畳されて表示されるように、また、画像にユーザにより指定されたBGMと関係付けられたエフェクトが施されるように、画像に対する重畳処理などの画像処理の実行を指示するコマンドを、バス37を介してメモリ40に供給して記憶させる。また、このコマンドとともに、メモリ40には、画像に重畳させるべき撮影時刻を示す撮影日時情報も供給される。
さらに、表示制御部73は、エフェクトとして画像に所定のグラフィックスが重畳される場合、マイクロコンピュータ39を構成する図示せぬROMから、そのグラフィックスとしての画像を表示させるための画像データを取得してメモリ40に供給し、記憶させる。
スライドショー表示される画像が、撮影された日付の同じ画像であったり、24時間など、ほぼ1日とみなすことのできる短い期間内に撮影された画像であったりする場合、ユーザにとっては表示される画像の撮影日はほぼ同じであり、画像の撮影日はユーザにとって必要のない情報であることが多い。そこで、撮影時刻だけを画像に重畳させて表示させることによって、画像をより見やすく表示することができる。つまり、不必要な情報が画像に重畳されて表示されることにより、画像が見にくくなるようなことがなくなる。
また、画像に撮影時刻を重畳させて表示することで、ユーザは表示される画像と撮影時刻を見ながら、スライドショー表示される画像の時間の流れを把握することができ、そのときの出来事を思い出しながら画像の閲覧を楽しむことができる。
図3のフローチャートの説明に戻り、画像処理の実行を指示するコマンド、撮影日時情報、およびグラフィックスの画像データがメモリ40に記憶されると、ステップS15において、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行して、ビデオデコーダ42から供給される画像にエフェクトを施す。
すなわち、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行することにより、メモリ40に記憶されている撮影日時情報およびグラフィックスの画像データを用いて、ビデオデコーダ42からの画像データにより表示される画像に、撮影時刻やグラフィックスが重畳されて表示されたり、画像の透明度が時間とともに変化するように画像が表示されたりするように、ビデオデコーダ42から供給される画像データに画像処理を施す。
なお、より詳細には、画像処理が施された画像データは、スライドショー表示される静止画像のそれぞれを表示させるための静止画像データのそれぞれとされてもよいし、静止画像をスライドショー表示させるための動画像、すなわち、複数の静止画像が順番に表示される動画像を表示させるための動画像データとされてもよい。
また、画像処理が施された画像データは、静止画像データおよび動画像データからなる画像データとされてもよいし、動画像データだけからなる画像データとされてもよい。
さらに、スライドショー表示される画像に、動画像が含まれている場合には、その動画像が全て再生されて表示されるようにしてもよいし、その動画像の最初の何分かが再生されて表示されるようにしてもよい。例えば、スライドショー表示される画像としての動画像の前後に、静止画像が表示される場合には、静止画像が表示された後、次に表示されるべき動画像が最初の数分間だけ表示され、さらにその後、次の静止画像が表示される。
ステップS15において、スライドショー表示される画像にエフェクトが施されると、処理はステップS21に進む。
また、ステップS13において、画像の撮影日が同日でなく、また24時間以内に撮影された画像でもないと判定された場合、すなわち第1の期間内に撮影された画像でないと判定された場合、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、判定部72は、取得部71から供給された撮影日時情報に基づいて、これから表示する画像のそれぞれの撮影された期間が7日以上の期間であるか否かを判定する。すなわち、判定部72は、表示される画像が、所定の第2の期間内に撮影された画像であるか否かを判定する。
例えば、第2の期間は、表示される画像の撮影日時のうち、最も古い撮影日時を基準とする7日間の期間とされる。したがって、この場合、表示される画像の撮影日時のうちの最も古い撮影日時から、最も新しい撮影日時までの期間の長さが、第2の期間の長さである7日以上であるとき、画像のそれぞれの撮影された期間が7日以上の期間であると判定される。
なお、この第2の期間は、第1の期間よりも長い期間であれば、7日間に限らず任意に設定することができる。すなわち、第2の期間は、時間、日、月、または年を単位として定められてもよく、それらのうちのいくつかの組み合わせにより定められるようにしてもよい。
判定部72は、ステップS16において、これから表示する画像の撮影された期間が7日以上の期間であるか否かを判定すると、その判定結果を表示制御部73に供給する。
ステップS16において、画像の撮影された期間が7日以上の期間であると判定された場合、処理はステップS17に進み、表示制御部73は、これからスライドショー表示する画像であって、撮影日が同じ画像のうち、最初に表示される画像に、その画像の撮影日が表示されるように、画像の表示を制御する。
すなわち、表示制御部73は、例えば図5に示すように、スライドショー表示する画像であって、撮影日が同じ画像のうち最初に表示される画像に、その画像の撮影日が重畳されて表示されるように、画像の表示を制御する。なお、図5において、1つの長方形は1つの画像を表しており、画像を表す長方形内の日付は、その画像の撮影日を示している。また、それぞれの画像の図中、左上の番号は、画像の表示される順番を示しており、それぞれの画像の図中、下側に示される日時は、画像の撮影日時情報により示される撮影日時を示している。さらに画像の図中、下側に示される撮影日時は、実際には表示装置12には表示されない。
図5の例では、表示順が1番である図中、一番左上の画像から、表示順が12番である図中、一番右下の画像まで、撮影日時の古い順番に画像が表示される。この場合、ユーザにより指定されたフォルダには、これらの12枚の画像の画像ファイルが格納されており、これらの画像が、撮影日時の古い順に表示される。
例えば、表示順が1番である画像の撮影日時は、3月1日の0時20分であり、表示順が12番である画像の撮影日時は、3月18日の14時12分であるので、スライドショー表示の対象となる画像のそれぞれが撮影された期間は、7日以上の期間となり、ステップS16において、画像の撮影された期間が第2の期間以上であると判定され、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像、すなわち撮影日の同じ画像のうち、最も撮影日時の古い画像に、その画像の撮影日が重畳されて表示される。
例えば、図5において、撮影日が3月1日である画像は、表示順が1番である画像、および表示順が2番である画像であるので、それらの画像のうち、最初に表示される表示順が1番である画像には、その画像の撮影日を示す文字“3/1”が重畳されて表示されており、表示順が2番である画像には、撮影日は表示されていない。
また、例えば図5において、撮影日が3月3日である画像は、表示順が3番である画像だけであるので、表示順が3番である画像には、その画像の撮影日を示す文字“3/3”が重畳されて表示されている。
このように、画像の撮影された期間の長さが第2の期間の長さ以上である場合、表示制御部73は、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像に、その画像の撮影日が重畳されて表示されるように、画像の表示を制御する。
より具体的には、表示制御部73は、表示する画像であって、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像に、その画像の撮影日が重畳されて表示されるように、また、画像にユーザにより指定されたBGMと関係付けられたエフェクトが施されるように、画像に対する重畳処理などの画像処理の実行を指示するコマンドを、バス37を介してメモリ40に供給して記憶させる。また、このコマンドとともに、メモリ40には、画像に重畳させるべき撮影日を示す撮影日時情報も供給される。
さらに、表示制御部73は、エフェクトとして画像に所定のグラフィックスが重畳される場合、マイクロコンピュータ39を構成する図示せぬROMから、そのグラフィックスを表示させるための画像データを取得してメモリ40に供給し、記憶させる。
スライドショー表示される画像が、1週間以上などの長い期間にわたり撮影された画像である場合、表示される画像は、複数のイベントのとき、すなわち全く異なる行事のときなどにそれぞれ撮影された画像である可能性が高い。つまり、表示される画像のなかには、ある行事のときに1枚または数枚だけ撮影された画像が多く含まれている可能性が高い。そのような場合、表示される画像には、短い期間に連続して撮影された画像は殆どなく、ユーザが表示される画像の時間の流れを気にすることもないので、ユーザは、表示されている画像がいつ撮影されたものであるか、つまりその行事はいつ行われたものであったかを知りたいと思い、その画像の撮影された時刻までは知りたいとは思わないことが多い。
そこで、同じ日に撮影された画像のうち、撮影時刻の最も古い画像、すなわち最初に表示される画像だけに撮影日を重畳して表示させ、撮影時刻は表示されないようにすることで、ユーザにとって必要と思われる情報だけを表示するとともに、画像をより見やすく表示することができる。したがって、ユーザは、画像を撮影したときの行事がいつであったかを瞬時に知ることができ、そのときのことを思い出しながら画像の閲覧を楽しむことができる。この場合、同じ撮影日の画像については、最初に表示される画像以外は、撮影日が表示されないので、すなわち画像の表示が切り替わっても毎回撮影日が表示されることはないので、ユーザが撮影日の表示を煩わしく思うこともない。
図3のフローチャートの説明に戻り、画像処理の実行を指示するコマンド、撮影日時情報、およびグラフィックスの画像データがメモリ40に記憶されると、ステップS18において、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行して、ビデオデコーダ42から供給される画像にエフェクトを施す。
すなわち、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行することにより、メモリ40に記憶されている撮影日時情報およびグラフィックスの画像データを用いて、ビデオデコーダ42からの画像データにより表示される画像に、必要に応じて撮影日やグラフィックスが重畳されて表示されたり、画像の透明度が時間とともに変化するように画像が表示されたりするように、ビデオデコーダ42から供給される画像データに画像処理を施す。
ステップS18において、スライドショー表示される画像にエフェクトが施されると、処理はステップS21に進む。
また、ステップS16において、画像の撮影された期間の長さが7日以上でないと判定された場合、すなわち、画像の撮影された期間長さが第1の期間より長く、かつ第2の期間よりも短い場合、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、表示制御部73は、これからスライドショー表示する画像に、その画像の撮影時刻が表示されるようにするとともに、表示される画像であって、撮影日が同じ画像のうち、最初に表示される画像の直前に撮影日が表示されるように、画像の表示を制御する。
すなわち、表示制御部73は、例えば図6に示すように、スライドショー表示する画像に、その画像の撮影時刻が重畳されて表示され、撮影日が同じ画像のうち、最初に表示される画像の直前に、撮影された画像ではなく撮影日だけが表示されるように、画像の表示を制御する。なお、図6において、1つの長方形は表示装置12に表示される1つの画像を表しており、画像を表す長方形内の時刻は、その画像の撮影時刻を示している。また、それぞれの画像の図中、左上の番号は、画像の表示される順番を示しており、それぞれの画像の図中、下側に示される日時は、画像の撮影日時情報により示される撮影日時を示している。さらに画像の図中、下側に示される撮影日時は、実際には表示装置12には表示されない。
図6の例では、表示順が1番である図中、一番左上の画像から、表示順が12番である図中、一番右下の画像まで、撮影日時の古い順番に画像が表示される。ここで、表示順が1番、6番、および11番である画像は、スライドショー表示が指示された画像、すなわち指定されたフォルダ内の画像ではなく、画像の撮影日だけが表示された画像とされている。つまり、表示装置12の表示画面には、撮影日だけが表示される。
この場合、ユーザにより指定されたフォルダには、9枚の画像の画像ファイルが格納されており、これらの画像と、その画像の撮影日だけが表示される画像とが表示される。
例えば、表示順が2番である画像乃至5番である画像の撮影日時は、それぞれ3月1日であるので、それらの表示順が2番乃至5番である画像のうち、最初に表示される表示順が2番である画像の表示の直前に、表示順が2番である画像乃至5番である画像のそれぞれの撮影日が表示される。表示順が1番である画像には、それらの画像の撮影日である3月1日を示す文字“3/1”が表示されている。
そして、撮影日“3/1”が表示されると、その後、撮影日が3月1日である画像が、その撮影日時の古い順に表示される。例えば、撮影日が3月1日である、表示順が2番の画像には、その画像の撮影時刻を示す文字“10:00”が重畳されて表示されている。
また、図6の例では、撮影日が3月1日である画像が全て表示されると、次に撮影日“3/2”が表示され、その後、撮影日が3月2日である表示順が7番乃至10番である画像のそれぞれが、その画像の撮影日時の古い順に表示される。そして、それらの画像には、その画像の撮影時刻が重畳されて表示される。
このように、画像の撮影された期間の長さが、第1の期間の長さより長く、第2の期間の長さよりも短い場合、表示制御部73は、画像に、その画像の撮影時刻が表示されるようにするとともに、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像の表示の直前に、その画像の撮影日だけが表示されるように、画像の表示を制御する。
より具体的には、表示制御部73は、表示される画像に、その画像の撮影時刻が表示されるようにするとともに、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像の時間的に直前に、その画像の撮影日だけが表示されるように、また、画像にユーザにより指定されたBGMと関係付けられたエフェクトが施されるように、画像に対する重畳処理などの画像処理の実行を指示するコマンドを、バス37を介してメモリ40に供給して記憶させる。また、このコマンドとともに、メモリ40には、表示させるべき撮影日および撮影時刻を示す撮影日時情報も供給される。
さらに、表示制御部73は、エフェクトとして画像に所定のグラフィックスが重畳される場合、マイクロコンピュータ39を構成する図示せぬROMから、そのグラフィックスを表示させるための画像データを取得してメモリ40に供給し、記憶させる。
スライドショー表示される画像が、1日以上であり、かつ1週間以内などの期間に撮影された画像である場合、表示される画像は、例えば旅行などの複数日にわたる1つの行事のときに撮影された画像である可能性が高い。そのような場合、表示される画像は、所定の期間に連続して撮影された画像である可能性が高いので、ユーザは、その画像の撮影日がいつであり、撮影時刻が何時であるかを知ることで、順番に表示される画像の時間の流れを把握したいと思うことが多い。
そこで、撮影日が同じである画像のうち、最も撮影時刻が古い画像が表示される直前に、その撮影日だけを表示し、それぞれの画像に撮影時刻だけを重畳して表示させることにより、ユーザは、これから表示される画像の撮影日を予め知ることができ、しかもその後、表示されるそれぞれの画像の撮影時刻も知ることができる。つまり、撮影日だけを別に表示させることで、画像に多くの情報が1度に表示されることにより、画像の閲覧に集中できなくなることを防止するとともに、画像が見にくくなることを防止することができる。また、ユーザは、表示される画像の撮影日を知ることができ、表示される画像には、撮影時刻が表示されるので、ユーザは、画像の閲覧に集中できるだけでなく、順番に表示される画像の時間の流れを把握することができる。
さらに、画像とは別に撮影日だけが最初に表示され、個々の画像に撮影時刻が表示されるので、ユーザは、あたかも1つの行事のときの日記を見るような感覚で、その日そのときの出来事を思い出しながら画像の閲覧を楽しむことができる。
図3のフローチャートの説明に戻り、画像処理の実行を指示するコマンド、撮影日時情報、およびグラフィックスの画像データがメモリ40に記憶されると、ステップS20において、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行して、ビデオデコーダ42から供給される画像にエフェクトを施す。
すなわち、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行することにより、メモリ40に記憶されている撮影日時情報およびグラフィックスの画像データを用いて、撮影日が表示されたり、ビデオデコーダ42からの画像データにより表示される画像に、必要に応じて撮影時刻やグラフィックスが重畳されて表示されたり、画像の透明度が時間とともに変化するように画像が表示されたりするように、ビデオデコーダ42から供給される画像データに画像処理を施す。
ステップS20において、スライドショー表示される画像にエフェクトが施されると、処理はステップS21に進む。
ステップS15、ステップS18、またはステップS20において、画像データに画像処理が施されると、ステップS21において、重畳部43は、メモリ40に記憶されているコマンドを実行することにより、画像処理の施された画像データを表示装置12に供給し、表示装置12に供給した画像データを基に、画像を表示させる。
表示装置12は、情報処理装置11の制御に基づいて、画像を表示する。すなわち、表示装置12は、重畳部43からの画像データに基づいて、画像を順番に表示させるとともに、オーディオデコーダ41からの音声データに基づいて、BGMを再生し、その音声を出力する。そして、指定されたフォルダ内の画像が表示されると、スライドショー表示制御処理は終了する。
このようにして、情報処理装置11は、表示しようとする画像が撮影された期間に応じて、画像の撮影日、撮影時刻などの撮影日時に関する情報を表示させる。
このように、表示しようとする画像が撮影された期間に応じて、撮影日または撮影時刻などの撮影日時に関する情報を表示させることで、ユーザが必要とする情報だけを表示させることができ、撮影日時に関する情報をより効果的に表示させることができる。これにより、ユーザは画像の閲覧をより楽しむことができる。
なお、図3のステップS11の処理において行われる撮影日時情報の取得は、スライドショー表示が指示されたときに行ってもよいが、画像ファイルが情報処理装置11に取り込まれるときに行われるようにしてもよい。この場合、例えばストリームバッファ35からHDD36に画像ファイルが供給されると、HDD36に供給された画像ファイルから画像の撮影日時情報が取得される。そして、例えば取得された撮影日時情報のそれぞれが含まれる新たなファイルが生成され、その生成されたファイルが、画像ファイルとともにフォルダに格納されて記録される。
また、スライドショー表示される画像にエフェクトが施されると説明したが、画像にエフェクトが施されないようにしてもよい。さらに、情報処理装置11に設けられたオーディオデコーダ41、およびビデオデコーダ42は、マイクロコンピュータ39がプログラムを実行することにより実現されるようにしてもよい。
さらに、以上においては、表示する画像が第1の期間内に撮影された画像である場合、画像に撮影時刻を重畳させて表示させると説明したが、撮影時刻だけでなく、撮影日および撮影時刻を表示させたり、撮影年月日および撮影時刻を表示させたりするようにしてもよい。例えば、最初に表示される画像には、撮影日および撮影時刻が表示され、それ以降の画像には、撮影時刻だけが表示されるようにしてもよい。
また、画像の撮影された期間の長さが第2の期間の長さ以上である場合、表示される全ての画像に、その画像の撮影日が重畳されて表示されるようにしてもよい。
さらに、画像の撮影された期間の長さが、第1の期間の長さより長く、第2の期間の長さよりも短い場合、撮影日だけの表示をしないようにし、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像に、その撮影日および撮影時刻を重畳して表示させるようにしてもよいし、撮影日だけの表示をせずに、撮影日の同じ画像のうち、最初に表示される画像に、その画像の撮影時刻ではなく撮影日だけが重畳されて表示されるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図7は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ301のCPU(Central Processing Unit)311は、ROM312、または記録部318に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)313には、CPU311が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU311、ROM312、およびRAM313は、バス314により相互に接続されている。
CPU311にはまた、バス314を介して入出力インターフェース315が接続されている。入出力インターフェース315には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部316、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部317が接続されている。CPU311は、入力部316から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU311は、処理の結果を出力部317に出力する。
入出力インターフェース315に接続されている記録部318は、例えばハードディスクからなり、CPU311が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部319は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部319を介してプログラムを取得し、記録部318に記録してもよい。
入出力インターフェース315に接続されているドライブ320は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア331が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部318に転送され、記録される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図7に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVDを含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア331、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM312や、記録部318を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部319を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 情報処理装置, 12 表示装置, 36 HDD, 39 マイクロコンピュータ, 40 メモリ, 42 ビデオデコーダ, 43 重畳部, 71 取得部, 72 判定部, 73 表示制御部