JP4697149B2 - 可変動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可変動弁装置に関する。
特開2006−161730号公報には、回転角度位置を連続的にあるいは多段階に変更可能な制御軸と、この制御軸の外周面に取り付けられて制御軸と一体に回転する制御部材と、カム軸の回転に対するバルブの作用角を、制御部材の回転角度位置に応じて変化させる可変機構とを含む可変動弁装置が開示されている。この可変動弁装置においては、制御軸は複数気筒で共用されており、制御部材は気筒毎に設けられている。
このような可変動弁装置においては、構成部品の製造誤差や組立て誤差が原因となって、気筒間でバルブの作用角にバラツキが生じる場合がある。そこで、上記公報では、各気筒のバルブの作用角を等しく揃えるための調整機構として、次のような機構を設けている。制御部材に挿入穴を設けるとともに、制御軸から挿入穴内に突出するように、挿入穴よりも周方向の幅を小さく形成された突出部を配置する。突出部と挿入穴の周方向の左右壁面との間には隙間が形成されるが、この左右の隙間にそれぞれ調整部材(調整シム)を配置する。左右の調整部材を形状の異なるものにそれぞれ交換することによって、制御部材の制御軸への取り付け角度を調整する。この調整を各気筒について行うことにより、気筒間のバルブの作用角のバラツキをなくすことができる。
特開2006−161730号公報 特開2005−9446号公報
上記従来の可変動弁装置では、調整部材が挿入される隙間の形状が楔形になっている。そして、この楔の角度は、制御部材の制御軸への取り付け角度の調整に伴って変化する。このため、制御部材の挿入穴と調整部材との接触部や、突出部と調整部材との接触部に、片当たりや点接触などの接触不良が生ずるおそれがある。片当たりや点接触などが生ずると、その接触面の面圧が高くなり、摩耗が進行し易い。摩耗が進行すると、調整した取り付け角度に狂いが生じるので、バルブの作用角にも狂いが生ずる。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、内燃機関の弁の作用角を高精度に調整することのできる可変動弁装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、
内燃機関のカム軸に設けられたカムと、
前記カムのカムリフトが弁へ伝達される経路の途中に配置された中間部材と、
回転角度位置を連続的または段階的に変更可能な制御軸と、
前記制御軸を中心として回転可能に取り付けられた制御部材と、
前記制御軸と前記制御部材との相対回転を禁止する回り止め機構と、
前記制御部材と前記中間部材とを連結する連結部材と、
を備え、前記制御軸を回転させて前記中間部材の位置を変更することにより、前記弁の作用角を可変とする可変動弁装置であって、
前記回り止め機構は、
前記制御軸に形成された孔に挿入され、前記制御軸の径方向に突出する制御ピンと、
前記制御部材に、前記制御軸と平行に形成された軸受け孔と、
前記軸受け孔により回転可能に支持された調整部材と、
を含み、
前記調整部材と前記制御ピンとが、直接に、あるいは介挿部材を介して、面接触することにより、前記制御軸と前記制御部材との相対回転が禁止されており、
前記軸受け孔の中心線と前記制御ピンの中心線との距離が変化するように、前記調整部材、前記介挿部材および前記制御ピンの何れかを寸法の異なるものに交換して、前記制御軸と前記制御部材との相対角度を変化させることにより、前記弁の作用角を調整可能であり、
前記調整部材が前記軸受け孔内で回転することにより、前記相対角度の大きさにかかわらず、前記面接触の状態が維持されるように構成されていることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記調整部材は、ほぼ円筒状のピンで構成されている。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記面接触は、平面接触であることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、
前記調整部材と前記制御ピンとは、直接に接触し、
前記調整部材を、その中心線から前記制御ピンに対する接触面までの寸法が異なるものに交換するか、あるいは、前記制御ピンを、その中心線から前記調整部材に対する接触面までの寸法が異なるものに交換することにより、前記弁の作用角を調整可能であることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、
前記調整部材と前記制御ピンとは、直接に接触し、
前記調整部材は、前記軸受け孔の内周面と接触する円筒部を両端に有しており、
前記調整部材の前記制御ピンに対する接触面は、前記両円筒部の間に、その円筒面より窪んだ面として形成されていることを特徴とする。
また、第6の発明は、第1乃至第5の発明の何れかにおいて、
前記制御ピンは、前記制御軸の前記孔に対し、すきまばめの状態で挿入されており、
前記調整部材と前記制御ピンとは、直接に接触し、
前記制御ピンは、前記調整部材に対する接触面と前記制御軸の前記孔に挿入している挿入部分との間に、突出部を有していることを特徴とする。
また、第7の発明は、第1乃至第6の発明の何れかにおいて、
前記回り止め機構は、
前記調整部材を貫通するネジ孔と、
前記制御ピンを貫通するボルト挿通孔と、
前記ボルト挿通孔を通って前記ネジ孔に螺合することにより前記調整部材と前記制御ピンとを固定するボルトと、
前記ネジ孔を貫通して突出した前記ボルトの雄ネジ部に装着されたナットと、
を更に備え、
前記ボルト挿通孔と前記ボルトとの間には、前記制御軸と前記制御部材との相対角度が変更された場合のボルト位置の変化を許容する隙間が設けられていることを特徴とする。
また、第8の発明は、第1乃至第7の発明の何れかにおいて、
前記弁を押圧するロッカーアームと、
前記ロッカーアームに設置されたロッカーローラと、
前記制御軸を中心として揺動可能に設置され、前記カムの回転に伴って揺動する揺動アームと、
前記揺動アームに形成され、前記ロッカーローラに接触する揺動カム面と、
前記揺動アームの、前記カムと対向する位置に形成されたスライダー面と、
を備え、
前記中間部材は、前記カムと前記スライダー面との間に配置されており、前記制御軸の回転に伴い、前記制御軸の中心に近づく方向および遠ざかる方向に移動することを特徴とすることを特徴とする。
第1の発明によれば、内燃機関の各気筒の弁の作用角のバラツキを修正する場合などにおいて、調整部材、介挿部材および制御ピンの何れかを寸法の異なるものに交換して、制御軸と制御部材との相対角度(取り付け角度)を調整することにより、作用角を調整することができる。調整部材は、制御部材に形成された軸受け孔により、回転可能に支持されている。このため、調整部材が回転することにより、制御軸と制御部材との相対角度の変化を吸収することができ、調整部材と制御ピンとの間の面接触状態を確実に維持することができる。よって、制御軸と制御部材との相対角度を正確に規定することができ、作用角調整を高精度に行うことができる。また、調整部材と制御ピンとの接触面の面圧を低下させることができ、接触面の摩耗を抑制することができる。このため、調整した作用角に狂いが生ずることを確実に防止することができる。更に、第1の発明によれば、部品点数が少なく、各部品にそれほど高い寸法精度が要求されることもなく、各部品の加工が容易である。このため、製造コストを低減することができる。また、組み立ても簡便であるため、生産性を向上することができる。
第2の発明によれば、調整部材を、ほぼ円筒状のピンで構成することができる。これにより、調整部材の加工を更に容易とすることができ、また、組み立てもより簡便とすることができる。
第3の発明によれば、調整部材と制御ピンとの間の直接または間接の面接触を、平面接触とすることができる。これにより、接触面の面圧をより確実に低下させることができ、接触面の摩耗をより確実に防止することができる。
第4の発明によれば、調整部材と制御ピンとが直接に接触するようにするとともに、調整部材を寸法が異なるものに交換するか、あるいは、制御ピンを寸法が異なるものに交換することにより、弁の作用角を調整することができる。これにより、介挿部材が不要となるので、部品点数を更に削減することができる。
第5の発明によれば、調整部材は、制御ピンとの接触面の両側に、接触面より盛り上がった円筒部を有している。これにより、調整部材が軸受け孔から抜けることを、別部品を設けることなしに、確実に防止することができる。よって、部品点数を更に削減することができる。
第6の発明によれば、制御ピンを、制御軸の孔に対し、すきまばめの状態で挿入することができる。これにより、圧入が不要となるので、組み立てを更に簡便にすることができる。また、制御ピンには、抜け止めのための突出部が設けられている。これにより、制御ピンを、制御軸の孔から抜けることを、別部品を設けることなしに、確実に防止することができる。よって、部品点数を更に削減することができる。
第7の発明によれば、制御ピンに形成したボルト挿通孔にボルトを挿通し、そのボルトを、調整部材に形成したネジ孔に螺合させて締め付けることができる。これにより、調整部材と制御ピンとを固定することができる。更に、調整部材のネジ孔を貫通して突出したボルトの雄ネジ部にナットを装着することにより、ダブルナット効果を発揮させることができる。これにより、ボルトの緩みをより確実に防止することができる。また、作用角が調整されて制御軸と制御部材との相対角度が変更されると、制御ピンとボルトとの相対位置が変化する。第7の発明によれば、ボルト挿通孔とボルトとの間には、このボルト位置変化を許容する隙間が設けられているので、作用角が調整されたとき、制御ピンと調整部材との面接触状態を確実に維持することができる。
第8の発明によれば、揺動アームのスライダー面と、カムとの間に配置された中間部材を、制御軸の中心に近づく方向および遠ざかる方向に移動することにより、弁の作用角を変化させることができる。すなわち、中間部材を制御軸の中心に近づけた場合には、揺動アームの揺動幅が大きくなって、作用角を大きくすることができる。逆に、中間部材を制御軸の中心から遠ざけた場合には、揺動アームの揺動幅が小さくなって、作用角を小さくすることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の可変動弁装置を示す側面図である。以下、図1に示す可変動弁装置10は、内燃機関の吸気弁12を駆動するものとして説明するが、本発明は、排気弁を駆動する可変動弁装置にも適用可能である。
可変動弁装置10は、内燃機関のクランク軸により回転駆動されるカム軸13に設けられたカム14を備えている。カム14は、図1中で時計回りに回転する。
また、可変動弁装置10は、カム軸13と平行に配置された制御軸16と、この制御軸16を所定角度範囲内で回転させることのできる制御軸駆動機構(図示せず)とを有している。この制御軸駆動機構の構成は、特に限定されないが、例えば、制御軸16の一端側に固定されたウォームホイールと、このウォームホイールに噛み合うウォームギヤと、このウォームギヤを回転駆動するサーボモータとで構成することができる。この場合、そのサーボモータの回転方向および回転量を制御することにより、制御軸16の回転角度位置を制御することができる。
更に、可変動弁装置10は、揺動アーム(揺動カムアーム)18を有している。揺動アーム18は、制御軸16を中心として揺動可能に設置されている。揺動アーム18には、カム14に対向する側に、スライダー面20が形成されている。
揺動アーム18とカム14との間には、スライダーローラ22が配置されている。スライダーローラ22は、中間アーム24の先端部に、回転可能に支持されている。中間アーム24の基端部は、制御部材26に対し、連結軸27により、回動可能に連結されている。制御部材26は、制御軸16と一体となって回転する部材である。よって、制御軸16を回転させると、制御部材26および中間アーム24を介して変位が伝達され、スライダーローラ22が移動する。
具体的には、図1に示す状態から制御軸16を時計回りに回転させると、スライダーローラ22は、揺動アーム18の揺動中心(すなわち制御軸16の中心)から遠ざかる。そして、スライダーローラ22が制御軸16の中心から遠ざかった位置にある状態から、制御軸16を反時計回りに回転させると、スライダーローラ22は、中間アーム24に引かれて、制御軸16の中心に近づく。図1は、スライダーローラ22の位置を、制御軸16の中心に近づけた状態を示している。
スライダー面20は、揺動アーム18の先端側に行くにつれて、カム軸13の中心との間隔が徐々に広がるような曲面(例えば円弧面)をなしている。また、揺動アーム18の、スライダー面20と反対側には、揺動カム面28が形成されている。
揺動アーム18は、ロストモーションスプリング30により、図1中の時計回りに付勢されている。この付勢力により、揺動アーム18はスライダーローラ22に押し当てられており、また、スライダーローラ22はカム14に押し当てられている。
可変動弁装置10は、吸気弁12の弁軸をリフト方向へ押圧するロッカーアーム32を更に備えている。ロッカーアーム32は、図1中で揺動アーム18の下方に配置されている。ロッカーアーム32の中間部には、ロッカーローラ34が回転自在に取り付けられている。ロッカーローラ34は、揺動カム面28と接触している。ロッカーアーム32の一端は、吸気弁12の弁軸端に当接されており、ロッカーアーム32の他端は、油圧式ラッシュアジャスタ36に支持されている。吸気弁12は、図示しないバルブスプリングによって、閉方向、すなわち、ロッカーアーム32を押し上げる方向に付勢されている。ロッカーローラ34は、この付勢力と油圧式ラッシュアジャスタ36とによって、揺動アーム18の揺動カム面28に押し当てられている。
このような可変動弁装置10では、カム14が回転すると、カム14のカムリフトがスライダーローラ22を介して揺動アーム18に伝達することにより、揺動アーム18が揺動する。
図1に示すように、スライダーローラ22が制御軸16の中心に最も近い位置にあるときには、カム14のカムリフトが制御軸16の中心に近い位置において揺動アーム18に伝達されることになる。このため、揺動アーム18の揺動範囲(振れ幅)が大きくなる。その結果、吸気弁12の作用角および最大リフト量は、大きくなる。逆に、スライダーローラ22が制御軸16の中心から遠い位置にあるときには、カム14のカムリフトは、制御軸16の中心から遠い位置において揺動アーム18に伝達されることになる。このため、揺動アーム18の揺動範囲(振れ幅)が小さくなる。その結果、吸気弁12の作用角および最大リフト量は小さくなる。
このようなことから、可変動弁装置10では、制御軸16の回転させてスライダーローラ22を移動させることにより、吸気弁12の作用角を連続的に変化させることができる。すなわち、制御軸16の回転角度位置を図1中の時計回りに変位させると、吸気弁12の作用角を小さくすることができ、逆に、制御軸16の回転角度位置を図1中の反時計回りに変位させると、吸気弁12の作用角を大きくすることができる。
このような可変動弁装置10の構成部品のうち、カム軸13および制御軸16は、内燃機関の複数気筒に共用されている。一方、上述したその他の構成部品は、気筒毎に設けられている。
可変動弁装置10を備えた内燃機関を組み立てた場合には、可変動弁装置10の構成部品の製造誤差や組み付け誤差などが原因となって、吸気弁12の作用角に気筒間で多少のバラツキが生ずることが普通である。吸気弁12の作用角に気筒間のバラツキが存在すると、各気筒の空気量にバラツキが生じ、内燃機関の運転に好ましくない影響を及ぼす。そこで、可変動弁装置10は、吸気弁12の作用角の気筒間バラツキを修正することのできるように、吸気弁12の作用角を気筒毎に調整可能な作用角調整機構を備えている。以下、その作用角調整機構の構成について説明する。
図2は、制御軸16および制御部材26の分解状態および組立状態を示す斜視図である。図2の左の図に示すように、制御軸16には、その軸方向と直交する向きに、ピン挿入孔38が形成されている。一方、制御部材26には、制御軸16が挿入する制御軸挿入孔40と、制御軸16の軸方向と直交する向きに形成されたピン収容孔42と、制御軸16と平行な向きに形成された軸受け孔44と、中間アーム24との連結軸27が挿入される軸受け孔46とが形成されている。
このような制御軸16および制御部材26を組み立てる際には、まず、制御部材26の制御軸挿入孔40に制御軸16を挿入する。次いで、制御ピン48を制御部材26のピン収容孔42から挿入し、更に制御軸16のピン挿入孔38に挿入する。そして、軸受け孔44に調整ピン50を挿入する。これにより、図2の右の図のように、組立状態が得られる。
図2の左側の図に示すように、調整ピン50は、ほぼ円筒状(円柱状)をなしている。より具体的には、調整ピン50は、円柱に対し、その軸方向の中央部を削って平面を形成した形状をなしている。調整ピン50を軸受け孔44に挿入した状態では、両端の円筒部が、軸受け孔44の内周面と接触する。また、制御ピン48は、ピン挿入孔38に挿入する部分は円筒状をなしているが、制御軸16から突出して調整ピン50と対向する部分には、平面が形成されている。組立状態においては、調整ピン50の平面部と、制御ピン48の平面部とが接触(面接触)する。
図3は、制御軸16と制御部材26との組立状態における、制御軸16に垂直な平面での断面図である。本実施形態において、制御ピン48とピン挿入孔38とは、しまりばめとされている。つまり、制御ピン48は、ピン挿入孔38に対し圧入されており、制御軸16と固定されているものとする。一方、調整ピン50と軸受け孔44とは、すきまばめとされている。つまり、調整ピン50は、軸受け孔44内で回転可能になっている。
図3に示す状態では、制御ピン48と調整ピン50とが接触(当接)していることにより、制御部材26が制御軸16に対し、図中で時計回りに相対回転することが禁止される。よって、制御軸16を図中で反時計回りに回転させると、制御ピン48が調整ピン50を押圧することにより、制御部材26が制御軸16と一体となって回転する。
また、図1に示す可変動弁装置10において、カム14が図中の時計回りに回転すると、スライダーローラ22は、カム14に引きずられて、図中で左方向に引っ張られる。そのスライダーローラ22に加わる力が、中間アーム24を介して制御部材26に伝達する結果、制御部材26には、図中で時計回りに回転させる方向の力が常に作用する。この力により、調整ピン50は制御ピン48に常に押し付けられている。よって、カム14の回転中、つまり内燃機関の運転中であれば、制御軸16を時計回りに回転させたときにも、制御ピン48と調整ピン50とが離れることはない。
以上のようにして、内燃機関の運転中には、制御軸16を時計回り、反時計回りの何れの方向に回転させた場合であっても、制御部材26は制御軸16と一体となって回転する。なお、制御部材26を図中で時計回りに回転させる方向に付勢するための付勢部材(ロストモーションスプリング)を設けることによって、制御ピン48と調整ピン50とが離れるのをより確実に防止するようにしてもよい。
図4は、図3中のX−X線での断面図である。図4に示すように、制御ピン48と調整ピン50との接触面52は、調整ピン50の両端の円筒部よりも窪んでいる。このような構成により、制御ピン48と調整ピン50とが接触している限り、調整ピン50が軸受け孔44から抜けてしまうことはない。よって、本実施形態では、調整ピン50の抜け止めのための部材を別個に設ける必要がないので、部品点数削減および組立容易化が図れ、コストの低減に寄与する。
図3において、制御部材26と制御軸16との相対角度(取り付け角度)は、制御軸16の中心と軸受け孔44(調整ピン50)の中心とを通る直線と、制御ピン48の中心線とがなす角度θで表すことができる。この角度θは、軸受け孔44の中心線と制御ピン48の中心線との距離Aによって決定される。そして、本実施形態では、調整ピン50を、その中心線から、制御ピン48との接触面52までの寸法Bが異なるもの交換することにより、上記角度θを変更することができる。この角度θの変更により、吸気弁12の作用角を調整(微調整)することができる。
すなわち、調整ピン50を、寸法Bが大きなものに交換すると、距離Aが長くなるので、角度θが大きくなる。これにより、制御軸16が同じ回転角度位置にあるとした場合の制御部材26の角度は、僅かに時計回りに変更されるので、吸気弁12の作用角は小さくなる。つまり、調整ピン50を、寸法Bが大きなものに交換することにより、吸気弁12の作用角を小さくする方向に微調整することができる。逆に、調整ピン50を、寸法Bが小さなものに交換した場合には、吸気弁12の作用角を大きくする方向に微調整することができる。
可変動弁装置10の組み立て後は、上述したような作用角調整機構を用いて、以下のようにして、各気筒の吸気弁12の作用角が揃うように、調整がなされる。この調整に際して、調整ピン50は、寸法Bの異なる複数(多数)のものが用意されているものとする。
まず、可変動弁装置10の最初の組付け時には、寸法Bが所定の基準値である調整ピン50が用いられる。そして、組付け後、制御軸16を所定の基準回転角度位置まで回転させ、その状態で気筒毎に吸気弁12の作用角を計測する。その計測の結果、気筒間で作用角のバラツキがある場合には、各気筒の計測値と、所定の基準値あるいは設計値とのずれ量に応じて、気筒毎に、調整ピン50を寸法Bの異なるものに交換する。つまり、作用角を増大させる方向に微調整したい気筒では、調整ピン50を、寸法Bが基準値よりも小さいものに交換する。逆に、作用角を縮小させる方向に微調整したい気筒では、調整ピン50を、寸法Bが基準値よりも大きいものに交換する。
なお、調整ピン50の交換は、次のようにして行うことができる。図3および図4に示すように、調整ピン50と反対側において、制御ピン48とピン収容孔42の内壁との間には、隙間54が存在している。よって、図3中において、この隙間54の分だけ、制御部材26を制御軸16に対して相対的に反時計回りに回転させることにより、制御ピン48が軸受け孔44の円内に干渉しない状態とすることができる。その状態で、調整ピン50を軸受け孔44から抜き出したり、差し込んだりすることができる。
ところで、調整ピン50を交換して、角度θが変化すると、制御ピン48と調整ピン50との接触面52の、制御部材26に対する角度も変化する。このとき、本実施形態では、調整ピン50が軸受け孔44内で回転可能になっているので、接触面52の角度変化を吸収することができ、接触面52の面接触状態を確実に維持することができる。このため、制御軸16と制御部材26との相対角度を正確に規定することができ、吸気弁12の作用角を高い精度で調整することができる。また、接触面52の面接触状態を確実に維持することができるので、接触面52の面圧を下げることができ、内燃機関運転中の接触面52の摩耗(調整ピン50や制御ピン48の摩耗)を抑制することができる。このため、調整した作用角に狂いが生ずることを確実に防止することができる。
特に、本実施形態では、接触面52を平面としているので、片当たりなどが生ずることがなく、面圧をより小さくすることができる。更に、調整ピン50や制御ピン48の加工も容易である。
また、本実施形態の可変動弁装置10では、制御部材26についても、軸受け孔44を形成するなどの簡単な加工で製造することができる。そして、作用角調整のために必要な部品は、制御ピン48および調整ピン50だけであり、部品点数も少ない。また、調整ピン50と軸受け孔44とは、すきまばめであるので、調整ピン50を挿入する作業も容易である。
また、調整ピン50と制御ピン48とは単に接触しているだけであるので、可変動弁機構10の動作中、制御ピン48を制御軸16のピン挿入孔38から引き抜く方向には強い力が作用することはない。このため、制御ピン48のピン挿入孔38への圧入は、比較的弱い力による簡便な圧入で済ませることができる。このため、圧入工程の簡素化が図れるとともに、圧入時に制御軸16に強い力が作用することを回避できるので、制御軸16の歪み変形等の弊害の発生を確実に防止することができる。
また、可変動弁装置10では、上述した作用角調整機構を用いて吸気弁12の作用角を組立後に精度良く調整することができるので、各構成部材の各孔や各ピンの寸法には、それほど高い精度は要求されない。このため、寸法公差を緩めることができ、加工コストの低減が図れる。また、組み付けが簡便となり、生産性を向上することができる。
上述のようなことから、可変動弁装置10によれば、吸気弁12の作用角を高精度に調整可能にするとともに、組立の容易化、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上述した実施の形態1においては、スライダーローラ22が前記第1の発明における「中間部材」に、中間アーム24が前記第1の発明における「連結部材」に、調整ピン50が前記第1の発明における「調整部材」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
次に、図5および図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。
図5は、実施の形態2における制御ピン48を示す斜視図である。この制御ピン48は、調整ピン50との接触面52と、制御軸16のピン挿入孔38内に挿入される挿入部分56との間に、突出部58を有している。
図6は、実施の形態2における、制御軸16と制御部材26との組立状態での、制御軸16に垂直な平面での断面図である。本実施形態では、制御ピン48の挿入部分56と、ピン挿入孔38とは、すきまばめとされている。つまり、制御ピン48は、制御軸16に対し固定されておらず、ピン挿入孔38に対し、抜き挿し可能になっている。これにより、本実施形態では、制御ピン48をピン挿入孔38に圧入する工程が不要であるので、更に容易に組み立てることができる。一方、組立後の状態では、図6に示すように、突出部58が調整ピン50に係止されるので、制御ピン48と調整ピン50とが接触している限り、制御ピン48が抜けることはない。よって、制御ピン48の抜け止めをするための別個の部材などが不要であり、部品点数削減および組立容易化が図れる。
本実施形態では、吸気弁12の作用角を調整する際、実施の形態1と同様に、調整ピン50を交換してもよいが、制御ピン48を交換してもよい。つまり、制御ピン48の中心線から接触面52までの寸法が異なる多数の制御ピン48を用意しておき、その中から制御ピン48を選択して使用することによって、作用角を調整することもできる。
実施の形態3.
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。
図7は、実施の形態3における、制御軸16および制御部材26の分解状態および組立状態を示す斜視図である。図7に示すように、本実施形態では、制御ピン48と調整ピン50との間にシム60を挟むとともに、制御ピン48と調整ピン50とをボルト62によって固定(連結)することしている。また、ボルト62の緩み止めのためのナット64も設けられている。
図8は、実施の形態3における、制御軸16と制御部材26との組立状態での、制御軸16に垂直な平面での断面図である。図9は、図8中のY−Y線での断面図である。図8および図9に示すように、制御ピン48には、ボルト62を挿通するボルト挿通孔66が形成されている。また、調整ピン50には、ボルト62の雄ネジ部に螺合する雌ネジを有するネジ孔68が形成されている。ボルト62は、ボルト挿通孔66を挿通して、ネジ孔68に螺合し、締め付けられている。これにより、制御ピン48とシム60と調整ピン50とがボルト62により連結されて固定されている。よって、本実施形態では、制御軸16と制御部材26との間に両方向の回転力が作用する場合にも適用可能である。
ボルト62の先端は、ネジ孔68を貫通して反対側に突出しており、その突出部分には、ナット64が螺合して締め付けられている。本実施形態では、このナット64を設けたことにより、調整ピン50のネジ孔68と、ナット64とがダブルナットとして機能する。これにより、可変動弁装置10の作動時における制御軸16の角加速度が激しく変化し、制御軸16と制御部材26との間に作用する回転力が振動するような場合であっても、ボルト62の緩みをより確実に防止することができる。
シム60は、二又部分を有する形状をなしており、図8中でその二又部分がボルト62を上側から跨ぐような状態で配置されている。よって、ボルト62を緩めることにより、シム60を交換することができる。本実施形態では、シム60を、その厚さCが異なるものに交換することにより、制御部材26と制御軸16との相対角度θを変更することができる。これにより、吸気弁12の作用角を調整することができる。
シム60を交換して角度θが変化すると、制御ピン48とシム60と調整ピン50との間の接触面の、制御部材26に対する角度も変化する。このとき、実施の形態1と同様に、調整ピン50が軸受け孔44内で回転することにより、上記接触面の角度変化を吸収することができ、上記接触面の面接触状態を確実に維持することができる。このため、実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、角度θが変化すると、制御ピン48とボルト62との相対位置が変化する。すなわち、図8の構成においては、シム60を薄いものに交換することで角度θが小さく変更されると、制御ピン48に対するボルト62の位置が図中で上方向に移動する。ボルト挿通孔66とボルト62との間には、そのようなボルト位置の変化を許容するための隙間が設けられている。より具体的には、図8中で、ボルト挿通孔66は上下方向に長い長孔になっており、これにより、ボルト62の上側には隙間が形成されている。このような隙間を設けたことにより、シム60を交換して角度θが変化した場合であっても、ボルト62とボルト挿通孔66の内周面とが干渉することを確実に防止することができ、制御ピン48とシム60と調整ピン50との面接触状態を確実に維持することができる。このため、吸気弁12の作用角を常に高い精度で調整することができる。
本実施形態においては、制御ピン48と、制御軸16のピン挿入孔38とは、しまりばめ(圧入)、すきまばめ、の何れの関係になっていてもよい。制御ピン48とピン挿入孔38がすきまばめであっても、ボルト62で固定されているので、制御ピン48が抜けることはない。制御ピン48とピン挿入孔38をすきまばめとすることにより、加工を容易にすることができるとともに、組み付けもより簡便に行うことができる。
なお、上述した実施の形態3においては、シム60が上記第1の発明における「介挿部材」に相当している。
本発明の実施の形態1の可変動弁装置を示す側面図である。 制御軸および制御部材の分解状態および組立状態を示す斜視図である。 制御軸と制御部材との組立状態における、制御軸に垂直な平面での断面図である。 図3中のX−X線での断面図である。 実施の形態2における制御ピンを示す斜視図である。 実施の形態2における、制御軸と制御部材との組立状態での、制御軸に垂直な平面での断面図である。 実施の形態3における、制御軸および制御部材の分解状態および組立状態を示す斜視図である。 実施の形態3における、制御軸と制御部材との組立状態での、制御軸に垂直な平面での断面図である。 図8中のY−Y線での断面図である。
符号の説明
10 可変動弁装置
12 吸気弁
13 カム軸
14 駆動カム
16 制御軸
18 揺動アーム
20 スライダー面
22 スライダーローラ
24 中間アーム
26 制御部材
28 揺動カム面
30 ロストモーションスプリング
32 ロッカーアーム
34 ロッカーローラ
36 油圧式ラッシュアジャスタ
38 ピン挿入孔
40 制御軸挿入孔
42 ピン収容孔
44 軸受け孔
46 軸受け孔
48 制御ピン
50 調整ピン
52 接触面
58 突出部
60 シム
62 ボルト
64 ナット
66 ボルト挿通孔
68 ネジ孔

Claims (8)

  1. 内燃機関のカム軸に設けられたカムと、
    前記カムのカムリフトが弁へ伝達される経路の途中に配置された中間部材と、
    回転角度位置を連続的または段階的に変更可能な制御軸と、
    前記制御軸を中心として回転可能に取り付けられた制御部材と、
    前記制御軸と前記制御部材との相対回転を禁止する回り止め機構と、
    前記制御部材と前記中間部材とを連結する連結部材と、
    を備え、前記制御軸を回転させて前記中間部材の位置を変更することにより、前記弁の作用角を可変とする可変動弁装置であって、
    前記回り止め機構は、
    前記制御軸に形成された孔に挿入され、前記制御軸の径方向に突出する制御ピンと、
    前記制御部材に、前記制御軸と平行に形成された軸受け孔と、
    前記軸受け孔により回転可能に支持された調整部材と、
    を含み、
    前記調整部材と前記制御ピンとが、直接に、あるいは介挿部材を介して、面接触することにより、前記制御軸と前記制御部材との相対回転が禁止されており、
    前記軸受け孔の中心線と前記制御ピンの中心線との距離が変化するように、前記調整部材、前記介挿部材および前記制御ピンの何れかを寸法の異なるものに交換して、前記制御軸と前記制御部材との相対角度を変化させることにより、前記弁の作用角を調整可能であり、
    前記調整部材が前記軸受け孔内で回転することにより、前記相対角度の大きさにかかわらず、前記面接触の状態が維持されるように構成されていることを特徴とする可変動弁装置。
  2. 前記調整部材は、ほぼ円筒状のピンで構成されている請求項1記載の可変動弁装置。
  3. 前記面接触は、平面接触であることを特徴とする請求項1または2記載の可変動弁装置。
  4. 前記調整部材と前記制御ピンとは、直接に接触し、
    前記調整部材を、その中心線から前記制御ピンに対する接触面までの寸法が異なるものに交換するか、あるいは、前記制御ピンを、その中心線から前記調整部材に対する接触面までの寸法が異なるものに交換することにより、前記弁の作用角を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の可変動弁装置。
  5. 前記調整部材と前記制御ピンとは、直接に接触し、
    前記調整部材は、前記軸受け孔の内周面と接触する円筒部を両端に有しており、
    前記調整部材の前記制御ピンに対する接触面は、前記両円筒部の間に、その円筒面より窪んだ面として形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の可変動弁装置。
  6. 前記制御ピンは、前記制御軸の前記孔に対し、すきまばめの状態で挿入されており、
    前記調整部材と前記制御ピンとは、直接に接触し、
    前記制御ピンは、前記調整部材に対する接触面と前記制御軸の前記孔に挿入している挿入部分との間に、突出部を有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の可変動弁装置。
  7. 前記回り止め機構は、
    前記調整部材を貫通するネジ孔と、
    前記制御ピンを貫通するボルト挿通孔と、
    前記ボルト挿通孔を通って前記ネジ孔に螺合することにより前記調整部材と前記制御ピンとを固定するボルトと、
    前記ネジ孔を貫通して突出した前記ボルトの雄ネジ部に装着されたナットと、
    を更に備え、
    前記ボルト挿通孔と前記ボルトとの間には、前記制御軸と前記制御部材との相対角度が変更された場合のボルト位置の変化を許容する隙間が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の可変動弁装置。
  8. 前記弁を押圧するロッカーアームと、
    前記ロッカーアームに設置されたロッカーローラと、
    前記制御軸を中心として揺動可能に設置され、前記カムの回転に伴って揺動する揺動アームと、
    前記揺動アームに形成され、前記ロッカーローラに接触する揺動カム面と、
    前記揺動アームの、前記カムと対向する位置に形成されたスライダー面と、
    を備え、
    前記中間部材は、前記カムと前記スライダー面との間に配置されており、前記制御軸の回転に伴い、前記制御軸の中心に近づく方向および遠ざかる方向に移動することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の可変動弁装置。
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