JP4709953B2 - 階段昇降車 - Google Patents

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本発明は階段昇降車に関する。
平坦な地面と異なり車輪が階段を昇降するには、階段の形状、蹴上げ、踏面、等の寸法を測定しそれに対応する動きが求められるため、従来多種多様のセンサーを駆使し複雑で高価な制御装置を多用しなければならなかった。
そこで特許文献1の階段昇降車のようにモード変換やクラッチ等の切り換え操作を駆使せず上述のセンサーや制御装置を全く必要としない階段を昇降する車が発明された。即ち、
平坦走行時には原動機の駆動側の歯車が車輪の被駆動側の歯車を回転させるが、車輪が階段の蹴込みにあたって車輪の回転が停止し被駆動側の歯車の回転が停止すると駆動側の歯車が被駆動側の歯車の周りを公転するが、特許文献1の階段昇降車はこの現象を利用するもので、車体重量を車輪にではなく公転するするモーターの回転軸に支持させるもので、クラッチ等の切替装置を使わず1つのモーターを回すだけで平坦走行と昇降動作の2つのモードを交互に繰り返すものである。
特許文献2の階段昇降車は、車輪が階段の蹴込みにあたって車輪の回転が停止し駆動側のモーター歯車が被駆動側の車輪歯車の廻りを公転し、モーターが車輪の回転軸を中心にして車輪の周りを回ることで車輪を押し上げる装置が働く階段を昇降する車であり、モーターを取付けるプレートであり車輪の回転軸を中心に回転するプレートがクランクとして働き、クランクの円運動を接続軸を中心に回転する連結棒を押し下げる動きに変換し車輪を浮き上がらせるもので、昇段開始時には専ら車輪を宙に浮かし昇段終了の直前では車輪は平地走行状態にあって上段のステップ上の乗り移るようなジャッキアップ機構を備えるものである。
特許文献2の階段昇降車は、更に、車輪が階段の蹴込みにあたると爪がステップ角部に引っかかり車輪歯車にブレーキをかけるブレーキを備えるもので、このブレーキは車輪が公転して爪が地面に接した状態になると車輪歯車にかけたブレーキが外れてスプリングで元の位置に跳ね返されるブレーキで、車輪とステップ角部の接点において両者に滑りが生じないようにするブレーキ機構を備えたもので、タイヤとステップ角部の摩擦だけに頼らず車輪歯車にブレーキをかけるブレーキを備えるものである。
特開2004−182217 特願2005−260614
以下、説明を簡単にするためモーターの回転軸に直接車輪が取り付き、モーターの回転軸と車輪の回転軸が同じである階段昇降車について述べる。図4に示すように、特許文献2の階段昇降車は、車輪が階段の蹴込みにあたって車輪の回転が停止したとき、駆動側のモーターが被駆動側の車輪の廻りを公転し、車輪の回転軸を中心にして回転するプレートがクランクとして働き、クランクの円運動が接続軸を中心に回転する振り子6を押し下げ、車輪を押し上げる装置が働く階段を昇降する車である。このクランク運動は、モーターに取り付けられモーターと共に公転するプレート2とプレート2に取り付く振り子6とがなす角度が増加するものである。この角度が小さいとき、すなわち、プレート2が鉛直状態にあるときや、接地点Pが階段の蹴込みに近いときは、クランク運動は起きない。したがって階段の踏面長さが小さい階段は登ることは出来なかった。
車輪がステップ角部を中心とする円運動をするためには車輪を下から押し上げる力だけでなく車輪の回転軸を上段のステップ上に移すために車輪を前へ押し込む力が必要である。クランク運動の最終段階では車輪を下から押し上げる高さより車輪を前へ押し込む長さが大きく、車輪の回転軸の高さが上段の踏面角部の高さより高くなければ、車輪は上段に乗り移らない。したがって階段の段差が小さく、しかも車輪径の大きな車輪でなければ昇段しない。第一の課題は車輪径の小さな車輪が、踏面長さが小さく段差の大きな階段をいかにして昇段するかである。
車輪が階段の蹴込みにあたるとき、特許文献2の階段昇降車の車輪にブレーキをかけるブレーキは、モーターの回転軸を中心にして自由に回転する円盤9と回転可能な接続軸で連結される回転体がステップ角部に引っかかる爪と車輪の回転を押さえ込んで止めるブレーキを有するもので、車輪が公転して回転体が地面に接した状態になると車輪にかけたブレーキが外れてスプリングで元の位置に跳ね返されるブレーキで、往復運動をするものである。車輪が上段に乗りあがる前に車輪にかけたブレーキが外れてはいけないので、ステップ角部に引っかかる爪を車輪が踏み込むまでブレーキは外れない。車輪が昇段して次の蹴りこみに当たる短い時間内に、踏み込まれた位置からバネの力でもとの位置まで戻すには困難である。また爪をステップ角部に深く引っかける必要があり、ブレーキが外れるとき車輪が高く持ち上がる欠点があった。第二の課題はブレーキが外れるとき車輪が高く持ち上がる欠点を除去し、車輪が昇段して次の蹴りこみに当たる短い時間内にいかにして初期状態に戻すかである。
第一の課題を解決するために、外周が渦巻き曲線の弧の一部である扇形の回転体で、渦巻き曲線の弧の始点付近に複数の車輪が取り付き終点付近に摩擦部が取り付く扇形の回転体である振り子6を、モーターを取付けるプレート2であり車輪の回転軸を中心に回転するプレート2に回転可能な状態で取り付ける。プレート2の円運動で振り子6を押し下げる動きで車輪3を浮き上がらせるようにする。車輪の回転と逆方向にモーター1が回転し始める段階は渦巻き車輪の振り子6の回転によって、逆方向にモーターが回転し終わる段階ではクランク運動により車体を持ち上げるようにし、初めから終わりまでモーターの逆転が車輪の上昇に寄与するようにする。
第二の課題を解決するために、階段の蹴込みに引っ掛かり階段に固定される回転体を、モーターの回転軸の周りを自由に回転する円盤に取り付け、モーターの回転軸から回転体と円盤の接続軸までの距離が車輪の半径より小さくして、上段踏面角部を中心に公転する車輪の公転の中心を回転体と円盤との接続軸にするようにして、車輪が上段に乗り上げたとき、車輪が回転体と円盤との接続軸に乗り上げ乗り越しても、車輪が高く持ち上がることなくブレーキが外れるようにする。
また階段の蹴込みに当たって車輪内外を出入りするアンテナ回転体をモーターの回転軸の周りを自由に回転する円盤に取り付け、アンテナ回転体の一部であるラチェット爪を、車輪に取り付くラチェット10の刃の中に、一定の空間的位置で出し入れするようにして、円盤と車輪とを合体及び分離するようにする。
さらにモーターに取り付けた外周が円弧であるガイドの上を、上記円盤に回転可能な接続軸で取り付けられるアンテナ回転体に取り付くガイドローラーが載って一周する機構によって、階段の蹴込みに引っ掛かり階段に固定される回転体を車輪の昇段中は階段に固定し続け、車輪の昇段後も回転させて、アンテナ回転体が更に上の蹴込みに接触できる位置で待機させるようにする。
特許文献2の階段昇降車は、蹴上げ寸法が小さく踏面寸法の長い階段は昇段できても蹴上げ寸法が大きく踏面寸法の短い階段は昇段できない欠点があった。本発明の車輪はこれを可能にした。
図1は本発明の機構説明図で、1はモーター、1aはモーターの回転軸で、2のプレートはモーター1に固定され、3の車輪はモーターの回転軸2に固定される。図1(a)は平地走行していた車輪が前方の階段の蹴込みに当たった状態図で、回転体4は車輪3の接続軸3aに接続される。回転体4は接続軸3aを中心に回転が可能で、車輪も接続軸3aを中心に円運動R1できるようになる。通常の車輪ブレーキのように、モーターの回転軸を中心に回転する車輪が車体5に取り付けたブレーキで止めるのではなく、階段昇降車の車輪ブレーキは車輪と階段の踏面角部との接点P1において車輪の外周に滑りがないようにして車輪が接点P1を中心に1回公転する間に車輪は1回自転するようにする。回転体4の接続軸3a側の端部には、上段踏面の角部に引っ掛かる爪4aが取り付き、他端には下段踏面上に乗る摩擦部4bが取り付く。
図1(b)に示すように車輪が公転して地面から上に離れると、摩擦部4bに摩擦力が働き、回転体4は階段に固定される。プレート2の下端接続軸2aと上端接続軸2bには、それぞれ車体5と振り子6が回転可能な状態で取り付く。車輪の回転が角部P1で止められると、モーター1に取り付けたプレート2は、車輪と逆方向R2に回転する。モーター回転軸1aと接続軸2a、2bを通る直線Y1が鉛直付近であるとき、プレート2の回転による接続軸2a、bの移動の水平方向の変位は鉛直方向の変位より大きい。従って車体5に積載される荷物7の重心Wは殆ど上昇せずに前方に移動する。振り子6を下へ押し下げる高さは少なく、振り子6が接地して荷物の重心Wを上げる力も、車輪1を上に持ち上げる力も小さい。
振り子6の回転軸2bと反対側の他端は、外周が渦巻き曲線の弧の一部であり、回転軸2bと渦巻き曲線外周内の地面との接点P2との距離は外周が渦巻き曲線の振り子6の回転と共に増加する。直線Y1が鉛直の状態から傾斜すると、接続軸2bと接地点P2とを結ぶ直線Y2と直線Y1との間の角度Aは増加するが、プレート2が回転を始めて暫らくの間は、振り子6はプレート2に取り付いた当たり2cに当たったままの状態で、振り子6は回転軸2bを中心に回転しない。プレート2と振り子6が合体した状態で一体となって回転し、回転軸2bと接地点P2との距離Lは次第に増加し、車輪3を地面から離して浮き上げる。この過程において車体全体が後退しないように、渦巻き曲線の外周には複数の車輪6aを取り付ける。プレート2が更に回転して直線Y1が傾斜すると、直線Y1とY2のなす角度Aは大きくなり、接地点P2は踏面上の後方に移り、渦巻き曲線の終点の摩擦部6bが接地し、振り子6は回転2bを中心に回転しクランク運動をし、車輪を持ち上げて前方に送り込む。このように車輪回転と逆方向にモーター1自体が回転し、初めの段階は渦巻き車輪の回転によって終わりの段階ではクランク運動により車体を持ち上げることになり、初めから終わりまでモーターの逆転が車輪の上昇に寄与する。
プレート2の回転により接続軸2bは下降するが接続軸2aは上昇し、車体5は車輪外周に沿って前進しながら上昇する。車輪が浮き上がると車輪は接点P1を中心に公転R1をし、車体5も接点P1を中心に回転する。車輪が上段に乗り上がる直前においては、接続軸3aを中心とする車輪3の公転についても、接続軸2aの円運動についても、水平方向の移動量は大きく、垂直方向の移動は小さい。接続軸2aの空間移動において、接続軸3aを中心とする回転が含まれるが、接続軸3aが車輪内部にあることから、その回転半径は小さく、車体が上段に乗り移る最終段階において大きく円運動しないので、それだけモーターに大きな回転力は必要としない。
図1(c)は車輪が上段に乗り移った直前の状態図で、車輪の回転軸1aが上段踏面角部P1を通る鉛直線Y3より上段側に、移動する直前の状態を示す。車輪の回転軸1aが鉛直線Y3より下段側にある間は、振り子6は下段踏面に接地して車輪を下から支える必要があるが、車輪3が上段に乗り移った瞬間から振り子の役割はなくなり、負荷もなくなるので、プレートと振り子6を連結する引きバネ8aによって、またプレート2と車体5を連結する引きバネ8bによって、図1(d)に示すように平地走行状態に復帰する。このときプレート2が鉛直状態に戻りきれず振り子の下端が蹴込み面に当たって、上段の踏面上に乗り上げない場合があるが、モーターの回転方向を昇段時と逆の方向に回転させれば、プレート2が鉛直状態に戻り、振り子の全体が上段の踏面上に乗り上げる。
回転体4についても車輪の回転軸1aが鉛直線Y3より下段側にあるとき、車体重量の一部を支持して動くことはないが、車輪回転軸1aが鉛直線Y3の上段側に移ると負荷がなくなり、車輪3と回転体4を連結する引きバネ8cによって、図1(d)に示す平地走行状態に戻る。平地走行状態では回転体4の爪4aは車輪の外部に飛び出ているが回転体4の爪4a以外の部分は車輪の内部に収納され接地しない位置になる。車輪3が接続軸3aを中心に公転する全過程において、回転体4が接続軸3aを中心に回転可能であり、車輪の公転の中心でもある接続軸3aが鉛直線Y3より下段側にあるので、車輪3が回転体4に乗り上げたり乗り越える動作はなく、図1(d)に示すように平地走行状態では接地しない位置に排出される。
図1に示したように、回転体4が車輪に取り付くと、階段昇段時だけでなく平地走行においても車輪の回転と一緒に回転し続けることになる。図1(a)〜(c)に示すように、階段昇段時には車輪が接続軸3aの上を乗り越えるとき持ち上がる現象はない。図1(c)に示すように、昇段時に上下2段にまたがって固定される回転体4が平地走行では水平になることから、回転体の爪4aを中心にして回転体4の爪4aの反対側端部4bを持ち上げて、接続軸3aが上昇し反対側端部4bが浮き上がる結果となる。

図2は平地走行時に車輪3が接続軸3aの上を乗り越えることのないようにする装置の説明図である。9はモーターの回転軸を貫通する円盤で、モーターの回転軸1aに直交する一定の平面上で、モーターの回転軸に固定されず自由に回転する。10は中心を車輪の回転軸に一致させて車輪3に取り付けられるラチェットである。円盤9の接続軸9aに回転可能な状態でアンテナ11が取り付き、アンテナ11に付属するラチェット爪11aがラチェット10の刃に食い込んだとき、円盤9は車輪と合体し、車輪と共に回転する。ラチェット爪11aがラチェット10の刃の外に排出されてラチェット10と円盤が分離したとき、車輪が回転しても円盤は車輪の回転に伴って回転することはない。アンテナ11にはガイドローラー11bが取り付き、ガイドローラーはモーターの回転軸1aと中心を同じくし、モーターに固定される円盤状のガイド12の外周上を滑走する。ガイド12は円周の一部を切り取った円弧であり、この切欠部分12aにガイドローラー11bがはまりこむと、アンテナ11は接続軸9aを中心に回転し、アンテナのガイドローラー11bと反対側の接触部11cは車輪外に飛び出し、ラチェット爪11aはラチェット10の刃から離れ、円盤は車輪と一体となって回転しなくなる。
接続軸9aは回転体4の接続軸でもあり、回転体4はアンテナ11の回転とは関連なく回転可能である。図1(a)に示す平地走行状態では、回転体4は回転せず静止状態にあり、回転体4が取り付く円盤9も静止状態にあって、ガイドローラーがガイド12の切欠部分上にあり、接触部11cは円周外に飛び出している。接触部11cが階段の蹴込みに当たって車輪内部へ押し込まれると、ラチェット爪11aがラチェット10の刃に食い込まれて、円盤は車輪と一緒に回転する。ガイドローラー11bはガイド12の直線部分から円周部分に移る。円周部分を一周して再び切欠部分に乗るまで、ラチェット爪11bをラチェット10の刃の中に押し込み続ける。このようにして昇段中は回転体4を階段に固定することができ、昇段後は回転体4を回転させて、アンテナ11の接触部11cが更に上の蹴込みに接触できる位置で待機させることが出来る。
円盤9と車輪3との回転体同士の合体と分離に電磁クラッチを用いる場合、電磁クラッチへの電気の供給が問題になるが、回転体同士の合体と分離の空間的位置は一定しているので、外周が円弧であるガイドの上にガイドローラーが載る機構を併用して、ソレノイドによってラチェット爪11aがラチェット10の刃に出し入れするようにすればよい。
図3に示すように車体5の接続軸5aには複車枠13が取り付けられ、図3(a)に示すように、平地走行状態では複車の内側車輪13aが接地し、外側車輪13bは地面から離れた状態で、複車枠13の接続軸5aの回転は車体5に取り付く当たり5bで止められ、車体5が下がらないようにしている。図3(b)は車体が階段内にある状態で、昇段時は車体が上段に持ち上げられてから車輪と振り子が引き上げられたが、降段時には車輪と振り子が車体より先に下段に落下するように車体を上段に踏みとどめ、複車13a、13bによって車体を上段にて支持し、車輪が下段に落下したあと車体を下段に下ろすようにする。
図3(a)は、平地走行において振り子の先端部上面6cに、別の車輌14を載せて牽引する使用方法の説明図である。牽引される車輌が重くて手動では押し切れない場合に、電動機の付いた車輪で牽引するとき、牽引する側の車輌の重量が小さいとき、牽引する側の車輌の動輪が空回りして走行しない。あらかじめ牽引する側の車輌を前傾させ、振り子6がプレート2の当たり2cから離れる状態にして、図3(a)に示すように牽引される車輌を振り子先端6cですくい上げて、車輌14を押す方向に車輪3を回転させると、プレート2は車輌14を持ち上げながら車輪回転軸1a側に引き込むような動作をし、車輌14の片側の車輪15が地面から離れて浮き上がる。車輌14の片側の車輪15は地面から離れるだけで僅かに持ち上がれば、浮き上がった車輪15が支持していた荷重は、牽引車側の車輪3に負荷されることになり、車輪と地面との摩擦力が大きくなって車輪3が空回りすることはない。またプレートが鉛直状態から回転を始めるとき、車両14を高さ方向に持ち上げる量より、車輪3が車輌14の下にもぐりこもうとする水平方向の移動のほうが大きいので、モーターには僅かな坂道を登板する力があれば牽引される車輌の車輪を持ち上げることが可能である。このように階段昇降車の機構は、人の力では押し切れない台車を押すことにも活用できる。
本発明の階段昇段時の動作説明図 本発明のクラッチ機構の説明図 本発明の実施例を示す動作説明図 従来発明の実施例を示す動作説明図
符号の説明
1 モーター
2 プレート
3 車輪
4 回転体
5 車体
6 振り子
7 荷物
8 引きバネ
9 円盤
10ラチェット
11アンテナ
12ガイド
13複車枠
14牽引される車輌
15車輌14の片側の車輪

Claims (1)

  1. 車輪(3)に設けられ車輪(3)の回転軸(1a)からの距離が上記車輪(3)の半径より小さい位置に設けられる接続軸(3a)の周りに回転自在に軸支され、上記接続軸(3a)を中間にして片方の端部には上段踏面の角部に引っ掛かる爪(4a)が取り付き、他方の端部には下段踏面上に乗る摩擦部(4b)が取り付く回転体(4)を備え、上記回転体(4)の上記爪(4a)が上段踏面の角部に、上記摩擦部(4b)が下段踏面上に支持されて、上記車輪(3)の回転軸(1a)が上記接続軸(3a)を中心にして円運動(R1)をすることを特徴とする階段昇降車。
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