JP4688552B2 - レンズ駆動装置及びカメラモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電子機器例えばカード形デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されて、フォーカシング及びズーミングを行うレンズ駆動装置、及びこの装置を備えて構成されるカメラモジュールに関する。
従来、レンズを移動させて変倍(ズーミング)を行い、その変倍状態で合焦(フォーカシング)を行うズームレンズ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このズームレンズ装置は、固定筒に回転筒を収容するとともに、この回転筒の内部に、に、前群レンズ、シャッタブロック、後群レンズ移動筒、直進筒、後群レンズ枠、駆動リング、及び直進ガイド枠等の筒状部材を収容している。固定筒に対して、回転筒、後群レンズ枠、直進筒、及び後群レンズ枠は、この記載順に小径に形成されて固定筒内に同心的に収容されている。モータで駆動される駆動リングと回転筒との連係部に、一定範囲内で駆動リングのみの回転を許す空転域を設けている。
特許文献1のズームレンズ装置では、空転域を超えて駆動リングを変位させることにより、移動筒を回転させるに伴い前群レンズと後群レンズとを移動して変倍を行わせた後、空転域内で駆動リングを変位させることで、移動筒の回転が停止された状態で後群レンズだけを移動させて合焦を行うことができる。
この場合、後群レンズを光軸が延びる方向に移動させて変倍するのに、後群レンズ移動筒の回転により、この移動筒の内周に設けた複数のカム溝と後群レンズ枠のカムピンとの係合位置を変化させて行っている。又、後群レンズを移動させて合焦するのにも、後群レンズ移動筒の回転により、この移動筒の外周に設けた複数のカム溝と駆動リングのカム突起との係合位置を変化させて行っている。
特開平10−133091号公報(段落0006−0016、図1−図6)
特許文献1に記載の技術では、多数の筒状部材を同心的に配置しているので、夫々の筒状部材の厚み、隣接する筒状部材相互が競らないようにするための嵌め合い隙間などによって、最外周の筒状部材をなす固定筒の外径が規定される。これにより、後群レンズを保持した後群レンズ枠の直径に対して固定筒の直径は大きくならざるを得ず、このズームレンズ装置は被写体側から見て縦横の寸法が大きい。
ところで、例えばカメラ付き携帯電話等の携帯機器に搭載されるカメラモジュール等では、その搭載の利便性等のために、被写体側から見た縦横の寸法の内の一方を狭めた形態とすることが要請されている。しかし、特許文献1に記載の技術では、最外周の固定筒の外径を小さくするには適していないため、前記要請を満たすことはできない。
又、カム溝へのカムピン及びカム突起の係合位置を変化させて変倍又は合焦を行う特許文献1に記載の技術は、カム溝を設け得る範囲が小さく制限された構成であって、この条件下で後群レンズ移動筒の回転角に従ってカム溝の光軸に対する傾斜角度に応じて後群レンズを移動させるので、合焦精度を高めるには不利である。
本発明の目的は、変倍位置での合焦精度を向上できるとともに、被写体側から見た縦横の寸法の内の一方をレンズ群の径の大きさに適合させて狭めた形態にできるレンズ駆動装置及びカメラモジュールを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のレンズ駆動装置は、直方体形状をなしその長手方向中間位置にガイド部材及び固定レンズが取付けられたケーシングと;前記ケーシングに内蔵され前記ガイド部材に沿って光軸が延びる方向に移動される第1の可動レンズと;この第1の可動レンズに対向して前記ケーシングに内蔵され前記ガイド部材に沿って前記光軸が延びる方向に移動される第2の可動レンズと;前記固定レンズ及び両可動レンズのレンズ群と前記ケーシングの長手方向の一端壁との間に位置して前記ケーシングに内蔵され、第1の電気モータを備え、このモータの動力で前記第1、第2の可動レンズを同期して移動させるズーム機構と;前記レンズ群と前記ケーシングの長手方向の他端壁との間に位置して前記ケーシングに内蔵され、第2の電気モータを備え、前記ズーム機構で移動された前記第1、第2の可動レンズの内の一方を前記第2の電気モータの動力で移動させるフォーカス機構と;を具備し、前記第1、第2の可動レンズの内の一方が、ねじ軸配置部を有して前記ガイド部材に沿って移動されるベース部材と、前記ねじ軸配置部に回転自在に支持されて前記フォーカス機構により回転される送りねじ軸と、フォーカスレンズを保持するとともに前記送りねじ軸に螺合するナットを有して前記ベース部材に対して前記光軸が延びる方向に移動自在に設けられたフォーカスレンズホルダとを備えている。
この発明のレンズ駆動装置は、ズーム機構により第1、第2の可動レンズを固定レンズに対して光軸が延びる方向に移動させて変倍(ズーミング)してから、それにより得た変倍位置で、フォーカス機構により一方の可動レンズのフォーカスレンズを光軸が延びる方向に移動させて合焦(フォーカシング)することができる。この合焦では、フォーカスレンズを保持したフォーカスレンズホルダに設けたナットと、フォーカス機構で回転される送りねじ軸との噛み合いの変化で、送りねじ軸の回転に対するフォーカスレンズの送り量を微小に制御できるので、高い精度で合焦させることができる。
更に、この発明では、ケーシングに内蔵されるズーム機構とフォーカス機構とをレンズ群の両側に個別に配置して並べたので、被写体側から見たケーシングの形状を、その縦横の寸法の内の一方が他方より狭められた長方形状に形成できる。この場合、並び方向と直交する方向に沿うレンズ群の両側に、前記両機構の要素が配置されないので、ケーシングの長手方向の延びる両側壁をレンズ群に可能な限り近付けることができる。
本発明のレンズ駆動装置の好ましい形態では、前記ズーム機構が、周面にカム溝を有して前記光軸が延びる方向に延びる円柱状のカム、及びこのカムを回転させる前記第1の電気モータを備え、前記カム溝に、前記一方の可動レンズに対する他方の可動レンズと前記ベース部材の夫々に設けたカム従動子を係合させている。
この発明の形態は、カムを回転駆動することにより、カム溝とカム従動子との係合位置を変えて両方の可動レンズを同期して変倍位置に移動させる際に、カム溝のリード角に応じて素早く変倍位置に両可動レンズを粗動させるのに適している。しかも、円柱状カムの周面に沿って螺旋状に設けられるカム溝のリード角を大きくするのに格別な制約がないので、可動レンズの最大祖動寸法を大きく確保でき、それにより、大きな変倍性能を得るのに適している。
本発明のレンズ駆動装置の好ましい形態では、前記フォーカス機構が、前記ズーム機構による最大ズーム寸法より長く前記光軸が延びる方向に延びる歯車部を有した駆動軸、及びこの駆動軸を回転させる前記第2の電気モータを備え、前記駆動軸の軸方向に沿って前記歯車部に摺動自在に噛み合う入力歯車を前記送りねじ軸に設けている。
この発明の形態では、ズーム機構により可動レンズが変倍位置に移動されると同時に移動される送りねじ軸の入力歯車が、駆動軸の軸方向に沿って歯車部を摺動するので、駆動軸の歯車部との噛み合いを維持したままで変倍位置でのフォーカス機構による合焦動作を実現させることができる。
又、前記課題を解決するために、本発明のレンズ駆動装置は、直方体形状をなしその長手方向中間位置にガイド部材及び固定レンズが取付けられたケーシングと;第1のカム従動子を有して前記ケーシングに内蔵され前記ガイド部材に沿って光軸が延びる方向に移動される第1の可動レンズと;第2のカム従動子を有し前記第1の可動レンズに対向して前記ケーシングに内蔵され前記ガイド部材に沿って前記光軸が延びる方向に移動される第2の可動レンズと;前記固定レンズ及び両可動レンズのレンズ群と前記ケーシングの長手方向の一端壁との間に位置して前記ケーシングに内蔵され、前記第1、第2のカム従動子が係合するカム溝を周面に有して前記光軸が延びる方向に延びるカム、及びこのカムを回転させる第1の電気モータを備えて、前記第1、第2のレンズを同期して移動させるズーム機構と;前記レンズと前記ケーシングの長手方向の他端壁との間に位置して前記ケーシングに内蔵され、前記ズーム機構による最大ズーム寸法より長く前記光軸が延びる方向に延びる歯車部を有した駆動軸、及びこの駆動軸を回転させる第2の電気モータを備えるフォーカス機構と;を具備し、前記第1、第2のレンズの内の一方が、前記第1、第2のカム従動子の内の一方及び前記駆動軸の近くに配置されるねじ軸配置部を有して前記ガイド部材に沿って移動されるベース部材と、前記駆動軸の軸方向に沿って前記歯車部に摺動自在に噛み合う入力歯車を有して前記ねじ軸配置部に回転自在に支持された送りねじ軸と、フォーカスレンズを保持するとともに前記送りねじ軸に螺合するナットを有して前記ベース部材に対して前記光軸が延びる方向に移動自在に設けられたフォーカスレンズホルダと、
を備えている。
この発明のレンズ駆動装置は、ズーム機構の第1の電気モータを駆動してカムを回転させ、このカムと第1、第2の可動レンズのカム従動子との係合位置を変化させることにより、第1、第2の可動レンズを固定レンズに対して光軸が延びる方向に移動させて変倍(ズーミング)できる。この後、前記ズーミングにより得た変倍位置で、フォーカス機構の第2の電気モータを駆動して駆動軸を回転させて、送りねじ軸とこれに螺合されたフォーカスレンズホルダのナットとの噛み合い位置を変化させることにより、一方の可動レンズのフォーカスレンズを光軸が延びる方向に移動させて合焦(フォーカシング)することができる。この合焦では、フォーカスレンズを保持したフォーカスレンズホルダに設けたナットと、フォーカス機構で回転される送りねじ軸との噛み合いの変化で、送りねじ軸の回転に対するフォーカスレンズの送り量を微小に制御できるので、高い精度で合焦させることができる。
更に、この発明では、ケーシングに内蔵されるズーム機構とフォーカス機構とをレンズ群の両側に個別に配置して並べたので、被写体側から見たケーシングの形状を、その縦横の寸法の内の一方が他方より狭められた長方形状に形成できる。この場合、並び方向と直交する方向に沿うレンズ群の両側に、前記両機構の要素が配置されないので、ケーシングの長手方向の延びる両側壁をレンズ群に可能な限り近付けることができる。
本発明のレンズ駆動装置の好ましい形態では、ガイド孔を前記ベース部材に設けるとともに、前記フォーカスレンズの周りに位置する摺動部を前記フォーカスレンズホルダに設け、この摺動部を前記ガイド孔に摺動自在に嵌合させている。
この発明の形態では、ガイド孔と摺動部との摺動により、送りねじ軸とナットとの螺合部に、フォーカスレンズホルダ及びフォーカスレンズ等の重さが集中して作用することを軽減できるので、合焦動作が円滑化されて螺合部の耐久性を向上できる。
本発明のレンズ駆動装置の好ましい形態では、前記ガイド部材に摺動自在に嵌合する複数の摺動孔を前記フォーカスレンズホルダに設けている。
この発明の形態でも、送りねじ軸とナットとの螺合部に、フォーカスレンズホルダ及びフォーカスレンズ等の重さが集中して作用することを軽減できるので、合焦動作が円滑化されて螺合部の耐久性を向上できる。
又、前記課題を解決するために、本発明のカメラモジュールは、請求項1から6の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と;このレンズ駆動装置の光軸上に配置された撮像素子と;前記レンズ駆動装置が有したズーム機構を制御してズーミングを実行させるとともに、前記レンズ駆動装置が有したフォーカス機構を制御してフォーカシングを実行させる制御部と;を具備している。
この発明は、前記各発明の内のいずれか一つのレンズ駆動装置を備えているので、既述の作用を得て、変倍位置での合焦精度を向上できるとともに、被写体側から見た縦横の寸法の内の一方をレンズ群の径の大きさに適合させて狭めた形態にできるカメラモジュールを提供できる。
本発明によれば、変倍位置での合焦精度を向上できるとともに、被写体側から見た縦横の寸法の内の一方をレンズ群の径の大きさに適合させて狭めた形態にできるレンズ駆動装置及びカメラモジュールを提供できる。
図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図5中符号11はカメラモジュールを示している。カメラモジュール11は、例えばカメラ付き携帯電話等の薄型の携帯電子機器が有したボディ内のプリント配線基板上に実装される。カメラモジュール11は、レンズ駆動装置12、回路ブロック13、及び撮像素子14等を備えている。
レンズ駆動装置12は、被写体側から見た形状が長方形状をなす直方体形状のケーシング21に、複数のガイド部材例えば第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26と、複数群例えば4群構成のレンズと、ズーム機構28と、フォーカス機構29等を内蔵して構成されている。
図1〜図4に示すようにケーシング21は、被写体側から見た平面形状が長方形状をなすベース22と、このベース22に対応した大きさでかつ直方体状の箱形状をなすとともに裏面が開放されたカバー23とを連結して形成されている。ベース22はカバー23の裏面開口を閉じるように配置されている。ベース22及びカバー23は硬質合成樹脂製である。
ベース22と対向するように位置するカバー23の正面壁23aの長手方向略中央部は開口され、その開口縁部23bの内周面に雌ねじが形成されている。正面壁23aには、その裏面に突出しかつ開口縁部23bに一体に連続するレンズホルダ部24が形成されている。
金属の丸棒等からなる第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26は、その一端部をベース22の取付け穴22aに圧入するとともに、他端部をカバー23の取付け穴23cに圧入して、ベース22とカバー23の正面壁23aとにわって固定されている。これら第1のガイド軸25と第2のガイド軸26は、相互間に4群構成のレンズを置いて、この4群構成のレンズの光軸Oと平行に設けられている。
図1に示すように一方のガイド軸例えば第1のガイド軸25は、カバー23の長い側壁の内の一方で主として形成されるケーシング21の長手方向に延びる一側壁21aに寄せて配置され、他方のガイド軸例えば第2のガイド軸26は、カバー23の長い側壁の内の他方で主として形成されるケーシング21の長手方向に延びる他側壁21bに寄せて配置されている。つまり、第1のガイド軸25と第2のガイド軸26は、これらを結ぶ直線が、ケーシング21の長手方向に対して斜めに交差する関係となるように配置されている。それにより、4群構成のレンズにズーム機構28又はフォーカス機構29をより近付けて配置することを、第1のガイド軸25と第2のガイド軸26が極力妨げないようにしている。
カバー23のレンズホルダ部24には、被写体側から見て、言い換えれば、光の入射方向から見て第1群レンズをなす第1の固定レンズ31が、正面壁23aの前記開口を閉じるように対向して固定されている。第1の固定レンズ31は、開口縁部23bの雌ねじに螺合したリング形のレンズ押さえ34と、レンズホルダ部24の環状レンズ受部24aとの間に挟着されている。第1の固定レンズ31及びレンズ押さえ34は必要により接着剤を用いてカバー23に接着される。
ベース22の長手方向略中央部には、光の入射方向から見て第4群レンズをなす第2の固定レンズ33が第1の固定レンズ31と対応して固定されている。この第2の固定レンズ33及び第1の固定レンズ31は、いずれも1枚又は組み合わされた複数枚のレンズ要素で形成されている。
図2〜図4に示すようにベース22の長手方向略中央部には、光の入射方向から見て第2群レンズをなす第1の可動レンズ35が第1の固定レンズ31と対向して内蔵されている。第1の可動レンズ35は、第1のレンズホルダ36にレンズバレル37を介して第1のレンズ38を固定して形成されている。第1のレンズ38は1枚又は組み合わされた複数枚のレンズ要素で形成されている。
第1のレンズホルダ36は、レンズバレル37が固定されるリング部36f(図1参照)の直径方向に沿って外方に延出する一対の腕部36d、36e(図1参照)を有して形成されている。一方の腕部36dは摺動孔36aを有し、他方の腕部36eは摺動溝36bを有している。
摺動孔36aを第1のガイド軸25に摺動自在に嵌合させるとともに、摺動溝36bを第2のガイド軸26に摺動自在に嵌合させることによって、これら第1のガイド軸25と第2のガイド軸26にわたって第1のレンズホルダ36が支持されている。この第1のレンズホルダ36は光軸Oが延びる方向に第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に沿って移動自在である。
図1に示すように第1の可動レンズ35は一方の腕部36dより短い凸部36cを有している。図1及び図2に示すように凸部36cには、その先端面に対して突没する方向に沿って進退可能に第1のカム従動子39が取付けられている。第1のカム従動子39は、凸部36cの先端面から突出する半球状ヘッドを有しているとともに、このヘッドの根元に係合して設けられた球面状のばね40で凸部36cから突出する方向に付勢されている。
図2〜図4に示すようにベース22の長手方向略中央部には、光の入射方向から見て第3群レンズをなす第2の可動レンズ41が第2の固定レンズ33及び第1の可動レンズ35の間にこれらと対向して内蔵されている。この第2の可動レンズ41は、ベース部材42、第2のレンズとして機能するフォーカスレンズ43、第2のレンズホルダとして機能するフォーカスレンズホルダ44、及び送りねじ軸45等を備えている。
ベース部材42は、第1のレンズホルダ36と同様にリング部の直径方向に沿って外方に延出する一対の腕部を有している。そして、夫々の腕部は摺動孔42aを有している。ベース部材42はその摺動孔42a間に位置する円形のガイド孔42bを有している。
このベース部材42は、摺動孔42aを第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に夫々摺動自在に嵌合させることによって、これら第1のガイド軸25と第2のガイド軸26にわたって支持されている。このベース部材42は光軸Oが延びる方向に第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に沿って移動自在である。
図2に示すようにベース部材42には、光軸Oが延びる方向に沿って第1の可動レンズ35の凸部36cと対向する凸部42cが一体に設けられている。凸部42cには、その先端面に対して突没する方向に沿って進退可能に第2のカム従動子46が取付けられている。第2のカム従動子46は、凸部42cの先端面から突出する半球状ヘッドを有しているとともに、このヘッドの根元に係合して設けられた球面状のばね47で凸部42cから突出する方向に付勢されている。第1のカム従動子39と第2のカム従動子46とは平行に設けられる。
図3及び図4に示すようにベース部材42の第2のガイド軸26側にはねじ軸配置部42dが一体に設けられている。ねじ軸配置部42dはガイド孔42bを境に第2のカム従動子46とは反対側に位置している。ねじ軸配置部42dは光軸Oが延びる方向に対応して互いに平行な壁部を有している。
送りねじ軸45は、その一端部側部位にねじ部より大径な入力歯車45aを有している。送りねじ軸45は、その一端部をねじ軸配置部42dの一方の壁部に設けた軸受孔に回転自在に挿入するとともに、他端部をねじ軸配置部42dの他方の壁部に取付けられた軸受48に回転自在に挿入して取付けられている。これにより、送りねじ軸45は光軸Oが延びる方向と平行状に配置されてねじ軸配置部42dに回転自在に支持されている。
フォーカスレンズホルダ44は、第1のレンズホルダ36と同様にリング部の直径方向に沿って外方に延出する一対の腕部を有している。夫々の腕部は摺動孔44aを有している。これら摺動孔44a間に位置してフォーカスレンズホルダ44には例えば短い円筒状の摺動部44bが設けられている。
フォーカスレンズホルダ44は、その摺動孔42aを第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に夫々摺動自在に嵌合させることによって、これら第1のガイド軸25と第2のガイド軸26にわたって支持されている。フォーカスレンズホルダ44は光軸Oが延びる方向に第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に沿って移動自在である。
このフォーカスレンズホルダ44は、その摺動部44bをガイド孔42bに摺動自在に嵌合してベース部材42に対して組合わされている。フォーカスレンズホルダ44の摺動部44b内にレンズバレル49を介してフォーカスレンズ43が固定されている。したがって、フォーカスレンズ43の周りに摺動部44bが配置されている。フォーカスレンズ43は1枚又は組み合わされた複数枚のレンズ要素で形成されている。このフォーカスレンズ43の光入射側となる表面は第1のレンズ38と対向し、フォーカスレンズ43の裏面は第2の固定レンズ33と対向している。
図3及び図4に示すようにフォーカスレンズホルダ44は、ねじ軸配置部42d内に配設された連結部44cを有している。この連結部44cにはナット50が圧入して固定されている。このナット50には送りねじ軸45が螺合して貫通している。したがって、互いに螺合したナット50と送りねじ軸45を介して連結部44cとねじ軸配置部42dとが連結されており、この連結を介してベース部材42とフォーカスレンズホルダ44とが同期して移動することが可能となっている。連結部44cとこれに対向したねじ軸配置部42dの一方の壁部との間には、付勢部材としてコイルばね51が圧縮状態に挟設されている。このコイルばね51の付勢により、螺合部の噛み合いの遊びを消失させて合焦精度の向上が図られている。
図1及び図2に示すように第3群レンズをなす第2の可動レンズ41のベース部材42には検出凸部42fが一体に突設されている。同様に、第3群レンズのフォーカスレンズホルダ44にも検出凸部44fが一体に突設されている。検出凸部42fと検出凸部44fは、光軸Oが延びる方向に沿って互いに並んでいて、相互に干渉しないようになっている。
前記ズーム機構28は、第1の可動レンズ35と第2の可動レンズ41を同期して移動させるもので、図1及び図2に示すように4群構成のレンズとケーシング21の長手方向の一端壁21cとの間のスペースS1に配置されている。このスペースS1には第1のガイド軸25、第1のカム従動子39、及び第2のカム従動子46が臨んでいる。ズーム機構28は、第1の電気モータ61、カム62、及び第1の伝達部材63を備えている。
第1の電気モータ61には、円筒状をなすステッピングモータ等の正逆回転可能なモータが使用されている。第1の電気モータ61は、ベース22上にねじ64(図1参照)で固定された第1の支持部材65と、前記ねじ64でベース22に共締めされた第1のモータ押さえ66とで挟まれて固定されている。
この第1の電気モータ61の回転軸には駆動歯車67が固定されている。図2に示すように第1の伝達部材63は、例えば大歯車63aと小歯車63bとを有した歯車体である。第1の伝達部材63はその両端部をベース22と第1の支持部材65とに回転自在に嵌合して設けられている。大歯車63aは駆動歯車67に噛み合わされている。
図2に示すようにカム62は、外周面に二条のカム溝として例えばヘリコイド溝62a、62bが設けられた円柱状のカム要素71と、このカム要素71の一端部に取付けられた入力歯車72とを備えている。二条のヘリコイド溝62a、62bの相互間隔は、第1のカム従動子39と第2のカム従動子46との相互間隔と同じである。なお、これらヘリコイド溝62a、62bによって、最大ズーミング寸法は例えば7mm〜10mmに設定されている。
カム62は光軸Oと平行な姿勢でケーシング21内に回転自在に設けられている。すなわち、カム62の軸方向一端に突設された軸部は、ベース22に設けた軸受穴22bに嵌合して回転自在に支持されている。カム62の軸方向他端に突設された軸部は、第1のモータ押え66に形成されたカム支持部66aに軸受73を介して回転自在に支持されている。
カム要素71より大径な入力歯車72は前記第1の伝達部材63の小歯車63bに噛み合わされている。したがって、第1の伝達部材63は、駆動歯車67にカム62を連動させる伝達手段として機能している。なお、この伝達手段において、大歯車63aと小歯車63bとの少なくとも一方は、それが取付けられる軸部分に対して一体に形成されていても良く、又は別に形成して前記軸部分に連結してもよい。又、前記連動における減速比又は増速比を増やすために、第1の伝達部材63は複数用いた歯車列とすることもできる。
カム要素71の一方のヘリコイド溝62aには第1の可動レンズ35が有した第1のカム従動子39の半球状ヘッドが摺動自在に係合されている。同様に、カム要素71の他方のヘリコイド溝62bには第2の可動レンズ41が有した第2のカム従動子46の半球状ヘッドが摺動自在に係合されている。
図2中符号74は付勢体例えばコイルばねを示している。コイルばね74は、その一端をカバー23の正面壁23aの裏面に固定されたばね受板75に当接させ、他端を軸受73に当接させて、これらの間に圧縮状態に挟設されている。このコイルばね74はカム62をベース22に向けて付勢している。この付勢により、ヘリコイド溝62aとこれに係合した第1のカム従動子39との間の遊びが消失されるとともに、ヘリコイド溝62bとこれに係合した第2のカム従動子46との間の遊びが消失されて、ズーム動作(変倍動作)での可動レンズ35,41の移動精度を向上できるようになっている。
前記フォーカス機構29は、送りねじ軸45を回転させることにより合焦動作をさせるもので、図1、図3及び図4に示すように4群構成のレンズとケーシング21の長手方向の他端壁21dとの間のスペースS2に配置されている。このスペースS2には、第2のガイド軸26、検出凸部42f、及び検出凸部44fが臨んでいる。フォーカス機構29は、第2の電気モータ81、駆動軸82、及び第2の伝達部材83を備えている。
第2の電気モータ81には、円筒状をなすステッピングモータ等の正逆回転可能なモータが使用されている。第2の電気モータ81は、ベース22上にねじ84(図1及び図2参照)で固定された第2の支持部材85と、前記ねじ84でベース22に共締めされた第2のモータ押さえ86とで挟まれて固定されている。
この第2の電気モータ81の回転軸には駆動歯車87が固定されている。図3及び図4に示すように第2の伝達部材83は、例えば大歯車83aと小歯車83bとを有した歯車体である。第2の伝達部材83はその両端部をベース22と第2の支持部材85とに回転自在に嵌合して設けられている。大歯車83aは駆動歯車87に噛み合わされている。
図3及び図4に示すように駆動軸82は、歯車部82aと、この歯車部82aの一端に連続して設けられた入力歯車82bとを有している。この駆動軸82は光軸Oと平行な姿勢でケーシング21内に回転自在に設けられている。すなわち、駆動軸82の軸方向一端に突設された軸部は、ベース22に設けた軸受穴22dに嵌合して回転自在に支持されている。駆動軸82の軸方向他端に突設された軸部は、第2のモータ押え86に形成されたカム支持部86aに設けた軸受穴86bに嵌合して回転自在に支持されている。
歯車部82aより大径な入力歯車82bは前記第2の伝達部材83の小歯車83bに噛み合わされている。したがって、第2の伝達部材83は、駆動歯車87に駆動軸82を連動させる伝達手段として機能している。なお、この伝達手段において、大歯車83aと小歯車83bとの少なくとも一方は、それが取付けられる軸部分に対して一体に形成されていても良く、又は別に形成して前記軸部分に連結してもよい。又、前記連動における減速比又は増速比を増やすために、第2の伝達部材83は複数用いた歯車列とすることもできる。
歯車部82aは、軸状であって、光軸Oが延びる方向に延びていて、その長さはズーム機構28による最大ズーム寸法(最大変倍寸法)より長い。この歯車部82aは送りねじ軸45の入力歯車45aに噛み合わされている。
又、図1及び図2に示すようにケーシング21には、その他端壁21dを通って第1の検知部91と、第2の検知部92とが配置されている。検出部91,92は、ケーシング21の一側壁21a及び両端壁21c、21d外面にわたって装着されたフレキシブル配線基板93の貼り付けられた補強板94(図1及び図2参照)に支持されている。なお、フレキシブル配線基板93は第1の電気モータ61及び第2の電気モータ81に対しても電気的に接続されている。
これら検出部91,92には被写体側から見て略コ字形をなすフォトインタラプタが用いられる。第1の検知部91の検出溝には光軸Oが延びる方向に移動可能にフォーカスレンズホルダ44の検出凸部44fが挿入されている。第2の検知部92の検出溝には光軸Oが延びる方向に移動可能にベース部材42の検出凸部42fが挿入されている。第1の検知部91と検出凸部44fとによって合焦(フォーカシング)を開始する際の基準位置(原点)を求める情報が検出され、第2の検知部92と検出凸部42fとによって変倍(ズーミング)を開始する際の基準位置(原点)を求める情報が検出されるようになっている。
前記回路ブロック13は、図5に示すように制御部111と、モータドライバ112,113と、信号処理部114等を備えている。
制御部111は、CPU及びメモリなどを有していて、撮像素子14を駆動させる制御、ズーム機構28を駆動させてズーミングを実行させる制御、及びフォーカス機構29を駆動させてフォーカシングを実行させる制御等を含むカメラモジュール11の全般の制御を担う。モータドライバ112は、ズーム機構28を駆動する場合に、第1の電気モータ61に必要な数の駆動パルスを印加するものであり、同様にモータドライバ113は、フォーカス機構29を駆動する場合に、第2の電気モータ81に必要な数の駆動パルスを印加するものである。
信号処理部114は撮像素子14から出力された撮像信号を処理して、制御部111に供給するものである。撮像素子14にはCCDまたはCMOS等の半導体ディバイスが用いられている。撮像素子14は図2〜図4に示すように第2の固定レンズ33と対向して光軸O上に配置されている。
撮像素子14を支持したプリント配線基板115は、ベース22の裏面に位置決めして固定されるとともに、このプリント配線基板115及び前記フレキシブル配線基板93は夫々図示しないマザーボードに接続されている。このマザーボードに、制御部111、モータドライバ112,113、及び信号処理部114等が搭載されている。なお、図5中符号116はLCD等からなる表示部を示している。この表示部116は、カメラモジュール11が組み込まれた携帯電子機器に設けられていて、撮像素子14が撮像した画像情報や前記メモリのメモリ情報等が表示される。
以上の構成のカメラモジュール11は、ケーシング21に内蔵されるズーム機構28とフォーカス機構29とを4群構成のレンズの両側に個別に配置して並べている。このため、被写体側から見たケーシング21の形状を、このケーシング21の縦横の寸法の内の一方が他方より狭められた長方形状に形成できる。この場合、4群構成のレンズに対して図1に示すように並び方向と直交する方向に、ズーム機構28とフォーカス機構29の要素が配置されることがないので、ケーシング21の長手方向の延びる一側壁21a及び他側壁21bを4群構成のレンズに可能な限り近付けて、このレンズ群と一側壁21a及び他側壁21bとの間のギャップg(図1参照)を小さくできる。すなわち、ケーシング21の一側壁21a及び他側壁21b間の寸法を、4群構成のレンズの径より僅かに大きい程度にできる。したがって、このカメラモジュール11は、カメラ付き携帯電話等の携帯機器に搭載するのに好適である。
前記構成のカメラモジュール11が使用される場合には、まず、ズーム機構28が駆動されて、第1の可動レンズ35と第2の可動レンズ41とが同期して、光軸Oが延びる方向に沿って原点位置から変倍位置(ズーム位置)まで移動される。
つまり、第1の電気モータ61が駆動されることにより、その回転動力が、駆動歯車67と第1の伝達部材63の大歯車63aとの噛み合い、及び第1の伝達部材63の小歯車63bとカム62の入力歯車72との噛み合いにより減速されながらカム62に伝達される。それによるカム62の回転に従い、第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26で周り止めされている第1の可動レンズ35が、カム要素71のヘリコイド溝62aに係合している第1のカム従動子39を介して光軸Oが延びる方向に第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に沿って移動される。同時に、カム要素71のヘリコイド溝62bに係合している第2のカム従動子46を介して第2の可動レンズ41が、第1の可動レンズ35と同方向に光軸Oが延びる方向に同距離だけ第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26に沿って移動される。
ズーム機構28は、以上のように円柱状のカム62を回転させて、そのヘリコイド溝62aに対する第1のカム従動子39の係合位置、及びヘリコイド溝62bに対する第2のカム従動子46の係合位置を、夫々変えて可動レンズ35,41を同期して変倍位置に移動させるので、その際にヘリコイド溝62a、62bのリード角に応じて素早く変倍位置に可動レンズ35,41を粗動させるのに適しているともに、最大祖動寸法を円柱状のカム62の長さに応じて大きく確保できる点で好ましい。
こうした移動による変倍(ズーミング)の際、第2の可動レンズ41のベース部材42とフォーカスレンズホルダ44との相対位置は変化しないが、フォーカス機構29の駆動軸82に対する第2の可動レンズ41の位置は変化する。この場合、送りねじ軸45の入力歯車45aが駆動軸82の歯車部82aを摺動して、入力歯車45aと歯車部82aとの噛み合いが維持される。このため、以下説明する変倍位置でのフォーカス機構29による合焦動作を実現できる。
次に、フォーカス機構29が動作されて、合焦動作が実行される。
つまり、第2の電気モータ81が駆動されることにより、その回転動力が、駆動歯車87と第2の伝達部材83の大歯車83aとの噛み合い、及び第2の伝達部材83の小歯車83bと駆動軸82の入力歯車82bとの噛み合いにより減速されながら駆動軸82に伝達される。更に、駆動軸82の回転は、その歯車部82aと送りねじ軸45の入力歯車45aとの噛み合いにより減速されながら送りねじ軸45に伝達される。それによる送りねじ軸45の回転に従い、第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26で回り止めされているフォーカスレンズホルダ44は、それに固定されているナット50と送りねじ軸45との噛み合いが変わることによって、光軸Oが延びる方向に移動される。このため、フォーカスレンズホルダ44に保持されたフォーカスレンズ43が合焦位置に微動される。
この合焦では、既述のようにフォーカスレンズホルダ44に設けたナット50と、フォーカス機構29で回転される送りねじ軸45との噛み合いの変化で、送りねじ軸45の回転に対するフォーカスレンズ43の送り量を微小に制御できる。したがって、高い精度で合焦させることができる。
しかも、合焦の際、静止状態に保持されているベース部材42に対して移動されるフォーカスレンズホルダ44の摺動部44bは、ベース部材42のガイド孔42bを摺動する。つまり、フォーカスレンズホルダ44は、ナット50を介して送りねじ軸45との螺合部で支持されているだけではなく、ガイド孔42bにも支持されている。このため、送りねじ軸45とナット50との螺合部に、フォーカスレンズホルダ44、フォーカスレンズ43、及びレンズバレル49等の重さが集中して作用することが軽減される。加えて、フォーカスレンズホルダ44の摺動孔44aは第1のガイド軸25及び第2ガイド軸26に摺動自在に嵌合されている。この点においても、送りねじ軸45とナット50との螺合部に、フォーカスレンズホルダ44、フォーカスレンズ43、及びレンズバレル49等の重さが集中して作用することが軽減される。したがって、フォーカスレンズホルダ44が前記螺合部を支点とする片持ち状態で移動されることがないので、合焦動作が円滑化されるとともに螺合部の耐久性を向上できる。
本発明は前記一実施形態には制約されない。例えば、レンズ群は少なくとも一つの固定レンズと二つの可動レンズを有しておればよく、4群構成には制約されない。又、レンズ群が4群構成の場合、ズームのための第1の可動レンズ35と、ズーム及びフォーカスのための第2の可動レンズ41とを、前記一実施形態とは逆に、又、第2の可動レンズ41を第1の固定レンズ31に対向させるとともに、第1の可動レンズ35を第2の固定レンズ33に対向させて配置させて、実施することもできる。この場合、第2の可動レンズ41が第2群レンズとして使用され、第1の可動レンズ35が第3群レンズとして使用される。
本発明の一実施形態に係るレンズ駆動装置のカバーを一部切欠いた状態で各部品のレイアウトを平面的に示す図。 一実施形態に係るレンズ駆動装置を図1中F2−F2線に沿って示す断面図。 一実施形態に係るレンズ駆動装置を可動レンズが原点位置に配置された状態で図1中F3−F4線に沿って示す断面図。 一実施形態に係るレンズ駆動装置を合焦完了状態で図1中F3−F4線に沿って示す断面図。 第1実施形態のレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールの構成を示すブロック図。
符号の説明
11…カメラモジュール
12…レンズ駆動装置
13…回路ブロック
14…撮像素子
21…ケーシング
21a…ケーシングの一側壁
21b…ケーシングの他側壁
21c…ケーシングの一端壁
21d…ケーシングの他端壁
22…ベース
23…カバー
25…第1のガイド軸
26…第2のガイド軸
31…第1の固定レンズ
33…第2の固定レンズ
35…第1の可動レンズ
39…第1のカム従動子
41…第2の可動レンズ
42…ベース部材
42a…摺動孔
42b…ガイド孔
42d…ねじ軸配置部
43…フォーカスレンズ
44…フォーカスレンズホルダ
44a…摺動孔
44b…摺動部
45…送りねじ軸
45a…送りねじ軸の入力歯車
46…第2のカム従動子
50…ナット
61…第1の電気モータ
62…カム
62a…ヘリコイド溝(カム溝)
62b…ヘリコイド溝(カム溝)
81…第2の電気モータ
82…駆動軸
82a…歯車部
83…第2の伝達部材
111…制御部
O…光軸

Claims (7)

  1. 直方体形状をなしその長手方向中間位置にガイド部材及び固定レンズが取付けられたケーシングと;
    前記固定レンズに対向する位置で前記ケーシングの長手方向中間位置に内蔵され前記ガイド部材に沿って光軸が延びる方向に移動される第1の可動レンズと;
    この第1の可動レンズに対向して前記ケーシングの長手方向中間位置に内蔵され前記ガイド部材に沿って前記光軸が延びる方向に移動される第2の可動レンズと;
    前記固定レンズ及び両可動レンズのレンズ群と前記ケーシングの長手方向の一端壁との間であって、前記光軸と直交する直線上に位置して前記ケーシングに内蔵され、第1の電気モータを備え、このモータの動力で前記第1、第2の可動レンズを同期して移動させるズーム機構と;
    前記レンズ群と前記ケーシングの長手方向の他端壁との間であって前記直線上に位置して前記ケーシングに内蔵され、第2の電気モータを備え、前記ズーム機構で移動された前記第1、第2の可動レンズの内の一方を前記第2の電気モータの動力で移動させるフォーカス機構と;
    を具備し、
    前記第1、第2の可動レンズの内の一方が、ねじ軸配置部を有して前記ガイド部材に沿って移動されるベース部材と、前記ねじ軸配置部に回転自在に支持されて前記フォーカス機構により回転される送りねじ軸と、フォーカスレンズを保持するとともに前記送りねじ軸に螺合するナットを有して前記ベース部材に対して前記光軸が延びる方向に移動自在に設けられたフォーカスレンズホルダとを備えたレンズ駆動装置。
  2. 前記ズーム機構が、周面にカム溝を有して前記光軸が延びる方向に延びる円柱状のカム、及びこのカムを回転させる前記第1の電気モータを備え、前記カム溝に、前記一方の可動レンズに対する他方の可動レンズと前記ベース部材の夫々に設けたカム従動子を係合させた請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記フォーカス機構が、前記ズーム機構による最大ズーム寸法より長く前記光軸が延びる方向に延びる歯車部を有した駆動軸、及びこの駆動軸を回転させる前記第2の電気モータを備え、前記駆動軸の軸方向に沿って前記歯車部に摺動自在に噛み合う入力歯車を前記送りねじ軸に設けた請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 直方体形状をなしその長手方向中間位置にガイド部材及び固定レンズが取付けられたケーシングと;
    第1のカム従動子を有して前記固定レンズに対向する位置で前記ケーシングの長手方向中間位置に内蔵され前記ガイド部材に沿って光軸が延びる方向に移動される第1の可動レンズと;
    第2のカム従動子を有し前記第1の可動レンズに対向して前記ケーシングの長手方向中間位置に内蔵され前記ガイド部材に沿って前記光軸が延びる方向に移動される第2の可動レンズと;
    前記固定レンズ及び両可動レンズのレンズ群と前記ケーシングの長手方向の一端壁との間であって、前記光軸と直交する直線上に位置して前記ケーシングに内蔵され、前記第1、第2のカム従動子が係合するカム溝を周面に有して前記光軸が延びる方向に延びるカム、及びこのカムを回転させる第1の電気モータを備えて、前記第1、第2のレンズを同期して移動させるズーム機構と;
    前記レンズと前記ケーシングの長手方向の他端壁との間であって前記直線上に位置して前記ケーシングに内蔵され、前記ズーム機構による最大ズーム寸法より長く前記光軸が延びる方向に延びる歯車部を有した駆動軸、及びこの駆動軸を回転させる第2の電気モータを備えるフォーカス機構と;
    を具備し、
    前記第1、第2のレンズの内の一方が、
    前記第1、第2のカム従動子の内の一方及び前記駆動軸の近くに配置されるねじ軸配置部を有して前記ガイド部材に沿って移動されるベース部材と、
    前記駆動軸の軸方向に沿って前記歯車部に摺動自在に噛み合う入力歯車を有して前記ねじ軸配置部に回転自在に支持された送りねじ軸と、
    フォーカスレンズを保持するとともに前記送りねじ軸に螺合するナットを有して前記ベース部材に対して前記光軸が延びる方向に移動自在に設けられたフォーカスレンズホルダと、
    を備えたレンズ駆動装置。
  5. ガイド孔を前記ベース部材に設けるとともに、前記フォーカスレンズの周りに位置する摺動部を前記フォーカスレンズホルダに設け、この摺動部を前記ガイド孔に摺動自在に嵌合させた請求項1から4の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記ガイド部材に摺動自在に嵌合する複数の摺動孔を前記フォーカスレンズホルダに設けた請求項1から5の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  7. 請求項1から6の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置と;
    このレンズ駆動装置の光軸上に配置された撮像素子と;
    前記レンズ駆動装置が有したズーム機構を制御してズーミングを実行させるとともに、前記レンズ駆動装置が有したフォーカス機構を制御してフォーカシングを実行させる制御部と;
    を具備したカメラモジュール。
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