JP4709926B2 - レール・ツー・レールフラッシュ - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ−ディジタル変換器、特に広い入力レンジを有するフラッシュアナログ−ディジタル変換器に関する。
図1は従来の「フラッシュ」又は「直接変換」アナログ・ディジタル変換器(ADC)の一例を示す。この回路は基準電圧3とグラウンド(又は他の基準電圧)との間にチェーン接続された一組の抵抗1を用いて、これらの抵抗間のノード5に一連の電圧を発生させている。一般に、すべての抵抗は同じ抵抗値を有し、一つのノードから次のノードへの電圧変化は線形増大である。一組の比較器4が各ノードの電圧を入力電圧2と比較し、各比較器において入力電圧がそのノード電圧より高い場合、この比較器は飽和し、“1”を出力し、さもなければ比較器出力は低いままとなる。従って、比較器は所定の入力に対してバイナリエンコーダ6において “1”及び”0”の連続を出力し、入力電圧レベルは“1”が“0”に切り替わる点によってディジタル的に表わされる。このようにして、入力電圧は比較器の数(従ってビット)により決まる精度にディジタル的に標本化することができる。
このような回路設計はいくつかの問題を受ける。ADCの精度は基準電圧の精度及び安定性及び抵抗の精度に大きく依存する。さらに、この設計は、すべての比較器が入力電圧を共通の基準電圧に依存するノード電圧と比較するために、比較器においてシステマティックオフセットの影響を受け易い。
図2は差動入力を有するフラッシュADCを示す。この回路は2つの抵抗チェーン20,29を用いて、ノード22,32に入力25,31より上の一連の電圧を発生させている。電圧レール28と2つの抵抗チェーンとの間に接続された1つの電流源24,27により抵抗チェーンの上端の電圧が決まる。比較器33は、第1の比較器がその第1の入力を第1のチェーンの第1のノードから取るとともにその第2の入力を第2のチェーンの最後のノードから取り、第2の比較器がその第1の入力を第1のチェーンの第2のノードから取るとともにその第2の入力を第2のチェーンの最後から2番目のノードから取り、以下最後の比較器まで同様であり、最後の比較器はその第1の入力を第1のチェーンの最後のノードから取るとともにその第2の入力を第2のチェーンの第1のノードから取る。
入力電圧25及び31が零であるとき、ノード23及び30の電圧は等しく、比較器26の出力はローである。入力電圧25が入力電圧31に対して僅かに増大すると、ノード23の電圧がノード30の電圧より高くなり、比較器26の出力はハイになる。入力電圧25及び31間の差がADCの分解能だけ増大すると、列内の次の比較器(図2に示される電圧入力端子に近い方の1つ)の第1の入力ノードの電圧が第2の入力ノードの電圧より僅かに高くなるためこの比較器の出力がハイになる。このように入力電圧は2進列として符号化することができ、入力電圧レベルは“1”が“0”に切り替わる列内の点によってディジタル的に表わされる。2進列は通常は冗長情報の量を最小化するためにバイナリエンコーダにより符号化される。従って、64個の比較器を有するADCは6ビットの列を出力する。ビット数はADCの精度を表わす。
図3は、図2に示されるADCの入力レンジを示す。この入力レンジはADCに使用可能なレール・ツー・レール電圧の約半分である。これは、入力電圧25が入力電圧31より高いときは、比較器の半分(図2の比較器26より下の比較器)がそれらのしきい値に接近し、アナログ−ディジタル変換に関与できるのみであるためである。入力電圧25が入力電圧31より低いときは他の半分が関与できるのみである。
入力電圧レンジは、一定の電流が抵抗チェーン20を経て流れるために抵抗チェーンの全長に亘って一定の電圧降下が生ずるという事実によって制限される。測定できる最高入力電圧はレール電圧から抵抗チェーンの全電圧降下を差し引いた値より小さくなる。最適動作のために、抵抗チェーンの全電圧降下は使用可能なレール電圧の約半分に設定される。従って、最高測定可能入力電圧において、ノード34の電圧は入力電圧25より僅かに低くなり、列内の最後の比較器19の出力がハイになる。
入力レンジ36は、さらに、電流源は通常は電流を所定のレベルに維持するためにその両端間に最小の電圧38を必要とするという事実によって制限される。従って、電流を制御するMOSFET(又は他の適切なトランジスタ)が線形モードに駆動され、電流(従って変換器)がもはや正確でなくなる前に、電流源の出力端子で許容される最大電圧が存在する。この電圧はVDD−EPであり、ここでEPは電流源を飽和状態に維持するために必要なドレイン−ソース電圧38であり、VDDはレール電圧35である。ボトム側では、駆動増幅器が入力電圧をどのくらい低い値まで引けるかによって入力電圧が制限される。代表的には、駆動増幅器は入力をすべて大地に引くことはできない。最小入力電圧は図3においてENで示されている。よって、図2に示されるADCの入力レンジは最大で0.5×(VDD−EP−EN)である。
図3内の丸37は、各ビット値のしきい値における交差点を表わし、各点は所定の比較器の出力がローからハイへ又はその逆に切り替わる電圧に相当する。しきい値電圧はすべての比較器に関して同一である。
動作温度を低下させディジタルエレクトロニクスの速度を増大する要望はディジタルエレクトロニクスの動作電圧を押し下げる。それゆえ、アナログ−ディジタル変換器などのデバイスにおいて使用可能な電圧レンジを最も効率よく使用することがますます重要になってきている。より低い電圧レベルにおいては、電子コンポーネントにより導入されるノイズがより大きくなり、注意深く設計しないと、コンポーネント値の低いトレランスが要求され、一般に必要とされるシリコン面積が大きくなる。従って、大きな入力電圧レンジ(理想的にはレール・ツー・レール)及び内部オフセット電圧に対する高いトレランスを有するADCが必要とされている。
本発明の第1の態様によれば、アナログ−ディジタル変換器が提供され、このアナログ−ディジタル変換器は、回路により規定された複数のノードを具え、各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、これらのノードの電圧が第1電流源の電圧と第1入力ノードの電圧との間の規則正しい増大を示す第1組のノードと、 回路により規定された複数のノードを具え、各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、これらのノードの電圧が第2電流源の電圧と第2入力ノードの電圧との間の規則正しい増大を有する第1組のノードと、各比較器が前記第1組の1つノードの電圧を前記第2組の1つのノードの電圧と比較する複数の比較器と、前記第1電流源と前記第1組のノードとの間に配置された第1対のスイッチングデバイスとを具え、前記第1対の第1スイッチングデバイスが前記第1電流源からの電流を前記第1組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第1対の第2スイッチングデバイスが前記第1電流源からの電流を前記第1入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記第1組のノードの一部分に供給するように接続され、前記第1対の第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
(a)前記第1電流源の電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第1スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第1電流源からの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
(b)前記第1電流源の電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第1電流源からの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
ように設定されることを特徴とする。
前記回路は、前記第1及び第2入力ノードに入力電圧がない場合に、前記第1及び第2組のノードの電圧が線形増大を示すように構成するのが好適である。また、前記回路は、前記第1及び第2入力ノードに入力電圧がない場合に、前記第1及び第2組のノードの電圧が対数増大を示すように構成するのが好適である。
前記回路は、前記第1組のノードが前記第1電流源と前記第1入力ノードとの間に延在する第1ノードのチェーンを構成し、前記第2組のノードが前記第2電流源と前記第2入力ノードとの間に延在する第2ノードのチェーンを構成し、前記第1及び第2ノードのチェーンの隣接するノードの各対が1つ以上の抵抗の組により相互接続されているように構成するのが好ましい。
前記各組の1つ以上の抵抗の総合公称抵抗値及び前記電流源の目標電流レベルは、当該アナログ−ディジタル変換器の入力レンジが最大になるように選択するのが好ましい。
前記アナログ−ディジタル変換器は、更に、前記第2電流源と前記第2組のノードとの間に配置された第2対のスイッチングデバイスを具え、前記第2対の第1スイッチングデバイスが前記第2電流源からの電流を前記第2組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第2対の第2スイッチングデバイスが前記第2電流源からの電流を前記第2入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記第2組内のノードの一部分に供給するように接続され、前記第2対の前記第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
(a)前記第2電流源の電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第2スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第2電流源からの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
(b)前記第2電流源の電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第2電流源からの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
ように設定されるようにすることができる。
前記制御電圧は動作中不変とするのが適切である。また、前記スイッチングデバイスはトランジスタとし、前記制御電圧はゲート電圧とするのが適切である。更に、前記各対の第1トランジスタのゲート電圧とそのしきい値電圧との差を前記各対の第2トランジスタのゲート電圧とそのしきい値電圧との差より大きくするのが適切である。
前記アナログ−ディジタル変換器は、更に、前記第1及び第2入力ノードに第1及び第2入力電圧を供給するように構成された入力回路を具えることができる。前記入力回路は、前記第1及び第2入力電圧が前記入力回路により前記第1及び第2入力ノードに供給される電流とほぼ無関係になるように構成された1つ以上の駆動増幅器を含むのが適切である。 前記第1及び第2入力電圧は、最大及び最小入力電圧が当該アナログ−ディジタル変換器の入力電圧レンジの範囲を定める電圧に等しくなるようにスケーリングすることができる。前記第1及び第2入力電圧は、前記両入力電圧間の中点が当該アナログ−ディジタル変換器に供給される上及び下電源電圧間の中点に維持されるようにバイアスすることができる。
前記第1及び第2入力電圧は1対の差動入力電圧とすることができる。あるいはまた、前記第1入力電圧はシングルエンデッド入力電圧とし、前記第2入力電圧は前記第1入力電圧から、前記2つの入力電圧間の中点電圧が当該アナログ−ディジタル変換器に供給される上及び下電源電圧間の中点電圧に維持されるように合成することもできる。
前記第1及び第2組のノードは各N個のノードを有し、各比較器はその第1入力が前記第1組の位置xのノードに接続され、その第2入力が前記第2組の位置N+1−xのノードに接続され、ここでx=1は前記第1及び第2電流源に隣接するノード位置であり、x=Nは前記第1及び第2入力ノードに隣接するノード位置であり、各組の残りのノードはそれらの間に連続順番に配置されているように構成するのが好ましい。
本発明の第2の態様によれば、上述した特徴の任意の組み合わせを有するアナログ−ディジタル変換器が提供され、このアナログ−ディジタル変換器においては、前記第1組のノードが、回路により規定された更なる第1ノードの組を具え、その各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、この更なる組の第1ノードの電圧は第1入力ノード電圧と第1電流シンクの電圧との間の規則正しい増大を示し、前記第2組のノードが、回路により規定された更なる第2ノードの組を具え、その各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、この更なる組の第2ノードの電圧は第2入力ノード電圧と第2電流シンクの電圧との間の規則正しい増大を示し、当該アナログ−ディジタル変換器は、更に、前記第1電流シンクと前記第1ノードの更なる組との間に配置された第3対のスイッチングデバイスを具え、前記第3対の第1スイッチングデバイスが前記第1電流シンクからの電流を前記第1ノードの更なる組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第3対の第2スイッチングデバイスが前記第1電流シンクからの電流を前記第1入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記更なる組の第1ノードの一部分に供給するように接続され、前記第3対の前記第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
(a)前記第1電流シンクの電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第1スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第1電流シンクからの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
(b)前記第1電流シンクの電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第1電流シンクからの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
ように設定されることを特徴とする。
前記アナログ−ディジタル変換器は、更に、前記第1入力ノードの電圧を前記第2入力ノードの電圧と比較するように構成された比較器を更に具えるのが好ましい。
前記アナログ−ディジタル変換器は、更に、前記第2電流シンクと前記第2ノードの更なる組との間に配置された第4対のスイッチングデバイスを具え、前記第4対の第1スイッチングデバイスが前記第2電流シンクからの電流を前記第2ノードの更なる組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第4対の第2スイッチングデバイスが前記第2電流シンクからの電流を前記第2入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記更なる組の第2ノードの一部分に供給するように接続され、前記第4対の前記第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
(a)前記第2電流シンクの電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第1スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第2電流シンクからの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
(b)前記第2電流シンクの電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第2電流シンクからの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
ように設定されるようにするのが好ましい。
前記入力電圧レンジは当該アナログ−ディジタル変換器に供給される上及び下電源電圧間の電位差に等しくするのが好ましい。
前記第1及び第2組のノードは各N個のノードを有し、比較器の総数はNであり、各比較器はその第1入力が前記第1組の位置xのノードに接続され、その第2入力が前記第2組の位置N+1−xのノードに接され、ここでx=1は前記第1及び第2電流源に隣接するノード位置であり、x=Nは前記第1及び第2入力電流シンクに隣接するノード位置であり、各組の残りのノードはそれらの間に連続順番に配置されているように構成するのが好ましい。
本発明の第3の態様によれば、本発明の第1又は第2の態様に関連して上述した特徴の任意の組み合わせを有するアナログ−ディジタル変換器を具える電子デバイスが提供される。
本発明の第4の態様によれば、本発明の第1又は第2の態様に関連して上述した特徴の任意の組み合わせを有するアナログ−ディジタル変換器を具える集積回路が提供される。
本発明を一例として添付図面を参照して以下に説明する。
従来のフラッシュADCの回路図である。 差動入力フラッシュADCの回路図である。 図2に示す差動入力フラッシュADCの典型的な入力レンジを示す。 本発明の第1の実施例によるフラッシュADCの回路図である。 本発明の第1の実施例によるフラッシュADCの入力レンジを示す。 本発明の第2の実施例によるフラッシュADCの回路図である。 本発明の第2の実施例によるフラッシュADCの入力レンジを示す。 本発明の代替実施例によるフラッシュADCの回路図である。 本発明の他の代替実施例によるフラッシュADCの回路図である。
以下の説明は当業者に本発明を利用可能にするために提示され、特定の用途及びその要件に関連して行われている。開示の実施例に対して種々の変更が当業者に明らかであり、ここに定義される一般原理は本発明の精神及び範囲から離れることなく他の実施例及び応用例に適用できる。従って、本発明は図に示される実施例にのみ限定されず、ここに開示される原理及び特徴と一致する最大の範囲が許容されるものである。
図4は差動ユニットを有するフラッシュADC回路を示す。この回路はノード42および48のチェーンを構成する2組のノードを具え、各チェーンは上及び下電圧レール53及び46の間に存在する。図4において、隣接するノードは抵抗41及び51により分離されているが、これらのノードは任意の適切な電子コンポーネントにより分離して、上及び下電圧レール間のこれらのノードに一連の電圧を発生させることができる。隣接ノード間で降下される電圧は「デルタ電圧」という。前記コンポーネントはキャパシタンス又はインダクタンスとすることができ、任意の所定の対のノードの電圧は互いに同相もしくは非同相にすることができる。
抵抗セット41及び51内のすべての抵抗は同一の公称抵抗値を有することができ、この場合には、すべてのデルタ電圧は等しく、入力がない場合には回路は各チェーンのノードに一連の等間隔の電圧を発生する(即ち、チェーン内のノードの位置とその電圧との間に線形関係を有する)。代案として、各セット内の抵抗は同一の公称抵抗値を有するが、2つのセットは異なる公称抵抗値の抵抗を含むものとてもよい。また、2つのセット内の抵抗の公称抵抗値は、各チェーンのノードに電圧の対数数列を規定するように選択してもよい。また、2つのセット内の抵抗の抵抗値は、各チェーンのノードに電圧の他の数列を規定するように選択してもよい。
各ノードチェーンはその上端と上電圧レールとの間に電流源40,52を有し、その下端と下電圧レールとの間に電流シンク45,47を有する。第1の実施例(図4に示す)では、第1差動入力端子43は第1チェーンの中点ノード44に接続され、第2差動入力端子50は第2のチェーンの中点ノード49に接続され、第1及び第2チェーンは同数のノードを有する。この構成は、各チェーンに奇数のノードを必要とする。しかし、各チェーン内のノード数を異なる数にし、第1差動入力端子は第1チェーン内の任意のノードに接続し、第2差動入力端子は第2チェーンの任意のノードに接続することもできる。本発明によれば、第1及び第2差動入力端子は、各入力端子と関連の電流源との間に少なくとも1つのノードが存在し、各入力端子と関連の電流シンクとの間に少なくとも1つのノードが存在するように接続する。
電流源及び電流シンクは任意の設計のものとし得る。これらはMOSFETに基づくものとするのが好ましいが、任意のタイプのトランジスタに基づくものとし得る。適切には、入力回路(図示せず)がADCへの入力を供給する。この入力回路は、好ましくは、入力電圧がADCにより測定可能なレンジ内に位置するようにする。好ましくは、この入力回路は1つ以上の駆動増幅器を含み、これらの増幅器が、ADCによってその入力端子から引き出される/その入力端子においてシンクされる電流とADCの入力電圧レンジに亘ってほぼ無関係の1対の入力電圧をADCに供給することができる。
差動ADC入力は、入力回路によって、2つの入力電圧間の中点が上及び下電圧レール46及び53間の中点に維持されるようにバイアスするのが好ましい。これはADCの最大入力レンジをもたらす。また、ADC入力は真の差動入力にしなくてもよく、ADC入力の一つを変換のための信号から合成して1対の入力を供給することもできる。この場合には、合成ADC入力は、2つの入力電圧間の中点が上及び下電圧レール間の中点に維持されるように選択するのが好ましい。
一組の比較器54が第1チェーンのノードの電圧を第2チェーンのノードの電圧と比較する。好適実施例では、ノードは上述した第1の実施例と同様に構成され、比較器の数は第1及び第2の各チェーン内のノードの数に等しく、比較器は次のように構成される。セット内の第1の比較器はその第1の入力を第1のチェーンの第1のノードから取るとともにその第2の入力を第2のチェーンの最後のノードから取り、第2の比較器はその第1の入力を第1のチェーンの第2のノードから取るとともにその第2の入力を第2のチェーンの最後から2番目のノードから取り、以下最後の比較器まで同様であり、最後の比較器はその第1の入力を第1のチェーンの最後のノードから取るとともにその第2の入力を第2のチェーンの第1のノードから取る。
いくつかの実施例においては、第1及び第2の各チェーン内のノードが偶数の場合及び/又は第1及び第2チェーン内のノード数が異なる場合に類似の比較器入力交差構造を使用できる(即ち、いくつかの比較器が同じノードを共用する)。いくつかの実施例においては、入力は第1及び第2チェーンの中点又はその近くに接続されない。しかし、入力が第1及び第2チェーンの中点の近くにあるとき、図2に示すADC設計に対して使用可能な入力電圧レンジの最大が最大になる。
図5は図4に示すADCの入力レンジを示す。入力レンジ61はほとんど全レール・ツー・レール電圧レンジであり、図2に示すADCの入力レンジの約2倍である。入力電圧がレール電圧62及び65に近づくと、レールに最も近い抵抗の両端のデルタ電圧が「圧縮」され、対応するノードの電圧がもはや正確でなくなる。しかし、以下に説明するように、これはADCによる変換の精度に影響を与えない。図5において、「圧縮」時のノード電圧が破線63で示されている。
丸64は各ビット値のしきい値における交差点を表わし、即ち各点は所定の比較器の出力がローからハイへ又はその逆に切り替わるときの電圧に相当する。しきい値電圧はすべての比較器に対して同一である点に注意されたい。
圧縮は、入力電圧がレール電圧の一つに十分に近づき、関連の電流源及び電流シンクが抵抗チェーンに定電流を維持することができないときに起る。換言すれば、入力端子に最も近い電流源/シンクの電圧効果が最小であるため、入力端子と電流源/シンクとの間の抵抗の両端間で電圧を降下しなければならない。それゆえ、入力端子と電流源/シンクとの間の各ノードの電圧はより近くなり、即ち「圧縮」される。
しかし、抵抗チェーンは入力43及び50を供給する駆動増幅器(図示せず)からいくらかの電流を引き出すことができるため、デルタ電圧は入力端子と電流源/シンクとの間のノードにおいて「伸長」されない。換言すれば、電流源/シンクは、入力端子と電流源/シンクとの間に正しいデルタ電圧を維持するように、入力から電流を引き出す。デルタ電圧が圧縮されるノードは、それらのしきい値から遠く離れた比較器の入力を供給し、即ちそれらの第1入力電圧はそれらの第2入力電圧よりはるかに高いか低いので、ADC入力電圧の小さな変化がこれらの比較器の出力を切り替えない。それらのしきい値に近い比較器はアナログ−ディジタル変換プロセスに関与し、これらの比較器はそれらの入力を圧縮が生じないノードから取る。それゆえ、ADCは、ADC入力電圧がレール電圧に接近する際も正確な変換を提供し続ける。
電流源及び電流シンクは電流を所定のレベルに維持するためにそれらの両端間に最小電圧を必要とするため、入力レンジ61は全レール・ツー・レール電圧よりわずかに小さくなる。図5から明らかなように、圧縮が起ると、電流を制御するMOSFET(又は他の適切なトランジスタ)が線形モードに駆動される(ソース−ドレイン電圧がMOSFETを飽和状態に維持するのに十分でない)ため、圧縮されるノードに隣接する電流源/シンクの両端間の電圧がこの「最小電圧」以下に降下する。しかし、上述したように、これはADC入力電圧レンジを拡大しない。なぜなら、圧縮されないノードからそれらの入力を取る比較器のみが変換プロセスに関与するためである。
図3の用語を使用し、Epを各電流源を飽和状態に維持するのに必要とされるドレイン−ソース電圧とし、ENを各電流シンクを飽和状態に維持するのに必要とされるドレイン−ソース電圧とし、VDDをレール電圧62とするとき、ADC入力電圧レンジはほとんどVDD−Ep−ENである。
図4に示す好適実施例を考察すると、本発明の利点がもっとも容易に認識できる。第1に、比較器入力が抵抗チェーンの反対側端から取られるため、各ビットのしきい値におけるコモンモード比較器入力電圧が同じである。これにより比較器のシステマティックオフセット効果が除去され、その設計が簡単になる。第2に、ADCへの作動入力端子が第1及び第2チェーンの中点に接続されるため、比較器は入力端子より上のノード及び下のノードに発生される電圧を標本化するように接続されている。これによりADCは入力電圧をほとんど全レール・ツー・レール電圧レンジに亘って変換することが可能になる。これらの利点の多くが本発明の他の実施例にも存在することは当業者に明らかであろう。
各抵抗チェーンの両端間の全電圧降下がADC入力電圧レンジを決定するため、抵抗の値及び抵抗を流れる電流レベルは、入力がない場合に各抵抗チェーンの全電圧降下が約VDD−Ep−ENになるように選択するのが好ましい。これは、入力50に対して高い入力43の電圧は比較器56を除くすべての比較器の出力をハイにするような影響を与えることを考慮すると理解できる。高い入力電圧43は第1チェーン42のノードの電圧をプルアップし、低い入力電圧50は第2チェーン48のノードの電圧をプルダウンする。これにより、入力43と電流源40との間のノードの電圧及び入力50と電流シンク47との間のノードの電圧が圧縮される。入力電圧43がノード57の電圧をノード58の電圧より上にプルアップするほど十分に増大すると、比較器56の出力はハイになる。この時点でノード57の電圧はレール電圧46及び53の中間電圧レベルにプルアップされ、ノード58の電圧はこの中間電圧レベルにプルダウンされる(即ち、入力がない場合における中点ノード44及び49の電圧)。これは、すべての比較器が切り替わるしきい値電圧(図5に交差点64で示されている)である。比較器56は一連の比較器の最後であるため、ノード57をプルアップする電圧がディジタル的に表わせる最高入力電圧である。入力50に対して低い入力43の電圧の同様の効果を考慮すると、入力がない場合には全ADC入力電圧レンジは各抵抗チェーンの全電圧降下により決まることがわかる。
本発明によるADC動作はレール・ツー・レール電圧と殆ど同じ幅の入力レンジを有する。それゆえ、本発明のADCは、小さい入力レンジを有するADCより、その内部コンポーネント(例えば抵抗及び比較器)により生じるオフセット電圧に対して大きなトレランスを有する。これにより、内部コンポーネントを少ないシリコン面積を使用するように設計することが可能になり、ADCをより経済的にすることができるとともに、より容易に定電圧ディジタル電子機器と集積化することができる。さらに、このADCはフル・レール・ツー・レール電圧レンジを利用できるので、このレンジと同じ入力レンジに亘って入力信号を変換するが、慣例のADCより低い電源電圧で動作するようにできる
図6は、差動入力601及び603を有するフラッシュADCを示す。抵抗、比較器、電流源及び電流シンクの基本構成は図4と同じである。一組の比較器635が第1チェーン629を構成する第1組のノードの電圧を第2チェーン631の第2組のノードの電圧と比較する。図6に示す回路は、さらに、チェーントランジスタ607,609,615及び619と、バイパストランジスタ605,611,613及び617を含む。
これらのトランジスタは任意の適切なタイプのスイッチングデバイスとすることができ、トランジスタ又は図6に関連して記載されるMOSFETに限定されない。この回路は任意の組み合わせの特徴を有することができ、図4に関連して上述した変形例の何れかに構成することができる。この回路はその入力を入力回路(図示せず)から受信することができ、この入力回路は図4に関連して記載された入力回路の特徴の何れかを有することができる。
トランジスタ605〜611はPMOSデバイスであり、トランジスタ613〜619はNMOSデバイスであるが、任意の適切なスイッチングデバイスを用いて本発明の利点をもたらすように構成することができる。好適実施例では、回路の第1コーナ部で動作するトランジスタ605及び607は回路の第2コーナ部で動作するトランジスタ609及び611と名目上同一であり、第3コーナ部及び第4コーナ部で動作するトランジスタ612,615及び617,619についても同様である。さらに、抵抗チェーン621及び623も名目上同一にするのが好ましい。
好適実施例では、トランジスタ605及び607はそれぞれトランジスタ613,615と名目上等価な特性を有するものを選択し、トランジスタつい609,611及び617,619についても同様とする。本例では、コンポーネントチェーン625内の入力611より上のコンポーネントは、コンポーネントチェーン625内の入力601より下のコンポーネントの「鏡像」であり、コンポーネントチェーン627も同様である。一般に、入力601及び603より上のトランジスタはp型トランジスタを、入力601及び603より下のトランジスタはn型トランジスタを選択するのが都合がよい。
本発明の利点は、チェーン621及び623内のすべての抵抗が同一の名目値を有する図6に示す実施例を考察すると、最も容易に理解される。トランジスタ605〜619がない場合、回路は図4に示す回路と同様に上記の通り動作する。以下の検討のために、図6内の各対のトランジスタ(即ち、605及び607、..又は617及び619)は同一であるものと仮定する。しかし、チェーントランジスタが適切な電圧でスイッチオフするようにゲート電圧が適切に選択されるならば、各対のトランジスタは異なるタイプ又は異なる特性を有するものとことができる。バイパストランジスタはチェーントランジスタと異なるチャネル特性を有し、回路の所定のコーナ部において両トランジスタがオンであるとき、電流がチェーントランジスタを経て優先的に流れるのを助けるように構成するのが有利である。
PMOSトランジスタ605および607(ここではトランジスタM1及びM3と称する)を含む図6の回路の第1コーナについて考察する。入力電圧601が高いとき、入力601と上電圧レールとの間のノードの電圧は押し上げられるので、M1及びM3のドレインの電圧がM1及びM3のソースの電圧に近づく。他の実施例では、M1及びM3のソースの電圧は同一である必要はない(回路の他の3つのコーナ部についても同様)。
電圧VA及びVBがM1及びM3のゲートにそれぞれ維持される。好適実施例では、これらの電圧は固定である。従って、スイッチM1及びM3の状態は主としてそれらのソース−ドレイン電圧により決まる。VAはVBより低く選択されるため、VAの飽和ドレイン電流の方がVBの飽和ドレイン電流より高く、両スイッチM1及びM3がオンのとき、電流は優先的にM1を経て流れる。対応するゲート電圧が他のトランジスタ対のゲートに維持される。ADC回路に入力を供給する駆動増幅器がしきい値電圧に近いノード間の抵抗の両端に正しいデルタ電圧を維持するのに適切な電流を供給できる場合には、M3の飽和ドレイン電流は電流源およびシンクの固定の目標電流より高くする必要はない。
まで
十分に高い入力電圧において、チェーントランジスタM1のドレインの電圧はM1をターンオフするのに十分な高さになる。従って、電流源633からの電流はM1及びM3のドレイン間の抵抗をバイパスするバイパストランジスタM3を経て流れる。M3を流れる電流は、M3がそのゲート電圧VBで供給できる飽和ドレイン電流により制限される。バイパスされた抵抗間のノードの電圧及びM3が電流源からの電流を制限する場合における入力とM3のドレインとの間のノードの電圧はもはや等間隔にならない。しかし、図4に関連して述べたように、しきい値電圧から離れたノードの電圧の精度はアナログ−ディスプレイ変換プロセスの精度に影響を与えない。
入力電圧が高いとき、コンポーネントチェーン625の他端において、チェーントランジスタM6のソース−ドレイン電圧が大きくなるため、M6がオンする。入力601と電流シンク643との間の抵抗を流れる電流が一定に維持されるため、抵抗間のデルタ電圧は一定に且つ等間隔になり、入力と電流シンクとの間のノードの電圧は正確になる。
入力601及び603は差動入力であり、入力電圧601は入力電圧603に等しいが符号は反対にするのが好ましい。従って、ADCは、入力電圧601が十分高くなるとともに入力電圧603が対応して十分に低くなるとき、チェーントランジスタM1及びM7が同一時点でスイッチオフするように構成される。チェーントランジスタM2及びM6については、入力電圧601が十分低くなるとともに入力電圧603が対応して十分に高くなるとき、同様に動作する。
M1及びM3のドレイン間の抵抗(及び対応するM7及びM8のドレイン間の抵抗)をバイパスすることによって、電流源633と入力601との間(及び電流シンク641と入力603との間)の総合抵抗値が減少し、ADCは入力電圧を上レール電圧VDDになるまで変換することが可能になる。これは、入力電圧601がノード629の電圧をレール・ツー・レール電圧の半分だけプルアップし、入力電圧603がノード631の電圧をレール・ツー・レール電圧の半分だけプルダウンするとき、最後の比較器637が切り替わるように構成することによって達成される。換言すれば、ADC入力601及び603が上及び下レール電圧にそれぞれ到達するとき、最後の比較器の入力を供給するノードがしきい値電圧に対応するように構成される。
十分に低い入力電圧においては、NMOSトランジスタ対613(M5)および615(M6)がM1及びM3と同様に動作し、チェーントランジスタM6がターンオフし、電流がバイパストランジスタM5を経て流れ、M5及びM6のドレイン間の抵抗をバイパスする。対応して、M2がターンオフし、電流がM4を経て流れ、M2及びM4のドレイン間の抵抗をバイパスする。入力電圧601がノード629の電圧をレール・ツー・レール電圧の半分だけプルダウンし、入力電圧603がノード631の電圧をレール・ツー・レール電圧の半分だけプルアップするとき、第1比較器639が切り替わるように構成することによって、ADCは入力電圧を下レール電圧VSSになるまで変換できる。
中間入力電圧においては、すべてのトランジスタがオンであり、ほとんどすべての電流が、バイパストランジスタM3,M4,M5及びM8に優先して、トランジスタM1,M2,M6及びM7を経て流れる。これは、例えば第1コンポーネントチェーン625につき説明すると、トランジスタM1のゲート電圧がM3のゲート電圧より遥かに低く(PMOS対)、トランジスタM6のゲート電圧がM5のゲート電圧より遥かに高い(NMOS対)ためである。換言すれば、中間入力電圧においては、回路は本質的に図4に示す回路と同一に動作する。
他の実施例では、スイッチデバイス対の制御電圧(図6のMOSFETに関連して記載されたゲート電圧)は固定にしない。制御電圧は関連する入力電圧に少なくとも部分的に依存させてもよい。例えば、チェーントランジスタのゲート電圧は、関連する入力電圧が、チェーントランジスタがターンオフする所定のレベルに近づくにつれて、低下させることができる。このような構成はチェーントランジスタのオン/オフ特性を改善する助けになる。さらに、バイパストランジスタのゲート電圧は、関連する入力電圧が、チェーントランジスタがターンオフする所定のレベルに近づくにつれて、上昇させることができる。これは、バイパストランジスタが関連する電流源又は電流シンクにより供給される全電流を通すことができるようにする助けになる。トランジスタ対のチェーントランジスタとバイパストランジスタの両方がオンする際に、関連する電流源又は電流シンクからの電流がほとんどもっぱらチェーントランジスタを経て流れるようにするためにゲート電圧を調整することも望ましい。
図7は図6に示すADCの入力レンジを示す。入力レンジ701は全レール・ツー・レール電圧である。入力電圧がレール電圧に近づくと、回路は図4の回路と同様にレールに最も近い抵抗の両端間のデルタ電圧の圧縮を示す。しかし、上述したように、これはADCによる変換の精度に影響を与えない。「圧縮」時における破線で示されている。
丸705は各ビット値のしきい値における交差点を表わし、即ち各点は所定の比較器の出力がハイからローへ又はその逆に切り替わる電圧に相当する。しきい値電圧はすべての比較器について同一である点に注意されたい。
図6に示す回路の各「コーナ」におけるトランジスタ対は、ADCを全レール・ツー・レール電圧に等しい入力レンジに亘って正確に動作可能にする。図4に示すADCと比較して、入力レンジは、飽和状態に保つために両端間に所定の最小電圧を必要とする電流源又はシンクにより制限されない。図6に示す原理に従って動作するADCは、入力電圧がレール電圧に近づくにつれて、入力とこのレールとの間の抵抗のいくつかがバイパスされ、入力電圧がレール電圧に近づいていくため、レール電圧に等しい入力電圧を正しく変換することができる。
ここに記載する原理は多くの差動及びシングルエンデッド直接変換ADC設計に適用可能であり、図6に示す回路に限定されない。トランジスタ対はコンポーネントチェーン625及び627の一方にのみ設けてもよい。これは、第1入力ノードの変換すべき信号がシングルエンデッドであり、第2入力ノードの電圧が固定である場合に好適であり、この場合には第2ノードチェーン内にトランジスタ対を用いることに何の利益もない。図4に関連して記載したように、ノードは抵抗以外のコンポーネントで分離することもでき、またこれらのノードの電圧は関連する入力電圧の上下に等間隔にする必要はない。
ノードは、チェーン内に配置する必要はなく、ADCの回路により規定される一組のノードであって、その各ノードが入力電圧とレール電圧との間の異なる電圧を有するものとしてもよい。しかし、入力電圧が変化する際に、入力電圧が該一組のノードの電圧に直接又は間接的に影響を与え、比較器がこの変化を測定できるようにするメカニズムが必要とされる。本発明のこのような実施例では、トランジスタ対を、次のように、即ち関連する入力電圧がレール電圧に近づくと、トランジスタ対の「チェーン」トランジスタ(一組のすべてのノードに電流を供給する)がターンオフし、電流を関連する電流源/シンクからバイパストランジスタを経て流し、バイパストランジスタが電圧的にレール電圧に最も近いノードのうちの選ばれたノードをバイパスし、電流をバイパスされない他のノードにのみ供給するように、実装する。
図8及び図9は、本発明の原理を図2に示す回路に適用した本発明の代替実施例を示す。図8及び図9においては、アナログ−ディジタル変換器が入力801及び802とシングル電圧レール803との間に配置される。図8におけるトランジスタ対804及び805、及び図9におけるトランジスタ対906及び807は図6に示すトランジスタ対と同様に動作する。(図6に関連して特定された用語を用いて説明すると)いずれかの一方の入力電圧がレール電圧に十分近づくと、対応するトランジスタ対のチェーントランジスタがターンオフし、すべての電流がバイパストランジスタを通過する。入力電圧801がレール電圧に達する際に最後の比較器808が切り替わるように構成することによって、図8及び図9に示すアナログ−ディジタル変換器は最高で(又は最低で)レール電圧803まで電圧を変換することができる。
入力電圧は図8及び図9に示す回路内の抵抗チェーンの端に供給されるため、これらの回路は使用可能なレール・ツー・レール電圧レンジの半分を使用できるのみである。しかし、図2の回路と異なり、図8及び図9の回路は、レール・ツー・レール電圧の完全な半分に等しい入力電圧レンジに亘って動作することができる。
本発明の原理によれば、一組のノード及びノードの電圧は任意の適切な一群のコンポーネントにより規定することができる。ノードは、隣接するノードが1つ以上のコンポーネントにより互いに結合されたチェーンとして構成し、その一端又は両端をレール電圧に結合する必要はない。例えば、各ノードは、電圧降下を生じる1つ以上のコンポーネントにより少なくとも1つの電圧レールに個別に結合してもよい。当業者に明らかなように、本発明の原理による直接変換ADCは、任意の数列に配置された第1及び第2セットのノードの電圧を有し、一組の比較器が第1セットのノードと第2セットのノードとの間に接続され且つ少なくともいくつかの比較器が所望の入力レンジ内の異なる入力電圧で切り替わるように構成することができる。それゆえ、空間的に又は図式的に隣接するノードは電圧的にも隣接する必要はない。
出願人は、ここに記載された個々の特徴及び2つ以上の特徴の任意の組み合わせを、これらの特徴又は組み合わせがここに開示する問題を解決するか否かにかかわらず、これらの特徴又は組み合わせを本命最初の記載に基づいて当業者が実施することができる程度に且つ本発明の範囲を限定することなく開示している。出願人は、本発明の種々の態様をこれらの個々の特徴又は組み合わせから構成できることを示している。以上の記載を記載を考慮すれば、本発明の範囲内において種々の変更が可能であること当業者に明らかであろう。

Claims (24)

  1. 回路により規定された複数のノードを具え、各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、これらのノードの電圧が第1電流源の電圧と第1入力ノードの電圧との間の規則正しい増大を示す第1組のノードと、
    回路により規定された複数のノードを具え、各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、これらのノードの電圧が第2電流源の電圧と第2入力ノードの電圧との間の規則正しい増大を有する第1組のノードと、
    各比較器が前記第1組の1つノードの電圧を前記第2組の1つのノードの電圧と比較する複数の比較器と、
    前記第1電流源と前記第1組のノードとの間に配置された第1対のスイッチングデバイスとを具え、
    前記第1対の第1スイッチングデバイスが前記第1電流源からの電流を前記第1組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第1対の第2スイッチングデバイスが前記第1電流源からの電流を前記第1入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記第1組のノードの一部分に供給するように接続され、
    前記第1対の第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
    (a)前記第1電流源の電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第1スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第1電流源からの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
    (b)前記第1電流源の電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第1電流源からの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
    ように設定されることを特徴とするアナログ−ディジタル変換器。
  2. 前記回路は、前記第1及び第2入力ノードに入力電圧がない場合に、前記第1及び第2組のノードの電圧が線形増大を示すように構成されていることを特徴とする請求項1記載のアナログ−ディジタル変換器。
  3. 前記回路は、前記第1及び第2入力ノードに入力電圧がない場合に、前記第1及び第2組のノードの電圧が対数増大を示すように構成されていることを特徴とする請求項1記載のアナログ−ディジタル変換器。
  4. 前記回路は、前記第1組のノードが前記第1電流源と前記第1入力ノードとの間を延在する第1ノードのチェーンを構成し、前記第2組のノードが前記第2電流源と前記第2入力ノードとの間を延在する第2ノードのチェーンを構成し、前記第1及び第2ノードのチェーンの隣接するノードの各対が1つ以上の抵抗の組により相互接続されていることを特徴とする請求項1−3の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  5. 前記第1及び第2ノードのチェーンの隣接するノードの各対を相互接続する1つ以上の抵抗の各組が同一の総合公称抵抗値を有することを特徴とする請求項4記載のアナログ−ディジタル変換器。
  6. 前記各組の1つ以上の抵抗の総合公称抵抗値及び前記電流源の目標電流レベルが、当該アナログ−ディジタル変換器の入力レンジが最大になるように選択されていることを特徴とする請求項4又は5記載のアナログ−ディジタル変換器。
  7. 前記第2電流源と前記第2組のノードとの間に配置された第2対のスイッチングデバイスを具え、前記第2対の第1スイッチングデバイスが前記第2電流源からの電流を前記第2組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第2対の第2スイッチングデバイスが前記第2電流源からの電流を前記第2入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記第2組内のノードの一部分に供給するように接続され、
    前記第2対の前記第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
    (a)前記第2電流源の電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第2スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第2電流源からの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
    (b)前記第2電流源の電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第2電流源からの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
    ように設定されることを特徴とする請求項1−6の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  8. 前記制御電圧は動作中不変であることを特徴とする請求項1−7の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  9. 前記スイッチングデバイスはトランジスタであり、前記制御電圧はゲート電圧であることを特徴とする請求項1−8の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  10. 前記各対の第1トランジスタのゲート電圧とそのしきい値電圧との差が前記各対の第2トランジスタのゲート電圧とそのしきい値電圧との差より大きいことを特徴とする請求項9記載のアナログ−ディジタル変換器。
  11. 前記第1及び第2入力ノードに第1及び第2入力電圧を供給するように構成された入力回路を更に具えることを特徴とする請求項1−10の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  12. 前記入力回路は、前記第1及び第2入力電圧が前記入力回路により前記第1及び第2入力ノードに供給される電流とほぼ無関係になるように構成された1つ以上の駆動増幅器を含むことを特徴とする請求項11記載のアナログ−ディジタル変換器。
  13. 前記第1及び第2入力電圧は、最大及び最小入力電圧が当該アナログ−ディジタル変換器の入力電圧レンジの範囲を定める電圧に等しくなるようにスケーリングされていることを特徴とする請求項11又は12記載のアナログ−ディジタル変換器。
  14. 前記第1及び第2入力電圧は、前記両入力電圧間の中点が当該アナログ−ディジタル変換器に供給される上及び下電源電圧間の中点に維持されるようにバイアスされていることを特徴とする請求項11−13の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  15. 前記第1及び第2入力電圧は1対の差動入力電圧であることを特徴とする請求項1−14の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  16. 前記第1入力電圧はシングルエンデッド入力電圧であり、前記第2入力電圧は前記第1入力電圧から、前記2つの入力電圧間の中点電圧が当該アナログ−ディジタル変換器に供給される前記上及び下電源電圧間の中点電圧に維持されるように合成されることを特徴とする請求項11−13の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  17. 前記第1及び第2組のノードは各N個のノードを有し、各比較器はその第1入力が前記第1組の位置xのノードに接続され、その第2入力が前記第2組の位置N+1−xのノードに接続され、ここでx=1は前記第1及び第2電流源に隣接するノード位置であり、x=Nは前記第1及び第2入力ノードに隣接するノード位置であり、各組の残りのノードはそれらの間に連続順番に配置されていることを特徴とする請求項1−16の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  18. 前記第1組のノードは、回路により規定された更なる第1ノードの組を具え、その各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、この更なる組の第1ノードの電圧は第1入力ノード電圧と第1電流シンクの電圧との間の規則正しい増大を示し、
    前記第2組のノードは、回路により規定された更なる第2ノードの組を具え、その各ノードはそれぞれ異なる電圧を有し、この更なる組の第2ノードの電圧は第2入力ノード電圧と第2電流シンクの電圧との間の規則正しい増大を示し、
    当該アナログ−ディジタル変換器は、更に、
    前記第1電流シンクと前記第1ノードの更なる組との間に配置された第3対のスイッチングデバイスを具え、前記第3対の第1スイッチングデバイスが前記第1電流シンクからの電流を前記第1ノードの更なる組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第3対の第2スイッチングデバイスが前記第1電流シンクからの電流を前記第1入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記更なる組の第1ノードの一部分に供給するように接続され、
    前記第3対の前記第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
    (a)前記第1電流シンクの電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第1スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第1電流シンクからの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
    (b)前記第1電流シンクの電圧と前記第1入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第1電流シンクからの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
    ように設定されることを特徴とする請求項1−16の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  19. 前記第1入力ノードの電圧を前記第2入力ノードの電圧と比較するように構成された比較器を更に具えることを特徴とする請求項18記載のアナログ−ディジタル変換器。
  20. 前記第2電流シンクと前記第2ノードの更なる組との間に配置された第4対のスイッチングデバイスを具え、前記第4対の第1スイッチングデバイスが前記第2電流シンクからの電流を前記第2ノードの更なる組のすべてのノードに供給するように接続され、前記第4対の第2スイッチングデバイスが前記第2電流シンクからの電流を前記第2入力ノードの電圧に最も近い電圧を有する前記更なる組の第2ノードの一部分に供給するように接続され、
    前記第4対の前記第1及び第2スイッチングデバイスの制御電圧が、
    (a)前記第2電流シンクの電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が所定の電位差より大きいとき、前記第1スイッチングデバイスは第1の状態にあり、前記第2電流シンクからの電流が前記第1スイッチングデバイスを経て流れ、
    (b)前記第2電流シンクの電圧と前記第2入力ノードの電圧との電位差が前記所定の電位差より小さいとき、前記第1スイッチングデバイスは第2の状態にあり、前記第2電流シンクからの電流が前記第2スイッチングデバイスを経て流れる、
    ように設定されることを特徴とする請求項18又は19記載のアナログ−ディジタル変換器。
  21. 前記入力電圧レンジは当該アナログ−ディジタル変換器に供給される上及び下電源電圧間の電位差に等しいことを特徴とする請求項20記載のアナログ−ディジタル変換器。
  22. 前記第1及び第2組のノードは各N個のノードを有し、比較器の総数はNであり、各比較器はその第1入力が前記第1組の位置xのノードに接続され、その第2入力が前記第2組の位置N+1−xのノードに接され、ここでx=1は前記第1及び第2電流源に隣接するノード位置であり、x=Nは前記第1及び第2入力電流シンクに隣接するノード位置であり、各組の残りのノードはそれらの間に連続順番に配置されていることを特徴とする請求項18−21の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器。
  23. 請求項1−22の何れかに記載されたアナログ−ディジタル変換器を具える電子デバイス。
  24. 請求項1−22の何れかに記載のアナログ−ディジタル変換器を具える集積回路。
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