JP2006276835A - レンズ駆動モジュール、カメラモジュール及び電子機器 - Google Patents

レンズ駆動モジュール、カメラモジュール及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 ズーミング及びフォーカシングができるとともに被写体側から見た前面投影面積を小型にできるレンズ駆動モジュールを提供する。
【解決手段】 第1の可動レンズ体が有した第1のナットに第1の送りねじ軸51を螺合し、このねじ軸を第1の電気モータ61及び第1の伝達部材62を有した第1のレンズ駆動機構52に連動させ、第1の検知部53で第1の可動レンズ体の原点位置を検出する。第2の可動レンズ体が有した第2のナットに第2の送りねじ軸71を螺合し、このねじ軸を第2の電気モータ81及び第2の伝達部材82を有した第2のレンズ駆動機構72に連動させ、第2の検知部73で第2の可動レンズ体の原点位置を検出する。長方形状のベース22の対角上に電気モータ61、62を配設し、ベース22の他の対角上に検知部53、73を配設する。電気モータ61と検知部53との間に送りねじ軸51及び伝達部材62を配設するとともに、電気モータ81と検知部73との間に送りねじ軸71及び伝達部材87を配設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電子機器、例えばカード型デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されて、フォーカシングやズーミングを行うために用いられるレンズ駆動モジュール、及びこの装置を備えて構成されるカメラモジュールに関する。
従来、ズーム機構を有したカメラをコンパクトにするために、被写体側から見てレンズ鏡筒の片側にモータを配置するとともに、このモータとレンズ鏡筒とを連動させるギヤ列を、レンズ鏡筒とパトローネ室外枠と、カメラのカバーの前面パネル及び底面パネルとによってできる空間に組み込む技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−350945号公報(段落0012−0015、0033−0037、図1−図3)
特許文献1に記載の技術は、パトロ−ネがセットされるカメラには有効であるが、例えばカメラ付き携帯電話に搭載されるカメラモジュールなどのようにフィルムを用いない携帯電子機器には適用できない。
又、特許文献1に記載のレンズ鏡筒と、モータと、ギヤ列との相互の位置関係は、被写体側から見て、レンズ鏡筒とこの片側に配置されたモータとの間にギヤ列を配置した構成となっている。このため、ギヤ列の配置に応じてレンズ鏡筒からモータを離さざるを得ないので、被写体側から見たカメラの前面投影面積をより小さくするには限界がある。
一方、フィルムを用いるカメラに比較して遥かに小さいカメラモジュールについても、その更なる小型化の要請があることは知られている。そして、カメラモジュールには、ズーム機能とともにフォーカス機能を備えたものがある。この場合、ズーミング及びフォーカシングの制御を容易にするために、二系統のレンズ駆動系を設けるとよいとともに、携帯電子機器への様々な配置に適用できるようにするために、レンズ群の両側にレンズ駆動系を夫々配置して、被写体側から見たカメラモジュールの前面投影面積を四角形状とすることが望ましい。
このように二系統のレンズ駆動系を設けたレンズ駆動モジュール及びこの装置を備えて構成されるカメラモジュールに、特許文献1に記載のレンズ鏡筒に対するモータとギヤ列との配置を適用したとすると、既述のようにレンズ鏡筒とモータとの距離を詰めることができないので、被写体側から見て長方形状をなしたレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールの長辺の長さが大きくならざるを得ない。したがって、前記小型化の要求を満たしたレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールを得ることは困難である。
本発明の目的は、ズーミング及びフォーカシングができるとともに被写体側から見た前面投影面積を小型にできるレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のレンズ駆動モジュールは、被写体側から見て長方形状のベースと、第1のナットを有して、前記ベースの長手方向中央部に配置されて光軸が延びる方向に移動される第1の可動レンズ体と、第2のナットを有するとともに、前記第1の可動レンズ体と対向して前記ベースの長手方向中央部に配置されて光軸が延びる方向に移動される第2の可動レンズ体と、前記第1のナットに螺合した第1の送りねじ軸と、第1の電気モータ及びこのモータに前記第1の送りねじ軸を連動させる第1の伝達部材を有して、前記ベースの長手方向一端と前記第1、第2の可動レンズ体との間に配設された第1のレンズ駆動機構と、前記第1の可動レンズ体の原点位置を検出する第1の検知部と、前記第2のナットに螺合した第2の送りねじ軸と、第2の電気モータ及びこのモータに前記第2の送りねじ軸を連動させる第2の伝達部材を有して、前記ベースの長手方向他端と前記第1、第2の可動レンズ体との間に配設された第2のレンズ駆動機構と、前記第2の可動レンズ体の原点位置を検出する第2の検知部と、を具備し、前記第1、第2の電気モータを前記ベースの対角上に配設するとともに、前記第1、第2の検知部を前記ベースの他の対角上に配設し、前記第1の電気モータと第1の検知部との間に前記第1の送りねじ軸と前記第1の伝達部材を配設するとともに、前記第2の電気モータと第2の検知部との間に前記第2の送りねじ軸と前記第2の伝達部材を配設している。
この発明のレンズ駆動モジュールは、第1のレンズ駆動機構、第1の送りねじ軸、及び第1の検知部と、第2のレンズ駆動機構、第2の送りねじ軸、及び第2の検知部とを、第1、第2の可動レンズ体の両側に個別に配置しているので、被写体側から見て長方形状に形成される。この場合、ベースに対する両レンズ駆動機構の電気モータと両検知部の配置、及び第1、第2のレンズ駆動機構の伝達部材と第1、第2の送りねじ軸の配置によって、伝達部材及び送りねじ軸の配置に制約されることなく、第1、第2の可動レンズ体に対して第1、第2のレンズ駆動機構の電気モータを近づけて配置できる。これにより、ベースの長手方向の長さが短くなって、被写体側から見た前面投影面積を小型にできる。
そして、この発明では、第1のレンズ駆動機構により第1の送りねじ軸を回転させて、このねじ軸に螺合された第1のナットを介して第1の可動レンズ体を移動させることができるとともに、第2のレンズ駆動機構により第2の送りねじ軸を回転させて、このねじ軸に螺合された第2のナットを介して第2の可動レンズ体を移動させることができる。このように第1、第2の可動レンズ体を第1、第2のレンズ駆動機構で個別に移動させるので、光軸に沿う第1、第2の可動レンズ体の移動制御が容易で、原点位置からの両方の可動レンズ体の移動によってズーミングができるとともに、ズーミングされた位置での一方の可動レンズ体の移動によってフォーカシングができる。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、前記第1、第2の可動レンズ体を間に置いて設けられた前記第1の送りねじ軸、第1のレンズ駆動機構、及び第1の検知部と、前記第2の送りねじ軸、第2のレンズ駆動機構、及び第2の検知部とを、前記光軸を中心とする点対称状に配設している。ここに「点対称状」とは、点対称であることは勿論のこと、その配置がベースの長手方向と直交する方向の寸法(幅)、つまり、レンズ駆動モジュールの幅を増やさない角度ずれていることを包含している。
この発明は、第1の可動レンズ体を移動させる第1のレンズ駆動系(第1の送りねじ軸、第1のレンズ駆動機構、及び第1の検知部を備えてなる。)と、第2のレンズ駆動系(第2の送りねじ軸、第2のレンズ駆動機構、及び第2の検知部を備えてなる。)を、共通化するのに適している。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、前記第1、第2の送りねじ軸の一端部を軸受け部に回転自在に支持するとともに、これら送りねじ軸の他端部を、この他端部が摺動自在に嵌合される軸受け孔を有した軸受部材で回転自在に支持し、かつ、前記軸受部材を介して前記送りねじ軸をスラスト方向に付勢する付勢部材を備えている。
この発明では、スラスト方向に送りねじ軸を付勢したことで、このねじ軸とナットとの螺合部での噛み合いの遊びを消失させて、可動レンズ体の移動精度を向上できる。その上、前記付勢を送りねじ軸の一端で加えているので、ズーミングされる可動レンズ体の移動距離が大きくても、この移動に伴い付勢力が大幅に変化することがない。これにより、前記遊びの消失性能の低下を招くことがない点で好ましい。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、前記第1、第2のナットを夫々前記第1、第2の可動レンズ体が有したレンズホルダに固定し、前記軸受け部を支点とする前記第1、第2の送りねじ軸の傾きを許容する嵌め合い隙間を、前記第1、第2の送りねじ軸の他端部と前記軸受部材の軸受け孔との間に設けている。
この発明では、送りねじ軸は多少傾くことが可能であるので、組立の際に、送りねじ軸及び可動レンズ体等の部品の寸法精度及び取付け位置の精度のばらつきに応じて送りねじ軸が傾けられて、送りねじ軸とナットとが強く競らないように組立てることができる点で好ましい。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、前記第1、第2の可動レンズ体間に、これら可動レンズ体を互いに離れる方向に付勢する付勢部材を備えている。
この発明では、同じ付勢部材により第1、第2の可動レンズ体のナットをスラスト方向に付勢したことで、このナットと送りねじ軸との螺合部での噛み合いの遊びを消失させて、可動レンズ体の移動精度を向上できる。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、前記第1の可動レンズ体を前記第2の可動レンズ体に向けて付勢する付勢部材と、前記第2の可動レンズ体を前記第1の可動レンズ体に向けて付勢する付勢部材とを備えている。
この発明では、両方の付勢部材により第1、第2の可動レンズ体のナットを夫々スラスト方向に付勢したことで、このナットと送りねじ軸との螺合部での噛み合いの遊びを消失させて、可動レンズ体の移動精度を向上できる。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、第1の可動レンズ体を挟んで第2の可動レンズ体の反対側の光軸方向の一端側に第1固定レンズ枠を有する第1ハウジングを設け、第2の可動レンズ体を挟んで第1の可動レンズ体の反対側の光軸方向の他端側に第2固定レンズ枠を有する第2ハウジングを設け、第1ハウジング及び第2ハウジングには互いに嵌合する壁部が形成され、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合した際に光軸方向に交差する方向に窓部が形成される。
この発明では、モジュールの強度を増すことができ、窓部により光学系や駆動機構のメンテナンス等を行うことができる。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、第1の可動レンズ体の往復移動のみを許容する第1ガイド軸を備えると共に、第2の可動レンズ体の往復移動のみを許容する第2ガイド軸を備え、第1ガイド軸に対する第1の可動レンズ体の支持部位が軸方向で第2の可動レンズ体と重複するように第2の可動レンズ体に第2ガイド逃げ部を設け、第2ガイド軸に対する第2の可動レンズ体の支持部位が軸方向で第1の可動レンズ体と重複するように第1の可動レンズ体に第1ガイド逃げ部を設けた。
この発明では、第1ガイド軸に対する第1の可動レンズ体の支持部位で第2の可動レンズ体が軸方向に干渉することがなくなると共に、第2ガイド軸に対する第2の可動レンズ体の支持部位で第1の可動レンズ体が軸方向に干渉することがなくなり、レンズ枠の移動範囲を拡大することができる。
本発明のレンズ駆動モジュールの好ましい形態では、送りねじ軸に対する一方の可動レンズ体の螺合部位が軸方向で他方の可動レンズ体と重複するように螺合逃げ部を設けた。また、可動レンズ体の螺合部位が軸方向で伝達部材を逃げるようにした。
この発明では、螺合部位で第1の可動レンズ体と第2の可動レンズ体が軸方向に干渉することがなくなり、レンズ枠の移動範囲を拡大することができる。
又、前記課題を解決するために、本発明のカメラモジュールは、前記各発明の内のいずれか一つのレンズ駆動モジュールと、このレンズ駆動モジュールの光軸上に配置された撮像素子と、前記レンズ駆動モジュールが有した第1、第2のレンズ駆動機構の内の一方のレンズ駆動機構を用いてフォーカシングを実行させるとともに、両方のレンズ駆動機構を用いてズーミングを実行させる制御部と、を具備している。
この発明は、前記各発明の内のいずれか一つのレンズ駆動モジュールを備えているので、既述の作用を得て、ズーミング及びフォーカシングができるとともに被写体側から見た前面投影面積を小型にできるカメラモジュールを提供できる。
又、前記課題を解決するために、本発明の電子機器は、前記カメラモジュールを備えている。
この発明は、既述の作用を得て、ズーミング及びフォーカシングができるとともに被写体側から見た前面投影面積を小型にできるカメラモジュールを備えた電子機器を提供できる。
本発明によれば、ズーミング及びフォーカシングができるとともに被写体側から見た前面投影面積を小型にできるレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールを提供できる。
図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図7中符号11はカメラモジュールを示している。カメラモジュール11は、例えばカメラ付き携帯電話等の薄型の携帯電子機器が有したボディ内のプリント配線基板上に実装される。図1及び図2等に示すようにカメラモジュール11は、レンズ駆動モジュール12、回路ブロック13、及び撮像素子14等を備えている。
レンズ駆動モジュール12は、被写体側から見た形状が長方形状をなす直方体形状のケーシング21内に、4群構成のレンズと、第1のレンズ駆動系と、第2のレンズ駆動系、及び複数例えば第1のガイド軸25及び第2のガイド軸26等を設けて構成されている。
図2〜図5に示すようにケーシング21は、長方形状をなすベース22と、このベース22に対応した大きさでかつ直方体状の箱形状をなすとともに裏面が開放されたカバー23とを連結して形成されている。この連結は、例えば図1及び図5に示すベース22の複数個所に形成された係止爪22aを、ベース22の周部に嵌合されたカバー23の嵌合縁部の複数個所に形成された係止孔23aに夫々係合させることによって行われている。なお、係止爪22aと係止孔23aとの係合に遊びを生じないように、カバー23には図示しない付勢手段で上向きの力が与えられている。
ベース22と対向するように位置するカバー23の正面壁23bの長手方向中央部は開口され、その開口縁部23cの内周面には雌ねじが形成されている。正面壁23bの裏面には、被写体側から見て、言い換えれば、光の入射方向から見て第1群レンズをなす第1の固定レンズ体31が固定されている。
第1の固定レンズ体31は、第1の固定レンズ32と、これを中央部に支持した第1の固定レンズホルダ33とを有して形成されている。第1の固定レンズホルダ33は正面壁23bの裏面に位置決めして固定され、それにより、第1の固定レンズ32が正面壁23bの前記開口に対向して設けられている。前記開口縁部23cにはリング形のレンズ押さえ34が螺合されている。このリング押さえ34は第1の固定レンズ32が前記開口を通って外部に外れる恐れを妨げている。
ベース22の長手方向中央部には、光の入射方向から見て第4群レンズをなす第2の固定レンズ35が第1の固定レンズ体31と対応して固定されている。この第2の固定レンズ35及び第1の固定レンズ32は、いずれも1枚以上のレンズ要素を組み合わせてなる。
図3に示すように第1のガイド軸25と第2のガイド軸26は、光軸Oと平行に延びていて、その一端部をベース22の固定穴に圧入するとともに、他端部を第1の固定レンズホルダ33の固定穴に圧入して、ベース22とカバー23の正面壁23bとにわたるように固定されている。なお、これらの第1のガイド軸25と第2のガイド軸26の一端部は正面壁23bに直接圧入させて支持させてもよい。第1のガイド軸25と第2のガイド軸26は、図1に示すようにレンズ群を間に置いて好ましい例として光軸Oを中心とする点対称位置に配置されている。
ベース22上には第1の支持部材41と第2の支持部材42とが重ねられている。更に、第1の支持部材41上には第1のモータ押さえ43が載せてあり、第2の支持部材42上には第2のモータ押さえ44が載せてある。図3及び図5に示すように第1のモータ押さえ43は押さえ部43aを有していて、この押さえ部43a及び第1の支持部材41を通ってベース22にねじ込まれた第1のねじ45によって、ベース22に第1の支持部材41と第1のモータ押さえ43が固定されている。同様に、第2のモータ押さえ44は押さえ部44aを有していて、この押さえ部44a及び第2の支持部材42を通ってベース22にねじ込まれた第2のねじ46によって、ベース22に第2の支持部材42と第2のモータ押さえ44が固定されている。図1に示すように第1のねじ45は2本用いられ、第2のねじ46も2本用いられている。
図1及び図2に示すように第1の支持部材41はベース22の長手方向一端側に配置されていて、第2の支持部材42はベース22の長手方向他端側に配置されている。第1の支持部材41と第2の支持部材42とは同じ部品であって、レンズ群を間に置いて光軸Oを中心とする点対称の配置に設けられている。
レンズ駆動モジュール12の第1のレンズ駆動系は、第1の送りねじ軸51、第1のレンズ駆動機構52、及び第1の検知部53を備えている。
図2に示すように第1の送りねじ軸51は、その一端部寄りに第1の入力歯車55を有している。第1の入力歯車55は、本実施形態では第1の送りねじ軸51のねじ棒にこれとは別に形成したものを連結してなるが、ねじ棒と第1の入力歯車55とは一体に形成しても良い。第1の送りねじ軸51の一端部はねじが形成された部位よりも小径に形成され、同様に第1の送りねじ軸51の他端部はねじが形成された部位よりも小径に形成されている。
第1の送りねじ軸51は、その両端部を、ベース22に設けた第1の軸受け部56と、第1の固定レンズホルダ33に取付けた第1の軸受部材57とに回転自在に支持させて、光軸Oに対して平行状であって、ベース22とカバー23の正面壁23bとにわたるように設けられている。詳しくは、第1の軸受け部56は軸受け要素56aを有していて、この軸受け要素56aで第1の送りねじ軸51の小径な一端部51aを支持している。第1の軸受部材57は軸受け孔57aを有していて、この軸受け孔57aに第1の軸受部材57の小径な他端部51bが挿入して支持されている。
軸受け孔57aの孔径は、この内側に嵌合された第1の軸受部材57の小径な他端部51bの直径よりも大きく、それにより、この他端部51bの外周と軸受け孔57aの内周との間には図示しない嵌め合い隙間が設けられている。これに対して、第1の軸受部材57の小径な一端部51aは軸受け要素56aに密に嵌合されてピボット軸受け状に支持されている。これにより、第1の送りねじ軸51は、第1の軸受け部56を支点として前記嵌め合い隙間の範囲内で多少傾くことが許容されるようになっている。
第1の軸受部材57は、第1の送りねじ軸51との摩擦抵抗を小さくするために四弗化エチレン樹脂等の滑性の高い材料で形成されている。これにより、すべり摩擦による動力損失を抑制し、それに伴い後述する第1の電気モータ61の消費電力も少なくできる。図2に示すように第1の軸受部材57と前記正面壁23bとの間に第1の付勢部材をなすコイルばね58が圧縮状態で挟設されている。このコイルばね58は第1の送りねじ軸51をベース22に向けてスラスト方向に付勢している。
第1のレンズ駆動機構52は、第1の電気モータ61、及び第1の伝達部材62を有している。
第1の電気モータ61は、円筒状をなすステッピングモータ等の正逆回転可能なものであって、図2及び図5に示すように第1の電気モータ61は、第1の支持部材41と第1のモータ押さえ43とで挟まれて固定されている。この第1の電気モータ61の回転軸には駆動歯車63が固定されている。図2等に示すように第1の伝達部材62は、例えば大歯車64と小歯車65とを有した歯車体であり、この第1の伝達部材62はベース22と第1の支持部材41とに両端部を回転自在に嵌合して設けられている。大歯車64は駆動歯車63に噛み合わされ、小歯車65は第1の入力歯車55に噛み合わされている。したがって、第1の伝達部材62は、駆動歯車63に第1の送りねじ軸51を連動させる伝達手段として機能している。
なお、大歯車64と小歯車65との少なくとも一方は、それが取付けられる軸部分に対して一体に形成されていても良く、又は別に形成して前記軸部分に連結してもよい。又、前記連動における減速比又は増速比を増やすために、第1の伝達部材62は複数用いることもできる。
第1の検知部53は、後述する第1の可動レンズ体の移動を開始させる際の原点位置を検出するために用いられ、フォトインタラプタ等が使用されている。この第1の検知部53は、図3に示すようにケーシング21の長手方向一側面に貼付けられた第1の補強板67に支持されている。更に、第1の検知部53は、前記一側面の開口を通ってケーシング21内に挿入されて、第1の支持部材41に対してケーシング21の厚み方向に離れて配設されている。
レンズ駆動モジュール12の第2のレンズ駆動系は、第2の送りねじ軸71、第2のレンズ駆動機構72、及び第2の検知部73を備えている。
図2に示すように第2の送りねじ軸71は、その一端部寄りに第2の入力歯車75を有している。第2の入力歯車75は、本実施形態では第2の送りねじ軸71のねじ棒にこれとは別に形成したものを連結してなるが、ねじ棒と第2の入力歯車75とは一体に形成しても良い。第2の送りねじ軸71の一端部71aはねじが形成された部位よりも小径に形成され、同様に第2の送りねじ軸71の他端部71bはねじが形成された部位よりも小径に形成されている。
第2の送りねじ軸71は、その両端部を、ベース22に設けた第2の軸受け部76と、第1の固定レンズホルダ33に取付けた第2の軸受部材77とに回転自在に支持させて、光軸Oに対して平行状であって、ベース22とカバー23の正面壁23bとにわたるように設けられている。詳しくは、第2の軸受け部76は軸受け要素76aを有していて、この軸受け要素76aで第2の送りねじ軸71の小径な一端部71aを支持している。図2及び図6に示すように第2の軸受部材77は軸受け孔77aを有していて、この軸受け孔77aに第2の軸受部材77の小径な他端部71bが挿入して支持されている。
軸受け孔77aの孔径は、この内側に嵌合された第2の送りねじ軸71の小径な他端部71bの直径よりも大きく、それにより、この他端部71bの外周と軸受け孔77aの内周との間には図示しない嵌め合い隙間が設けられている。これに対して、第2の軸受部材77の小径な一端部71aは軸受け要素76aに密に嵌合されてピボット軸受け状に支持されている。これにより、第2の送りねじ軸71は、第2の軸受け部76を支点として前記嵌め合い隙間の範囲内で多少傾くことが許容されるようになっている。
第2の軸受部材77は、第2の送りねじ軸71との摩擦抵抗を小さくするために四弗化エチレン樹脂等の滑性の高い材料で形成されている。これにより、すべり摩擦による動力損失を抑制し、それに伴い後述する第2の電気モータ81の消費電力も少なくできる。図2に示すように第2の軸受部材77と前記正面壁23bとの間に第2の付勢部材をなすコイルばね78が圧縮状態で挟設されている。このコイルばね78は第2の送りねじ軸71をベース22に向けてスラスト方向に付勢している。
第2のレンズ駆動機構72は、第2の電気モータ81、及び第2の伝達部材82を有している。
第2の電気モータ81は、円筒状をなすステッピングモータ等の正逆回転可能なものであって、図2及び図5に示すように第2の支持部材42と第2のモータ押さえ44とで挟まれて固定されている。この第2の電気モータ81の回転軸には駆動歯車83が固定されている。図2等に示すように第2の伝達部材82は、例えば大歯車84と小歯車85とを有した歯車体であり、この第2の伝達部材82はベース22と第2の支持部材42とに両端部を回転自在に嵌合して設けられている。大歯車84は駆動歯車83に噛み合わされ、小歯車85は第2の入力歯車75に噛み合わされている。したがって、第2の伝達部材82は、駆動歯車83に第2の送りねじ軸71を連動させる伝達手段として機能している。
なお、大歯車84と小歯車85との少なくとも一方は、それが取付けられる軸部分に対して一体に形成されていても良く、又は別に形成して前記軸部分に連結してもよい。又、前記連動における減速比又は増速比を増やすために、第2の伝達部材82は複数用いることもできる。
第2の検知部73は、後述する第2の可動レンズ体の移動を開始させる際の原点位置を検出するために用いられ、フォトインタラプタ等が使用されている。この第2の検知部73は、図3に示すようにケーシング21の長手方向一側面に貼付けられた第2の補強板87に支持されている。更に、第2の検知部73は、前記一側面の開口を通ってケーシング21内に挿入されて、第2の支持部材42に対してケーシング21の厚み方向に離れて配設されている。
四群のレンズの両側に設けられた第1、第2のレンズ駆動系同士は図1に示す配置に設けられている。つまり、第1の電気モータ61と第2の電気モータ81とはベース22の対角上に配設されている。これとともに、第1の検知部53と第2の検知部73とはベース22の他の対角上に配設されている。更に、第1の電気モータ61と第1の検知部53との間に、第1の送りねじ軸51と第1の伝達部材62が配設されているとともに、第2の電気モータ81と第2の検知部73との間に第2の送りねじ軸71と第2の伝達部材82が配設されている。
この配置によってカメラモジュール11のケーシング21は、被写体側から見て長方形状に形成される。この条件下において、ベース22の長手方向一端部の角々に対応して配置された第1の電気モータ61と第1の検知部53の間に、第1の伝達部材62と第1の送りねじ軸51を配置して、これら第1の伝達部材62及び第1の送りねじ軸51が、四群のレンズと第1の電気モータ61との間に配置されないようにしている。したがって、これらの配置に制約されることなく、四群のレンズに対して第1のレンズ駆動機構52の第1の電気モータ61を近づけて配置できる。同様に、ベース22の長手方向他端部の角々に対応して配置された第2の電気モータ81と第2の検知部73の間に、第2の伝達部材82と第2の送りねじ軸71を配置して、これら第2の伝達部材82及び第2の送りねじ軸71が、四群のレンズと第2の電気モータ81との間に配置されないようにしている。したがって、これらの配置に制約されることなく、四群のレンズに対して第2のレンズ駆動機構72の第2の電気モータ81を近づけて配置できる。既述のようにベース22を備えたケーシング21が長方形状であるという条件下で、ケーシング21の長手方向の長さが短く、被写体側から見た前面投影面積を小型にできる。
更に、以上の配置において、第1の送りねじ軸51、第1のレンズ駆動機構52、及び第1の検知部53を備えた第1のレンズ駆動系と、第2の送りねじ軸71、第2のレンズ駆動機構72、及び第2の検知部73とを備えた第2のレンズ駆動系は、光軸Oを中心とする点対称に配設されている。このため、第1のレンズ駆動系と第2のレンズ駆動系を、共通化するのに適しているとともに、自動組み立てを行う場合にも同じ構成の設備を用いて低コストで組立てることが可能となる。しかも、本実施形態では、第1のガイド軸25と第2のガイド軸26も光軸Oを中心とする点対称に配設されているので、同じ構成の設備を用いて低コストで組立てる上では、より有利である。
図2〜図4中符号91は、第2群レンズをなす第1の可動レンズ体を示している。第1の可動レンズ体91は、枠状をなした第1の可動レンズホルダ92、第1の可動レンズ93、及び第1のナット94を有している。図3に示すように第1の可動レンズホルダ92は、例えば貫通孔からなる摺動部92aを有しているとともに、この摺動部92aと略180度隔たった位置に通孔92bを有している。更に、第1の可動レンズホルダ92は、摺動部92aの近傍から一体に突出された被検知凸部92cを有している。第1の可動レンズ93は第1の可動レンズホルダ92の内側にレンズバレル95を介して固定されている。この第1の可動レンズ93は1枚以上のレンズ要素を組み合わせてなる。第1のナット94は第1の可動レンズホルダ92に支持されている。具体的には、第1の可動レンズホルダ92のナット取付け部に第1のナット94が圧入により固定されている。
摺動部92aは第1のガイド軸25に摺動自在に嵌合され、通孔92bは第2のガイド軸26に遊びを持って嵌合されている。更に、第1のナット94は第1の送りねじ軸51に螺合されている。こうして第1の可動レンズ体91は、前記第1の固定レンズ体31と対向してケーシング21内に光軸Oが延びる方向に移動自在に配置されている。更に、被検知凸部92cは第1の可動レンズ体91の移動に伴いコ字形をなす第1の検知部53の検出溝に出し入れされる。
この第1の可動レンズ体91は、第1のレンズ駆動機構52により光軸Oが延びる方向に移動される。つまり、第1の電気モータ61の回転動力が減速されて第1の送りねじ軸51に伝達されると、第2のガイド軸26で回り止めされている第1の可動レンズ体91は、その第1のナット94と第1の送りねじ軸51の噛み合いによって光軸Oが延びる方向に移動される。この場合、第1の送りねじ軸51が第1の固定レンズ体側の端側からスラスト方向に付勢されているので、前記噛み合い部での遊びが消失されて、移動精度を高めることができる。
しかも、既述のように第1の送りねじ軸51は多少傾くことが可能であるので、組立ての際に、第1の送りねじ軸51及び第1の可動レンズ体91等の部品の寸法精度及び取付け位置の精度のばらつきに応じて第1の送りねじ軸51が自動的に傾けられる。これにより、第1の送りねじ軸51と第1のナット94とが強く競らないように組立てることができる。
図2〜図4中符号101は、第3群レンズをなす第2の可動レンズ体を示している。第2の可動レンズ体101は、枠状をなした第2の可動レンズホルダ102、第2の可動レンズ103、及び第2のナット104を有している。図3に示すように第2の可動レンズホルダ102は、例えば貫通孔からなる摺動部102aを有しているとともに、この摺動部102aと略180度隔たった位置に通孔102bを有している。更に、第2の可動レンズホルダ102は、摺動部102aの近傍から一体に突出された被検知凸部102cを有している。第2の可動レンズ103は第2の可動レンズホルダ102の内側にレンズバレル105を介して固定されている。この第2の可動レンズ103は1枚以上のレンズ要素を組み合わせてなる。第2のナット104は第2の可動レンズホルダ102に支持されている。具体的には、第2の可動レンズホルダ102のナット取付け部に第2のナット104が圧入により固定されている。
摺動部102aは第2のガイド軸26に摺動自在に嵌合され、通孔102bは第1のガイド軸25に遊びを持って嵌合されている。更に、第2のナット104は第2の送りねじ軸71に螺合されている。こうして第2の可動レンズ体101は、前記第2の固定レンズ35と第1の可動レンズ体91とに夫々に対向してケーシング21内に光軸Oが延びる方向に移動自在に配置されている。更に、被検知凸部102cは第2の可動レンズ体101の移動に伴いコ字形をなす第2の検知部73の検出溝に出し入れされる。
第2の固定レンズ35と第1の可動レンズ体91との間に配置された第2の可動レンズ体101は、第2のレンズ駆動機構72により光軸Oが延びる方向に移動される。つまり、第2の電気モータ81の回転動力が減速されて第2の送りねじ軸71に伝達されると、第1のガイド軸25で回り止めされている第2の可動レンズ体101は、その第2のナット104と第2の送りねじ軸71の噛み合いによって光軸Oが延びる方向に移動される。この場合、第2の送りねじ軸71が第1の固定レンズ体側の端側からスラスト方向に付勢されているので、前記噛み合い部での遊びが消失されて、移動精度を高めることができる。
しかも、既述のように第2の送りねじ軸71は多少傾くことが可能であるので、組立ての際に、第2の送りねじ軸71及び第2の可動レンズ体101等の部品の寸法精度及び取付け位置の精度のばらつきに応じて第2の送りねじ軸71が自動的に傾けられる。これにより、第2の送りねじ軸71と第2のナット104とが強く競らないように組立てることができる。
第1の可動レンズ体91と第2の可動レンズ体101との間には、第3の付勢部材例えばコイルばね107が圧縮状態で挟設されている。このコイルばね107は、第1の可動レンズ体91と第2の可動レンズ体101とを互いに離れる方向に付勢している。
この場合、第1のナット94とこれが螺合した第1の送りねじ軸51に対する付勢方向は互いに逆となるので、噛み合い部での遊びを確実に消失させることができる。又、第2のナット104とこれが螺合した第2の送りねじ軸71に対する付勢方向は同じであるが、コイルばね78、107により付勢力の大きさを変えることで、第2のナット104と第2の送りねじ軸71との噛み合い部での遊びを消失させることができる。
したがって、コイルばね107を用いることで、第1の可動レンズ体91と第2の可動レンズ体101との移動精度を高めることが可能である。しかも、コイルばね107は、コイルばね58、78に比較して大型で、携帯電子機器1が落下した場合などにおいてもへたり難いので、長期間にわたり安定した付勢が可能である。
前記レンズ駆動モジュール12でのズーミングは、第1のレンズ駆動機構52による第1の可動レンズ体91の移動と、第2のレンズ駆動機構72による第2の可動レンズ体101の移動とを同期させることで行われる。そして、最大にズーミングした際にレンズ駆動機構52,72が原点位置からの移動寸法は7〜10mmと大きく設定されている。このズーミングにおいて、コイルばね107は、第1の可動レンズ体91に挟まれたままで移動するので、その付勢力が、大きなズーミングであっても大幅に低下することがない。又、コイルばね58,78は、送りねじ軸51,71をその一端部から付勢しているので、ベース22と各可動レンズ体との間に付勢体を配置して付勢する場合に比較して、コイルばね58,78の付勢力が、前述のように大きな距離をズーミングされる場合であっても、大幅に低下することがない。したがって、コイルばね58,78,107による付勢機能を、すべてのズーミング領域で維持して、ズーミング精度を向上することができる。
又、コイルばね58,78,107を備えたことによって、カメラモジュール11を搭載した携帯電子機器が落下した場合等に、カメラモジュール11に波及する衝撃を、コイルばね58,78,107で緩和できるので、第1の可動レンズ体91及び第2の可動レンズ体101を保護することもできる。
前記レンズ駆動モジュール12でのフォーカシングは、前記ズーミングが完了した状態で、一方のレンズ駆動機構、例えば第2のレンズ駆動機構72を用いて第2の可動レンズ体101を移動させて行われる。
なお、図1〜図5中符号109は、ケーシング21の外側面に沿って貼付けられたフレキシブル配線基板を示しており、これは、第1の電気モータ61、第2の電気モータ81、第1の検知部53、及び第2の検知部73等への給電や制御信号の授受のために用いられている。
図7に示すように前記回路ブロック13は、制御部111と、モータドライバ112,113と、信号処理部114等を備えている。
制御部111は、CPU及びメモリなどを有していて、撮像素子14を動作させる制御、第2のレンズ駆動機構72を用いてフォーカシングを実行させる制御、及び第1のレンズ駆動機構52及び第2のレンズ駆動機構72を用いてズーミングを実行させる制御等を含むカメラモジュール11の全般の制御を担う。モータドライバ112は、第1のレンズ駆動機構52を駆動する場合に、第1の電気モータ61に必要な数の駆動パルスを印加するものであり、同様にモータドライバ113は、第2のレンズ駆動機構72を駆動する場合に、第2の電気モータ81に必要な数の駆動パルスを印加するものである。
信号処理部114は撮像素子14から出力された撮像信号を処理して、制御部111に供給するものである。撮像素子14にはCCDまたはCMOS等の半導体ディバイスが用いられている。撮像素子14は図2〜図4に示すように第2の固定レンズ35と対向して光軸O上に配置されている。
撮像素子14を支持したプリント配線基板115は、ベース22の裏面に位置決めして固定されるとともに、このプリント配線基板115及び前記フレキシブル配線基板109は夫々図示しないマザーボードに接続されている。このマザーボードに、制御部111、モータドライバ112,113、及び信号処理部114等が搭載されている。なお、図7中符号116はLCD等からなる表示部を示している。この表示部116は、カメラモジュール11が組み込まれた携帯電子機器に設けられていて、撮像素子14が撮像した画像情報や前記メモリのメモリ情報等が表示される。
図8は本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態は、基本的には第1実施形態と同じあるので、同じ構成については第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる事項を説明する。
第2実施形態では、第1実施形態で用いた第3の付勢部材であるコイルばねを省略することに代えて、第4の付勢部材をなすコイルばね121と、第5の付勢部材をなすコイルばね122とを用いている。コイルばね121は、第1のガイド軸25を巻装するようにして、第1の固定レンズ体31の第1の固定レンズホルダ33と、第1の可動レンズ体91の第1の可動レンズホルダ92との間に圧縮状態で挟まれている。コイルばね122は、第2のガイド軸26を巻装するようにして、ベース22と、第2の可動レンズ体101の第2の可動レンズホルダ102との間に圧縮状態で挟まれている。
コイルばね121は、第1の可動レンズ体91を第2の可動レンズ体101に向けて付勢するので、この第1の可動レンズ体91の第1のナット94がスラスト方向に付勢される。これにより、第1のナット94と第1の送りねじ軸51との螺合部での噛み合いの遊びを消失させて、第1の可動レンズ体91の移動精度を向上できる。同様に、コイルばね122は、第2の可動レンズ体101を第1の可動レンズ体91に向けて付勢するので、この第2の可動レンズ体101の第2のナット104がスラスト方向に付勢される。これにより、第2のナット104と第2の送りねじ軸71との螺合部での噛み合いの遊びを消失させて、第2の可動レンズ体101の移動精度を向上できる。以上説明した事項以外は、図8に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。
したがって、この第2実施形態でも、第1実施形態と同様な作用を得て、本発明の課題を解決でき、それにより、ズーミング及びフォーカシングができるとともに被写体側から見た前面投影面積を小型にできるレンズ駆動モジュール12、及びこれを備えたカメラモジュールを提供できる。
なお、送りねじ軸とこれに螺合された可動レンズ体のナットを用いて、可動レンズ体を光軸が延びる方向に移動させる構成を備えたレンズ駆動モジュール及びこれを備えたカメラモジュールにおいて、前記各実施形態で説明した可動レンズ体の移動精度を高めるための付勢の各構成は、ベースに対する各部品の既述のレイアウトの制約なしに実施可能である。この場合、フォーカス機能とズーム機能の少なくとも一方を備えるレンズ駆動モジュール及びこれを備えたカメラモジュールに適用でき、これを新たな発明とすることができる。
図9は本発明の第3実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成図、図10はカメラモジュールの分解斜図、図11、図12はカメラモジュールの平面図、図13は図11中のV−V線矢視図、図14は図11中のVI−VI線矢視図、図15は図12中のVII−VII線矢視図、図16はレンズ枠の平面図、図17は第1レンズ枠の平面図、図18は第2レンズ枠の平面図、図19は第2ハウジングの斜視図、図20はレンズ枠を除く部材を保持した状態の第2ハウジングの斜視図、図21は第1ハウジング及び基板を嵌合した状態の斜視図、図22は図21中の基板側からの斜視図、図23はカメラモジュールを有する電子機器のブロック構成図、図24はレンズ枠の位置関係を検出している状態の説明図である。
図9乃至図24に示したカメラモジュールは、電子機器として、携帯電話のカメラ、PCのカメラ等としてスペースに限りがある部位に適用して好適である。
図9、図10に示すように、カメラモジュール200の筐体として、被写体側の固定レンズが備えられるベースとしての第1ハウジング201と、撮像素子及び撮像素子側の固定レンズが備えられる第2ハウジング202とを有している。カメラモジュール200は被写体側から見て長方形状とされている。第1ハウジング201及び第2ハウジング202にはそれぞれ縦壁部203が備えられ、縦壁部203が互いに嵌合して一つの筐体を構成するようになっている。縦壁部203を介して第1ハウジング201と第2ハウジング202を嵌合することにより、光軸方向に交差する方向、即ち、側面部に窓部204が形成されるようになっている。筐体には回路ブロック205、補強板206等が取り付けられ、窓部204はカバー207で塞がれるようになっている。
図10に示すように、第1ハウジング201及び第2ハウジング202から構成される筐体には、カメラモジュール200の構成部材である、第1の可動レンズ体である第1可動レンズ枠211、第2の可動レンズ体である第2可動レンズ枠212、第1の電気モータである第1モータ213(ステッピングモータ)、第2の電気モータである第2モータ214(ステッピングモータ)、第1の送りねじ軸である第1送りねじ215、第2の送りねじ軸である第2送りねじ216、第1ガイド軸217、第2ガイド軸218、付勢部材としてのコイルばね219、第1板ばね220、第2板ばね221、第1の検知部としての第1フォトインタラプタ222、第2の検知部としての第2フォトインタラプタ223等が主要構成部材として収容保持されている。
図11乃至図22に基づいてカメラモジュール200を具体的に説明する。
図11、図13に示すように、第2ハウジング202のレンズ枠(第2固定レンズ枠)には第2固定レンズ群225が設けられ、第2固定レンズ群225の後面(図5中下側)の基板209上には撮像素子(CCDカメラ等)226が設けられている。第1ハウジング201のレンズ枠(第1固定レンズ枠)には第1固定レンズ群210が設けられ、第1固定レンズ群210と第2固定レンズ群225は光軸が同軸上に配置されている。
第2固定レンズ群225を対角状態に挟んで第2ハウジング202には第1ガイド軸217及び第2ガイド軸218の下端部が支持されている。第1ガイド軸217及び第2ガイド軸218の上端部は第1ハウジング201に支持され、第1ガイド軸217及び第2ガイド軸218が第2固定レンズ群225を挟んで筐体内に立設されている。
第1ガイド軸217には第1可動レンズ枠211が摺動自在に支持され、摺動部は軸方向に長さを持った支持部位227となっている。このため、第1可動レンズ枠211の傾きが防止される。また、第1可動レンズ枠211は貫通孔228を介して第2ガイド軸218に貫通されている。そして、第1可動レンズ枠211には第1可動レンズ群229が設けられている。第2ガイド軸218には第2可動レンズ枠212が摺動自在に支持され、摺動部は軸方向に長さを持った支持部位231となっている。このため、第2可動レンズ枠212の傾きが防止される。また、第2可動レンズ枠212は貫通孔232を介して第1ガイド軸217に貫通されている。そして、第2可動レンズ枠212には第2可動レンズ群233が設けられている。
つまり、第1可動レンズ枠211は第1ガイド軸217によって上下の往復移動のみが許容され、第2可動レンズ枠212は第2ガイド軸218によって上下の往復移動のみが許容されている。そして、第1可動レンズ枠211は貫通孔228が第2ガイド軸218を貫通することにより回転方向の動きが規制され、第2可動レンズ枠212は貫通孔232が第1ガイド軸217を貫通することにより回転方向の動きが規制されている。
図13、図15に示すように、第1可動レンズ枠211の支持部位227に対応する部位、即ち、貫通孔232の部位における第2可動レンズ枠212には第2逃げ部234が設けられ、第2逃げ部234により第1可動レンズ枠211の支持部位227が軸方向で第2可動レンズ枠212と一部重複するようにされている。また、第2可動レンズ枠212の支持部位231に対応する部位、即ち、貫通孔228の部位における第1可動レンズ枠211には第1逃げ部235が設けられ、第1逃げ部235により第2可動レンズ枠212の支持部位231が軸方向で第1可動レンズ枠211と一部重複するようにされている。
このため、第1ガイド軸217に対する第1可動レンズ枠211の支持部位227を軸方向に長くとって安定性を高めた場合でも、第2可動レンズ枠212が軸方向で干渉することがなくなると共に、第2ガイド軸218に対する第2可動レンズ枠212の支持部位231を長くとって安定性を高めた場合でも、第1可動レンズ枠211が軸方向で干渉することがなくなり、支持長さを十分に確保しても第1可動レンズ枠211及び第2可動レンズ枠212の移動範囲を拡大することができ、第1可動レンズ枠211及び第2可動レンズ枠212を接近させることができる。
図10に示すように、第2ハウジング202を構成する縦壁部203により第1切欠き部及び第2切欠き部としてのフォトインタラプタ取付け部236が形成され、フォトインタラプタ取付け部236には、第1フォトインタラプタ222、第2フォトインタラプタ223が位置決めされ、第1フォトインタラプタ222、第2フォトインタラプタ223に固定された補強板206が第2ハウジング202の壁面に固定される。フォトインタラプタ取付け部236に第1フォトインタラプタ222、第2フォトインタラプタ223が固定されることで、第1フォトインタラプタ222、第2フォトインタラプタ223は第2ハウジング202の所定位置に容易に位置決めされて保持される。
一方、図10、図13、図17に示すように、第1可動レンズ枠211の第1フォトインタラプタ222側には第1遮蔽部237が設けられ、第1フォトインタラプタ222の位置で第1遮蔽部237が通過することで第1可動レンズ枠211の所定位置が検出される。第1可動レンズ枠211の第2フォトインタラプタ223側には補助遮蔽部238が設けられている。つまり、第1可動レンズ枠211の両側には第1遮蔽部237及び補助遮蔽部238が設けられている。
また、図10、図13、図18に示すように、第2可動レンズ枠212の第2フォトインタラプタ223側には第2遮蔽部239が設けられ、第2フォトインタラプタ223の位置で第2遮蔽部239が通過することで第2可動レンズ枠212の所定位置が検出される。また、第2フォトインタラプタ223の位置で第1可動レンズ枠211の補助遮蔽部238が通過することで第1可動レンズ枠211の所定位置が第2フォトインタラプタ223の位置でも検出される。
図10に示すように、第2ハウジング202を構成する縦壁部203によりモータ取付け部241が形成され、モータ取付け部241には第1モータ213、第2モータ214が固定される。モータ取付け部241に第1モータ213、第2モータ214が固定されることで、第1モータ213、第2モータ214は第2ハウジング202の所定位置に容易に位置決めされて保持される。
図14、図15に示すように、第1固定レンズ群210及び第2固定レンズ群225の光路開口の両外側における第1ハウジング201と第2ハウジング202とにわたり、レンズ群の光軸方向(図中上下方向)に延びる第1送りねじ215、第2送りねじ216が回転自在に支持されている。第1送りねじ215のねじ部242には第1可動レンズ枠211の螺合部243(第1のナット)が螺合し、第2送りねじ216のねじ部244には第2可動レンズ枠212の螺合部245(第2のナット)が螺合している。
第1送りねじ215の下端には入力歯車246が設けられ、第2送りねじ216の下端には入力歯車247が設けられている。一方、第1モータ213には出力歯車248が設けられ、第2モータ214には出力歯車249が設けられている。第1モータ213の出力歯車248と第1送りねじ215の入力歯車246には伝達歯車250が噛み合い、第2モータ214の出力歯車249と第2送りねじ216の入力歯車247には伝達歯車251が噛み合っている。図中の符号で252は伝達歯車250、251を支持する輪列受である。入力歯車246、出力歯車248、伝達歯車250により第1の伝達部材が構成され、入力歯車247、出力歯車249、伝達歯車251により第2の伝達部材が構成され、第1のレンズ駆動機構及び第2のレンズ駆動機構とされている。
つまり、第1モータ213の駆動により、出力歯車248、伝達歯車250及び入力歯車246を介して第1送りねじ215が回転し、第1送りねじ215の回転によりねじ部242に螺合する螺合部243を介して第1可動レンズ枠211が上下方向に往復移動する。また、第2モータ214の駆動により、出力歯車249、伝達歯車251及び入力歯車247を介して第2送りねじ216が回転し、第2送りねじ216の回転によりねじ部244に螺合する螺合部245を介して第2可動レンズ枠212が上下方向に往復移動する。このため、第1可動レンズ枠211及び第2可動レンズ枠212がそれぞれ独立して上下方向に往復移動し、第1可動レンズ群229及び第2可動レンズ群233が第1固定レンズ群210及び第2固定レンズ群225の間で独立して任意の位置に動作されるようになっている。これにより、ズーミング及びフォーカシングを独立して行うことができる。
尚、第1送りねじ215及び第2送りねじ216の下端に入力歯車246、247がそれぞれ取り付けられているが、図25に示すように、スリップ機構を有する入力歯車291を適用することも可能である。即ち、入力歯車291には逃げ溝292が形成され、所定の回転力が働くと相対回転できる状態の支持穴293に第1送りねじ215及び第2送りねじ216の下端が取り付けられている。
このため、第1送りねじ215の回転が規制された状態で入力歯車291に回転力が伝わると、第1送りねじ215及び第2送りねじ216が支持穴293に対して相対的に回転し、入力歯車291の回転力が第1送りねじ215及び第2送りねじ216に伝わることがない。このため、無理な力が入力歯車291の取付き部に働くことがなくなり、駆動機構の破損を防止することが可能になる。
一方、図14、図15に示すように、第2可動レンズ枠212の螺合部245は光軸方向の上側に突出して形成され、螺合部245に対応する第1レンズ枠211には逃げ部253が形成されている。このため、第2可動レンズ枠212の螺合部245と第1レンズ枠211が光軸方向で一部が重複した状態になっている。
このため、螺合部245で第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212が軸方向に干渉することがなくなり、第1可動レンズ枠211及び第2可動レンズ枠212の移動範囲を拡大することができる。また、螺合部245は光軸方向の上側に突出して形成されているので、第2可動レンズ枠212を第2送りねじ216の最下端まで下降させても、入力歯車247に干渉することがなく、更に、第2可動レンズ枠212の移動範囲を拡大することができる。
図14、図15に示すように、第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の間には付勢手段としての圧縮コイルばね255が設けられ、圧縮コイルばね255により第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212は離反方向(光軸方向:スラスト方向)及び離反方向に交差する方向(光軸方向に交差する方向:ラジアル方向)に付勢されている。
即ち、図17に示すように、第1可動レンズ枠211の下面にはばね案内溝256が形成され、ばね案内溝256は、図中下側が太く上側が細い溝となっている。また、図18に示すように、第2可動レンズ枠212の上面にはばね案内溝257が形成され、ばね案内溝は、図中下側が細く上側が太い溝となっている。ばね案内溝256、257にわたり圧縮コイルばね255を設けることで、図8に示すように、第1可動レンズ枠211の支持部と第2可動レンズ枠212の支持部とが光軸方向で、図中上下がラジアル方向にオフセットされた状態になっている。
このため、第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212は、一つの圧縮コイルばね255により、第1送りねじ215及び第2送りねじ216に対するスラスト方向のがたつきが防止され、第1ガイド軸217及び第2ガイド軸218に対するラジアル方向のがたつき、即ち、貫通孔228、232の第1ガイド軸217及び第2ガイド軸218に対するがたつきが防止される。従って、部品点数を増加させることなく第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の移動を精度良く維持することができる。
尚、ばね案内溝256、257は、溝幅が一定の円周溝を偏心して形成することも可能である。
図10、図15に示すように、第1ガイド軸217の上端には第1板ばね220の一端部が挿入して取り付けられ、第1板ばね220の途中部位には第1送りねじ215のスラスト受け285が挿入して取り付けられている。更に、第1板ばね220の先端(他端部)は第1ハウジング201の内側に設けられた第1押部286により下側(第2ハウジング202側)に押圧されている。また、第2ガイド軸218の上端には第2板ばね221の一端部が挿入して取り付けられ、第2板ばね221の途中部位には第2送りねじ216のスラスト受け287が挿入して取り付けられている。更に、第2板ばね221の先端(他端部)は第1ハウジング201の内側に設けられた第2押部288により下側(第2ハウジング202側)に押圧されている。
つまり、第1板ばね220は第1ガイド軸217の支持部が支点となり、第1押部286により押圧されている部位が力点となり、第1送りねじ215のスラスト受け285の部位が作用点となって、第1送りねじ215が下側に付勢されている。また、第2板ばね221は第2ガイド軸218の支持部が支点となり、第2押部288により押圧されている部位が力点となり、第2送りねじ216のスラスト受け287の部位が作用点となって、第2送りねじ216が下側に付勢されている。
従って、第1板ばね220により第1送りねじ215が軸方向に付勢されてがたつきが防止され、第2板ばね221により第2送りねじ216が軸方向に付勢されてがたつきが防止されているので、軸方向のスペースを要することなく第1送りねじ215及び第2送りねじ216のがたつきを防止することができる。また、第1板ばね220を第1ガイド軸217の上端及びスラスト受け285に挿入すると共に、第2板ばね221を第2ガイド軸218の上端及びスラスト受け287に挿入し(図20参照)、第1ハウジング201を被せることで第1板ばね220及び第2板ばね221が第1押部286及び第2押部288に押圧されて固定される。
このため、衝撃に強く、第1板ばね220及び第2板ばね221を固定する工程を省略することができ、第1ハウジング201の内側で固定が完結し、固定用の作業穴等を設ける必要がない。
図19乃至図22に基づいて上述したカメラモジュール200の組み立ての概要を説明する。
図19に示すように、第2ハウジング202には窓部204、フォトインタラプタ取付け部236、モータ取付け部241が形成され、第2ハウジング202には第1ガイド軸217及び第2ガイド軸218が備えられている。図12に示すように、モータ取付け部241に第1モータ213及び第2モータ214を位置決め保持し、フォトインタラプタ取付け部236に第1フォトインタラプラ222及び第2フォトインタラプタ223を位置決め保持する。更に、第1送りねじ215、第2送りねじ216等の駆動機構を取り付け、第1板ばね220、第2板ばね221を所定の場所に取り付ける。図20に示すように、第1可動レンズ群229、第2可動レンズ群233等を取り付け、第1ハウジング201を嵌合し、回路ブロック205を取り付ける。
これにより、図21、図22に示すように、窓部204が開口した状態で筐体に駆動機構等が組み付けられる。窓部204を用いて所望のレンズ群の組み付け等を行い、窓部204に、図1に示したカバー207を取り付けてカメラモジュール200とされる。尚、窓部204は対向して筐体の両面に形成されており、図1に示したカバー207が図22に示した窓部204にも取り付けられる。レンズ等の部品のメンテナンスを行う場合、カバー207だけを取り外して第1ハウジング201及び第2ハウジング202からなる筐体の構造はそのままで作業を行う。
モータ取付け部241に第1モータ213及び第2モータ214を位置決め保持し、フォトインタラプタ取付け部236に第1フォトインタラプラ222及び第2フォトインタラプタ223を位置決め保持するようにしているので、駆動手段及び検出手段の位置決めと組み立てを容易におこなうことができる。また、縦壁部203を備えた第1ハウジング201及び第2ハウジング202を嵌合して筐体を構成しているので、モジュールの強度を十分に確保することができる。
上述したカメラモジュール200を適用した電子機器の概要を図23に基づいて説明する。
図に示すように、レンズ駆動モジュール301は、第1可動レンズ枠211及び第2可動レンズ枠212、第1可動レンズ枠211及び第2可動レンズ枠212の位置を検出する第1フォトインタラプタ222及び第2フォトインタラプタ223、送りねじ等から構成されるレンズ駆動機構302及びレンズ駆動機構303、歯車列等から構成される伝達部材304及び伝達部材305、第1モータ213及び第2モータ214で構成されている。そして、カメラモジュール200は、レンズ駆動モジュール301に撮像素子226を備えたものであり、カメラモジュール200を備えた電子機器306は、モータドライバ311及びモータドライバ312、CPUやメモリを備えた制御部313、撮像素子226からの信号が処理される信号処理部314、撮像画像等を表示する表示部315を備えている。
上述したレンズ駆動モジュール301には、第1フォトインタラプタ222及び第2フォトインタラプタ223により、第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の相対位置を把握する機能が備えられている。初期に第1フォトインタラプタ222及び第2フォトインタラプタ223により第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の原点を検出してその値に基づいて第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の相対位置を把握することができるが、電源を再投入した時や使用時の衝撃などによる外力に応じて機器の組み付け状態に固体差が生じるため、所望の時期に第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の相対関係を把握することは、長期にわたり高精度にレンズを駆動するために重要である。
図24に基づいて第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の相対関係を把握する機能を説明する。
図24(a)に示すように、第1可動レンズ枠211が第1可動レンズ枠211の所定位置(原点位置)を検出するための第1フォトインタラプタ222の上方に配され、第2可動レンズ枠212が第2可動レンズ枠212の所定位置(原点位置)を検出するための第2フォトインタラプタ223の下方に配される。
この状態から、図24(b)に示すように、第1可動レンズ枠211を下降させると、第1フォトインタラプタ222の位置で第1可動レンズ枠211の第1遮蔽部237が検出され、第1可動レンズ枠211の原点位置が検出される。更に、図24(c)に示すように、第1可動レンズ枠211を下降させると、第2フォトインタラプタ223の位置で第1可動レンズ枠211の補助遮蔽部238が検出され、第2フォトインタラプタ223の位置の第1可動レンズ枠211の位置状態が検出される。
そして、図24(d)に示すように、第1可動レンズ枠211を原点位置まで上昇させて原点位置までの第1モータ213のステップ数等を記憶し、第2フォトインタラプタ223の位置から第1フォトインタラプタ222の位置までの間隔を把握する。次に、第2可動レンズ枠212を上昇させると、第2フォトインタラプタ223の位置で第2可動レンズ枠212の第2遮蔽部239が検出され、第2可動レンズ枠212の原点位置が検出される。
第1可動レンズ枠211の昇降により第2フォトインタラプタ223の位置から第1フォトインタラプタ222の位置までの間隔が把握された状態で、第1可動レンズ枠211が原点位置にある時に第2可動レンズ枠212の原点位置が検出されると、第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の相対関係が把握される。つまり、外力等により機器の組み付け状態に固体差が生じても、個別の機器毎に第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の位置関係を把握することができる。
このため、個々の機器で第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の相対位置を認識できるようになり、使用状態の違いや、第1フォトインタラプタ222や第2フォトインタラプタ223の取付け位置のばらつき等を含めた誤差を機器毎に認識できるので、第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の移動制御を高い次元で精度良く行うことができる。
尚、補助遮蔽部を第2可動レンズ枠212に設けて、第1可動レンズ枠211の原点位置に対する第2可動レンズ枠212の位置を把握することも可能である。
従って、上述した実施形態例では、機器の個体差に拘わらず常に第1可動レンズ枠と第2可動レンズ枠の位置関係を正確に把握することができ、第1可動レンズ枠211と第2可動レンズ枠212の移動制御を高い次元で精度良く行うことができる。
本発明は、携帯電子機器、例えばカード型デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されて、フォーカシングやズーミングを行うために用いられるレンズ駆動モジュール及びこの装置を備えて構成されるカメラモジュールの産業分野で利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るレンズ駆動モジュールのカバーを省略した状態で各部品のレイアウトを平面状態で示す図である。 カバーが装着された状態のレンズ駆動モジュールを図1中F2−F2線に沿って示す断面図である。 カバーが装着された状態のレンズ駆動モジュールを図1中F3−F3線に沿って示す断面図である。 カバーが装着された状態のレンズ駆動モジュールを図1中F4−F4線に沿って示す断面図である。 カバーが装着された状態のレンズ駆動モジュールを図1中F5−F5線に沿って示す断面図である。 図2中F7部を拡大して示す断面図である。 第1実施形態のレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るレンズ駆動モジュールを示す図3相当の断面図である。 本発明の第3実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成図である。 カメラモジュールの分解斜視図である。 カメラモジュールの平面図である。 カメラモジュールの平面図である。 図11中のV−V線矢視図である。 図11中のVI−VI線矢視図である。 図12中のVII−VII線矢視図である。 レンズ枠の平面図である。 第1レンズ枠の平面図である。 第2レンズ枠の平面図である。 第2ハウジングの斜視図である。 レンズ枠を除く部材を保持した状態の第2ハウジングの斜視図である。 第1ハウジング及び基板を嵌合した状態の斜視図である。 図21中の基板側からの斜視図である。 カメラモジュールを有する電子機器のブロック構成図である。 レンズ枠の位置関係を検出している状態の説明図である。 他の実施形態例に係る送りねじ軸の斜視図である。
符号の説明
11 カメラモジュール
12 レンズ駆動モジュール
13 回路ブロック
14 撮像素子
21 ケーシング
22 ベース
23 カバー
25 第1のガイド軸
26 第2のガイド軸
31 第1の固定レンズ体
32 第1の固定レンズ
35 第2の固定レンズ
41 第1の支持部材
42 第2の支持部材
51 第1の送りねじ軸
52 第1のレンズ駆動機構
53 第1の検知部
56 第1の軸受け部
56a 軸受け要素
57 第1の軸受部材
57a 軸受け孔
58 コイルばね(付勢部材)
61 第1の電気モータ
62 第1の伝達部材
63 駆動歯車
71 第2の送りねじ軸
72 第2のレンズ駆動機構
73 第2の検知部
76 第2の軸受け部
76a 軸受け要素
77 第2の軸受部材
77a 軸受け孔
78 コイルばね(付勢部材)
81 第2の電気モータ
82 第2の伝達部材
83 駆動歯車
91 第1の可動レンズ体
92 第1の可動レンズホルダ
93 第1の可動レンズ
94 第1のナット
101 第2の可動レンズ体
102 第2の可動レンズホルダ
103 第2の可動レンズ
104 第2のナット
107 コイルばね(付勢部材)
111 制御部
121 コイルばね(付勢部材)
122 コイルばね(付勢部材)
O 光軸
200 カメラモジュール
201 第1ハウジング
202 第2ハウジング
203 縦壁部
204 窓部
205 回路ブロック
206 補強板
207 カバー
209、279 基板
210 第1固定レンズ群
211 第1可動レンズ枠
212 第2可動レンズ枠
213 第1モータ
214 第2モータ
215 第1送りねじ
216 第2送りねじ
217 第1ガイド軸
218 第2ガイド軸
219 コイルばね
220 第1板ばね
221 第2板ばね
222 第1フォトインタラプタ
223 第2フォトインタラプタ
225 第2固定レンズ群
226、280 撮像素子
227、231 支持部位
228、232 貫通孔
229 第1可動レンズ群
233 第2可動レンズ群
234 第2逃げ部
235 第1逃げ部
236 フォトインタラプタ取付け部
237 第1遮蔽部
238 補助遮蔽部
239 第2遮蔽部
241 モータ取付け部
242、244 ねじ部
243、245 螺合部
246、247、277、291 入力歯車
248、249 出力歯車
250、251、260 伝達歯車
252、272 輪列受
255 圧縮コイルばね
256、257、281、282 ばね案内溝
269 圧縮コイルばね
270 可動レンズ群
271 地板
273、274 ガイドシャフト
275 可動レンズ枠
276 送りねじ軸
278 駆動歯車
285、287 スラスト受け
286 第1押部
288 第2押部
292 逃げ溝
293 支持穴
301 レンズ駆動モジュール
302、303 レンズ駆動機構
304、305 伝達部材
306 電子機器
311、312 モータドライバ
313 制御部
314 信号処理部
315 表示部

Claims (12)

  1. 被写体側から見て長方形状のベースと、
    第1のナットを有して、前記ベースの長手方向中央部に配置されて光軸が延びる方向に移動される第1の可動レンズ体と、
    第2のナットを有するとともに、前記第1の可動レンズ体と対向して前記ベースの長手方向中央部に配置されて光軸が延びる方向に移動される第2の可動レンズ体と、
    前記第1のナットに螺合した第1の送りねじ軸と、
    第1の電気モータ及びこのモータに前記第1の送りねじ軸を連動させる第1の伝達部材を有して、前記ベースの長手方向一端と前記第1、第2の可動レンズ体との間に配設された第1のレンズ駆動機構と、
    前記第1の可動レンズ体の原点位置を検出する第1の検知部と、
    前記第2のナットに螺合した第2の送りねじ軸と、
    第2の電気モータ及びこのモータに前記第2の送りねじ軸を連動させる第2の伝達部材を有して、前記ベースの長手方向他端と前記第1、第2の可動レンズ体との間に配設された第2のレンズ駆動機構と、
    前記第2の可動レンズ体の原点位置を検出する第2の検知部と、
    を具備し、
    前記第1、第2の電気モータを前記ベースの対角上に配設するとともに、前記第1、第2の検知部を前記ベースの他の対角上に配設し、前記第1の電気モータと第1の検知部との間に前記第1の送りねじ軸と前記第1の伝達部材を配設するとともに、前記第2の電気モータと第2の検知部との間に前記第2の送りねじ軸と前記第2の伝達部材を配設したレンズ駆動モジュール。
  2. 前記第1、第2の可動レンズ体を間に置いて設けられた前記第1の送りねじ軸、第1のレンズ駆動機構、及び第1の検知部と、前記第2の送りねじ軸、第2のレンズ駆動機構、及び第2の検知部とを、前記光軸を中心とする点対称状に配設した請求項1に記載のレンズ駆動モジュール。
  3. 前記第1、第2の送りねじ軸の一端部を軸受け部に回転自在に支持するとともに、これら送りねじ軸の他端部を、この他端部が摺動自在に嵌合される軸受け孔を有した軸受部材で回転自在に支持し、かつ、前記軸受部材を介して前記送りねじ軸をスラスト方向に付勢する付勢部材を備えた請求項1又は2に記載のレンズ駆動モジュール。
  4. 前記第1、第2のナットを夫々前記第1、第2の可動レンズ体が有したレンズホルダに固定し、前記軸受け部を支点とする前記第1、第2の送りねじ軸の傾きを許容する嵌め合い隙間を、前記第1、第2の送りねじ軸の他端部と前記軸受部材の軸受け孔との間に設けた請求項3に記載のレンズ駆動モジュール。
  5. 前記第1、第2の可動レンズ体間に、これら可動レンズ体を互いに離れる方向に付勢する付勢部材を備えた請求項1から4の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動モジュール。
  6. 前記第1の可動レンズ体を前記第2の可動レンズ体に向けて付勢する付勢部材と、前記第2の可動レンズ体を前記第1の可動レンズ体に向けて付勢する付勢部材とを備えた請求項1から4の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動モジュール。
  7. 第1の可動レンズ体を挟んで第2の可動レンズ体の反対側の光軸方向の一端側に第1固定レンズ枠を有する第1ハウジングを設け、第2の可動レンズ体を挟んで第1の可動レンズ体の反対側の光軸方向の他端側に第2固定レンズ枠を有する第2ハウジングを設け、第1ハウジング及び第2ハウジングには互いに嵌合する壁部が形成され、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合した際に光軸方向に交差する方向に窓部が形成される請求項1から6の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動モジュール。
  8. 第1の可動レンズ体の往復移動のみを許容する第1ガイド軸を備えると共に、第2の可動レンズ体の往復移動のみを許容する第2ガイド軸を備え、第1ガイド軸に対する第1の可動レンズ体の支持部位が軸方向で第2の可動レンズ体と重複するように第2の可動レンズ体に第2ガイド逃げ部を設け、第2ガイド軸に対する第2の可動レンズ体の支持部位が軸方向で第1の可動レンズ体と重複するように第1の可動レンズ体に第1ガイド逃げ部を設けた請求項1から7の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動モジュール。
  9. 送りねじ軸に対する一方の可動レンズ体の螺合部位が軸方向で他方の可動レンズ体と重複するように螺合逃げ部を設けた請求項1から8の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動モジュール。
  10. 可動レンズ体の螺合部位が軸方向で伝達部材を逃げるようにした請求項9に記載のレンズ駆動モジュール。
  11. 請求項1から10の内のいずれか一項に記載のレンズ駆動モジュールと、
    このレンズ駆動モジュールの光軸上に配置された撮像素子と、
    前記レンズ駆動モジュールが有した第1、第2のレンズ駆動機構の内の一方のレンズ駆動機構を用いてフォーカシングを実行させるとともに、両方のレンズ駆動機構を用いてズーミングを実行させる制御部と、を具備したカメラモジュール。
  12. 請求項11に記載のカメラモジュールを備えたことを特徴とする電子機器。
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