JP4706035B2 - 枕 - Google Patents

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JP4706035B2 JP2004253134A JP2004253134A JP4706035B2 JP 4706035 B2 JP4706035 B2 JP 4706035B2 JP 2004253134 A JP2004253134 A JP 2004253134A JP 2004253134 A JP2004253134 A JP 2004253134A JP 4706035 B2 JP4706035 B2 JP 4706035B2
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この発明は、内包する複数区画に収納した充填材による効果及びその充填量により、最適な睡眠姿勢を保ち、安眠と健康を齎す枕に関する。
枕表面に大小複数の筒状袋体を設けることにより、首部と頭部を安定した状態に保持することを目的とした枕が提案されている(例えば特許文献1)。
また、中間枕の左右両側に隆起枕を配したことにより、仰向け、横向きを問わず、より自然で無理のない就寝姿勢を維持できる枕が提案されている(例えば特許文献2)。
特開平09−408号公報 特開2002−102038号公報
しかしながら、特許文献1に代表される従来の枕においては、クッション材として綿、パンヤ等の天然素材、ポリエステル等の合成繊維、軟質ウレタンフォーム等の材料を使用していることから、経年使用によるへたりの他、蚤やダニの繁殖が起こりうる。
また、特許文献2に代表される従来の枕においては、自然な就寝姿勢を維持するという効果は期待できるものの、充填材が人体へ齎す効果と該充填材を内包する複数袋体の配置との関係は考慮されていないことから、係る点につき更なる改良が待ち望まれてきた。
そこで本発明は、衛生面に配慮しつつ、前記クッション材の代替として快適な睡眠効果を呈する充填材を使用し、且つ、当該効果を効率よく発揮可能な構造をなす枕であって、使用者個々の頚椎弧の深さに合わせることができるよう高さ調整をも容易に可能な枕を提供することを課題としている。
上記課題に対して、以下の方策を講じた。即ち、請求項1記載の枕は、充填材収納区画を複数内包し、該区画は、長手方向上部隆起体、長手方向下部隆起体、該上下隆起体の間に位置し、且つ、三分された肉薄凹部よりなり、前記長手方向上部隆起体、前記長手方向下部隆起体、前記三分された肉薄凹部の中央区画部には、合成樹脂と、微細粉末状とした電気石とを混合し、成型した担持物を充填材として収納し、三分された肉薄凹部の左右区画部には天然檜粒状体を充填材として収納したことを要旨とする。
また、請求項記載の枕は、請求項1記載の構成において、充填材は多少の調整を可能とし、使用者の頚椎弧の深さに合わせて下部隆起体の、また、使用者の頭部の高さに合わせて上部隆起体の、更に、使用者の嗜好に合わせて肉薄凹部の充填材の多少の調整を可能としたことを要旨とする。
本発明に係る枕の充填材の一つとして利用した担持物が含有する電気石(トルマリン)の効果により、体内へマイナスイオンを上手く取り入れることができることから、体内のイオンバランスを調整することができ、健康維持に非常に大きな効果を発揮する。マイナスイオンは人体への様々な効果が明らかになっているが、以下、その詳細を示す。
まず、遠赤外線効果により身体を芯から暖めるとともに、沈静効果や抗酸化作用を齎し、プラスイオンの多い都会の生活においては、特に、肩こり・ストレス・便秘・不眠・冷え性等の不調をマイナスイオンが改善することが知られている。更に、水分を活性化するので血流、リンパの流れを良くする。また、活性酸素の無毒化、体液の弱アルカリ性化、空気清浄化、脱臭作用、そして、細胞の活性化や血液の浄化作用、疲労回復、アレルギー体質の改善や自律神経調整作用による体質改善に加え、免疫力を高めるといった効能が知られている。
また、本発明に係る枕の他の充填材として利用する天然檜粒状体は、粒状体とすることで表面積が増大することから多量の芳香を発する。また、枕として用いられた際の荷重による圧迫、寝返りを打つ際の該粒状体相互の摩擦から新たな芳香が発せられることとなる。この芳香は、檜から発散されるフィトンチッドと称される芳香物質を原因とし、その効果は、殺菌・解毒作用の他、森林浴効果により快適な安眠を保つことである。更に、該物質は抗菌・抗カビ作用、殺虫作用、抗酸化作用、薬理作用を有することが知られている。尚、該物質は檜に限らず、ヒバやスギといった木々からも発散され、ダニ、蚊などを寄せつけない成分を有する。
また、檜などの木材は、外気の湿分に応じて多量の水分を吸収し、また、放出するため、寝汗をかいた際に汗を吸収するとともに、日中、外気中にその水分を放出する。よって、枕の乾燥状態を保つことができ、カビ等の発生が防止される。
そして、本発明に係る枕は、充填材とする電気石(トルマリン)担持物や天然檜粒状体の多少を容易に調節しうることから、使用者個々の頚椎弧の深さに合わせて、枕を適度な高さに設定しうることから万人の利用にも適する。
更に、本発明に係る枕は、エ字状の区画、即ち、長手方向上部隆起体、長手方向下部隆起体、三分された肉薄凹部の中央区画部からなり、電気石(トルマリン)担持物を充填材として収納した該区画がちょうど使用者の頭部、頚部、肩口付近に相当する。よって、該区画に充填されているトルマリンが齎す前掲のマイナスイオン効果および遠赤外線効果が、使用者のこれら身体部位に直接働きかけることとなり、該効果を最大限に吸収しうる区画構造となっている。
更に、その余の区画であって天然檜粒状体を収納した肉薄凹部の左右の区画に充填された天然檜粒状体より発せられる芳香成分による森林浴等の効果とも相俟って使用者は快適な就寝状態が得られる。尚、このような配置としたことで、寝返りを打って横向き寝姿勢となった場合には、該区画が使用者の鼻腔あたりに位置することとなり、天然檜の芳香成分を一層取り込み易くなる。
本発明による枕(1)は、図2に示すように、長手方向上部隆起体(2)、長手方向下部隆起体(3)、該上下隆起体の間に位置し、且つ、横方向に三分(4a、4b)された肉薄凹部(4)からなる5つの区画を得るように、その内側を縫製してなる。尚、縫製によらずとも、同様の区画を有するよう複数の袋体を収める構造としてもよい。また、5区画に限らず、例えば、該枕を2つ繋げた二人用の枕を考えるとするならば、10区画を有する構造としても良い。
長手方向上部隆起体(2)、長手方向下部隆起体(3)、三分された肉薄凹部の中央区画部(4b)には、合成樹脂と、微細粉末状とした電気石とを混合した後、該混合物を成型した担持物(5)で、図6に示す筒状体のものが充填されているが、微細粉末状とした電気石と混合成型する担持物はセラミックなどでも良い。尚、該担持物の形状は筒状体に限られないが、通気性を確保するための空間を内部に有する形状が好ましい。
一方、三分された肉薄凹部の左右区画部(4a)には、図7に示す天然檜粒状体(7)を充填材として充填されているが、檜に限らずヒバやスギ、その他の木材を利用することとしても良い。
充填材の多少の調整においては、図5に示すように、枕の左右の両短端をファスナー等で開放可能な構成とし、区画毎に所望の充填材を補充し、また、抜き出せるようにした。
本発明の第1の実施例を図1〜図7に基づいて説明する。本実施例は、就寝時の安眠と健康を齎す枕に関するものである。
図1は本発明に係る枕の斜視図、図2は充填材の収納区画を示す略図、図3はa−a断面略図、図4はb−b断面略図、図5は充填材の補充・抜き出し時の様子を示す略図、図6は電気石担持物を示す斜視図、図7は天然檜粒状体を示す斜視図である。尚、図3及び図4中、斜線で示した部分は電気石担持物(5)が、格子斜線部分は天然檜粒状体(6)が充填されていることを示す。
図中、(1)は枕、(2)は長手方向上部隆起体、(3)は長手方向下部隆起体、(4)は肉薄凹部、(5)は電気石担持物、(6)は天然檜粒状体、(7)はファスナー、(8)は補充口、(S)は区切りである。
本実施例における枕は、図2に示すように充填材を収納する5つの区画を縫製により構成する。該区画は、長手方向上部隆起体(2)、長手方向下部隆起体(3)、該上下隆起体の間に位置し、且つ、横方向に三分された肉薄凹部(4)を独立した区画として内部に有する。そして更に、該肉薄凹部(4)は、図2に示すように、中央区画部(4b)と左右区画部(4a)とに三分されている。
そして、長手方向上部隆起体(2)、長手方向下部隆起体(3)、肉薄凹部の中央区画部(4b)には、合成樹脂と、微細粉末状とした電気石とを混合し、該混合物を成型加工した電気石担持物(5)を充填材として収納する。該担持物は直径5mm、高さ7mmの筒状体をなす。また、肉薄凹部の左右区画部(4a)には天然檜粒状体(6)を充填材として収納し、該粒状体は7mm角の立方体をなす。尚、いずれの充填材も大きさはここに示したものに限られない。
また、長手方向下部隆起体(3)は使用者の頚椎弧の深さに合わせた高さとし、図3に示すように長手方向上部隆起体(2)より高くする(3h>2h)。尚、通常は下部隆起体(3)に首を乗せて使用するが、逆に、上部隆起体(2)を肩口に乗せて就寝姿勢をサポートするといった使用方法も可能とし、利用の幅を広げている。
上下隆起体(2)(3)内の充填材は多少の調節が可能であり、図5に示すように、短端に設けたファスナー(7)を開放することで、該充填材を補充したり、抜き取ることが容易に可能となる。ここで補充口(8)を形成する布は余裕をもって設けられており、充填材を補充等した後、折り畳み、ファスナー(7)を閉じれば充填材がこぼれることはない。尚、肉薄凹部の中央区画部(4b)については、適量の電気石担持物(5)を充填した後、縫製し、長手方向上部隆起体(2)や長手方向下部隆起体(3)とは独立した区画とすることが望ましい。
本実施例による枕の使用者は、自身に合った高さの枕により適切な睡眠姿勢を保つことができるばかりでなく、前記区画構造により効率的に、電気石(トルマリン)の働きによる遠赤外線効果やマイナスイオン効果を享受でき、更に、天然檜から発せられるフィトンチッドが齎す森林浴効果により快適な安眠を保つことが可能となる。
本発明の第2の実施例を図8に基づいて説明する。本実施例は、就寝時の安眠と健康を齎す枕であって、実施例1のバリエーションの枕に関するものである。
図8は本実施例に係る枕の斜視図であり、図中、符号及びその対象は実施例1と同様である。
本実施例における枕は、図8に示すようにV字型をなし、電気石担持物(5)の収納部(8a)、天然檜粒状体(6)収納部(8b)の3つの区画よりなる。そして、ファスナー(7a)により電気石担持物(5)の多少の調整、更に、ファスナー(7b)により天然檜粒状体(6)の多少の調整を行う。
本実施例による枕であっても、電気石(トルマリン)の働きにより遠赤外線効果やマイナスイオン効果を享受でき、更に、天然檜から発せられるフィトンチッドが齎す森林浴効果により快適な安眠を保つことが可能となる。
本発明は、電気石担持物、天然檜粒状体を夫々有する複数の区画を、適宜、組合わせることで、一般の枕のみならず、抱き枕、リビングピロー、フットピローにも適用できる。
本発明に係る枕の斜視図 充填材の収納区画を示す略図 a−a断面略図 b−b断面略図 充填材の補充・抜き出し時の様子を示す略図 電気石担持物を示す斜視図 天然檜粒状体を示す斜視図 第二の実施例に係る枕の斜視図
符号の説明
1 枕
2 長手方向上部隆起体
3 長手方向下部隆起体
4 肉薄凹部
5 電気石担持物
6 天然檜粒状体
7 ファスナー
8 補充口
S 区切り

Claims (2)

  1. 充填材収納区画を複数内包し、該区画は、長手方向上部隆起体、長手方向下部隆起体、該上下隆起体の間に位置し、且つ、三分された肉薄凹部よりなる枕であって、
    前記長手方向上部隆起体、前記長手方向下部隆起体、前記三分された肉薄凹部の中央区画部には、合成樹脂と、微細粉末状とした電気石とを混合し、成型した担持物を充填材として収納し、三分された肉薄凹部の左右区画部には天然檜粒状体を充填材として収納したことを特徴とする枕。
  2. 充填材は多少の調節を可能とし、使用者の頚椎弧の深さに合わせて下部隆起体の、また、使用者の頭部の高さに合わせて上部隆起体の、更に、使用者の嗜好に合わせて肉薄凹部の充填材の多少の調節を可能としたことを特徴とする請求項1記載の枕。
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