JP4700576B2 - 多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造 - Google Patents

多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造 Download PDF

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Description

本発明は、スロットルボデーに装着される燃料噴射弁に向けて燃料源にて昇圧された燃料を供給する燃料分配管に関し、そのうち特に側方に隣設して複数のスロットルボデーが固定配置され、各スロットルボデーに装着されるそれぞれの燃料噴射弁に、燃料を分配供給する多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造に関する。
従来の多連スロットルボデーにおける燃料分配管は、本件出願人の出願になる特願2006−039086号がある。これによると、燃料噴射弁を備えるスロットルボデーが、側方に隣設して複数固定配置され、各燃料噴射弁に向けて燃料分配管より燃料が供給される多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造において、燃料分配管は、内部に穿設される燃料分配路に連なり、一側方Aに向けて開口する第1噴射弁挿入孔と、燃料分配路に連なり、他側方に向けて開口する第2噴射弁挿入孔と、一側壁より一側方Aに向けて突出して形成される第1取付け鍔部、第2取付け鍔部と、他側壁より他側方Bに向けて突出して形成される第3取付け鍔部、第4取付け鍔部とを備え、一方、隣設する第1のスロットルボデーの他側壁には、他側方Bに向かう第1支持腕部、第2支持腕部が突出して形成されるとともに隣設する第2のスロットルボデーの一側壁には、一側方Aに向かう第3支持腕部、第4支持腕部が突出して形成され、前記燃料分配管を、隣設する第1のスロットルボデーの他側壁と第2のスロットルボデーT2の一側壁との間に配置するとともに第1噴射弁挿入孔内に第1のスロットルボデーに装着される第1の燃料噴射弁の後端部を挿入し、第2噴射弁挿入孔内に第2のスロットルボデーに装着される第2の燃料噴射弁の後端部を挿入し、更に第1取付け鍔部と第1支持腕部、第2取付け鍔部と第2支持腕部、第3取付け鍔部と第3支持腕部、第4取付け鍔部と第4支持腕部とをネジ部材にて螺着固定した技術が開示される。
特願2006−039086号
かかる従来の多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造によると、燃料噴射弁の交換あるいはそのメンテナンス作業を簡便にすることができない。これは以下の理由による。すなわち、燃料分配管と各スロットルボデーとを螺着する第1取付け鍔部と第1支持腕部、第2取付け鍔部と第2支持腕部、第3取付け鍔部と第3支持腕部、第4取付け鍔部と第4支持腕部、との間に配置されるネジをユルメ、燃料分配管を各スロットルボデーより外し、次いで各スロットルボデーを下側方へ移動することによって、各燃料噴射弁を燃料分配管より取外す必要があることによる。上記によれば、隣設するスロットルボデーの固着が解除されて自由状態となることにより、燃料噴射弁のメンテナンス作業後において再び隣設する各スロットルボデーの再固着作業が必要となり、燃料噴射弁のメンテナンス作業を容易に行なうことができないという欠点を有する。又、かかる従来のものにあっては、燃料分配管を合成樹脂材料によって形成する為には、多くの開発工数を必要とする。これは、燃料分配管に第1噴射弁挿入孔、第2噴射弁挿入孔と、第1取付け鍔部、第2取付け鍔部、第3取付け鍔部、第4取付け鍔部が一体形成され、燃料分配管が大型化するとともに、重量が増加するもので、特に車輌に搭載した際において耐振性に注意をはらう必要があるからである。
本発明は、上記課題に鑑み成されたもので、燃料噴射弁のメンテナンス作業性を向上すること。及び合成樹脂材料を容易に用いることのできる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造を提供することを目的とする。
本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造は、前記目的を達成するために、燃料噴射弁を備えるスロットルボデーが側方に隣接して対向配置され、各燃料噴射弁に向けて燃料分配管より燃料が供給される多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造において、平板剛性材料によって形成される分配ベース部材は、一側端面から他側端面に向けて、連通孔と、噴射弁支持部材取付け孔と、スロットルボデー取付け孔とが貫通して穿設され、一方、第1取付け鍔部の一側にあって平坦面をなす一側端面を有し、取付け孔が一側端面に向けて貫通して穿設される第1噴射弁支持部材は、前記一側端面と平行に形成される第1噴射弁支持ボスと、燃料流入ボスを備え、前記一側端面に向けて開口して穿設される第1燃料連通路に、燃料流入ボスの端部から燃料流入路が連通されるとともに第1噴射弁支持ボスの下端から噴射弁支持孔を介して燃料供給路が連通され、又、第2取付け鍔部の一側にあって平坦面をなす一側端面を有し、取付け孔が一側端面に向けて貫通して穿設される第2噴射弁支持部材は、前記一側端面と平行に形成される第2噴射弁支持ボスを備え、前記一側端面に向けて開口して穿設される第2燃料連通路に、第2噴射弁支持ボスの下端から噴射弁支持孔を介して燃料供給路が連通され、前記分配ベース部材を、隣接する第1スロットルボデーの一側対向側壁と、第2スロットルボデーの他側対向側壁との間に配置するとともにスロットルボデー取付け孔を介して第1スロットルボデー、第2スロットルボデーに螺着固定配置し、又、前記分配ベース部材の他側端面上に、第1噴射弁支持部材の一側端面を配置することにより、第1燃料連通路と連通孔とを連通状態に保持するとともに、第1スロットルボデーにその先端が装着される第1燃料噴射弁の後端を噴射弁支持孔内に挿入保持し、更に、分配ベース部材の一側端面上に、第2噴射弁支持部材の一側端面を配置することにより、第2燃料連通路と連通孔とを連通状態に保持するとともに第2スロットルボデーにその先端が装着される第2燃料噴射弁の後端を噴射弁支持孔内に挿入保持し、かかる状態において、第1噴射弁支持部材、分配ベース部材、第2噴射弁支持部材を螺着固定したことを第1の特徴とする。
又、本発明は前記第1の特徴に加え、前記第1噴射弁支持部材及び第2噴射弁支持部材を合成樹脂材料によって形成し、第1噴射弁支持部材の第1燃料連通路と、第2噴射弁支持部材の第2燃料連通路とを分配ベース部材の連通孔の内方に配置される管状部材にて連通するとともに管状部材の一端外周と第1燃料通路の内周との間に第1環状弾性部材を縮設配置し、管状部材の他端外周と第2燃料連通路の内周との間に第2環状弾性部材を縮設配置したことを特徴とする。
更に、本発明は前記第1の特徴に加え、前記第1噴射弁支持部材及び第2噴射弁支持部材を合成樹脂材料によって形成し、第1噴射弁支持部材の一側端面に向けて挿入孔を穿設するとともに燃料流入路を前記挿入孔内に連通し、更に燃料供給路を前記燃料流入路に連通し、一方第2噴射弁支持部材の一側端面には挿入突部が突出して形成されるとともに、燃料供給路が挿入突部の先端部に向かって開口し、分配ベース部材の連通孔の内方において、前記挿入突部を挿入孔内に挿入配置するとともに、挿入突部の外周と挿入孔の内周との間に環状弾性部材を縮設配置したことを第3の特徴とする。
更に又、本発明は前記第2又は第3の特徴に加え、前記第1噴射弁支持部材の取付け孔、分配ベース部材の噴射弁支持部材取付け孔、第2噴射弁支持部材の取付け孔に金属材料によって形成される円筒カラーを挿入配置し、円筒カラーのボルト締付け方向における全長Hを、第1噴射弁支持部材の第1取付け鍔部の厚さ、分配ベース部材の板厚、第2噴射弁支持部材の第2取付け鍔部の厚さの合計された厚さNに対し、H≧Nとするとともに第1噴射弁支持部材、分配ベース部材、第2噴射弁支持部材の間に、弾性力を有する弾性押圧部材を縮設したことを第4の特徴とする。
本発明の多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造の第1の特徴によると、分配ベース部材は、スロットルボデー取付け孔内に挿入されるネジにより隣接する第1及び第2スロットルボデーの側壁に螺着固定された状態に保持される。又、第1噴射弁支持部材の一側端面が分配ベース部材の他側端面上に配置され、第2噴射弁支持部材の一側端面が分配ベース部材の一側端面上に配置され、かかる状態において第1噴射弁支持部材、分配ベース部材、第2噴射弁支持部材が螺着固定される。そして、第1燃料噴射弁は第1スロットルボデーと第1噴射弁支持部材によって挟持され、第2燃料噴射弁は第2スロットルボデーと第2噴射弁支持部材によって挟持される。第1、第2燃料噴射弁のメンテナンス作業時にあっては、分配ベース部材と第1、第2噴射弁支持部材との螺着を解除するもので、第1噴射弁支持部材の一側端面を、分配ベース部材の他側端面上に沿って移動することにより、第1スロットルボデーにその先端が装着された第1燃料噴射弁を取り外すことができる。又、第2噴射弁支持部材の一側端面を分配ベース部材の一側端面上に沿って移動することにより、第2スロットルボデーに、その先端が装着された第2燃料噴射弁を取り外すことができる。このように、燃料噴射弁のメンテナンス作業は、第1、第2噴射弁支持部材と分配ベース部材の螺着を解除し、第1、第2噴射弁支持部材の一側端面と分配ベース部材の他側端面、一側端面に沿って移動すれば、よいので、燃料噴射弁のメンテナンス作業を極めて容易に且つ短時間で行なうことができる。又、かかる作業時において、隣接する各スロットルボデーは、分配ベース部材によって依然として連結されて固定状態にあるので、スロットルボデーの再組みつけの必要がなく、隣接するスロットルボデーは初期の組付け状態が維持されるもので、隣接するスロットルボデー間にまたいで配置されるスロットルリンク機構等の調整、点検等が不要である。更には、スロットルボデーが機関に取着された状態で前記燃料噴射弁のメンテナンス作業を行なうことができる。又、分配ベース部材が平板剛性材料によって形成されたので、第1燃料噴射弁と第2燃料噴射弁の相互の長手軸心線を近接配置する上で好ましい。これは特にV型機関用の多連スロットルボデーとして好適である。又、分配ベース部材は金属板材料をプレス打ち抜き形成することができ、その製造コストを低減できる。
又、本発明の第2の特徴によると、第1噴射弁支持部材及び第2噴射弁支持部材が合成樹脂材料によって形成されたことにより、材料費の低減、軽量化を達成でき、第1噴射弁支持部材の燃料流入路から供給される燃料を第1燃料連通路、管状部材を介して第2噴射弁支持部材の第2燃料連通路に供給し、このうち特に管状部材の一端外周と第1燃料通路の内周との間に第1環状弾性部材を縮設配置し、管状部材の他端外周と第2燃料通路の内周との間に第2環状弾性部材を配置したので、噴射弁支持部材の射出成型時の誤差等により噴射弁支持部材が管状部材の長手方向に移動したとしても燃料の気密を確実に維持できる。又、各燃料連通路の孔径の管理は栓ゲージによって極めて簡便に管理でき、平坦面の平坦度の管理に比較して容易であり、製造上好ましい。
更に本発明の第3の特徴によると、第1噴射弁支持部材の燃料流入路と第2噴射弁支持部材の燃料供給路とは、第1燃料弁支持部材の挿入孔内に第2噴射弁支持部材の挿入突部を挿入することにより連絡することができるので、格別に新たな連絡部材を用意する必要がなく部品点数、組みつけ工数を削減できる。又、挿入孔と挿入突部との挿入部分における気密は挿入筒部の外周と挿入孔の内周との間に縮設された環状弾性部材によって維持される。
更に又、本発明の第4の特徴によると、円筒カラーの全長Hを、第1取付け鍔部の厚さ、分配ベース部材の板厚、第2取付け鍔部の厚さの合計された厚さNに対して、H≧Nとしたので、分配ベース部材に対して、第1噴射弁支持部材の第1取付け鍔部及び第2噴射弁支持部材の第2取付け鍔部をボルトによって螺着する際に、ボルトの締付け力が直接的に第1、第2取付け鍔部に作用することを抑止でき、第1、第2噴射弁支持部材を合成樹脂材料によって形成する上で好ましい。又、前記H≧Nの関係としたことにより、特にH≧Nの状態において、第1、第2噴射弁支持部材はボルトの長手軸心方向にガタが形成されることがあるが、第1噴射弁支持部材、分配ベース部材、第2噴射弁支持部材の間に弾性押圧部材が配置されたので、上記ガタを確実に吸収することができる。
以下、本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造の一実施例について図により説明する。図1は、本発明の多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造に用いられる分配ベース部材の正面図。図2は図1の上部平面図である。図1、図2を用いて分配ベース部材Dについて説明する。分配部材Dは、平坦面をなす一側端面1と、平坦面をなす他側端面2とが平行に形成された例えば3ミリメートル程度の平板剛性材料(鉄板、ステンレス板)によって形成され、一側端面1から他側端面2に向けて以下が穿設される。3は、分配ベース部材Dの略中心に穿設された連通孔であり、連通孔3の両側方に噴射弁支持部材取付け孔4、4、更にその両側方にスロットルボデー取付け孔5、5が穿設される。この分配ベース部材Dはプレス打ち抜きによって形成される。
第1噴射弁支持部材Sは以下によって形成される。図3は、第1噴射弁支持部材の正面図。図4は図3の上部平面図である。第1噴射弁支持部材Sは、その一側に平坦面をなす一側端面6を備える第1取付け鍔部7と、第1取付け鍔部7より他側に突出する燃料流入ボス8と、第1取付け鍔部7を含む燃料流入ボス8から一側端面6に沿って略平行に、且つ図3において右斜め下方に向かって突出する第1噴射弁支持ボス9とによって形成される。又、第1取付け鍔部7には、一側端面6に向けて取付け孔10、10が貫通して穿設されるとともに一側端面6に向けて第1燃料連通路11が開口して凹設される。更に燃料流入ボス8内には燃料流入路12が穿設されるもので、この燃料流入路12は第1燃料連通路11内に連絡される。更に又、第1噴射弁支持ボス9内には燃料供給路13が穿設されるもので、燃料供給路13の上方は第1燃料連通路11内に連絡され、下方は第1噴射弁支持ボス9の下端9aに開口する噴射弁支持孔14に連絡される。尚、15は一側端面6に開口する第1燃料連通路11の外周を囲繞して一側端面6に凹設された第1シールリング溝である。
第2噴射弁支持部材Pは以下によって形成される。図5は第2噴射弁支持部材の正面図。図6は図5の上部平面図である。第2噴射弁支持部材Pは、その一側に平坦面をなす一側端面20を備える第2取付け鍔部21と、第2取付け鍔部21、一側端面20に沿って略平行に、且つ図5において右斜め下方に向かって突出する第2噴射弁支持ボス22とによって形成される。又、第2取付け鍔部21には、一側端面20に向けて取付け孔23、23が貫通して穿設されるとともに一側端面20に向けて第2燃料連通路24が開口して凹設される。又、第2噴射弁支持ボス22内には燃料供給路25が穿設されるもので、燃料供給路25の上方は、第2燃料連通路24内に連絡され、下方は第2噴射弁支持ボス22の下端22aに開口する噴射弁支持孔26に連絡される。尚、27は一側端面20に開口する第2燃料連通路24の外周を囲繞して一側端面20に凹設された第2シールリング溝である。
一方、多連スロットルボデーは単一のスロットルボデーが側方に隣接して配置されるもので、図7においてその右方に第1スロットルボデーT1が配置され、左方に第2スロットルボデーT2が配置される。第1スロットルボデーT1は、内部を吸気通路30が貫通して穿設され、吸気通路30は駆動側の絞り弁軸31に取着された絞り弁32によって開閉される。尚、33は駆動側の絞り弁軸31の端部に配置された駆動レバーであり、この駆動レバー33は、図示せぬアクセルグリップと開弁用ワイヤー、閉弁用ワイヤーを介して連結される。(駆動レバー33は図9に示される)又、第2スロットルボデーT2に対向する第1スロットルボデーT1の一側対向側壁T1aには、噴射弁支持孔34が穿設されるもので、この噴射弁支持孔34は、一側対向側壁T1aから絞り弁32より下方の吸気通路30内に向けて右斜め下方に向けて穿設されるとともに後述する燃料噴射弁の先端が挿入配置される。更に第1スロットルボデーT1の一側対向側壁T1aより第2スロットルボデーT2側に向けて分配部材取付け鍔部35が形成される。尚、37は、第1スロットルボデーT1の一側対向側壁T1aより第2スロットルボデーT2側に向けて突出して形成された連結鍔部である。第2スロットルボデーT2は、内部を吸気通路40が貫通して穿設され、吸気通路40は従動側の絞り弁軸41に取着された絞り弁42によって開閉される。尚、43は従動側の絞り弁軸41の端部に配置された従動レバーであり、この従動レバー43は、スロットルリンク機構Lによって駆動レバー33と同期的に連結される。(これは図9に示される)又、第1スロットルボデーT1に対向する第2スロットルボデーT2の他側対向側壁T2aには、噴射弁支持孔44が穿設されるもので、この噴射弁支持孔44は、他側対向側壁T2aから絞り弁42より下方の吸気通路40内に向けて左斜め下方に向けて穿設されるとともに後述する燃料噴射弁の先端が挿入配置される。更に第2スロットルボデーT2の他側対向側壁T2aより第1スロットルボデーT1側に向けて分配部材取付け鍔部45が形成される。尚、46は、第2スロットルボデーT2の他側対向側壁T2aより第1スロットルボデーT1側に向けて突出して形成された連結鍔部である。
そして、多連スロットルボデーは以下の如く組みつけられる。第1スロットルボデーT1の一側対向側壁T1aと第2スロットルボデーT2の他側対向側壁T2aとが隣接して対向配置され、かかる状態において、平板状をなす連結ステー50と各スロットルボデーT1、T2の連結鍔部37、46とがボルト51にて螺着固定されるとともに、駆動レバー33と従動レバー43とがスロットルリンク機構Lによって周期的にリンク結合される。又、分配ベース部材Dは、第1スロットルボデーT1の一側対向側壁T1aと第2スロットルボデーT2の他側対向側壁T2aとの隣接空間内に配置されるとともに第1スロットルボデーT1の分配部材取付け鍔部35及び第2スロットルボデーT2の分配部材取付け鍔部45に臨んで配置され、かかる状態においてボルト52がスロットルボデー取付け孔5、5内に挿通され、それぞれの分配部材取付け鍔部35、45に螺着され、もって分配ベース部材Dが第1スロットルボデーT1の一側対向側壁T1a、第2スロットルボデーT2の他側対向側壁T2a間にあって、第1スロットルボデーT1、第2スロットルボデーT2に螺着固定される。
次いで、図3に示される第1噴射弁支持部材Sの噴射弁支持孔14内に第1燃料噴射弁Jaの後端J1が気密的に挿入され、かかる第1燃料噴射弁Jaを備える第1噴射弁支持部材Sがその一側端面6を分配ベース部材Dの他側端面2に臨ませた状態において、図7においてAにて示される右斜め下方に向かって移動配置される。かかる右斜め下方Aの移動によると、第1燃料噴射弁Jaの先端J2は、第1スロットルボデーT1の噴射弁支持孔34内に気密的に挿入され、一方第1噴射弁支持部材Sの一側端面6は、分配ベース部材Dの他側端面2上を斜め下方Aに向かって移動し、前記第1燃料噴射弁の先端J2が第1スロットルボデーT1の噴射弁支持孔34内への挿入が完了した状態において、第1噴射弁支持部材Sの取付け孔10、10が分配ベース部材Dの噴射弁支持部材取付け孔4、4に臨んで配置され、第1燃料連通路11が分配ベース部材Dの連通孔3に臨んで配置される。以上によって第1噴射弁支持部材Sの分配ベース部材Dの他側端面2上への配置が終了した。
次いで、図5に示される第2噴射弁支持部材Pの噴射弁支持孔26内に第2燃料噴射弁Jbの後端J1が気密的に挿入され、かかる第2燃料噴射弁Jbを備える第2噴射弁支持部材Pがその一側端面20を分配ベース部材Dの一側端面1に臨ませた状態において、図7においてBにて示される左斜め下方に向かって移動配置される。上記は図6においてC方向に180度回転させることにより第2噴射弁支持部材Pの一側端面20を分配ベース部材Dの一側端面1上に当接される。かかる左斜め下方Bの移動によると、第2燃料噴射弁Jbの先端J2は、第2スロットルボデーT2の噴射弁支持孔44内に気密的に挿入され、一方第2噴射弁支持部材Pの一側端面20は、分配ベース部材Dの一側端面1上を斜め下方Bに向かって移動し、前記第2燃料噴射弁の先端J2が第2スロットルボデーT2の噴射弁支持孔44内への挿入が完了した状態において、第2噴射弁支持部材Pの取付け孔23、23が分配ベース部材Dの噴射弁支持部材取付け孔4、4に臨んで配置され、第2燃料連通路24が分配ベース部材Dの連通孔3に臨んで配置される。以上によって第2噴射弁支持部材Pの分配ベース部材Dの一側端面1上への配置が終了した。
そして、前述した如く、分配ベース部材Dの他側端面2上に第1噴射弁支持部材Sの一側端面6が配置され、分配ベース部材Dの一側端面1上に第2噴射弁支持部材Pの一側端面20が配置された状態において、第2噴射弁支持部材Pの取付け孔23、23、分配ベース部材Dの噴射弁支持部材取付け孔4、4、第1噴射弁支持部材Sの取付け孔10、10に向けてボルト60が挿入され、ボルト60の突出端にナット61が螺着されることにより分配ベース部材Dに対して、第1噴射弁支持部材S、第2噴射弁支持部材Pを螺着固定できたものである。そして、上記によると、第1燃料噴射弁Jaは、第1スロットルボデーT1の噴射弁支持孔34と第1噴射弁支持部材Sの噴射弁支持孔14とによって挟持され、第2燃料噴射弁Jbは、第2スロットルボデーT2の噴射弁支持孔44と第2噴射弁支持部材Pの噴射弁支持孔26とによって挟持される。一方、第1噴射弁支持部材Sの第1燃料連通路11と第2噴射弁支持部材Pの第2燃料連通路24とは分配ベース部材Dの連通孔3を介して連絡される。尚、第1噴射弁支持部材Sの第1シールリング溝15内には第1シールリングR1が配置され、第2噴射弁支持部材Pの第2シールリング溝27内には第2シールリングR2が配置されるもので、これによって第1燃料連通路11、第2燃料連通路24と大気との気密が保持される。尚、上記は図7のX−X線における要部横断面図である図10によく示される。
そして、図示されぬ燃料ポンプによって昇圧された燃料が第1噴射弁支持部材Sの燃料流入路12に供給されるもので、この燃料の一部は第1燃料連通路11、燃料供給路13を介して第1スロットルボデーT1の第1燃料噴射弁Jaへ供給され、一方第1燃料連通路11内の残余の燃料は、連通孔3、第2噴射弁支持部材Pの第2燃料連通路24、燃料供給路25を介して第2スロットルボデーT2へ第2燃料噴射弁Jbへと供給される。
ここで燃料噴射弁の交換・点検は以下によって行なわれる。まずボルト60とナット61とがユルメられ、分配ベース部材Dに対する第1噴射弁支持部材Sと第2噴射弁支持部材Pとの螺着が解除される。そして、第1噴射弁支持部材Sの一側端面6が分配ベース部材Dの他側端面2に略当接した状態において、一点鎖斜Aで示される左斜め上方に向けて第1燃料噴射弁支持部材Sが引き上げられる。以上によると、第1燃料噴射弁Jaの先端J2を第1スロットルボデーT1の噴射弁支持孔34より取り出すことができ、かかる状態において後端J1を第1噴射弁支持部材Sの噴射弁支持孔14より取り出すことができ、これによって第1燃料噴射弁Jaの交換・点検を実施できる。又、第2噴射弁支持部材Pの一側端面20が分配ベース部材Dの一側端面1に略当接した状態において、一点鎖斜Bで示される右斜め上方に向けて第2燃料噴射弁支持部材Pが引き上げられる。以上によると、第2燃料噴射弁Jbの先端J2を第2スロットルボデーT2の噴射弁支持孔44より取り出すことができ、かかる状態において後端J1を第2噴射弁支持部材Pの噴射弁支持孔26より取り出すことができ、これによって第2燃料噴射弁Jbの交換・点検を実施できる。尚、前記一点鎖線A及びBは図7に示される。以上によれば、第1スロットルボデーT1と第2スロットルボデーT2とは、連結ステー50、分配ベース部材Dとによって依然として連結保持された状態のままで、第1及び第2燃料噴射弁Jb、Jaの交換・点検を行なうことができるので、燃料噴射弁のメンテナンス作業を極めて容易にして且つ短時間に行なうことができる。又、第1及び第2スロットルボデーT1、T2が連結されたままで燃料噴射弁のメンテナンス作業を行なうことができたことにより、両スロットルボデー間にまたがって配置されるスロットルリンク機構等の取り外し、再組みつけが不要となったものである。又、分配ベース部材Dとして板厚3ミリメートル程度の平板を用いたことによると、分配ベース部材Dの他側端面2、一側端面1に当接配置される第1噴射弁支持部材Sの第1噴射弁支持ボス9に穿設される燃料供給路13の長手軸心線W−Wと第2噴射弁支持部材Pの第2噴射弁支持ボス22に穿設される燃料供給路25の長手軸心線Y‐Yとの距離Zを近接して配置することができ、これによるとV型機関用に用いられるVツイン型スロットルボデーに好適である。前記については図10に開示される。又、分配ベース部材Dは薄板金属材料をプレス打ち抜き形成することができるので、製造コストの低減に効果的である。尚、燃料流入路12を含む燃料流入ボス8は第2噴射弁支持部材Pに設けてもよい。
次に本発明の他の実施例について図11によりその要部について説明する。尚、前記実施例と同一構造部分については同一符号を使用して説明を省略する。第1噴射弁支持部材Sの一側端面6が分配ベース部材Dの他側端面2上に配置され、このとき第1燃料連通路11が分配ベース部材Dの連通孔3の内方に臨んで配置され、取付け孔10、10が分配ベース部材Dの噴射弁支持部材取付け孔4、4に臨んで配置され。図示せぬ第1燃料噴射弁Jaの後端J1が噴射弁支持孔14内に挿入配置される。一方、第2噴射弁支持部材Pの一側端面20が分配ベース部材Dの一側端面1上に配置され、このとき第2燃料通路24が分配ベース部材D連通孔3の内方に臨んで配置され、取付け孔23、23が分配ベース部材Dの噴射弁支持部材取付け孔4、4に臨んで配置され、図示せぬ第2燃料噴射弁Jbの後端J1が噴射弁支持孔26内に挿入配置される。そして、かかる状態において、第1噴射弁支持部材Sの第1燃料連通路11、第2噴射弁支持部材Pの第2燃料連通路24内に内方に貫通孔が穿設された管状部材70が挿入配置される。そして、管状部材70の一端外周70aと第1燃料連通路11の内周11aとの間にOリング等の第1環状弾性部材71が縮設され、一方管状部材70の他端外周70bと第2燃料連通路24の内周24aとの間にOリング等の第2環状部材72が縮設される。又、第1噴射弁支持部材Sの一側端面6に凹設された第1シールリング溝15内にはOリング等の弾性押圧部材73が配置され、この弾性押圧部材73は第1噴射弁支持部材Sの一側端面6と分配ベース部材Dの他側端面2との間に縮設配置される。又、第2噴射弁支持部材Pの一側端面20に凹設された第2シールリング溝27内には弾性押圧部材73が配置され、この弾性押圧部材73は第2噴射弁支持部材Pの一側端面20と分配ベース部材Dの一側端面1との間に縮設配置される。更に74は、第1噴射弁支持部材Sの取付け孔10、10と、分配ベース部材Dの噴射弁支持部材取付け孔4、4と第2噴射弁支持部材Pの取付け孔23、23内に挿入配置される円筒カラーであり、この円筒カラー74は以下の如く形成される。円筒カラー74はステンレス、アルミニウム等の金属材料によって形成され、その長手方向の長さHは第1噴射弁支持部材Sの第1取付け鍔部7の厚さt1、分配ベース部材Dの厚さt2、第2噴射弁支持部材Pの第2取付け鍔部21の厚さt3の合計された厚さNとの関係において、H≧Nと形成される。尚、それぞれの長さ、厚さはその製作において公差を有するものであるが前記H≦Nの関係は公差を考慮しても維持される。
そして、かかる実施例における第1噴射弁支持部材S、第2噴射弁支持部材NはPA66等の合成樹脂材料により射出成型されて形成される。
以上の実施例によると、分配ベース部材Dの他側端面2上に配置された第1噴射弁支持部材S及び分配ベース部材Dの一側端面1上に配置された第2噴射弁支持部材Pは、取付け孔10、10と噴射弁支持部材取付け孔5、5と取付け孔23、23内に、円筒カラー74、74が配置され、円筒カラー74、74内に挿入されるボルト60とボルト60の突出端に螺着されるナット61によって螺着固定されるもので、燃料流入路12から第1燃料連通路11内に流入する燃料の一部は、燃料供給路13より第1燃料噴射弁Jaに供給され、第1燃料連通路11内の燃料の他部は、管状部材70、第2燃料連通路24、燃料供給路25を介して第2燃料噴射弁Jbへと供給される。そしてこのとき、第1燃料連通路11内の燃料は、管状部材70の一端外周70aと第1燃料連通路11の内周11aとの間に縮設される第1環状弾性部材71によって気密保持され、第2燃料連通路24内の燃料は、管状部材70の他端外周70bと第2燃料連通路24の内周24aとの間に縮設される第2環状弾性部材72によって気密保持される。上記の如く第1、第2噴射弁支持部材S、Pを合成樹脂材料を用いて製作した場合、管状部材70の長手方向において成型時のバラツキ(例えば一側端面6、20の平坦度にバラツキが生ずる)が出やすいものであるが、かかる際にあっても第1燃料連通路11と第2燃料連通路24とを管状部材70によって長手方向に連絡したので良好に気密を維持できる。又、第1噴射弁支持部材Sの第1燃料連通路11、第2噴射弁支持部材Pの第2燃料連通路24の孔径の管理は一側端面6、20の平坦度の管理に比較し栓ゲージによって極めて容易に行なうことができるので、特に成型時においてヒケによるバラツキの生じる合成樹脂材料を用いた噴射弁支持部材において有効である。
又、円筒カラー74の厚さHをH≧Nの関係にしたことによると、分配ベース部材Dに対して第1、第2噴射弁支持部材S、Pを円筒カラー74を介してボルト60とナット61とによって螺着する際、ボルト60による締付け力を直接的に第1取付け鍔部7、第2取付け鍔部21に作用させることがなく、第1、第2噴射弁支持部材S、Pを分配ベース部材Dに向けて良好に螺着できる。これは、第1、第2噴射弁支持部材S、Pを合成樹脂材料を用いて形成する際、効果的である。
又、前記円筒カラー74の厚さHをH≧Nの関係にしたことによると、分配ベース部材Dの他側端面2と第1噴射弁支持部材Sの一側端面6との間、及び分配ベース部材Dの一側端面1と第2噴射弁支持部材Pの一側端面20との間に間隙が形成され、燃料流入路12から燃料の供給されない、例えば組立て運搬時において、第1、第2噴射弁支持部材S、Pと分配ベース部材Dとの間においてガタツキが生ずることがあるが、第1噴射弁支持部材Sの一側端面6と分配ベース部材Dの他側端面2との間、及び第2噴射弁支持部材Pの一側端面20と分配ベース部材Dの一側端面1との間に弾性押圧部材73をそれぞれ縮設配置したことにより、前記ガタツキを解消できたもので、第1、第2噴射弁支持部材S、Pを合成樹脂材料によって形成する際、好ましいものである。
尚、本実施例において、第1噴射弁支持部材S、第2噴射弁支持部材Pを分配ベース部材Dより取り外す際、第1燃料連通路11より管状部材70の下半分を脱出させ、第2燃料連通路24より管状部材70の上半分を脱出させることが必要であるが、第1、第2燃料連通路11、24と噴射弁支持孔14、26とが離れた距離をもって位置すること。及び噴射弁支持孔14、26に燃料噴射弁の後端J1がOリング等の弾性部材を介して挿入されること。から第1噴射弁支持部材Sの一側端面6を分配ベース部材Dの他側端面2より引離す方向Eへ移動でき、又第2噴射弁支持部材Pの一側端面20を分配ベース部材Dの一側端面1より引離す方向Fに移動でき、もって分離ベース部材Dと第1、第2噴射弁支持部材S、Pを容易に分離して移動できる。前記引離す方向E、Fは図11に示される。尚、燃料噴射弁Ja、Jbのメンテナンス作業は前記第1の実施例と同様に行なうことができる。
図12に更なる実施例が示される。尚、図11と同一構造部分は同一符号を使用して説明を省略する。第1噴射弁支持部材Sの一側端面6に向けて挿入孔80が開口して凹設され、この挿入孔80の底部に向けて燃料流入路12が連通され、さらにこの燃料流入路12より噴射弁支持孔に向かう燃料供給路13が分岐する。又、第2噴射弁支持部材Pの一側端面20より前記挿入孔内に挿入される挿入突部81が突出して形成されるもので、第2噴射弁支持部材P内に穿設される燃料供給路25は挿入突部81の先端部81aに開口する。かかる第1噴射弁支持部材Sの一側端面6は分配ベース部材Dの他側端面2上に配置されるとともに挿入孔80が分配ベース部材Dの連通孔3の内方に配置され、一方第2噴射弁支持部材Pの一側端面20は分配ベース部材Dの一側端面1上に配置されるとともに、挿入突部81は分配ベース部材Dの連通孔3の内方にあって且つ挿入孔80内に挿入配置される。そして、挿入突部81の外周81bと挿入孔80の内周80aとの間に環状弾性部材82が縮設配置される。そして、上記状態にある第1、第2噴射弁支持部材S、Pは図11に示される実施例と同様にボルト60とナット61とにより分配ベース部材Dに螺着固定される。以上によると、燃料流入路12内の燃料が第1噴射弁支持部材Sの燃料供給路13に供給され、更に燃料流入路12内の燃料は第2噴射弁支持部材Pの燃料供給路25に供給され、更に挿入孔80と挿入突部81との気密は環状弾性部材82によって保持される。かかる実施例によると、前記実施例と同様に第1、第2噴射弁支持部材S、Pを合成樹脂材料によって形成する上で好ましいもので、特に前記実施例に対して管状部材70を廃止し、第1噴射弁支持部材Sに一体形成される挿入孔80と第2噴射弁支持部材Pに一体形成される挿入突部81によって燃料の連通を行なったので部品点数の削減と組みつけ工数の削減を達成できた。尚、円筒カラー74、弾性押圧部材73の作用、効果は前記実施例と同様に達成できる。又、燃料噴射弁Ja、Jbのメンテナンス作業も前記実施例と同様に行なうことができる。又、挿入孔80は第2噴射弁支持部材Pに設け、挿入突部81を第1噴射弁支持部材Sに設けてもよい。
本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造に用いられる分配ベース部材の正面図。 図1の上部平面図。 本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造に用いられる第1噴射弁支持部材の正面図。 図3の上部平面図。 本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造に用いられる第2噴射弁支持部材の正面図。 図5の上部平面図。 本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造の一実施例を示す正面図。 図7の上部平面図。 図7の背面図。 図7のX−X線における要部縦断面図。 本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造の他の実施例を示す図10に相当する位置における要部縦断面図。 本発明になる多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造の更に他の実施例を示す図10に相当する位置における要部縦断面図。
1 一側端面
2 他側端面
3 連通孔
4 噴射弁支持部材取付け孔
5 スロットルボデー取付け孔
6 一側端面
7 第1取付け鍔部
8 燃料流入ボス
9 第1噴射弁支持ボス
11 第1燃料連通路
12 燃料流入路
13 燃料供給路
14 噴射弁支持孔
20 一側端面
21 第2取付け鍔部
22 第2噴射弁支持ボス
23 取付け孔
24 第2燃料連通路
25 燃料供給路
26 噴射弁支持孔
D 分配ベース部材
P 第1噴射弁支持部材
S 第2噴射弁支持部材
T1 第1スロットルボデー
T2 第2スロットルボデー

Claims (4)

  1. 燃料噴射弁を備えるスロットルボデーが側方に隣接して対向配置され、各燃料噴射弁に向けて燃料分配管より燃料が供給される多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造において、平板剛性材料によって形成される分配ベース部材(D)は、一側端面(1)から他側端面(2)に向けて、連通孔(3)と、噴射弁支持部材取付け孔(4)と、スロットルボデー取付け孔(5)とが貫通して穿設され、一方、第1取付け鍔部(7)の一側にあって平坦面をなす一側端面(6)を有し、取付け孔(10)が一側端面(6)に向けて貫通して穿設される第1噴射弁支持部材(S)は、前記一側端面(6)と平行に形成される第1噴射弁支持ボス(9)と、燃料流入ボス(8)を備え、前記一側端面(6)に向けて開口して穿設される第1燃料連通路(11)に、燃料流入ボス(8)の端部から燃料流入路(12)が連通されるとともに第1噴射弁支持ボス(9)の下端(9a)から噴射弁支持孔(14)を介して燃料供給路(13)が連通され、又、第2取付け鍔部(21)の一側にあって平坦面をなす一側端面(20)を有し、取付け孔(23)が一側端面(20)に向けて貫通して穿設される第2噴射弁支持部材(P)は、前記一側端面(20)と平行に形成される第2噴射弁支持ボス(22)を備え、前記一側端面(20)に向けて開口して穿設される第2燃料連通路(24)に、第2噴射弁支持ボス(22)の下端(22a)から噴射弁支持孔(26)を介して燃料供給路(25)が連通され、前記分配ベース部材(D)を、隣接する第1スロットルボデー(T1)の一側対向側壁(T1a)と、第2スロットルボデー(T2)の他側対向側壁(T2a)との間に配置するとともにスロットルボデー取付け孔(5)を介して第1スロットルボデー(T1)、第2スロットルボデー(T2)に螺着固定配置し、又、前記分配ベース部材(D)の他側端面(2)上に、第1噴射弁支持部材(S)の一側端面(6)を配置することにより、第1燃料連通路(11)と連通孔(3)とを連通状態に保持するとともに、第1スロットルボデー(T1)にその先端(J2)が装着される第1燃料噴射弁(Ja)の後端(J1)を噴射弁支持孔(14)内に挿入保持し、更に、分配ベース部材(D)の一側端面(1)上に、第2噴射弁支持部材(P)の一側端面(20)を配置することにより、第2燃料連通路(24)と連通孔(3)とを連通状態に保持するとともに第2スロットルボデー(T2)にその先端(J2)が装着される第2燃料噴射弁(Jb)の後端(J1)を噴射弁支持孔(26)内に挿入保持し、かかる状態において、第1噴射弁支持部材(S)、分配ベース部材(D)、第2噴射弁支持部材(P)を螺着固定したことを特徴とする多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造。
  2. 前記第1噴射弁支持部材(S)及び第2噴射弁支持部材(P)を合成樹脂材料によって形成し、第1噴射弁支持部材(S)の第1燃料連通路(11)と、第2噴射弁支持部材(P)の第2燃料連通路(24)とを分配ベース部材(D)の連通孔(3)の内方に配置される管状部材(70)にて連通するとともに管状部材(70)の一端外周(70a)と第1燃料通路(11)の内周(11a)との間に第1環状弾性部材(71)を縮設配置し、管状部材(70)の他端外周(70b)と第2燃料連通路(24)の内周(24a)との間に第2環状弾性部材(72)を縮設配置したことを特徴とする請求項1記載の多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造。
  3. 前記第1噴射弁支持部材(S)及び第2噴射弁支持部材(P)を合成樹脂材料によって形成し、第1噴射弁支持部材(S)の一側端面(6)に向けて挿入孔(80)を穿設するとともに燃料流入路(12)を前記挿入孔(80)内に連通し、更に燃料供給路(13)を前記燃料流入路(12)に連通し、一方第2噴射弁支持部材(P)の一側端面(20)には挿入突部(81)が突出して形成されるとともに、燃料供給路(25)が挿入突部(81)の先端部(81a)に向かって開口し、分配ベース部材(D)の連通孔(3)の内方において、前記挿入突部(81)を挿入孔(80)内に挿入配置するとともに、挿入突部(81)の外周(81b)と挿入孔(80)の内周(80a)との間に環状弾性部材(82)を縮設配置したことを特徴とする請求項1記載の多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造。
  4. 前記第1噴射弁支持部材(S)の取付け孔(10)、分配ベース部材(D)の噴射弁支持部材取付け孔(4)、第2噴射弁支持部材(P)の取付け孔(23)、に金属材料によって形成される円筒カラー(74)を挿入配置し、円筒カラー(74)のボルト締付け方向における全長Hを、第1噴射弁支持部材(S)の第1取付け鍔部(7)の厚さ(t1)、分配ベース部材(D)の板厚(t2)、第2噴射弁支持部材(P)の第2取付け鍔部(21)の厚さ(t3)の合計された厚さNに対し、H≧Nとするとともに第1噴射弁支持部材(S)、分配ベース部材(D)、第2噴射弁支持部材(P)の間に、弾性力を有する弾性押圧部材(73)を縮設したことを特徴とする請求項2又は3記載の多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造。
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