JP4691132B2 - 給水栓及びそれを取り付けた洗濯機用防水パン - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機を設置するための防水パンに取り付けるのに適した給水栓の構造、及び、その給水栓を取り付けた洗濯機用防水パンに関するものである。
従来、住宅の床面の所定位置に設置された防水パンに載置される洗濯機への給水は、本管から分岐した給水配管を床下から壁面内へ立ち上げ、壁面から突出させた状態で給水栓を前記給水配管に接続し、この給水栓に接続されたホースを洗濯機に接続することにより行っていた。そのため、給水配管の立ち上げのために、壁面内へ埋め込み配管する作業が必要であり、コスト高となると共に、給水栓が壁面から突出して見栄えが悪いという問題があった。
このような問題を解決するものとして、例えば、特許文献1に開示された洗濯機用パンが知られている。該公報に記載された洗濯機用パンは、床面に当接する平面視略矩形状の底部と、前記底部の周縁に立ち上がって設ける枠部とで構成され、前記底部の1つの角は三角形に切り欠いた形をなし、前記底部の角に位置する枠部の上板部分を貫通させて給水用水栓を立設したものであり、床板から突出した給水配管を、直接前記給水用水栓に接続し、前記給水用水栓に洗濯機の給水ホースを接続するようにしたものである。
また、同種の構造として、特許文献2に開示された、洗濯機用水栓付き洗濯機パンも提案されている。
しかしながら、これらの文献に記載された洗濯機用防水パンにおいては、給水用水栓(給水栓)自体は既存のものと同じであり、その構造は、大型のハンドルにより内部の開閉弁機構を動作させて開閉及び流量調整を行うもので、その全体の立ち上がり高さが高くなり、洗濯機の設置に支障を生じる場合があった。また、該給水栓が、流量調整ハンドルと吐水口とを一体的に組み込んだ構成であるため、給水の流量調整個所と洗濯機のホースの接続個所とが同一個所になるという問題がある。即ち、操作容易性の観点からは、流量調整ハンドルは手前側に設けるのが好ましく、外観の見栄えの良さの観点からは、洗濯機のホースを背面側に隠すことが好ましいという、相反する要請があり、いずれか一方の要請を犠牲にしなければならなかった。
かかる問題点を解決するため、本出願人は、特許文献3や、その改良型である特許文献4の防水パンを提案している。これらの防水パンにおいては、流量調整機能付き給水栓を方形に形成されるパン本体の手前隅部に設けて、その操作性を高める一方、洗濯機の給水部と接続される吐水口をパン本体の奥側隅部に位置させるようにして、接続ホースを目立たないように接続可能として見栄えを改善している。
特開平11−61923号公報 特開2003−301493号公報 特開2002−121795号公報 特開2003−105821号公報
上記構成の防水パンでは、給水栓と吐水口が離れた位置に設けられているため、両者をパン本体の内部において接続する必要がある。そのため、特許文献3に開示ものは、樹脂製のフレキシブル管を用いて両者を接続するものであった。このフレキシブル管は、安価で、パン本体の内部での引き回しが自由に行えるという利点があるが、金属管等に比べれば強度が低いという問題が残されている。そのため、特許文献4に開示の防水パンでは、両者の接続に金属管、特に銅管を用いることを提案してる。
しかしながら、上記改良型の防水パンにおいては、防水パンの2個所に、給水栓のハンドルと吐水口という突出物が存在することになり、その分、洗濯機の設置面積を減少させるものとなっている。
また、床下配管から給水栓に取り付ける継手は防水パンの下側になり、給水栓から吐水口の間も防水パンの下側に配管されるので、一度洗濯機を設置してしまうと、継手接続個所の確認やメンテナンスが困難であると共に、何らかの要因でその接続部分に漏水が生じた場合、外観からは発見することが難しいという問題がある。
さらに、近年、金属材料、特に銅材の価格が高騰し、特許文献4のように銅管を用いることは製造コストを上昇させる要因ともなっている。また、給水栓と吐水口を分離して設けること自体、部品点数が大幅に増加し、製造に多大な手間がかかると共に、製造コストを上昇させるものである。
一方、最近の洗濯機は、いわゆる全自動型のものが主流であり、この種の洗濯機では、給水ホースを接続するだけでよく、水栓の開閉や水量の調整は、洗濯機側で自動的に制御して行っている。そのため、従来のように、手前側に大型の流量調整機能付きの給水栓を設ける必要性は低くなっている。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、給水配管との継手機構、開閉及び流量調整機構、操作ハンドル、吐水口等を筒状体に一体に設け、且つ、高さを抑えた給水栓の構造を提案すると共に、この給水栓を適用した改良型の防水パンを提案することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、防止パンに取付可能な給水栓として、筒状体の同軸上に、給水配管を接続可能な継手機構と、該継手機構と連通し、それぞれ透孔を有する一対のセラミック製ディスク弁を介して流路を制御する開閉及び流量調整機構と、該開閉及び流量調整機構の操作杆と連動するハンドルと、上記開閉及び流量調整機構と連通し、給水ホースを接続可能な吐水口とを連続して一体に設けるという手段を採用した。
また、記セラミック製ディスク弁が、摺動可能に密接する一対の固定ディスク及び回転ディスクと、該回転ディスクの操作杆とからなり、固定ディスク及び回転ディスクはそれぞれ透孔を有し、操作杆の回動による透孔の重なり度合いによって流路を開閉及び流量調整可能としたものであるという手段を採用した。
さらに、上記継手機構が、ワンタッチ継手を有するものであるという手段を採用した。
また、上記吐水口が、逆流防止機能、又は/及び、緊急止水機能を有するものであるという手段を採用した。
上記構成の給水栓は、給水配管を継手に差し込むだけで簡単に接続可能であると共に、ハンドルの僅かな操作により給水栓の開閉や流量調整が可能となるものである。また、逆流防止機能や緊急止水機能を採用することにより、安全性が高まった。
また、洗濯機用防水パンの構成としては、平面視略方形状の底面板と、該底面板の外周に沿って立設される環状の突縁部とが一体的に形成されてなる防水パン本体の角隅部にケーシングを凹設し、上記給水栓を、ハンドルと吐水口のみを露出させて該ケーシングに取り付けるという構成を採用した。
具体的には、平面視略方形状の底面板と、該底面板の外周に沿って立設される環状の突縁部とが一体的に形成されてなる防水パン本体の、前記底面板の一個所の角隅部に前記突縁部とほぼ同じ高さの台板部を設け、該台板部の開口周縁に平面部を残してケーシングを凹設し、該ケーシングの下端面に管挿通孔を設ける一方、上記給水栓の継手機構にフランジ部を連設し、上記管挿通孔に給水配管を挿通し、該給水配管の先端を上記給水栓の継手に挿着すると共に、給水栓のフランジ部を上記台板部の上記平面部に載置、固定するようにして上記給水栓を取り付けるという構成を採用した。
また、上記管挿通孔にシールパッキンを設けるという構成も採用した。
上記構成の洗濯機用防水パンは、給水栓を防水パン本体の角隅部のケーシングに取り付けるようにしたので、給水配管との接続を防水パンの上で接続できるという作用を奏するものである。
上記構成の本発明に係る給水栓は、継手機構、開閉及び流量調整機構、操作ハンドル、吐水口を筒状体の同軸上に一体に連設したものであるから、全体の組立高さを、先に述べたような大型ハンドルを用いた従来品に比べて低くすることが可能となり、取り付け時に場所をとらず、洗濯機と干渉することもないものである。
また、全体を構成する部品点数を減少させたものであるので、製造コストの大幅な低減を実現できるものである。
さらに、ハンドルの僅かな操作で、給水の開閉及び流量調整が可能となり、利便性が向上したものである。
一方、上記給水栓を取り付けた洗濯機用防水パンは、給水栓を筒状体に一体に形成しているので、従来のように給水栓と吐水口を防水パンの下で銅管で接続する必要がなく、材料の節約や部品点数の減少によって、製造の手間やコストを大幅に削減できるものとなり、防水パン全体の価格を低価格で提供できるようになった。
また、従来と異なり、防水パンの上で給水配管を給水栓の継手に接続できるので、施工やメンテナンスが容易となり、漏水の発見等も容易となった。そのため、例えば、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示制度において、高い評価等級を得ることができ、付随的な効果として、住宅の価値を高めることができた。
また、継手部分はケーシング内に収納し、その管挿通孔にシールパッキンを介在させているので、仮に継手部分に漏水が生じた場合にも、漏水はケーシング内に溜まることになり、容易に漏水を確認できると共に、防水パンの下側に漏れ出すことがないので、床面を汚損することがない。
以下、本発明に係る給水栓及びそれを取り付けた洗濯機用防水パンの好ましい実施形態を、添付した図面に従って説明する。
図1は、洗濯機用防水パンの全体構成の概略を示す斜視図である。また、図2(A)は、その平面図、同図(B)は、図(A)のA−A線断面図である。各図において、1は、防水パン本体で、平面視略方形状であって四隅に洗濯機の脚部を載置可能な載置台2aを設けた底面板2と、該底面板2の外周に沿って立設される環状の突縁部3とが一体的に形成されたものであり、例えば、PP製やABS製の樹脂成型品からなるものである。そして、その大きさは、例えば640×640mmのサイズからなる略正方形状に形成されたもので、現在主流となっている全自動洗濯機の標準的な大きさに対応するものである。なお、この原材料や大きさは一例であり、上記載置台2aも必要に応じて設ければよい。即ち、防水パンの全体構造は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で最良の原材料や形状が選択されるものである。
上記底面板2の一個所の角隅部には、下述する給水栓4を装着するための台板部5が上記突縁部3とほぼ同じ高さに連設して設けられている。また、底面板2の中央部分には、公知の排水トラップと接続する排水口6が形成されている。
図3(A)は、給水栓4を装着した防水パンの該給水栓部分の平面図、同図(B)は、給水栓4を装着した防水パンの部分断面図である。図において、7は、台板部5に凹設された有底円筒状のケーシングであって、給水栓4のほぼ下半分を収納するものである。このケーシング7の下端面には床面(F)に設けた穴から立ち上がる給水配管(H)の管挿通孔7aが設けられているが、該管挿通孔7aにはシールパッキン8を取り付けて給水配管(H)を水密に保持可能としている。これは、給水栓4から漏水があった場合、その漏水を床下(防水パンの下面)に流さないようにするためのものである。また、ケーシング7の上端開口縁部には一段低く平面部7bを周設し、該平面部7bには複数の取付穴7c、・・・が穿設されている。即ち、この平面部7bに下述する給水栓4のフランジ部12を載置し、各取付穴7cにビス9で固定可能としたものである。
次に、給水栓4の具体的構成について、、図4に示した拡大部分断面図に従って述べると、全体としては上下端が連通する複数部品からなる筒状体10として形成され、下述する各機構を該筒状体10の同軸上に連続して一体に配して、全体の小型化を図ったものである。即ち、図において、11は該筒状体10の下端に設ける継手機構で、例えばワンタッチ継手により給水配管(H)の端部を挿入するだけで、簡単にこれを保持、固定できるようにしたものである。このワンタッチの継手機構11としては、従来からあるワンタッチ継手の構造を採用することができる。12は該継手機構11の胴部の上端部分から水平方向に連設したフランジ部であり、その周面に複数の透孔12a、・・・を設け、上述したケーシング7の平面部7bに載置して、各取付穴7cにビス9を介して固定できるようにしている。なお、この継手機構11としては、図示したワンタッチ継手などを始めとする各種のメカニカル継手やネジ取り出しによる継手など、種々のすべての公知の継手を採用することが可能であり、本発明における継手機構11は、それらの各種継手をすべて含む概念である。
13は、開閉及び流量調整機構で、それぞれ透孔を有する一対のセラミック製ディスクからなるディスク弁等を適宜なハウジング13hに収納してなり、パッキン14を介して上記継手機構11に連通して接続されるものであって、上記給水配管(H)から供給される上水の開放、遮断及び流量調整を行うものである。
このセラミック製のディスク弁の基本的な構成の一例を図5について説明すると、13aは固定ディスク、13bは回転ディスク、13cは操作杆であり、上述した適宜なハウジング13hに収納されているものである。対となる固定ディスク13a及び回転ディスク13bには、それぞれ四半円形状の透孔13d、・・・が対角上に穿設されている。両ディスクの対向面は鏡面仕上げがされており、面圧をかけることで密に接合し、且つ摺動可能となっている。この固定ディスク13aは下面が前記パッキン14と当接し、その弾発力により適当な面圧を受け、上記回転ディスク13bと密に接合するものである。
回転ディスク13bの周縁には切欠13eが設けられ、対応して設けられる操作杆13cの爪13fが係入して、下述するハンドル15を介して操作杆13cを軸回りに回動させることで、同期して回動する。このとき、両ディスクの透孔13d、・・・の位置関係により、両透孔13dが完全に一致すれば全面開口となる一方、一部が重なる場合には、その重なり度合いによって通過流量が変動し、完全に不一致の場合は全面閉止となる。これにより流路の開閉及び流量調整が可能となる。上記透孔13dを通過した水は、操作杆13cの中心に設けられる通孔13gを通って上方に流れることになる。なお、このセラミック製ディスク弁の構造は図示したものに限定されるものではなく、例えば透孔13dの形状は任意であり、適宜な操作杆によって回動して開閉可能な従来からある各種ディスク弁を採用することが可能である。
続いて、図3、4において、15はハンドルであり、給水栓4の軸回りに所定範囲(例えば90度)で回動自在に設け、上記ディスク弁の操作杆13cと連結して上記開閉及び流量調整機構13の開閉動作を行うものである。ハンドル15の側面には突起部15aを突出して設け、ハンドル15の回動操作を容易とすると共に、前記ディスク弁の開閉度合いの確認を可能としている。
16は、上記開閉及び流量調整機構13の通孔13gに連通して設けられる吐水口であり、例えば逆止弁17などから構成される逆流防止機能や、ストッパー18などから構成される緊急止水機能などを有する構造となっている。即ち、配管側に何らかの故障が生じた場合も、洗濯槽からの汚水が逆流しないようにすると共に、接続する洗濯機の給水ホースが何らかの要因で外れた場合には、緊急止水機能が作動して、吐水口16から水が不用意に噴出しないようにしている。この逆流防止機能や緊急止水機能としては、従来からあるものが、適宜採用される。また、この吐水口16の先端形状は、洗濯機からの給水ホースの先端に取り付けるカプラーが容易に着脱可能な、規格化された継手構造が採用されることが好ましい。
上記構成の給水栓4は、継手機構11、開閉及び流量調整機構13、ハンドル15、吐水口16を筒状体10の同軸上に一体に連設しているので、その組立高さは、大型ハンドルを用いる従来品に比べて低くすることができ、防水パンに取り付けても場所をとらず、洗濯機と干渉することもないものである。また、全体の部品点数を減少させることが可能になったので、製造材料の減少と共に、製造コストの大幅な低減を実現できるものとなっている。さらに、ハンドル15の僅かな回動操作だけで、給水の開閉及び流量調整が可能となり、使用の利便性が向上したものである。
続いて、上記防水パン本体1及び給水栓4の取り付け方法について説明する。まず、床面(F)に設けた穴から給水配管(H)が突出している状態において、給水配管(H)を防水パン本体1の一個所の角隅部に設けられた台板部5に凹設されたケーシング7の下端面の管挿通孔7aから突出させたうえで、防水パン本体1の位置決めをし、その底面板2をビス等で床面に固定する。このとき、管挿通孔7aにはシールパッキン8を取り付け、給水配管(H)を水密に保持する。次に、該給水本管(H)の端部に継手機構11を介して上記給水栓4を取り付ける。ワンタッチの継手機構11を採用すれば、給水本管(H)の先端部分をワンタッチ継手に差し込むだけで容易に接続が完了する。
この状態で、給水本管(H)を押し戻し、継手機構11がケーシング7内に納まるようにして、給水栓4のフランジ部12をケーシング7の平面部7bに載置する。そして、フランジ部12の各透孔12aとケーシング7の各取付穴7cの位置を合わせ、ビス9を締め付けて給水栓4を台板部5に固定する。これにより、給水栓4は、ハンドル15と吐水口16のみを上方に露出して、防水パン本体1の台板部5に取り付けられることになる。後は、洗濯機を防水パン上に設置し、その給水ホースを吐水口16に接続すればよい。
上述したように、本発明に係る給水栓は、筒状体に一体に形成しているので、従来、給水栓と吐水口を分離していたもののように、両者を銅管で接続する必要がなく、防水パン全体を低価格で提供できるものである。また、本発明に係る給水栓及び防水パンによれば、従来と異なり、給水栓の継手を防水パンの上で接続できるようになったので、防止パンの位置決めが容易になると共に、施工やメンテナンスが極めて容易となった。そして、給水配管と給水栓の接続部分が容易に確認できるので、付随的な効果として、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品確法)」に基づく住宅性能表示制度において、配管の維持管理における評価について、高い評価等級を得ることが可能となり、住宅の価値を高めることができる。
また、ワンタッチ継手部分11はケーシング7内に収納し、その管挿通孔7aにシールパッキン8を介在させているので、仮に継手部分11で漏水を生じたとしても、漏水はケーシング7内に溜まることになり、容易に漏水の確認ができる。さらに、漏水は防水パンの下に漏れ出すことがなく、ケーシング7からあふれても、底面板2を伝って排水口6に流れ込むので、床面や他の家具などに対し腐敗等の悪影響を及ぼさないものである。
なお、上記実施形態においては、給水栓の構造、及び、それを取り付ける洗濯機用防水パンの構造について説明したが、上記構成の給水栓は、他の用途にも転用可能である。即ち、上記防水パンにおけるケーシング7を凹設した台板部5の構成を、例えば、壁取付部材に転用すれば、壁面からの取り出し配管構造として使用することも可能である。また、防水パンに限らず、吐水口の形状の選択により、洗面台や台所シンク等における給水栓としても利用可能であり、その利用範囲は多様である。
洗濯機用防水パンの全体構成の概略を示す斜視図である。 (A)は図1の平面図、(B)は図(A)のA−A線断面図である。 (A)は給水栓を装着した防水パンの該給水栓部分の平面図、(B)は給水栓を装着した防水パンの部分断面図である。 図3の給水栓及び台板部の拡大部分断面図である。 セラミック製ディスク弁の基本的な構成の一例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 防水パン本体
2 底面板
3 突縁部
4 給水栓
5 台板部
6 排水口
7 ケーシング
7a 管挿通孔
7b 平面部
7c 取付穴
8 シールパッキン
9 ビス
10 筒状体
11 継手機構
12 フランジ部
12a 透孔
13 開閉及び流量調整機構
13a 固定ディスク
13b 回転ディスク
13c 操作杆
13d 透孔
14 パッキン
15 ハンドル
16 吐水口
17 逆止弁
18 ストッパー

Claims (7)

  1. 筒状体の同軸上に、給水配管を接続可能な継手機構と、該継手機構と連通し、それぞれ透孔を有する一対のセラミック製ディスク弁を介して流路を制御する開閉及び流量調整機構と、該開閉及び流量調整機構の操作杆と連動するハンドルと、上記開閉及び流量調整機構と連通し、給水ホースを接続可能な吐水口とを連続して一体に設けたことを特徴とする給水栓。
  2. 上記セラミック製ディスク弁が、摺動可能に密接する一対の固定ディスク及び回転ディスクと、該回転ディスクの操作杆とからなり、固定ディスク及び回転ディスクはそれぞれ透孔を有し、操作杆の回動による透孔の重なり度合いによって流路を開閉及び流量調整可能としたものである請求項1記載の給水栓。
  3. 上記継手機構が、ワンタッチ継手を有するものである、請求項1又は請求項2記載の給水栓。
  4. 上記吐水口が、逆流防止機能、又は/及び、緊急止水機能を有するものである、請求項1から請求項3のいずれか1項記載の給水栓。
  5. 平面視略方形状の底面板と、該底面板の外周に沿って立設される環状の突縁部とが一体的に形成されてなる防水パン本体の角隅部にケーシングを凹設し、上記請求項1から請求項4のいずれか1項記載の給水栓を、ハンドルと吐水口のみを露出させて該ケーシングに取り付けたことを特徴とする洗濯機用防水パン。
  6. 平面視略方形状の底面板と、該底面板の外周に沿って立設される環状の突縁部とが一体的に形成されてなる防水パン本体の、前記底面板の一個所の角隅部に前記突縁部とほぼ同じ高さの台板部を設け、該台板部の開口周縁に平面部を残してケーシングを凹設し、該ケーシングの下端面に管挿通孔を設ける一方、上記請求項1から請求項4のいずれか1項記載の給水栓の継手機構にフランジ部を連設し、上記管挿通孔に給水配管を挿通し、該給水配管の先端を上記給水栓の継手に挿着すると共に、給水栓のフランジ部を上記台板部の上記平面部に載置、固定するようにして上記給水栓を取り付けたことを特徴とする洗濯機用防水パン。
  7. 上記管挿通孔にシールパッキンを有する請求項6記載の洗濯機用防水パン。
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