JP5566164B2 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばフィルムカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に設けられるレンズ鏡筒及び該レンズ鏡筒を備える撮像装置に関する。
従来のレンズ鏡筒として、複数のレンズをそれぞれ保持する複数のレンズ保持枠をカム筒の回転により光軸方向に移動させつつ、直進筒によりレンズ保持枠の回転方向の移動を規制してレンズを所定の位置に移動させるズーム機構を備えるものがある。
ところで、近年の撮影倍率の高倍率化の要請に伴ってレンズの数が増加したり、繰出し全長が長くなったりしてレンズ鏡筒が大型化する傾向にある。一方、カメラの薄型化の要求もあり、レンズ鏡筒の収納時のカメラの厚さを極力薄くすることが求められている。
カメラの薄型化のためには光軸方向の寸法を短くした鏡筒を多段構成でつなげることが考えられるが、鏡筒に複数のカム溝を交差することなく配置するにはスペース的に多くの制約がある。
一方、カム筒の内周部には、通常、直進筒に設けたバヨネット凸部が追従するバヨネット溝が形成され、バヨネット凸部がバヨネット溝に嵌合されて該バヨネット溝の幅方向の両側壁面に当接することで、カム筒と直進筒との光軸方向の相対的な位置規制がなされる。
しかし、カム筒の内周部には、複数のレンズ保持枠のフォロアが追従する複数のカム溝が配置されるため、バヨネット溝の配置スペースについても制約が生じることになる。
そこで、カム筒の内周部に形成した複数のカム溝と交差するようにバヨネット溝を周方向に沿って配置したレンズ鏡筒が提案されている(特許文献1)。
特開2007−093999号公報
しかし、上記特許文献1では、バヨネット凸部がカム溝を通過する際に該バヨネット凸部がカム溝を跨ぐように、バヨネット溝をすべてのカム溝に対して交差させて配置しなければならない。このようにバヨネット溝を配置しないと、バヨネット凸部がカム溝を通過する際にバヨネット溝から外れてしまい、カム筒と直進筒との光軸方向の相対的な位置規制ができなくなる。このため、カム筒の内周部において、カム溝やバヨネット溝を配置する部位を選択する際の自由度が低下して、様々なレンズ群の動作に対応することが難しくなる。
そこで、本発明は、レンズ鏡筒のカム筒の内周部においてカム溝やバヨネット溝を配置する部位を選択する際の自由度を高めて、様々なレンズ群の動作に対応することができるレンズ鏡筒及び該レンズ鏡筒を備える撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持しフォロア部を備えるレンズ保持部と、前記レンズ保持部の相対的な回転を規制し、かつ外側にバヨネット凸部を有する直進規制筒と、内周部に前記フォロア部が係合するカム溝と前記バヨネット凸部が係合するバヨネット溝とを有するカム筒とを備え、前記カム筒は、前記レンズ保持部及び前記直線規制筒に対して相対的に回転しながら光軸方向に移動し、前記レンズ保持部は、前記カム筒の回転により、前記フォロワ部が前記カム溝に追従しながら前記カム筒に対して相対的に光軸方向へ移動し、前記直規制筒は、前記カム筒の回転により、前記バヨネット凸部が前記バヨネット溝に追従しながら前記カム筒と共に光軸方向に移動し、前記カム筒に対する前記直進規制筒の光軸方向の第2の相対位置以外の第1の相対位置を含む範囲では、前記バヨネット凸部が前記バヨネット溝の幅方向の両側壁面に当接することにより、前記カム筒と前記直進規制筒との光軸方向の相対的な位置を規制し、記カム筒に対する前記直進規制筒の光軸方向の前記第2の相対位置では、前記バヨネット溝に前記カム溝が進入して前記バヨネット凸部が当接するための前記バヨネット溝の幅方向の被写体側の側壁面が開放されており、前記バヨネット凸部と前記直進規制筒側に設けた部材とによって前記バヨネット溝の像面側の側壁面と前記カム筒の像面側の端面との間の部分を光軸方向に挟むことにより、前記カム筒と前記直進規制筒との光軸方向の相対的な位置を規制することを特徴とする。
本発明によれば、レンズ鏡筒のカム筒の内周部においてカム溝やバヨネット溝を配置する部位を選択する際の自由度を高めることができるので、様々なレンズ群の動作に対応することができる。
本発明のレンズ鏡筒を備える撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側から見た外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの電源をONした状態での外観斜視図である。 図1の背面図である。 図1の底面図である。 デジタルカメラの制御ブロック図である。 レンズ鏡筒のWIDE位置での状態を示す断面図である。 レンズ鏡筒のTELE位置での状態を示す断面図である。 カム筒と直進筒の分解斜視図である。 レンズ鏡筒の収納位置でのカム筒と直進筒との位置関係を示す図であり、(a)は光軸方向から見た図、(b)は(a)の側面図である。 はレンズ鏡筒のWIDE位置でのカム筒と直進筒との位置関係を示す図であり、(a)は光軸方向から見た図、(b)は(a)の側面図である。 レンズ鏡筒のTELE位置でのカム筒と直進筒との位置関係を示す図であり、(a)は光軸方向から見た図、(b)は(a)の側面図である。 カム筒の内周側の展開図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は本発明のレンズ鏡筒を備える撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側から見た外観斜視図、図2は図1のデジタルカメラの電源をONした状態での外観斜視図、図3は図1の背面図、図4は図1の底面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のデジタルカメラ18は、撮影位置と収納位置との間を光軸方向に移動して撮影倍率を変更するズーム機構を備える。デジタルカメラ18の正面には、被写体の構図を決めるファインダ16、測光測距を行う場合の補助光源15、ストロボ17、及びレンズ鏡筒19が配置されている。デジタルカメラ18の上面には、レリーズボタン12、電源切換えボタン14、及びズーム切換えスイッチ13が配置されている。
また、デジタルカメラ18の背面には、図3に示すように、操作ボタン22〜27、LCD等のディスプレイ21、及びファインダ接眼部20が配置されている。更に、デジタルカメラ18の底面には、図4に示すように、三脚取付部28、メモリカードドライブ42(図5参照)及びバッテリー挿入部(不図示)のカバー29が配置されている。
図5は、本実施形態のデジタルカメラ18の制御ブロック図である。
バス44には、CPU46、ROM45、RAM47、レリーズボタン12、操作ボタン22〜27、ディスプレイ21、電源切換えボタン14、ズームスイッチ13、メモリ40、圧縮伸張部41、メモリカードドライブ42及び駆動回路43が接続される。
駆動回路43には、レンズ鏡筒19をズーム駆動するズーム機構30、フォーカスレンズ7を駆動するフォーカス駆動機構31、シャッタ35を駆動するシャッタ駆動機構32、絞り36を駆動する絞り駆動機構34が接続される。
また、駆動回路43には、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子8及びストロボ17が接続される。駆動回路43に接続された各ユニットは、CPU46からの信号に基づいて該駆動回路43を介して駆動が制御される。
ROM45には、各種制御プログラム等が記憶され、RAM47には、各種制御プログラムに必要なデータが記憶されている。アナログ信号処理部37は、撮像素子8から出力された画像データにアナログ処理を施し、A/D変換部38に出力する。
A/D変換部38は、撮像素子8から取り込んだアナログデータをデジタルデータに変換して、デジタル信号処理部39に出力する。デジタル信号処理部39は、A/D変換部38で変換されたデジタルデータに対して所定の処理を行い、画像データとしてメモリ40に出力する。
メモリ40に記憶された画像データは、操作ボタン23の操作によって圧縮伸張部41によりJPEGやTIFF等の圧縮処理等が施された後、メモリカードドライブ42に装着されたメモリカードに出力されて記憶される。
また、メモリ40に記憶された画像データやメモリカードに記憶された画像データを圧縮伸張部41によって伸張処理を行い、その後、バス44を介してディスプレイ21に表示させることができる。ディスプレイ21に表示された画像をユーザが見て不要と判断した場合は、操作ボタン24の操作によって消去することができる。
次に、図6〜図12を参照して、レンズ鏡筒19について説明する。
図6はレンズ鏡筒19のWIDE位置(広角位置)での状態を示す断面図、図7はレンズ鏡筒19のTELE位置(望遠位置)での状態を示す断面図である。
図6及び図7に示すように、レンズ鏡筒19は、第一レンズ1が第一レンズ保持枠3に保持され、第一レンズ1の像面側(撮像素子8側)に配置される第二レンズ2が第二レンズ保持枠4に保持されている。
第一レンズ保持枠3及び第二レンズ保持枠4は、カム筒5の内周部に設けられたカム溝5c(図12参照)に追従するフォロアピン(不図示)を有する。このフォロアピンは、本発明のフォロア部の一例に相当する。また、第一レンズ保持枠3及び第二レンズ保持枠4は、カム筒5の内周側に配置された直進筒6により回転方向の移動が規制された状態で光軸方向に直進移動可能に保持される。直進筒6は、本発明の直進規制部の一例として設けられた部材である。ここで、第一レンズ保持枠3及び第二レンズ保持枠4は、本発明のレンズ保持部の一例に相当する。
カム筒5は、固定筒9の内周部に設けられたカム溝9aに追従するフォロアピン5d(図8参照)を有し、ズーム機構30から動力が伝達されることで、回転しながら光軸方向に移動する。直進筒6は、固定筒9の内周部に設けられた直進溝9bに係合する直進キー6cを有し、直進キー6cが直進溝9bに案内されることで、回転が規制された状態に光軸方向に直進移動する。
第二レンズ保持枠4と撮像素子8との間には、第三レンズ7を保持する第三レンズ保持枠10が配置されており、撮像素子8は、固定筒9に固定された撮像素子保持枠11に保持されている。なお、第三レンズ7は、本実施形態では、フォーカスレンズとされている。
そして、カム筒5がズーム機構30によって回転させられることにより、カム筒5が光軸方向に繰出すと共に、第一レンズ保持枠3及び第二レンズ保持枠4も光軸方向に繰出す。このとき、直進筒6は、カム筒5とバヨネット結合されて、カム筒5と略一体となって光軸方向に直進移動する。
ここで、本実施形態では、図8に示すように、カム筒5の像面側の端部には、光軸方向に沿って像面側に延伸するカム片5aが周方向に略等間隔で複数箇所(図では3箇所)設けられている。なお、直進筒6の像面側の端部外側には、直進リブ6aが周方向に略等間隔で複数箇所(図では3箇所)設けられており、直進リブ6aとカム片5aとは、互いに係合はしない。直進リブ6aは、本発明の直進規制部側に設けた部材の一例に相当する。
そして、本実施形態では、後述するカム筒5と直進筒6とのバヨネット結合構造により、カム筒5が直進筒6に対して光軸方向に相対的に接近離間移動する。なお、直進リブ6aにカム片5aが周方向にカム係合するようにして、このカム係合により、カム筒5が直進筒6に対して光軸方向に相対的に接近離間移動するようにしてもよい。
また、レンズ鏡筒19の収納位置(不図示)では、カム筒5と直進筒6とは互いに接近配置され、レンズ鏡筒19のWIDE位置(図6)では、カム筒5と直進筒6とは互いに離間配置される。また、レンズ鏡筒19のTELE位置(図7)では、カム筒5と直進筒6とは互いに接近配置される。
図9〜図11を参照して、具体的に説明する。図9はレンズ鏡筒19の収納位置でのカム筒5と直進筒6との位置関係を示す図であり、(a)は光軸方向から見た図、(b)は(a)の側面図である。
図9に示すように、レンズ鏡筒19の収納位置では、カム筒5と直進筒6とが光軸方向に互いに接近して配置され、カム筒5のカム片5aと直進筒6の直進リブ6aとは周方向に対向して配置される。これにより、収納位置でのレンズ鏡筒19の光軸方向の長さを短くしてカメラの薄型化を図ることができる。
図10はレンズ鏡筒19のWIDE位置(図6)でのカム筒5と直進筒6との位置関係を示す図であり、(a)は光軸方向から見た図、(b)は(a)の側面図である。
図10に示すように、レンズ鏡筒19のWIDE位置では、カム筒5のカム片5aに直進筒6の直進リブ6aが乗り上げた状態となる。これにより、直進筒6がカム筒5に対して像面側に相対的に移動し、カム筒5と直進筒6とが光軸方向に互いに離間配置される。
図11はレンズ鏡筒19のTELE位置(図7)でのカム筒5と直進筒6との位置関係を示す図であり、(a)は光軸方向から見た図、(b)は(a)の側面図である。
図11に示すように、レンズ鏡筒19のTELE位置では、カム筒5のカム片5aが直進筒6の直進リブ6aを乗り越えて、カム筒5のカム片5aと直進筒6の直進リブ6aとが周方向に対向して配置される。これにより、カム筒5と直進筒6とが光軸方向に互いに接近して配置される。
なお、レンズ鏡筒19のTELE位置では、一般的に、第一レンズ保持枠3が最も被写体側に繰出すことが多い。その場合、直進筒6がカム筒5に対して被写体側に移動して接近配置されることで、直進筒6による第一レンズ保持枠3の回転規制を精度良く行うことができる。また、レンズ鏡筒19のTELE位置では、第一レンズ1と第二レンズ2は相対的に接近した状態になり、カム筒5に対して最も被写体側に繰出した状態になる。
図8に戻って、直進筒6には、バヨネット凸部6bが周方向に略等間隔で複数箇所(図では3箇所)設けられており、バヨネット凸部6bの周方向の両側には、それぞれヘリコイド部6A及びヘリコイド部6Bが配置されている。
図12は、カム筒5の内周側の展開図である。図12に示すように、カム筒5の像面側の端部内周部には、カム筒5の回転時にバヨネット凸部6bが追従する周溝5bが周方向に延びて形成されている。周溝5bの途中には、カム筒5の回転時にバヨネット凸部6bが追従するヘリコイド溝5A,5Bが形成されている。
ヘリコイド溝5Aは、バヨネット凸部6bのヘリコイド部6Aに対応する形状を有して、周溝5bから被写体側に離れる方向に斜めに延設されている。一方、ヘリコイド溝5Bは、バヨネット凸部6bのヘリコイド部6Bに対応する形状を有して、周溝5bから被写体側に離れる方向で、かつヘリコイド溝5Aから離れる方向に斜めに延設されている。つまり、ヘリコイド溝5A,5Bは、周溝5bを中心に互いに対称配置され、かつ被写体側に向けて互いに離れるように斜めに配置される。
また、ヘリコイド溝5Bの周溝5bから最も離れた端部は、ヘリコイド溝5Bに対するバヨネット凸部6bの追従始端とされ、ヘリコイド溝5Aの周溝5bから最も離れた端部は、ヘリコイド溝5Aに対するバヨネット凸部6bの追従終端とされている。
更に、本実施形態では、周溝5b及びヘリコイド溝5A,5Bは、カム筒5の内周部の周方向に略等間隔で3組配置されている。そして、ヘリコイド溝5Aのバヨネット凸部6bの追従終端と周方向に隣接する組のヘリコイド溝5Bのバヨネット凸部6bの追従始端とは、周溝5bと平行な軌跡の周溝5eにより接続される。ここで、周溝5b,5e及びヘリコイド溝5A,5Bは、本発明のバヨネット溝の一例に相当する。
そして、レンズ鏡筒19の収納位置では、バヨネット凸部6bがヘリコイド溝5Bの追従始端に配置されて、カム筒5と直進筒6とがバヨネット結合される。このとき、カム筒5と直進筒6とは、図9で説明したように、光軸方向に互いに接近して配置され、カム筒5のカム片5aと直進筒6の直進リブ6aとは周方向に対向して配置される。
次に、カム筒5が直進筒6に対して相対的に回転するにしたがって、バヨネット凸部6bがヘリコイド溝5Bに沿って追従し、周溝5bに達する。このとき、レンズ鏡筒19は、WIDE位置に配置され、図10で説明したように、直進筒6がカム筒5に対して像面側に移動し、カム筒5と直進筒6とが光軸方向に互いに離間配置される。
なお、レンズ鏡筒19のWIDE位置では、第一レンズ1と第二レンズ2とは光軸方向に相対的に最も離れた状態になり、第二レンズ保持枠4がカム筒5に対して最も光軸方向像面側に配置される。
ここで、本実施形態では、レンズ鏡筒19のWIDE位置で第二レンズ保持枠4のフォロアピンが追従するカム筒5のカム溝5cをカム片5aの内周部(裏面側)に延長して設けている。これにより、第一レンズ1と第二レンズ2との光軸方向のストロークを図9のY−Xの分だけ長くすることができ、結果としてカメラの撮影倍率の高倍率化を実現することができる。
そして、カム筒5が直進筒6に対して相対的に回転すると、バヨネット凸部6bは、周溝5bからヘリコイド溝5に進入して該ヘリコイド溝5に沿って追従し、ヘリコイド溝5の追従終端を通過してカム溝5cに進入し、周溝5eに達する。このとき、レンズ鏡筒19は、TELE位置に配置され、図11で説明したように、カム筒5のカム片5aが直進筒6の直進リブ6aを乗り越えて、カム片5aと直進リブ6aとが周方向に対向配置され、カム筒5と直進筒6とが光軸方向に互いに接近配置される。なお、レンズ鏡筒19のTELE位置から収納位置までの動作は、上記と逆の動作となる。
ところで、レンズ鏡筒19のWIDE位置では、直進筒6のバヨネット凸部6bは、カム筒5の周溝5bに嵌合されている。即ち、図12に示す幅αの周溝5bに図6に示す幅Aのバヨネット凸部6bが嵌合されて、バヨネット凸部6bが周溝5bの幅方向(光軸方向)の両側壁面に当接することで、カム筒5と直進筒6との光軸方向の相対的な位置規制がなされる。ここで、WIDE位置は、本発明の第1の相対位置の一例に相当する。
また、レンズ鏡筒19の収納位置では、直進筒6のバヨネット凸部6bは、カム筒5のヘリコイド溝5Bに嵌合されることで、カム筒5と直進筒6との光軸方向の相対的な位置規制がなされる。
一方、レンズ鏡筒19のTELE位置では、バヨネット凸部6bは、カム溝5c内に配置されたカム溝5cまで延びた周溝5eの像面側の側壁面に対して光軸方向に当接する。即ち、カム溝5c内においては、周溝5eの側壁は、像面側の側壁面のみとなり、被写体側は開放されている。従って、レンズ鏡筒19のTELE位置においては、周溝5bと異なり、周溝5eだけでは、カム筒5と直進筒6との光軸方向の相対的な位置規制を行うことができない。
そこで、本実施形態では、レンズ鏡筒19のTELE位置においては、直進筒6のバヨネット凸部6bをカム筒5の周溝5eの像面側の側壁面に当接させるとともに、直進筒6の直進リブ6aをカム筒5の像面側の端面に当接させている。
これにより、カム筒5の周溝5eの像面側の側壁面とカム筒5の像面側の端面との間の幅β(図12)の部分が、直進筒6のバヨネット凸部6bと直進リブ6aとの間に光軸方向に挟まれた状態(図7の幅B参照)となる。これにより、レンズ鏡筒19のTELE位置におけるカム筒5と直進筒6との光軸方向の相対的な位置規制がなされる。ここで、TELE位置は、本発明の第2の相対位置の一例に相当し、直進リブ6aは、本発明の直進筒側に設けた部材の一例に相当する。
以上説明したように、本実施形態では、レンズ鏡筒19のTELE位置では、カム筒5の像面側の端部内周部をバヨネット凸部6bと直進リブ6aとにより光軸方向に挟むことで、カム筒5と直進筒6との光軸方向の位置規制がなされる。これにより、少なくともレンズ鏡筒19のTELE位置での周溝5eについては、被写体側の側壁面を開放することができ、従来のように、バヨネット凸部6bがカム溝5cを跨ぐように、バヨネット溝をカム溝5cに対して交差させて配置する必要がなくなる。この結果、レンズ鏡筒19のカム筒の内周部において、カム溝5cやバヨネット溝5b,5e,5A,5Bを配置する部位を選択する際の自由度を高めることができ、様々なレンズ群の動作に対応することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
3 第一レンズ保持枠
4 第二レンズ保持枠
5 カム筒
5b,5e 周溝
5A,5B ヘリコイド溝
6 直進筒
6a 直進リブ
6b バヨネット凸部
19 レンズ鏡筒

Claims (6)

  1. レンズを保持しフォロア部を備えるレンズ保持部と、
    前記レンズ保持部の相対的な回転を規制し、かつ外側にバヨネット凸部を有する直進規制筒と、
    内周部に前記フォロア部が係合するカム溝と前記バヨネット凸部が係合するバヨネット溝とを有するカム筒とを備え、
    前記カム筒は、前記レンズ保持部及び前記直線規制筒に対して相対的に回転しながら光軸方向に移動し、
    前記レンズ保持部は、前記カム筒の回転により、前記フォロワ部が前記カム溝に追従しながら前記カム筒に対して相対的に光軸方向へ移動し、
    前記直規制筒は、前記カム筒の回転により、前記バヨネット凸部が前記バヨネット溝に追従しながら前記カム筒と共に光軸方向に移動し、
    前記カム筒に対する前記直進規制筒の光軸方向の第2の相対位置以外の第1の相対位置を含む範囲では、前記バヨネット凸部が前記バヨネット溝の幅方向の両側壁面に当接することにより、前記カム筒と前記直進規制筒との光軸方向の相対的な位置を規制し、
    記カム筒に対する前記直進規制筒の光軸方向の前記第2の相対位置では、前記バヨネット溝に前記カム溝が進入して前記バヨネット凸部が当接するための前記バヨネット溝の幅方向の被写体側の側壁面が開放されており、前記バヨネット凸部と前記直進規制筒側に設けた部材とによって前記バヨネット溝の像面側の側壁面と前記カム筒の像面側の端面との間の部分を光軸方向に挟むことにより、前記カム筒と前記直進規制筒との光軸方向の相対的な位置を規制することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記直進規制筒側に設けた部材は、直進リブであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記カム筒は、像面側の端部から光軸方向に沿って延び、前記直進リブに対して周方向にカム係合するカム片を有し、
    前記カム片は、裏面側に前記カム溝が延長して設けられ、前記直進規制筒が前記カム筒に対して光軸方向に相対的に移動する際に、前記直進リブが乗り上げる位置に配置されることを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1の相対位置は、広角位置であり、前記第2の相対位置は、望遠位置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記カム筒と前記直進規制筒とは、収納位置では、円筒部分が重複し、前記広角位置では、円筒部分が光軸方向に離間し、前記望遠位置では、円筒部分が重複されることを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 撮影位置と収納位置との間を光軸方向に移動して撮影倍率を変更するズーム駆動機構を備えるレンズ鏡筒を有する撮像装置であって、
    前記レンズ鏡筒は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であることを特徴とする撮装置。
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