JP4692393B2 - 道路橋伸縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路橋伸縮装置に関し、さらに詳しくは、金属製の取付け部材に両端部を挟まれて加硫接着されたゴム部材のはく離を抑制するとともに、はく離が生じた場合であってもゴム部材の上方への遊離を防止できるようにした道路橋伸縮装置に関するものである。
道路橋の桁と桁との継ぎ目には気温変化による桁の伸縮を吸収するために遊間部が設けられ、この遊間部を覆うようにゴム部材を用いた道路橋伸縮装置が設置されている。この道路橋伸縮装置は、桁の伸縮を吸収するとともに上面を自動車等が通過する過酷な条件で使用されるため、特に、ゴム部材の損傷が激しくなる。そこで、ゴム部材の耐久性を向上させる種々の道路橋伸縮装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5、6に例示するように、一般的な従来の道路橋伸縮装置13は、ゴム部材2の両端部に一対の金属製の取付け部材5、5が設けられ、それぞれの取付け部材5、5はゴム部材2の下面を支持する支持部5a、5aを有している。ゴム部材2は、それぞれの取付け部材5、5の側面および支持部5a、5aに当接して加硫接着されている。この取付け部材5、5には、水平方向に延びるアンカー(アンカーバーまたはアンカープレート)6が取付け部材5、5の長手方向に所定間隔で突設されている。
伸縮装置13は、桁7と桁7との遊間部12を覆うように架け渡され、それぞれの取付け部材5、5に突設されたアンカー6、6と、それぞれの桁7、7の床版8、8の上に配筋された補強鉄筋9や図示しない埋め込み鉄筋とが溶接等により接合される。次いで、アンカー6、6等の上から後打ちコンクリート10が舗装材11、11の表面と平らになるように打設されて伸縮装置13が設置される。
このゴム部材2と取付け部材5、5との接着面には、経年劣化およびゴム部材2の上面を通過する車両による圧力や衝撃力等によって、はく離が発生することがある。ゴム部材2がはく離し、図5の二点鎖線に示すように上方に遊離して車両の走行面に突出すると走行車両の障害になる。そのため、ゴム部材2と金属製の取付け部材5とのはく離を防止し、はく離が生じた場合であってもゴム部材2が上方に遊離しないようにすることが必要であった。
特開平10−195809号公報
本発明の目的は、金属製の取付け部材に両端部を挟まれて加硫接着されたゴム部材のはく離を抑制するとともに、はく離が生じた場合であってもゴム部材の上方への遊離を防止できるようにした道路橋伸縮装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の道路橋伸縮装置は、ゴム部材の両端部を金属製の取付け部材で挟んで加硫接着により一体化した道路橋伸縮装置において、前記ゴム部材が中実であり、前記取付け部材のゴム部材と当接するそれぞれの側面に側面凹部を設けるとともに、前記ゴム部材に該側面凹部に埋入する側面突起を設け、前記側面突起が拡大部を有するとともに、前記側面凹部が該側面突起を係合する形状に形成されて、この側面凹部と側面突起とを加硫接着し、前記ゴム部材の下面に拡大部を有する下面突起を設けるとともに、該ゴム部材の下面を支持する前記取付け部材の支持部に、該下面突起に係合する下面凹部を設け、該下面突起と下面凹部とを加硫接着して構成したことを特徴とするものである。
本発明の道路橋伸縮装置によれば、前記ゴム部材が中実であり、前記取付け部材のゴム部材と当接するそれぞれの側面に側面凹部を設けるとともに、前記ゴム部材に側面凹部に埋入する側面突起を設け、前記側面突起が拡大部を有するとともに、前記側面凹部が該側面突起を係合する形状に形成されて、この側面凹部と側面突起とを加硫接着し、前記ゴム部材の下面に拡大部を有する下面突起を設けるとともに、該ゴム部材の下面を支持する前記取付け部材の支持部に、該下面突起に係合する下面凹部を設け、該下面突起と下面凹部とを加硫接着して構成したので、接着面積が増加して接着力が大きくなり、ゴム部材のはく離を抑制することができる。また、はく離が生じた場合であっても側面凹部と側面突起とが係合し、下面凹部と下面突起とが係合しているので、ゴム部材の上方への遊離を防止することができる。
以下、本発明の道路橋伸縮装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。尚、本発明の道路橋伸縮装置を遊間部12に設置する手順は、図5、6に例示した従来の道路橋伸縮装置13と同様なので、その説明を省略するとともに、従来の道路橋伸縮装置13と同じ構成要素については、同じ符号を使用する。
図1、2に例示するように、本発明の道路橋伸縮装置1(以下、伸縮装置1という)の参考形態は、加硫ゴムからなる厚さ寸法Hの板状のゴム部材2が両端部を金属製の取付け部材5、5により挟まれた構造となっている。ゴム部材2の表面には、桁7の幅方向(図2では上下方向)に延びる直線状の溝2a、2aが設けられ、桁7の長手方向(図2では左右方向)の伸縮を容易に吸収できるように構成されている。
それぞれの取付け部材5、5は、ゴム部材2の下面を支持する支持部5a、5aを有するとともに、ゴム部材2と当接する側面には桁7の長手方向に窪んだ側面凹部5b、5bを有している。ゴム部材2には、側面凹部5b、5bに対応するように桁7の長手方向に突出する側面突起3、3が設けられている。
このゴム部材2は、取付け部材5、5の側面および支持部5a、5aに当接して側面突起3、3を側面凹部5b、5bに埋入し、加硫接着により取付け部材5、5と一体化して構成されている。側面突起3、3と側面凹部5b、5bとは加硫接着により接合されている。この実施形態では、側面突起3、3および側面凹部5b、5bは、桁7の幅方向に連続して延設されているが、桁の幅方向で複数に分割して設けるようにしてもよい。
このゴム部材2は、桁7、7の温度変化等による長手方向の伸縮を弾性変形することにより吸収するとともに、伸縮装置1の上面を通過する車両によって繰返し圧力や衝撃力等を受ける。そのため、ゴム部材2の取付け部材5、5との接着面は経年劣化に加えて、これら外力により接着劣化が促進される。
この参考形態では、ゴム部材2に側面突起3、3を設けているので、取付け部材5、5との接着面積が増大して接着力が大きくなり、はく離が生じにくくなっている。また、側面凹部5bに埋入している側面突起3の接着面は、側面凹部5bによって保護されて走行車両による外力が直接作用しないため、接着劣化の促進が抑制される。
仮にゴム部材2と取付け部材5、5との接着面に、はく離が生じた場合であっても、側面突起3、3と側面凹部5b、5bとが係合しているので、ゴム部材2が上方に遊離することを防止でき、車両走行面にゴム部材2が突出するトラブルをなくすことが可能となる。桁7、7の伸縮により遊間部12が広くなる場合でも、側面突起3、3は桁7、7の長手方向に突出しているので、側面突起3、3の突出長さの範囲で側面凹部5b、5bとの係合を保つことができる。
また、ゴム部材2に相対的に厚さ寸法Hの薄い部分があると、ゴム部材2の上面を通過する車両による繰返しの圧力により、ゴム厚の薄い部分が相対的に早く損傷するが、この実施形態では、側面突起3、3がゴム部材2の厚さ寸法Hに何ら影響しないので、側面突起3の存在によってゴム部材2の耐久性に悪影響が生じることがない。
図3に例示するように、側面突起3にフランジ状の拡大部3aを設けるとともに、側面凹部5bを、この拡大部3aを外嵌して係合する形状に形成することもできる。このように側面突起3に拡大部3aを設けることにより、接着面積がさらに増大して接着力が大きくなる。また、遊間部12が拡大した場合に拡大部3aが側面凹部5bに係合するので、側面突起3を側面凹部5bから容易に外れないようにすることができる。拡大部3aの形状は、側面突起3を側面凹部5bから外れにくくすることができれば、特に限定されるものではない。
また、図4に例示する本発明の伸縮装置1の実施形態のように、ゴム部材2の下面に拡大部4aを有し、下方に突出する下面突起4を設けるとともに、この下面突起4に外嵌して係合する下面凹部5cを設け、下面突起4と下面凹部5cとを加硫接着するように構成するとよい。これによりゴム部材2と取付け部材5との接着力がさらに大きくなり、ゴム部材2のはく離を一層抑制することができる。また、下面突起4が拡大部4aによって下面凹部5cと係合して、はく離が生じた場合であっても、ゴム部材2の上方への遊離をより確実に防止することができる。
この実施形態では、下面突起4がゴム部材2の厚さ寸法Hを小さくすることがないので、下面突起4を設けることによってゴム部材2の耐久性に悪影響が生じることがない。
下面突起4および下面凹部5cは、桁7の幅方向に連続して延設してもよく、桁の幅方向で複数に分割して設けるようにしてもよい。
本発明の道路橋伸縮装置の参考形態を例示する側面図である。 図1の平面図である。 図1のA部の変形例を示す拡大側面図である。 図1のA部の別の変形例を示す拡大側面図であり、本発明の道路橋伸縮装置の実 施形態である 従来の道路橋伸縮装置を例示する側面図である。 図5の平面図である。
符号の説明
1 道路橋伸縮装置
2 ゴム部材 2a 溝
3 側面突起 3a 拡大部
4 下面突起 4a 拡大部
5 取付け部材 5a 支持部 5b 側面凹部 5c 下面凹部
6 アンカー(アンカーバーまたはアンカープレート)
7 桁
8 床版
9 補強鉄筋
10 後打ちコンクリート
11 舗装材
12 遊間部
13 従来の道路橋伸縮装置

Claims (2)

  1. ゴム部材の両端部を金属製の取付け部材で挟んで加硫接着により一体化した道路橋伸縮装置において、前記ゴム部材が中実であり、前記取付け部材のゴム部材と当接するそれぞれの側面に側面凹部を設けるとともに、前記ゴム部材に該側面凹部に埋入する側面突起を設け、前記側面突起が拡大部を有するとともに、前記側面凹部が該側面突起を係合する形状に形成されて、この側面凹部と側面突起とを加硫接着し、前記ゴム部材の下面に拡大部を有する下面突起を設けるとともに、該ゴム部材の下面を支持する前記取付け部材の支持部に、該下面突起に係合する下面凹部を設け、該下面突起と下面凹部とを加硫接着して構成した道路橋伸縮装置。
  2. 前記支持部が対向してすき間をあけて配置され、このすき間を覆うように前記ゴム部材が設置された請求項1に記載の道路橋伸縮装置。
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