JP4702695B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は電動工具に関するものであって、付属的に設けられる制御装置を有する電動工具に関する。
電源コードが不要で取り回しの自由が利くことから、充電式の電池パックを利用したドリル、ドライバ、インパクトドライバ、丸のこ等の電動工具が多用されるようになっている。インパクトドライバは、自動車工場などの組み立てラインの中にも普及しており、ボルト・ナット等の締付け作業に使われている。組み立てラインでは、規定の締付けトルク以下で作業が行われることや、作業中に不意に電池の容量が不足することを防止するために、電池の充電または交換が必要であることを警告する電池残量ランプを備えた電動工具が使われている。また、部品が密集しているところで作業を行うため、周囲の部品に干渉しないよう、小型のインパクトドライバが好まれて使われている。
例えば、特許文献1には、電池パックに電池残量ランプを備えたものが記載されている。このような構成では、電池パックの製造原価が電池残量ランプの分だけ高くなるが、電池パックは消耗品であり、頻繁に買い替える必要があるため、ランニングコストが高くなる。
また、特許文献2に記載されている電動工具には、本体の胴体部の後方に電池残量ランプを備えたものがある。このような構成では胴体部が長くなるため、狭い場所では作業できない場合がある。また、周囲の部品にぶつけ易いため、相手部品を傷付けたり、工具自体が傷付くことがある。このため、作業者は工具の取り回しに非常に気を使う。
自動車の組み立てラインでは、ボルト・ナット等の締付け作業以外に、バンパなどの部品の取り付けや、グリスの塗布など様々な作業があるため、工具本体を持ち替えることが多い。この際に工具本体を落下させてしまい、制御回路の基板を破損させることがある。
インパクトドライバでは、基板がねじ等の締結部品によってハウジングに固定されているが、この構成では、基板に振動が伝わり、基板に繋がるリード線根元のハンダ付け部で断線することがある。また、構成部品が多いため、製造コストが高い。また、工具が大型で重い。
また、従来のインパクトドライバでは、胴体部の後方に電池残量ランプが設けられる。この構成では、正面にあるボルト・ナット等を締め付ける場合は、電池残量ランプが作業者側に向くため見易い。しかし、自動車組み立てラインでは横方向や上方向にあるボルト・ナット等を締め付ける場合があり、電池残量ランプが作業者から見難い位置にくることがある。また、工具を前方に押すために、胴体部の後方を把持しながら作業をする場合があり、電池残量ランプが手で覆われ見えなくなる場合がある。
特開平7−161340号公報 特開2000−237978号公報
従来は次のような問題があった。
(1)電池パックに残量表示を設けた場合は、消耗品である電池パックの価格が高くなり、ランニングコストが高くなる。
(2)工具本体に残量表示を設けた場合は、工具の全長が長くなり、狭い所での作業をし難くなる。
(3)工具本体が周囲に衝突した時や落下した時に、内部の基板が破損する場合がある。
(4)作業時に生ずる振動によって、リード線根元のハンダ部で断線される場合がある
(5)部品数が増え、構造が複雑であるため、組立性が悪く、製造コストが高くなる。
(6)残量表示を限られた方向からしか確認できず、見落とす場合がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、狭い所でも作業し易く、寿命が長く、周囲を傷付けることなく、ランプ等の表示が見易い制御装置を有する電動工具を、安価に提供することにある。
駆動源であるモータと、該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、該第1の制御部外部から操作可能なトリガと、該モータへの電力の供給・停止を制御する第2の制御部有する電動工具において、該第2の制御部は、該ハンドル下部の後面に設けられるように構成する。このようにすれば、胴体部を長くすることなく、電動工具の本体に第2の制御部を設けることができる。
該ハンドルの下部後面に、該第2の制御部を保持する保持部材が設けられ、該保持部材は、ゴム、エラストマー等の弾性体からなり、該第2の制御部が挿入される穴部と、該保持部材の表面から突出する第1の凹凸部とを有し、該ハンドルには、該第1の凹凸部と係合することで該保持部材を固定する第2の凹凸部が形成されるように構成する。このようにすれば、第2の制御部に加わる衝撃・振動を緩和することができ、第2の制御部の破損、ハンダ付け部の断線などを防ぐことができる。また、周囲にあるものに保持部材が当たっても、相手材を傷付けるのを防ぐことができる。また、第2の制御部の収容・保護及び周囲への傷付け防止を、保持部材一つで済ますことができる。
該ハンドルには電池パックが着脱可能に取り付けられ、該電池パックは、外郭である電池パック外枠部と、該電池パック外枠部に収容される電池セルと、該電池セルに接続され、該電池パック外枠部の表面に露出する正・負の端子の組合せである第1の端子部とを有し、該第1の制御部は、該第1の端子部に着脱可能に接続される正・負の端子の組合せである第2の端子部を有し、該第2の制御部は、該第2の端子に接続される導線を有し、該第2の制御部は、該第2の端子部の正・負間の電位差を検出し、該電位差が所定値以下であれば、該第1の制御部からの該モータへの電力供給を停止させる信号を、該第1の制御部に送るように構成する。このようにすれば、電池パックの電圧を電動工具の本体側で検知し、電池パックの電圧が所定値以下であれば、モータを停止させることができる。
該ハンドルには電池パックが着脱可能に取り付けられ、該電池パックは、外郭である電池パック外枠部と、該電池パック外枠部に収容される電池セルと、該電池セルに接続され、該電池パック外枠部の表面に露出する正・負の端子の組合せである第1の端子部とを有し、該第1の制御部は、該第1の端子部に着脱可能に接続される正・負の端子の組合せである第2の端子部を有し、該第2の制御部は、該第2の端子に接続される導線と、発光ダイオード等の発光手段とを有し、該第2の制御部は、該第2の端子部の正・負間の電位差を検出し、該電位差が所定値以下であれば、該発光手段を発光させるように構成する。このようにすれば、電池パックの電圧を電動工具の本体側で検知し、電池パックの電圧が所定値以下であれば、発光手段を発光させることができる。
該第2の制御部は、光軸が該電動工具の略左方向を向く第1の発光手段と、光軸が該電動工具の略右方向を向く第2の発光手段とを有し、該第1及び第2の発光手段の少なくとも一方は、発光する部分を略後方から見ることができる程度に保持部端面から突出して設けられるように構成する。このようにすれば、電動工具の左右・後方の何れの方向から見ても、発光しているか否かを確認することができる。
該第2の制御部と該ハンドルの間には、該第2の制御部を保持する保持部材が設けられ、該保持部材は、透明または半透明のゴム、エラストマー等の弾性体からなり、該第2の制御部が挿入される穴部と、該発光手段の周囲に形成される曲面であるレンズ部と、該第2の制御部の表面から突出する第1の凹凸部とを有し、該電動工具の外郭には、該第1の凹凸部と係合することで該保持部材を固定する第2の凹凸部が形成されるように構成する。このようにすれば、第2の制御部に加わる衝撃・振動を緩和することができ、第2の制御部の破損、ハンダ付け部の断線などを防ぐことができる。また、周囲にあるものに保持部材が当たっても、相手材を傷付けるのを防ぐことができる。また、第2の制御部の収容・保護及び周囲への傷付け防止を、保持部材一つで済ますことができる。また、レンズ部が発光手段を保護する。
該ハンドルの外郭を形成するハウジングは、第1のハウジングと、該第1のハウジングと合わさることで外郭を形成する第2のハウジングとを有し、該第1及び第2のハウジングの合せ面に、該合せ面の長手方向に沿って溝部を設け、該溝部に該導線を収容するように構成する。このようにすれば、導線が動き回ることがなり、断線を防ぐことができる。また、外郭の内部に導線を通すための空間を設ける必要がなくなるので、電動工具をコンパクトにできる。
駆動源であるモータと、該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、該第1の制御部外部から操作可能なトリガと、該モータへの電力の供給・停止を制御する第2の制御部とを有する電動工具において、該第2の制御部は、光軸が該電動工具の略左方向を向く第1の発光手段と、光軸が該電動工具の略右方向を向く第2の発光手段とを有し、該第1及び第2の発光手段の少なくとも一方は、発光する部分を略後方から見ることができる程度に保持部端面から突出して設けられるように構成する。このようにすれば、電動工具の左右・後方の何れの方向から見ても、発光しているか否かを確認することができる。
駆動源であるモータと、該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、該第1の制御部に設けられ、外部から操作可能なトリガと、該モータへの電力の供給・停止を制御する第2の制御部と、を有する電動工具において、該電動工具は該第2の制御部を保持する保持部材を有し、該保持部材は、ゴム、エラストマー等の弾性体からなり、該第2の制御部が挿入される穴部と、該保持部材の表面から突出する第1の凹凸部とを有し、該電動工具の外郭には、該第1の凹凸部と係合することで該保持部材を固定する第2の凹凸部が形成されるように構成する。このようにすれば、第2の制御部に加わる衝撃・振動を緩和することができ、第2の制御部の破損、ハンダ付け部の断線などを防ぐことができる。また、周囲にあるものに保持部材が当たっても、相手材を傷付けるのを防ぐことができる。また、第2の制御部の収容・保護及び周囲への傷付け防止を、保持部材一つで済ますことができる。
駆動源であるモータと、該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、該第1の制御部外部から操作可能なトリガと、該モータへの電力の供給・停止を制御する第2の制御部と、該第2の制御部から延びる導線を有する電動工具において、該胴体部とハンドルの外郭を形成するハウジングは、第1のハウジングと、該第1のハウジングと合わさることで該外郭を形成する第2のハウジングとを有し、該第1及び第2のハウジングの合せ面に、該合せ面の長手方向に沿って溝部を設け、該溝部に該導線を収容する。このようにすれば、導線が動き回ることがなり、断線を防ぐことができる。また、外郭の内部に導線を通すための空間を設ける必要がなくなるので、電動工具をコンパクトにできる。
請求項1記載の構成によれば、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部、第2の制御部を設ける必要がある場合に、第2の制御部、ハンドル下部の後面に設ける。このようにすれば、胴体部を長くすることなく、また、ハンドル下部の後方は、周囲と干渉することが少なく、ほとんど邪魔にならない。よって、狭い場所で作業する時に作業し易い。また、複数ある電池パックのそれぞれに第2の制御部を設ける方法と比べて、非常に安価に電動工具を提供することができる。
請求項2記載の構成によれば、第2の制御部に加わる衝撃・振動を緩和することができ、第2の制御部の破損、ハンダ付け部の断線などを防ぐことができる。また、周囲にあるものに保持部材が当たっても、相手材を傷付けるのを防ぐことができる。また、第2の制御部の収容・保護及び周囲への傷付け防止を、保持部材一つで済ますことができる。よって、電動工具の寿命が向上し、また電動工具を安価に提供することができる。
請求項3記載の構成によれば、電池パックの電圧を電動工具の本体側で検知し、電池パックの電圧が所定値以下であれば、モータを停止させることができ、所定の出力より小さい出力で作業がなされることを防ぐことができる。これは、例えば組立工場でのボルト締付けトルクを管理するのに有利である。
請求項4記載の構成によれば、電池パックの電圧を電動工具の本体側で検知し、電池パックの電圧が所定値以下であれば、発光手段を発光させることができる。よって、使用者は発光を確認することにより電動工具の出力が小さくなったことを確認することができ、所定の出力より小さい出力で作業がなされることを防ぐことができる。これは、例えば組立工場でのボルト締付けトルクを管理するのに有利である。
請求項5記載の構成によれば、電動工具の左右・後方の何れの方向から見ても、発光しているか否かを確認することができる。よって、使用者やその周囲にいる人が、発光しているのを確認し易くなる。
請求項6記載の構成によれば、第2の制御部に加わる衝撃・振動を緩和することができ、第2の制御部の破損、ハンダ付け部の断線などを防ぐことができる。また、周囲にあるものに保持部材が当たっても、相手材を傷付けるのを防ぐことができる。また、第2の制御部の収容・保護及び周囲への傷付け防止を、保持部材一つで済ますことができる。また、レンズ部が発光手段を保護する。よって、電動工具の寿命が向上し、また電動工具を安価に提供することができる。
請求項7記載の構成によれば、導線が動き回ることがなくなり、断線を防ぐことができる。また、外郭の内部に導線を通すための空間を設ける必要がなくなるので、電動工具をコンパクトにできる。よって、電動工具の寿命が向上し、また狭い場所でも作業し易くなる。
請求項8記載の構成によれば、電動工具の左右・後方の何れの方向から見ても、発光しているか否かを確認することができる。よって、使用者やその周囲にいる人が、発光しているのを確認し易くなる。
請求項9記載の構成によれば、第2の制御部に加わる衝撃・振動を緩和することができ、第2の制御部の破損、ハンダ付け部の断線などを防ぐことができる。また、周囲にあるものに保持部材が当たっても、相手材を傷付けるのを防ぐことができる。また、第2の制御部の収容・保護及び周囲への傷付け防止を、保持部材一つで済ますことができる。よって、電動工具の寿命が向上し、また電動工具を安価に提供することができる。
また請求項9記載の構成によれば、導線が動き回ることがなくなり、断線を防ぐことができる。また、外郭の内部に導線を通すための空間を設ける必要がなくなるので、電動工具をコンパクトにできる。よって、電動工具の寿命が向上し、また狭い場所でも作業し易くなる。
<インパクトドライバの概要>
電動工具の一例であるインパクトドライバ1の概要を、図1を参照しながら説明する。
インパクトドライバ1は、駆動源であるモータ2と、モータ2を収容する外郭であるハウジング3と、ハウジング3の前方に突出し、モータ2の駆動力が伝達される減速機構部4と、減速機構部に連設されるインパクト機構部5と、インパクト機構部5から衝撃トルクを与えられる先端工具保持部であるアンビル6と、を有する。
またインパクトドライバ1は、モータ3に繋がる速度制御スイッチ7と、速度制御スイッチ7に摺動移動可能に設けられるトリガ7Aと、速度制御スイッチ7に繋がる第2の端子部7bと、を有する。そして、端子7bに接続される第1の端子部9aを備えた電池パック9が、ハウジング3の下部に着脱可能に取り付けられる。
インパクトドライバ1は次のように動作する。電池パック9の電力は、端子9a及び端子7bを経て速度制御スイッチ7に供給される。トリガ7Aは図示せぬスプリングによって前方に押圧されており、このトリガ7Aを後方に引くことによって、速度制御スイッチ7からモータ3に電力が供給される。モータ3は、電力を供給されると回転駆動を始め、その駆動力は減速機構部4で減速され、インパクト機構部5に伝達される。アンビル6には、図には示していないが、ドライバビット等の先端工具が着脱可能に取り付けられ、先端工具を介してねじ等の被締め付け材に接続される。ねじ締め作業などで締め付けトルクが所定値よりも大きくなると、インパクト機構部5とアンビル4との間に相対的なトルクが生じ、インパクト機構部5はアンビル6に間欠的な衝撃トルクを加える動作を始める。
<第1の制御部>
第1の制御部である速度制御スイッチ7について図1を参照して説明する。
速度制御スイッチ7は、速度制御スイッチ7に摺動自在に設けられるトリガ7Aと、速度制御スイッチ7の下部に突設される第3の端子部7dと、第3の端子部7dに導線7eを介して繋がる第2の端子部7bと、速度制御スイッチ7に導線7fを介して繋がるFET素子7cと、モータ3に導線7gを介して繋がる第4の端子部7hと、を有する。速度制御スイッチ7は、ハウジング3に突設された複数のリブ3eによって位置決めされる。
速度制御スイッチ7の内部には、図示せぬ制御回路と、図示せぬ可動接点が収容されている。第3の端子部7d、第4の端子部7h及びFET素子7cは、この制御回路に繋がっている。また、トリガ7Aは図示せぬスプリングによって前方に押圧されているが、このスプリングの力に抗してトリガ7Aを後方に引くことで、図示せぬ可動接点が動作するように構成されている。
そして、トリガ7Aが最も前方に位置する時は、第3の端子部7bと第4の端子部7hとは繋がらないように構成されている。従って、電池パック9の電力はモータ3に供給されない。
そして、トリガ7Aが少し後退した位置にある時は、第3の端子部7dは図示せぬ制御回路及びFET素子7cを経由して第4の端子部7hに繋がるように構成されている。従って、電池パック9の電力は第1の端子部9a、第2の端子部7b、第3の端子部7d、図示せぬ制御回路及びFET素子7c、第4の端子部7hと順に伝わって、モータに供給される。この時、図示せぬ制御回路及びFET素子7cの作用によって、電圧はON状態とOFF状態とが交互に連続するパルス波形に変換されており、トリガ7Aの後退量を大きくするほど、ON時間が長くなり、実質的に電圧が上昇するのと同じ結果となる。従って、トリガ7Aの後退量を大きくするほど、モータに供給される電力は大きくなり、インパクト機構部5が発生する衝撃トルクも大きくなる。
そして、トリガ7Aが最も後方に位置するときは、第3の端子部7dはFET素子7cを経由することなく第4の端子部7hに繋がるように構成されている。従って、電池パック9の電力は第1の端子部9a、第2の端子部7b、第3の端子部7d、図示せぬ制御回路、第4の端子部7hと順に伝わって、モータに供給される。この時、電圧はパルス波形に変換されず、従って、モータに供給される電圧は実質的に降下することなくモータに供給され、インパクト機構部5が発生する衝撃トルクは最も大きくなる。
<ハウジングの構成>
外郭であるハウジング3について図1及び4を参照して説明する。
ハウジング3は、略左右対称な第1のハウジング3A(図4)と第2のハウジング3B(図4)とからなり、これらは図示せぬねじによって互いに固定されている。ハウジング3は、前後方向に延びる略円筒形状の胴体部3Cと、胴体部3Cから分岐して略下方に延びるハンドル3Dとを有する。
<電池パック>
電池パック9について図1を参照して説明する。
電池パック9は、外郭である電池パック外枠部9Bと、電池パック9B内に収容される複数の電池セル9cと、電池セル9cに繋がり、電池パック外枠部の上部の表面に露出するように設けられる正・負の端子の組み合わせである第1の端子部9aと、電池パック外枠部9B下部の前部を支点にして回動可能に設けられるラッチ9Dと、ラッチ9Dと電池パック外枠部9Bの間に介在してラッチ9Dを前方に押圧するスプリング9eと、からなる。
ハンドル3D下部は内部が空洞であり、その空洞の部分が電池パック挿入部3gとなり、電池パック挿入部3gと僅かな隙間をもって摺動移動可能に電池パック9が挿入されている。ハウジング3下部の前部には、ラッチ9Dと係合可能なラッチ受け部3lが凹設されている。電池パック挿入部3gの上方に、第2の端子部7bが設けられており、第2の端子部7bは電池パック挿入部3の内部に部分的に侵入し、第1の端子部9aと接続可能な位置に配されている。第2の端子部7bは、板ばね状に形成された正・負の端子の組合せであり、その端子間の間隔は、第1の端子9aの正・負の端子間の間隔よりも僅かに小さくなるように構成されている。
このような構成により、電池パック9を挿入した状態では、ラッチ9Dとラッチ受け部3lとの係合により、電池パック9は下方に脱落することがなく、また、第1の端子部9aと第2の端子部7bとが接触しており、電力が第1の制御部に供給される。そして、ラッチ9Dをスプリング9eに抗して押すと、ラッチ9Dとラッチ受け部3lとの係合が解除されて電池パック9は下方に移動することができるようになり、第1の端子部9aと4第2の端子部7bとを離して、電池パック9を下方に取り外すことができる。
<第2の制御部>
第2の制御部である電圧検知スイッチ10について図1、図4を参照して説明する。
ハンドル3D下部の後面には、略円筒形状の保持部3Fが連設されている。保持部3Fは、その中心軸が第1のハウジング3Aと第2のハウジング3Bとの合せ面に対して略垂直になるように設けられる。
保持部3Fに、第2の制御部である電圧検知スイッチ10が収容されている。電圧検知スイッチ10は、略長方形の基板10Aと、基板10A上に設けられる演算手段である電子回路10bと、電子回路10bに繋がる第1の発光手段である発光ダイオード10cと、同じく第2の発光手段である発光ダイオード10dと、電子回路10bと第2の端子部7bとを繋ぐ導線10eと、を有する。電子回路10bは、導線10eを介して第2の端子部7bの正・負間の電位差を検知し、電位差が所定値以下であれば、第1の制御部にモータ3への電力の供給を停止させる信号を送ると共に、発光ダイオード10cを点灯させるように構成される。この所定値は、インパクトドライバ1が本来の締め付け能力を十分発揮できる程度の電位差に設定される。
発光ダイオード10c,10dは基板10Aの両端に各々設けられ、その光軸は、何れも基板10Aの長手方向に略平行に、基板10Aの外方向を向くように設けられている。
<保持部>
保持部3Fについて図1、図4を参照して説明する。
保持部3Fは、インパクトドライバ1の左右方向に延びる略円筒形状であって、その内周に、後述の第1の保持部材11及び第2の保持部材12が収容される。保持部3Fの長さは、基板10Aの長さと略同じである。第1のハウジング1Aの合せ面には、電池パック挿入部3gの後方に、後述の導線10eを収容する導線受け溝3m(図1)が凹設される。導線受け溝3mの深さは、第1のハウジング3Aと第2のハウジング3Bを合せた時に、導線10eがちょうど入る程度に形成される。
保持部3Fの第1のハウジング3A側の内周には、環状の凸部であって、後述する第1の保持部材11の抜け止め凹部11dと係合することで保持部材11が抜けるのを防ぐ抜け止め凸部3hと、周方向の一部から径方向内側に突出する凸部であって、後述する第1の保持部材11の回り止め凸部11f(図5)と係合することで保持部材11が回るのを防ぐ回り止め凹部(図示せず)と、が形成される。
同様に、保持部3Fの第2のハウジング3B側の内周には、環状の凸部であって、後述する第2の保持部材12の抜け止め凹部12dと係合することで保持部材12が抜けるのを防ぐ抜け止め凸部3iと、周方向の一部から径方向内側に突出する凸部であって、後述する第2の保持部材12の回り止め凸部12f(図6)と係合することで保持部材12が回るのを防ぐ回り止め凹部(図示せず)と、が形成される。
<第1及び第2の保持部材>
第1の保持部材11及び第2の保持部材12について図3、図4、図5及び図6を参照して説明する。
保持部3Fの穴部の内径は、図4に示すように、基板10Aの幅よりも大きく、両者の間には隙間がある。この隙間をうめるように、ゴム、エラストマー等の弾性体からなる略円筒形状の第1の保持部材11及び第2の保持部材12が挿入される。これらは、透明または半透明であることが好ましい。
第1の保持部材11は、図5に示すように、略円筒形状の基部11Aと、基部11Aの一端に連設される略半球形状のレンズ部11Bとからなる。基部11Aの外周には他端には端から順に、面取り部11cと、環状の溝部である抜け止め凹部11dと、他端から抜け止め凹部11dまでの周方向の一部を軸方向に切り欠くようにして形成される切欠き部11eと、抜け止め凹部11dの端からレンズ部11Bの端までの周方向の一部から径方向外側に突出する凸部である回り止め凸部11fと、が形成される。基部11Aの長さは保持部材受け穴部3gの長さのほぼ半分であり、基部11Aの外径は保持部材受け穴部3gの内径とほぼ同じである。基部11Aの内径は基板10Aの幅とほぼ同じであり、基板受け溝部11hの幅は基板10Aの厚さとほぼ同じである。
レンズ部11Bの中央には、後述の発行ダイオード10cを受けるための貫通穴であって、軸方向に延びる発光ダイオード受け穴部11iが形成される。発光ダイオード受け穴部11iは、内径が発光ダイオード10cの外径とほぼ同じである。第1の保持部材11の長さは、電圧検知スイッチ10を収容した時に発光ダイオード10cが外部に突出しない程度に設定される。
更に基部11Aの内周には、幅が内周よりも狭い2つの平行な面となる二面幅部11g(図3)と、二面幅部11gに形成される溝部であって、二面幅部11gの一端から他端まで軸方向に延び、後述の基板10Aを受けるため基板受け溝部11h(図3)が形成される。基板受け溝部11hの幅は、基板10Aの厚さよりも僅かに小さい。
第2の保持部材12は、図6に示すように、略円筒形状の基部12Aと、基部12Aの一端に連設される略半球形状のレンズ部12Bとからなる。基部12Aの外周には他端には端から順に、面取り部12cと、環状の溝部である抜け止め凹部12dと、他端から抜け止め凹部12dまでの周方向の一部を軸方向に切り欠くようにして形成される切欠き部12eと、抜け止め凹部12dの端からレンズ部12Bの端までの周方向の一部から径方向外側に突出する凸部である回り止め凸部12fと、が形成される。基部12Aの長さは保持部材受け穴部3gの長さのほぼ半分であり、基部12Aの外径は保持部材受け穴部3gの内径とほぼ同じである。基部12Aの内径は基板10Aの幅とほぼ同じである。
レンズ部12Bの中央には、軸方向に延びる貫通穴である発光ダイオード受け穴部12iが形成される。発光ダイオード受け穴部12iの内径は、発光ダイオード10dの外径とほぼ同じである。第2の保持部材12の長さは、電圧検知スイッチ10を収容した時に発光ダイオード10dが外部に突出しない程度に設定される。基部12Aの内周には、二面幅部11gや基板受け溝部11hに相当するものは形成されない。
<組み立て作業>
インパクトドライバ1の組み立て作業と、本発明の効果について説明する。
まず、保持部3Fの第1のハウジング3Aの保持部材受け穴部に、第1の保持部材11を挿入する。回り止め凸部11fと回り止め凹部(図示せず)とが係合するようにして挿入される。この時、基部11Aの外径が保持部材受け穴部3gよりも大きいが、面取り部11c及び抜け止め凹部11dは、切欠き部11eが設けられているため、容易に径方向内側に変形できる。従って挿入し易い。そして、抜け止め凸部3hと抜け止め凹部11dとが係合することで、第2の保持部材11は容易には抜けなくなる。
同様にして、保持部3Fの第2のハウジング3Bの保持部材受け穴部に、第2の保持部材12を挿入する。回り止め凸部12fと回り止め凹部(図示せず)とが係合するようにして挿入される。この時、基部12Aの外径が保持部材受け穴部3gよりも大きいが、面取り部12c及び抜け止め凹部12dは、切欠き部12eが設けられているため、容易に径方向内側に変形できる。従って挿入し易い。そして、抜け止め凸部3iと抜け止め凹部12dとが係合することで、第2の保持部材11は容易には抜けなくなる。
次に、第1のハウジング3A内に、モータ2、減速機構部4、インパクト機構部5、アンビル4、速度制御スイッチ7及び電圧検知スイッチ10を収容する。速度制御スイッチ7はハンドル3Dの内部に、複数のリブ3eによって位置決めされて収容される。電圧検知スイッチ10の一端は第1の保持部材11に収容される。基板12Aは、基板受け溝部11h内(図3)に圧入され、レンズ部11Bの端面に当接するまで挿入され、固定される。発光ダイオード10cは発光ダイオード受け穴部11iに挿入され、固定される。導線10e(図3)は、切欠き部11e及び導線受け溝3m(図1)を通って、第3の端子部7dまで延びる。
次に、第2のハウジング3Bを第1のハウジング3Aに合せて、図示せぬ複数のねじで両者を締め付け固定する。電圧検知スイッチ10の他端が第2の保持部材12に収容される。基板12Aは、第2の保持部材12内に挿入され、固定される。発光ダイオード10dは発光ダイオード受け穴部12iに挿入され、固定される。従って、電圧検知スイッチ10は第1の保持部材11及び第2の保持部材12を介して保持部3Fに収容されている。
最後に、電池パック9を電池パック挿入部3gに挿入する。電池パック9は、ラッチ9Dとラッチ受け部3lとが係合するまで挿入すれば、ハウジング3に固定される。この状態では、第1の端子部9aと第2の端子部7bとが接触し、電力が速度制御スイッチ7及び電圧検知スイッチ10に供給される。
このように、電圧検知スイッチ10は第1の保持部材11及び第2の保持部材12を介して第1のハウジング3Aと第1のハウジング3Bとで挟まれるように収容される。従って、電圧検知スイッチ10を収容するための部品は、第1の保持部材11と第2の保持部材12の2つだけで済むため、組み立て易く、また製造コストを小さくできる。
<ねじ締め作業>
インパクトドライバ1によるねじ締め作業と、本発明の効果について説明する。
まず、ハンドル3Dを把持して、図示せぬビットが図示せぬ被締め付け材に係合するように、インパクトドライバ1を移動させる。
この時、胴体部3Cが長いと周囲と干渉してしまい、作業が困難となる。本発明では、電圧検知スイッチ10をハンドル3D下部の後面に配したので、胴体部3Cが短い。従って狭い場所でも作業できる。また発光ダイオード10c,10dは、第1の保持部材11及び第2の保持部材で覆われるように固定されており、外部に突出しないので、周囲と干渉して傷付くことがない。また第1の保持部材11及び第2の保持部材12は弾性体からなるため、周囲と干渉した時に周囲を傷付けることがない。
次にトリガ7Aを後方に引く。速度制御スイッチ7からモータ3に電力が供給される。モータ3は回転駆動を初め、その駆動力は減速機構部4で減速され、インパクト機構部5を動作させる。ねじ締め作業などで締め付けトルクが所定値よりも大きくなると、インパクト機構部5とアンビル6との間に相対的なトルクが生じ、インパクト機構部5はアンビル6に間欠的な衝撃トルクを加える動作を始める。
この時、インパクト機構部5で発生した振動がハウジング3を伝わって保持部3Fに達するが、電圧検知スイッチ10は、弾性体である第1の保持部材11及び第2の保持部材12を介して保持されているため、電圧検知スイッチ10に伝わる振動は小さい。また、導線10eは導線受け溝3m及び切欠き部11eによって動かないように保持されているため、振動に伴って第2の端子部7b及び基板10Aとの接続部に加わる曲げ応力が小さい。従って、電圧検知スイッチ10が故障しにくく、また導線10eが切れ難い。
ねじ締め作業を終えると、トリガ7Aは前方に戻され、モータ3及びインパクト機構部5は停止する。トリガ7Aが前方に位置している間、電圧検知スイッチ10の電子回路10bは、導線10eを介して第2の端子部7bの正・負間の電位差を検知している。電位差が、インパクトドライバ1に本来の締め付け能力を発揮させるに足らない程度の電位差であれば、速度制御スイッチ7にモータ3への電力の供給を停止させる信号を送ると共に、発光ダイオード10c,10dを点灯させる。このようにして、締め付け能力が小さい状態で作業が行われるのを防ぐと共に、作業者に電池パック9の充電または交換が必要であることを知らせる。
この時、発光ダイオード10c,10dは左右方向に設けられているため、点灯しているのを左右から確認できる。更に、発光ダイオード10c,10dは保持部3Fの端面から左右方向に突出しており、透明または半透明のレンズ部11B,12で覆われているため、点灯しているのを後方からも確認できる。従って作業者だけでなく、そばにいる管理者も、点灯しているのを確認し易い。
<変形例>
本実施の形態から、次のような変更を行うこともできる。
図7に示すように、第1の保持部材11及び第2の保持部材12を一体化すれば、更に部品数を少なくでき、製造コストを下げることができる。この際、両者を繋ぐ帯状の部分13は、第1の保持部材11と第2の保持部材12を、ハウジング3の両側から挿入することができる程度に長くすれば良い。また、その帯状の部分を薄くすることで、引っ張って変形させながら組み立てを行うことができる。
本発明によるインパクトドライバを示す全体構造断面図。 本発明によるインパクトドライバを示す全体外観図。 本発明によるインパクトドライバを示す部分構造断面図。 図2のA−A断面図。 本発明による第1の保持部材を示す3面図。 本発明による第2の保持部材を示す3面図。 本発明の別の実施の形態に係る第1及び第2の保持部材を示す正面図及び上面図。
1 インパクトドライバ 2 モータ 3 ハウジング
3A 第1のハウジング 3B 第2のハウジング 3C 胴体部
3D ハンドル 3e リブ 3F 保持部 3g 電池パック挿入部
3h 抜け止め凸部 3i 抜け止め凸部 3l ラッチ受け部
3m 導線受け溝
4 減速機構部 5 インパクト機構部 6 アンビル 7 速度制御スイッチ
7A トリガ 7b 第2の端子部 7c FET素子 7d 第3の端子部
7e 導線 7f 導線 7g 導線 7h 第4の端子部
9 電池パック 9a 第1の端子部 9B 電池パック外枠部 9c 電池セル
9D ラッチ 9e スプリング 10 電圧検知スイッチ
10A 基板 10b 電子回路 10c 発光ダイオード
10d 発光ダイオード 10e 導線
11 第1の保持部材 11A 基部 11B レンズ部 11c 面取り部
11d 抜け止め凹部 11e 切欠き部 11f 回り止め凸部
11g 二面幅部 11h 基板受け溝部 11i 発光ダイオード受け穴部
12 第2の保持部材
12A 基部 12B レンズ部 12c 面取り部 12d 抜け止め凹部
12e 切欠き部 12f 回り止め凸部 12i 発光ダイオード受け穴部

Claims (9)

  1. 駆動源であるモータと、
    該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、
    該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、
    該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、
    該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、
    該第1の制御部を外部から操作可能なトリガと、
    該ハンドルに着脱可能に取り付けられる電池パックと、
    該電池パックに収容された電池セルの電圧を検知し、該電圧が所定値以下のときに前記モータへの電力の供給を停止させるように制御する第2の制御部とを備え、
    前記胴体部及びハンドルの外郭を形成するハウジングをハンドルの軸方向に対して左右対称な第1ハウジングと第2ハウジングとより形成すると共に、
    前記ハンドル下部の後面に、前記第1及び第2ハウジングの合わせ面に略垂直な方向に延在する保持部材を設け、前記第2の制御部を該保持部材により保持したことを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1において、該保持部材は、ゴム、エラストマー等の円筒状の弾性体からなり、該第2の制御部が挿入される穴部と、円筒状保持部材の表面から突出する第1の凹凸部とを有し、
    該ハンドルには、該第1の凹凸部と係合することで該保持部材を固定する第2の凹凸部が形成されていることを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1において、該電池パックは、外郭である電池パック外枠部と、該電池パック外枠部に収容される電池セルと、該電池セルに接続され、該電池パック外枠部の表面に露出する正・負の端子の組合せである第1の端子部とを有し、
    該第1の制御部は、該第1の端子部に着脱可能に接続される正・負の端子の組合せである第2の端子部を有し、
    該第2の制御部は、該第2の端子に接続される導線を有し、
    該第2の制御部は、該第2の端子部の正・負間の電位差を検出し、該電位差が所定値以下であれば、該第1の制御部からの該モータへの電力供給を停止させる信号を、該第1の制御部に送ることを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1において、該電池パックは、外郭である電池パック外枠部と、該電池パック外枠部に収容される電池セルと、該電池セルに接続され、該電池パック外枠部の表面に露出する正・負の端子の組合せである第1の端子部とを有し、
    該第1の制御部は、該第1の端子部に着脱可能に接続される正・負の端子の組合せである第2の端子部を有し、
    該第2の制御部は、該第2の端子に接続される導線と、発光ダイオード等の発光手段とを有し、
    該第2の制御部は、該第2の端子部の正・負間の電位差を検出し、該電位差が所定値以下であれば、該発光手段を発光させることを特徴とする電動工具。
  5. 該第2の制御部は、光軸が該電動工具の略左方向を向く第1の発光手段と、光軸が該電動工具の略右方向を向く第2の発光手段とを有し、該第1及び第2の発光手段の少なくとも一方は、発光する部分を略後方から見ることができる程度に保持部の端面から突出して設けられることを特徴とする請求項4記載の電動工具。
  6. 請求項4において、該保持部材は、透明または半透明のゴム、エラストマー等の円筒状の弾性体からなり、該第2の制御部が挿入される穴部と、該発光手段の周囲に形成される曲面であるレンズ部と、該円筒状保持部材の表面から突出する第1の凹凸部とを有し、
    該ハンドルには、該第1の凹凸部と係合することで該保持部材を固定する第2の凹凸部が形成されていることを特徴とする電動工具。
  7. 該ハンドルは、第1のハウジングと、該第1のハウジングと合わさることで外郭を形成する第2のハウジングとを有し、該第1及び第2のハウジングの合せ面に、該合せ面の長手方向に沿って溝部を設け、該溝部に該導線を収容することを特徴とする請求項3乃至請求項6何れか一に記載の電動工具。
  8. 駆動源であるモータと、
    該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、
    該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、
    該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、
    該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、
    該第1の制御部を外部から操作可能なトリガと、
    該ハンドルに着脱可能に取り付けられる電池パックと、
    該電池パックに収容された電池セルの電圧に応じて、前記モータへの電力の供給・停止を制御する第2の制御部とを備え、
    前記胴体部及びハンドルの外郭を形成するハウジングをハンドルの軸方向に対して左右対称な第1ハウジングと第2ハウジングとより形成すると共に、
    前記ハンドル下部の後面に、前記第1及び第2ハウジングの合わせ面に略垂直な方向に延在する保持部材を設け、前記第2の制御部を該保持部材により保持すると共に、
    前記第2の制御部は、光軸が該電動工具の略左方向を向く第1の発光手段と、光軸が該電動工具の略右方向を向く第2の発光手段とを有し、該第1及び第2の発光手段の少なくとも一方は、発光する部分を略後方から見ることができる程度に保持部の端面から突出して設けられることを特徴とする電動工具。
  9. 駆動源であるモータと、
    該モータを収容し、前後方向に延びる略円筒形状の外郭である胴体部と、
    該胴体部の前方に突出し、該モータの駆動力が伝達される先端工具保持部と、
    該胴体部から分岐して略下方に延びる外郭であるハンドルと、
    該ハンドル内に収容され、該モータへの電力の供給・停止を制御する第1の制御部と、
    該第1の制御部を外部から操作可能なトリガと、
    該ハンドルに着脱可能に取り付けられる電池パックと、
    該電池パックに収容された電池セルの電圧に応じて、前記モータへの電力の供給・停止を制御する第2の制御部とを備え、
    前記胴体部及びハンドルの外郭を形成するハウジングをハンドルの軸方向に対して左右対称な第1ハウジングと第2ハウジングとより形成すると共に、
    前記ハンドル下部の後面に、前記第1及び第2ハウジングの合わせ面に略垂直な方向に延在する保持部材を設け、前記第2の制御部を該保持部材により保持すると共に、
    前記胴体部とハンドルの外郭を形成するハウジングを、第1のハウジングと、該第1のハウジングと合わさることで該外郭を形成する第2のハウジングとにより形成し、該第1及び第2のハウジングの合せ面に、該合せ面の長手方向に沿って溝部を設け、該溝部に前記電池パックと前記第2の制御部とを接続する導線を収容することを特徴とする電動工具。
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