JP4705686B2 - 医療チューブ固定ベルト - Google Patents
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Description
本発明は、点滴や透析等で使用する医療チューブを固定するために患者の身体の一部に装着して使用し、患者の苦痛及び看護者の手間を緩和し得る医療チューブの固定装置に関する。
従来、点滴や透析等で使用する医療チューブの固定と言えば、テープで直接皮膚に留めたり、包帯を巻きつけたりして固定されていた。
テープや包帯が外れて、注射針が抜けたりチューブから薬液が漏れたりしないようにするために、腕を固定する点滴用腕固定具としては、例えば特許文献1がある。また、点滴用チューブを確実に装着部位に固定できる点滴用チューブ固定具として、例えば特許文献2がある。
テープや包帯が外れて、注射針が抜けたりチューブから薬液が漏れたりしないようにするために、腕を固定する点滴用腕固定具としては、例えば特許文献1がある。また、点滴用チューブを確実に装着部位に固定できる点滴用チューブ固定具として、例えば特許文献2がある。
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、肘から手首にかけて固定具を装着して腕を固定する必要があり、固定具も大掛かりとなって患者の負担が大きい。
特許文献2に開示された技術によれば、副木部材を点滴部位の背面側に当てて固定帯(ベルト)にて縛り付けるため、患者の快適性が低い。
以上のことに鑑みて、本発明は、患者が苦痛や不便を感じることなく、点滴や透析等で使用する医療チューブを固定することができ、またテープで留めたり包帯を巻いたりという看護者の手間も軽減し得る、医療チューブ固定ベルトを提供するものである。
特許文献2に開示された技術によれば、副木部材を点滴部位の背面側に当てて固定帯(ベルト)にて縛り付けるため、患者の快適性が低い。
以上のことに鑑みて、本発明は、患者が苦痛や不便を感じることなく、点滴や透析等で使用する医療チューブを固定することができ、またテープで留めたり包帯を巻いたりという看護者の手間も軽減し得る、医療チューブ固定ベルトを提供するものである。
前記の目的を解決するため、請求項1記載の医療チューブ固定ベルトは、身体の一部に巻きつけて装着し、医療チューブを固定するために用いる医療チューブ固定ベルトであって、該固定ベルトは基部、チューブ留め部、チューブ補助留め部からなり、該基部の両端に、身体の一部に巻きつけを可能とする処理が施され、該基部の裏側に、汚れ防止用凸部材が設けられたことを要旨とする。
また、請求項2記載の医療チューブ固定ベルトは、請求項1記載の構成において、基部の裏側に裏足部が設けられたことを要旨とする。
本発明の効果として、本発明の医療チューブ固定ベルトによれば、身体の一部に巻きつけて装着することにより、点滴や透析の場合だけでなく種々の医療チューブを手軽かつ簡単に固定することができる。従って、鼻や尿道等からのチューブを固定する際にも使用することができ、身体と繋がれたチューブを身体の左又は右の好きな方向へ持っていくことができる。また、チューブを基部に留めるためのチューブ留め部及びチューブ補助留め部に面状テープを使用しているため、医療チューブの固定が非常に簡単にできる。したがって、点滴や透析等の医療チューブを装着せざるをえない患者の苦痛を緩和し、さらに看護する者の手間をも軽減することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明の医療チューブ固定ベルトは、点滴又は透析のチューブ、鼻用のチューブ、尿道用のチューブ等の医療チューブを固定するために、腕、手首、大腿部、足首、首等に装着して用いるものであって、図1のように、基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)からなる。医療チューブを支持するために図3に示すようなチューブ支持具(41)を設けても良い。チューブ支持具は、脚部が内側に伸縮するようになっているため、基部(1a)上の都合のよい場所に設けられた、脚部を取り付け可能とするピースに脚部を入れ込むことによって、基部(1a)上に取り付けることができる。チューブ支持具の上端は、医療チューブを支持できるように、図3に示すような形状とするが、チューブを支持できれば他の形状であってもよい。また、2本のチューブを支持できるようにしてもよい。
医療チューブ固定ベルトは、基部(1a)を腕や手首、大腿部等、身体の一部に巻きつけて使用するものであり、基部(1a)の両端に、図1や図2(a)のように、スナップボタン(穴明きスナップ)、スナップボタン孔、又は面状テープ凸面部、凹面部、等を設置する処理を施すことによって、基部(1a)を身体の一部に巻きつけて固定する。
基部(1a)には、チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)を、それぞれ1箇所以上ずつ設置し、チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)の一端をそれぞれ基部(1a)と接着する。
本発明の医療チューブ固定ベルトは、点滴又は透析のチューブ、鼻用のチューブ、尿道用のチューブ等の医療チューブを固定するために、腕、手首、大腿部、足首、首等に装着して用いるものであって、図1のように、基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)からなる。医療チューブを支持するために図3に示すようなチューブ支持具(41)を設けても良い。チューブ支持具は、脚部が内側に伸縮するようになっているため、基部(1a)上の都合のよい場所に設けられた、脚部を取り付け可能とするピースに脚部を入れ込むことによって、基部(1a)上に取り付けることができる。チューブ支持具の上端は、医療チューブを支持できるように、図3に示すような形状とするが、チューブを支持できれば他の形状であってもよい。また、2本のチューブを支持できるようにしてもよい。
医療チューブ固定ベルトは、基部(1a)を腕や手首、大腿部等、身体の一部に巻きつけて使用するものであり、基部(1a)の両端に、図1や図2(a)のように、スナップボタン(穴明きスナップ)、スナップボタン孔、又は面状テープ凸面部、凹面部、等を設置する処理を施すことによって、基部(1a)を身体の一部に巻きつけて固定する。
基部(1a)には、チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)を、それぞれ1箇所以上ずつ設置し、チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)の一端をそれぞれ基部(1a)と接着する。
チューブ留め部(3a)は、医療チューブを上から押さえて仮留めするもので、図1のようなスナップボタン(穴明きスナップ)による他、図2のような面状テープによって留めてもよい。
チューブ補助留め部(18)は、チューブ留め部(3a)によって仮留めされたチューブを身体の外方向に持っていくためのものであり、チューブ留め部(3a)と同様に、スナップボタン(穴明きスナップ)又は面状テープによりチューブを上から押さえて仮留めするものとし、図1のように、チューブを持っていきたい方向で固定できるように設ける。
チューブ補助留め部(18)は、チューブ留め部(3a)によって仮留めされたチューブを身体の外方向に持っていくためのものであり、チューブ留め部(3a)と同様に、スナップボタン(穴明きスナップ)又は面状テープによりチューブを上から押さえて仮留めするものとし、図1のように、チューブを持っていきたい方向で固定できるように設ける。
チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)を面状テープとする場合には、医療チューブを身体の外方向に持っていきやすくするために、図2(a)のように、チューブ留め部(3a)は、チューブ補助留め部(18)側が斜辺となるような三角形の形状とすることが好ましい。三角形の形状は図2(c)のように図2(a)と上下が逆となったものでもよい。また、チューブ留め部及びチューブ補助留め部の先端には、面状テープの脱着を容易にするためのつかみ部(19)を設ける。
チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)は、腕に着用する鼻用と太ももに付ける尿道用等の各医療チューブに対応できる大きさとし、さらに、1箇所につきチューブを2本通して使用してもよい。また、固定ベルトを衣類の上から装着することとしてもよい。
チューブ留め部(3a)及びチューブ補助留め部(18)は、腕に着用する鼻用と太ももに付ける尿道用等の各医療チューブに対応できる大きさとし、さらに、1箇所につきチューブを2本通して使用してもよい。また、固定ベルトを衣類の上から装着することとしてもよい。
基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)、チューブ支持具(41)は、合成樹脂、布、又は耐久性を有する紙等を素材とし、基部(1a)は網目状に構成してもよい。基部(1a)の少なくとも一部には、ゴム等の伸縮性のある素材を用いた伸縮部材を形成することが好ましい。
また、本発明の医療チューブ固定ベルトを点滴又は透析に使用する場合においては、基部(1a)の幅は、針が刺された部位全体を覆える以上の大きさとし、基部の裏側(身体に接する側)には、図2(a)のように、針が刺された部位を基部(1a)が圧迫しないように裏足部(2a)を設けることが好ましい。また、基部の裏側には、汚れ防止用凸部材(17)を設けてもよい。裏足部(2a)の身体と接する部分は、装着部位の形にあわせて丸みをもたせた形状とすることが好ましい。
固定ベルトは、患者個々の身体の大きさの相違に対応できるように、S、M、L、LL等のように種々のサイズを用意する。また、腕、手首、大腿部等の各部位ごとや、点滴や透析等の用途ごとに固定ベルトを作成することとしてもよい。
また固定ベルトは、素肌の上から直接装着する他、衣類の上から装着することとしてもよい。
固定ベルトを、左右両方の腕に装着することが必要な場合等には、異なる色の部材を用い色分けして使用することとしてもよい。
また固定ベルトは、素肌の上から直接装着する他、衣類の上から装着することとしてもよい。
固定ベルトを、左右両方の腕に装着することが必要な場合等には、異なる色の部材を用い色分けして使用することとしてもよい。
本発明の第1の実施例を図1に基づいて説明する。本実施例は、医療チューブ固定ベルトに関するものである。
図1は第1の実施例に係る医療チューブ固定ベルトの斜視図である。
図1は第1の実施例に係る医療チューブ固定ベルトの斜視図である。
図中、(1a)は基部、(3a)はチューブ留め部、(9)はスナップボタン、(10)はスナップボタン孔、(17)は汚れ防止用凸部材、(18)はチューブ補助留め部である。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは、鼻用チューブ又は尿道パイプを固定するために、腕又は大腿部に装着して使用するものであって、図1に示すように、ベルト状の基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)とから構成される。チューブ留め部(3a)とチューブ補助留め部(18)の先端は基部(1a)とは反対側に少し跳ね上がっており、摘み易く穴明きスナップをはずしやすいようになっている。
基部(1a)の両端部にはそれぞれ、スナッスナップボタン(9)とスナップボタン孔(10)が設けられており、これにより基部(1a)を腕又は大腿部に巻きつけて装着することができる。ベルトの安定をはかるために、穴明きスナップは2列にしてもよい。
基部(1a)の両端部にはそれぞれ、スナッスナップボタン(9)とスナップボタン孔(10)が設けられており、これにより基部(1a)を腕又は大腿部に巻きつけて装着することができる。ベルトの安定をはかるために、穴明きスナップは2列にしてもよい。
基部(1a)には、帯状のチューブ留め部(3a)が一端を基部(1a)に接着されて設置されており、穴明きスナップによって、チューブを上から押さえて固定できるようになっている。さらに、チューブ留め部(3a)により固定されたチューブを横方向に持っていくために、チューブ留め部(3a)と同様の構成のチューブ補助留め部(18)が、図1のように設置されている。
基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)はいずれもポリエチレン等の合成樹脂で形成されている。
また、基部(1a)の裏側全面には、ポリエチレン等の合成樹脂の汚れ防止用凸部材(17)が設置されている。汚れ防止用凸部材は、ベルトが該凸部材によってのみ直接肌と接することとなるようにベルト裏側に適当な間隔で設け、汚れが付着しても簡単に除去又は取り替えできる素材(汚れにくい紙、布、合成繊維、又は合成樹脂等)を使用する。また、固定ベルトは、衣類の上から装着することもできる。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは左右兼用、男女兼用であって、S、M、L、LLの各種サイズが用意してある。
基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)はいずれもポリエチレン等の合成樹脂で形成されている。
また、基部(1a)の裏側全面には、ポリエチレン等の合成樹脂の汚れ防止用凸部材(17)が設置されている。汚れ防止用凸部材は、ベルトが該凸部材によってのみ直接肌と接することとなるようにベルト裏側に適当な間隔で設け、汚れが付着しても簡単に除去又は取り替えできる素材(汚れにくい紙、布、合成繊維、又は合成樹脂等)を使用する。また、固定ベルトは、衣類の上から装着することもできる。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは左右兼用、男女兼用であって、S、M、L、LLの各種サイズが用意してある。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトの使用に当たっては、まず医療チューブ固定ベルトを、穴明きスナップ留めによって腕に装着する。チューブ留め部(3a)に鼻用チューブ2本をそれぞれ通し、穴明きスナップ留めしてチューブを上から押さえて固定する。さらに固定された2本のチューブを、チューブ補助留め部(18)にそれぞれ通して固定する。2本のチューブを、1箇所のチューブ補助留め部に通して固定し、2本のチューブを同じ方向に持っていくこととしてもよい。
本実施例による医療チューブ固定ベルトによれば、固定ベルトを身体の一部に巻きつけるのみで、医療チューブを手軽かつ簡単に固定することが可能となる。
また、太ももに付ける尿道用、腕に付ける鼻用チューブ等、2本の医療チューブを固定することができ、身体と繋がれたチューブを身体の左又は右の好きな方向に持っていくことができる。また、固定ベルトは衣類の上から装着することもできる。
また、太ももに付ける尿道用、腕に付ける鼻用チューブ等、2本の医療チューブを固定することができ、身体と繋がれたチューブを身体の左又は右の好きな方向に持っていくことができる。また、固定ベルトは衣類の上から装着することもできる。
本発明の第2の実施例を図2に基づいて説明する。本実施例は、医療チューブ固定ベルトに関するものである。
図2(a)は第2の実施例に係る医療チューブ固定ベルトの斜視図、図2(b)は該医療チューブ固定ベルトのチューブ留め部の詳細図、図2(c)は該医療チューブ固定ベルトの他の例を示す斜視図である。
図2(a)は第2の実施例に係る医療チューブ固定ベルトの斜視図、図2(b)は該医療チューブ固定ベルトのチューブ留め部の詳細図、図2(c)は該医療チューブ固定ベルトの他の例を示す斜視図である。
図中、(1a)は基部、(2a)は裏足部、(3a’)はチューブ留め部、(15)は面状テープ凸面部、(16)は面状テープ凹面部、(18)はチューブ補助留め部、(19)はつかみ部である。
基部(1a)には、図2(a)に示すように、三角形状のチューブ留め部(3a’)が一端を基部(3a’)に接着されて設置され、面状テープによって、尿道、鼻用のチューブを上から押さえて固定できるようになっている。
さらに、チューブ留め部(3a’)により固定されたチューブを横方向に持っていくための帯状のチューブ補助留め部(18)が基部(1a)上に設置されており、面状テープでチューブを固定できるようになっている。
チューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)は、同時に2本のチューブを通して固定できるようになっている。
チューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)の先端部には、つかみ部(19)が設置されており、この部分には面状テープ凸面部(15)が設置されておらず、つかみ部(19)を利用することでチューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)の面状テープの脱着が容易にできる。基部(1a)上に設置される面状テープ凹面部(16)においては、図2(b)のように、チューブを通し易いように、チューブが通過する箇所の面状テープ凹面部は繊維の長さを短くし、チューブ通過部(20)を形成している。チューブ留め部(3a’)の形状は、図2(c)に示すように、図2(a)と上下が逆のものであってもよい。
また、固定ベルトは衣類の上から装着することとしてもよい。
さらに、チューブ留め部(3a’)により固定されたチューブを横方向に持っていくための帯状のチューブ補助留め部(18)が基部(1a)上に設置されており、面状テープでチューブを固定できるようになっている。
チューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)は、同時に2本のチューブを通して固定できるようになっている。
チューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)の先端部には、つかみ部(19)が設置されており、この部分には面状テープ凸面部(15)が設置されておらず、つかみ部(19)を利用することでチューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)の面状テープの脱着が容易にできる。基部(1a)上に設置される面状テープ凹面部(16)においては、図2(b)のように、チューブを通し易いように、チューブが通過する箇所の面状テープ凹面部は繊維の長さを短くし、チューブ通過部(20)を形成している。チューブ留め部(3a’)の形状は、図2(c)に示すように、図2(a)と上下が逆のものであってもよい。
また、固定ベルトは衣類の上から装着することとしてもよい。
基部(1a)の裏側には、図2(a)のように、針が刺された部位を基部(1a)が圧迫しないように裏足部(2)が設けられている。
基部(1a)、裏足部(2)、チューブ留め部(3a’)、チューブ補助留め部(18)はいずれも合成樹脂、合成繊維、又は耐久性のある紙でできている。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは男女兼用であって、S、M、L、LLの各種サイズが用意してある。
基部(1a)、裏足部(2)、チューブ留め部(3a’)、チューブ補助留め部(18)はいずれも合成樹脂、合成繊維、又は耐久性のある紙でできている。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは男女兼用であって、S、M、L、LLの各種サイズが用意してある。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトの使用に当たっては、点滴針が刺された部位を覆うように医療チューブ固定具を被せ、面状テープによって首に巻きつけて装着する。点滴用の針に接続されるチューブを、チューブ留め部(3a’)のうちの1箇所に通し、面状テープでチューブを上から押さえて固定する。さらに固定されたチューブを、チューブ補助留め部(18)に通して固定し、チューブを横方向に持っていく。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは、鼻用チューブや透析用のチューブのように2本のチューブを使用する場合であっても、使用することが可能である。また、腕に透析をする場合には、上下に2本の固定ベルトを使用することとなる。
固定ベルトは、透析の場合には、患者が自分にあったものをそれぞれ持つことが好ましい。
本実施例に係る医療チューブ固定ベルトは、鼻用チューブや透析用のチューブのように2本のチューブを使用する場合であっても、使用することが可能である。また、腕に透析をする場合には、上下に2本の固定ベルトを使用することとなる。
固定ベルトは、透析の場合には、患者が自分にあったものをそれぞれ持つことが好ましい。
本実施例による医療チューブ固定ベルトによれば、チューブ留め部(3a’)及びチューブ補助留め部(18)に面状テープを使用しているため、医療チューブの固定が非常に簡単にでき、また同時に2本の医療チューブを固定することもできる。
さらに、チューブ留め部(3a’)のチューブが通過する箇所には、面状テープ凹面部の繊維の長さを短くする処理を施しているため、チューブを通しやすく一層確実に医療チューブを固定することが可能となる。
さらに、チューブ留め部(3a’)のチューブが通過する箇所には、面状テープ凹面部の繊維の長さを短くする処理を施しているため、チューブを通しやすく一層確実に医療チューブを固定することが可能となる。
本発明に係る医療チューブ固定ベルトによれば、身体の一部に巻きつけて装着することにより、点滴や透析の場合だけでなく種々の医療チューブを手軽かつ簡単に固定することができるため、鼻や尿道等からのチューブを固定する際にも使用することができ、また、チューブを基部に留めるためのチューブ留め部及びチューブ補助留め部に面状テープを使用しており、医療チューブの固定が非常に簡単にできることから、点滴や透析等の医療チューブを装着せざるをえない患者の苦痛を緩和し、さらに看護する者の手間をも軽減することができ、産業上利用し得るものである。
1 基部
1a 基部
2 裏足部
2a 裏足部
3a、3a’ チューブ留め部
9 スナップボタン
10 スナップボタン孔
15 面状テープ凸面部
16 面状テープ凹面部
17 汚れ防止用凸部材
18 チューブ補助留め部
19 つかみ部
20 チューブ通過部
41 チューブ支持具
1a 基部
2 裏足部
2a 裏足部
3a、3a’ チューブ留め部
9 スナップボタン
10 スナップボタン孔
15 面状テープ凸面部
16 面状テープ凹面部
17 汚れ防止用凸部材
18 チューブ補助留め部
19 つかみ部
20 チューブ通過部
41 チューブ支持具
Claims (2)
- 身体の一部に巻きつけて装着し、医療チューブを固定するために用いる医療チューブ固定ベルトであって、
該固定ベルトは基部(1a)、チューブ留め部(3a)、チューブ補助留め部(18)からなり、
該基部の両端に、身体の一部に巻きつけを可能とする処理が施され、
該チューブ留め部及びチューブ補助留め部は一端が基部と固着され、他端がスナップボタン又は面状テープにより基部と着脱自在とされており、
該チューブ留め部は基部の長手方向と並行に2ヶ所以上設けられており、該チューブ補助留め部は基部の長手方向と垂直に2ヶ所以上設けられており、
該基部の裏側に汚れ防止用凸部材(17)が設けられており、
該汚れ防止用凸部材は円柱状で、かつ、汚れが付着しても簡単に除去又は取り替え可能な紙や布、合成繊維、合成樹脂等の素材で形成されていることを特徴とする医療チューブ固定ベルト。 - 基部の長手方向の中央近辺裏側に裏足部(2a)が設けられており、
該裏足部は基部の長手方向に対して略垂直に山型に膨らみをもたせて形成されており、
身体に接触することで、点滴又は透析用の針を刺した身体の部位と基部との間に空間を生じさせるものであることを特徴とする請求項1に記載の医療チューブ固定ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009185196A JP4705686B2 (ja) | 2003-12-11 | 2009-08-07 | 医療チューブ固定ベルト |
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