JP4687663B2 - 排気再循環装置の異常診断装置 - Google Patents
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Description
すなわち、上記絞り制御の実行中は、吸気絞り弁の開度や流量制御弁の開度が機関運転状態に基づいて設定される開度よりも減少されるため、吸気通路内の吸入空気量や吸気圧は大きく低下する。そのため、絞り制御が中止されて、吸気絞り弁の開度や流量制御弁の開度が機関運転状態に基づいて設定される開度に戻されたとしても、その絞り制御の中止直後にあっては吸入空気量や吸気圧の上昇に遅れが発生する。従って、絞り制御が中止されてもその直後にあっては、吸入空気量や吸気圧がある程度低下した状態になっている。
請求項1に記載の発明は、内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通する排気再循環通路と前記排気再循環通路に設けられて前記吸気通路に戻される排気の量を調量する流量制御弁とからなる排気再循環装置、及び前記排気通路に設けられて排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備えるとともに、前記フィルタの再生制御の実行時にあって機関運転状態が所定の状態にあるときには、前記吸気通路に設けられた吸気絞り弁の開度及び前記流量制御弁の開度を機関運転状態に基づいて設定される開度よりも減少させる絞り制御が実行される内燃機関に適用されて、前記流量制御弁を強制駆動したときの吸入空気量の変化量及び吸気圧の変化量のうちのいずれか一方に基づいて前記排気再循環装置の異常判定を行う排気再循環装置の異常診断装置において、前記絞り制御が中止されてから予め設定された期間が経過するまでは前記異常判定を禁止することをその要旨とする。
図1に、本実施形態にかかる排気再循環装置の異常診断装置が適用されたディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」という)、並びにそれらの周辺構成を示す概略構成図を示す。
排気通路26の途中には、排気圧を利用して気筒に導入される吸入空気を過給するターボチャージャ11が設けられている。同ターボチャージャ11の吸気側コンプレッサと吸気絞り弁16との間の吸気通路3にはインタークーラ18が設けられている。このインタークーラ18によって、ターボチャージャ11の過給により温度上昇した吸入空気の冷却が図られる。
上述したように、排気再循環制御装置では、制御装置25を通じてEGR弁15の開度が制御されることにより、通常はそのときどきの機関運転状態に応じた適切な排気再循環量をもって排気の再循環が行われる。
まず、EGR弁15の開度を小さくして排気再循環量を減量するほど、吸気通路3を通じてエンジン1の各気筒に導入される新気の量、すなわち上記吸入空気量GAは多くなる。このようにEGR弁15の開度を変更する場合にあって、排気再循環装置に異常が生じていなければ、その開度の変更量に見合った分の吸入空気量GAの変化が得られる。そこで、EGR弁15の開度を制御する開度指令値DEGRについてその値を所定量ずつ強制的に変化させ、そのときに生じる吸入空気量GAの変化量DGA(強制駆動が開始されてからの総変化量)を監視する。そして、その吸入空気量GAの変化量DGAが所定の異常判定値以下であるときには、排気再循環装置に異常が生じていると判定するようにしている。
本処理では、まず、EGR弁15の絞り制御が実行されているか否かが判定される(S200)。そして、EGR弁15の絞り制御が実行されている場合には(S200:YES)、経過時間カウンタPCは「0」にリセットされて(S210)、本処理は一旦終了される。
このように、絞り制御が中止された後、少なくとも判定値αに相当する時間が経過するまでは異常判定実行フラグXDIAGEXが「オフ」に維持される。これにより、絞り制御が中止された後、吸入空気量GAや吸気圧が排気再循環装置の異常判定に適した状態にまで上昇するまでは、排気再循環装置の異常判定は禁止され、これにより誤判定の発生が抑えられるようになる。
そして、異常判定実行フラグXDIAGEXが「オン」に設定されており、異常判定実行条件が成立している場合には(S300:YES)、EGR弁15が強制的に駆動される(S310、図6のタイミングt3)。具体的には、機関運転状態に基づいて設定されている現在の開度指令値DEGRをその初期値とし、以下の演算式(1)に示されるように、この開度指令値DEGRに対して所定の徐変量ΔKが加算され、これが新たな開度指令値DEGRとして設定される。
開度指令値DEGR←現在の開度指令値DEGR+ΔK …(1)
ここで、上記徐変量ΔKは正及び負のいずれの値にも設定され得る。例えば、この徐変量ΔKが正の値である場合には、本処理が繰り返し実行されることにより、開度指令値DEGRは徐々に増大するようになり、それに伴ってEGR弁15の開度もまた徐々に増大するようになる。一方、この徐変量ΔKが負の値である場合には、開度指令値DEGRは徐々に減少するようになり、それに伴ってEGR弁15の開度もまた徐々に減少するようになる。従って、このように徐変量ΔKずつ開度指令値DEGRが変化することにより、EGR弁15の強制駆動は段階的に行われるようになる。
そして、EGR弁15の強制駆動を実行した後、このEGR弁15が全開状態に達してから所定時間が経過したか否か、又は全閉状態に達してから所定時間が経過したか否かが判断される(S320)。そして、まだ所定時間経過していない場合には(S320:NO)、次に吸入空気量GAの変化量DGAが異常判定値KDGAを超えているか否かが判断される(S330)。
(1)排気再循環装置のEGR弁15を強制駆動し、その強制駆動に伴って生じる吸入空気量GAの変化量DGAに基づいて排気再循環装置の異常を診断するようにしている。より詳細には、変化量DGAが異常判定値KDGA以下の場合には、排気再循環装置に異常が生じていると判定するようにしている。
・絞り制御が中止されてから上記判定値αに相当する時間が経過するまでは、排気再循環装置の異常診断を中止するようにしたが、再生制御が中止されてから予め設定された期間が経過するまでは排気再循環装置の異常診断を中止するようにしてもよい。この変形例は、先の図2に示した異常判定実行フラグXDIAGEXの設定処理にあって、そのステップS130での処理を、「再生制御が中止されてからの経過時間が規定値以上である」といった条件が満たされているか否かを判定する処理に変更することで具体化される。すなわち上記第4の異常判定実行条件を「再生制御が中止されてからの経過時間が規定値以上である」といった条件に変更することで具体化される。
Claims (2)
- 内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通する排気再循環通路と前記排気再循環通路に設けられて前記吸気通路に戻される排気の量を調量する流量制御弁とからなる排気再循環装置、及び前記排気通路に設けられて排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備えるとともに、前記フィルタの再生制御の実行時にあって機関運転状態が所定の状態にあるときには、前記吸気通路に設けられた吸気絞り弁の開度及び前記流量制御弁の開度を機関運転状態に基づいて設定される開度よりも減少させる絞り制御が実行される内燃機関に適用されて、前記流量制御弁を強制駆動したときの吸入空気量の変化量及び吸気圧の変化量のうちのいずれか一方に基づいて前記排気再循環装置の異常判定を行う排気再循環装置の異常診断装置において、
前記絞り制御が中止されてから予め設定された期間が経過するまでは前記異常判定を禁止する
ことを特徴とする排気再循環装置の異常診断装置。 - 内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通する排気再循環通路と前記排気再循環通路に設けられて前記吸気通路に戻される排気の量を調量する流量制御弁とからなる排気再循環装置、及び前記排気通路に設けられて排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備えるとともに、前記フィルタの再生制御の実行時にあって機関運転状態が所定の状態にあるときには、前記吸気通路に設けられた吸気絞り弁の開度及び前記流量制御弁の開度を機関運転状態に基づいて設定される開度よりも減少させる絞り制御が実行される内燃機関に適用されて、前記流量制御弁を強制駆動したときの吸入空気量の変化量及び吸気圧の変化量のうちのいずれか一方に基づいて前記排気再循環装置の異常判定を行う排気再循環装置の異常診断装置において、
前記再生制御が中止されてから予め設定された期間が経過するまでは前記異常判定を禁止する
ことを特徴とする排気再循環装置の異常診断装置。
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