JP2004072591A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】静止画ファイル内の画像データの撮影日時を正確に保存する。
【解決手段】記録装置は、テープ状記録媒体から動画像信号と前記動画像信号が前記テープ状記録媒体に記録された日時を示す記録日時情報とを再生する再生手段と、指示手段と、前記指示手段の指示に応じて前記再生手段により再生された動画像信号より1フレームの画像信号を抽出して静止画ファイルを生成すると共に、前記抽出した1フレームの画像信号の記録日時情報を前記静止画ファイルの記録日時情報として付加する静止画ファイル生成手段と、前記静止画ファイル生成手段により生成された静止画ファイルをメモリ装置に記録する記録手段とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】記録装置は、テープ状記録媒体から動画像信号と前記動画像信号が前記テープ状記録媒体に記録された日時を示す記録日時情報とを再生する再生手段と、指示手段と、前記指示手段の指示に応じて前記再生手段により再生された動画像信号より1フレームの画像信号を抽出して静止画ファイルを生成すると共に、前記抽出した1フレームの画像信号の記録日時情報を前記静止画ファイルの記録日時情報として付加する静止画ファイル生成手段と、前記静止画ファイル生成手段により生成された静止画ファイルをメモリ装置に記録する記録手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置に関し、時には静止画ファイルの記録日時の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカムコーダにおいて、テープに記録された映像を静止画としてメモリカード(半導体メモリ)に記録することができる。
【0003】
具体的には、テープに記録された映像を再生している際に静止画キャプチャボタンを押すと、その押した瞬間の1フレームのシーンがメモリカードに静止画として記録される。この時、その静止画の作成日付は、静止画を記録した日付(現在時刻)になる。このメモリカードをデジタルカムコーダから抜き、パソコンに接続して、中のデータを見ると、やはり日付は静止画を記録した日付になっている。
【0004】
例えば、昨日撮影した画像をテープより再生しながらあるシーンを静止画としてメモリカードにキャプチャした場合、メモリカードに記録された静止画の記録日は今日になってしまう。
【0005】
また、テープ中には、映像と音声の他にさまざまなデータを記録することが可能である。そのデータの中には、メーカ依存の撮影条件などを入れることができるが、撮影した日付データを共通のフォーマットで入れておくことも可能である。そのため、あるメーカのデジタルカムコーダで撮影された画像を記録したテープを、他のメーカのデジタルカムコーダで再生した場合にも、撮影日の日付データを取り出し表示することが可能である。
【0006】
メモリカードにデータを記録する際には、メモリカードの中にファイルシステムというものが存在し(ファイルフォーマットが規定されており)、データをファイルという単位で記録し、データの他にそのデータのサイズやセキュリティ情報やファイルの作成日や修正日といったものが同時に関連付けられて記録される。例えば、メモリカードが着脱式で、デジタルカムコーダから抜き、コンピュータのメモリカードを読み取る装置によりその中のデータを読み取ると、ファイルの属性を表示するソフトウェア(たいていのオペレーティングシステムには付属で標準添付されている)によって、ファイルの作成日が簡単に閲覧できる。
【0007】
通常ファイルの中身よりもこれらファイルの作成日などの情報の方が簡単に得ることができ、ユーザはこのファイル作成日をキーとして、ファイルの整理を行うことができる。
【0008】
また、ファイルの中身が画像データであった場合は、画像フォーマット(画像データ)中に撮影日データが入っていたとすると取り出すのが簡単ではないが(専用ソフトウェアが必要)、撮影日データがファイルの作成日データであれば、より簡単に撮影日を知ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、デジタルカムコーダにおいて、テープに記録された映像を静止画としてメモリカードに記録する時に、現在時刻をその静止画の作成日としていたため、その静止画の撮影された本来の時刻とは異なってしまう問題があり、その画像たちを整理する場合に静止画ファイルの作成日データが役に立たない問題があった。
【0010】
本発明はこのような課題を解決し、静止画ファイル内の画像データの撮影日時を正確に保存可能とする処にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明によれば、テープ状記録媒体から動画像信号と前記動画像信号が前記テープ状記録媒体に記録された日時を示す記録日時情報とを再生する再生手段と、指示手段と、前記指示手段の指示に応じて前記再生手段により再生された動画像信号より1フレームの画像信号を抽出して静止画ファイルを生成すると共に、前記抽出した1フレームの画像信号の記録日時情報を前記静止画ファイルの記録日時情報として付加する静止画ファイル生成手段と、前記静止画ファイル生成手段により生成された静止画ファイルをメモリ装置に記録する記録手段とを備える記録装置が提示される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は本発明が適用されるDVC(デジタルビデオカムコーダ)の構成を示す図である。本形態のDVCは磁気テープに加え、メモリカードに対して静止画ファイルを記録再生可能な機能を持つ。以下、図1のDVCの基本的な動作について説明する。
【0014】
まず、動画撮影時の動作について説明する。
【0015】
撮像部101により得られた動画像信号は表示部102及び動画処理回路103に出力されている。この状態で操作部108により動画記録開始の指示があると、制御部107は動画処理回路103に対して制御信号を出力する。動画処理回路103は撮像部101からの動画像信号を記録フォーマットに従い符号化してその情報量を圧縮し、記録再生回路104に出力する。また、制御部107は現在日時の情報を内蔵タイマーより得、動画処理回路103に送る。動画処理回路103はこの日時情報を動画像信号に多重し、記録再生回路104に送る。
【0016】
記録再生回路104は回転ヘッドによりテープT上に多数のトラックを形成し、この動画像信号および日時情報を各トラックの指定されたエリアに記録する。本形態では動画像信号の各フレームの撮影日時を示す日時情報を多数のトラック全ての指定されたエリアに記録している。
【0017】
次に、動画再生時の動作について説明する。
【0018】
操作部108により再生の指示があると、制御部107は記録再生回路104を制御してテープTの搬送を開始し、テープTより動画像信号と日時情報を再生する。再生された動画像信号は動画処理回路103に送られ、記録時に対応した復号処理が施され、表示部102に表示される。
【0019】
次に、静止画撮影時の動作について説明する。
【0020】
前述のように、記録待機時において、撮影部101からの動画像が表示部102に表示されている。この状態で操作部108により静止画撮影の指示があると、制御部107は静止画処理回路105に制御信号を出力する。静止画処理回路105はこの制御信号に応じて、撮像部101から出力されている動画像信号中の1フレームの画像信号を抽出し、内部のメモリに記憶する。そして、この1フレームの画像信号を記録フォーマットに従って符号化する。
【0021】
このとき、制御部107は現在日時の情報を静止画処理回路105に出力する。静止画処理回路105はこの日時情報を符号化した1フレームの画像信号に付加して静止画ファイルを生成し、メモリI/F106に出力する。メモリI/F106はこの静止画ファイルをメモリカードMに記録する。
【0022】
次に、静止画再生時の動作について説明する。
【0023】
操作部108によりメモリカードMからの静止画再生の指示があると、制御部107はメモリI/F106を制御して指定された静止画ファイルをメモリカードMから読み出し、静止画処理回路105に出力する。静止画処理回路105は再生された静止画ファイルの中の画像データを復号し、表示部102に出力する。
【0024】
次に、本形態の特徴である、テープTから再生された動画像信号から静止画を抽出し、静止画ファイルとしてメモリカードMに記録する静止画キャプチャモード時の動作について説明する。
【0025】
図2は静止画キャプチャモード時における制御部107の制御動作を示すフローチャートである。
【0026】
静止画キャプチャモードにおいて、操作部108により再生開始の指示があると、制御部107は前述のように記録再生回路104及び動画処理回路103を制御し、テープTから動画像信号を再生する。再生された動画像は表示部102に表示される(ステップS201)。
【0027】
ユーザはこの再生画像を確認しながら、静止画像として記録したい画像が再生された時点で操作部108の取り込みキーを操作する(ステップS202)。取り込み指示があると、記録再生回路104を制御してテープの再生を停止し(ステップS203)、取り込み指示された時点で再生されていた1フレームの画像信号を動画処理回路103から静止画処理回路105に送り、その内部のメモリに記憶する(ステップS204)。
【0028】
なお、本形態では、動画処理回路103により復号された画像信号を静止画処理回路105に送っているが、静止画処理回路105における符号化形式とテープTから再生された画像信号の符号化形式が同じ場合には符号化されたままの状態で動画処理回路103から静止画処理回路105に送ることも可能である。
【0029】
また、取り込まれた1フレームの画像信号に付加されていた日時情報を抽出し、これも動画処理回路103より静止画処理回路105に送る(ステップS205)。
【0030】
そして、静止画処理回路105は抽出された1フレームの画像信号をフォーマットに従って符号化すると共に抽出された日時情報を付加して静止画ファイルを生成し、メモリI/F106を介してメモリカードMに記録する(ステップS206)。
【0031】
通常ファイルを記録する際は、現在時刻が作成日として使用されてしまうため、与えられた時刻を作成日として記録できれば問題がないが、与えられた時刻を作成日として設定できないシステムであった場合は、先ず現在時刻を得てそれをTMPという変数にとっておく。次に与えられた時刻Dで現在時刻に設定する。そして、画像を記録する処理を普通に行うことで作成日を時刻Dとして記録し、また現在時刻を得て、そこから与えられた時刻Dを引くことで、画像に記録するのにかかった時間を得てSaという変数に代入し、現在時刻をTMP+Saの時刻に設定することで元の時刻に戻せばよい。
【0032】
現在時刻を得る関数をgetCurrentTime()として、時刻を設定する関数を設定したい時刻を引数とするSetCurrentTime(設定したい時刻)という関数とすれば、上記処理をC言語風に記述すると以下のようになる。
【0033】
TMP=getCurrentTime();
SetCurrentTime(D);
ここで、画像を記録する処理を行う。
【0034】
Sa=getCurrentTime()−D;
SetCurrentTime(TMP+Sa);
このように、本形態によれば、テープからの再生動画像信号より1フレームを抽出して静止画像としてメモリカードに記録する際、動画像信号と共に再生された記録日時の情報を抽出し、そのまま静止画ファイルの記録日時情報として付加しているため、画像データの撮影日時を正確に保存することが可能となる。
【0035】
次に、第2の実施形態について説明する。
【0036】
前述の実施形態では、テープの再生画像から静止画を取り込んだ場合に再生画像に付加されていた日時情報をそのまま静止画ファイルに付加されていたが、従来のように現在日時の情報を付加するようユーザ設定することも可能である。
【0037】
即ち、静止画記録の時の作成日付を、「撮影日時で記録」で行うか、「現在時刻で記録」のどちらで行うかをあらかじめ設定しておく。
【0038】
このようにユーザ設定を行った場合における静止画キャプチャモード時の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
図3において、S301〜S304までの処理は図2のS201〜S204の処理と同じであるため説明は省略する。
【0040】
S305において、日時の記録モードが「撮影日付で記録」かどうかを判断する。「撮影日付で記録」の場合、S306において取り込み指示されたフレームの日時データを抽出し、静止画処理回路108に送る。また、「現在時刻で記録」であった場合、S308において現在の日時情報を得、静止画処理回路308に出力する。
【0041】
そして、S307において、静止画処理回路105は抽出された1フレームの画像信号をフォーマットに従って符号化すると共に、S306あるいはS308にて得られた日時情報を付加して静止画ファイルを生成し、メモリI/F106を介してメモリカードMに記録する。
【0042】
このように、従来どおりの現在時刻を静止画作成日とする方法と、DVテープやディスクなどに記録されたデータから日付データを抽出して、それを静止画の作成日とする方法を切り替える処理を持つことで、本当にそのファイルが作られた日を重要視するユーザには従来方法を使えばよいし、ファイルの作成日から撮影日を判断したいユーザには本発明の方法を使うといったように、ユーザの目的に応じた対応ができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、静止画ファイル内の画像データの撮影日時を正確に保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカムコーダの構成を示す図である。
【図2】静止画キャプチャモード時の動作を示すフローチャートである。
【図3】静止画キャプチャモード時の動作を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置に関し、時には静止画ファイルの記録日時の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカムコーダにおいて、テープに記録された映像を静止画としてメモリカード(半導体メモリ)に記録することができる。
【0003】
具体的には、テープに記録された映像を再生している際に静止画キャプチャボタンを押すと、その押した瞬間の1フレームのシーンがメモリカードに静止画として記録される。この時、その静止画の作成日付は、静止画を記録した日付(現在時刻)になる。このメモリカードをデジタルカムコーダから抜き、パソコンに接続して、中のデータを見ると、やはり日付は静止画を記録した日付になっている。
【0004】
例えば、昨日撮影した画像をテープより再生しながらあるシーンを静止画としてメモリカードにキャプチャした場合、メモリカードに記録された静止画の記録日は今日になってしまう。
【0005】
また、テープ中には、映像と音声の他にさまざまなデータを記録することが可能である。そのデータの中には、メーカ依存の撮影条件などを入れることができるが、撮影した日付データを共通のフォーマットで入れておくことも可能である。そのため、あるメーカのデジタルカムコーダで撮影された画像を記録したテープを、他のメーカのデジタルカムコーダで再生した場合にも、撮影日の日付データを取り出し表示することが可能である。
【0006】
メモリカードにデータを記録する際には、メモリカードの中にファイルシステムというものが存在し(ファイルフォーマットが規定されており)、データをファイルという単位で記録し、データの他にそのデータのサイズやセキュリティ情報やファイルの作成日や修正日といったものが同時に関連付けられて記録される。例えば、メモリカードが着脱式で、デジタルカムコーダから抜き、コンピュータのメモリカードを読み取る装置によりその中のデータを読み取ると、ファイルの属性を表示するソフトウェア(たいていのオペレーティングシステムには付属で標準添付されている)によって、ファイルの作成日が簡単に閲覧できる。
【0007】
通常ファイルの中身よりもこれらファイルの作成日などの情報の方が簡単に得ることができ、ユーザはこのファイル作成日をキーとして、ファイルの整理を行うことができる。
【0008】
また、ファイルの中身が画像データであった場合は、画像フォーマット(画像データ)中に撮影日データが入っていたとすると取り出すのが簡単ではないが(専用ソフトウェアが必要)、撮影日データがファイルの作成日データであれば、より簡単に撮影日を知ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、デジタルカムコーダにおいて、テープに記録された映像を静止画としてメモリカードに記録する時に、現在時刻をその静止画の作成日としていたため、その静止画の撮影された本来の時刻とは異なってしまう問題があり、その画像たちを整理する場合に静止画ファイルの作成日データが役に立たない問題があった。
【0010】
本発明はこのような課題を解決し、静止画ファイル内の画像データの撮影日時を正確に保存可能とする処にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明によれば、テープ状記録媒体から動画像信号と前記動画像信号が前記テープ状記録媒体に記録された日時を示す記録日時情報とを再生する再生手段と、指示手段と、前記指示手段の指示に応じて前記再生手段により再生された動画像信号より1フレームの画像信号を抽出して静止画ファイルを生成すると共に、前記抽出した1フレームの画像信号の記録日時情報を前記静止画ファイルの記録日時情報として付加する静止画ファイル生成手段と、前記静止画ファイル生成手段により生成された静止画ファイルをメモリ装置に記録する記録手段とを備える記録装置が提示される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は本発明が適用されるDVC(デジタルビデオカムコーダ)の構成を示す図である。本形態のDVCは磁気テープに加え、メモリカードに対して静止画ファイルを記録再生可能な機能を持つ。以下、図1のDVCの基本的な動作について説明する。
【0014】
まず、動画撮影時の動作について説明する。
【0015】
撮像部101により得られた動画像信号は表示部102及び動画処理回路103に出力されている。この状態で操作部108により動画記録開始の指示があると、制御部107は動画処理回路103に対して制御信号を出力する。動画処理回路103は撮像部101からの動画像信号を記録フォーマットに従い符号化してその情報量を圧縮し、記録再生回路104に出力する。また、制御部107は現在日時の情報を内蔵タイマーより得、動画処理回路103に送る。動画処理回路103はこの日時情報を動画像信号に多重し、記録再生回路104に送る。
【0016】
記録再生回路104は回転ヘッドによりテープT上に多数のトラックを形成し、この動画像信号および日時情報を各トラックの指定されたエリアに記録する。本形態では動画像信号の各フレームの撮影日時を示す日時情報を多数のトラック全ての指定されたエリアに記録している。
【0017】
次に、動画再生時の動作について説明する。
【0018】
操作部108により再生の指示があると、制御部107は記録再生回路104を制御してテープTの搬送を開始し、テープTより動画像信号と日時情報を再生する。再生された動画像信号は動画処理回路103に送られ、記録時に対応した復号処理が施され、表示部102に表示される。
【0019】
次に、静止画撮影時の動作について説明する。
【0020】
前述のように、記録待機時において、撮影部101からの動画像が表示部102に表示されている。この状態で操作部108により静止画撮影の指示があると、制御部107は静止画処理回路105に制御信号を出力する。静止画処理回路105はこの制御信号に応じて、撮像部101から出力されている動画像信号中の1フレームの画像信号を抽出し、内部のメモリに記憶する。そして、この1フレームの画像信号を記録フォーマットに従って符号化する。
【0021】
このとき、制御部107は現在日時の情報を静止画処理回路105に出力する。静止画処理回路105はこの日時情報を符号化した1フレームの画像信号に付加して静止画ファイルを生成し、メモリI/F106に出力する。メモリI/F106はこの静止画ファイルをメモリカードMに記録する。
【0022】
次に、静止画再生時の動作について説明する。
【0023】
操作部108によりメモリカードMからの静止画再生の指示があると、制御部107はメモリI/F106を制御して指定された静止画ファイルをメモリカードMから読み出し、静止画処理回路105に出力する。静止画処理回路105は再生された静止画ファイルの中の画像データを復号し、表示部102に出力する。
【0024】
次に、本形態の特徴である、テープTから再生された動画像信号から静止画を抽出し、静止画ファイルとしてメモリカードMに記録する静止画キャプチャモード時の動作について説明する。
【0025】
図2は静止画キャプチャモード時における制御部107の制御動作を示すフローチャートである。
【0026】
静止画キャプチャモードにおいて、操作部108により再生開始の指示があると、制御部107は前述のように記録再生回路104及び動画処理回路103を制御し、テープTから動画像信号を再生する。再生された動画像は表示部102に表示される(ステップS201)。
【0027】
ユーザはこの再生画像を確認しながら、静止画像として記録したい画像が再生された時点で操作部108の取り込みキーを操作する(ステップS202)。取り込み指示があると、記録再生回路104を制御してテープの再生を停止し(ステップS203)、取り込み指示された時点で再生されていた1フレームの画像信号を動画処理回路103から静止画処理回路105に送り、その内部のメモリに記憶する(ステップS204)。
【0028】
なお、本形態では、動画処理回路103により復号された画像信号を静止画処理回路105に送っているが、静止画処理回路105における符号化形式とテープTから再生された画像信号の符号化形式が同じ場合には符号化されたままの状態で動画処理回路103から静止画処理回路105に送ることも可能である。
【0029】
また、取り込まれた1フレームの画像信号に付加されていた日時情報を抽出し、これも動画処理回路103より静止画処理回路105に送る(ステップS205)。
【0030】
そして、静止画処理回路105は抽出された1フレームの画像信号をフォーマットに従って符号化すると共に抽出された日時情報を付加して静止画ファイルを生成し、メモリI/F106を介してメモリカードMに記録する(ステップS206)。
【0031】
通常ファイルを記録する際は、現在時刻が作成日として使用されてしまうため、与えられた時刻を作成日として記録できれば問題がないが、与えられた時刻を作成日として設定できないシステムであった場合は、先ず現在時刻を得てそれをTMPという変数にとっておく。次に与えられた時刻Dで現在時刻に設定する。そして、画像を記録する処理を普通に行うことで作成日を時刻Dとして記録し、また現在時刻を得て、そこから与えられた時刻Dを引くことで、画像に記録するのにかかった時間を得てSaという変数に代入し、現在時刻をTMP+Saの時刻に設定することで元の時刻に戻せばよい。
【0032】
現在時刻を得る関数をgetCurrentTime()として、時刻を設定する関数を設定したい時刻を引数とするSetCurrentTime(設定したい時刻)という関数とすれば、上記処理をC言語風に記述すると以下のようになる。
【0033】
TMP=getCurrentTime();
SetCurrentTime(D);
ここで、画像を記録する処理を行う。
【0034】
Sa=getCurrentTime()−D;
SetCurrentTime(TMP+Sa);
このように、本形態によれば、テープからの再生動画像信号より1フレームを抽出して静止画像としてメモリカードに記録する際、動画像信号と共に再生された記録日時の情報を抽出し、そのまま静止画ファイルの記録日時情報として付加しているため、画像データの撮影日時を正確に保存することが可能となる。
【0035】
次に、第2の実施形態について説明する。
【0036】
前述の実施形態では、テープの再生画像から静止画を取り込んだ場合に再生画像に付加されていた日時情報をそのまま静止画ファイルに付加されていたが、従来のように現在日時の情報を付加するようユーザ設定することも可能である。
【0037】
即ち、静止画記録の時の作成日付を、「撮影日時で記録」で行うか、「現在時刻で記録」のどちらで行うかをあらかじめ設定しておく。
【0038】
このようにユーザ設定を行った場合における静止画キャプチャモード時の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
図3において、S301〜S304までの処理は図2のS201〜S204の処理と同じであるため説明は省略する。
【0040】
S305において、日時の記録モードが「撮影日付で記録」かどうかを判断する。「撮影日付で記録」の場合、S306において取り込み指示されたフレームの日時データを抽出し、静止画処理回路108に送る。また、「現在時刻で記録」であった場合、S308において現在の日時情報を得、静止画処理回路308に出力する。
【0041】
そして、S307において、静止画処理回路105は抽出された1フレームの画像信号をフォーマットに従って符号化すると共に、S306あるいはS308にて得られた日時情報を付加して静止画ファイルを生成し、メモリI/F106を介してメモリカードMに記録する。
【0042】
このように、従来どおりの現在時刻を静止画作成日とする方法と、DVテープやディスクなどに記録されたデータから日付データを抽出して、それを静止画の作成日とする方法を切り替える処理を持つことで、本当にそのファイルが作られた日を重要視するユーザには従来方法を使えばよいし、ファイルの作成日から撮影日を判断したいユーザには本発明の方法を使うといったように、ユーザの目的に応じた対応ができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、静止画ファイル内の画像データの撮影日時を正確に保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカムコーダの構成を示す図である。
【図2】静止画キャプチャモード時の動作を示すフローチャートである。
【図3】静止画キャプチャモード時の動作を示すフローチャートである。
Claims (2)
- テープ状記録媒体から動画像信号と前記動画像信号が前記テープ状記録媒体に記録された日時を示す記録日時情報とを再生する再生手段と、
指示手段と、
前記指示手段の指示に応じて前記再生手段により再生された動画像信号より1フレームの画像信号を抽出して静止画ファイルを生成すると共に、前記抽出した1フレームの画像信号の記録日時情報を前記静止画ファイルの記録日時情報として付加する静止画ファイル生成手段と、
前記静止画ファイル生成手段により生成された静止画ファイルをメモリ装置に記録する記録手段とを備える記録装置。 - テープ状記録媒体から動画像信号と前記動画像信号が前記テープ状記録媒体に記録された日時を示す記録日時情報とを再生する再生手段と、
指示手段と、
前記指示手段の指示に応じて前記再生手段により再生された動画像信号より1フレームの画像信号を抽出して静止画ファイルを生成すると共に、前記抽出した1フレームの画像信号の記録日時情報または現在日時の情報のうちの一方を前記静止画ファイルの記録日時情報として付加する静止画ファイル生成手段と、
前記静止画ファイル生成手段により生成された静止画ファイルをメモリ装置に記録する記録手段とを備える記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002231423A JP2004072591A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002231423A JP2004072591A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004072591A true JP2004072591A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32017200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002231423A Withdrawn JP2004072591A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004072591A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008067314A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
JP2009219166A (ja) * | 2005-06-20 | 2009-09-24 | Samsung Electronics Co Ltd | イメージに係る情報をユーザーに提供する方法及びシステム、並びにこのための移動通信端末機 |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002231423A patent/JP2004072591A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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