JP4705549B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽内に水平方向もしくは水平方向から傾斜した方向に回転自在に支持された回転ドラム内で、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程を行う洗濯乾燥機に関する。
ドラム式洗濯乾燥機は、一般的に、多数の透孔が形成され洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラム2が水槽内に設けられ、この水槽内の給水、排水及び回転ドラムの回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する。さらに、送風手段である送風ファンにより水槽内の空気を、除湿手段、加熱手段を備えた循環送風経路を通して循環させることにより洗濯物の乾燥工程を実施するようになっている。
ここで、除湿手段、加熱手段は一例として、圧縮機と冷媒回路で接続した空気調和機を構成する蒸発器、凝縮器で構成され、送風手段により水槽内の空気を循環送風経路に導入して蒸発器及び凝縮器を順次に通して熱交換することで除湿後に加熱した渇いた高温空気とし、これを水槽内に送風して回転ドラム内の洗濯物に曝すことを繰り返し、効率よく乾燥させられるようにしている。
上記のような洗濯乾燥機には、洗濯動作において回転ドラムを回転駆動する第1のモータと、第1のモータに電力を供給する第1のパワー素子と、乾燥工程においてヒートポンプ用の圧縮機を回転駆動する第2のモータと、第2のモータに電力を供給する第2のパワー素子とを備えている。第1のパワー素子と第2のパワー素子とは、各々独立した回路基板に実装されている。
また、洗濯乾燥機における2つのモータに供給される電力は非常に高く、モータ動作時、パワー素子は高い熱を発生する。このようなパワー素子駆動時に発生する熱を放熱させるために、パワー素子には放熱板(ヒートシンク)が装着されている。特許文献1には、パワー素子に装着される放熱板の構成が開示されている。
特許文献1に開示されている放熱板の構成は、放熱効果を高くするとともに放熱板が占める割合を少なくするために、パワー素子に取り付けられる第1の放熱板と、第1の放熱板に取り付けられ電子ユニットを覆うように配されている第2の放熱板とを備えている。
特開平11−267395号公報
しかしながら特許文献1に開示されている放熱板を、2つのモータ及び2つのパワー素子を搭載した洗濯乾燥機に搭載した場合、第1のパワー素子と第2のパワー素子とに、各々独立して放熱板を搭載する必要がある。このような構成では部品点数が多くなりコストアップにつながってしまうという問題点がある。また、第1及び第2のパワー素子のそれぞれにおいて高い放熱効果を得ようとすると、放熱板が大型化してしまい、洗濯乾燥機が大型化してしまうという問題点がある。
本発明は、上記問題点を鑑み、複数のパワー素子を備えた構成において、高い放熱効果、低コスト、小型化を実現できる洗濯乾燥機を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の洗濯乾燥機は、水槽内に回転可能に配され、内部に洗濯物を収容可能なドラムと、前記ドラムを回転させる第1のモータと、前記第1のモータに電力を供給する第1のパワー素子と、前記水槽内の空気を除湿及び加熱する圧縮器と、前記圧縮器を回転させる第2のモータと、前記第2のモータに電力を供給する第2のパワー素子とを備え、前記水槽内に給水及び排水を行い、前記洗濯物が収納されている前記ドラムを前記第1のモータで回転駆動することで洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施し、脱水工程時に前記ドラムを高速回転させるとともに、前記圧縮器を前記第2のモータで回転駆動することで前記水槽内の空気を除湿及び加熱して、前記ドラム内に放出する乾燥工程を実施し、前記乾燥工程時に前記ドラムを前記脱水工程の高速回転時よりも低速で回転させ、前記脱水工程時よりも低い電力を前記第1のパワー素子から前記第1のモータに供給する洗濯乾燥機であって、前記第1のパワー素子と前記第2のパワー素子とに結合された単一の放熱板を備えたものである。
本発明は、複数のパワー素子を備えた洗濯乾燥機において、高い放熱効果、低コスト、小型化を実現できる。
すなわち、本発明の洗濯乾燥機に搭載される放熱板は、その表面積が、従来の複数の放熱板の総表面積よりも小さいため、小型化することができる。したがって、洗濯乾燥機を小型化することができる。
また、複数のパワー素子の放熱タイミングが分散されているので、1つのパワー素子が放熱する時の放熱容量を、従来よりも大きく確保することができ、高い放熱効果を得ることができる。
本発明の洗濯乾燥機は、前記第1及び第2のパワー素子は、基板上に並んで配列され、その配列方向に沿った側面にリード端子が配され、前記放熱板は、前記第1及び第2のパワー素子との接合面に隣接する部分に、前記リード端子との間の間隔を広げるように切り欠き部が形成されている構成としてもよい。この構成により、組立時にリード端子とプリント基板における接続孔とを組立作業者が目視可能であるため、組立性を向上させることができる。
また、前記第1及び第2のパワー素子は、同一基板上に実装されている構成としてもよい。この構成により、プリント基板の枚数を少なくすることができ、コストダウンすることができる。
(実施の形態1)
〔1.洗濯乾燥機の基本構成〕
図1は、ドラム式洗濯乾燥機の側面図である。図2は、ドラム式洗濯乾燥機の背面図である。図1及び図2は、便宜上、内部構造がわかるように描画している。
ドラム式洗濯乾燥機は、図1に示すように、多数の透孔8が形成され洗濯物を収容して回転駆動される回転ドラム2が水槽3内に設けられ、一般に、この水槽3内の給水、排水及び前記回転ドラム2の回転の制御により洗濯、すすぎ、脱水の各工程(以下、この3つの工程を併せて「洗濯運転」と称する)を実施すると共に、送風手段である送風ファン15により水槽3内の空気を、除湿手段、加熱手段を備えた循環送風経路5を通して循環させることにより洗濯物の乾燥工程を実施するようになっている。
ここで、除湿手段、加熱手段は一例として、圧縮機と冷媒回路で接続した空気調和機を構成する蒸発器、凝縮器で構成され、送風手段により水槽内の空気を循環送風経路に導入して蒸発器及び凝縮器を順次に通して熱交換することで除湿後に加熱した渇いた高温空気とし、これを水槽内に送風して回転ドラム内の洗濯物に曝すことを繰り返し、効率よく乾燥させられるようにしている。以下、さらに詳しく構成を説明する。
図1に示すドラム式洗濯乾燥機1は、洗濯乾燥機本体44内に図示しないサスペンション構造によって水槽3が宙吊り状態に配設され、水槽3内に有底円筒形に形成された回転ドラム2がその軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設されている。水槽3の正面側には回転ドラム2の開口端に通じる衣類出入口11が形成され、洗濯乾燥機本体44の正面側に形成された上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉9を開くことにより、前記衣類出入口11を通じて回転ドラム2内に対して洗濯物を出し入れすることができる。扉9が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業を腰を屈めることなく実施でき、一般には横向きにある開口部から洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機の作業性の悪さが改善されている。
回転ドラム2には、その周面に水槽3内に通じる多数の透孔8が形成され、内周面の複数位置に攪拌突起(図示せず)が設けられている。この回転ドラム2は水槽3の背面側に取り付けられたモータ7によって正転及び逆転方向に回転駆動される。また、水槽3には、注水管路12及び排水管路13が配管接続され、図示しない注水弁及び排水弁の制御によって水槽3内への注水及び排水がなされる。
扉9を開いて回転ドラム2内に洗濯物及び洗剤を投入してドラム式洗濯乾燥機1の運転を開始させると、水槽3内には注水管路12から所定量の注水がなされ、モータ7により回転ドラム2が回転駆動されて洗濯工程が開始される。回転ドラム2の回転により、回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の内周壁に設けられた攪拌突起によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路13から排出され、回転ドラム2を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽3内に注水管路12から注水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においても回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の回転により攪拌突起4により持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施される。
このドラム式洗濯乾燥機1には、回転ドラム2内に収容した洗濯物を乾燥する機能が設けられ、図1、図2に示すような水槽3内の空気を排気して除湿し、加熱した乾燥した空気を再び水槽3内に送風する既述した循環送風経路5が形成されている。この循環送風経路5の途中には図1に示すように蒸発器31などの除湿手段、凝縮器32などの加熱手段、及び送風手段である送風ファン15が設けられるのが既述したように一般的である。この送風ファン15を回転駆動することにより、循環送風経路5に空気の流れが発生して、洗濯物を収容した回転ドラム2内の空気は、透孔8を通じて水槽3から送風ファン15側への循環空気導入管路16に排気され、送風ファン15の上流に位置する蒸発器31に水分を結露させて除湿することと、既述したように400℃程度に昇温する凝縮器32との熱交換により加熱することとで、常に乾燥した高温の空気とされる。この乾燥した高温の空気は、送風ファン15から水槽3への送風管路33に送り出されて、水槽3内に送風される。水槽3内に送風された高温の乾燥空気は、透孔8を通じて回転ドラム2内に入って、衣類などの洗濯物に曝されながら水槽3へと抜け、再度循環空気導入管路16へと導入され、以上の循環送風経路5での空気の循環の繰り返しにより乾燥工程が実施される。
なお、蒸発器31及び凝縮器32は、これらに冷媒を循環させる冷媒回路で接続した圧縮機37と共に、1つの器体38に収容した図1に示すような空気調和機39として取り扱い、この空気調和機39の導入空気を除湿及び加熱した後に排気する排気口41側に送風ファン15の吸気口42側を相互間の防振構造部を有して結合し一体化している。これにより、圧縮機37、蒸発器31、凝縮器32が器体38への収納により一纏めになった大量生産向きの機器となった空気調和機39と送風ファン15との2つの単独機器の結合で4つの機器、つまり圧縮機37、蒸発器31、凝縮器32、送風ファン15のそれぞれを循環送風経路5の一部をなして所定の機能を達成する空調・送風ユニット81として関係付けられる。なお、乾燥手段は、蒸発器31,凝縮器32、圧縮機37及び送風ファン15で構成される。
〔2.パワー素子ユニットの構成〕
上記のように構成されている洗濯乾燥機には、洗濯運転時及び乾燥工程において回転ドラム2を回転駆動する第1のモータ(図1におけるモータ7)と、乾燥工程においてヒートポンプ用の圧縮機37(コンプレッサー)を回転駆動する第2のモータとを備えている。また、各モータを駆動するパワー素子ユニットが搭載されている。パワー素子ユニットは、第1のモータへ電力を供給する第1のパワー素子201と、第2のモータへ電力を供給する第2のパワー素子201と、放熱板203とを備えている。
図3は、実施の形態1におけるパワー素子ユニットの構成を示す側面図である。図4は、パワー素子ユニットの別の角度から見た側面図であり、図3における矢印Aに示す方向から見た図である。
図3及び図4において、電源回路を構成するコンデンサなどの各種電子部品(不図示)が実装されているプリント基板204に、第1のパワー素子201と第2のパワー素子202とが実装されている。
第1のパワー素子201は、第1のモータ(不図示)に電力を供給する素子である。第2のパワー素子202は、第2のモータに電力を供給する素子である。また、第1のパワー素子201は、略一直線上に並んだ複数のリード端子201aが、略平行に2列配されている。リード端子201aは、第1のパワー素子201をプリント基板204に実装する際、プリント基板204に形成されている接続孔に挿通され、プリント基板204の裏面に形成されている導体パターンに半田付けによって電気的に接続される。また、第2のパワー素子202は、略一直線上に並んだ複数のリード端子202aが、略平行に2列配されている。リード端子202aは、第2のパワー素子202をプリント基板204に実装する際、プリント基板204に形成されている接続孔に挿通され、プリント基板204の裏面に形成されている導体パターンに半田付けによって電気的に接続される。
第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202は、モータを高速で回転駆動する必要があるため、動作時には大きな電力をモータへ供給するとともに、素子自体が高熱を発する。このような熱を放熱させるために、第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202には、一つの放熱板203が装着されている。また、本実施の形態では、プリント基板204において、第1のパワー素子201と第2のパワー素子202とが互いに近接するように実装されている。これにより、放熱板203の大きさを極力小さくすることができる。
放熱板203は、伝熱材で形成され、例えばアルミニウムなどの金属で形成されている。また、放熱板203は、横長の略直方体形状に形成され、その底面(接合面)が第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202の上面に伝熱可能に結合されている。本実施の形態では、ネジによって両者を固定した。また、底面は、その幅寸法が、第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202におけるリード端子間の幅寸法以下となるように形成されている。また、放熱板203の上面には、複数の放熱フィンが形成され、放熱効果を高めている。なお、本実施の形態の放熱板203は、前述した従来の2個の放熱板(2つのパワー素子のそれぞれに独立して配された放熱板)の総放熱容量よりも、小さい放熱容量を有する。すなわち、本実施の形態の放熱板203は、従来の2個の放熱板を合わせた大きさ(体積、表面積)よりも小さく形成されている。ただし、従来の2個の放熱板を構成する1個あたりの放熱板の大きさ及び放熱容量は、本実施の形態の放熱板203よりも小さい。
また、図4に示すように、放熱板203の底面において、リード端子201a及び202a(図4ではリード端子201aのみ図示)に対向する部位に、略矩形の切り欠き部203aが形成されている。切り欠き部203aを形成することで、放熱板203が装着されている第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202をプリント基板204に実装する際に、リード端子201a及び202aが目視可能であるため、リード端子201a及び202aをプリント基板204に形成されている接続孔に挿入しやすく、組立性を向上させることができる。また、切り欠き部203a内に、他の電子部品などを配置させることができるため、高密度な実装が可能になり、回路基板の小型化が可能になる。ひいては、洗濯乾燥機の小型化に貢献する。なお、切り欠き部203aは、必ずしも形成する必要はなく、高い放熱効果及び放熱板の小型化できるという効果のみを得ようするのであれば形成しなくてもよい。また、切り欠き部203aの形状は、図4に示すような略矩形に限らず、テーパ形状や湾曲形状であっても同様の効果を得ることができる。
次に、放熱動作について説明する。
まず、洗濯運転時、回転ドラム2を回転駆動するため、制御回路(不図示)は、第1のパワー素子201を動作させる。第1のパワー素子201は、インバーター制御に基づいて、回転ドラム2を回転駆動可能な第1のモータに電力を供給する。これにより、第1のモータが駆動して回転ドラム2を回転させることができ、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程から構成される洗濯動作を実行させることができる。この時、第1のパワー素子201で発生した熱は、放熱板203に伝達され、放熱される。洗濯運転時は、第1のパワー素子201のみが動作し、第2のパワー素子202は動作していないため、第1のパワー素子201から発生する熱のみが放熱板203から放熱される。すなわち、第1のパワー素子201は、放熱板203における2素子分の放熱容量を1素子で利用できるため、放熱効果が大きい。
また、乾燥工程時は、ドラム2を低速回転させるとともに、圧縮機37を回転駆動させる。したがって、制御回路は第1のパワー素子201と第2のパワー素子202とを動作させる。第1のパワー素子201は、ドラム2を低速回転させるために、第1のモータ(図1のモータ7)に低い電力を供給する。また、第2のパワー素子202は、インバーター制御に基づいて、圧縮機37を回転駆動可能な第2のモータに電力を供給する。これにより、第1のモータによってドラム2を低速回転させながら、第2のモータによって圧縮機37を回転させることができ、循環送風経路5内で発生させた温風をドラム2内に放出させて、ドラム2内の洗濯物を乾燥させることができる。この時、第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202で発生した熱は、放熱板203に伝達され、放熱される。すなわち、乾燥工程時は、第1のパワー素子201から発生する熱と、第2のパワー素子202から発生する熱とを放熱板203から放熱させるが、乾燥工程時における第1のパワー素子201の発熱量は少量であるため、第2のパワー素子202は放熱板203におけるほぼ2素子分の放熱容量を1素子で利用できる。
次に、本実施の形態のパワー素子ユニットの組み立て方法について説明する。
図3及び図4に示すパワー素子ユニットを組み立てる際は、まず、放熱板203の底面上に第1のパワー素子201と第2のパワー素子202とを、ネジで締結固定する。この時、リード端子201a及び202aが、放熱板203の底面に対して相対向する方向へ突出するように固定する。
次に、放熱板203が固定されている第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202のリード端子201a及び202aを、プリント基板204に形成されている接続孔に挿通させる。本実施の形態では、組立作業者による手作業にて挿通される。この時、放熱板203は、その底面の幅寸法がリード端子間の幅寸法以下になるように切り欠き部203aが形成されているため、作業者はリード端子201a及び202aを接続孔に挿通させる際、リード端子201a及び202aと接続孔とを目視確認しながら作業を行うことができる。
次に、プリント基板204の裏面における接続孔近傍に形成されている導体パターンと、リード端子201a及び202aとを半田付けして、両者を電気的に接続する。これにより、パワー素子ユニットが完成する。
〔3.実施の形態の効果、他〕
以上のように本実施の形態によれば、第1のパワー素子ユニット201と第2のパワー素子ユニット202とを、単一のプリント基板204に実装する構成であるため、プリント基板の枚数を削減でき、コストダウン及び洗濯乾燥機1の小型化が可能になる。
また、単一の放熱板203を第1のパワー素子201と第2のパワー素子202とに装着する構成であるため、放熱板203の数を削減することができ、コストダウンが可能になる。
また、放熱板203を、従来のように2個のパワー素子のそれぞれに独立して装着される放熱板を合わせた放熱容量よりも小さくすることができるため、パワー素子ユニットを小さくすることができ、洗濯乾燥機1を小さくすることができる。なお、放熱板203の放熱容量は、従来の2個の放熱板を構成する1個の放熱板の放熱容量よりも大きく形成されているため、本実施の形態のように第1のパワー素子201と第2のパワー素子202とは同時に動作しない構成においては、パワー素子1つ当たりの放熱容量が大きく確保され、それによる放熱効果は大きい。すなわち、洗濯運転時は第1のパワー素子201が放熱板203を占有して放熱を行い、乾燥工程時は第2のパワー素子202がほぼ放熱板203を占有して放熱を行うことができ、放熱板1つあたりの放熱容量が従来の放熱板よりも大きいため、高い放熱効果を得ることができる。
また、放熱板203に切り欠き部203aが形成されていることにより、放熱板203が装着された第1のパワー素子201及び第2のパワー素子202を、プリント基板204に実装させる際、作業者においてリード端子201a及び202aと接続孔とが目視可能であるため、リード端子201a及び202aと接続孔との位置を把握しやすく、作業性を向上させることができる。また、切り欠き部203a内に、他の電子部品などを配置させることができるため、プリント基板204に実装される電子部品を高密度に実装することができ、プリント基板204を小型化することができる、
本発明は、回転ドラムモータ用のパワー素子と、コンプレッサーモータ用のパワー素子のように、互いに異なる期間に動作するパワー素子を放熱させる放熱板を備えた洗濯乾燥機に有用である。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の側面図 実施の形態1における洗濯乾燥機の背面図 実施の形態1におけるパワー素子ユニットの側面図 実施の形態1におけるパワー素子ユニットの側面図
1 ドラム式洗濯乾燥機
201 第1のパワー素子
202 第2のパワー素子
201a、202a リード端子
203 放熱板
203a 切り欠き部
204 プリント基板

Claims (3)

  1. 水槽内に回転可能に配され、内部に洗濯物を収容可能なドラムと、
    前記ドラムを回転させる第1のモータと、
    前記第1のモータに電力を供給する第1のパワー素子と、
    前記水槽内の空気を除湿及び加熱する圧縮機と、
    前記圧縮機を回転させる第2のモータと、
    前記第2のモータに電力を供給する第2のパワー素子とを備え、
    前記水槽内に給水及び排水を行い、前記洗濯物が収納されている前記ドラムを前記第1のモータで回転駆動することで洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施し、脱水工程時に前記ドラムを高速回転させるとともに、
    前記圧縮機を前記第2のモータで回転駆動することで前記水槽内の空気を除湿及び加熱して、前記ドラム内に放出する乾燥工程を実施し、前記乾燥工程時に前記ドラムを前記脱水工程の高速回転時よりも低速で回転させ、前記脱水工程時よりも低い電力を前記第1のパワー素子から前記第1のモータに供給する洗濯乾燥機であって、
    前記第1のパワー素子と前記第2のパワー素子とに結合された単一の放熱板を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記第1及び第2のパワー素子は、基板上に並んで配列され、その配列方向に沿った側面にリード端子が配され、前記放熱板は、前記第1及び第2のパワー素子との接合面に隣接する部分に、前記リード端子との間の間隔を広げるように切り欠き部が形成されている請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記第1及び第2のパワー素子は、同一基板上に実装されている請求項1記載の洗濯乾燥機。
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