JP4704118B2 - 入浴装置 - Google Patents

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Description

本発明は、病人や寝たきりの老人、身体障害者等の要介助者を入浴させるための入浴装置に関するものである。
従来、この種の入浴装置として、浴槽内に、上端に担架を受け渡しするレールを備えた昇降台を設け、該昇降台が最上昇端の担架受け渡し位置へ移動したことがセンサーで検知されたときに、前記浴槽に横付けされたストレッチャー上のレールから要介助者を乗せた担架を前記昇降台のレール上に載せ換え、昇降台とストレッチャーの各レールの高さが相違した状態で前記載せ換えが行われるのを防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−164867号公報
前記入浴装置では、前記浴槽に横付けされたストレッチャーのレールの高さが所定位置に位置決めされていることを前提として、浴槽内昇降台の最上昇端位置への移動をセンサーで検知することにより、前記昇降台とストレッチャーの各レールの高さの一致を判断している。しかし、ストレッチャーには、要介助者が利用する車椅子、ベッド等の高さに柔軟に対応させるために、担架を載せるレールを昇降自在に構成したものがあるが、従来の入浴装置では、そのような昇降自在のレールを備えたストレッチャーが、担架受け渡し位置にレールを正確に位置決めされた状態で浴槽に横付けされたか否かを確認することができず、したがって、浴槽内の昇降台のレールが担架受け渡し位置に上昇されても、ストレッチャー側のレールが担架受け渡し位置よりも低い位置にある状態で、浴槽内の昇降台とストレッチャーとの間で担架の載せ換えが行われる場合もあり、この場合には、要介助者を乗せた担架の載せ換えが安全、円滑に行えない懸念がある。
また、前記従来の入浴装置においては、前記昇降台とストレッチャーに、担架が各レールから不用意に脱落するのを防ぐロック機構が付設されておらず、前記昇降台やストレッチャーの各レールの昇降動作を前記ロック機構等の動作と連係させて、浴槽とストレッチャーとの間での要介助者を乗せた担架の受け渡し作業の安全性を十分に高めることができない不満がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、浴槽と昇降自在のガイドレールを備えたストレッチャー等の介助支援機器との間で、要介助者を乗せた担架を円滑に、かつ安全に受け渡しすることができる入浴装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る入浴装置は、浴槽と、該浴槽内に設置され、浴槽に横付けされた介助支援機器における昇降自在の機器側ガイドレールとの間で担架を受け渡しする浴槽側ガイドレールが設けられた支持台と、該支持台に設けられ、前記槽側ガイドレールの中央に載せられた担架の介助支援機器側への移動を規制するロック状態と前記移動を許容するロック解除状態とに切り換えるロック機構と、該ロック機構に前記ロック状態とロック解除状態の切換動作を行わせる操作手段とを備えた入浴装置において、
前記機器側ガイドレールが前記浴槽側ガイドレールと整列する担架受け渡し位置に上昇したことを検知する高さセンサーと、該高さセンサーの検知信号にもとづいて動作し、前記ロック機構がロック解除状態に切り換えるように前記操作手段を作動させる制御器を設け、前記高さセンサーは、前記介助支援機器が前記浴槽に横付けされたことを検知する接続センサーと前記浴槽が下端位置にあることを検知する位置センサーが動作した後に、前記機器側ガイドレールの担架受け渡し位置への上昇を検知することを特徴としている。
請求項に係る入浴装置は、請求項1に記載の入浴装置において、前記介助支援機器が、担架に要介助者を乗せて搬送するストレッチャー、または担架に乗せた要介助者の身体を水受盤上で洗浄する洗浄台であることを特徴としている。
本発明は以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る入浴装置によれば、浴槽に横付けされた介助支援機器の機器側ガイドレールが担架受け渡し位置に上昇していないときには、浴槽内の支持台のロック機構が浴槽側ガイドレール上の担架の介助支援機器側への移動を規制するロック状態を解除しないので、前記担架を浴槽側から介助支援機器側へ移動させることはできない。したがって、介助支援機器の機器側ガイドレールが担架受け渡し位置より低位置にあるときに、要介助者を乗せた担架が介助支援機器側へ不用意に移動して転落するといった事態を確実に防止することができ、浴槽と昇降自在のガイドレールを備えた助支援機器との間で、要介助者を乗せた担架を円滑に、かつ安全に受け渡しすることができることができる。
また、機器側ガイドレールが担架受け渡し位置に上昇されていても、接続センサーが動作して介助支援機器が浴槽に接続したことが確認されない場合にはロック機構がロック状態を解除しないので、介助支援機器がしっかりと浴槽に横付けされていない不安定な状態での担架の受け渡しが行われるのを確実に防止することができる。
さらに、浴槽が上昇位置にあるときに不用意に担架が浴槽側ガイドレール上を移動して浴槽壁に衝突し、該浴槽壁を損傷させるような事態の発生を確実に防止することができる。
また、請求項2に係る入浴装置によれば、浴槽と昇降自在の機器側ガイドレールを有するストレッチャーまたは洗浄台との間で担架に乗せられた要介助者を円滑に、かつ安全に受け渡しすることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る入浴装置について添付図面を参照して説明する。 図1、図2において、1は本発明の一実施の形態に係る入浴装置である。この入浴装置1は、床上に設置された浴槽ケース(浴槽)2と、該浴槽ケース2内に昇降可能に設けられた浴槽3とを備えている。前記浴槽ケース2の底部2aには、浴槽3の底部を液密に貫通して中空の支柱4が立設されており、図示しないが前記浴槽3が該支柱4に案内され、適宜アクチュエータによって昇降するようになっている。前記支柱4の上端には矩形状の台板(支持台)5が水平に固定され、該台板5には、一対の槽側ガイドレール6,6が、浴槽3の長手方向(図1、図2で左右方向)に間隔をあけ、浴槽3の幅方向(図1で上下方向、図2で紙面に垂直な方向)に向けて水平に固定されている。
前記支柱4の内側には、図4に示すように、その上下端部に設けた軸受4a,4bによって回転軸7が軸回りに回転自在に支持されて設けられており、前記回転軸7の上端には、一側方が開口部8aとされて平面視でU字状をなす係止部8bを設けた係止部材8が、係止部8bと一体に形成された水平の円板部8cを介して固定されている。前記回転軸7の下端部にはスプロケット9が固定されており、該スプロケット9は、前記浴槽ケース2の底部2aに設置されたモータ10の出力軸のスプロケット11に、チェーン12を介して連絡されている。
前記回転軸7とこれに固定して係止部材8等が、槽側ガイドレール6,6の中央に載せられた担架13が槽側ガイドレール6,6に沿って浴槽3外へ移動するのを規制するロック状態と前記移動を許容するロック解除状態とに切り換えるロック機構14を構成し、前記スプロケット9,11、前記モータ10等が、前記ロック機構14に前記ロック状態とロック解除状態の切換動作を行わせる操作手段15を構成している。
前記台板5上には、図3、図4に示すように、矩形状の座板16が固定されており、該座板16上には、前記回転軸7の中心を挟んで浴槽3の長手方向における対称位置に、一対の担架ストッパー部材17,17が、前記槽側ガイドレール6,6に平行に固着されている。各担架ストッパー部材17,17は、それらの対向側の上方に、図5に示すように、正面視で逆三角形状の案内部17aを有すると共に、該案内部17aの中央に鉛直な係止溝17bが形成されている。一方、前記担架13の中央の下面には断面コ字状の支持部材18が固着され、該支持部材18の下端に固着した支持部18aに係合ピン19が垂直に取り付けられ、該係合ピン19は、前記槽側ガイドレール6,6の中央に担架13が載せられたとき、前記回転軸7に軸心を一致させて前記係止部材8の係止部8b内に位置するように設けられている。
また、前記支持部材18には、これに形成した鉛直な案内溝18bに挿入された水平の軸ピン20が、両端を前記担架ストッパー部材17,17の案内部17a,17aの位置まで延長して設けられている。該軸ピン20は、その中央部が、支持部材18の上端に固着した支持片18cに基端を支持された左右一対の引張バネ21,21の先端に連結され、常時は、該引張バネ21,21の付勢力により前記案内溝18bの上端に位置するようになっている。そして、前記担架13が槽側ガイドレール6,6に搬入されるときに、前記軸ピン20が、前記引張バネ21,21の付勢力に抗して前記担架ストッパー部材17,17の案内部17aの傾斜によって押し下げられ、該案内部17aの最下部に至って前記係止溝17b,17bに嵌入され、前記担架ストッパー部材17(台板5)に対して担架13が移動できないようになっている。
なお、前記軸ピン20の上方には、前記支持部材18に軸22aで上下に回動自在に支持されたレバー22が接触され、該レバー22は前記担架13の側方からハンドル22bによって回動操作し得るようになっている。そして、前記担架13を槽側ガイドレール6,6から搬出するときには、前記ハンドル22bを操作して前記引張バネ21,21の付勢力に抗して前記レバー22を下方へ回動させることにより前記軸ピン20を押し下げ、前記担架ストッパー部材17の係止溝17b,17bに嵌入されている軸ピン20を該係止溝17b,17bから脱出させるようになっている。
前記浴槽ケース2の両外側面には、図2、図3に示すように、浴槽ケース2(浴槽3)に横付けされる後述のストレッチャーSを位置決めするための位置決め部材23,23が、浴槽3の長手方向に所定間隔をあけて取り付けられ、各位置決め部材23は平面視で円弧状の案内凹部23a,23aが設けられている。また、前記一対の位置決め部材23,23の間には、接続部材24が設けられている。該接続部材24は、図6に示すように、下方が開放された中空の箱形状に形成され、基端壁(図6で左端壁)24aがボルト24bよって浴槽ケース2の側壁に固定され、水平の上面壁24cに垂直に貫通する連結孔24dが設けられ、さらに、上面壁24cの先端側(図6で右端側)には先端壁24eに連なる傾斜面24fが設けられている。また、前記接続部材24の先端側の内部には、ストレッチャーSに設けられた接続ピン25により作動片26aを介して動作するリミットスイッチ(接続センサー)26が取り付けられている。なお、接続部材24の先端側の表面には、摺動部材24gが固着されている。
次に、前記ストレッチャーSは、図7,図8に示すように、四隅の下端にキャスター27を設けたフレーム28を備えており、該フレーム28には、その幅方向(図7で上下方向、図8で紙面に垂直な方向)の両端部に、一対のX状リンク機構29,29が取り付けられ、各X状リンク機構29,29の上端には水受盤30が水平に支持されて、該水受盤30が前記フレーム28に対して昇降自在に設けられている。前記フレーム28とX状リンク機構29の上部との間には、水受盤30を昇降駆動させる周知の電動シリンダ(アクチュエータ)Dが設けられている。前記水受盤30には、ストレッチャーSの長手方向(図7、図8で左右方向)に沿って延長された一対の棒部材31,31が取り付けられており、該棒部材31,31の上面には、前記長手方向に直交する方向に沿って前記水受盤30の幅と同等の長さを有する一対の機器側ガイドレール32,32が固定されている。該機器側ガイドレール32,32は、前記槽側ガイドレール6,6と同一形状であり、浴槽3(ストレッチャーS)の長手方向における間隔と同一の間隔をあけて設けられている。
なお、前記ストレッチャーSは、リモコンスイッチ盤の押しボタンを押して前記電動シリンダDを作動させて前記水受盤30(機器側ガイドレール32)を任意の高さ位置に昇降させることができるが、最上昇端位置と最下端位置では、それらの位置を検知するリミットスイッチの作用によって自動的に昇降動作が停止されるようになっている。
また、前記水受盤30の中央には、前記浴槽3における中央の支柱4上に設けた担架ストッパー部材17,17と同一形状の担架ストッパー部材33,33が、担架ストッパー部材17,17の浴槽3(ストレッチャーS)の長手方向における間隔と同一の間隔をあけて前記棒部材31,31に支持されて設けられている。前記フレーム28の幅方向の両側には、長手方向に前記浴槽ケース2に設けた位置決め部材23の案内凹部23a,23a間の間隔と同一の間隔をあけて、円形の位置決め盤34,34が前記案内凹部23aに対応する高さ位置に水平に取り付けられている。該位置決め盤34は前記案内凹部23aの円弧の半径と同一の半径を有している。
また、前記フレーム28の幅方向の両側には、詳細は図示しないが、その長手方向における前記位置決め盤34,34の中間に位置して、前記接続ピン25を取り付けた操作リンク35、35が、常時バネで下方に付勢されて支持されており、前記ストレッチャーSが浴槽ケース2に接近して位置決め盤34が案内凹部23に嵌入される際に、前記接続ピン25が接続部材24の傾斜面24fに沿って案内されて上昇した後、前記連結孔24dに嵌入すると、操作リンク35,35は下降するようになっている。各操作リンク35,35は、浴槽ケース2側と反対側の操作リンク35上の解除ペダル35aを踏み込むと、前記接続ピン25を前記接続部材24の連結孔24dから外すことができるようになっている。
次に、図9を参照して、前記入浴装置1におけるロック機構14の切換動作を制御する制御装置36について説明する。
前記制御装置36は、前記ストレッチャーSが浴槽ケース2の接続部材24に接続されたことを検知する前記リミットスイッチ26と、浴槽ケース2の側壁の上端部に取り付けられており、ストレッチャーSがその機器側ガイドレール32,32を最上端位置(担架受け渡し位置)に上昇させたことを、ストレッチャーSに設けた作動片37によって動作されて検知するリミットスイッチ(高さセンサー)38と、前記浴槽3が下端位置に降下していることを感知するリミットスイッチ(位置センサー)39と、前記ロック機構14の係止部材8の回転軸7の周方向における3つの回転位置を検出するリミットスイッチ(切換センサー)40a,40b,40cと、各装置部の動作状態を表示したり、各装置部の操作を指示したりするランプ等の表示部41と、各装置部を作動させる押しボタン等の操作部42と、前記各リミットスイッチ26,38,39,40a,40b,40cからの検知信号と前記操作部42からの操作信号にもとづいて、前記モータ10の動作や前記表示部41へ各装置部の動作状態を表示させる動作をシーケンス制御するリレー回路(制御器)43とを備えている。該リレー回路43は論理回路等の他のシーケンス回路に代えることができる。
前記リミットスイッチ40a,40b,40cは、例えば前記スプロケット9に設けた作動片によって動作し、リミットスイッチ40aが、前記係止部材8の開口部8aが浴槽3の幅方向(前記槽側ガイドレール6に平行な方向)における浴槽3の一方(図9で右側)の側壁側へ向けられ状態を検知し、リミットスイッチ40bが、前記開口部8aが浴槽3の一方から他方(図9で左側)へ180度回転して向けられた状態を検知し、また、リミットスイッチ40cが、前記開口部8aが浴槽3の長手方向に沿った側へ向けられた状態を検知するようになっている。すなわち、前記リミットスイッチ40a,40bは、前記係止部材8が槽側ガイドレール6の中央に乗せられた担架13の浴槽3に横付けされたストレッチャーS側への移動を許容するロック解除状態を検知し、前記リミットスイッチ40cは、前記係止部材8が槽側ガイドレール6の中央に乗せられた担架13の浴槽3の両側方(浴槽3に横付けされたストレッチャーS側)への移動を規制するロック状態を検知するようになっている。
なお、前記各リミットスイッチ26,38,39,40a,40b,40cは接触式、無接触式のいずれの形式のものであってもよい。
次に、前記入浴装置1の作用について図10を参照しながら説明する。
まず、介助者が、前記ストレッチャーSの電動シリンダDをリモコンスイッチ盤で作動させて機器側ガイドレール32,32を昇降させ、その高さを任意高さ位置(通常は再上昇端位置)に調節して、ストレッチャーSを浴槽3側へ移動する(ステップS1)。そして、浴槽3が浴槽ケース2内で下端位置にあるか否かをリミットスイッチ39の動作を介して制御装置36の表示部41で確認し(ステップS2)、下端位置にない場合は、浴槽昇降装置(図示せず)を制御装置36の操作部42で作動させて浴槽3を下端位置に下降させる(ステップS3)。ストレッチャーSを浴槽ケース2に横付けし、その位置決め盤34,34を浴槽ケース2の位置決め部材23の案内凹部23a,23aに嵌入させて位置決めすると共に、浴槽ケース2における接続部材24の連結孔24dに接続ピン25を嵌入させて、ストレッチャーSを浴槽ケース2に接続させる(ステップS4)。ストレッチャーSが浴槽ケース2に接続されたか否かをリミットスイッチ26の動作を介して制御装置36の表示部41で確認し(ステップS5)、ストレッチャーSが浴槽ケース2に接続されていない場合には接続し直す。
そして、前記ストレッチャーSの機器側ガイドレール32が最上昇端位置(担架受け渡し位置)に上昇しているか否かを前記リミットスイッチ38の動作を介して制御装置36の表示部42で確認し(ステップS6)、最上昇端位置に上昇していない場合には、ストレッチャーSの電動シリンダDをリモコンスイッチで作動させることにより、最上昇端位置に上昇させる(ステップS7)。前記機器側ガイドレール32,32が最上昇端位置にある場合には、前記槽側ガイドレール6,6と機器側ガイドレール32,32は、高さ位置と、位置決め部材23および位置決め盤24で定まる浴槽3(ストレッチャーS)の長手方向における位置とが正しく整列した状態となる。前記操作において、前記リミットスイッチ26,39が動作して浴槽3が下端位置にあり、かつストレッチャーSが浴槽ケース2に接続されている状態において、前記リミットスイッチ38の動作によりストレッチャーSの機器側ガイドレール32が最上昇端位置にあることが確認された場合に、前記リレー回路43が前記操作手段15のモータ10を一方へ回転させて前記ロック機構14を作動させる(ステップS8)。
前記回転軸7が回転することにより、前記係止部材8の開口部8aが、浴槽ケース2に横付けされたストレッチャーS側(図9で右側)に向けられ、ロック機構14が槽側ガイドレール6,6上の担架13のストレッチャーS側への移動を許容するロック解除状態に切り換えられたか否かが前記リミットスイッチ40aによって確認される(ステップS9)と、前記ロック解除状態が制御装置36の表示部41にランプの点灯等によって表示される(ステップS10)。この表示部41の表示を見て介助者は、前記担架13に設けたハンドル22bを操作して、前記レバー22により担架ストッパー部材17,17の係止溝17bから軸ピン20を脱出させて、担架13の浴槽3側からの拘束を解除した後に、担架13をストレッチャーS側へ押し動かして、槽側ガイドレール6,6から機器側ガイドレール32,32上に担架13を乗り移らせる(ステップS10)。
これにより、入浴を終わった要介助者を乗せた担架13を、槽側ガイドレール6,6からこれに高さを確実に一致させた状態の機器側ガイドレール32,32に移動させて、ストレッチャーS上に円滑に、かつ安全に移乗させることができる。
なお、前記ストレッチャーSに移乗された担架は13は、前記担架ストッパー部材33,33によって機器側ガイドレール32,32から脱落しないように前記水受盤33に固定される。要介助者を乗せた担架13がストレッチャーSに移乗された後は、ストレッチャーSの解除ペダル35aを踏み込んで前記接続ピン24を接続部材24の連結孔24dから脱出させて、ストレッチャーSを浴槽ケース2から離して所望場所へ移動させる。
なお、ストレッチャーSを浴槽ケース2の一側(図9で右側)へ横付けした場合について示したが、他側(図9で左側)に横付けした場合も同様に担架13を浴槽3からストレッチャーSに移乗させることができる、この場合は、前記係止部材8の開口部8aが前記と180°反対側に向けられ、ロック機構14のロック解除状態が前記リミットスイッチ40bによって検知されて確認される。そして、担架13に乗せられた要介助者が浴槽3内で入浴中は、前記係止部材8の開口部8aが前記ロック解除状態の方向に直角な方向に向けられて、担架13が浴槽3の幅方向の両側への移動を規制されたロック状態となり、このロック機構14のロック状態は前記リミットスイッチ40cによって検知されて確認される。
以上説明したように、実施の形態に係る入浴装置1は、浴槽3と、該浴槽3内に設置され、浴槽ケース2(浴槽3)に横付けされたストレッチャーSにおける昇降自在の機器側ガイドレール32,32との間で担架13を受け渡しする浴槽側ガイドレール6,6が設けられた台板(支持台)5と、該台板5に設けられ、前記槽側ガイドレール6,6の中央に載せられた担架13のストレッチャーS側への移動を規制するロック状態と前記移動を許容するロック解除状態とに切り換えるロック機構14と、該ロック機構14に前記ロック状態とロック解放状態の切換動作を行わせる操作手段15とを備え、前記機器側ガイドレール32,32が前記浴槽側ガイドレール6,6と整列する担架受け渡し位置に上昇したことを検知する高さセンサー38と、該センサー38の検知信号にもとづいて動作し、前記ロック機構14がロック解除状態に切り換わるように前記操作手段15を作動させる制御器43を設けた構成とされている。
したがって、実施の形態に係る入浴装置1によれば、浴槽3に横付けされたストレッチャーSの機器側ガイドレール32,32が担架受け渡し位置に上昇していないときには、浴槽3内の台板5のロック機構14が浴槽側ガイドレール6,6上の担架13のストレッチャーS側への移動を規制するロック状態を解除しないので、前記担架13を浴槽3側からストレッチャーS側へ移動させることはできない。したがって、ストレッチャーSの機器側ガイドレール32,32が担架受け渡し位置より低位置にあるときに、要介助者を乗せた担架13がストレッチャーS側へ不用意に移動して転落するといった事態を確実に防止することができ、浴槽3と昇降自在の機器側ガイドレール32,32を備えたストレッチャーSとの間で、要介助者を乗せた担架13を円滑に、かつ安全に受け渡しすることができることができる。
また、実施の形態に係る入浴装置1によれば、前記高さセンサー38が、前記ストレッチャーSが前記浴槽3に横付けされたことを検知する接続センサー26と前記浴槽3が下端位置にあることを検知する位置センサー39が動作した後に、前記機器側ガイドレール32,32の担架受け渡し位置への上昇を検知する構成とされているので、機器側ガイドレール32,32が担架受け渡し位置に上昇されていても、接続センサー26が動作してストレッチャーSが浴槽ケース2(浴槽3)に接続したことが確認されない場合にはロック機構14がロック状態を解除しないので、ストレッチャーSがしっかりと浴槽ケース2に横付けされていない不安定な状態での担架13の受け渡しが行われるのを確実に防止することができる。しかも、浴槽3が上昇位置にあるときに不用意に担架13が浴槽側ガイドレール6,6上を移動して浴槽壁に衝突し、該浴槽壁を損傷させるような事態の発生を確実に防止することができる。
なお、前記実施の形態に係る入浴装置1においては、担架13に要介助者を乗せて搬送するストレッチャーSを介助支援機器として浴槽ケース2に横付けする場合について示したが、本発明はこれに限らず、担架13に乗せた要介助者の身体を昇降自在の水受盤上で洗浄する洗浄台やその他の周辺機器を介助支援機器として浴槽ケースに横付けする場合にも適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る入浴装置を示す平面図である。 同じく側面図である。 図1のA部の拡大図である。 図3のイ−イ断面図である。 図4のロ−ロ断面図である。 図1のハ−ハ断面図である。 ストレッチャーの一例の平面図である。 同じく側面図である。 本発明の一実施の形態に係る入浴装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る入浴装置の作用を示すフロー図である。
符号の説明
1 入浴装置
2 浴槽ケース
3 浴槽
4 支柱
5 台板
6 槽側ガイドレール
7 回転軸
8 系止部材
9,11 スプロケット
10 モータ
12 チェーン
13 担架
14 ロック機構
15 操作手段
19 係合ピン
23 位置決め部材
24 接続部材
24d 連結孔
25 接続ピン
26 リミットスイッチ(接続センサー)
32 機器側ガイドレール
36 制御装置
38 リミットスイッチ(高さセンサー)
39 リミットスイッチ(位置センサー)
40a,40b,40c リミットスイッチ(切換センサー)
41 表示部
42 操作部
43 リレー回路(制御器)
S ストレッチャー(介助支援機器)

Claims (2)

  1. 浴槽と、該浴槽内に設置され、浴槽に横付けされた介助支援機器における昇降自在の機器側ガイドレールとの間で担架を受け渡しする浴槽側ガイドレールが設けられた支持台と、該支持台に設けられ、前記槽側ガイドレールの中央に載せられた担架の介助支援機器側への移動を規制するロック状態と前記移動を許容するロック解除状態とに切り換えるロック機構と、該ロック機構に前記ロック状態とロック解除状態の切換動作を行わせる操作手段とを備えた入浴装置において、
    前記機器側ガイドレールが前記浴槽側ガイドレールと整列する担架受け渡し位置に上昇したことを検知する高さセンサーと、該高さセンサーの検知信号にもとづいて動作し、前記ロック機構がロック解除状態に切り換わるように前記操作手段を作動させる制御器とを設け
    前記高さセンサーは、前記介助支援機器が前記浴槽に横付けされたことを検知する接続センサーと前記浴槽が下端位置にあることを検知する位置センサーが動作した後に、前記機器側ガイドレールの担架受け渡し位置への上昇を検知することを特徴とする入浴装置。
  2. 前記介助支援機器は、担架に要介助者を乗せて搬送するストレッチャー、または担架に乗せた要介助者の身体を水受盤上で洗浄する洗浄台であることを特徴とする請求項1に記載の入浴装置。
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