JP4702202B2 - 集団音楽教習システムの管理装置及び集団音楽教習システム - Google Patents

集団音楽教習システムの管理装置及び集団音楽教習システム Download PDF

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Description

この発明は、各楽器端末で使用するデータファイルを導入することができる集団音楽教習システムに関する。
複数の楽器、例えば、1台の親機(先生用電子楽器)と複数の子機(生徒用電子楽器)から成る集団音楽教習システムが知られている。例えば、特許文献1では、システム全体をつかさどる集団演奏教習装置1は、1台の親機21、スピーカ23並びに先生用マイク付ヘッドフォン25に接続される外部入力、外部出力並びにマイク入力及びヘッドフォンインタフェース6;7;9,10を備えると共に、複数の生徒用アタッチメント24に接続される複数の生徒用入出力インターフェース8を備え、各生徒用アタッチメント24には各子機26及び生徒用マイク付ヘッドフォン27が接続される。また、この集団演奏教習装置1は、各子機の演奏音や会話音声などをモニタするための操作子群2を有し、モニタすべき何れかの子機を選択し、選択した子機の演奏音や音声などを先生がモニタできるようになっている。
特許第3371503号公報
集団音楽教習システムでは、各子機において、MIDIファイル等のデータファイルを教材として使用したいことがあるが、上述した従来のシステムでは各子機の使用者である生徒にデータファイルを含んだ記録媒体を配布し、記録媒体からデータファイルを各子機に導入していた。このため、各子機分の記録媒体を用意したり、各生徒に対してデータファイル導入のための作業を行ってもらう等、作業に時間がかかってしまう。
さらに、各子機即ち楽器端末は記憶容量に制限がある、データファイル数が増加した場合に目的とするデータファイルを探し出す作業が困難になる、等の理由により、各楽器端末に導入され保存されたデータファイルを削除する必要も生じるが、各生徒に対して削除作業を行ってもらうと、各生徒の作業負担が増加するとともに、誤まって必要なファイルが削除されてしまうなどの事故も起こりうる。
この発明は、このような事情に鑑み、各楽器端末で使用されるデータファイルを各楽器端末に簡単に導入することができ、また、導入されたデータファイルを簡単に消去することができる集団音楽教習システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、複数の楽器端末(TM1〜TM32)と通信ネットワーク(CN)を介して通信可能に接続されて成る集団音楽教習システムの管理装置(MN)であって、通信ネットワーク(CN)を介して複数の楽器端末(TM1〜TM32)と通信するためのネットワーク通信手段(NT)と、データファイル(MIDIファイル)をパケット(As)化してネットワーク通信手段(NT)より複数の楽器端末(TM1〜TM32)に送信するファイル送信手段(MC:P22〜P26)と、複数の楽器端末(TM1〜TM32)に送信されたデータファイルを示すファイル情報(ファイル名)を含む送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)を保持するリスト保持手段(P27)と、保持された送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)を元に、削除すべきデータファイルを指定する削除ファイル指定手段(P31)と、指定されたデータファイルの削除コマンドをネットワーク通信手段(NT)より各楽器端末(TM1〜TM32)へと送信するコマンド送信手段(MC:P32,P33)と、各楽器端末(TM1〜TM32)に送信された削除コマンドに対応するデータファイルを示すファイル情報(ファイル名)を送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)から消去するリスト管理手段(P34)とを有する集団音楽教習システムの管理装置(MN)〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号、用語、箇所等を表わし、以下においても同様である。
ここで、この発明による集団音楽教習システムの管理装置(MN)において、リスト保持手段(P27)は、この管理装置(MN)を使用する複数のユーザ(教師)に対応して複数の送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)を持ち、削除ファイル指定手段(P31)は、この管理装置(MN)を使用中のユーザ(教師)に対応する送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)を元に、削除すべきデータファイルを指定する(段落[0087]第1〜3文)〔請求項2〕ように構成することができる。
この場合、この発明による集団音楽教習システムの管理装置(MN)は、さらに、削除ファイル指定手段(P31)により指定されたデータファイルを示すファイル情報(ファイル名)が他のユーザ(教師)に対応する送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)に含まれる場合は、警告メッセージを出力する警告メッセージ出力手段(段落[0087]第4〜5文)〔請求項3〕ように構成することができる。
また、この発明によれば、上述した集団音楽教習システムの管理装置(MN)及び複数の楽器端末(TM1〜TM32)が通信ネットワーク(CN)を介して通信可能に接続されて成る集団音楽教習システムであって、複数の楽器端末(TM1〜TM32)は、それぞれ、管理装置(MN)からのデータファイルパケット(As)を受信するファイル受信手段(CM:E2=YES)と、受信されたデータファイルパケット(As)に含まれるデータファイル(MIDIファイル)を復元してファイル記憶手段(4)に保存するファイル保存手段(E3)と、管理装置(MN)からの削除コマンドを受信するコマンド受信手段(CM:E4a=YES)と、受信された削除コマンドに基づいて、対応するデータファイルをファイル記憶手段(4)から削除するファイル削除手段(E4b)とを有する集団音楽教習システム〔請求項4〕が提供される。
この発明の主たる特徴による集団音楽教習システムの管理装置(MN)〔請求項1〕は、教師により使用され、汎用のディジタルネットワーク〔例えば、Ethernet(登録商標)〕で構成される通信ネットワーク(CN)で複数の楽器端末(TM1〜TM32)と通信可能に接続されることにより、集団音楽教習システムが構成される。ここで、これら楽器端末(TM1〜TM32)には、生徒により使用される複数の子機(TM1〜TM31)が含まれる。この管理装置(MN)は、通信ネットワーク(CN)を介して複数の楽器端末(TM1〜TM32)と通信するためのネットワーク通信手段(NT)を有し、ファイル送信手段(MC:P22〜P26)により、データファイル(MIDIファイル)をパケット(As)化し、ネットワーク通信手段(NT)より通信ネットワーク(CN)を通じて当該データファイルパケット(As)を複数の楽器端末(TM1〜TM32)へと送信すると共に、複数の楽器端末(TM1〜TM32)に送信されたデータファイルを示すファイル情報(ファイル名)のリストを送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)として保持する(P27)。その後、保持された送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)に基づいて、削除すべきデータファイルを指定し(P31)、指定したデータファイルの削除コマンドを各楽器端末(TM1〜TM32)へと送信する(MC:P32,P33)と共に、各楽器端末(TM1〜TM32)に送信された削除コマンドに対応するデータファイルを示すファイル情報(ファイル名)を送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)から消去する(P34)。
従って、この発明によれば、各楽器端末にデータファイルを導入する際には、管理装置から各楽器端末に対してデータファイルを一斉送信するだけでよく、作業時間を短縮することができると共に、教師が管理装置を用いてデータファイルの削除を指示するだけで、各楽器端末に導入され保存されているデータファイルを一括して簡単に削除することができ、楽器端末を使用する生徒の負担増や、必要なデータファイルの誤削除などを防止しつつ、常に、共通する必要最小限の教材データファイルを楽器端末に用意しておくことができ、さらに、削除を指示したデータファイルに対応するファイル情報を管理装置側の送信済データファイルリストからも確実に削除しておくことができる。
この発明による集団音楽教習システムの管理装置(MN)では〔請求項2〕、この管理装置を使用する複数のユーザ(教師)に対応して複数の送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)が保持され、削除すべきデータファイルを指定する際には(P31)、この管理装置を使用中のユーザ(教師)に対応する送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)を元に、削除すべきデータファイルが指定される(段落[0087]第1〜3文)。従って、この発明によれば、教師ごとに送信済みデータファイルリストを持たせることで、他の教師が使用しているデータファイルを誤まって削除してしまう恐れがなくなる。
この発明による集団音楽教習システムの管理装置(MN)では〔請求項3〕、さらに、削除すべきと指定されたデータファイルを示すファイル情報(ファイル名)が他のユーザ(教師)に対応する送信済みデータファイルリスト(送信済みファイル名リスト)に含まれる場合は、警告メッセージが出力される(段落[0087]第4〜5文)。従って、この発明によれば、このように削除指示したデータファイル名が他の教師の送信済みデータファイルリストにも記録されているか否かを判断し記録されていた場合は「削除してもよいか」の警告を出すようにすることで、同じデータファイルを他の教師も使用していた場合に、勝手にデータファイルを削除してしまう恐れがなくなる。
また、この発明による集団音楽教習システムでは〔請求項4〕、管理装置(MN)が上述したように構成されるのに対応して、複数の楽器端末(TM1〜TM32)は、それぞれ、通信ネットワーク(CN)からファイル受信手段(CM)を通じて管理装置(MN)からのデータファイルパケット(As)を受信すると(E2=YES)、受信したデータファイルパケット(As)に含まれるデータファイル(MIDIファイル)を復元しファイル記憶手段(4)に保存する(E3)。その後、管理装置(MN)からの削除コマンドを受信すると(E4a=YES)、受信した削除コマンドに基づいて、対応するデータファイルをファイル記憶手段(4)から削除する(E4b)。従って、この発明によれば、各楽器端末で使用されるデータファイルを各楽器端末に簡単に導入することができ、また、導入されたデータファイルを簡単に消去することができる。
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による集団音楽教習システム(音楽ネットワークシステム)の概要を表わすブロック図である。この集団音楽教習システムは、教室などの音楽教習場に設けられた管理装置MN、教師用端末装置TM32及び複数の生徒用端末装置TM1〜TM31から成り、これらの装置MN,TM32,TM1〜TM31は、Ethernet(登録商標)〔以下“LAN”と記す〕等の汎用ディジタルネットワークで構成される通信ネットワークCNを介して互いに通信可能に接続される。管理装置MN及び教師用端末装置TM32は、操作部が近傍に設置され音楽教習時に教師により操作することができ、各生徒用端末装置TM1〜TM31は生徒により操作されこの例では31台あり最大31人の生徒が使用することができる。
管理装置MNは、センター装置とも呼ばれ、管理用コンピュータCP及びディジタルミキサMXから成り、ネットワークCN上を流れる教師用端末装置TM32及び各生徒用端末装置TM1〜TM31間のオーディオデータの送受信経路を制御したり、MIDIファイル等の演奏データをネットワークCN上に送信する等の機能を有する。
管理用コンピュータCPは、パーソナルコンピュータ等の汎用の情報処理装置で構成され、操作部の操作内容に従い、オーディオデータに関する端末装置TM1〜TM32間の通信状態(「結線」と呼ばれる)を指示する結線情報やこれら端末装置TM1〜TM32に送るべき演奏データをUSB等の通信ケーブルCBを通じてディジタルミキサMXに送信する。これに対して、ミキサMXは、コンピュータCPからの結線情報に基づき端末装置TM1〜TM32間のオーディオ通信状態を制御し、また、コンピュータCPからの演奏データをネットワークCN上に送信する。
生徒用端末装置TM1〜TM31及び教師用端末装置TM32は、それぞれ、教師端末又は親機及び生徒端末又は子機とも呼ばれ、同一のハードウエア構成を有する電子音楽端末であり、それぞれ、電子音楽装置EM1〜EM32及び変換機CV1〜CV32を備える。なお、端末装置やその構成要素については、共通の説明には共通の参照記号TM,EM,CV等が併記され、必要に応じて端末番号を表わす参照数字1〜32が付記される。
各端末装置TM:TM1〜TM32において、電子音楽装置EM:EM1〜EM32には種々の音楽情報処理機能を有する電子楽器が用いられ、変換機CV:CV1〜CV32は、ネットワークCN上を流れるオーディオデータから自機に必要なデータを電子音楽装置EMに取り込んだり電子音楽装置EMからのオーディオデータをネットワークCN上に送り出すと共に、ネットワークCN・電子音楽装置EM間で送受される演奏データを中継する。なお、演奏データには、MIDI形式で記述されたMIDIデータが用いられる。
なお、このシステムでは、通信ネットワークCNに、スイッチングハブで構築されたスイッチドネットワークを用い、各装置MN,TM32,TM1〜TM31間では、左右2チャンネル(L,R)のオーディオデータや演奏データが所定のパケット通信方式で送受される。これに伴い、複数N(N=32)の電子音楽端末TM1〜TM32は複数C(C=4)の端末毎に8つの端末グループに分けられ、破線で図示されるように、第1〜4、第5〜8、…、第29〜31生徒用端末TM1〜TM4,TM5〜TM8,…,TM29〜TM31は、それぞれ、第1〜8生徒グループGP1〜GP8を構成し、第8生徒グループGP8に含まれる第29〜31生徒用端末TM29〜TM31は、教師用端末TM32と共に、8番目の端末グループ(GP8’)を構成する。
このシステムの演奏データ送受に関する1つの特徴によれば、各電子音楽端末TM(TM1〜TM32)の変換機CV(CV1〜CV32)は、電子音楽装置(電子楽器)EM(EM1〜EM32)から出力される演奏音や音声などのアナログオーディオデータをディジタルオーディオデータに変換してパケット(Bd)で汎用のディジタルネットワークCN上に流すことができ、ネットワークCN上のディジタルオーディオデータは管理装置MNのディジタルミキサMXにより各電子音楽端末間の送受信経路が制御される。そして、所定電子音楽端末の変換機CVは、この送受信経路の制御に従ってディジタルネットワークCN上から所定電子音楽端末からのディジタルオーディオデータを取り込んでアナログオーディオデータに変換して電子音楽装置(電子楽器)EMに入力する。従って、システムを構成する各装置間を汎用のディジタルネットワークで接続することができ、システム構成装置の設置やケーブルの引き回し等を非常に簡単にすることができる。
また、このシステムのデータファイル送受に関する1つの特徴によれば、管理装置MNは、演奏データファイル(MIDIファイル)をパケット化して第1のパケット(As)で汎用のディジタルネットワークCNを通じ各電子音楽端末TM(TM1〜TM32)へと一斉送信することができる。各電子音楽端末TMはネットワークCNから変換機CVを通じて第1のパケット(As)を受信し、受信した第1のパケット(As)に含まれる演奏データファイルは、電子楽器EMで復元され保存される。各端末TMの変換機CVは、更に、ディジタルオーディオデータを含む第2のパケット(Bd)をディジタルオーディオネットワークCNに送受し、ネットワークCN上のオーディオデータは、ファイル一斉送信とは別に、管理装置MNのディジタルミキサMXによるオーディオ送受信経路の制御に従って所定端末TMaから所定端末TMbへと送られる。従って、管理装置から各電子音楽端末へのデータファイル一斉送信により各端末におけるファイル導入の作業時間を短縮することができ、さらに、送受信経路が管理されたディジタルオーディオネットワークに対してオーディオデータの経路とは無関係にデータファイルを流すことができる。
図2は、この発明の一実施例による電子音楽端末のハードウエア構成を表わすブロック図である。この集団音楽教習システムにおける任意の電子音楽端末TMは、前述したように、電子音楽装置(電子楽器)EM及び変換機CVから成る。電子音楽装置EMは、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、演奏操作検出回路5、設定操作検出回路6、表示回路7、音源回路8、効果回路9、オーディオ入出力回路10、MIDI入出力回路11などを備え、これらの要素1〜11はバス12を介して互いに接続される。
CPU1は、RAM2及びROM3と共にデータ処理回路DPを構成し、種々の音楽情報処理プログラムに従い、タイマ13によるクロックを利用して対応する音楽情報処理を実行し、RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。ROM3には、これらの処理を実行するために必要な各種制御プログラムや制御データ、演奏データ(MIDIデータ)等が予め記憶される。
外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)や書換え可能な不揮発性の半導体メモリ等の内蔵記憶媒体の外にコンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、スマートメディア(登録商標)等の小型メモリカード、等々、種々の可搬性の外部記録媒体を含み、制御プログラムや演奏データ(MIDIデータ:MIDIファイルやMIDIメッセージ等)などを任意の外部記憶装置4に記憶することができる。
演奏操作検出回路5は、鍵盤などの演奏操作子14の実演奏操作内容を検出し、これに対応する実演奏の演奏データをデータ処理回路DPに導入し、設定操作検出回路6は、キースイッチやマウス等の設定操作子15と共に設定操作部を構成し、設定操作子15の設定操作内容を検出し、これに対応する設定データをデータ処理回路DPに導入する。表示回路7は、画面表示用LCD等のディスプレイ(表示器)16や各種インジケータ(図示せず)と共に表示部を構成し、ディスプレイやインジケータの表示/点灯内容をCPU1からの指令に従って制御し、各操作子14,15の操作に対する表示援助を行う。
音源回路8及び効果回路9はオーディオデータ生成部(音源部とも呼ばれる)として機能する。すなわち、音源回路8は、演奏操作検出回路5からデータ処理回路DPを通じて生成される実演奏の演奏データに応じて所定の楽音波形を表わす楽音データを発生し、効果付与DSPを有する効果回路9は、同演奏データに応じて所定の効果を楽音データに付与した演奏音波形を表わす左右2チャンネルのディジタルオーディオデータを生成する。オーディオデータ生成部8,9は、また、自動演奏の際に、記憶手段(3,4)に記憶された演奏データに従い自動演奏のディジタルオーディオデータを発生することもできる。
オーディオ入出力回路10は、効果回路9で生成されたディジタルオーディオデータをアナログに変換するD/A変換部を備え、ヘッドフォン及びマイクを備えたオーディオ入出力機器17に接続され、アナログオーディオ入出力端子を介して変換機CVに接続される。そして、設定操作部の設定状態に応じて、D/A変換部で変換されたアナログオーディオデータ(演奏音)を入出力機器17のヘッドフォンや変換機CVに出力し、入出力機器17のマイクから入力される音声(音響)に基づく音声波形を表わすアナログオーディオデータ(音声)を変換機CVに出力し、或いは、変換機CVから入力されるアナログオーディオデータ(演奏音/音声)を入出力機器17のヘッドフォンに出力する。
MIDI入出力回路11は、変換機CVに接続され、この電子音楽装置EMと変換機CVとの間で演奏データ(MIDIデータ)を授受する。例えば、記憶手段3,4に記憶された演奏データ或いはデータ処理回路DPで生成された演奏データを変換機CVに出力し、或いは、変換機CVから入力される演奏データをデータ処理回路DPを通じて記憶手段2,4に記憶したりオーディオデータ生成部8,9に送る。
変換機CVは、ネットワークCNに接続され、ネットワークCNからディジタルオーディオデータや演奏データを受信し、受信したディジタルオーディオデータをD/A変換器でアナログオーディオデータに変換してオーディオ入出力回路10に出力し、或いは、受信した演奏データをMIDI入出力回路11に出力する。また、変換機CVは、オーディオ入出力回路10からのアナログオーディオデータをA/D変換器でディジタルオーディオデータに変換してネットワークCNに出力したり、MIDI入出力回路11からの演奏データをネットワークCNに出力する。
ネットワークCNに接続される他の電子音楽端末TMeも上述と同様のハードウエア構成を有する。管理装置MNについては、ディジタルミキサMXは、上述した電子音楽装置EMと同様に、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置、設定操作部、表示部などから成る基本的構成を有すると共に、ネットワークCNに接続されるネットワークインターフェース(I/F)、通信ケーブルCBに接続される通信インターフェース(I/F)、及び、多数の入出力チャンネルを備えディジタルミキシングエンジン(ME)に従って動作するミキシング処理回路を有する。また、管理用コンピュータCPは、同様の基本的構成に加え、ケーブルCBに接続される通信I/Fを有すると共に、多数の演奏データ(MIDIファイルやMIDIメッセージ等のMIDIデータ)を外部記憶装置に蓄積している。
コンピュータCPは、設定操作部及び表示部によるGUI機能により結線の変更が指示されると、変更された結線の内容を表わす結線情報を通信I/F及びケーブルCBを通じてディジタルミキサMXに送信し、GUI機能により演奏データ選択及び送信が指示されると、指示された所望の演奏データを通信I/F及びケーブルCBを通じてミキサMXに送信することができる。また、コンピュータCPは、ミキサMXからケーブルCB及び通信I/Fを通じて電子音楽端末TMからの演奏データを受信することができる。
ディジタルミキサMXのネットワークI/Fは、ネットワークCNから受信したディジタルデータを、各端末TMに対応する所定の入力チャンネルに分配して、ミキシング処理回路(ディジタルミキシングエンジンME)に出力する。ミキシング処理回路は、ネットワークI/Fから入力されたディジタルデータのうち、オーディオ入力チャンネル(ミキサ入力チャンネルmi−ch)に分配されたディジタルオーディオデータについてはミキシング処理を行い、コンピュータCPからの結線情報に応じて所定の入力チャンネルのディジタルオーディオデータを所定のオーディオ出力チャンネル(ミキサ出力チャンネルmo−ch)に出力する。また、演奏データ入力チャンネル(in)に分配された演奏データについては中継処理を行い、通信I/F及びケーブルCBを通じてコンピュータCPに送信すると共にコンピュータCPからケーブルCB及び通信I/Fを通じて入力された演奏データを演奏データ出力チャンネル(out)に出力する。
そして、ネットワークI/Fは、ミキシング処理回路から出力された各出力チャンネルのディジタルデータをネットワークCN上に送り出す。これにより、管理装置MNは、結線情報に対応して、所定のオーディオ入力チャンネルに対応する所定電子音楽端末TMaからのディジタルオーディオデータを所定のオーディオ出力チャンネルに対応する所定電子音楽端末TMbへと送信し、コンピュータCPからの演奏データを全ての電子音楽端末TM1〜TM32に送信することができる。
〔転送データ例〕
この発明の一実施例による集団音楽教習システムの各電子音楽端末においては、変換機により、電子音楽装置(電子楽器)で生成されたアナログオーディオデータをディジタルオーディオデータのパケットに変換して通信ネットワーク上に流すと共に、通信ネットワークから受信したディジタルオーディオのパケットをアナログオーディオデータに変換して電子音楽装置に入力する。また、管理装置により演奏データ(MIDIデータ)をMIDIパケット化してディジタルネットワーク上に送信し、各電子音楽端末の変換機によりネットワーク上のMIDIパケットから演奏データを取り出し各電子音楽装置で復元する。この集団音楽教習システムでは、このようなパケット方式のデータ授受を実現するために、アイソクロナス( isochronous)伝送方式を用いた“CobraNet”(商標)と呼ばれるネットワークプロトコルが採用される。
より具体的にいうと、この集団音楽教習システムでは、LANケーブル〔例えば、100Base-TX (100Mbps)に対応したCAT5ケーブル〕とスイッチングハブを使用しCobraNetを採用したネットワークCNを通じて、アイソクロナス伝送により、最高で各方向64チャンネル(双方向128チャンネル)の非圧縮ディジタルオーディオデータを同時にリアルタイムで分配することができる。ここで、ディジタルオーディオデータは、小さなパケットを単位にして送信され、受信後パケットから元のデータに戻されるが、CobraNetではバンドルがパケットに相当する。つまり、CobraNetを採用したネットワークCNでは、ディジタルオーディオデータは、バンドルという単位で配信され、LANデータパケット毎に1つのバンドルが配信される。また、このシステムでは、シリアルデータを転送するCobraNetのシリアルブリッジ機能を利用して演奏データ(MIDIデータ)がネットワークCN上に転送される。図3は、この発明の一実施例による集団音楽教習システムで利用可能な転送データ等の構成例を説明するための図である。
バンドルは、アイソクロナスサイクル毎に複数Aのアイソクロナスパケットに載せて転送され、1つのサイクル毎に最大8個のバンドルを送信することができる。この例では、図3(1)に示すように、1アイソクロナスサイクル〔各サイクルの間隔は1.33ミリ秒であり、ディジタルオーディオデータをパケット化したりパケットを元に戻す再シリアル化するために所定のレイテンシー(1.33,2.66,5.33ミリ秒:64,128,256サンプルに相当)を生じる〕毎に複数A=8のバンドルBd1〜Bd8が送信される。各アイソクロナスサイクルは、同期をとるためのビートパケットBtで始まり、次いで、8つのアイソクロナスパケット即ち第1〜8バンドルBd1〜Bd8を順次通信ネットワークCN上に送る。
また、各アイソクロナスサイクルにおいて、アイソクロナスパケット即ちバンドルBd1〜Bd8から成るアイソクロナスパケット群Icを送り終えた後の残り時間には、非同期シリアルデータを転送するためのアシンクロナス(asynchronous)パケット(非同期シリアルパケット)Asを送ることができ、アシンクロナスパケットAsは、演奏データ(MIDIデータ)を転送するのに利用され、「MIDIパケット」とも呼ばれる。
1つのバンドルは複数Bのチャンネルで構成され、1バンドルには、例えば、解像度(量子化ビット数)20ビット/サンプリング周波数 48kHzのディジタルオーディオデータの場合、最高8つのチャンネルを入れることができる。この例では、1バンドルが複数B=8のチャンネル(「バンドル内チャンネル」とも呼ばれる)で構成されており、各バンドルBd:Bd1〜Bd8は、図3(2)に示すように、バンドルの通信開始を示すプリアンブル、送信先MACアドレス及び送信元MACアドレスから成るLANヘッダと、フレームタイプFtと、ディジタルオーディオデータ用の第1〜8チャンネル CH1〜 CH8と、FCS(フレームチェックシーケンス)エラーチェックとから成る。
フレームタイプFtは、図3(3)に示すように、Cobra番号、ヘッダ、バンドル番号及び時間で構成される。バンドル番号は、“当該バンドルBdが、或る1台の機器から別の1台の機器に転送されるべき「ユニキャストバンドル」である”ことを識別するための転送先(宛先)情報であり、アイソクロナスで順次バンドルを転送中、各バンドルデータは、必ず、バンドル番号(送信先番号)で指定された1台の機器にのみに転送される。CobraNetでは、ユニキャストバンドルに所定範囲の番号 256〜 65279が付けられる。
図3(4a),(4b)は、アシンクロナスパケット(MIDIパケット)を用いて演奏データとして転送されるMIDIファイルの構成例を示す。コンピュータCPの外部記憶装置に記憶されているMIDIファイルは、図3(4a)のように、各種設定データから成るヘッダ、複数のイベントを時系列で順次記述したイベントデータa,b,…及びファイルの終了を表わすエンドオブファイルEofで構成され、MIDIファイル転送の際には、アシンクロナス(非同期)パケットAsで送信するのに適した所定のデータ量毎に分割される。例えば、図3(4b)のように、イベントデータを、データ1、データ2、…に分けて、MIDIファイルを、ヘッダ、データ1、データ2、…、エンドオブファイルのMIDIパケット〔ヘッダパケット、データパケット(データ1パケット、データ2パケット、…)、エンドオブファイルパケットという〕に分割し、各MIDIパケットのデータを順次アシンクロナスパケットAsで送信する。
〔データ転送の概要〕
図4は、この発明の一実施例による集団音楽教習システムにおけるバンドル番号の割当て例を説明するため図である。この集団音楽教習システムでは、ディジタルミキサMXのネットワークI/Fは、各LANケーブルに接続される4つのネットワークカードNC1〜NC4で構成され、通信ネットワークCNには36ポートのスイッチングハブとこれに接続される36本のLANケーブル(CAT5ケーブル)が用いられる。また、これらLANケーブルのうち、4本のケーブルがそれぞれミキサMXの第1〜4ネットワークカードNC1〜NC4に接続され、31本のケーブルがそれぞれ第1〜31生徒端末TM1〜TM31に接続され、残る1本のケーブルが教師端末TM32に接続される。なお、第29〜31生徒端末TM29〜TM31及び教師端末TM32は、ディジタル音楽ネットワークシステムとしては、第1〜第7端末グループGP1〜GP7と同様に、第8端末グループGP8’を構成する。
この集団音楽教習システムの音楽ネットワークシステムとしての1つの特徴によれば、センター装置(管理装置)MN及び複数N(N=32)の電子音楽端末TM1〜TM32は、通信ネットワークCNを介してパケット(バンドル)Bdにより演奏音等の音楽を表わすディジタルオーディオデータ(ディジタル音楽データ)を通信することができ、通信ネットワークCNに対して複数A(A=8)のパケットBd:Bd1〜Bd8(10101,10201,…,10801; 10105,10205,…,10805)を同時に送受信することができる。各パケットBdに含まれる複数B(B=8)のチャンネル( CH1〜 CH8)を複数C(C=4)のチャンネルグループ(CH1/CH2,CH3/CH4,…,CH7/CH8)に分割し、複数Cの電子音楽端末TM1〜TM4,TM5〜TM8,…,TM29〜TM32の夫々に、各チャンネルグループ中のB/C(B/C=2)個のチャンネルを割り当てることで、複数Cの電子音楽端末TM1〜TM4,TM5〜TM8,…,TM29〜TM32から成る端末グループGP1,GP2,…,GP8’で1パケットを共用する。また、各電子音楽端末TM1〜TM32は夫々異なる送信先番号(バンドル番号)のパケットを受信するように設定される。このように単一パケットを複数機器に割り当てて共用することにより、1つのパケットBdを複数Cの電子音楽端末で使用し、パケット数(バンドル数)Aよりも多い複数N(例えば、N=A×C)の電子音楽端末をディジタルオーディオネットワークで使用することができ、また、各パケットに付与されている送信先番号がぶつかることなく各電子音楽端末にパケットを送り届けることができる。
図4の具体例で説明すると、ディジタルミキサMXにおいて、ディジタルミキシングエンジン(ミキシング処理回路)MEは、64の入力チャンネルmi−ch( ch1〜ch64)と64の出力チャンネルmo−ch(ch65〜 ch128)を備え、これら入出力チャンネル(「オーディオチャンネル」とも呼ばれる)は、2チャンネル毎に、各電子音楽端末TM1〜TM32の左(L)及び右(R)オーディオチャンネルに対応する。例えば、第1,2入力チャンネル ch1,ch2と第1,2出力チャンネル ch65,ch66は生徒端末TM1の左及び右オーディオチャンネルに対応し、第3,4入力チャンネル ch3,ch4と第3,4出力チャンネル ch67,ch68は生徒端末TM2の左及び右オーディオチャンネルに対応し、以下同様に対応し、第63,64入力チャンネル ch63,ch64と第63,64出力チャンネル ch127,ch128は第32端末即ち教師端末TM32の左及び右オーディオチャンネルに対応する。
各ネットワークカードNC1〜NC4は、16チャンネル即ち2バンドル分の入出力ディジタルオーディオデータを取り扱うことができ、バンドル番号の設定により、16チャンネルのディジタルオーディオデータを、それぞれ、対応する2端末グループの8端末と送受することができる。つまり、ネットワークCNから2つの受信バンドルを受け取って16チャンネルのディジタルオーディオデータをディジタルミキシングエンジンMEに入力し、ディジタルミキシングエンジンMEから16チャンネルのディジタルオーディオデータを受け取って2つの送信バンドルでネットワークCNに出力することができる。
図4において、各電子音楽端末TM1〜TM32下部及び各ネットワークカードNC1〜NC4上部の枠付き番号は、各装置TM1〜TM32,NC1〜NC4に対するバンドル番号の割当て設定例を示し、冒頭の記号“T”,“R”は送受信の区分を表わす。このシステムでは、各端末グループGP1〜GP8’の電子音楽端末からの8(=B)チャンネル分ディジタルオーディオデータを8(=A)つのバンドルBd1〜Bd8の何れかによりディジタルミキサMXに入力し、ミキサMXからの8(=B)チャンネル分ディジタルオーディオデータも8(=A)つのバンドルBd1〜Bd8の何れかにより各端末グループGP1〜GP8’の電子音楽端末に出力すれば、全装置間で同時にデータの送受を行うことができ、各グループと各バンドルとの対応は固定的ではないが、以下においては、第1〜8端末グループGP1〜GP8’は、それぞれ、第1〜8バンドルBd1〜Bd8に対応するものとして説明する。
ミキサMXからのデータ送信については、例えば、第1ネットワークカードNC1は、ディジタルミキシングエンジンMEからのチャンネルch65〜ch72のディジタルオーディオデータをバンドルBd1のチャンネル CH1〜 CH8に入れ、第1端末グループGP1最初(第1位)の端末を宛先としたバンドル番号 10101を付けて通信ネットワークCNに送り出し(T10101)、また、チャンネルch73〜ch80のディジタルオーディオデータをバンドルBd2のチャンネル CH1〜 CH8に入れ、第2端末グループGP2第1位の端末を宛先としたバンドル番号 10201を付けてネットワークCNに送り出す(T10201)ことができる。
第2ネットワークカードNC2も、第1ネットワークカードNC1と同様に、エンジンMEからのチャンネルch81〜ch88, ch89〜ch96のディジタルオーディオデータを夫々のバンドル内チャンネル CH1〜 CH8に挿入し夫々グループ第1位の端末を宛先とするバンドル番号 10301,10401を付けたバンドルBd3,Bd4をネットワークCNに送り出すことができる(T10301,T10401)。以下同様に、第3;4ネットワークカードNC3;NC4も、チャンネルch97〜ch104, ch105〜ch112; ch113〜ch120, ch121〜 ch128のディジタルオーディオデータを各バンドル内チャンネル CH1〜 CH8に挿入し夫々グループ第1位の端末を宛先とするバンドル番号 10501,10601;10701,10801を付けたバンドルBd5〜Bd8としてネットワークCNに送り出すことができる(T10501,T10601;T10701,T10801)。
これに対して、第1端末グループGP1最初(第1位)の第1端末TM1は、ネットワークCN上から、自端末グループGP1に対応するディジタルミキサMXからのバンドルBd1(ch65〜ch72)を受信し(T10101→R10101)、第2端末グループGP2最初(第1位)の第5端末TM5は自端末グループGP2に対応するバンドルBd2(ch73〜ch80)を受信する(T10201→R10201)ことができる。同様に、第3,4端末グループGP3,GP4最初(第1位)の第9,13端末TM9,TM13は、それぞれ、自端末グループGP3,GP4に対応するバンドルBd3,Bd4(ch81〜ch88,ch89〜ch96)を受信することができる(T10301→R10301,T10401→R10401)。以下、第5〜8端末グループGP5〜GP8’最初(第1位)の端末TM17,TM21;TM25,TM29も、同様に、それぞれ、自端末グループGP5〜GP8’に対応するバンドルBd5〜Bd8(ch97〜ch104, ch105〜ch112; ch113〜ch120, ch121〜 ch128)を受信することができる(T10501→R10501,T10601→R10601;T10701→R10701,T10801→R10801)。
また、各端末グループGP1〜GP8’を構成する4(=C)台の電子音楽端末は、それぞれ、受信したパケットに含まれる8(=B)チャンネル( CH1〜 CH8)のうち自端末に割り当てられた2(=B/C)チャンネルグループ( CH1/CH2,CH3/CH4,CH5/CH6,CH7/CH8の何れか2チャンネル)のディジタルオーディオデータを取り込み、当該チャンネルに換えて自端末で発生されたディジタルオーディオデータのチャンネルを含むパケットを通信ネットワークCNに送信する。さらに、各端末グループ内の第1〜3位端末TM1〜TM3,TM5〜TM7,…,TM29〜TM31は、それぞれ、受信したパケットの送信先番号を次位端末TM2〜TM4,TM6〜TM8,…,TM30〜TM32に設定された送信先番号に変換して各次位端末にパケットを送り届ける。
例えば、各端末グループ内第1位の端末TM1,TM5,TM9,TM13,TM17,TM21,TM25,TM29は、ディジタルミキサMXから自グループに対応するバンドルを受信すると、受信したバンドルから自端末に対応する2チャンネルのディジタルオーディオデータ( ch65/ch66,ch73/ch74,ch81/ch82,ch89/ch90,ch97/ch98,ch105/ch106,ch113/ch114,ch121/ch122)を取り込むことができる。また、これらの端末は、それぞれ、自端末から送信する2チャンネルのディジタルオーディオデータ(ch1/ch2,ch9/ch10,ch17/ch18,ch25/ch26,ch33/ch34,ch41/ch42,ch49/ch50,ch57/ch58)が該当2チャンネルに挿入され、グループ内次位(第2位)の端末TM2,TM6,TM10,TM14,TM18,TM22,TM26,TM30を宛先とした新たなバンドル( 10102,10202,10302,10402,10502,10602,10702,10802)を生成しネットワークCNに送り出すことができる。
これら次位端末は、それぞれ、ネットワークCN上から、上位端末からの自端末宛てバンドルを受信し(T10102→R10102 ,T10202→R10202 ,… ,T10802→R10802)、受信したバンドルから自端末に対応するディジタルミキサMXからの2チャンネルディジタルオーディオデータ(ch67/ch68,ch75/ch76,…,ch123/ch124)を取り込むと共に、自端末から送信する2チャンネルのディジタルオーディオデータ(ch3/ch4,ch11/ch12,…,ch59/ch60)が該当2チャンネルに挿入され、更に次位(第3位)の端末TM3,TM7,TM11,TM15,TM19,TM23,TM27,TM31を宛先としたバンドル(10103,10203,…,10803)を生成しネットワークCNに送り出すことができる。これら第3位端末も、同様に、自端末宛てバンドルの受信(T10103→R10103 ,T10203→R10203 ,… ,T10803→R10803)、自端末対応チャンネルデータの取込み(ch69/ch70,ch77/ch78,…,ch125/ch126)及び挿入(ch5/ch6,ch13/ch14,…,ch61/ch62)、次位(第4位)端末宛てバンドル(10104,10204,…,10804)の生成及び送出を行うことができる。
そして、グループ内最後(第4位)の端末TM4,TM8,…,TM32は、それぞれ、ネットワークCN上から、グループ内の上位(第3位)端末からの自端末宛てバンドルを受信し(T10104→R10104 ,T10204→R10204 ,… ,T10804→R10804)、自端末に対応するミキサMXからの2チャンネルディジタルオーディオデータ(ch71/ch72,ch79/ch80,…,
ch127/ch128)を受け取ることができる。また、これら端末は、それぞれ、自端末から送
信する2チャンネルのディジタルオーディオデータ(ch7/ch8,ch15/ch16,…,ch63/ch64)が該当2チャンネルに挿入され、ディジタルミキサMXの第1〜4ネットワークカードNC1〜NC4を宛先とするバンドル番号10105,10205,…,10805を付けたバンドルを生成しネットワークCNに送り出す。
つまり、各端末グループGP1,GP2;GP3,GP4;GP5,GP6;GP7,GP8’内最後位端末TM4,TM8;TM12,TM16;TM20,TM24;TM28,TM32(TM32は教師端末)は、各グループの端末TM1〜TM4,TM5〜TM8;TM9〜TM12,TM13〜TM16;TM17〜TM20,TM21〜TM24;TM25〜TM28,TM29〜TM32からの8チャンネル分のディジタルオーディオデータ( ch1〜ch8, ch9〜ch16 ;ch17〜ch24 ,ch25〜ch32 ;ch33〜ch40 ,ch41〜ch48 ;ch49〜ch56 ,ch57〜ch64)を夫々のチャンネル CH1〜 CH8に載せた各ネットワークカードNC1;NC2;NC3;NC4宛てバンドル( 10105,10205;10305,10405;10505,10605;10705,10805)を、例えばバンドルBd1,Bd2;Bd3,Bd4;Bd5,Bd6;Bd7,Bd8として、ネットワークCNに同時に送り出すことができる。
これに対し、ミキサMXの第1ネットワークカードNC1は、ネットワークCNから、第4端末TM4からのバンドル番号 10105のバンドルBd1を受信し(T10105→R10105)、当該バンドルのチャンネル CH1〜 CH8で、第1端末グループGP1内各端末TM1〜TM4からのチャンネル ch1〜 ch8のディジタルオーディオデータを受け取ると共に、第8端末TM8からのバンドル番号 10205のバンドルBd2を受信し(T10205→R10205)、当該バンドルのチャンネル CH1〜 CH8から、第2端末グループGP2内各端末TM5〜TM8からのチャンネル ch9〜ch16のディジタルオーディオデータを受け取ることができる。
同様に、第2ネットワークカードNC2は、ネットワークCNから、第12,16端末TM12,TM16からのバンドル番号 10305,10405のバンドルBd3,Bd4を受信し(T10305→R10305,T10405→R10405)、第3,4端末グループGP3,GP4内各端末TM9〜12,TM13〜16からのチャンネルch17〜ch24,ch25〜ch32のディジタルオーディオデータを受け取ることができる(T10305→R10305,T10405→R10405)。以下同様に、第3;第4ネットワークカードNC3;4は、ネットワークCNから、それぞれ、第20,24;28,32(教師)端末TM20,TM24;TM28,TM32からのバンドル番号 10505,10605;10705,10805のバンドルBd5,Bd6;Bd7,Bd8を受信し(T10505→R10505,T10605→R10605;T10705→R10705,T10805→R10805)、第5,6;7,8端末グループGP5,GP6;GP7,GP8’内各端末TM17〜20,TM21〜24;TM25〜28,TM29〜TM32からのチャンネルch33〜ch40, ch41〜ch48 ;ch49〜ch56 ,ch57〜ch64のディジタルオーディオデータを受け取ることができる。
〔データ転送の具体例〕
図5は、この発明の一実施例による集団音楽教習システムにおける変換機及びネットワークカードの構成例を表わす図である。各電子音楽端末TM:TM1〜TM32における変換機CV:CV1〜CV32は、何れも同様の構成を有し、ディジタルミキサMXの各ネットワークカードNC:NC1〜NC4も同様の構成を有するので、図5(1)では第1,2端末TM1,TM2の変換機CV1,CV2を例にし、図5(2)では第1ネットワークカードNC1を例にして変換機及びネットワークカードの構成を説明する。
各電子音楽端末TMの変換機CVは、図5(1)に示すように、それぞれ、ネットワーク端子(図示せず)、転送制御回路CT、オーディオ変換回路CA及びMIDI変換回路CMを備える。ネットワーク端子は通信ネットワークCNのLANケーブルに接続され、転送制御回路CT、ネットワーク端子で受信されたバンドルから自端末に対応する2チャンネルのディジタルオーディオデータを取り出すと共に、自端末で生成された2チャンネルのディジタルオーディオデータを該当バンドルの2チャンネルに挿入した新たなバンドルをネットワーク端子に出力する。オーディオ変換回路CAは、D/A変換器及びA/D変換器を有し、転送制御回路CTで取り出されたディジタルオーディオデータをD/A変換器でアナログに変換して電子音楽装置EMのオーディオ入出力回路10に出力すると共に、オーディオ入出力回路10からの2チャンネルアナログオーディオデータをA/D変換器でディジタルに変換してネットワーク端子に出力する。MIDI変換回路CMは、ネットワーク端子で受信されたアシンクロナスパケットAs中の演奏データ(MIDIファイル)を電子音楽装置EMのMIDI入出力回路11に出力すると共に、MIDI入出力回路11からの演奏データをネットワーク端子に出力する。
ディジタルミキサMXの各ネットワークカードNCは、ディジタルミキシングエンジンMEの入出力各16チャンネル分(2バンドル分)のディジタルオーディオデータを取り扱うことができ、図5(2)に示すように、それぞれ、通信ネットワークCNのLANケーブルに接続されるネットワーク端子NT、「CobraNetオーディオ/オーディオ変換」を行うオーディオ変換回路AC、及び、ディジタルミキシングエンジン(ミキシング処理回路)MEに接続されるミキシング部I/O端子MTから成る。また、1つのネットワークカード、例えば第1ネットワークカードNC1に、「CobraNetシリアル/MIDI変換」を行うMIDI変換回路MCが設けられる。
例えば、図5(2)に示される第1ネットワークカードNC1のオーディオ変換回路ACは、データ受信の際は、「CobraNetオーディオ→オーディオ変換」(CobraNetの形式でのオーディオデータをミキシングエンジンMEで扱える形式のオーディオデータに変換する)を行い、通信ネットワークCN上からネットワーク端子NTを通じて、ネットワークカードNC1に対する2つのバンドル番号 10105,10205が与えられた2つのバンドル即ち第1端末グループGP1の第4端末TM4及び第2端末グループGP2の第8端末TM8からの「受信バンドルR10105」及び「受信バンドルR10205」を順次取り込み、各バンドルのチャンネル CH1〜 CH8から、それぞれ、チャンネル ch1〜ch8, ch9〜ch16のディジタルオーディオデータを取り出し、ミキシング部I/O端子MTを通じてミキシングエンジンMEのミキサ入力チャンネル(mi−ch) ch1〜ch16に出力する。
また、データ送信の際には、「オーディオ→CobraNetオーディオ変換」(ミキシングエンジンMEで扱える形式のオーディオデータをCobraNetの形式でのオーディオデータに変換する)を行い、ミキシングエンジンMEからミキシング部I/O端子MTを通じてミキサ出力チャンネル(mo−ch)ch65〜ch80のディジタルオーディオデータを受け取り、チャンネルch65〜ch72,ch73〜ch80のディジタルオーディオデータを夫々のチャンネル CH1〜 CH8に挿入し、第1及び第2端末グループGP1,GP2の第1位端末TM1,TM5に対するバンドル番号 10101,10201を付けた2つのバンドル即ち「送信バンドルT10101」及び「送信バンドルT10201」を順次生成しネットワーク端子NTを通じネットワークCN上に送出する。
これに対して、図5(1)に示される第1端末グループGP1第1位端末TM1の変換機CV1では、データ受信の際は、転送制御回路CT1によって、通信ネットワークCN上から、端末TM1に対するバンドル番号 10101が与えられた第1ネットワークカードNC1からの「送信バンドルT10101」を取り込み(R10101)、当該バンドル内チャンネル CH1,CH2に入っているオーディオチャンネル ch65,ch66のディジタルオーディオデータを取り出し、オーディオ変換回路CA1のD/A変換器でこれをアナログオーディオデータに変換して電子音楽装置EM1のオーディオ入出力回路10に出力する。
また、データ送信の際には、変換回路CA1は、電子音楽装置EM1のオーディオ入出力回路10からのチャンネル ch1,ch2のアナログオーディオデータをA/D変換器でディジタルに変換して転送制御回路CT1に出力し、転送制御回路CT1は、バンドル内チャンネル CH3〜 CH8に入っているオーディオチャンネルch67〜ch72のディジタルオーディオデータをバンドル内チャンネル CH1〜 CH6に移すと共に、変換回路CA1からのディジタルオーディオデータ( ch1,ch2)をバンドル内チャンネル CH7,CH8に入れて第1端末グループGP1の次位(第2位)端末TM2に対するバンドル番号 10102を付けたバンドルを生成しネットワーク端子を通じてネットワークCN上に送出する(T10102)。
第1端末グループGP1第2位端末TM2の変換機CV2では、第1位端末TM1と同様、データ受信時は、転送制御回路CT2により、ネットワークCNからから、端末TM2に対するバンドル番号 10102が与えられた第1位端末TM1からのバンドルを取り込み(R10102)、「送信バンドルT10101」の CH3,CH4に含まれ当該バンドルではチャンネル CH1,CH2に移されているオーディオチャンネル ch67,ch68のディジタルオーディオデータを取り出し、オーディオ変換回路CA2のD/A変換器でこれをアナログ化して電子音楽装置EM2に出力する。また、データ送信時には、バンドル内チャンネル CH3〜CH6; CH7,CH8に移されているオーディオチャンネルch67〜ch72;ch1,ch2のディジタルオーディオデータを2チャンネル分前方向にシフトしてチャンネル CH1〜CH4; CH5,CH6に移すと共に、電子音楽装置EM2からのオーディオチャンネル ch3,ch4のアナログオーディオデータを変換回路CA2でディジタル化して最後のバンドル内チャンネル CH7,CH8に挿入し、第1端末グループGP1の次位(第3位)端末TM3に対するバンドル番号 10103を付けたバンドルを生成しネットワーク端子を通じてネットワークCN上に送出する(T10103)。
グループ第3位端末TM3の変換機CV3も、同様に、第2位端末TM2からの自端末宛てバンドル(バンドル番号 10103)を取り込み、自端末対応チャンネルのディジタルオーディオデータ (ch69,ch70)を取り出して電子音楽装置EM3に出力し、バンドル内でデータを2チャンネル分シフトし電子音楽装置EM3からのオーディオデータ( ch5,ch6)を最後の2チャンネルに挿入した次位(第4位)端末TM3宛てバンドル(バンドル番号 10104)を生成し送出する。そして、第4位端末TM4は、同様に、第3位端末TM3からの自端末宛てバンドル(バンドル番号 10104)から自端末対応チャンネルのディジタルオーディオデータ (ch71,ch72)を取り出して電子音楽装置EM4に出力し、バンドル内での2チャンネルシフト及び電子音楽装置EM4からのオーディオデータ( ch7,ch8)の最後尾2チャンネルへの挿入がなされた第1ネットワークカードNC1宛てバンドル(バンドル番号 10105)を生成しネットワークCN上に送出する。
第2端末グループGP2でも、各端末TM5〜TM8の変換機はそれぞれ第1端末グループGP1の各端末TM1〜TM4と同様の動作を行い、第4位端末TM8は、電子音楽装置EM5〜EM8からのオーディオデータ( ch9〜ch16)を含む第1ネットワークカードNC1宛てバンドル(バンドル番号 10205)を生成しネットワークCN上に送出する。
演奏データ(MIDIデータ)の転送については、ディジタルミキサMXは、コンピュータCPから受け取ったMIDIファイルや各種MIDIメッセージ等のMIDIデータを演奏データ出力チャンネルoutに出力し、第1ネットワークカードNC1のMIDI変換回路MCは、ミキシング部I/O端子MTの演奏データ出力チャンネルoutから出力されるMIDIデータをアイソクロナスサイクルのアシンクロナスパケットAsに載せてネットワーク端子NTを通じて通信ネットワークCN上に送出することができる。
各電子音楽端末TM:TM1,TM2,…では、変換機CV:CV1,CV2,…のMIDI変換回路CM:CM1,CM2,…により、ネットワークCN上からネットワーク端子を通じて受信したアシンクロナスパケットAsからMIDIデータを取り出して各電子音楽装置EM:EM1,EM2,…の入出力回路11を通じてデータ処理回路DPに入力し、データ処理回路DPで復元し外部記憶装置4等に記憶することができる。
また、任意の1電子音楽端末TMで、MIDI変換回路CMにより、MIDI入出力回路11から出力されるMIDIデータをアシンクロナスパケットAsに載せてネットワーク端子NTを通じて通信ネットワークCN上に送出すると、他の電子音楽端末TMeのMIDI変換回路CMe及び第1ネットワークカードNC1のMIDI変換回路MCにより、アシンクロナスパケットAsからMIDIファイルを取り出し、他の電子音楽装置EMe及びコンピュータCPに入力することができる。
図6は、ディジタルミキシングエンジンによる結線例を示す。ディジタルミキサMXのディジタルミキシングエンジンMEは、コンピュータCPからの接続情報に従ってミキサ入力チャンネルmi−ch( ch1〜ch64)・ミキサ出力チャンネルmo−ch(ch65〜 ch128)間の接続状態の制御(ミキシング)を行い、電子音楽端末TM1〜TM32間でのオーディオデータ転送(結線)を制御する。図6(1)は、全子機(生徒端末)の電子音楽装置EM1〜EM31の演奏音や音声をミキシングして親機(教師端末)の電子音楽装置EM32で聴く場合の結線例である。この場合、ミキサMXは、全生徒端末TM1〜TM31からの演奏音や音声を表わすオーディオデータ( ch1〜ch62)を受信バンドルR10105〜R10705の全チャンネル CH1〜 CH8及び受信バンドルR10805のチャンネル CH1〜 CH6で受信し、これらをエンジンMEでミキシングしたオーディオデータ( ch127〜 ch128)を第8端末グループGP8’(第29端末TM29)宛て送信バンドルT10801のチャンネル CH7,CH8に載せて教師端末TM32へと送信する。
図6(2)は、親機の電子音楽装置EM32の演奏音や音声を全子機の電子音楽装置EM1〜EM31で聴く場合の結線例であり、ディジタルミキサMXは、教師端末TM32からのオーディオデータ( ch63,ch64)を受信バンドルR10805のチャンネル CH7,CH8で受信し、これをミキシングエンジンMEにより出力チャンネルch65〜 ch126のデータとし、全端末グループGP1〜GP8’宛て送信バンドル(送信バンドルR10101〜R10701の全チャンネル CH1〜 CH8及び送信バンドルR10801のチャンネル CH1〜 CH6)で全生徒端末TM1〜TM31へと送信する。また,図6(3)は、特定の子機例えば第1子機の電子音楽装置EM1と親機の電子音楽装置EM32との間でのみ互いの演奏音や音声を聴き合う場合の結線例であり、ミキサMXは、第1生徒端末TM或いは教師端末TM32からのオーディオデータ( ch1,ch2;ch63,ch64)を受信バンドル R10105(CH1,CH2);R10805(CH7,CH8)で受信し、それぞれ、エンジンMEにより出力チャンネル ch127,ch128;ch65,ch66のデータとし、第8或いは第1端末グループGP8’;GP1宛て送信バンドルR10801(CH7,CH8);R10101(CH1,CH2)で教師端末TM32或いは第1生徒端末TM1へと送信する。
〔処理フロー例〕
図7〜図9は、この発明の一実施例によるコンピュータの管理プログラム、ディジタルミキサ及び電子音楽端末の処理例を表わすフローチャートである。管理装置MNの管理用コンピュータCPは、通常、操作待機状態にあり、教師などのユーザにより操作部に対して結線変更操作があった場合は、管理プログラムに従って、例えば、図7(1)に示される結線変更指示処理を行う。まず、ステップP11で、結線変更操作が特定の子機(生徒端末)との通信を指示するものであるか否かを判定する。ここで、特定子機との通信が指示されたときは(P11→YES)、ステップP12に進み、操作内容に従い親機の通信相手となる特定子機を指定し、次のステップP13で、ディジタルミキサMXのミキシングエンジンMEに対して親機と特定子機が通信状態となるよう結線変更を指示する接続情報を生成し、この接続情報をミキサMXに送信して、元の待機状態にリターンする。一方、特定子機との通信指示でないときには(P11→NO)ステップP14で、例えば、ミキサエンジンMEに対して親機と全子機が通信状態となるよう結線変更を指示する接続情報を生成し、この接続情報をミキサMXに送信して、元の待機状態にリターンする。
また、コンピュータCPは、MIDIファイル(演奏データ)一斉送信のための操作があった場合には、管理プログラムに従って、例えば、図7(2)に示されるファイル一斉送信処理を行う。ファイル一斉送信処理の第1ステップP21では、例えば、ディスプレイに表示されたファイルリストに対するファイル選択操作の内容に従って、管理装置MNから送信されるMIDIファイルを選択し、続くステップP22で、選択されたMIDIファイルを外部記憶装置から読み出し、MIDIファイルを分割し、ヘッダパケット、データ1、データ2、…等の複数のデータパケット、エンドオブファイルパケットなどのMIDIパケットを生成する。次に、ステップP23で、USBケーブルCBを通じてヘッダパケットをミキサMXに送信する。次いで、ステップP24で、USBケーブルCBを通じてデータ1から順次データパケットをミキサMXに送信し、次のステップP25でデータパケット送信の完了を調べ、全てのデータパケットの送信を完了すると(P25→YES)、ステップP26に進んで、USBケーブルCBを通じてエンドオブファイルパケットをミキサMXに送信して、元の待機状態にリターンする。
これに対して、ディジタルミキサMXは、例えば、図8に示される処理を行う。まず、ステップM1で、ネットワークCNからミキサMX宛てのバンドルを受信したか否かを判定し、当該バンドルを受信したときは(M1→YES)、ステップM2に進んで、「CobraNetオーディオ」と呼ばれるバンドル内のディジタルオーディオデータをミキシングエンジンMEでの処理に適したデータ、即ち、ミキサ入力チャンネルmi−ch別のディジタルオーディオデータに変換する。続いて、ステップM3では、コンピュータCPから受信した結線情報に従って、ディジタルオーディオデータをミキシングしてミキサ出力チャンネルmo−ch別のディジタルオーディオデータを所定のバンドル内チャンネルに挿入した所定端末宛てのバンドルを生成し、次のステップM4で、生成されたバンドルをアイソクロナスパケット(Bd)としてネットワークCN上に送信する。バンドル送信処理(M4)の後或いはバンドルを受信しないときは(M1→NO)ステップM5に進む。
ステップM5ではUSBケーブルCBからMIDIパケットを受信したか否かを判定し、MIDIパケットを受信しないときは(M5→NO)受信待機状態にリターンし、MIDIパケットを受信したときには(M5→YES)ステップM6に進む。ステップM6では、受信したMIDIパケットを非同期シリアルデータパケット(As)に変換し、続くステップM7で、アイソクロナスパケット群Icの後に、アシンクロナスパケットAsとしてネットワークCN上に送信して、受信待機状態にリターンする。
また、各電子音楽端末TMでは、変換機CV及び電子音楽装置EMにより、例えば、図9の処理が行われる。変換機CVは、図9(1)に示されるように、ステップV1で、自端末宛てのバンドルを受信したか否かを判定し、当該バンドルを受信したときは(V1→YES)、ステップV2に進んで、バンドル内のディジタルオーディオデータ(CobraNetオーディオ)から自端末に対応するディジタルオーディオデータを取り出してオーディオ変換回路CAのD/A変換器に供給する。バンドルを受信しないとき(V1→NO)或いはステップV2の処理後は、ステップV3に進んで、オーディオ変換回路CAのA/D変換器からのディジタルオーディオデータを入れた所定宛て先のバンドルを生成し、続くステップV4で、生成されたバンドルをアイソクロナスパケット(Bn)としてネットワークCN上に送信する。次のステップV5では、非同期シリアルパケットAsを受信したか否かを判定し、非同期パケットAsを受信しないときは(V5→NO)受信待機状態にリターンする。また、非同期パケットAsを受信したときには(V5→YES)、ステップV6で、非同期パケットAsをMIDI信号に変換して電子音楽装置EMに出力して受信待機状態にリターンする。
電子音楽装置EMは、図9(2)に示されるように、ステップE1で、MIDI信号を受信したか否かを判定し、MIDI信号を受信したときは(E1→YES)、ステップE3に進んで、MIDIファイルパケットか否かを判定する。ここで、MIDIファイルパケットのときは(E2→YES)ステップE3で、MIDIファイルを復元して外部記憶装置4に保存し、そうでないときは(E2→NO)ステップE4で、その他MIDIメッセージ処理を行う。そして、MIDI信号を受信しないとき(E1→NO)或いはステップE3,E4の処理の後は、ステップE5で、演奏操作に基づく楽音形成などの通常処理を行い、待機状態にリターンする。
〔送信済み演奏データファイルの削除〕
このシステムのデータファイル送受に関する別の特徴によれば、管理装置MNは、汎用のディジタルネットワークCNを通じてオーディオデータの経路とは別に、演奏データファイル(MIDIファイル)をパケット化してデータファイルパケットで教師用及び生徒用を含む全電子音楽端末(楽器端末)TM:TM1〜TM32へと一斉送信すると共に、削除コマンドパケットにより所定の送信済み演奏データファイルを各電子音楽端末TMから一斉に削除することができる。この場合、各電子音楽端末TMは、ネットワークCN上から、管理装置MNからのデータファイルパケットAsを変換機CV:CV1〜CV32で受信し、MIDI入出力回路11を通じて楽器本体部EM:EM1〜EM32に入力し、データファイルパケットAsに含まれる演奏データファイルを復元しファイル記憶手段4に保存する。管理装置MNは、各電子音楽端末TMに一斉送信したデータファイルのリストを送信済みデータファイルリストとして保持しており、電子音楽端末TMでのファイル利用後、送信済みデータファイルリストに基づいて、削除すべきデータファイルを指定(特定)すると、指定(特定)されたデータファイルの削除コマンドをパケットで各電子音楽端末TMへと送信する。これに応じて、各電子音楽端末TMは、受信した削除コマンドに基づいて、対応するデータファイルを記憶手段4から削除する。この特徴により、管理装置から教材をデータファイルで各電子音楽端末に一斉に配布して各端末における教材データファイル導入の作業時間を短縮することができるだけでなく、管理装置MNから削除指示をするだけで、各電子音楽端末に配布されている教材データファイルを一括して削除することができる。従って、各電子音楽端末には、教師用か生徒用かに拘わらず、常に、共通する必要最小限の教材データファイルを用意しておくことができる。
図10〜図12は、このような別の特徴に従うコンピュータの管理プログラムによる処理例及び電子音楽端末の処理例を表わすフローチャートを示す。管理装置MNの管理用コンピュータCPは、通常、操作待機状態にあり、教師などのユーザにより操作部に対してMIDIファイル(演奏データ)一斉送信のための操作があった場合には、上述した別の特徴による管理プログラムに従って、例えば、図10に示される「ファイル一斉送信処理2」を行う。図10のファイル一斉送信処理2における第1〜6ステップP21〜P26の処理内容は、図7(2)で説明した「ファイル一斉送信処理」と同一である。
つまり、管理用コンピュータCPは、管理装置MNから送信されるMIDIファイルを選択し(ステップP21)、選択されたMIDIファイルを外部記憶装置から読み出し、MIDIファイルを分割し、ヘッダパケット、複数のデータパケット及びエンドオブファイルから成る複数のMIDIパケットを生成する(ステップP22)。次いで、USBケーブルCBを通じてヘッダパケットをディジタルミキサMXに送信し(ステップP23)、順次(P25→NO),データパケットを送信し(ステップP24)、全てのデータパケットの送信を完了すると(P25→YES)、エンドオブファイルパケットを送信する(ステップP26)。そして、このようにして全てのMIDIパケットをミキサMXに送信し終えると、ステップP27に進む。
ステップP27では、上述のようにMIDIパケットで送信したMIDIファイル(送信済みMIDIファイル)のファイル名を送信済みファイル名リストに追加し、その後、元の待機状態にリターンする。すなわち、管理用コンピュータCPのRAM或いは外部記憶装置のリスト格納領域には、過去に電子音楽端末(楽器端末)TMに一斉送信したMIDIファイルをファイル名で記憶した送信済みファイル名リストが保持されており、ステップP27では、今回ミキサMXに送信したMIDIファイルのファイル名を送信済みファイル名リストに追記する。
また、送信済み演奏データファイルを各電子音楽端末TMから削除する際は、MIDIファイル(演奏データ)削除のための操作により、上述した別の特徴による管理プログラムに従って、図11に示されるファイル削除処理を行う。図11のファイル削除処理において、第1ステップP31では、送信済みファイル名リストをディスプレイに表示し、ユーザの削除ファイル指示操作に基づいて、表示された送信済みファイル名リストから、削除するMIDIファイルを選択し、次のステップP32に進む。
ステップP32では、選択されたMIDIファイルの削除を指定するMIDIメッセージ(ファイル削除メッセージ)のパケットを生成する。ここで、ファイル削除メッセージには、例えば、MIDIのシステムエクスクルーシブメッセージが用いられ、ファイル削除メッセージ内には、ファイルを削除すべき旨を指令する削除コマンドと、削除すべき1乃至複数のMIDIファイルの各ファイル名が記述されている。
なお、MIDIのシステムエクスクルーシブ以外のメッセージを用いて削除コマンドを記述しても良い。また、1メッセージ内に削除すべきファイル名を複数記述できるものに限らず、1ファイルのみとしてもよい。その場合、削除すべきファイル数分だけ削除コマンドを送ることになる。
次いで、ステップP33にて、生成したファイル削除メッセージパケットをUSBケーブルCBを通じてディジタルミキサMXに送信し、続くステップP34において、削除が指定されたMIDIファイルのファイル名を送信済みファイル名リストから消去し、その後、元の待機状態にリターンする。
これに対して、ディジタルミキサMXは、管理用コンピュータCPからMIDIパケットを受信した場合は、前述した図8の処理を行い、受信したMIDIパケットを非同期シリアルデータパケット(As)に変換し、アシンクロナスパケットAsとしてネットワークCN上に送信する。また、ファイル削除メッセージパケットについても、同様に、受信したファイル削除メッセージパケットをアシンクロナスパケットAsとしてネットワークCN上に送信する。そして、各電子音楽端末(楽器端末)TMの変換機CVは、前述した図9(1)の変換機処理を行い、ネットワークCN上から受信した非同期パケットAsをMIDI信号に変換して電子音楽装置EMに出力する(V5→V6)。
さらに、各電子音楽端末(楽器端末)TMの電子音楽装置EMは、上述した別の特徴に従って、例えば、図12の「電子音楽装置の処理2」を行う。図12の電子音楽装置の処理2において、ステップE1〜E3の処理内容は、図9(2)で説明した「電子音楽装置の処理」と同一である。つまり、MIDI信号を受信したかどうかを調べた結果(ステップE1)、MIDI信号を受信したときは(E1→YES)、受信したMIDI信号がMIDIファイルパケットか否かを判定し(ステップE2)、MIDIファイルパケットのときは(E2→YES)、MIDIファイルを復元して外部記憶装置4に保存する(ステップE3)。また、MIDI信号を受信しないとき(E1→NO)或いはMIDIファイルの保存処理(E3)の後は、ステップE5に進み、演奏操作に基づく楽音形成などの通常処理を行い、待機状態にリターンする。
電子音楽装置の処理2では、受信したMIDI信号がMIDIファイルパケットでないときには(E2→NO)、ステップE4aに進み、さらに、ステップE4b,E4cの処理を行う。この場合、まず、ステップE4aで、受信したMIDI信号がファイル削除メッセージパケット即ちファイル削除のMIDIコマンドであるか否かを判定する。
ここで、受信したMIDI信号が削除コマンドであれば(E4a→YES)、ステップE4bに進み、削除コマンドにより指定されたMIDIファイルを外部記憶装置4から削除する。また、受信したMIDI信号が削除コマンドでないときには(E4a→NO)、ステップE4cに進んで、その他MIDIメッセージ処理を行う。そして、ファイル削除処理(E4b)或いはその他MIDI処理(E4c)の後は、ステップE5で通常処理を行った後、待機状態にリターンする。
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施の形態について詳述したが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、ディジタルオーディオネットワークのプロトコルはCobraNetに限定されない。また、ディジタルミキサを複数台用意することで、集団音楽教習システム或いは音楽ネットワークシステムの規模を増大することができるようにしてもよい。
また、通信ネットワークCNとして36ポートスイッチングハブに36本のLANケーブルが接続される例を示したが、よりポート数の少ない複数のスイッチングハブと、各スイッチングハブ間を接続するLANケーブル、各スイッチングハブと複数の電子音楽端末(TM1〜TM32)間を接続する複数本のLANケーブルによって通信ネットワークCNを構成してもよい。
また、パケット数A、チャンネル数B、グループ数Cは例示した数に限らない。
また、管理装置では、送信済みファイル名リストを複数持たせるようにしてもよい。例えば、この集団音楽教習システムを複数の教師で利用する場合、教師ごとに送信済みファイル名リストを持たせる。このようにすると、他の教師が使用しているデータファイルを誤まって削除してしまう恐れがなくなる。さらに、削除指示をしたデータファイル名が他の送信済みファイル名リストにも記録されているか否かを判断し、記録されていた場合は「削除してもよいか」の警告を出すようにするのが好ましい。同じデータファイルを他の教師も使用していた場合、勝手にデータファイルを削除してしまうと困るからである。
1回或いは1日などの所定単位の授業が行われて管理装置の動作を終了する時に、送信済みファイル名リストに記録されている全ファイル名について自動的に削除指示をするようにしてもよい。このようにすると、電子音楽端末(楽器端末)内に無駄なデータファイルが残らないという利点がある。
この発明の一実施例による集団音楽教習システム全体の構成を表わす概要ブロック図である。 この発明の一実施例による電子音楽端末のハードウエア構成例を表わすブロック図である。 この発明の一実施例による集団音楽教習システムで利用可能な転送データ等の構成例を説明するための図である。 この発明の一実施例によるバンドル番号の割当て例の説明図である。 この発明の一実施例による変換機及びネットワークカードの構成例を表わす図である。 この発明の一実施例によるディジタルミキシングエンジンによる結線例を説明するため図である。 この発明の一実施例によるコンピュータの管理プログラムによる処理例を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるディジタルミキサの処理例を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例による電子音楽端末の処理例を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるコンピュータの管理プログラムによる別のファイル一斉送信処理例を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるコンピュータの管理プログラムによるMIDIファイル削除処理例を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例による電子音楽装置の別の処理例を表わすフローチャートである。
符号の説明
TM:TM1〜TM32 変換機CV及び電子音楽装置EMを備える電子音楽端末、
AC,MC ネットワークカード内のオーディオ変換回路及びMIDI回路、
CH1〜CH8 バンドル内チャンネル、
CT:CT1,CT2,… 転送制御回路、
CA:CA1,CA2,… 変換機内のオーディオ変換回路、
ch1〜ch64,ch65〜ch128 オーディオチャンネル(ミキサ入力チャンネルmi−ch及びミキサ出力チャンネルmo−ch)。

Claims (4)

  1. 複数の楽器端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続されて成る集団音楽教習システムの管理装置であって、
    上記通信ネットワークを介して複数の楽器端末と通信するためのネットワーク通信手段と、
    データファイルをパケット化して上記ネットワーク通信手段より複数の楽器端末に送信するファイル送信手段と、
    複数の楽器端末に送信されたデータファイルを示すファイル情報を含む送信済みデータファイルリストを保持するリスト保持手段と、
    保持された送信済みデータファイルリストを元に、削除すべきデータファイルを指定する削除ファイル指定手段と、
    指定されたデータファイルの削除コマンドを上記ネットワーク通信手段より各楽器端末へと送信するコマンド送信手段と、
    各楽器端末に送信された削除コマンドに対応するデータファイルを示すファイル情報を上記送信済みデータファイルリストから消去するリスト管理手段と
    を有することを特徴とする集団音楽教習システムの管理装置。
  2. 前記リスト保持手段は、この管理装置を使用する複数のユーザに対応して複数の送信済みデータファイルリストを持ち、
    前記削除ファイル指定手段は、この管理装置を使用中のユーザに対応する送信済みデータファイルリストを元に、削除すべきデータファイルを指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の集団音楽教習システムの管理装置。
  3. さらに、
    前記削除ファイル指定手段により指定されたデータファイルを示すファイル情報が他のユーザに対応する送信済みデータファイルリストに含まれる場合は、警告メッセージを出力する警告メッセージ出力手段
    を有することを特徴とする請求項2に記載の集団音楽教習システムの管理装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載された集団音楽教習システムの管理装置及び複数の楽器端末が前記通信ネットワークを介して通信可能に接続されて成る集団音楽教習システムであって、
    複数の楽器端末は、それぞれ、
    上記管理装置からのデータファイルパケットを受信するファイル受信手段と、
    受信されたデータファイルパケットに含まれるデータファイルを復元してファイル記憶手段に保存するファイル保存手段と、
    上記管理装置からの削除コマンドを受信するコマンド受信手段と、
    受信された削除コマンドに基づいて、対応するデータファイルを上記ファイル記憶手段から削除するファイル削除手段と
    を有する
    ことを特徴とする集団音楽教習システム。
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