JP4708558B2 - 位置誘導装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導システムに関する。
【0002】
たとえば、本発明は、設計データに基づく計画法面と現地又は現況の地盤(現地盤)とが交差する位置、例えば法面切り出し開始点、切り盛境界、或いは盛出し開始点(以下、法面切り出し開始点等)に誘導するための位置誘導システム及び装置に関し、とくに土木工事に最適の位置誘導装置に関するものである。
【0003】
ここで、法面切り出し開始点とは、現地盤を切削して法面を形成する場合に現地盤の切削を開始する位置を示す点のことである。
【0004】
盛出し開始点とは、法面の形成のために現地盤に対して盛土が必要な場合、盛土を開始する位置を示す点である。
【0005】
切り盛境界とは、前記切り出しと盛出しがともに必要な場合の境界のことである。
【0006】
【従来の技術】
土木工事において、現地盤のデータが不明又は不正確であっても、丁張り設置位置つまり法面切り出し開始点等を見つける方法は公知である。
【0007】
たとえば、まず丁張りを設置する横断面を予め決定し、その横断面に含まれる法面(直線)と、現在位置の水平面との交点を求め、その交点に対して誘導す る。誘導の方法は、まず、横断面まで誘導し、次に横断面上を移動し、計画法面と現在位置の高さが一致する位置に丁張り設置を行う等の方法が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の法面の切り出し点への誘導方法では、予め計画道路の中央線を基準とした垂直な横断面を決定し、この横断面内における法面の設計データと現地盤との交点を丁張りを設置するための丁張り設置位置として誘導するため、現場の多様な状況に対して迅速に対応できないという欠点があった。
【0009】
たとえば、誘導された丁張り設置位置が岩等の堅い岩盤や軟弱な土壌であるため、杭が敷設できない場合、あるいは丁張り設置位置を急遽変更する必要が生じた場合には、新たに横断面を画面上あるいは数値で指定し直すことで、丁張りの設置位置を設定し直さなければならなかった。
【0010】
また、従来の方法では、丁張り設置を連続して行う場合、各丁張り毎に横断面を設定する事が必要であるため、予め設定された横断面の存在する所定の間隔に従って誘導、杭打ちを順次行わなくてはならなかった。このため、丁張りを設定に適切な場所が有ったとしても、それが設定された横断面の間隙であった場合、正確な丁張り設定位置を誘導により知ることが出来なかった。
【0011】
本発明の目的は、目標地点や仮目標地点にオペレータを、現場の状況に柔軟に対応しながら、自由かつ効率的に誘導することを可能にする位置誘導システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決手段を例示すると、請求項1〜5に記載の位置誘導装置である。
【0013】
(1)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、現在位置座標を測定可能な位置座標検出手段により測定された現在位置座標データを受けとり、計画された設計データを設計データ記憶手段に記録し、受けとった現在位置座標データから現在位置を含む水平面を求め、設計データ記憶手段から現在位置を含む水平面との交線を求め、交線上に仮目標点を設定し、現在位置座標データと仮目標点間の距離と方向を求め、求められた仮目標点への距離及び方向を表示手段に表示させることを特徴とする位置誘導プログラム。
【0014】
(2)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、入力された現在位置座標データを位置座標データ記憶手段に記憶し、入力された現在位置座標データと位置座標データ記憶手段に記憶された前回の位置座標データから、両座標間の方向を求め、現在位置座標を起点として得られた方向の水平成分と交線との交点を仮目標点として設定させることを特徴とする位置誘導プログラム。
【0015】
(3)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、求められた仮目標点への距離及び方向を距離に応じた長さを有した方向を指示し得る図形として表示手段に表示させることを特徴とする前述の位置誘導プログラム。
【0016】
(4)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、求められた仮目標点への距離及び方向に関して、距離と方向を指示し得る図形として方向を、それぞれ表示手段に表示させることを特徴とする前述の位置誘導プログラム。
【0017】
(5)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、現在位置座標を測定可能な位置座標検出手段により測定された現在位置座標データを受けとり、計画された設計データを設計データ記憶手段に記憶し、受けとった現在位置座標データから現在位置を含む水平面を求め、設計データ記憶手段から現在位置を含む水平面との交線を求め、交線上に仮目標点を設定し、現在位置座標データと仮目標点間の距離と方向を求め、求められた仮目標点への距離及び方向を表示手段に表示させることを特徴とする位置誘導プログラムを記録した位置誘導装置に読み込み可能な記録媒体。
【0018】
(6)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置であって、現在位置座標を測定可能な位置座標検出手段により測定された現在位置座標データを入力する手段、計画された法面の設計データを記録しておく設計データ記憶手 段、入力された現在位置座標データから現在位置を含む水平面を得る手段、設計データ記憶手段から現在位置を含む水平面との交線を得る手段、交線上に仮目標点を設定する手段、現在位置座標データと仮目標点間の距離と方向を得る手段、得られた仮目標点への距離及び方向を表示する表示手段を備えてなる位置誘導装置。
【0019】
(7)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、表示手段の表示画面に設計データが表示され、その設計データに重ねて、現地盤上の現在位置と、その現在位置に至る軌跡とが示されることを特徴とする位置誘導装置。
【0020】
(8)目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、表示手段の表示画面に設計データが表示され、その設計データに重ねて、現地盤上の現在位置から目標地点又は仮目標地点までの方向が現地盤上の現在位置から目標地点又は仮目標地点まで延びる矢印で表示されることを特徴とする位置誘導装 置。
【0021】
(9)表示手段の表示画面に、現地盤上の現在位置から目標地点又は仮目標地点までの距離が表示されることを特徴とする前述の位置誘導装置。
【0022】
(10)表示手段の表示画面が、指定した点へ誘導するポイント誘導画面、現在位置から法きり方向へ誘導する法抗誘導画面、敷設した法抗に対応する方向杭で誘導する方向杭誘導画面のいずれか1つの誘導画面に選択可能になっていることを特徴とする前述の位置誘導装置。
【0023】
(11)表示手段の表示画面に、現在位置の標高と設計データとの標高差を示すことを特徴とする前述の位置誘導装置。
【0024】
(12)現在位置と座標既知点とのX、Y、Hの各座標値の差を示すことを特徴とする前述の位置誘導装置。
【0025】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
【0026】
図1、2、3、8、18に示されているように、本発明による位置誘導装置 は、計画法面1と現地盤2が交差する法面切り出し線3上の任意の位置に誘導するための位置誘導装置である。施工状況により、図1の法面切り出し開始点3 は、切り盛境界点や盛出し開始点と呼ばれる。一般に、法面切り出し開始点と は、現地盤を切削して法面を形成する場合に現地盤の切削を開始する位置を示す点である。盛出し開始点とは、法面の形成のために現地盤に対して盛土が必要な場合に盛土を開始する位置を示す点である。切り盛境界とは、切り出しと盛出しがともに必要な場合であって、それらの境界のことである。
【0027】
図18に示すように、本発明による位置誘導装置は、現地盤2上の現在位置A1を測定する位置測定装置81から測点の位置座標データを得る測点データ入力インターフェース88と、計画法面1の形状及び座標に関する設計データを記録する記憶装置82と、位置測定装置81により測定され、入力された現地盤2上での現在位置A1を含む水平面S1を演算し、その演算された水平面S1と記憶装置82に記憶された設計データに基づく計画法面1との交線M1を演算する演算解析装置83と、種々のデータを表示する表示装置85と、オペーレータが所望の操作や数値を入力可能とする操作装置86を備えている。
【0028】
演算解析装置83は、位置測定装置81により測定された現地盤上の現在位置A1と、交線M1上の任意の点である仮開始点Q1との距離及び方向を演算し、表示装置85に距離と方向を表示し、仮開始点Q1への誘導を行う。
【0029】
位置測定装置81の好適な例は、現地盤2上の現在位置A1の座標を測定するもので、従来から測量に用いられているGPS(G1obal Positioning Sytem)や、トータルステーション、光波距離計、トランシットのような測量機器である。測量機器には測定対象を自動追尾する機能があると好ましい。
【0030】
記憶装置82には、計画法面1の形伏及び座標に関する設計データのみでな く、演算結果や位置測定手段81から入力される3次元位置座標の測点データ等も記憶される。
【0031】
演算解析装置83は、CPU、演算用メモリ、キーボード等の入力手段、プリンタ等の出力手段を備えるか、接続可能となっている。
【0032】
また、表示装置85上の表示に対して、オペレーターが表示画面上にて入力可能とすることで、表示装置85が操作装置86を兼ねることもできる。
【0033】
表示装置85の表示画面を操作装置86として入力可能とする場合、ペン形状の入力手段を用いて、より正確で詳細な操作を可能とすることもできる。
【0034】
表示画面上の入力検知には圧力感知方式や静電感知式等が用いられるが、両者を組み合わせることで入力の誤検出に基づく誤動作を防止することも可能であ る。
【0035】
図1は、計画法面1と、現地盤2と、それらが交差する法面切り出し線3と、現地盤2上の現在位置A1と、位置測定装置81により測定された現地盤2の現在位置A1を含む水平面S1と、水平面S1と記憶装置82に記憶された計画法面1との演算された交線M1を示している。
【0036】
演算解析装置83では、仮開始点Q1が交線M1上の任意の位置に設定され る。
【0037】
たとえば、次のいずれかの方法により仮開始点Q1を交線M1上の任意の位置に設定する。
【0038】
(1)前回(n-1)測定された現在位置からの経路を参照して決める仮開始点 (図20を参照)
(2)オペレータの指示により決める仮開始点(図19を参照)
(3)今回測定された現在位置から最も近い交線M1上の仮開始点
(4)プログラムにより自動的に決められる仮開始点
演算解析装置83は、位置測定装置81により測定された現地盤2上の現在位置A1と、交線M1上に設定された任意の仮開始点Q1との距離を演算し、か つ、位置測定装置81により測定された現地盤2上の現在位置A1から、交線M1上に設定された任意の仮開始点Q1への方向(矢印L1)を演算する。
【0039】
図2、図18、図19を参照して、設計データに基づく計画法面1と現地盤2とが交差する任意の法面切り出し開始点Pに誘導する手順を説明する。
【0040】
まずオペレータは作業地点に該当する計画法面1の形伏及び座標に関するデータ(設計データ)を記憶装置82にデータ入力して記録する。または、前記データが既に入力された記録媒体87(メモリーカード等)を外部メモリインターフェース89を介して接続することで、記憶装置82として用いても良い。
【0041】
他方、オペレータは、位置測定装置81により現地盤2上の1回目の現在位置A1における位置座標を測定する。このとき、予め設定されたプログラムにより自動的に現在位置を測定しても良い。
【0042】
演算解析装置83は、計画法面の設計データと測定データに基づいて、現地盤2の1回目の現在位置A1を含む1回目の水平面S1を演算し、さらに、その演算された1回目の水平面14と記憶装置82に記憶された設計データに基づく計画法面1との1回目の交線M1を演算する。
【0043】
そして、演算解析装置83は、位置測定装置81により測定された現地盤2上の1回目の現在位置A1と、l回目の交線M1上に前記(1)〜(4)の方法で設定された任意の1回目の仮開始点Q1との距離を演算し、かつ、位置測定装置81により測定された現地盤2上の1回目の現在位置A1から、1回目の仮開始点Q1への方向を演算し、その結果を表示装置85に表示する。
【0044】
オペレータは、表示装置85に表示された距離及び方向を参照して現地盤2上を移動する。このとき、表示される方向を厳密に守る必要はなく、現地盤2の形状及び状況に応じて移動が困難な経路を避けたり、移動に容易な経路に沿って移動する事が可能である。
【0045】
しかるのち、位置測定装置81により現地盤2上の2回目の現在位置A2における位置座標を測定する。このときも、予め設定されたプログラムにより自動的に現在位置を測定しても良い。
【0046】
演算解析装置83は、測定データに基いて現地盤2の2回目の現在位置A2を含む2回目の水平面S2を演算し、さらに、その演算された2回目の水平面S2と記憶装置82に記憶された設計データに基づく計画法面1との2回目の交線M2を演算する。
【0047】
そして、演算解析装置83は、位置測定装置81により測定された現地盤2上の2回目の現在位置A2と、2回目の交線M2上に前記(1)〜(4)の方法で設定された任意の2回目の仮開始点Q2との距離を演算し、かつ、位置測定装置81により測定された現地盤2上の2回目の現在位置A2から、2回目の交線M2に設定された任意の2回目の仮開始点Q2への方向を演算し、その結果を表示装置85に表示する。
【0048】
オペレータは、表示装置85に表示された距離、方向その他のデータを参照して移動する。
【0049】
オペレータは、このように測定と移動を繰り返し、指示誘導される距離を順次小さくし、所定の許容範囲に入れることで、任意の法面切り出し開始点P1へ誘導される。
【0050】
図3は、法面を切り出す方向を与える方向杭の設置場所をガイドする概念図である。
【0051】
これは設置した法面切り出し線3上にある法面切り出し開始点P1における接線と直角な鉛直面、例えば法面切り出し開始点P1に関する横断面Dと現地盤2との交線である方向杭設置線19上に方向杭を設置する際の位置にオペレーターを誘導するものである。
【0052】
矢印K1は、位置測定装置により測定された現地盤2上の現在位置A3から、方向杭設置線19への距離及び方向を示している。この距離を所定の許容範囲に収めることで、容易に方向杭を設置できる。
【0053】
図4を参照して、複数の多角形状の組み合わせとして近似で演算する方法を説明する。
【0054】
計画法面1の形状が複雑な曲面である場合、図4に示すように、演算解析装置83が、複数の多角形状の面の組み合わせとして近似で演算することにより、水平面S1と計画法面1との交線M1を求める。このようにすると、演算解析が効率的になる。
【0055】
次は、図5、6を参照して、多角形状の面の組合わせによる近似演算について説明する。
【0056】
一般に、任意の面Cは多角形(C0,C1,C2,,,Cn)の集合として近似することができる。そして、多角形を構成する頂点は3次元(x、y、z)の値を持つ。
【0057】
ここで、標高値Zsなる水平面Csと面Cを構成する多角形との交線上の任意の点Ksの座標は以下の方法で求めることができる。
【0058】
1.水平面Csと交差する多角形の検索
まず、面Cを構成する各多角形毎に頂点の標高値の最小値及び頂点ID、最大値及び頂点IDをコンピュータで演算・判断し、メモリー上に表1を作成する。
【0059】
【表1】
Figure 0004708558
次に、作成した表1を用い、与えられた水平面Csの標高値Zsが
Zn-min≦Zs≦Zn-max
なる条件を満たす多角形Cnを、コンピューターで検索してメモリー上に表2を 作成する。
【0060】
2.水平面Csと交差する辺(多角形Cnを構成する)の検索
検索された多角形Cnを構成する隣り合う頂点Cn-0とCn-1、Cn-1とCn- 2、、Cn-mとCn-m+1、、Cn-pとCn-0の組み合わせで(pは多角形の角数― 1)、頂点Cn-mの標高値Zn-mと頂点Cn-m+1の標高値Zn-m+1の関係が
Zn-m≦Zs≦Zn-m+1
なる条件を満たす辺Ln-mをコンピュータで検索し、表2に順次追加する。
【0061】
【表2】
Figure 0004708558
3.水平面Csと交差する辺(多角形Cnを構成する)の方向ベクトルの計算
一般に3次元空間内で2点(Cn-m及びCn-m+1)を通過する直線Lの方向ベク トルU(a,b,c)は、
Cn-m及びCn-m+1の座標値をそれぞれ(xn-m、yn-m、zn-m)、(xn-m+1、yn-m+1、zn-m+1)としたとき、
a=xn-m+1−xn-m
b=yn-m+1−yn-m (1)式
c=zn-m+1−zn-m
で一意に求めることができる。
【0062】
したがって、(1)式により直線Lは
x=xn-m+t*a
y=yn-m+t*b (2)式
z=zn-m+t*c (tは媒介変数)
で表される。
【0063】
4.水平面Csと交差する辺(多角形Cnを構成する)との交点K(xk、y k)の計算
(2)式において、z=Zsなので
t=(zn-m-Zs)/c (3)式
(3)式で求まったtを順次(2)式に代入すれば、交点Kの座標(xk、yk)を求めることができる。
【0064】
5.水平面Cs上で任意の点Gから所定の傾きθ0を持つ方向線GVの近傍に ある交点を求める
水平面Cs上で、点GのXY座標を(Xg、Yg)とし、4.項で求めた交点 Kiの座標を(Xi、Yi)とすれば、
点Gから交点Kiへの方向を、(4)(5)式を用いて求める。
【0065】
θi=arctan(γi) (4)式
ここで、γi=(yi−yg)/(yi−yg) (5)式
次に、求めたθiの内、
θn≦θ0≦θn+1 (6)式
なる条件(6)式を満たす交点Kn及び交点Kn+1をコンピュータで検索し、決定する。
【0066】
6.交点Knと交点Kn+1を結ぶ直線の式を求める
交点Kn及びKn+1の座標をそれぞれ、(xn、yn、zs)、(xn+1、yn+1、 zs)とすれば、
交点Knと交点Kn+1を結ぶ直線Lは次式で表される。
【0067】
y=θk*x+yn−θk*xn (7)式
ここで、θk=(yn+1−yn)/(xn+1−xn) (8)式
7.交点Knと交点Kn+1とを結ぶ直線Lと方向線GVとの交点Ksを求める
方向線GVは、次式で表すことができる。
【0068】
y=θ0*x+yg−θ0*xg (9)式
次に、(7)、(8)、(9)式から、
交点Knと交点Kn+1とを結ぶ直線Lと方向線GVとの交点Ksの座標(xgk、ygk)は、
xgk=(yg−yn+θk*xn−θ0*xg)/(θk−θ0)
ygk=θ0*xgk+yg−θ0*xg (10)式により求めることができる。
【0069】
次は、図9〜15を参照して、表示装置85の具体例を説明する。
【0070】
図9は、表示装置85、とくに、その表示画面の上方エッジに沿って設定す操作ボタンの一例である。
【0071】
表示装置85の基本画面には、好ましくは、基準点、現況、設計データ、現在位置を示す。
【0072】
誘導の態様は、ポイント誘導、法杭誘導、方向杭誘導の3つがあり、それらのいずれの表示画面も、図9の左側に列挙されている操作ボタンにより選択可能になっている。
【0073】
図9において、上から下に向けて順に各ボタンを説明する。1番目のボタン は、ポイント誘導、つまり指定した点への誘導を行う。2番目のボタンは、法杭誘導、つまり現在位置から任意の方向で法きり誘導を行う。3番目のボタンは、方向杭誘導、つまり敷設した法杭に対応する方向杭の誘導を行う。4番目のボタンは、標高差、つまり現在位置の標高と設計データとの標高差を計算・表示す る。5番目のボタンは、座標差、つまり現在位置と座標既知点とのX、Y、Hの差を計算表示する。6番目のボタンは、点名、座標の記録をする。7番目のボタンは、ポイント誘導時に点名/座標で目標地点を指定する。8番目のボタンは、設計データ全体を表示する。9番目のボタンは、画面中心を中心として、一定の比率で拡大する。10番目のボタンは、画面中心を中心として、一定の比率で縮小する。11番目のボタンは、指定されたボックス領域が画面全体に表示されるように拡大する。
【0074】
ポイント誘導
基本画面でポイント誘導ボタンを押し、画面上で目標地点をポインティングすると、所定のポイント誘導画面のダイアログが表示される。
【0075】
そのようなポイント指定ダイアログの1つでは、画面上の所定箇所にマイナス(−)の符号や数字(0〜9)を入力することにより、ポイント指定を行う。たとえば、Xを−25447.103mとし、Yを−11445.266mとし、Hを41.485mとする。
【0076】
基本画面上で設計データのフレーム上或るいは座標点をポインティングし、目標地点とすることができる。画面上で1点をクリックすると、XYHが表示されるようにできる。
【0077】
このような入力のあと、ポイント指定ダイアログでOKボタンを押すと、基本画面上に目標地点及び距離が表示される。
【0078】
また、基本画面でポイント誘導ボタンを押して、点名選択/座標入力ボタンを押して、次のような別のダイアログを表示することも可能である。
【0079】
この別のポイント指定ダイアログでは、点名および座標入力によるポイント指定を行う。たとえば、点名を101とし、Xを−25447.103mとし、Yを−11445.266mとし、Hを41.485mとする。
【0080】
基準点データの中から、点名を選択することが出来る。プルダウンメニューから点名を選択すると、座標入力ボックスに設定座標値が表示される。また、座標値の手入力が可能である。
【0081】
図10〜12は、ポイント誘導画面の一例を示している。図10は、指定直後の画面表示、図11は移動中の画面表示、図12は、移動中の別の画面表示をそれぞれ示している。
【0082】
図10において、移動中の測定データ数点を基に進行方向へ正対するように画像が回転するように構成されている。
【0083】
図11において、文字ガイダンスにしたがい目標地点に近付き、所定の許容範囲に入ればボタンを押す。ガイダンスは音声でも読み上げられる。
【0084】
法杭誘導
法杭誘導では、まず、基本画面またはポイント誘導で所定の法面近くまで移動する。
【0085】
法杭誘導ボタンを押すと、現在地の水平面上でかつ進行方向の法きり位置(法面切り出し開始点)或いは盛出し位置、要するに仮目標地点までの水平距離が表示される。また、法杭誘導を中止する場合は、法杭誘導中止ボタンを押すと、基本画面に戻る。
【0086】
また、誘導時には開始点から見た設計面への法線方向が表示される。さらに、断面窓には設計データ、法線方向への設計現況データ、現在地、仮目標地点、現在地点までの軌跡が表示される。
【0087】
図13は、法杭誘導画面の一例を示している。
【0088】
図14は、そのように仮目標地点に近いときの画面表示の一例を示している。
座標値及び法長が表示され、点名を入力する。問題がなければ、OKボタンを押す。このとき、点名を入力せずに、OKボタンを押すと、座標値のみが記録される。
【0089】
このようなダイアログの一例を示す。
【0090】
点名 101
X −25447.103m
Y −11445.266m
H 41.485m
法長 5.67m
方向杭誘導
方向杭誘導においては、敷設した法杭に対して、方向杭誘導を行う。
【0091】
基本画面から方向杭誘導ボタンを押す。対応する法杭の点名を選択/入力す る。又は、画面上で法杭をポインティングする。
【0092】
画面上でポインティングする場合、方向杭誘導ボタンを押した後、画面上で法杭をダブルタップする。
【0093】
法杭ポインティング後、点名入力ダイアログが表示される。
【0094】
法杭点名入力ダイアログの一例を示す。
【0095】
点名 101
X −25447.103m
Y −11445.266m
H 41.485m
点名入力/選択の場合、方向杭誘導ボタンを押した後、点名選択/座標入力ボタンを押すと、このようなダイアログが表示される。(点名入力窓には直前に記録された法杭の点名が初期値として表示される。)
図15は、方向杭誘導の表示画面の一例を示している。
【0096】
法杭を画面中心とし、方向杭の方向が中心線になるように画像が回転する。
【0097】
方向線上近辺で所定の精度に入ったならば記録ボタンを押し、点名を入力す る。
【0098】
方向杭のデータを記録しない場合、方向杭誘導中止ボタンを押す。
【0099】
方向杭点名入力のダイアログの一例を示す。
【0100】
点名 111
X −25447.103m
Y −11445.266m
H 41.485m
法杭点名 101
標高差測定
基本画面、ポイント誘導、法杭誘導、方向杭誘導の各画面で標高差ボタンを押すと、現在位置と設計データの標高差を計算し、表示する。
【0101】
標高差測定結果は、次のように示す。
【0102】
標高差 12.345m
X 234.567m
Y 345.678m
測定H 56.789m
設計H 44.444m
座標差測定
基本画面、ポイント誘導、法杭誘導、方向杭誘導の各画面で、座標差ボタンを押すと、基準となる点と現在値との座標差を計算して表示する。
【0103】
座標差を測定したい基準点等にアンテナを置き、座標差ボタンを押すと、座標差測定ダイアログが表示される。点名あるいは座標値を入力すると、登録された座標値と測定値との差を計算し表示する。
【0104】
座標差のデータは、次のように表示する。
【0105】
点名 101
登録X −25447.103m
登録Y −11445.266m
登録H 41.485m
測定X −25446.103m
測定Y −11445.366m
測定H 41.495m
座標差X 1.000m
座標差Y 0.100m
座標差H 0.010m
辺長(XY) 1.010m
現在位置記録
基本画面、ポイント誘導画面で現在位置を記録する。
【0106】
現在位置の点名入力ダイアログの一例を示す。
【0107】
点名 111
X −25447.103m
Y −11445.266m
H 41.485m
【0108】
【発明の効果】
本発明のプログラム、記録媒体、システム又は装置等によれば、現地盤の形状が不明であっても、作業者を容易に法面切り出し開始点等へ誘導することができる。
【0109】
とくに、本発明のプログラム、記録媒体、システム又は装置等では横断面を指定する必要がないため、現場の状況に柔軟に対応できる。また、決められた順序によらず、自由にかつ連続的に法面切り出し開始点等へ誘導することができるため、丁張り設置等の効率を上げることができる。
【0110】
また、設置した法面切り出し開始点等に関する方向杭を設置する場合、オペーレータに現在位置から方向杭を設置すべき位置への方向と距離を表示すること で、方向杭の設置を極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による位置誘導装置を使用して、現地盤の現在位置を通る水平面を演算し、設計データに基づく計画法面と水平面との交線を求め、任意の仮開始点を演算する手順を示す概念図。
【図2】本発明の実施例による位置誘導装置を使用して、法面切り出し開始点等に誘導する手順を示す概念図。
【図3】本発明の実施例による位置誘導装置を使用して、法面切り出し開始点等に誘導した後、法切りの方向を示す方向杭を設置する概念図。
【図4】計画法面が複雑な曲面である場合、多角形の面の組合せで近似するようすを示す概念図。
【図5】多角形で構成された計画法面と水平面との交線を求める場合の説明図。
【図6】交線上にある任意の点を求める場合の説明図。
【図7】本発明による位置誘導装置の処理例を示すフローチャート。
【図8】本発明による位置誘導装置の概略構成を示すブロック図。
【図9】表示装置85に設ける操作ボタンの一例を示す。
【図10】ポイント誘導の表示画面を示す。
【図11】ポイント誘導の他の表示画面を示す。
【図12】ポイント誘導の他の表示画面を示す。
【図13】法杭誘導の画面表示の一例を示す。
【図14】仮目標地点に近いときの画面表示の一例を示す。
【図15】方向杭誘導の表示画面の一例を示す。
【図16】現地盤、設計データ、盛出し位置、法きり位置等の関係の一例を示す説明図。
【図17】本発明による法面形成用の位置誘導システム構成図。
【図18】本発明による位置誘導装置の1つの処理例を示すフローチャート。
【図19】本発明による位置誘導装置の他の処理例(目標点の決め方の変形例)を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 計画法面
2 現地盤
An(n=1,2…) 現在位置
Sn 水平面
Mn 交線
Qn 仮開始点
81 位置測定装置
82 記億装置
83 演算解析装置
85 表示装置
86 操作装置
87 外部メモリ
88 測点データ入力インターフェース
89 外部メモリインターフェース

Claims (5)

  1. 目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、表示手段の表示画面に設計データが表示され、その設計データに重ねて、現地盤上の現在位置と、その現在位置に至る軌跡とが示され、表示手段の表示画面が、指定した点へ誘導するポイント誘導画面、現在位置から法きり方向へ誘導する法抗誘導画面、敷設した法抗に対応する方向杭で誘導する方向杭誘導画面のいずれか1つの誘導画面に選択可能になっていることを特徴とする位置誘導装置。
  2. 目標地点又は仮目標地点に誘導するための位置誘導装置において、表示手段の表示画面に設計データが表示され、その設計データに重ねて、現地盤上の現在位置から目標地点又は仮目標地点までの方向が現地盤上の現在位置から目標地点又は仮目標地点まで延びる矢印で表示され、表示手段の表示画面が、指定した点へ誘導するポイント誘導画面、現在位置から法きり方向へ誘導する法抗誘導画面、敷設した法抗に対応する方向杭で誘導する方向杭誘導画面のいずれか1つの誘導画面に選択可能になっていることを特徴とする位置誘導装置。
  3. 表示手段の表示画面に、現地盤上の現在位置から目標地点又は仮目標地点までの距離が表示されることを特徴とする請求項またはに記載の位置誘導装置。
  4. 表示手段の表示画面に、現在位置の標高と設計データとの標高差を示すことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の位置誘導装置。
  5. 現在位置と座標既知点とのX、Y、Hの各座標値の差を示すことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の位置誘導装置。
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