JP4814844B2 - 多心光コネクタおよびその研磨方法 - Google Patents
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Description
この発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、多心光コネクタフェルール接続端面を研磨して、この接続端面から光ファイバの先端部突き出し工程において、ファイバの突き出し量に不揃いが発生しない多心光コネクタおよびその研磨方法を提供することを目的とする。
であることを特徴とする。
図1に示すように多心光テープ心線1の先端部分が多心光コネクタフェルール2内に挿通される。この多心光テープ心線1は、その先端部の被覆層が除去されて裸の光ファイバが露出され、図3に示されるように定ピッチで一列に平行に並んで設けられた光ファイバ挿入孔21に案内され接着固定される。
そして、前記光ファイバ挿入孔21の列の両側近傍には、後述するダミー研磨部材を取り付けるためのダミー研磨部材装着孔7が設けられている。
さらにこのダミー研磨部材装着孔7の深さは光テープ心線挿通孔9にまで達しないことが望ましい。これにより、ダミー研磨部材装着孔7に光ファイバが誤挿入されるという虞が無くなるという効果がある。
なおダミー研磨部材はダミー用の他の光ファイバを利用するかまたは同じような物性を備えた他の繊維状部材でもよい。
なお、ダミー研磨部材装着孔7の長さがフェルール自体を貫通してしまうと、この光テープ心線挿通9の開口部分が拡がってしまい光テープ心線1先端部で口出しされた光ファイバの誤挿入の可能性があるので、前記ダミー研磨部材装着孔7がフェルール自体を貫通してしまうことは望ましくない。
図4(a)に示すものは4心の光テープ心線のファイバfおよびその両側にこの光ファイバfと同じピッチpでダミー研磨部材dがフェルール2の接続端面に接着固定された状態である。このフェルール2を公知の研磨装置に装着して、その接続端面に各種の研磨工程、例えば平面研磨工程ついで微粒研磨材を用いて前記フェルールの接続端面を例えばバフ研磨工程を加えることによってフェルール接続端面上に各光ファイバの先端部を所要量(数ミクロン)突き出させて(突き出し工程)PCコンタクトがとれるように構成される。
一方、中央部の光ファイバ群f,f---は互いに隣り合って他の光ファイバが植設されているので過度の研磨が防止されて所定の研磨量が得られ、このため所定の突き出し高さが得られる。
2 フェルール
21 光ファイバ挿入孔
3 フェルール接続端面
4 ガイドピン
5 ガイドピン挿入孔
6 クランプスプリング
7 ダミー研磨部材装着孔
8 接着剤充填窓
9 光テープ心線挿通孔
91光テープ心線挿通孔の側壁
f 光ファイバ
d ダミー研磨部材
Claims (18)
- 複数本の光ファイバ挿入孔がコネクタフェルールの接続端面に少なくとも一列設けられ、この光ファイバ挿入孔列の両端近傍にダミー研磨部材装着孔が設けられて成ることを特徴とする多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔にダミー研磨部材が装着されて成る請求項1記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材は通信用光ファイバまたはこれと均等の物理特性を備えた繊維状部材であることを特徴とする請求項2記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔が設けられる位置は、前記光ファイバ挿入孔列に並んでその両端部近傍であって、かつガイドピン挿入孔よりも内側であることを特徴とする請求項1記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔にダミー研磨部材が装着されて成る請求項4記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材は通信用光ファイバまたはこれと均等の物理特性を備えた繊維状部材であることを特徴とする請求項5記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔の位置が前記光ファイバ挿入孔列に並んでその両端部近傍でかつ光テープ心線挿通孔の側壁延長線の内側であって、このダミー研磨部材装着孔は前記光テープ心線挿通孔に貫通しない長さであることを特長とする請求項1記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔にダミー研磨部材が装着されて成る請求項7記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材は通信用光ファイバまたはこれと均等の物理特性を備えた繊維状部材であることを特徴とする請求項8記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔の位置が前記光テープ心線挿通孔の側壁の延長線上であって、このダミー研磨部材装着孔はフェルールを貫通しない長さであることを特徴とする請求項1記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔にダミー研磨部材が装着されて成る請求項10記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材は通信用光ファイバまたはこれと均等の物理特性を備えた繊維状部材であることを特徴とする請求項11記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔の位置が前記光テープ心線挿通孔の側壁の延長線とガイドピン挿入孔との間であって、このダミー研磨部材装着孔の長さは最大でフェルールを貫通する長さであることを特徴とする請求項1記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔にダミー研磨部材が装着されて成る請求項13記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材は通信用光ファイバまたはこれと均等の物理特性を備えた繊維状部材であることを特徴とする請求項14記載の多心光コネクタ。
- 前記ダミー研磨部材装着孔を備えた光ファイバ挿入孔列がフェルールの接続端面に複数段にわたって積層されて成ることを特徴とする請求項1記載の多心光コネクタ。
- 多心光テープ心線の少なくとも一方の端末に請求項1記載の多心光コネクタを接着固定して成る多心光コネクタ付き光ファイバケーブル。
- 複数本の光ファイバをコネクタフェルールの光ファイバ挿入孔に挿入接着し、このコネクタフェルールの接続端面を光コネクタ研磨機で平面研磨工程および光ファイバ先端部の突き出し工程等を加えて光コネクタフェルールの端面を研磨する際、前記光ファイバ挿入孔列の両端近傍に光ファイバと並んでダミー研磨部材を装着し、次いで複数本の光ファイバとダミー研磨部材とを同時に研磨することを特徴とする多心光コネクタの研磨方法。
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