JP4702243B2 - 車両用バッテリの充電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用バッテリの充電制御装置に関する。
従来、補機バッテリの温度を検出するためのサーミスタを設けた補機バッテリの充電制御装置が知られている(特許卯文献1参照)。この充電制御装置では、サーミスタによって検出される補機バッテリの温度に応じて、補機バッテリの充電電圧を決定し、決定した充電電圧に応じて、主バッテリの電圧をDC−DCコンバータで降圧して、補機バッテリの充電を行っている。
特開平7−107619号公報
しかしながら、従来の技術では、補機バッテリの充電電圧を決定するために、バッテリの温度を検出するためのサーミスタが別途必要になるという問題があった。
本発明による車両用バッテリの充電制御装置は、車外の外気温度と、エンジン冷却水の温度とに基づいて、低電圧バッテリの目標充電電圧を設定し、設定した目標充電電圧に基づいて、高電圧バッテリの電圧を降圧して低電圧バッテリに供給することを特徴とする。
本発明による車両用バッテリの充電制御装置によれば、車外の外気温度と、エンジン冷却水の温度とに基づいて、低電圧バッテリの目標充電電圧を設定するので、低電圧バッテリの温度を検出する温度センサを設けずに、低電圧バッテリの状態に応じた充電を行うことができる。
以下では、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置をハイブリッド車に搭載して使用する例を挙げて説明する。図1は、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置の全体構成を示す図である。
強電バッテリ(高電圧バッテリ)1は、図示しない車両駆動用モータに電力を供給するメインバッテリである。DC/DCコンバータ3は、後述するHV−ECU5からの電圧指令に基づいて、強電バッテリ1の電圧を降圧して、補機バッテリ2、HV−ECU5、ENG−ECU6、エアコンECU7、補機類8、および、ブレーキキャパシタ11に供給する。DC/DCコンバータ3と、補機バッテリ2、HV−ECU5、ENG−ECU6、エアコンECU7、補機類8、および、ブレーキキャパシタ11との間には、ヒューズの一種であるヒュージブルリンクホルダー(FLホルダー)4が設けられており、DC/DCコンバータ3で降圧された電圧が補機バッテリ2、ブレーキキャパシタ11および各機器5〜8に分岐される。なお、ブレーキキャパシタ11は、図示しないブレーキシステムの異常時に非常用として電力を供給するための電力源である。
補機バッテリ(低電圧バッテリ)2は、車両の走行中に、常時充電が行われる。また、DC/DCコンバータ3の非作動時(イグニッションオンが行われている間、および、イグニッションオフが行われている間)には、補機類8に電力を供給する。
エンジン冷却水温センサ9は、所定時間ごとに、エンジン冷却水(不図示)の温度Taを検出して、ENG−ECU6に出力する。ENG−ECU6は、図示しないエンジンの各種制御を行うとともに、エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温Taを、HV−ECU5に出力する。
外気温センサ10は、例えば、フロントバンパ近辺に設けられており、所定時間ごとに、車室外の温度Tbを検出して、エアコンECU7に出力する。エアコンECU7は、エアコンシステム(不図示)の各種制御を行うとともに、外気温センサ10によって検出される外気温Tbを、HV−ECU5に出力する。
HV−ECU5は、CPU5a、メモリ5b、タイマ5c、および、タイマ5dを備え、ハイブリッド車全体の各種制御を行う。HV−ECU5は、特に、ENG−ECU6から入力されるエンジン冷却水温Ta、および、エアコンECU7から入力される外気温Tbに基づいて、後述する方法により、補機バッテリ2の目標充電電圧を決定する。また、HV−ECU5は、算出した目標充電電圧と、ヒュージブルリンクホルダー4から補機バッテリ2へと出力される充電電圧との偏差に基づいて、電圧指令値を求めて、DC/DCコンバータ3に出力する。
一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置では、補機バッテリ2の温度を検出するための温度センサを設けずに、エンジン冷却水温Taおよび外気温Tbに基づいて、補機バッテリ2の状態を推定して、補機バッテリ2の目標充電電圧を決定する。特に、エンジン冷却水温Taおよび外気温Tbに基づいて、補機バッテリ2の温度が低いと判断すると、目標充電電圧を高く設定し、補機バッテリ2の温度が高いと判断すると、目標充電電圧を低く設定する。
図2は、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。HV−ECU5は、電源がオンされシステム起動状態になると、所定の時間(例えば、500msec)ごとに、ステップS10の処理を開始する。ステップS10では、エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温Ta、および、外気温センサ10によって検出される外気温Tbの取得を開始する。ここで、車両起動後に取得したエンジン冷却水温の初期値Ta0、および、外気温の初期値Tb0は、メモリ5bに格納する。
ステップS10に続くステップS20では、メモリ5bに格納した外気温の初期値Tb0が所定温度T1以上であるか否かを判定する。所定温度T1は、例えば、0℃である。外気温の初期値Tb0が所定温度T1未満であると判定するとステップS50に進み、所定温度T1以上であると判定すると、タイマ5cをスタートさせて、ステップS30に進む。
ステップS30では、タイマ5cの計測時間が所定時間Tm1(例えば、150sec)を経過したか否かを判定する。後述するように、補機バッテリ2の暖機が完了していない場合には、補機バッテリ2の目標充電電圧が基準充電電圧V2より高い値に設定される。すなわち、車両起動後は、少なくとも所定時間Tm1の間、基準充電電圧V2より高い目標充電電圧で補機バッテリ2の充電が行われるとともに、ブレーキキャパシタ11の充電が行われることになり、これにより、長期放置による補機バッテリ2の放電量を回復させるとともに、ブレーキキャパシタ11の充電を行うことができる。所定時間Tm1は、基準充電電圧V2より高い目標充電電圧で補機バッテリ2の充電を行う際に、長期放置による補機バッテリ2の放電量を回復させることができる時間を実験などによって求めて、予め設定しておく。
ステップS30において、タイマ5cの計測時間が所定時間Tm1を経過していないと判定するとステップS90に進み、所定時間Tm1を経過したと判定すると、タイマ5cの計測値をリセットして、ステップS40に進む。ステップS40では、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定して、暖機完了フラグflgAを1にセットして、ステップS90に進む。なお、暖機完了フラグflgAの初期値は0である。
一方、ステップS50では、メモリ5bに格納したエンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2以上であるか否かを判定する。所定温度T2は、例えば、50℃である。エンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2以上である判定すると、タイマ5cをスタートさせて、ステップS30に進む。すなわち、外気温の初期値Tb0が所定温度T1未満であるが、エンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2以上である場合には、前回の車両走行終了時からの経過時間が短く、補機バッテリ2の放電は進んでいないと判定する。一方、エンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2未満であると判定すると、ステップS60に進む。
ステップS60では、ENG−ECU6から入力されるエンジン冷却水温Taが所定温度T2以上となったか否かを判定する。エンジン冷却水温Taが所定温度T2以上に上昇したと判定すると、タイマ5dをスタートさせて、ステップS70に進み、所定温度T2未満であると判定すると、ステップS90に進む。
ステップ70では、タイマ5dの計測時間が所定時間Tm2(例えば、300sec)を経過したか否かを判定する。タイマ5dの計測時間が所定時間Tm2を経過していないと判定するとステップS90に進み、所定時間Tm2を経過したと判定すると、タイマ5dの計測値をリセットして、ステップS80に進む。ステップS80では、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定して、暖機完了フラグflgBを1にセットして、ステップS90に進む。なお、暖機完了フラグflgBの初期値は0である。
ステップS90では、暖機完了フラグflgAおよびflgBのうちの少なくとも一方のフラグが1にセットされているか否かを判定する。暖機完了フラグflgAおよびフラグflgBがともに0にセットされていると判定すると、補機バッテリ2の暖機が完了していないと判定して、ステップS130に進む。一方、暖機完了フラグflgAおよびflgBのうちの少なくとも一方のフラグが1にセットされていると判定すると、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定して、ステップS100に進む。
ステップS100では、エアコンECU7から入力される外気温Tbが所定温度T3以上であるか否かを判定する。所定温度T3は、例えば、45℃である。外気温Tbが所定温度T3以上であると判定するとステップS120に進み、所定温度T3未満であると判定すると、ステップS110に進む。
ステップS110では、補機バッテリ2の目標充電電圧をV2に設定する。この目標充電電圧V2は、通常制御時の基準充電電圧であり、例えば、14.1Vである。一方、ステップS120では、補機バッテリ2の目標充電電圧をV1(V1<V2であり、例えば、13.7V)に設定する。すなわち、バッテリの温度が高くなると、電解液が気化するガッシングが生じやすくなるため、ガッシングを防ぐために、補機バッテリ2の目標充電電圧を基準充電電圧V2より低いV1に設定する。目標充電電圧V1は、ガッシングが発生しない充電電圧を予め実験などを行うことによって設定しておく。
ステップS130では、メモリ5bに格納した外気温の初期値Tb0が所定温度T1(例えば、0℃)以上であるか否かを判定する。外気温の初期値Tb0が所定温度T1未満であると判定するとステップS140に進み、所定温度T1以上であると判定すると、ステップS150に進む。
ステップS140では、補機バッテリ2の目標充電電圧を基準充電電圧V2より高いV4(例えば、14.8V)に設定する。すなわち、補機バッテリ2の暖機が完了しておらず、かつ、外気温の初期値Tb0が所定温度T1未満であるから、補機バッテリ2の温度は低いと推測できるが、バッテリの温度が低い場合には、充電受け入れ性が悪化するため、目標充電電圧を基準充電電圧より高く設定する。一方、ステップS150では、補機バッテリ2の暖機が完了していないが、外気温の初期値Tb0が所定温度T1以上であるから、補機バッテリ2の目標充電電圧を基準充電電圧V2より高く、かつ、上述したV4より低いV3(例えば、14.5V)に設定する。
一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置による制御内容をまとめておく。一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置では、以下の(1)〜(3)の手順により、補機バッテリ2の目標充電電圧を設定する。
(1)エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温Taおよび外気温センサ10によって検出される外気温Tbに基づいて、補機バッテリ2の暖機が完了したか否かを判定する。特に、以下の(a),(b),(c)のいずれか1つの条件が成立した時に、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定する。ただし、補機バッテリ2の暖機が完了していないと判定されている間は、基準充電電圧V2より高い目標充電電圧で補機バッテリ2の充電が行われる。
(a)外気温の初期値Tb0が所定温度T1(例えば、0℃)以上であることを検出してから、所定時間Tm1(例えば、150sec)経過
(b)エンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2(例えば、50℃)以上であるこを検出してから、所定時間Tm1(例えば、150sec)経過
(c)エンジン冷却水温Taが所定温度T2(例えば、50℃)以上に上昇したことを検出してから、所定時間Tm2(例えば、300sec)経過
(2)補機バッテリ2の暖機が完了していないと判定すると、補機バッテリ2の目標充電電圧を基準充電電圧V2(例えば、14.1V)より高い電圧値に設定する。特に、外気温の初期値Tb0が所定温度T1(例えば、0℃)未満であれば、目標充電電圧をV4(例えば、14.8V)に設定し、外気温の初期値Tb0が所定温度T1以上であれば、目標充電電圧をV3(例えば、14.5V)に設定する。
(3)補機バッテリ2の暖機が完了したと判定すると、補機バッテリ2の目標充電電圧を、上述した目標充電電圧V3またはV4より低くする。特に、外気温センサ10によって検出される外気温Tbが所定温度T3(例えば、45℃)未満であれば、目標充電電圧を基準充電電圧V2に設定し、外気温Tbが所定温度T3以上であれば、目標充電電圧をV1(例えば、13.7V)に設定する。
一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温Taおよび外気温センサ10によって検出される外気温Tbに基づいて、補機バッテリ2(低電圧バッテリ)の目標充電電圧を設定し、設定した目標充電電圧に基づいて、強電バッテリ1(高電圧バッテリ)の電圧をDC/DCコンバータ3で降圧して低電圧バッテリに供給する。これにより、補機バッテリ2の温度を検出するための温度センサを設ける必要がないので、システム全体のコストを低減させることができる。なお、エンジン冷却水温センサ9や外気温センサ10は、一般的な車両に備え付けられているセンサを用いることができる。
また、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温Taおよび外気温センサ10によって検出される外気温Tbに基づいて、補機バッテリ2(低電圧バッテリ)の暖機が完了したか否かを判定し、補機バッテリ2の暖機が完了していないと判定した場合の目標充電電圧を、暖機が完了したと判定した場合の目標充電電圧より高く設定する。これにより、補機バッテリ2の充電受け入れ性が低下している状態の時に、目標充電電圧を高めに設定することができるので、補機バッテリ2の状態に基づいた適切な充電を行うことができる。
一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、外気温センサ10によって検出される外気温が所定温度T1以上であると判定してから所定時間Tm1を経過すると、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定するので、補機バッテリ2の温度を検出するための温度センサを設けることなく、補機バッテリ2の暖機が完了したか否かを判定することができる。
また、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温が所定温度T2以上であると判定してから所定時間Tm1を経過すると、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定するので、補機バッテリ2の温度を検出するための温度センサを設けることなく、補機バッテリ2の暖機が完了したか否かを判定することができる。
さらに、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、車両始動後に、エンジン冷却水温センサ9によって検出されるエンジン冷却水温が所定温度T2以上に上昇したと判定してから所定時間Tm2を経過すると、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定するので、補機バッテリ2の温度を検出するための温度センサを設けることなく、補機バッテリ2の暖機が完了したか否かを判定することができる。
一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定した場合に、外気温センサ10によって検出される外気温が所定温度T3以上である場合の目標充電電圧を、外気温センサ10によって検出される外気温が所定温度T3より低い場合の目標充電電圧より低く設定する。これにより、補機バッテリ2の状態に基づいた適切な充電を行うことができる。
また、一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によれば、補機バッテリ2の暖機が完了していない場合に、車両始動時に外気温センサ10によって検出される外気温が所定温度より低い場合の目標充電電圧を、車両始動時に外気温センサ10によって検出される外気温が所定温度以上である場合の目標充電電圧以上の値に設定するので、補機バッテリ2の状態に基づいた適切な充電を行うことができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、図2に示すフローチャートのステップS140で設定する目標充電電圧V4を、ステップS150で設定する目標充電電圧V3より高い値としたが、V3と同じ値としてもよい。
図2に示すフローチャートでは、外気温の初期値Tb0が所定温度T1未満であるが、エンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2以上である場合には、ステップS30に進んで、所定時間Tm1を経過したか否かを判定したが、この場合の所定時間をTm1とは異なる値Tm3に設定しておいてもよい。また、ステップS130で外気温の初期値Tb0と比較する所定温度も、T1とは異なる温度T4としてもよい。
上述した一実施の形態では、上述した(a)〜(c)の条件のうち、いずれか1つの条件が成立すると、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定したが、補機バッテリ2が十分暖まっていると判定できる状態、例えば、補機バッテリ2の温度が所定温度以上であると推定できる状態であれば、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定することができる。すなわち、補機バッテリ2の暖機が完了したか否かの判断条件は、上述した(a)〜(c)の条件に限定されることはない。
上述した一実施の形態では、外気温の初期値Tb0が所定温度T1未満であり、かつ、エンジン冷却水温の初期値Ta0が所定温度T2未満の場合でも、その後に、エンジン冷却水温Taが所定温度T2以上となってから、所定時間Tm2を経過すると、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定した。しかし、補機バッテリ2の暖機が完了したと判定するまでは、基準充電電圧V2より高い目標充電電圧にて補機バッテリ2の充電を行うので、バッテリ保護のために、例えば、図2に示すフローチャートのステップS60の判定を否定してから所定時間(例えば、900sec)を経過すると、暖機が完了したと判定して、目標充電電圧を下げるようにしてもよい。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、外気温センサ10が外気温検出手段を、エンジン冷却水温センサ9がエンジン冷却水温検出手段を、HV−ECU5が充電電圧設定手段および制御手段を、DC/DCコンバータ3が電圧変換手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置の全体構成を示す図 一実施の形態における車両用バッテリの充電制御装置によって行われる処理内容を示すフローチャート
符号の説明
1…強電バッテリ、2…補機バッテリ、3…DC/DCコンバータ、4…ヒュージブルリンクホルダー、5…HV−ECU、6…ENG−ECU、7…エアコンECU、8…補機類、9…エンジン冷却水温センサ、10…外気温センサ、11…ブレーキキャパシタ

Claims (6)

  1. 車外の外気温度を検出する外気温検出手段と、
    エンジン冷却水の温度を検出するエンジン冷却水温検出手段と、
    前記外気温検出手段によって検出される外気温と、前記エンジン冷却水温検出手段によって検出されるエンジン冷却水温とに基づいて、低電圧バッテリの目標充電電圧を設定する充電電圧設定手段と、
    前記目標充電電圧設定手段によって設定された目標充電電圧に基づいて、高電圧バッテリの電圧を降圧して前記低電圧バッテリに供給する電圧変換手段とを備え、
    前記充電電圧設定手段は、
    車両始動時に前記外気温検出手段によって検出される外気温が所定温度T1以上であると判定してから所定時間Tm1を経過すると、前記低電圧バッテリの暖機が完了したと判定し、
    前記低電圧バッテリの暖機が完了していないと判定した場合の目標充電電圧を、前記暖機が完了したと判定した場合の目標充電電圧より高く設定し、
    前記所定温度T1は、前記低電圧バッテリの暖機が完了したと判断するための温度であり、
    前記所定時間Tm1は、放置による前記低電圧バッテリの放電量を充電により回復させるための充電時間により設定される時間である
    ことを特徴とする車両用バッテリの充電制御装置。
  2. 車外の外気温度を検出する外気温検出手段と、
    エンジン冷却水の温度を検出するエンジン冷却水温検出手段と、
    前記外気温検出手段によって検出される外気温と、前記エンジン冷却水温検出手段によって検出されるエンジン冷却水温とに基づいて、低電圧バッテリの目標充電電圧を設定する充電電圧設定手段と、
    前記目標充電電圧設定手段によって設定された目標充電電圧に基づいて、高電圧バッテ
    リの電圧を降圧して前記低電圧バッテリに供給する電圧変換手段とを備え、
    前記充電電圧設定手段は、
    車両始動時に前記エンジン冷却水温検出手段によって検出されるエンジン冷却水温が所定温度T2以上であると判定してから所定時間Tm1を経過すると、前記低電圧バッテリの暖機が完了したと判定し、
    前記低電圧バッテリの暖機が完了していないと判定した場合の目標充電電圧を、前記暖機が完了したと判定した場合の目標充電電圧より高く設定し、
    前記所定温度T2は、放置により前記低電圧バッテリの放電が進んでいないことを判定するための温度であり、
    前記所定時間Tm1は、放置による補機バッテリの放電量を充電により回復させるための充電時間により設定される時間である
    ことを特徴とする車両用バッテリの充電制御装置。
  3. 車外の外気温度を検出する外気温検出手段と、
    エンジン冷却水の温度を検出するエンジン冷却水温検出手段と、
    前記外気温検出手段によって検出される外気温と、前記エンジン冷却水温検出手段によって検出されるエンジン冷却水温とに基づいて、低電圧バッテリの目標充電電圧を設定する充電電圧設定手段と、
    前記目標充電電圧設定手段によって設定された目標充電電圧に基づいて、高電圧バッテ
    リの電圧を降圧して前記低電圧バッテリに供給する電圧変換手段とを備え、
    前記充電電圧設定手段は、
    車両始動後に前記エンジン冷却水温検出手段によって検出されるエンジン冷却水温が所定温度T2以上であると判定してから所定時間Tm2を経過すると、前記低電圧バッテリの暖機が完了したと判定し、
    前記低電圧バッテリの暖機が完了していないと判定した場合の目標充電電圧を、前記暖機が完了したと判定した場合の目標充電電圧より高く設定し、
    前記所定温度T2は、前記低電圧バッテリの暖機が完了したと判断するための温度を示し、
    前記所定時間Tm2は、放置による補機バッテリの放電量を充電により回復させるための充電時間により設定される時間である
    ことを特徴とする車両用バッテリの充電制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用バッテリの充電制御装置において、
    前記充電電圧設定手段は、前記低電圧バッテリの暖機が完了したと判定した場合に、前記外気温検出手段によって検出される外気温が所定温度T3以上である場合の目標充電電圧を、前記外気温検出手段によって検出される外気温が所定温度T3より低い場合の目標充電電圧より低く設定し、
    前記所定温度T3は、前記バッテリにおいてガッシングが生じる可能性がある温度により設定される温度である
    ことを特徴とする車両用バッテリの充電制御装置。
  5. 請求項に記載の車両用バッテリの充電制御装置において、
    前記充電電圧設定手段は、前記低電圧バッテリの暖機が完了していない場合に、車両始動時に前記外気温検出手段によって検出される外気温が前記所定温度T1より低い場合の目標充電電圧を、車両始動時に前記外気温検出手段によって検出される外気温が前記所定温度T1以上である場合の目標充電電圧以上の値に設定することを特徴とする車両用バッテリの充電制御装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両用バッテリの充電制御装置において、
    前記目標充電電圧設定手段によって設定された目標充電電圧と、前記電圧変換手段から前記低電圧バッテリに供給される電圧との偏差に基づいて、電圧指令値を求め、求めた電圧指令値を前記電圧変換手段に出力することにより、前記電圧変換手段から前記低電圧バッテリに供給される電圧が前記目標充電電圧と一致するように制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする車両用バッテリの充電制御装置。
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