JP4710621B2 - 放熱構造体 - Google Patents

放熱構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP4710621B2
JP4710621B2 JP2006007367A JP2006007367A JP4710621B2 JP 4710621 B2 JP4710621 B2 JP 4710621B2 JP 2006007367 A JP2006007367 A JP 2006007367A JP 2006007367 A JP2006007367 A JP 2006007367A JP 4710621 B2 JP4710621 B2 JP 4710621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
header
heat dissipation
heat
fluid
diversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006007367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007189145A (ja
Inventor
茂俊 一法師
誠司 石橋
治之 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006007367A priority Critical patent/JP4710621B2/ja
Publication of JP2007189145A publication Critical patent/JP2007189145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4710621B2 publication Critical patent/JP4710621B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本発明は、電子部品などで構成される発熱体の熱を放熱する放熱構造体に係るものであり、特に、発熱体と熱的に接続されたベース板が流体と直接接して冷却を行う直接放熱構造体に係るものである。
従来の放熱構造体としては、複数の半導体素子及び発熱性の電気部品を絶縁基板に設け、前記絶縁基板がケースの下蓋を構成する冷却プレート(ベース板)に接合され、前記冷却プレートにケース上蓋をねじ止め等で固定してモジュールを構成し、前記冷却プレートの下面に接するように、開口を有するヒートシンクが設けられたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−308246号公報(第2頁−第4頁、図1および図3)
上記のような従来の放熱構造体においては、開口部の下方の外周に流体を分流する分流用ヘッダと流体を合流する合流用ヘッダとが配設されているので、放熱部の容積が大きくなるという問題があった。また、開口部の下側に設けられた放熱流路以外の流路は放熱に寄与しておらず、放熱特性が悪くなるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、小型で放熱特性が良い放熱構造体を提供することを目的とする。
この発明の放熱構造体は、発熱部と放熱部とを備えた放熱構造体であって、発熱部は、熱を発生する発熱体と発熱体の下面に設置された板状のベース板とを有し、放熱部は、ベース板に対向する部分に設置された開口部と開口部の下側の全面に設けられた流体が流れる放熱流路と放熱流路の下側の一部に設置され流体が送入される流体送入口を備えた分流用ヘッダと放熱流路の下側の一部に設置され流体が送出される流体送出口を備えた合流用ヘッダとを有し、流体送入口および流体送出口と放熱流路とは、オフセット配設されており、ベース板は、放熱流路の全体に渡ってベース板に複数のフィンを備えているものである。
また、発熱部と放熱部とを備えた放熱構造体であって、発熱部は、熱を発生する発熱体と発熱体の下面に設置された板状のベース板とを有し、放熱部は、前記ベース板に対向する部分に設置された開口部と開口部の下側の全面に設けられた流体が流れる放熱流路と放熱流路の下側の一部に設置され流体が送入される流体送入口を備えた分流用ヘッダと放熱流路の下側の一部に設置され流体が送出される流体送出口を備えた合流用ヘッダとを有し、流体送入口および前記流体送出口と放熱流路とは、オフセット配設されており、
放熱流路における分流用ヘッダの上部および合流ヘッダ用の上部を除いた部分には、複数の突起を有する乱流促進体が設けられ、突起の上端は、ベース板に接しているものである。
この発明によれば、小型で放熱特性の良い放熱構造体を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による放熱構造体の構造を模式的に示す斜視図であり、図2は、この発明の実施の形態1による放熱構造体の構造を示す図である。図2(a)はこの発明の実施の形態1による放熱構造体の放熱部の上面図であり、図2(b)は放熱構造体の図2(a)に示すA−A断面図であり、図2(c)は放熱構造体の図2(a)に示すB−B断面図である。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
図1および図2において、放熱構造体100は、発熱部1と放熱部3とを備えている。発熱部1は、熱を発生する発熱体2と、発熱体2の下面に設置され発熱体2からの熱を流体に伝達する板状のベース板4とを有し、発熱体2とベース板4とが熱的に接合されて形成されている。放熱部3は、発熱部1のベース板4と流体とを接触させるために上部のベース板4に対向する部分に設けられた開口部11と、開口部11の下側の全面に設けられた放熱流路8と、放熱流路8の下側の一部に設置された分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9とを有する。分流用ヘッダ7は、流体が送入される流体送入口6を備え、合流用ヘッダ9は、流体が送出される流体送出口10を備える。発熱部1のベース板4は、開口部11の外周に設けられた外周部12に設けられたシール部13を介して開口部11を覆うように構成されている。流体が送入される流体送入口6と、送入された流体を分流する分流用ヘッダ7と、流体が主に発熱部1から受熱する放熱流路8と、流体が合流する合流用ヘッダ9と、合流した流体を送出する流体送出口10とで一連の通流路を構成する。圧力損失が大きくならないために、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の幅w,wは、放熱流路8の高さhよりも大きくなるよう形成されている。
発熱部1のベース板4は、伝熱面積を増加させるために複数の板状のフィン301を放熱流路8の全体に渡ってベース板4に垂直に備えている。一方、放熱部3の分流用ヘッダ7と放熱流路8と合流用ヘッダ9とは、放熱部3に設けられた開口部11の下方の内部に収容されており、分流用ヘッダ7と合流用ヘッダ9とが放熱流路8から下側(発熱部1と反対側)に突き出た形状となっている。また、流体送入口6および流体送出口10と放熱流路8とは、放熱流路8の高さ方向にオフセット配設されている。オフセット配設とは、流体送入口6および流体送出口10の高さ方向の位置と放熱流路の高さ方向の位置とは、重ならないよう構成されていることを言う。
放熱部3の流体送入口6および流体送出口10には、それぞれジョイント200が接続され、このジョイント200とポンプまたはファンとを配管を介して連結することによって、発熱体2から発生する熱を周囲へ放出する放熱システム(開放型放熱システム)を構築することができる。さらに、ジョイント200と放熱器とを配管を介して連結し、流体が放熱構造体100と放熱器との間を循環する通流ループを形成し、循環型冷却システムを構築することもできる。この場合、通流ループ内を流体が循環し、発熱体2から発生する熱を放熱器へ輸送し、放熱器から周囲へ熱を放出する。なお、配管または通流ループの途中にリザーバおよびフィルタを設けても良い。また、配管を介して複数の放熱構造体100を直列または並列に連結して、直列型冷却ユニットまたは並列型冷却ユニットを構成しても良い。なお、放熱部3は一体成形体として示しているが、ジョイント200は、圧入、ロウ付、半田付、接着剤または溶剤による接着、ガスケットまたはOリングなどを介したシール構造等によって放熱部3に取付けても良く、流体の漏れがない構造であれば、製造方法および組立方法は特に限定されない。
次に、この実施の形態1の放熱構造体100の動作を説明する。図1および図2において、流体送入口6から分流用ヘッダ7へ送入された低温の流体は、分流用ヘッダ7内で流体送入口6の面と平行な方向へ分流し、分流用ヘッダ7内で均流化され、放熱流路8内のベース板4に設けられたフィン301間へ送入される。その際、発熱体2と熱的に接合したベース板4およびフィン301は、発熱体2からの受熱により温度上昇し、放熱流路8内の流体とベース板4およびフィン301との間に温度差が生じるので、ベース板4およびフィン301から流体へ熱が伝えられる。その結果、高温に昇温された流体は合流用ヘッダ9内へ送出され、合流用ヘッダ9内で合流して流体送出口10から送出される。したがって、流体は、流体送入口6、分流用ヘッダ7、放熱流路8、合流用ヘッダ9および流体送出口10を順次通流し、放熱流路8を通過する間に流体が直接ベース板4およびフィン301に接し高温へと昇温され、高温の流体が連続的に放熱構造体100から送出されることになる。
この発明による放熱構造体100は、開口部11の下側の全面に放熱流路8が設置され、この放熱流路8の下側の一部に分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9が設置され、放熱流路8、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9が開口部11下方の内部に収容されているので、放熱構造体100を小型化および軽量化することができる。分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9が開口部11の下方の外周(放熱流路8の外周)に配置されている場合には、通流路(特に分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9)の加工が困難である。しかしながら、この発明に示す放熱構造体100においては、加工用工具や成型用冶具を開口部11から挿入することができ、容易に通流路を成形することができる。なお、分流用ヘッダ7、放熱流路8および合流用ヘッダ9それぞれの側壁の少なくとも一部が放熱流路8の底面に垂直な面に対して0.5度以上外側に傾斜し、ベース板4と平行な方向の放熱部3の断面積が下方より上方の方が大きい形状となっている方が、放熱部3を鍛造や射出成形などにより製作する際、より容易に製作することができる。
また、流体送入口6および流体送出口10と放熱流路8とが放熱流路8の高さ方向にオフセット配設されており、放熱流路8の下側の一部に分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9が設置されているので、分流用ヘッダ7と合流用ヘッダ9との間の空間にジョイント200を収容することができ、放熱構造体100を小型化することができる。また、流体送入口6および流体送出口10と放熱流路8とがオフセット配設されず、直線上に配設されている従来の放熱構造体の場合には、放熱流路8内の一部のみ流量が増加するような偏流を生じる。しかしながら、この発明による放熱構造体100は、流体送入口6および流体送出口10と放熱流路8とが放熱流路8の高さ方向にオフセット配設されているので、流体送入口6から送入される流体が放熱流路8に直進して直接流入することができず、放熱流路8内の一部のみ流量が増加するような偏流を抑制することができる。
さらに、ジョイント200の取付けの際、従来の放熱構造体では、放熱部3の外周部12などとジョイント200とが干渉し、取付けが困難であった。しかしながら、この発明の放熱構造体100においては、ジョイント200の取付け性および取付けの自由度が向上する。なお、分流用ヘッダ7と合流用ヘッダ9との間の空間にジョイント200を収容し、放熱構造体100を小型化できることによって、放熱構造体100を設置する空間を有効に利用ができると共に、搬送性が向上するという利点も有する。
また、流体送入口6および流体送出口10が設けられたそれぞれの面を放熱部3の底面に対して垂直ではなく傾斜させることによって、流体が方向転換する角度が小さくなるので、圧力損失が小さくなる。
また、この発明の放熱構造体100においては、特許文献1に示す放熱構造体のような放熱部の内壁と発熱部の下面とに段差が形成されないので、流体の剥離が生じず、かつ流体をベース板4から遠ざけるような流れが生じず、放熱特性が向上する。また、放熱流路8の高さhより大きな幅wを有する分流用ヘッダ7から放熱流路8に流体が流入し、放熱流路8から放熱流路8の高さhより大きな幅wを有する合流用ヘッダ9へ流体が流出するので、放熱流路8出入口での通流断面積が大きくなり流体の速度が小さくなるので、放熱流路8の出入口での圧力損失が小さくなる。さらに、下層の分流用ヘッダ7から上層の放熱流路8へ流体が流入するので、ベース板4へ向かう流れが生じ、放熱特性が向上する。なお、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9と放熱流路8との間に通流路を狭める仕切り板を設けると、通流に伴う圧力損失が大幅に増大してしまうので、通流路を狭める仕切り板は設けない方が好ましい。
図1では発熱部1を模式的に示しているが、発熱部1は、発熱体2をベース板4に半田付、ロウ付、圧接等による固着、高熱伝導性の樹脂による接着等を用いて熱的に接続したものであり、発熱体2と流体とを熱的に接合することができればその構造は特に限定されない。また、発熱体2とベース板4との間に、介在物(電気的絶縁を目的とした絶縁物、逆に通電用の導体、熱疲労による発熱部1の破壊を抑制するために異種材料間の線膨張係数の差を小さくする緩衝物)が装着されていても良い。また、ベース板4に熱的に接合された発熱体2を覆うケースを設けても良く、ベース板4の少なくとも一部の面が剥き出しになるように発熱部1を樹脂を用いてモールド化しても良い。さらに言えば、ケースおよびモールド樹脂がベース板4より大きくても良い。
発熱体2は、ヒータ、電子機器、電子部品等の発熱源、およびそれらを集積した発熱源、またそれらの発熱源から熱輸送する機器の放熱部、熱交換器等であり、熱をベース板4へ印加するものであれば、その構造および寸法は特に限定されない。また、ベース板4は、厚さが50μmから10mm程度のものであり、少なくとも開口部11の周縁に設けたシール部13より大きな面を有するものであれば良く、その他の形状および寸法等は特に限定されない。ベース板4の材料としては、流体が通過せず、熱伝導率の高い材料からなることが望まれ、銅、アルミニウム、セラミックなどが良い。なお、ベース板4の表面に酸化防止、耐腐食性強化、美観向上などのために表面処理(例えば、メッキ処理など)を施しても良い。
ベース板4に設けられたフィン301は、伝熱表面積の拡大効果と乱流促進による熱伝達の向上効果を合わせ持つものであれば良く、図1および図2に示すように略板状でも、略円柱状などの複数の突起や窪みなどでも良い。また、放熱流路8の端の部分は流体の淀み部を形成しあまり放熱に寄与しないので、放熱部3の側壁と若干隙間を保ってフィン301を設けても良い。
図1および図2では、発熱部1の周縁に設けた穴および放熱部3の外周部12に設けた穴にボルトを通し、当該ボルトとナットとを締結し固定する形態を模式的に示している。しかしながら、板ばねなどを用いたばね構造によって押付け締結しても良く、ベース板4を発熱体2よりも大きくし、ベース板4の周縁と放熱部3の外周部12とを締結しても良く、発熱部1と放熱部3との固定方法は特に限定されない。また、図1および図2では、放熱部3の外周部12に設けられたシール部13にガスケットまたはOリングを用いて発熱部1と放熱部3の外周部12との間を密閉している。しかしながら、発熱部1と放熱部3とを固着(溶着、接着など)しても良く、流体の漏れを防止することができればその密閉方法は特に限定されない。なお、シール部13は開口部11を包含するものであれば良く、開口部11の形状に沿わない形状でも良い。なお、図1および図2では、開口部11の形状を矩形として示しているが、多角形等でも良く、その形状は特に限定されない。
分流用ヘッダ7は、流体送入口1から送入される流体を分流し放熱流路8へ導く役割を有しており、合流用ヘッダ9は、放熱流路8から流出する流体を流体送出口10へ導く役割を有している。そのため、圧力損失が生じないように、分流用ヘッダ7と放熱流路8との結合部は互いにほぼ同等の大きさによって結合し、同様に放熱流路8と合流用ヘッダ9との結合部も互いにほぼ同等の大きさによって結合する。また、上述したように、分流用ヘッダ7と合流用ヘッダ9は、放熱流路8の下側に突き出た外形状になっており、放熱流路8の底壁と分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の側壁で囲われた空間ができる構成になっている。
図1および図2に示す分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の断面形状は矩形であるが、円形、半円形、多角形などでも良く、断面形状および寸法は特に制限されない。また、分流用ヘッダ7の流体送入口6に対向する面と下面とが交わる角部または合流用ヘッダ9の流体送出口10に対向する面と下面とが交わる角部を曲面とすると、スムーズに流体が流れ圧力損失が低減される。特に、流体送入口6に対向する面と分流用ヘッダ7下面がなす角部を曲面とすると、ベース板4への衝突噴流効果が促進され放熱特性が向上する。
この実施の形態1においては、流体送入口6にジョイント200を接続しているが、流体送入口6に直接通流管(円管、矩形管、フレキシブルチューブ、ホースなど)を連結してもよい。ジョイント200とは、通流管との連結部であり、通流管と結合できる端部形状を有するパイプ、任意の角度に曲げられたエルボ,ベンド管、脱着が容易なワンタッチコネクタなどである。なお、図中ではジョイント200として、ベンド管が水平配設されているが、特にこの形態に制限されるものでは無く、任意の角度を有して配設されても良い。
流体送入口6と流体送出口10とは、放熱流路8と放熱流路8高さ方向にオフセット配設され、それぞれ分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9に設けられていれば良く、その他形状および寸法などは特に限定されない。図2では、流体送入口6と流体送出口10とは、分流用ヘッダ7と合流用ヘッダ9の向かい合う面に設けられている。しかしながら、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の外側の面、端面、下面、これらの中の任意の2面が交わる縁または3面が交わる角の部分に設けても良い。また、ジョイント200の配設角度は、放熱流路8の通流方向と水平または垂直でも良く、さらに任意の角度を有して傾斜して取付けても良い。
また、放熱部3の下面に、強度向上のためにリブなどの突起を設けても良く、放熱部3は、放熱構造体100を収容する筺体の一部を担っても良い。さらに、放熱部3は、その他周辺機器の取付け台、他の構造体との締結部品、他の周辺機器と熱的に接続されることによって他の周辺機器における冷却装置としての役割を担っても良い。
放熱部3は、流体が漏れない材料からなることが必要で有り、アルミニウム、銅などの金属あるいはそれらを主材料とする複合材料またはPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBS(ポリブチレンサクシネート)などの樹脂から構成される。放熱部3は、切削や鍛造や射出成形などで製作され、製造方法は特に限定されるものではない。
流体としては、蒸留水、不凍液、油、液化二酸化炭素、アルコール、アンモニアなどの液体または空気、窒素ガスなどの気体が用いられる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による放熱構造体の構成を示す図であり、図3(a)はこの発明の実施の形態2による放熱構造体の放熱部の上面図であり、図3(b)は放熱構造体の図3(a)に示すA−A断面図、図3(c)は放熱構造体の図3(a)に示すB−B断面図である。
この発明の実施の形態2に示す放熱構造体100においては、発熱部1のベース板4はフィン301を有さず、放熱流路8に乱流を促進するための乱流促進体302が設けられている点が実施の形態1に示す放熱構造体100と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態1に示す放熱構造体100と同様である。
図3に示すように、乱流促進体302は、放熱部3の放熱流路8の下面に接して配設されており、板状の基板304上に円柱状の複数の突起303がベース板4に向かって設けられている。突起303の先端は、ベース板4の下面に接するよう構成されている。
次に、この発明の実施の形態2に示す放熱構造体100の動作を説明する。図3において、流体送入口6から分流用ヘッダ7へ送入された流体は、分流用ヘッダ7内で流体送入口6の面と平行な方向へ分流し、分流用ヘッダ7内で均流化され、乱流促進体302が設けられた放熱流路8内へ送入される。その際、発熱体2と熱的に接合したベース板4は、発熱体2からの受熱により温度上昇し、放熱流路8内の流体とベース板4との間に温度差が生じるため、ベース板4から流体へ熱が伝えられる。その結果、流体は高温へと昇温され、その高温の流体は、合流用ヘッダ9内へ送出され、合流用ヘッダ9内で合流して流体送出口10から送出される。したがって、流体は、流体送入口6、分流用ヘッダ7、放熱流路8、合流用ヘッダ9および流体送出口10を順次通流し、放熱流路8を通過する間に流体が直接ベース板4に接し高温へと昇温され、高温の流体が連続的に送出されることになる。
この発明の実施の形態2による放熱構造体100においては、開口部11の下側の全面に放熱流路8が設置され、この放熱流路8の下側の一部に分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9が設置され、放熱流路8、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9が開口部11下方の内部に収容されているので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、放熱流路8内に乱流促進体302が収容されているので、乱流促進体302の流体撹拌効果によって放熱特性が向上できる。また、放熱流路8を介して分流用ヘッダ7から合流用ヘッダ9へ流体が通流する際、放熱面であるベース板4上に放熱部3の内壁との段差がないので、放熱特性および通流特性が良く、分流用ヘッダ7から放熱流路8へ流体が流入する際、放熱面であるベース板4への近寄り流れ(ベース板4へ流体が押付けられるまたは衝突噴流)が発生し、放熱特性が向上する。特に、フィン301を設けない本構成の場合には伝熱面積が小さいので、ベース板4への近寄り流れによる放熱特性の改善効果は大きい。
放熱構造体100では、放熱部3の薄型化が望まれており、それゆえ放熱流路8の高さを従来の放熱構造体より小さくすることが望まれる。例えば、放熱流路8の高さ(ベース板4の下面と放熱流路8の下面との距離)が2mm程度で、この放熱流路8の高さの寸法公差が±300μmであるとすると、放熱流路8を通流する流体の速度は、上記寸法公差によって±15%変化する。放熱特性は概略この流体の速度に比例し、圧力損失は概略この流体の速度の2乗に比例する。したがって、放熱流路8の寸法公差によって、放熱特性が±15%、圧力損失が±32%変化することになり、放熱構造体100の個体ごとの熱流動特性に大きなバラツキを生じるという問題がある。また、乱流促進体302を設けて流体の撹拌効果によって放熱特性を向上させる場合には、ベース板4(放熱面)から突起303の先端が離れるほど放熱特性の向上効果が小さくなるという問題もある。
実施の形態2に示す放熱構造体100では、乱流促進体302をベース板4と放熱流路8の下面とによって挟み込むように構成している。そのため、放熱流路8の高さを、突起303の高さまたはベース板4と基板304との隙間として規定することができ、放熱流路8の寸法公差を非常に小さくすることができる。また、突起303周りの流体の撹拌効果を安定してベース板4上に作用させることができ、放熱構造体100の個体ごとの熱流動特性に係るバラツキを大幅に小さくすることができる。なお、この発明の実施の形態2においても、放熱流路8と分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ8との間に、通流路を狭める仕切り板を設けると、通流に伴う圧力損失が大幅に増大してしまうので、通流路を狭める仕切り板は設けない方が好ましい。
図3において、乱流促進による熱伝達向上効果を有する乱流促進体302は、基板304に突起303を設置しているが、発熱部1の取付け面に対向する放熱流路8内壁に直接、円柱、円錐などの形状の突起を設けても良いし、旋回流を誘引する薄い板を流体の流れ方向にねじったテープ、細線をらせん状に成形したコイルなどの内挿物を設けても良い。乱流促進体302の材料は、流体によって腐食または膨潤しない材料であれば良く、特に熱伝導率の高い金属に限定されることはない。突起303の形状は、円柱、円錐などその形状は特に制限されず、上記寸法制約に基づく突起であれば良い。なお、乱流促進体302を放熱流路8に設置する場合には、複数に分割した乱流促進体302を近接して配設しても良く、また、任意の隙間を保って複数の乱流促進体302を配設しても良い。
乱流促進体302は、突起303の先端がベース板4の下面と接するように、ベース板4の下面と放熱流路8下面との間の最大隙間以上の高さを有するものであっても良いし、突起303の先端が若干潰れるように構成したものでも良い。また、基板304を有する乱流促進体302では、上記最大隙間より小さな高さの場合には、基板304と放熱流路8の下面との間に、バネやゴムシートなどの弾性体を装着し、突起303の先端がベース板4の下面に押付けられる構成のものでも良い。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3による放熱構造体を模式的に示す構成図であり、図4(a)は、この発明の実施の形態3による放熱構造体の放熱部の上面図であり、図4(b)は放熱構造体の図4(a)に示すA−A断面図であり、図4(c)は放熱構造体の図4(a)に示すB−B断面図である。
この発明の実施の形態3に示す放熱構造体100では、分流用ヘッダ7の一部において、ベース板4と平行な面の断面積が流体送入口6の底部から高さ方向に離れるに従って(放熱流路8に近づくに従って)大きくなっているとともに、合流用ヘッダ9の一部において、ベース板4と平行な面の断面積が流体送出口9の底部から高さ方向に離れるに従って(放熱流路8に近づくに従って)大きくなっている。また、流体送入口6から分流用ヘッダ7の長手方向(図4においてはフィンの列方向)に離れるに従って、分流用ヘッダ7の長手方向に垂直な面の断面積を小さくするとともに、流体送出口10から合流用ヘッダ9の長手方向(図4においてはフィンの列方向)に離れるに従って、合流用ヘッダ9の長手方向に垂直な面の断面積を小さくなっている。さらに、分流用ヘッダ7の流体送入口6に対向する面と下面とが交わる角部および合流用ヘッダ9の流体送出口10に対向する面と下面とが交わる角部を曲面としている。この発明の実施の形態3に示す放熱構造体100では、上記2点が実施の形態1と異なっているが、その他の構成および機能は実施の形態1に示す放熱構造体100と同様である。
図4に示す放熱構造体100では、分流用ヘッダ7の一部において、ベース板4と平行な面の断面積が流体送入口6の底部から高さ方向に離れるに従って大きくなっているので、分流用ヘッダ7内で流体の速度が低下し、分流用ヘッダ7の通流方向へ流体の流れが整流される。すなわち、流体送入口6から送入された流体の通流方向を、分流用ヘッダ7における流体の通流方向へ近づけることができる。そのため、分流用ヘッダ7で生じる圧力損失を低減することができるとともに、放熱流路8内の偏流を抑制することができ、放熱特性を向上することができる。
実施の形態3における放熱構造体100の分流用ヘッダ7内では、流体送入口6からの送入部において流体の速度が最も高く、流体送入口6から分流用ヘッダ7の長手方向に離れるに従って分流用ヘッダ7内の流速は低下する。同様に、合流用ヘッダ9内では、流体送出口10への送出部において流体の速度が最も高く、流体送出口10から合流用ヘッダ9の長手方向に離れるに従って合流用ヘッダ9内の流速は低下する。流体の速度が大きな部分は大きな圧力損失を発生させるため、通流断面積を小さくすることは難しいが、流体の速度が小さな部分は発生する圧力損失が小さいので、通流断面積を小さくしても、放熱構造体100の特性に及ぼす影響は小さい。そこで、この実施の形態3に示す放熱構造体100では、流体送入口6から分流用ヘッダ7の長手方向に離れるに従って、分流用ヘッダ7の長手方向に垂直な面の断面積を小さくするとともに、流体送出口10から合流用ヘッダ9の長手方向に離れるに従って、合流用ヘッダ9の長手方向に垂直な面の断面積を小さくなっている。そのため、放熱構造体100の小型化および軽量化することができる。
また、この発明の実施の形態3に示す放熱構造体100では、図4(c)に示すように、流体送入口6からフィン301の列方向に離れるに従って、分流用ヘッダ7の高さが小さくなる構成であり、分流用ヘッダ7を通流する流体がベース板4へ近づく流れになるので、分流用ヘッダ7での放熱特性が向上するとともに、放熱流路8の入口での流体の通流方向の変化角度が小さくなり圧力損失が小さくなる。同様に、流体送出口10からフィン301の列方向に離れるに従って、合流用ヘッダ9の高さが小さくなる構成であり、放熱流路8の出口での流体の通流方向の変化角度が小さくなり圧力損失が小さくなる。
なお、放熱流路8においても、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9と同様に、ベース板4と平行な面の断面積を流体の送入口6および流体送出口9の底部から高さ方向に離れるに従って大きくしても良い。また、放熱流路8においても、流体送入口6から分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の長手方向に離れるに従って、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の長手方向に垂直な面の断面積を小さくしても良い。
放熱部3の角部は、曲面とした方が流体の流れがスムーズとなり、圧力損失を低減する。この発明の実施の形態3に示す放熱構造体100においては、分流用ヘッダ7の流体送入口6に対向する面と下面とが交わる角部および合流用ヘッダ9の流体送出口10に対向する面と下面とが交わる角部を曲面としているので、スムーズに流体が流れ、圧力損失が低減される。特に、図4に示す放熱構造体100では、分流用ヘッダ7および合流用ヘッダ9の流体送入口6および流体送出口10が設けられたそれぞれの部分の高さが局所的に大きくなっているので、上記角部により大きな曲率半径の曲面を設けることができ、圧力損失の低減効果および分流特性の向上効果が向上されるとともに、ベース板4への衝突噴流効果が促進され、放熱特性が向上する。
図5は、この発明の実施の形態3による他の放熱構造体の構成を模式的に示す図であり、図5(a)は、この発明の実施の形態3による他の放熱構造体における放熱部の上面図であり、図5(b)は放熱構造体の図5(a)に示すA−A断面図であり、図5(c)は放熱構造体の図5(a)に示すB−B断面図である。
図4に示す放熱構造体100では、分流用ヘッダ7の一部においてベース板4と平行な面の断面積が流体送入口6の底部から高さ方向に離れるに従って大きくなるとともに、合流用ヘッダ9の一部においてベース板4と平行な面の断面積が流体送出口10の底部から高さ方向に離れるに従って大きくなっている。図5に示す放熱構造体100においては、分流用ヘッダ7の全体においてベース板4と平行な面の断面積が流体送入口6の底部から高さ方向に離れるに従って大きくなっているとともに、合流用ヘッダ9の全体においてベース板4と平行な面の断面積が流体送出口10の底部から高さ方向に離れるに従って大きくなっている。図5に示す放熱構造体100においても、図4に示す放熱構造体100と同様の効果を得ることができる。なお、図5に示す発熱部1は、TPM(Transfer mold Power Module)型のパワーモジュールを発熱体2として使用した例であり、100μm程度の銅製の板がベース板4として使用されている。
図6も、この発明の実施の形態3による放熱構造体の他の構成を示す図であり、図6(a)はこの発明の実施の形態3による放熱構造体の放熱部の上面図であり、図6(b)は放熱構造体の図6(a)に示すA−A断面図であり、図6(c)は放熱構造体の図6(a)に示すB−B断面図である。
図6に示す放熱構造体100でも、図5に示す放熱構造体と同様、分流用ヘッダ7の全体および合流用ヘッダ9の全体において、流体送入口6の底部および流体送出口10の底部から高さ方向に離れるに従ってそれぞれのベース板4と平行な面の断面積が大きくなっている。そのため、図4および図5に示す放熱構造体と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4による放熱構造体の構成を模式的に示す図であり、図7(a)はこの発明の実施の形態4による放熱構造体の放熱部の上面図であり、図7(b)は放熱構造体の図7(a)中のA−A断面図であり、図7(c)は放熱構造体の図7(a)に示すB−B断面図である。
実施の形態4による放熱構造体110は、実施の形態1に示す放熱構造体100を接続流路15で複数個連結して構成したものである。なお、接続流路15は、隣り合う合流用ヘッダ9と分流用ヘッダ7との間に複数設けても良い。図7では、複数の放熱部3の通流路が、接続流路15を介して直列に接続され、一連の通流路を形成しており、各放熱部3に設けられた発熱部1を冷却する。
図8は、この発明の実施の形態4による放熱構造体の他の構成を示す図であり、図8(a)はこの発明の実施の形態4による放熱構造体の放熱部の上面図であり、図8(b)は放熱構造体の図8(a)に示すA−A断面図であり、図8(c)は放熱構造体の図8(a)に示すB−B断面図である。さらに、図9も、この発明の実施の形態4による放熱構造体の他の構成を示す図であり、図9(a)はこの発明の実施の形態4による放熱構造体の放熱部の上面図、図9(b)は放熱構造体の図9(a)に示すA−A断面図であり、図9(c)は放熱構造体の図9(a)に示すB−B断面図である。
図8に示す放熱構造体110は、図7に示す放熱構造体110と異なり、複数の通流路が接続流路15を介して直列に接続された通流路を有する一体型の放熱部3で、複数の発熱部1を冷却する。図8に示す放熱構造体110は、放熱部3を一体成形することは困難であるので、隣り合う合流用ヘッダ9および分流用ヘッダ7の底壁に開口を設け、放熱部3の下面から隣り合う合流用ヘッダ9と分流用ヘッダ7との間を連結する窪みを形成し、それらを覆うように裏蓋16を装着し構成することによって、容易に製作できる。また、このように製作することによって、発熱部1装着側のシール部が増加しないことから、水漏れ等に係る信頼性の低下を抑制することができる。
図9に示す放熱構造体110は、図8に示す放熱構造体110と同様の一体型の放熱部3で、隣り合う分流用ヘッダ7同士が接続流路15を介して接続されるとともに、隣り合う合流用ヘッダ9同士が接続流路15を介して接続され、並列の通流路を形成する。
以上のように、この発明の実施の形態4による放熱構造体110においては、複数の放熱構造体100を直列または並列に接続するので、一つの冷却系によって複数の発熱部1を冷却することができ、冷却システムを簡略化することができ、小型化することができる。
この発明の実施の形態1による放熱構造体の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4による放熱構造体の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4による放熱構造体の構成を示す図である。
符号の説明
1 発熱部、2 発熱体、3 放熱部、4 ベース板、6 流体送入口、7 分流用ヘッダ、8 放熱流路、9 合流用ヘッダ、10 流体送出口、11 開口部、12 放熱部、13 シール部、15 接続流路、16 裏蓋、100 放熱構造体、110 放熱構造体、200 ジョイント、301 フィン、302 乱流促進体、303 突起、304 基板。

Claims (7)

  1. 発熱部と放熱部とを備えた放熱構造体であって、
    前記発熱部は、熱を発生する発熱体と前記発熱体の下面に設置された板状のベース板とを有し、
    前記放熱部は、前記ベース板に対向する部分に設置された開口部と前記開口部の下側の全面に設けられた流体が流れる放熱流路と前記流体が送入される流体送入口を備えた分流用ヘッダと前記流体が送出される流体送出口を備えた合流用ヘッダとを有し、
    前記流体送入口および前記流体送出口と前記放熱流路とは、前記流体送入口および前記流体送出口の高さ方向の位置と前記放熱流路の高さ方向の位置とが重ならないようにオフセット配設されており、
    前記ベース板は、前記放熱流路のほぼ全体に渡って前記ベース板に複数のフィンを備えており、
    前記開口部と対向する位置に、前記分流用ヘッダ、前記放熱流路の底壁および前記合流用ヘッダを有し、
    前記放熱流路は、前記開口部と前記分流用ヘッダの間、前記開口部と前記底壁の間、および、前記開口部と前記合流用ヘッダの間に跨る流路であり、
    前記分流用ヘッダと前記合流用ヘッダは前記放熱流路から下側に突き出た形状を有し、
    前記放熱流路の底壁、前記分流用ヘッダの側壁および前記合流用ヘッダの側壁で囲われた空間を有し、
    前記分流用ヘッダは前記放熱流路の幅方向において前記放熱流路の下側の全体に渡って設けられ、
    前記合流用ヘッダは前記放熱流路の幅方向において前記放熱流路の下側の全体に渡って設けられ、
    前記流体送入口は前記分流用ヘッダの前記側壁または前記分流用ヘッダの前記側壁に対向する側壁に設けられ、
    前記流体送出口は前記合流用ヘッダの前記側壁または前記合流用ヘッダの前記側壁に対向する側壁に設けられることを特徴とする放熱構造体。
  2. 発熱部と放熱部とを備えた放熱構造体であって、
    前記発熱部は、熱を発生する発熱体と前記発熱体の下面に設置された板状のベース板とを有し、
    前記放熱部は、前記ベース板に対向する部分に設置された開口部と前記開口部の下側の全面に設けられた流体が流れる放熱流路と前記流体が送入される流体送入口を備えた分流用ヘッダと前記流体が送出される流体送出口を備えた合流用ヘッダとを有し、
    前記流体送入口および前記流体送出口と前記放熱流路とは、前記流体送入口および前記流体送出口の高さ方向の位置と前記放熱流路の高さ方向の位置とが重ならないようにオフセット配設されており、
    前記開口部と対向する位置に、前記分流用ヘッダ、前記放熱流路の底壁および前記合流用ヘッダを有し、
    前記放熱流路は、前記開口部と前記分流用ヘッダの間、前記開口部と前記底壁の間、および、前記開口部と前記合流用ヘッダの間に跨る流路であり、
    前記分流用ヘッダと前記合流用ヘッダは前記放熱流路から下側に突き出た形状を有し、
    前記放熱流路の底壁、前記分流用ヘッダの側壁および前記合流用ヘッダの側壁で囲われた空間を有し、
    前記分流用ヘッダは前記放熱流路の幅方向において前記放熱流路の下側の全体に渡って設けられ、
    前記合流用ヘッダは前記放熱流路の幅方向において前記放熱流路の下側の全体に渡って設けられ、
    前記流体送入口は前記分流用ヘッダの前記側壁または前記分流用ヘッダの前記側壁に対向する側壁に設けられ、
    前記流体送出口は前記合流用ヘッダの前記側壁または前記合流用ヘッダの前記側壁に対向する側壁に設けられ、
    前記放熱流路の分流用ヘッダの上部および前記合流用ヘッダの上部を除いた部分には、複
    数の突起を有する乱流促進体が設けられ、
    前記突起の上端は、前記ベース板と接していることを特徴とする放熱構造体。
  3. 分流用ヘッダまたは合流用ヘッダの一部に曲面を設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の放熱構造体。
  4. 分流用ヘッダの少なくとも一部は、流体送入口の底部から高さ方向に離れるにしたがって
    ベース板と平行な方向の断面積が大きくなることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の放熱構造体。
  5. 合流用ヘッダの少なくとも一部は、流体送出口の底部から高さ方向に離れるにしたがって
    ベース板と平行な方向の断面積が大きくなることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の放熱構造体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の放熱構造体を複数備えて、それらの放熱構造体を接続通路を介して直列または並列に接続したことを特徴とする放熱構造体。
  7. 前記流体送入口および前記流体送出口の各々に接続されるジョイントは、前記放熱流路の底壁、前記分流用ヘッダの側壁および前記合流用ヘッダの側壁で囲われた前記空間内に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放熱構造体。
JP2006007367A 2006-01-16 2006-01-16 放熱構造体 Active JP4710621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007367A JP4710621B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 放熱構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007367A JP4710621B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 放熱構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007189145A JP2007189145A (ja) 2007-07-26
JP4710621B2 true JP4710621B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=38344082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006007367A Active JP4710621B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 放熱構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4710621B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105814685B (zh) * 2014-05-20 2018-07-13 富士电机株式会社 半导体模块用冷却器及其制造方法
JP2016018953A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社フジクラ コールドプレート
CN108811439A (zh) * 2018-06-15 2018-11-13 江苏英杰铝业有限公司 一种铝型材水冷散热器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62139346A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 Hitachi Ltd 集積回路冷却構造
JPH0310602A (ja) * 1989-06-09 1991-01-18 Isao Minagawa 整畦機
JPH04333587A (ja) * 1990-06-29 1992-11-20 Electroplating Eng Of Japan Co 白金電鋳浴
JPH079865A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Showa Alum Corp 電気自動車用放熱器
JP2001308246A (ja) * 2000-02-16 2001-11-02 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2004296748A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Nissan Motor Co Ltd 半導体モジュールの冷却装置
JP2005302898A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Mitsubishi Electric Corp ヒートシンク

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62139346A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 Hitachi Ltd 集積回路冷却構造
JPH0310602A (ja) * 1989-06-09 1991-01-18 Isao Minagawa 整畦機
JPH04333587A (ja) * 1990-06-29 1992-11-20 Electroplating Eng Of Japan Co 白金電鋳浴
JPH079865A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Showa Alum Corp 電気自動車用放熱器
JP2001308246A (ja) * 2000-02-16 2001-11-02 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2004296748A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Nissan Motor Co Ltd 半導体モジュールの冷却装置
JP2005302898A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Mitsubishi Electric Corp ヒートシンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007189145A (ja) 2007-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4333587B2 (ja) ヒートシンクおよび冷却ユニット
JP2006261555A (ja) 冷却構造体、ヒートシンクおよび発熱体の冷却方法
US8505617B2 (en) Structure and apparatus for cooling integrated circuits using copper microchannels
US7522422B2 (en) Heat sink
JP4861840B2 (ja) 発熱体冷却構造及び駆動装置
KR100612810B1 (ko) 전자 기기
WO2012169012A1 (ja) 冷却器
US20090114372A1 (en) Heat sink
KR101065734B1 (ko) 열전모듈용 열교환기
JP4710621B2 (ja) 放熱構造体
JP5667739B2 (ja) ヒートシンクアセンブリ、半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置
JP2009135524A (ja) ヒートシンク
US20050224212A1 (en) Diffusion bonded wire mesh heat sink
JP2007012955A (ja) 受熱器、電子機器および投射型表示装置
JP2004006717A (ja) パワー半導体装置
JP2002151636A (ja) ヒートシンク
JP2012054444A (ja) 接続装置
JP5775388B2 (ja) 液冷ヒートシンク
WO2021124704A1 (ja) 半導体装置
JP2018206881A (ja) 受熱ユニット及び当該受熱ユニットを含む熱電発電装置
JP2010109016A (ja) 冷却器
JP2012204450A (ja) 接着構造と該接着構造を有する熱電モジュール
JP7000777B2 (ja) 熱交換器
CN111132514A (zh) 一种喷射强化散热器
JP2020035830A (ja) ウェーブフィンおよび熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250