JP2005250152A - 配信装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 配信装置1はCPU11と、RAM12と、予め登録されたメンバーのメンバーIDおよび属性をメンバー毎に登録したメンバーテーブルT1を記憶したハードディスク13と、ネットワーク3に接続された通信部14とを有する。CPU11は、メンバーテーブルT1に登録されているメンバーIDを受信すると、このデータを送信した端末2の通信アドレスを当該メンバーIDに対応付けてメンバーテーブルT1に登録する。また、CPU11は、教材の配信を要求する教材配信コマンドを受信すると、このコマンドを送信した端末2の通信アドレスに対応付けてメンバーテーブルT1に登録されている属性が「教師」であるか否かを判定し、「教師」であれば、教材を、メンバーテーブルT1に通信アドレスが登録されている全ての端末2へ送信する。
【選択図】 図5
Description
この装置では、所定の属性のメンバーに使用されている端末が特定のデータの送信を要求するデータを送信すると、このデータを受信手段が受信し、静的同報手段が、この端末を含む予め登録されたメンバーに使用されている全ての端末へ当該データを送信する。
また、本発明は、コンピュータを、端末から送信されたデータをネットワーク経由で受信する受信手段と、メンバーを識別するための識別子およびメンバーの属性を示す属性データがメンバー毎に登録されているメンバーテーブル内の識別子が前記受信手段により受信されると、該識別子を送信した端末の通信アドレスを該識別子に対応付けて前記メンバーテーブルに登録する追加手段と、特定のデータの送信を要求するデータが前記受信手段により受信されると、該データを送信した端末の通信アドレスに対応付けて前記メンバーテーブルに登録されている属性が所定の属性であるか否かを判定し、所定の属性であれば、前記特定のデータを前記メンバーテーブルに通信アドレスが登録されている全ての端末へ前記ネットワーク経由で送信する静的同報手段として機能させるためのプログラムを提供する。
このプログラムを実行したコンピュータでは、所定の属性のメンバーに使用されている端末が特定のデータの送信を要求するデータを送信すると、このデータを受信手段が受信し、静的同報手段が、この端末を含む予め登録されたメンバーに使用されている全ての端末へ当該データを送信する。
[1:構成]
図1は本実施形態に係る遠隔教習システムの構成を示すブロック図である。
本システムは、楽器演奏の教習を行うための仮想的な教室(以降、単に「教室」と記す)を提供する配信装置1、教室にログインして教習を行う教師Aに使用される教師端末2A、及び教室にログインして教習を行う生徒B〜Dに使用される生徒端末2B〜2Dを有する。配信装置1、教師端末2A、及び生徒端末2B〜2Dはそれぞれコンピュータであり、ネットワーク3に接続されている。ネットワーク3はパケット通信網であり、配信装置1、教師端末2A、及び生徒端末2B〜2Dは、ネットワーク3を用いてパケットを送受信することができる。また、ネットワーク3には、図示を略すが、生徒端末2B〜2DからURL(Uniformed Resource Locator)を受信して当該URL内のドメイン名に応じた通信アドレスを返信するDNS(Domain Name System)サーバが接続されている。
MIDI楽器41AはMIDI(Musical Instruments Digital Interface)規格に対応した鍵盤楽器であり、図2に示すように、MIDIキーボード411、MIDI音源412及びスピーカ413を有する。MIDIキーボード411は鍵盤、ペダル、及び他の操作子を有し、これらの操作子がメンバーAにより操作されると、MIDIデータを生成してMIDI音源412へ供給する。
図3はネットワーク3を用いて送受信されるパケットのデータ構造を模式的に示す図である。この図に示すように、パケットは、宛先の装置の通信アドレスを格納するための宛先アドレス領域P1、送信元の装置の通信アドレスを格納するための送信元アドレス領域P2、及び自身が運ぶデータ本体を格納するためのデータ領域P3を有する。データ領域P3には、教材データ、音声データ、画像データ、演奏データ、及びコマンドのいずれかが格納される。
音声データはマイク42から端末2へ供給される音声データであり、メンバーA〜Dの音声を表す。例えば、メンバーAの音声を表す音声データはマイク42Aから教師端末2Aへ供給される音声データである。なお、全ての音声データは動的データである。
画像データはカメラ44から端末2へ供給される画像データであり、メンバーA〜Dの姿を視覚的に表す。例えば、メンバーAの様子を表す画像データはカメラ44Aから教師端末2Aへ供給される画像データである。なお、全ての画像データは動的データである。
教材配信コマンドは教材データの配信を要求するためのコマンドである。
モード変更コマンドは演奏データの配信モードの変更を要求するためのコマンドである。演奏データの配信モードには、生徒端末2B〜2Dからの演奏データを全ての端末2で共有する共有モードと、教師端末2Aのみへ送信する個別モードとがある。
ログアウトコマンドは教室からのログアウトを要求するためのコマンドであり、URLを含む。
共有状況通知コマンドは教室にログインしているメンバーを通知するためのコマンドである。
画面配信コマンドは後述の教習画面データ132を含むコマンドである。
図5は配信装置1の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、配信装置1は、CPU(中央処理装置)11、RAM(Random Access Memory)12、ハードディスク13、及び通信部14を有する。通信部14はCPU11とネットワーク3との間でパケットを中継する。
モードフラグ135は演奏データの配信モード(共有モード/個別モード)を示すデータであり、初期状態では共有モードを示している。
メンバーテーブルT1は教習画面の表示領域R3〜R7にメンバーA〜Dを対応付けたテーブルである。この対応付けは、表示領域R3〜R7に固有の領域番号「R3」〜「R7」とメンバーID「A」〜「D」を対応付けることにより為されている。具体的には、図7に示すように、領域番号「R3」にはメンバーID「A」が、領域番号「R4」にはメンバーID「B」が、領域番号「R5」にはメンバーID「C」が、領域番号「R6」にはメンバーID「D」が対応付けられている。
図11は教師端末2Aの構成を示すブロック図である。
この図に示すように、教師端末2Aは、CPU21、RAM22、ハードディスク23、通信部24、操作部25、ディスプレイ26、MIDIインタフェース27、音声入出力インタフェース28、及びカメラインタフェース29を有する。
操作部25はメンバーAに操作され、この操作の内容に応じた操作信号をCPU21に供給する。メンバーAは、この操作部25を操作することにより教師端末2Aに各種の指示を入力することができる。CPU21は操作部25からの操作信号を受けてメンバーAが教師端末2Aに入力した指示を特定することができる。
ディスプレイ26はフレームメモリを備え、フレームメモリに書き込まれている画像データを用いて画像を表示する。この表示は予め定められた時間間隔で繰り返し行われる。
MIDIインタフェース27はMIDI楽器41Aとの間でMIDIデータを中継する。
音声入出力インタフェース28は、マイク42Aからの音声データをCPU21へ中継する一方、CPU21からの音声データをスピーカ43Aへ中継する。
カメラインタフェース29はカメラ44Aからの画像データをCPU21へ中継する。
ハードディスク23には教材領域231、自ID領域232、画面領域233、対応領域234、及び選択領域235が確保されている。教材領域231は教材データが書き込まれる領域であり、自ID領域232はメンバーAのメンバーID「A」が書き込まれる領域であり、画面領域233は教習画面データ132が書き込まれる領域であり、対応領域234は後述の対応テーブルT2が書き込まれる領域であり、選択領域235は後述の選択テーブルT3が書き込まれる記憶領域である。
選択テーブルT3は、表示領域R3〜R7の選択状態を示すデータテーブルであり、図13に例示するように、表示領域R3〜R7の領域番号「R3」〜「R7」と表示領域R3〜R7の選択状態「選択」/「非選択」とを対応付けて格納している。
また、ハードディスク23には端末プログラム236が書き込まれている。端末プログラム236はCPU21に後述の動作を実行させるためのプログラムである。CPU21は、教師端末2Aに入力された指示が端末プログラム236の実行を開始する旨の指示であれば、端末プログラム236を読み出して実行する。この際、CPU21のワークエリアとしてRAM22が使用される。また、CPU21は、教師端末2Aに入力された指示が教室からログアウトする旨の指示であれば、端末プログラム236の実行を終了する。CPU21が端末プログラム236を用いて行う動作については後述するが、その流れの一部は図14〜図16に示す通りである。
生徒端末2B〜2Dについても、上記と同様に構成されている。
次に本システムの動作について、図17に示す教習例に沿って説明する。
[2−1:メンバーBのログイン]
まず、メンバーBが生徒端末2Bを用いてログイン作業を開始する。
ログイン作業では、まず、メンバーBが操作部25を用いてURLとメンバーID「B」を送信して教室にログインする旨の指示を生徒端末2Bに入力する。このURLはメンバーBに対して予め配布された所定のURLである。すると、操作部25からCPU21に操作信号が供給され、CPU21は供給された操作信号を受けてメンバーBにより入力された指示を特定する。特定した指示は所定のURLとメンバーID「B」を送信して教室にログインする旨の指示であるから、CPU21は、通信部24およびネットワーク3を介してDNSサーバ(図示略)と通信し、このURL内のドメイン名に応じた通信アドレス(すなわち配信装置1の通信アドレス)を取得してRAM22に書き込む。次に、CPU21はこれらのURL及びメンバーIDを含むログインコマンドを生成し、このログインコマンドを本体領域P31に格納したパケットを生成し、このパケットを配信装置1宛で送信する。このパケットは配信装置1宛のパケットであるから、その宛先アドレス領域P1には配信装置1の通信アドレスが格納されている。また、生徒端末2Bを送信元としたパケットであるから、送信元アドレス領域P2には生徒端末2Bの通信アドレスが格納されている。このパケットは通信部24及びネットワーク3を介して配信装置1に届く。
第1のパケットの本体領域P31にはメンバーID「B」を含むログイン通知コマンドが格納されている。また、第2のパケットの本体領域P31には教習画面データ132を含む画面配信コマンドが格納されている。また、第3のパケットの本体領域P31には、メンバーテーブルT1を含む共有状況通知コマンドが格納されている。この第3のパケットは共有メンバーが使用している端末2宛で送信されるべきものであるが、ここでは、共有メンバーがメンバーBのみであるから、生徒端末2B宛で送信される。
これらのパケットの生成元領域P32にはメンバーID「B」が格納されている。
図17の教習例では、次に、メンバーAが教師端末2Aを用いてログイン作業を行う。このログイン作業では、メンバーAは操作部25を用いて所定のURLとメンバーID「A」を送信して教室にログインする旨の指示を教師端末2Aに入力する。この結果、教師端末2AのCPU21は、所定のURLとメンバーID「A」を含むログインコマンドを生成し、このログインコマンドを本体領域P31に格納したパケットを生成し、生成したパケットを配信装置1宛で送信する。
また、上記のログイン処理の結果、教師端末2Aでは、画面領域233に教習画面データ132が書き込まれる。
これと同様に、スピーカ43BからはメンバーAの音声が放音され、生徒端末2Bのディスプレイ26にはメンバーA及びBの姿が表示される。
図17の教習例では、次に、メンバーCが生徒端末2Cを用いてログイン作業を行う。この結果、配信装置1ではメンバーBのログイン時と同様のログイン処理が行われる。このログイン処理の結果、配信装置1では、メンバーCが共有メンバーとなり、メンバーテーブルT1が更新される。更新後のメンバーテーブルT1には、メンバーCの状態として「ログイン」が登録され、メンバーCが使用している端末2の通信アドレスとして生徒端末2Cの通信アドレスが登録されている。
図17の教習例では、次に、メンバーAが教師端末2Aの操作部25を操作して、教習で使用される教材データの配信を要求する旨の指示を教師端末2Aに入力する。CPU21は、この際に操作部25から供給される操作信号を受けて、メンバーAにより入力された指示を特定する。特定した指示は教習で使用される教材データの配信を要求する旨の指示であるから、CPU21は教材配信コマンドを生成し、この教材配信コマンドを本体領域P31に格納したパケットを生成し、生成したパケットを配信装置1宛で送信する。このパケットの種別領域P33にはコマンドである旨の種別データが格納されており、生成元領域P32にはメンバーID「A」が格納されている。このメンバーID「A」は自ID領域232に書き込まれているメンバーIDである。
なお、教師端末2Aではなく生徒端末2Bから、教材配信コマンドを本体領域P31に格納したパケットが配信装置1宛で送信された場合、このパケットの生成元領域P32内のメンバーIDは「B」となり、このメンバーID「B」には属性「生徒」が対応付けられているから、配信装置1のCPU11は上述の処理を行うことなくパケット処理を終了する(ステップSD6:NO)。つまり、共有メンバーのうち、教習で使用される教材の配信を指示することができるのは教師Aのみである。
図17の教習例では、次に、メンバーAが教師端末2Aの操作部25を操作して、教材のページを捲る旨の指示を教師端末2Aに入力する。CPU21は、この際に操作部25から供給される操作信号を受けてメンバーAにより入力された指示を特定する。特定した指示は教材のページを捲る旨の指示であるから、CPU21は、教材領域231内の表示ページデータを、次のページのページ番号を示すように更新する。次に、CPU21は、教材領域231内の教材データと、メンバーB及びCの画像データ、カメラ44Aからの画像データ、画面領域233内の教習画面データ132、対応領域234内の対応テーブルT2、及び選択領域235内の選択テーブルT3を用いて、教習画面を表す画像データを生成し、生成した画像データをディスプレイ26のフレームメモリに書き込む。この結果、教師端末2Aの教習画面の表示領域R1には、楽譜の次のページの内容が表示される。
結局、教師端末2A、生徒端末2B及び生徒端末2Cにおいて、楽譜の次のページの内容が表示される。
図17の教習例では、次に、メンバーAがMIDI楽器41Aを操作し、MIDI音源412の音色を設定する。この際、MIDI楽器41Aから教師端末2AへMIDIデータが供給され、これを教師端末2AのCPU21が受け取る。CPU21は図14に示す送信処理を行っており、MIDIデータを受け取ると、このMIDIデータが、教習には不要であって、教習の枠を超えた要求を防止するためにフィルタリングすべきMIDIデータ(例えばダンプリクエスト)や送信するデータ量を削減するためにフィルタリングすべきMIDIデータ(例えばペダル/鍵盤の連続値のように後述する画像の生成に用いられないMIDIデータ)、または教習のレベル・内容に合わないためにフィルタリングすべきMIDIデータであるか否かを判定する(ステップSC3:YES、SC6)。受け取ったMIDIデータはMIDI音源412の音色を設定するためのMIDIデータであるから、この判定結果は「NO」となる。よって、CPU21は入力したMIDIデータと現在時刻を表す時刻データとを対応付けて演奏データを生成し、これを送信領域222に書き込む(ステップSC7)。CPU21は、このような処理を送信用タイマがタイムアウトするまで繰り返す。
図17の教習例では、次に、メンバーAがMIDI楽器41Aを用いて演奏する。このときにも、教師端末2AのCPU21は、本体領域P31に演奏データ(動的データ)を格納したパケットを生成し、配信装置1宛で送信する。ただし、このパケット内の演奏データに含まれているMIDIデータは、MIDI音源412の音色を設定するためのデータではなく、メンバーAによる鍵盤やペダルの操作に応じたデータである。
可視化処理では、CPU21は、再生タイミングを迎えた演奏データ内のMIDIデータが鍵盤の操作の内容に応じたデータであれば、当該MIDIデータとMIDI楽器41の鍵盤に模した図形とを用いて、鍵盤の操作の内容を表す画像データを生成する。一方、再生タイミングを迎えた演奏データ内のMIDIデータがペダルの操作の内容に応じたデータであれば、当該MIDIデータとMIDI楽器41のペダルに模した図形とを用いて、ペダルの操作の内容を表す画像データを生成する。
図17の教習例では、次に、メンバーBがMIDI楽器41Bを用いて演奏する。この場合、生徒端末2BのCPU21は、本体領域P31に演奏データを格納したパケットを生成し、配信装置1宛で送信する。このパケット内の演奏データは鍵盤やペダルの操作の内容に応じたMIDIデータと時刻データとを対応付けたデータである。また、このパケットの生成元領域P32にはメンバーID「B」が格納されている。
図17の教習例では、次に、メンバーAが教師端末2Aの操作部25を操作して、配信モードを変更する旨の指示を教師端末2Aに入力する。この結果、モード変更コマンドを本体領域P31に格納したパケットが、教師端末2Aから配信装置1宛で送信される。このパケットの生成元領域P32にはメンバーID「A」が格納されており、種別領域P33にはコマンドである旨の種別データが格納されている。
図17の教習例では、次に、メンバーAが教師端末2Aの操作部25を操作して、楽譜に図形を書き込む旨の指示を教師端末2Aに入力する。この結果、教師端末2AのCPU21は、この指示に応じた書き込みデータを生成して教材領域231に書き込む。これにより、ディスプレイ26には、図27に示す教習画面が表示される。この教習画面の表示領域R1には楽譜の内容が表示されており、この内容は楽譜に図形が書き込まれていることを示す内容となっている。また、CPU21は、生成した書き込みデータ(動的データ)を本体領域P31に格納したパケットを生成し、配信装置1宛で送信する。このパケットの生成元領域P32にはメンバーID「A」が格納されており、種別領域P33には教材データである旨の種別データが格納されている。
図17の教習例では、次に、メンバーDが生徒端末2Dを用いてログイン作業を行う。このログイン作業や、このログイン作業に起因して行われる各種処理は、追従データの配信が行われる点を除いて、前述したものと同様である。よって、以降では、追従データの配信に関する動作のみについて説明する。
図17の教習例では、次に、メンバーDが生徒端末2Dを用いてログアウト作業を行う。ログアウト作業では、まず、メンバーBが操作部25を用いて予め配布された所定のURLとメンバーID「D」を送信して教室からログアウトする旨の指示を生徒端末2Bに入力する。この結果、所定のURLを含むログアウトコマンドを本体領域P31に格納したパケットが、生徒端末2Dから配信装置1宛で送信される。このパケットの生成元領域P32にはメンバーID「D」が格納されている。この処理の後、CPU11は端末プログラム236の実行を終了する。
以降の動作については、以上の説明から自明であるから、その説明を省略する。
上述した実施形態を以下に列記するように変形してもよい。
例えば、教習画面の表示領域R8に表示される鍵盤の操作内容を表現する画像において、押下されている鍵の色が打鍵強度に応じて変化するようにしてもよい。
また、鍵盤楽器ではない楽器の教習に適用してもよい。例えば、ドラム等の打楽器の教習に適用してもよい。
また、MIDIデータの可視化を送信側の端末において行うようにしてもよい。つまり、送信側の端末において鍵盤やペダルの操作の内容を鍵盤に模した図形を用いて表現した画像を生成して送信し、受信側の端末において受信した画像を表示するようにしてもよい。
また、ログインしたメンバーの環境を先にログインしているメンバーの環境に追従させるための処理を行わないようにしてもよい。
また、配信装置が、教師端末から送信されたデータだけではなく、生徒端末から送信されたデータをも共有領域に書き込むようにしてもよい。
また、共有するデータは上記の例に限らず、例えば教師から生徒への指示を表すテキストデータであってもよい。
また、上記の配信装置の機能を教師端末に持たせてもよい。
また、配信装置と端末との間に複数の通信コネクションを確立して、送信するデータの種別毎に通信コネクションを使い分ける態様としてもよい。この通信コネクションがTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)における通信コネクションの場合、前述の種別データの代わりにTCPにおけるポート番号が用いられることになる。
Claims (5)
- メンバーを識別するための識別子およびメンバーの属性を示す属性データをメンバー毎に記憶したメンバー記憶手段と、
端末から送信されたデータをネットワーク経由で受信する受信手段と、
前記メンバー記憶手段に記憶されている識別子が前記受信手段により受信されると、該識別子を送信した端末の通信アドレスを該識別子に対応付けて前記メンバー記憶手段に書き込む追加手段と、
特定のデータの送信を要求するデータが前記受信手段により受信されると、該データを送信した端末の通信アドレスに対応付けて前記メンバー記憶手段に記憶されている属性が所定の属性であるか否かを判定し、所定の属性であれば、前記特定のデータを前記メンバー記憶手段に通信アドレスが記憶されている全ての端末へ前記ネットワーク経由で送信する静的同報手段と
を有する配信装置。 - データが書き込まれる共有記憶手段と、
前記特定のデータの送信を要求するデータが前記受信手段により受信されると、該データを送信した端末の通信アドレスに対応付けて前記メンバー記憶手段に記憶されている属性が所定の属性であるか否かを判定し、所定の属性であれば、前記特定のデータを前記共有記憶手段に書き込む静的書き込み手段と、
前記メンバー記憶手段に記憶されている識別子が前記受信手段により受信されると、前記共有記憶手段にデータが書き込まれているか否かを判定し、書き込まれている場合には前記共有記憶手段に書き込まれているデータを該識別子に対応付けて前記メンバー記憶手段に通信アドレスが記憶されている端末へ送信する静的追従手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の配信装置。 - 他の端末へ送信すべきデータが前記受信手段により受信されると、該データを前記メンバー記憶手段に通信アドレスが記憶されている全ての端末から該データの送信元の端末を除外した端末へ前記ネットワーク経由で送信する動的同報手段と、
データが書き込まれる共有記憶手段と、
他の端末へ送信すべきデータが前記受信手段により受信されると、該データを前記共有記憶手段に書き込む動的書き込み手段と、
前記メンバー記憶手段に記憶されている識別子が前記受信手段により受信されると、前記共有記憶手段にデータが書き込まれているか否かを判定し、書き込まれている場合には前記共有記憶手段に書き込まれているデータを該識別子に対応付けて前記メンバー記憶手段に通信アドレスが記憶されている端末へ前記ネットワーク経由で送信する動的追従手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の配信装置。 - 前記動的書き込み手段は、他の端末へ送信すべきデータが前記受信手段により受信されると、該データを送信した端末の通信アドレスに対応付けて前記メンバー記憶手段に記憶されている属性が所定の属性であるか否かを判定し、所定の属性であれば、該データを前記共有記憶手段に書き込む
ことを特徴とする請求項3に記載の配信装置。 - コンピュータを、
端末から送信されたデータをネットワーク経由で受信する受信手段と、
メンバーを識別するための識別子およびメンバーの属性を示す属性データがメンバー毎に登録されているメンバーテーブル内の識別子が前記受信手段により受信されると、該識別子を送信した端末の通信アドレスを該識別子に対応付けて前記メンバーテーブルに登録する追加手段と、
特定のデータの送信を要求するデータが前記受信手段により受信されると、該データを送信した端末の通信アドレスに対応付けて前記メンバーテーブルに登録されている属性が所定の属性であるか否かを判定し、所定の属性であれば、前記特定のデータを前記メンバーテーブルに通信アドレスが登録されている全ての端末へ前記ネットワーク経由で送信する静的同報手段
として機能させるためのプログラム。
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