JP4696521B2 - デマルチプレクサ、光導波路、及び波長多重光伝送モジュール - Google Patents

デマルチプレクサ、光導波路、及び波長多重光伝送モジュール Download PDF

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Description

本発明は、複数の波長を波長ごとに分離する光学デバイスに関し、特に、光ファイバを用いて送信された波長多重光信号を回折格子により分波するデマルチプレクサと、このデマルチプレクサに用いる光導波路及びこのデマルチプレクサを用いる波長多重光伝送モジュールに関するものである。
下記特許文献1には、不等周期平面回折格子がスラブ導波路に配置され、光ファイバからの入射光を、スラブ導波路を通して回折格子で分波し、出射光ガイド導波路に集光して出射する光通信用分波器が開示されている。同様な技術は、下記非特許文献1及び非特許文献2にも開示されている。
これら背景技術においては、入射用の光ファイバ又は光導波路の幅よりも出射用の光ファイバ又は光導波路の幅を大きくすることにより、取り出す波長の透過帯域を広くしている。
しかし、入射側よりも出射側の光ファイバ又は光導波路の幅が大きいため、出射側において光検出器で受光する場合には、光検出器の受光部径を入射側の光ファイバ又は光導波路の幅よりも十分に大きくする必要があった。
そのため、高速な光信号を受光するために受光径の小さな光検出器を用いる必要がある場合には、入射側に、例えば、シングルモードの光ファイバ又は光導波路を用いる必要があった。また、入射用の光ファイバと同種の光ファイバから取り出すことができなかった。
分波した光信号を入射用の光ファイバと同種の光ファイバから取り出すという課題に対して、下記特許文献2に、光デマルチプレクサ及び光マルチプレクサに使用可能な光デバイスとして、複数の波長成分を含む光ビームを放射する出力端を有する第1の光ファイバと、放射された光ビームをコリメートビームに変換するレンズと、コリメートビームを波長成分毎に異なる方向に伝搬する複数の分光ビームに分離して出力する回折格子と、分光ビームの各々が集束させられて結合する入力端をそれぞれ有した複数の第2の光ファイバとを備え、第1の光ファイバは出力端の近傍で拡大されている第1のコアを有し、第2の光ファイバの各々は入力端の近傍で拡大されている第2のコアを有しており、第1のコアの径を第2のコアの径よりも小さしたことにより第1の光ファイバと第2の光ファイバとの結合効率の波長依存性を小さくした光デバイスが開示されている。
この背景技術により、第1のシングルモード光ファイバから入射し分波した光信号を第2のシングルモード光ファイバから取り出すことができ、第1の光ファイバと第2の光ファイバとの間の結合効率の波長依存性において、結合効率の平坦な領域が拡大された。しかし一方で、結合効率の最大値が減少するという問題点が生じた。
特に、背景技術をシングルモード光ファイバに比べてコア径及び開口数が格段に大きなマルチモード光ファイバに適用しようとすると、さらに結合効率が低下してしまうという問題点があった。
なお、下記特許文献3には、光導波路に関して、コアの外周に、コアの屈折率よりも低い屈折率を有する下部クラッドと上部クラッドから構成されたクラッドが配置され、コア及びクラッドがポリマの材料からなるポリマ光導波路及びその製造方法が開示されている。
特開昭61−223711号公報 特開平10−117167号公報 特開2002−258077号公報 アプライドオプティクス誌(Applied Optics)21巻2195頁(1982年) 信学技報OME2002−72巻35頁(2002年)
本発明が解決しようとする課題は、開口数の大きな光ファイバを用いても波長分離特性のよいデマルチプレクサと、このデマルチプレクサに用いる光導波路及びこのデマルチプレクサを用いた波長多重光伝送デバイスを実現することである。
さらに、本発明の別の解決しようとする課題は、入射ビームの波長変動が大きい場合にも、高速変調された光信号を受信できる小型なデマルチプレクサ、このデマルチプレクサに用いる光導波路及びこのデマルチプレクサを用いた波長多重光伝送デバイスを実現することである。
本発明のマルチプレクサは、波長多重された光ビームが入射する光入射部と、前記光入射部に入射した光ビームを伝送する光路と、前記光路で伝送される光ビームを照射して波長ごとに光信号を分離する回折格子とを有するデマルチプレクサにおいて、前記光入射部と前記回折格子との間の前記光路中に前記回折格子の格子ベクトルを含む面内において光ビームの拡がり角を低減する拡がり角低減手段を具備し、前記拡がり角低減手段で拡がり角度を低減した光ビームについて、前記回折格子の溝方向の拡がり角度を低減する集光手段を有し、前記拡がり角低減手段及び前記集光手段により拡がり角度が低減した光ビームを前記回折格子に照射することを特徴とする。
なお、前記回折格子は、略平面上に形成されたチャープ型の回折格子が望ましい。
また、本発明のデマルチプレクサは、波長多重された光ビームが入射する光入射部と、前記光入射部に入射した光ビームを伝送する光路と、前記光路で伝送される光ビームを照射して波長ごとに光信号を分離する回折格子とを有するデマルチプレクサにおいて、前記光入射部と前記回折格子との間の前記光路中に前記回折格子の格子ベクトルを含む面内において光ビームの拡がり角を低減する拡がり角低減手段を具備し、前記光入射部における光ビームの径と、前記拡がり角低減手段から出射される光ビームの拡がり角低減方向の幅が略等しいことを特徴とする。
さらに、本発明のデマルチプレクサは、波長多重された光ビームが入射する光入射部と、前記光入射部に入射した光ビームを伝送する光路と、前記光路で伝送される光ビームを照射して波長ごとに光信号を分離する回折格子とを有するデマルチプレクサにおいて、前記光入射部に光ファイバを設け、前記光入射部と前記回折格子との間の前記光路中に前記回折格子の格子ベクトルを含む面内において光ビームの拡がり角を低減する拡がり角低減手段を具備し、前記光ファイバのコア径をd、開口数をNAf、前記拡がり角低減手段の拡がり角度低減方向のコア幅をD、前記拡がり角低減手段から出射される光線の拡がり角度をφとしたときに、次式(12)の関係を満たすことを特徴とする。
Figure 0004696521
次に、本発明の光導波路は、複数のコアを有する拡がり角低減光導波路において、少なくとも一つコアがテーパ形状を有する第1のコアを有し、前記複数のコアの屈折率が、中心部から外周部にかけて順次減少することを特徴とする。
前記第1のコアの広い側の幅D、前記光導波路のコア全体の幅をWとしたときに、D/Wが0.2以上0.5以下であることが望ましい。
また、前記第1のコアの屈折率をn1、前記第1のコアに接する第2のコアの屈折率をn2、前記第1のコアに入射する光線の最大の開口数をNAfとしたときに、前記第1のコアのテーパ角度αが、次式(9)を満たすことが望ましい。
Figure 0004696521
さらに、前記第1のコアの屈折率をn1、前記第1のコアに接する第2のコアの屈折率をn2としたときに、次式(11)を満たすことが望ましい。
Figure 0004696521
次に、本発明の波長多重光伝送モジュールは、信号伝送用光ファイバとの接合部と、デマルチプレクサと、前記デマルチプレクサの光検出器アレイからの信号を増幅し、波形整形する受信回路とを有する波長多重光伝送モジュールにおいて、前記接合部と前記デマルチプレクサとを接続するマルチモード光ファイバを備え、前記デマルチプレクサとして本発明に係るデマルチプレクサを用いることを特徴とする。
また、本発明の波長多重光伝送モジュールは、信号伝送用光ファイバとの接合部と、デマルチプレクサと、前記デマルチプレクサの光検出器アレイからの信号を増幅し、波形整形する受信回路と、光源アレイと、前記光源アレイを駆動する送信回路と、前記光源アレイからの光信号を合波するマルチプレクサとを有する波長多重光伝送モジュールにおいて、前記接合部と前記デマルチプレクサとを接続するマルチモード光ファイバと、前記接合部と前記マルチプレクサとを接続するシングルモード光ファイバとを備え、前記デマルチプレクサとして本発明に係るデマルチプレクサを用いることを特徴とする。
本発明のデマルチプレクサは、光ファイバから出射されるビームの幅をほぼ保ったままビームの拡がり角度を低減する光導波路を設けたため、開口数の大きな光ファイバを用いても光損失を低減でき、波長分離特性のよいデマルチプレクサを提供できる。
さらに、小型なデマルチプレクサにおいても受光径の小さな光検出器を離して設置でき、高速変調された光信号を受信できるという利点がある。
本発明に用いたデマルチプレクサに入力する光信号は、必ずしも変調されていなくてもよく、また同時に複数の波長を含まなくてもよいため、単に波長を分離して光強度を検出又は光信号を分離して取り出す分光器にも適用できる。
開口数の大きな光ファイバを用いてもデマルチプレクサの波長分離特性を良くするために、光ファイバから出射されるビームの幅をほぼ保ったままビームの拡がり角度を低減する光導波路を用いた。以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例の上面図である。波長多重化されて伝送してきた光信号は、光伝送媒体である光ファイバ10から出射され、デマルチプレクサ1に入射される。本実施例においては、4波長多重する場合について示している。光ファイバ10の端面を光入射部とし、拡がって入射された入射光線30は、拡がり角低減手段として用いた拡がり角低減光導波路34により波長分離手段であるチャープ型回折格子14の格子溝に対して垂直な方向(格子ベクトルを含むx−y面内)の拡がり角度を低減される。さらに、集光手段としてのシリンドリカルレンズ12aによりチャープ型回折格子14の格子溝方向(z方向)の拡がりが低減され、この方向についてほぼ平行光となり、チャープ型回折格子14に照射される。
チャープ型回折格子14には、平行な直線格子溝を持ち格子ピッチをチャープ化した平面回折格子を用いた。チャープ型回折格子14はx−y面内において拡がって入射した入射光線30を回折し集光するように格子間隔を変化させており、チャープ型回折格子14で回折された出射光線32は波長により異なる位置に集光される。
チャープ型回折格子14により回折し集光された光線は、集光手段としてのシリンドリカルレンズ12bによりチャープ型回折格子14のz方向について受光用光導波路20に入射するように入射端面に集光される。
受光用光導波路20は、入射部側にスラブ導波路部22、その後段にテーパ導波路部24とピッチ変換導波路部25を有している。スラブ導波路部22に入射した光線は、z方向についてはスラブ導波路に閉じ込められて伝搬し、スラブ導波路の面(x−y面)内についてはチャープ型回折格子14の集光作用により、波長帯ごとに設けられたテーパ導波路24との接合部23に集光される。
分離集光された光線は、それぞれの波長帯に対応するテーパ導波路部24に入射し、ピッチ変換導波路部25を通り、それぞれの波長帯に対応した受光部を有する光検出器アレイ26により検出される。
光導波路基板28上には、回折格子面16を有するチャープ型回折格子14、拡がり角低減光導波路34、集光手段としてのシリンドリカルレンズ12a、12b、受光用光導波路20が固定されている。
図2(a)は、拡がり角低減光導波路34の実施例の上面図であり、図2(b)はA−A’面での側面図である。拡がり角低減光導波路34は、中心部に設けられた第1コア36と、この第1コア36の外側に設けられた第2コア38と、第1コア36と第2コア38を覆うクラッド40よりなっている。
第1コア36の屈折率は、第2コアの屈折率よりも大きくした。第1コア36は、x−y面内においては、光入射側から出射側にかけてコア幅が減少するテーパ形状をしており、高さ方向については一定の厚さとしている。一方、第2コア38は一定の断面形状とした。
本実施例においては、第1コア36の上面及び下面には第2コア38を形成せず、第1コア36とクラッド40が直接接するようにして光導波路構造とした。光ファイバ10には、グレーデッドインデックス型(以下、単に「GI型」という。)のマルチモード光ファイバを用いた。第2コア38は、光ファイバコア42よりも大きくなるように寸法を定めた。
GI型マルチモード光ファイバを用いたため、光ファイバコア42の中心部から出射される光線は拡がり角が大きく、外周部にかけて出射される光線の最大拡がり角度は減少している。その結果、光ファイバコア42の中心部から出射される拡がり角の大きな光線は第1コア36に入射し、第2のコア38に入射する光線の拡がり角度は小さい。
第1コア36に入射した光線のうち、拡がり角度が大きく第1コア36と第2コア38との界面39に臨界角度よりも小さな入射角度をもって入射する光線は、界面39を透過する。テーパを持った界面39を透過するために、透過した光線の拡がり角度は低下する。
図3に示したように、光線の角度を光軸方向に対する角度とすると、界面39に臨界角度で入射する光線の角度θ1cは、次式(1)で表される。
Figure 0004696521
ここで、n1は第1コアの屈折率、n2は第2コアの屈折率を示す。
このとき、次式(2)となる光線は、第1コア36から第2コア38に透過する。
Figure 0004696521
透過後の光線の角度θ2は、n2cos(θ2+α)=n1cos(θ1+α)であるから、次式(3)となり、θ2<θ1であるから、拡がり角度が減少する。
Figure 0004696521
この光線が、拡がり角低減光導波路34より出射される際の拡がり角度θ3は、次式(4)となる。
Figure 0004696521
また、入射光線の角度θ0は、次式(5)となる。
Figure 0004696521
式(4)(5)において、n2<n1、θ2<θ1であり、n2sinθ2<n1sinθ1となるから、次式(6)となる。
Figure 0004696521
このように、第1コアを透過した光線は、拡がり角が低減されて拡がり角低減光導波路34より出射される。
次に、望ましい界面39のテーパ角度αについて、図4を用いて説明する。第1コア36に入射した光線の中で角度が小さくθ1≦θ1Cである光線は、第1コア36内において、界面39での臨界角度を超えるまで全反射を繰り返すため拡がり角が増加する。この第1コア36中に閉じ込められて伝搬する光線の角度を第1コア36に入射する最大の光線の角度θ1mよりも小さく保つためには、すなわち、θ1c+2α≦θ1mとするためには、界面39で全反射した光線の角度がθ1mよりも小さければよい。つまり、式(1)からθ1c+α=cos-1(n2/n1)であるから、次式(7)となるように、テーパ角度αを選べばよい。
Figure 0004696521
ここで、光ファイバの開口数をNAfとすれば、次式(8)と考えればよい。
Figure 0004696521
したがって、テーパ角度αは、次式(9)とすればよく、特に、ほぼ等号が成り立つようにαを定めることが望ましい。
Figure 0004696521
第2コア38とクラッド40との界面41においては、全ての光線が全反射するようにすればよく、開口数を光ファイバ10の開口数と同程度、又は、光ファイバ10の開口数よりも大きくすればよく、クラッド40を設けず空気との界面での全反射を用いることもできる。
第2コア38とクラッド40との界面41で全反射した光線が第1コア36を透過すると拡がり角度が増加するために、第1コア36を透過しないようにすることが望ましい。そのために、第1コア36の入射側の幅Dを、第2コア38の幅Wよりも小さくすることが望ましい。
また、拡がり角度低減光導波路34の出射側においては、第1コア36に閉じ込められ拡がり角度が大きいまま出射される光線を少なくするために、第1コア36の出射側における幅はなるべく小さいほうがよく、図3,4に示すように、実質的に幅がない形状とすることが望ましい。
このように、第1コア36に入射した光線は界面39で反射しながら最終的には第2コア側に透過して拡がり角低減光導波路34より出射される。また、第2コア38に直接入射する光線は拡がり角度が小さく、拡がり角度を保ったまま出射される。そのため、拡がり角低減光導波路34から出射される光線の拡がり角を、光ファイバ10から出射される光線の拡がり角度よりも小さくすることができる。
以上のように、本実施例の拡がり角低減光導波路34は、光ファイバ10として開口数の大きなGI型光ファイバに適用することが有効であり、一般的に用いられているGI型マルチモード光ファイバの規格の中で開口数が大きな、開口数0.275、コア径62.5μmのGI型マルチモード光ファイバ(以下「62.5MMF」という。)への適用が特に有効である。
そこで、光ファイバ10として62.5MMFを用い、第1コア36と第2コア38の幅の比D/Wを変えて拡がり角低減光導波路34から出射される光線のファーフィールドパターンを測定した。
図5にコア幅の比D/Wに対する、拡がり角低減光導波路34から出射される光線の拡がり角度(全幅での角度)、図6に62.5MMFから出射される光線のピーク光強度に対する拡がり角低減光導波路34から出射される光線のピーク光強度の比を示す。
第1コア36と第2コア38の屈折率より求めたコア部の開口数は0.269としたため、式(9)から、テーパ角度αは0.24°とした。なお、このコア部の開口数は、次式(10)により求められるものである。
Figure 0004696521
図5から、D/W=0.4付近において拡がり角度が最小となることが示される。図7にD/W=0.4における拡がり角低減光導波路34および光ファイバ10からのファーフィールドパターンを示す。光ファイバからの出射光の拡がり角度32°(±16°)が、D/W=0.4において18°(±9°)に低減されている。
また、図6において、D/W=0.3付近においてピーク強度比が最大となることが示される。ピーク強度比が大きいほど平均的な拡がり角が低減していることを示しているため、ピーク強度比は大きいこと望ましい。したがって、D/Wは0.3以上0.4以下が特に望ましい。
さらに、第1コア36と第2コア38の屈折率を変えて検討した結果、0.3以上0.5以下の範囲において拡がり角度が最低となり、0.2以上0.4以下の範囲において強度比のピークがあることが示された。したがって、D/Wをこれらの範囲に含まれるように選ぶことが望ましい。
つまり、拡がり角度とピーク強度を共に考慮するとD/Wは0.2以上0.5以下とすることが望ましい。ただし、これら範囲の前後においても拡がり角度低減、ピーク強度比向上の効果が得られるものであり、D/Wが0.1以上0.8以下であれば20%の拡がり角度低減、ピーク強度向上の効果が得られるために、拡がり角度を余り低減する必要のない場合には適用することができる。
図8に第1コア36と第2コア38によるコア部の開口数に対するピーク強度比と拡がり角度の関係を示す。コア部のNAを大きくし光ファイバのNAに近づけるほどピーク強度比が増加し、拡がり角度が減少しているため、コア部のNAは大きいことが望ましい。特に、コア部のNAが0.263付近でピーク強度比に変曲点が見られるため、NAは、特に、0.263以上が望ましい。すなわち、次式(11)とすることが望ましい。
Figure 0004696521
一方、コア部のNAが光ファイバのNAに近づくと拡がり角低減光導波路34の長さLが長くなり、導波損失が増加するため、式(11)に示したように、コア部のNAは0.273以下が望ましい。
本実施例の拡がり角低減光導波路34においては、ビームの幅を光ファイバコア径と同程度に保ったまま、拡がり角度を上記したように、少なくとも20%以上低減できるため、光ファイバのコア径をd、拡がり角低減光導波路34からのビームの拡がり角度をφとし、このときのコア全体の幅をWとすると、次式(12)とすることができる。
Figure 0004696521
一方、レンズを用いても拡がり角度を低減できるが、レンズ等を用いた場合には、ビーム径Dlも広がるため、次式(13)となる。
Figure 0004696521
したがって、レンズ等を用いた場合には拡がり角φを小さくするためにはビーム幅を大きくする必要があるのに対し、本実施例の拡がり角低減光導波路34を用いた場合には、式(12)から、コア全体の幅Wを光ファイバのコア径dと同程度としても拡がり角度φを低減できるものである。


このように、本実施例の拡がり角低減光導波路34においては、x−y面内において、ビーム幅を光ファイバのコア径と同程度に保ったまま拡がり角度を低減することができる。なお、拡がり角低減光導波路34のコア断面は光ファイバ10とパッシブアライメントができる程度に光ファイバ10のコア径よりも大きいことが望ましく、このアライメント尤度を含めて、ビーム幅が光ファイバコア径の120%以下であれば、式(12)を満たしており、光ファイバのコア径と同程度とみなすことができる。
なお、ビームの拡がり角度は、一般的に用いられている測定法を用いて測定すればよいものであり、例えば、光強度がピーク強度のe-2又は10%となる角度とすればよい。
ここで、拡がり角低減光導波路34の作製法について示す。ここでは、例えば、上記特許文献3に開示されているように、光露光により作成したポリマ光導波路を用いた。シリコンあるいはガラスの光導波路基板上に、図2(b)に示すように、クラッド40の一部として下部クラッドを塗布し、形成する。下部クラッド上に第1のコア36を構成するコア材膜を塗布し、フォトマスクを通して紫外線を露光し、第1のコア36を形成する。さらに、第2のコア38を構成するコア材膜を塗布し、フォトマスクを通して紫外線を露光し、第2のコア38を形成する。第1のコア36上部に残った第2のコア38材は、研磨して取り除くことができる。第1のコア36上部に残った第2のコア38材が問題とならない場合には、そのままとしてもよい。最後に、クラッド40材を塗布し、拡がり角低減光導波路34を形成する。
拡がり角低減光導波路34は、本作製法に限定するものではなく、フォトリソグラフィ法により反応性イオンエッチング等のエッチングにより形成してもよく、導波路材料も、ガラス等の無機材料を用いても作製できるものである。
本実施例の拡がり角低減光導波路34においては、チャープ型回折格子14の格子ベクトルを含む面内(x−y面内)の拡がり角度を低減するように側面のみにテーパを有するようにしたが、上下面もテーパを形成しチャープ型回折格子14の溝方向(z方向)についても拡がり角を低減するようにしてもよい。
また、拡がり角低減光導波路34を円筒形とし、円錐状に第1コアの径を変化させてもよい。これらの場合、z方向の拡がり角度低減の効果が十分な場合には、シリンドリカルレンズ12aを用いなくてもよい。
さらに、本実施例の拡がり角低減光導波路34は、1個のテーパ形状をしたコアを用いて構成したが、テーパ形状をしたコアの数を増やしてもよく、その場合には、クラッド40側に向かって順次屈折率が小さくなるように配すればよい。さらに、第1コア36を連続的に屈折率が変化する屈折率分布型とすれば、さらに大きな拡がり角度低減の効果が得られるものである。
また、第2コア38を光の進行についてコア径を広げるテーパ形状とすると、さらに拡がり角度低減の効果が得られるものである。逆に、第2コア38を光の進行についてコア幅を狭めるテーパ形状とすると、拡がり角度を光ファイバと同程度とし、ビーム幅を光ファイバよりも小さくすることもできる。
本実施例では、光出射側にかけてコア径が減少するテーパ形状の光導波路構造を用い、テーパ部からの漏れ光を利用して拡がり角を低減したが、光出射側にかけてコア径が増加するテーパ形状の光導波路構造を用いても拡がり角を低減できる。この場合には、出射される光ビームの径は増加する。本実施例の拡がり角低減光導波路34においては、出射するビームの大きさを光ファイバ10のコア径と同程度とすることができるため、コア径が増加するテーパ形状よりも望ましい。
本実施例においては、第1コア36の上部及び下部は、クラッド40と直接接するようにしたが、第1コア36とクラッド40との間に第2コア38がくるようにしてもよい。
また、本実施例の拡がり角低減光導波路34の出射端に、レンズ形状、又はプリズム形状を設けてもよい。この場合、さらに拡がり角低減の効果を向上することができる。
本実施例では、シリンドリカルレンズ12aを用いてチャープ型回折格子14の溝方向(z方向)の拡がり角度を低減した。シリンドリカルレンズ12aの焦点位置に拡がり角度低減光導波路34の出射端面が来るように配置することにより、z方向についてほぼ平行な光線を入射することができる。
また、チャープ型回折格子14で回折した光線が受光用光導波路20に入射するように、シリンドリカルレンズ12bを用いてz方向について受光用光導波路20の入射端面に集光した。本実施例よりもリトロー配置に近く配置した場合には、1個のシリンドリカルレンズで入射と出射の光線の集光を兼用してもよい。
さらに、本実施例においては、空気層を介してチャープ型回折格子14に光が入射するようにしたが、ガラス、プラスチック等の光学部材に回折格子を形成してもよく、さらに、この光学部材にシリンドリカルレンズを一体化し、光学部材を通してチャープ型回折格子14に光線を入射してもよい。
その場合は、光学媒体の屈折率に合わせて、格子定数を変更すればよく、またブレーズ角も合わせて調整すればよい。光学部材を用いることにより、回折効率を低下させることなく、光路を短くすることができ、波長分離デバイスを小型化できる。
チャープ型回折格子14としては、高い回折効率が得られるように、格子溝の断面形状が直角三角形をしたいわゆるエシュレット型を用いた。チャープ型回折格子14の格子定数は、所望の集光性能を有するように格子の場所の関数としてチャープさせた。個々の格子溝の位置は、光線の入射位置及び出射位置から定めることができる。チャープに加えて、回折効率を大きくするためにブレーズ角も各格子位置での入出射角度に合わせて変化させることが望ましい。
本実施例の回折格子は、回折格子を領域に区切り、領域内では一定のブレーズ角度とし、領域ごとにブレーズ角度を最適化することにより回折効率が高くなるようにした。
本実施例の回折格子の作成には、ルーリングエンジンを用いた。ルーリングエンジンを用いて領域ごとに一定のブレーズ角度で格子定数を変化させながら加工した。デマルチプレクサにはこの回折格子をマスターとして作成したレプリカを用いた。
格子パターンの加工は、本実施例に用いたルーリングエンジンの他にも、3次元NC加工機を用いても加工しもよく、また、フォトリソグラフィの手法を用いて、Si等の基板に連続的にブレーズ化したチャープ回折格子を作成することもできる。
回折格子については特に限定するものではなく、エシュレット格子以外にも波型形状や、矩形状のバイナリ回折格子の場合や、その他任意の溝形状の回折格子にも適用できるものである。
また、平面状のチャープ型回折格子に限らず、円筒面に形成した凹面回折格子、球面に形成した凹面回折格子、等間隔平面回折格子を用いることができる。球面に形成した凹面回折格子の場合には、シリンドリカルレンズを用いる必要はなく、等間隔平面回折格子を用いる場合にはシリンドリカルレンズに変えて球面レンズを用いればよい。
ただし、拡がり角低減光導波路34を用いることによって、チャープ型回折格子14に光線の当たる領域を狭くできるため、チャープ型回折格子14内の格子ピッチ変化を小さくすることができる。そのため、チャープ型回折格子14の回折効率を高くすることができるとともに、回折格子の加工が容易になる。さらに、チャープ型回折格子を用いることにより、デマルチプレクサの設置面積に加えて、高さを薄くできるため望ましい。
図9に本実施例の受光用光導波路20の上面図を示す。ここでは、コア部のみ示している。本実施例における受光用光導波路20は、スラブ導波路部22、テーパ導波路部24、ピッチ変換導波路部25で構成される。
本実施例では、チャープ型回折格子14を用いているため、デマルチプレクサに入力された光信号の波長によって集光点が横方向(y方向)に移動するとともに焦点距離の変化(x方向への移動)も起こる。そこで、スラブ導波路部22により波長変動に伴う焦点距離変化(x方向)に対応し、テーパ導波路部24により回折角度変化による横方向(y方向)の集光位置移動に対応する構成としている。
チャープ型回折格子14により回折された信号光は、シリンドリカルレンズ12bによりスラブ導波路部22の入射端に集光され、受光用光導波路20に入射する。そのため、シリンドリカルレンズ12bによる光結合と光検出器アレイ26の受光径を考慮し、光検出器アレイ26に信号光が効率よく結合するように受光用光導波路20の厚さを定めた。
チャープ型回折格子14で集光された光線は、スラブ導波路部22とテーパ導波路部24との接合部23に焦点を結ぶようにスラブ導波路部22の形状を定めた。波長が短いほどチャープ型回折格子14の焦点距離が長くなるため、短波長側ほど入射端から接合部23までの距離を長くした。テーパ導波路部24は接合部23側から光の進行方向に沿ってコア幅が減少するテーパ形状をしており、波長変動によって接合部23上を集光位置が変動しても所定の光検出器アレイ26に結合することができるようにしている。
また、本実施例においては、ピッチ変換導波路部25を設けて光導波路アレイ間のピッチtをTに広げ、検出器間隔の広い光検出器アレイ26に光信号を結合する構成としている。ピッチ変換導波路部25の導波路幅はほぼ均一とした。スラブ導波路部22、テーパ導波路部24、ピッチ変換導波路部25は同一の基板上に一括して形成し、コアの厚さは一定とした。
本実施例においては、テーパ導波路部24を用いているために受光径の小さな光検出器アレイ26にも効率良く光信号を結合できるとともに、受光径を小さくすることで光検出器アレイ26の光検出器間を離すことができるため電気的なクロストークを低減でき高速変調された光信号を受光することができる。
加えて、ピッチ変換導波路部25を設けることにより、光検出器アレイ26の検出器間隔をさらに広くすることができ、テーパ導波路部24のみを用いて光検出器アレイ26に結合する場合に比べて、より高速変調された光信号を受信できる。
また、ピッチ変換導波路部25を用いることにより分散の小さなチャープ型回折格子14を用いても検出器間隔の広い光検出器アレイ26とピッチを合わせることができるため、デマルチプレクサを小型化できるとともに、格子ピッチが大きく分散の小さなチャープ型回折格子14を用いることができるため回折効率を大きくすることができる。
効率よく光検出器アレイ26までビームを伝搬するためには、受光用光導波路20の開口数、特に、テーパ導波路部24の側面の開口数は大きいほうが望ましい。そのために、クラッドを設けず空気層との直接接するようにしてもよく、又は、上部及び下部のみクラッドを設け、テーパ部の側面は空気層としてもよい。
さらに、薄層のクラッドの外側に金属膜を形成すると、仮に光線がクラッドを透過しても金属膜で反射して光検出器に到るため、検出効率を向上できる。光検出器アレイ26は、ピッチ変換導波路部25からのビームが光検出器に効率よく結合するように位置を調整し、ピッチ変換導波路部25の出射端に接着固定した。
本実施例の受光用光導波路20も、例えば、上記特許文献3に開示されているように、光露光により作成したポリマ光導波路を用いた。あるいは、フォトリソグラフィ法により反応性イオンエッチング等のエッチングにより形成することもでき、導波路材料も、ガラス等の無機材料を用いても作製できる。
本実施例のように、拡がり角低減光導波路34を用いることによって、テーパ導波路部24での損失を低減できる。さらに、テーパ導波路部24からピッチ変換導波路部25に結合する光線の拡がり角も小さくすることができるため、ピッチ変換導波路部25の曲がり導波路での放射損失を抑制することができ、受光用光導波路20の損失を低減できる。
テーパ導波路部24は短いほどテーパの角度がきつくなるため、テーパ導波路部24内を伝搬する際のテーパによる拡がり角の増加の度合いが大きく、光損失が生じ易い。そのため、短波長側の短いテーパ導波路部24ほどピッチ変換導波路部25を直線に近く配置することが望ましい。
本実施例においては、短波長側の光信号を導波するテーパ導波路部24aに接続するピッチ変換導波路部25aの曲率を小さくして直線に近い形状とし、長波長を導波するピッチ変換導波路部25dにかけて順次曲率を大きくした。
本実施例では、ピッチ変換導波路部25を設けて光検出器間隔の広い光検出器アレイ26と結合したが、テーパ導波路部24の角度を調整することによってピッチ変換導波路部25を設けずに光検出器アレイ26の光検出器間隔と合わせてもよい。
また、光検出器間隔の小さな光導波路アレイ26を用いる場合には、ピッチ変換導波路部25はなくてもよい。また、回折格子に凹面回折格子、等間隔平面回折格子等を用いた場合のように、波長が変化してもx方向の焦点位置変化がほとんど生じない場合には、スラブ導波路部22を設けなくてもよい。
図10に本実施例のデマルチプレクサの特性を示す。本実施例においては、波長間隔24.5nmの4波長の光信号を分波した。受光用光導波路20の接合部23においてテーパ導波路部24のピッチtを250μmとし、ピッチ変換導波路部25によりTを500μmに拡大して光検出器アレイ26に結合した。拡がり角低減光導波路34を用いることにより、用いない場合に比べてデマルチプレクサの損失が低減することを確認した。
本実施例においては、光ファイバ10として、コア径62.5μm、開口数0.275の62.5MMFを用いた。マルチモード光ファイバは開口数が大きいため、入射光線30の拡がり角が大きく、本実施例の場合、開口数から求まる拡がり角は±16°となる。
本発明は、特に、開口数の大きなマルチモード光ファイバを入射用光ファイバ10として用いる場合に有効である。ただし、想定したマルチモード光ファイバよりも開口数又はコア径の小さな光ファイバを接続した場合にも、想定したマルチモード光ファイバを接続した場合と同等以上の特性が得られるため、光ファイバ10を開口数の大きなマルチモード光ファイバに限定するものではなく、開口数又はコア径の小さな光ファイバを接続してもよい。
本実施例においては、62.5MMFに換えてシングルモード光ファイバや、例えば、コア径50μm、開口数0.2のマルチモード光ファイバ(以下「50MMF」という。)等を接続することもできる。
また、62.5MMFに変えて他のGI型マルチモード光ファイバに対応するように仕様を定めることもできる。GI型マルチモード光ファイバのコア径及び開口数は、それぞれ50μm以上、0.2以上が一般的に用いられているため、望ましい。例えば、62.5MMF以外では、50MMFや、さらにコア径の大きなGI型のプラスチック光ファイバ等を用いることもできる。
本実施例では、光ファイバ10を光導波路基板28に接着し固定した。ただし、光ファイバ10に光信号伝送用の光ファイバを用い、光ファイバ10を固定せずデマルチプレクサ1に挿抜するようにしてもよい。その場合には、挿入ガイド等を用いることにより、光コネクタに固定された光ファイバ10が挿抜されても所定の位置に突き合わされるようにすればよい。しかし、光ファイバ10を光導波路基板28に固定することにより、特性の長期安定性に優れ、望ましい。
また、光ファイバ10を固定した場合は、伝送用光ファイバを光ファイバ10のもう一端側に突き合わせてデマルチプレクサ1に光を入射すればよい。その場合、伝送用光ファイバの開口数及び径は、光ファイバ10と等しいか光ファイバ10よりも小さければよい。したがって、光ファイバ10には、光ファイバ10と同じGI型マルチモード光ファイバを接続してもよく、ファイバ径・開口数の小さなシングルモード光ファイバ(SMF)やコア径50μmのマルチモード光ファイバ(50MMF)を接続することもできる。
図11は、本発明の一実施例の上面図であり、図12は本実施例に用いた受光系の上面図である。実施例1と同じものは同一の符号を付しており、実施例1と異なる点について詳しく説明する。本実施例では、受光用光導波路部20と光検出器アレイ26との間にレンズアレイ46を設け、受光用光導波路部20のピッチ変換導波路部25から出射された光信号をレンズアレイ46で集光して光検出器アレイ26に結合している。
ピッチ変換導波路部25を設けたために、光検出器アレイ26の光検出器間隔を広くすることができる。そのため、レンズアレイ46のレンズ径を大きくすることができ、レンズアレイ46の作動距離を大きくできる。
また、拡がり角低減光導波路34を用いているために、ピッチ変換導波路部25から出射されるビームの拡がり角度が小さくなるためにレンズアレイ46の開口数を小さくでき、やはりレンズアレイ46の作動距離を長くすることができる。
レンズアレイ46の作動距離を長くした結果、レンズアレイ46と光検出器アレイ26の受光面との間隔を大きくすることができるために、光検出器アレイ26単体をパーケージング化し、封止することができた。したがって、光検出器アレイの信頼性を向上することができる。
本実施例では、レンズピッチ500μmで、NA0.6のレンズを両面に形成したシリコンのレンズアレイ46を用いた。レンズアレイ26には反射防止コートを施して、表面反射による損失を低減した。
図13に本実施例のデマルチプレクサの分波特性を示す。拡がり角低減光導波路34を用いて拡がり角度を低減したため、拡がり角低減光導波路34を用いない場合に比べて効率良く光検出器に光結合することができた。
図14にレンズアレイ46の開口数と損失の関係を示す。開口数が0.5より小さくなると損失が急激に増加しており、レンズアレイ46の開口数は0.5以上が望ましい。
本実施例では、レンズを用いて受光用光導波路20と光検出器アレイ26とを光結合しているため、受光用光導波路20からのビーム径を縮小するようにレンズアレイ46を配すれば、より受光径の小さな光検出器を持った光検出器アレイ26を用いることができるようになり、さらに高速変調された光信号を受信できるようにすることができる。
図15は、本発明の一実施例の上面図であり、図16は本実施例に用いた受光系の上面図である。実施例1と同じものは同一の符号を付しており、実施例1と異なる点について詳しく説明する。本実施例においては、受光用光導波路20に光ファイバアレイ44を接続し、光ファイバアレイ44より光信号を取り出した。
本実施例では、光ファイバアレイ44のピッチとテーパ導波路部24のピッチを合わせたため、ピッチ変換導波路部を用いる必要はない。光ファイバのジャケットが太い場合には、ピッチ変換導波路部を設けてもよい。
拡がり角低減光導波路34を用いたことにより、受光用光導波路20に入射するビームの拡がり角度を光ファイバ10から出射されるビームの拡がり角度よりも小さくすることができるため、テーパ導波路部24を用いて光線を絞っても光ファイバアレイ44の開口数と整合させることができ、光ファイバアレイ44に効率良く光を結合することができる。
本実施例においては、光ファイバアレイ44に入射光ファイバ10と同じ62.5MMFを用いた。テーパ導波路部24と光ファイバアレイ44との光結合効率を高くするためには、光ファイバアレイ44の開口数を光ファイバ10の開口数よりも大きくすることが望ましく、また、ステップインデックス型の光ファイバを用いることが望ましい。しかし、拡がり角低減光導波路34を用いて開口数を整合することにより、光ファイバ10の開口数と同じまたは小さな開口数を持つ光ファイバアレイ44と効率良く光結合することもできる。
図17は、本発明の波長多重光伝送モジュールの実施例を示す構成図である。伝送用光ファイバ74a、74bは、コネクタ96により光伝送モジュール80に接続され、それぞれ光ファイバ10、シングルモード光ファイバ11と突き合わせられる。
受信用の伝送用光ファイバ74aを伝送してきた波長多重信号は、伝送用光ファイバ74aに突き合わされたマルチモードの光ファイバ10に入射し、本発明のデマルチプレクサ1で波長ごとに分離されて光検出器アレイ26で検出される。検出された信号は、受信回路86により増幅され、波形整形される。さらに、パラレルーシリアル変換回路90により、波長多重化されて伝送されてきた信号をシリアル信号に変換して出力する。
送信する場合には、入力された信号をシリアルーパラレル変換回路92で信号を分離し、送信回路88で信号ごとにレーザダイオードアレイ94の各光源を駆動し、波長の異なる光信号とする。各光信号は、シングルモードの光カプラにより構成されるマルチプレクサ84で多重化し、シングルモード光ファイバ11に出力する。シングルモード光ファイバ11を通して送信用の伝送用光ファイバ74bに結合され、送信される。
シングルモード光ファイバ11及びマルチモードの光ファイバ10を用いて伝送用光ファイバ74a、74bと結合しているため、伝送用光ファイバ74a、74bにはマルチモードファイバ、シングルモードファイバのどちらでも用いることができる。
本実施例では、光ファイバ10にコア径62.5μmのGI型マルチモードファイバを用いているため、伝送用光ファイバ74a、74bとして、シングルモード光ファイバ、コア50μm及び62.5μmのマルチモード光ファイバ等を用いることができる。
本実施例においては、多重化されて伝送されてきた中心波長1275.7、1300.2、1324.7、1349.2nmの24.5nm間隔の4波長を分離する構成とした。この中心波長に対して、光源の製造・温度・スペクトル分布による波長ばらつきにより、最大±6.7nm変動するものとした。波長ばらつきは、光源の作成・特性により決まるものであり、特に厳しい光源の選別を必要としない範囲として必要なものである。
拡がり角低減光導波路34を用いることにより、受光径の小さな光検出器を用いることができ、さらにピッチ変換を行うこともできるようになったため、小型なデマルチプレクサにおいても光検出器間隔の広い光検出器アレイ26を用いることが可能となった。そのため、高速変調した光信号を分離し受信できるようになり、本実施例においては、それぞれの波長が3Gbpsで変調された光信号を受信した。
本実施例では、マルチプレクサ84と伝送用光ファイバ74bとの間をシングルモード光ファイバ11で結合したが、伝送用光ファイバ74bにマルチモード光ファイバのみを用いる場合には、シングルモード光ファイバ11に代えてマルチモード光ファイバを用いればよく、その場合は、マルチプレクサ84にもマルチモードの光導波路を用いればよい。マルチモードの光導波路を用いることにより、マルチプレクサ84とレーザダイオードアレイ94との調整が容易になる。また、シングルモード光ファイバ11を用いずにマルチプレクサ84から伝送用光ファイバ74bに直接光信号を入力してもよい。
本実施例では、送信と受信の両方の機能を有する波長多重光伝送モジュールについて示したが、受信部のみを有する波長多重光伝送モジュールとしても本発明の効果を得られるものである。
本発明は、マルチモード光ファイバにより送信された光信号を受信するのに適しており、上記のようにCWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing)に適したものである。ただし、DWDM(Dense WDM)への適用を制限するものではない。また、波長多重数4の場合について説明したが、多重数を限定するものではなく、用いるシステムに合わせて適宜選定すればよい。
デマルチプレクサの実施例1の上面図 拡がり角低減光導波路の上面図及び側面図 拡がり角低減光導波路に入射し透過する光線の説明図 拡がり角低減光導波路に入射し全反射する光線の説明図 拡がり角低減光導波路のコア幅の比D/Wに対する拡がり角低減光導波路から出射される光線の拡がり角度の関係図 拡がり角低減光導波路から出射される光線のピーク光強度比を示す図 拡がり角低減光導波路から出射される光線のファーフィールドパターンを示す図 拡がり角低減光導波路の第1コアと第2コアによるコア部の開口数に対するピーク強度比と拡がり角度の関係図 受光用光導波路の上面図 デマルチプレクサの特性図 デマルチプレクサの実施例2の上面図 実施例2の受光用光導波路の上面図 実施例2のデマルチプレクサの分波特性図 レンズアレイの開口数と損失の関係図 デマルチプレクサの実施例3の上面図 実施例3の受光用光導波路の上面図 波長多重光伝送モジュールの説明図
符号の説明
1…デマルチプレクサ、10…光ファイバ、11…シングルモード光ファイバ、12a、12b…シリンドリカルレンズ、14…チャープ型回折格子、16…回折格子面、20…受光用光導波路、22…スラブ導波路部、23…接合部、24…テーパ導波路部、25…ピッチ変換導波路、26…光検出器アレイ、28…光導波路基板、30…入射光線、32…出射光線、34…拡がり角低減光導波路、36…第1コア、38…第2コア、39…界面、40…クラッド、41…界面、42…光ファイバコア、44…光ファイバアレイ、46…レンズアレイ、74a、74b…伝送用光ファイバ、80…光伝送モジュール、84…マルチプレクサ、86…受信回路、88…送信回路、90…パラレルーシリアル変換回路、92…シリアルーパラレル変換回路、94…レーザダイオードアレイ、96…光コネクタ

Claims (13)

  1. 波長多重された光ビームが入射する光入射部と、前記光入射部に入射した光ビームを伝送する光路と、前記光路で伝送される光ビームを照射して波長ごとに光信号を分離する回折格子とを有するデマルチプレクサにおいて、
    前記光入射部にグレーデッドインデックス型のマルチモード光ファイバを接続して、前記光入射部に前記グレーデッドインデックス型のマルチモード光ファイバを通して光ビームを入射し、
    前記回折格子は並行な格子溝からなる平面状のチャープ型回折格子であり、
    前記光入射部と前記回折格子との間の前記光路中に、前記回折格子の格子ベクトルを含む面内において光ビームの拡がり角を低減する拡がり角低減手段を具備し
    前記拡がり角低減手段は、2層以上の複数のコアとクラッドとを有する拡がり角低減光導波路であって、
    前記拡がり角低減手段で拡がり角度を低減した光ビームについて、前記回折格子の前記格子溝方向の拡がり角度を低減する集光手段を有し、
    前記拡がり角低減光導波路は少なくとも光ビームの進行方向につれて前記回折格子の格子ベクトルを含む面内方向の拡がり角低減方向のコア幅が減少するテーパ形状の第1のコアと、前記拡がり角低減方向において前記第1のコアに両側から接し前記第1のコアよりも屈折率の低い第2のコアとを有し、
    前記複数のコアの屈折率が、中心部から外周部にかけて順次減少し、前記複数のコアの屈折率は前記クラッドの屈折率よりも高く、
    前記拡がり角低減光導波路において、前記第1のコアの屈折率をn1、前記第2のコアの屈折率をn2、前記第1のコアに入射する光線の最大の開口数をNAfとしたときに、前記第1のコアのテーパ角度αが、下式[9]を満たし、
    Figure 0004696521
    前記第1のコアに入射した光線のうち、拡がり角が大きく前記第1のコアと前記第2のコアとの界面に臨界角度よりも小さな入射角度をもって入射する光線が、前記テーパ角度αのテーパを持った界面を透過することにより、透過した光線の拡がり角度が低下し、
    前記拡がり角低減光導波路のコア全体の幅Wが、光ビームの進行方向において略一定であることにより、前記拡がり角低減光導波路に入射される光ビームと、前記拡がり角低減光導波路から出射される光ビームとで、拡がり角低減方向の幅が略等しく、
    前記拡がり角低減手段及び前記集光手段により拡がり角度が低減した光ビームを前記回折格子に照射することを特徴とするデマルチプレクサ。
  2. 請求項1に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記回折格子で分離された光ビームを波長ごとに集光する複数のテーパ導波路部を有し、
    記テーパ導波路部が光ビーム進行方向につれて前記拡がり角低減手段により拡がり角度を低減した方向コアが減少するテーパ形状を有する光導波路構造を有していることを特徴とするデマルチプレクサ。
  3. 請求項1に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記テーパ導波路部からの光ビームの間隔を、当該光ビームの進行方向につれてる曲率を有した光導波路構造のピッチ変換手段を有することを特徴とするデマルチプレクサ。
  4. 請求項1からの何れかに記載のデマルチプレクサにおいて、
    複数の光検出器を有し、前記光検出器を用いて波長ごとに分離された光ビームを受光することを特徴とするデマルチプレクサ。
  5. 請求項に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記光検出器に光を結合するためのレンズアレイを有することを特徴とするデマルチプレクサ。
  6. 請求項1からの何れかに記載のデマルチプレクサにおいて、
    波長ごとに分離された光信号を複数の光ファイバに結合することを特徴とするデマルチプレクサ。
  7. 請求項1に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記回折格子で回折した光ビームを当該回折格子の回折溝方向に集光する集光手段と、前記集光手段で集光された光ビームが結合される受光用光導波路とを有し、
    前記受光用光導波路、スラブ導波路部と光進行方向につれて前記拡がり角低減手段により拡がり角度を低減した方向にコアが減少する複数のテーパ導波路部とを有することを特徴とするデマルチプレクサ。
  8. 請求項に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記スラブ導波路部に接続して、光ビームの間隔を当該光ビームの進行につれて拡げる曲率を有した光導波路構造からなるピッチ変換手段を有することを特徴とするデマルチプレクサ。
  9. 請求項1に記載のデマルチプレクサにおいて、
    記光入射部に光ファイバを設け、
    前記光ファイバのコア径をd、開口数をNAf、前記拡がり角低減手段の拡がり角度低減方向のコア全体の幅W、前記拡がり角低減手段から出射される光線の拡がり角度をφとしたときに、次式(12)の関係を満たすことを特徴とするデマルチプレクサ。
    Figure 0004696521
  10. 請求項に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記第1のコアの入射端における幅をD、前記光導波路のコア全体の幅をWとしたときに、D/Wが0.2以上0.5以下であることを特徴とするデマルチプレクサ
  11. 請求項10に記載のデマルチプレクサにおいて、
    前記開口数が0.275であり、
    前記第1のコアの屈折率をn1、前記第1のコアに接する第2のコアの屈折率をn2としたときに、次式(11)を満たすことを特徴とするデマルチプレクサ
    Figure 0004696521
  12. 信号伝送用光ファイバとの接合部と、デマルチプレクサと、前記デマルチプレクサの光検出器アレイからの信号を増幅し、波形整形する受信回路とを有する波長多重光伝送モジュールにおいて、
    前記デマルチプレクサは請求項1乃至11に記載の何れか一つであり、
    前記接合部と前記デマルチプレクサとを接続するグレーデッドインデックス型マルチモード光ファイバを備えることを特徴とする波長多重光伝送モジュール。
  13. 信号伝送用光ファイバとの接合部と、デマルチプレクサと、前記デマルチプレクサの光検出器アレイからの信号を増幅し、波形整形する受信回路と、光源アレイと、前記光源アレイを駆動する送信回路と、前記光源アレイからの光信号を合波するマルチプレクサとを有する波長多重光伝送モジュールにおいて、
    前記デマルチプレクサは請求項1乃至11に記載の何れか一つであり、
    前記接合部と前記デマルチプレクサとを接続するグレーデッドインデックス型マルチモード光ファイバと、前記接合部と前記マルチプレクサとを接続するシングルモード光ファイバとを備えることを特徴とする波長多重光伝送モジュール。



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