JP4688719B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

この発明は複数本の光ファイバを一括して接続しうる光コネクタであって、特に斜め研磨されたフェルール端面を備えた光コネクタの改良に関するものである。
多心の光ファイバ心線を備えた光ファイバテープ心線等を接続するための光コネクタの例としてMTコネクタ、MPOコネクタ等が知られている。
MTコネクタは例えばフジクラ技報第106号「低損失24心MPOコネクタ」(第17〜21ページ、2004年4月発行)の第1図、特開平9−178980号の第1図、特開平9−184942号の第1図に示される通りコネクタのフェルールに固着された光ファイバ同士を対向配置して2本のガイドピンを介して高精度に位置決めし、クランプスプリング等を介して双方のフェルールに一定の押圧力を加圧維持して安定した接続状態に保持しうるように構成されている。
また、MPOコネクタは前記フジクラ技報第106号「低損失24心MPOコネクタ」(第17〜21ページ、2004年4月発行)の18ページ2.2「24心MPOコネクタ」の欄および図3、特開平10−170764号公報等に開示されているように、前記MTコネクタが必要であった整合剤、及び工具を不要にし、コネクタのみで容易にワンタッチで着脱が可能に構成されたものが知られている。
これらのMTコネクタおよびMPOコネクタは各光ファイバ先端の口出し部分が固着される主要な構成要素であるフェルールを備えており、このフェルールが一対、互いに対向配置され外部から装着されるクランプスプリングまたはコネクタハウジング内にあらかじめ内蔵されるスプリングを介してフェルールの後端部から先端面に向けて押圧されるように構成されている。
そして、前記各フェルールの先端面は略8度に斜め研磨されており、かつ斜め研磨面同士が当接される際は、フェルールの中心線が直線状になるように配置される。
これは斜め研磨面同士を当接させて光ファイバ同士を突き当て、屈折率整合剤なしでフレネル反射による接続損失の増大を制御してPC(Physical Contact)接続を実現するためである。
一方、このフェルールはPPS樹脂あるいはエポキシ樹脂で構成されるがこのフェルール端面のPC接続の状況は図4および図5に示されるように、対向している斜め研磨されたフェルール端面が加圧用のスプリングで軸方向に押圧されると、ガイドピンPとガイドピンの案内孔2との間のクリアランスに起因して、対向するフェルールが相互に斜面に沿って矢印方向に摺動し、軸ズレが生じる。このためガイドピンPとガイドピン案内孔2の縁部(エッジ)との間にせん断応力が作用して、この応力が繰返し応力として作用すると案内孔2の縁部に塑性変形によって突き出した盛り上がり部分Qが生じる。
この盛り上がって突き出した変形部分Qが相手側のフェルール端面を押圧し、このため対向密着していた斜め研磨面間に微小間隙を作り出し、このため前記のPC(Physical Contact)接続が阻害されてしまうといった問題がある。
特開平10−206690号公報 フジクラ技報第106号「低損失24心MPOコネクタ」(第17〜21ページ、2004年4月発行)
解決しようとする問題点は、前記ガイドピンとガイドピン案内孔の縁部(エッジ)との間に生じたせん断応力が繰返し応力として作用し、樹脂で構成されるフェルールのガイドピン案内孔縁部に盛り上がった突出部分が生じ、これによってPC(Physical Contact)接続が阻害される点である。
本発明は互いに密着状態に押圧維持される斜め研磨面上のガイドピン案内孔縁部にせん断応力によって生じた盛り上がり部分を有効に収容しうる切欠き溝をガイドピン案内孔の縁部に連通してフェルール端面上に刻設したことを主要な特徴とする。
本発明に係る光コネクタは、フェルールの長手方向に穿孔されているガイドピン案内孔と斜め研磨された先端面とを有する一対のフェルールがその斜め研磨面同士が密着するようにして押圧保持される光コネクタであって、前記先端面の斜め研磨によりせり出した側の辺縁部に非斜め研磨面が形成され、前記斜め研磨面に露出するガイドピン案内孔の縁部に窪部が形成され、この窪部が斜め研磨面に沿って非斜め研磨面側のフェルール上面に連通するように溝状に延長されてなることを特徴とする。
本発明に係る光コネクタにおいて、前記窪部は、前記先端面におけるガイドピン案内孔の周囲全体に形成したすり鉢状の窪みとして形成されることが好ましい。
本発明に係る光コネクタにおいて、前記窪部の径はガイドピン案内孔の直径以上であることが好ましい。
本発明に係る光コネクタにおいて、前記一対のフェルールは樹脂で形成され、前記一対のフェルールの一方に形成された前記窪部は、前記一対のフェルールの他方におけるガイドピン案内孔の縁部にガイドピンとの間のせん断応力によって生じた突き出し部分を収容することが好ましい。
本発明によれば前記ガイドピンとガイドピン案内孔の縁部(エッジ)との間に盛り上がった突出部分が切欠き溝内にそっくり収容されるので、この突出部分によってPC(Physical Contact)接続が阻害されることが無くなるという利点がある。
フェルールの長手方向に穿孔されているガイドピン案内孔と斜め研磨された先端面とを有するフェルールが組み込まれている光コネクタであって、斜め研磨面に露出するガイドピン案内孔縁部から非斜め研磨面に向けて溝状の窪部がフェルール先端面上に形成されるように構成される。
図1はこの発明の一実施例を示すものであってフェルール1の先端面からフェルールの側縁部を貫通して穿孔されたガイドピン案内孔2およびフェルール1の表面に形成された接着剤充填孔3ならびにこの接着剤充填孔3に連通して光ファイバの先端を挿入する複数の挿入孔4さらにフェルール1の先端面に形成された斜め研磨面5と斜めに研磨されていない非斜め研磨面6を具備する点は公知であり、本発明の特徴部分は下記の通りである。
すなわち、前記ガイドピン案内孔2の入り口近傍においてこの入り口に連通した窪部7が形成されており、この窪部7は斜め研磨されているフェルール先端面5に沿って溝状に延長され、この溝状の窪部がフェルール上面8に連通するように構成されている。
そして前記溝状の窪部は非斜め研磨面側6に向けてフェルール上面8に連通するように構成されている。これは斜め研磨面側に向けて溝状の窪部を形成する場合に比較して、窪部の溝の深さが傾斜によって浅くなることを避けることができる。
また前記溝状の窪部の幅はガイドピン案内孔2の直径に等しいかそれ以上であることが望ましい。
この発明の作用効果について図3によって説明すると、一対のフェルールがクランプスプリング等の加圧手段でフェルール1を長手方向に加圧保持すると斜め研磨面が斜面に沿って相対的に摺動し、ガイドピンPと接するガイドピン案内孔縁部近傍にせん断応力が作用し、これが繰り返されると塑性変形による突き出し部分Qが生じるが対向する相手側の斜め研磨面のガイドピン案内孔縁部に形成されている窪部がこの突き出し部分Qを収容する。このため、突き出し部分Qが相手側の斜め研磨面を押圧してその位置に変化を与えることがない。
このようにして突き出した盛り上がり部はガイドピン案内孔2の縁部近傍に形成された窪部に入り込むように構成され、この盛り上がり部が対向する相手方のフェルールの斜め研磨面を押圧して相互の間に微小間隙を発生させないのでPC接触を阻害することがない。
実施例1においては窪部7自体の端部がそのままフェルール1の上面8まで延長された構成となっているがこれに替えて図2に示すようにガイドピン案内孔2の周囲全体にすり鉢状の窪み9をいったん成形し、このすり鉢状の窪みに連続して他の溝を形成することができる。
また、図1および図2に示された溝状の窪部7はフェルール上面8に達するまで延長して貫通成形されているがこれに替えてフェルール上面8に達することなく、途中で終わる窪部であってもよい。
この発明はMTコネクタ用のフェルールまたはMPOコネクタのフェルールのいずれにも適用できるし、また先端面に穿孔されている光ファイバの挿通孔4の配列は一列に限らず複数列のものにも適用できることはいうまでもない。
この発明の第一の実施例を示す斜視図 この発明の第二の実施例を示す斜視図 この発明の実施状況を示す縦断面図 従来の光コネクタの実施状況を示す縦断面図 従来の光コネクタの実施状況を示す縦断面図
符号の説明
1 フェルール
2 ガイドピン案内孔
3 接着剤充填孔
4 光ファイバ挿入孔
5 斜め研磨面
6 非斜め研磨面
7 窪部
8 フェルール上面

Claims (4)

  1. フェルールの長手方向に穿孔されているガイドピン案内孔と斜め研磨された先端面とを有する一対のフェルールがその斜め研磨面同士が密着するようにして押圧保持される光コネクタであって、
    前記先端面の斜め研磨によりせり出した側の辺縁部に非斜め研磨面が形成され、前記斜め研磨面に露出するガイドピン案内孔の縁部に窪部が形成され、この窪部が斜め研磨面に沿って非斜め研磨面側のフェルール上面に連通するように溝状に延長されてなる光コネクタ。
  2. 前記窪部は、前記先端面におけるガイドピン案内孔の周囲全体に形成したすり鉢状の窪みとして形成される請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記窪部の径はガイドピン案内孔の直径以上である請求項1記載の光コネクタ。
  4. 前記一対のフェルールは樹脂で形成され、
    前記一対のフェルールの一方に形成された前記窪部は、前記一対のフェルールの他方におけるガイドピン案内孔の縁部にガイドピンとの間のせん断応力によって生じた突き出し部分を収容する請求項1から3のいずれか1つに記載の光コネクタ。
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