図1は、画像処理装置10の一例を示す。画像処理装置10は、画像処理装置10を制御するプログラムを実行する本体12を備える。画像処理装置10は、表示画面を有しユーザに対して本体12からの出力に基づく表示をするディスプレイ14と、本体12からの出力に基づく印刷をするプリンタ24と、ユーザから本体12に対する入力手段の一例としてのキーボード16、および、マウス18とを備えていることが好ましい。デジタルカメラ20、および、スキャナ22は、画像情報を読み込む手段の一例として、本体12と接続される。
本体12はハードディスク及びメモリ(RAM)を備え、例えば、デジタルカメラ20又はスキャナ22から読み込まれた画像情報をハードディスク等に格納する。
図2は、本体12のブロック図の一例を示す。図3、図4、および、図5は、ディスプレイ14の表示の一例を模式的に示す。図6は、格納部80に格納される情報を示す。図2に示すように、本体12は、レイアウト作成部50、および、サムネイル画像表示部70を備える。レイアウト作成部50は、画像処理装置10を制御するプログラムが起動された場合に、図3等に示す処理画面100をディスプレイ14に表示する。処理画面100は、割付画像を表示する割付画像表示領域102、割付画像をページ(以下、「レイアウト枠」という。)に割り付けたレイアウト画像220、320、420を表示するプレビュー領域200、300、400を有する。
レイアウト作成部50は、レイアウト画像220、320、420の作成について、テンプレートモード、マトリックスモードおよびフリーモードの三つのモードを有する。テンプレートモードにおいて、レイアウト作成部50は、予め用意されたテンプレートに割付画像を割り付けてレイアウト画像220を作成する。マトリックスモードにおいて、レイアウト作成部50は、レイアウト枠に割り付ける画像数の入力を受け付けて、その画像数に基づいて画像を割り付けてレイアウト画像320を作成する。フリーモードにおいて、レイアウト作成部50は、レイアウト枠への割り付けの設定の入力を受け付けて、その設定に基づいて割付画像を割り付けてレイアウト画像420を作成する。また、レイアウト作成部50は、各モードにより作成したレイアウト画像220、320、420を、それぞれのモードにおいて変更する。例えば、レイアウト作成部50は、レイアウト画像220、420において、レイアウト枠に割り付ける割付画像を変更し、レイアウト枠内の割付画像の割り付け位置を変更する。レイアウト作成部50は、レイアウト画像320において、レイアウト枠に割り付ける割付画像を変更する。また、レイアウト作成部50は、レイアウト画像220、320、420に加えて、レイアウト画像220のサムネイル画像250、レイアウト画像420のサムネイル画像450、および、レイアウト画像320のサムネイル画像350を作成する。
レイアウト作成部50は、処理画面100にプレビュー領域200、300、または、400を表示する。レイアウト作成部50は、プレビュー領域200に、テンプレートモードを指定してレイアウト画像220を作成する旨のユーザからの指示を受け付けるタブ222を表示する。同様に、レイアウト作成部50は、プレビュー領域300、400に、マトリックスモードおよびフリーモードのそれぞれを指定してレイアウト画像320、420を作成する旨のユーザからの指示を受け付けるタブ322、422を表示する。例えば、レイアウト作成部50は、キーボード16、または、マウス18によりタブ222が選択された旨の通知を受け付けたときは、処理画面100にプレビュー領域200を表示する。
サムネイル画像表示部70は、図3に示すように、テンプレートモードによって作成されたレイアウト画像220のサムネイル画像250をサムネイル領域104に表示する。また、サムネイル画像表示部70は、図4に示すように、フリーモードによって作成されたレイアウト画像420のサムネイル画像450をサムネイル領域104に表示する。また、サムネイル画像表示部70は、図5に示すように、マトリックスモードによって作成されたレイアウト画像320のサムネイル画像350をサムネイル領域104に表示する。
サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250の元であるレイアウト画像220が作成されたモード(テンプレートモード)を視覚的に識別できるモード識別情報254を、サムネイル画像250に対応付けて表示する。サムネイル画像表示部70は、また、サムネイル画像350の元であるレイアウト画像320が作成されたモード(レイアウトモード)を視覚的に識別できるモード識別情報454を、サムネイル画像450に対応付けて表示する。サムネイル画像表示部70は、また、サムネイル画像450の元であるレイアウト画像420が作成されたモード(フリーモード)を視覚的に識別できるモード識別情報454を、サムネイル画像450に対応付けて表示する。
サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250に対応付けて表示するモード識別情報254と、サムネイル画像350に対応付けて表示するモード識別情報354と、サムネイル画像450に対応付けて表示するモード識別情報454とを、それぞれ、異なる色柄で表示する。サムネイル画像表示部70は、例えば、モード識別情報254として「テンプレート」の文字を表示し、モード識別情報354として「マトリックス」の文字を表示し、モード識別情報454として「フリー」の文字を表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像220、320を作成したかを、サムネイル画像250、350で確認することができる。よって、レイアウト画像220、320に対して適用できる編集の種類がモード毎に異なる場合に、サムネイル領域104に表示されている各レイアウト画像220、320に対して適用できる編集の種類をユーザに認識させることができる。なお上記文字に代えて、または、加えて、サムネイル画像表示部70は、プレビュー領域200、300、400に表示されたモード識別情報224、324、424に対応するモード識別情報254、354、454を、下記の通りに表示してもよい。
本体12は、レイアウト画像220、320、420のそれぞれをプレビュー領域200、300、400に表示するプレビュー表示部60を備える。プレビュー表示部60は、レイアウト画像220が作成されたテンプレートモードを視覚的に識別できるモード識別情報224をレイアウト画像220に対応付けて表示する。プレビュー表示部60は、また、レイアウト画像320が作成されたマトリックスモードを視覚的に識別できるモード識別情報324をレイアウト画像320に対応付けて表示する。さらに、プレビュー表示部60は、レイアウト画像420が作成されたフリーモードを視覚的に識別できるモード識別情報424をレイアウト画像420に対応付けて表示する。
具体的には、プレビュー表示部60は、3つのタブ222、322、422に、3つのモードのそれぞれに対応した、互いに異なる3つのモード識別情報224、324、424を表示する。プレビュー表示部60は、例えば、モード識別情報224を赤(図3等において横線の縞模様で示す)、モード識別情報324を黄(図3等において縦線の縞模様で示す)、モード識別情報424を緑(図3等において斜線の縞模様で示す)で表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像220、320、420を作成したかを、プレビュー領域200、300、400の表示で確認することができる。
プレビュー表示部60は、また、モード識別情報224、324、424に加えて、当該モードがユーザにより選択されている旨を示す印を、タブ222、322、422に、表示することができる。例えば、図3に示すタブ222に表示された二重線はこの印の一例を示す。
プレビュー表示部60は、さらに、当該モードがユーザにより選択されている旨を示す印に加えて、当該モードがユーザにより選択されている場合に、モード識別情報224、324、または、424を強調して表示することができる。例えば、図3において、プレビュー表示部60は、モード識別情報224の彩度を、モード識別情報324、424より高くして表示することができる。これにより、いずれのモードでレイアウト画像420を作成したかを、プレビュー領域400の表示でより確認しやすくなる。
プレビュー表示部60は、彩度にかえて、または、加えて、明度、または、輝度の変化によって、モード識別情報224、324、424を強調して表示してもよい。
サムネイル画像表示部70、および、プレビュー表示部60は、同じモードを示すモード識別情報として同じ色柄を表示する。具体的には、プレビュー表示部60は、モード識別情報224をサムネイル画像表示部70が表示するモード識別情報254と同一の色柄で表示する。同様に、プレビュー表示部60は、モード識別情報324をサムネイル画像表示部70が表示するモード識別情報354と同一の色柄で表示する。さらにプレビュー表示部60は、モード識別情報424をサムネイル画像表示部70が表示するモード識別情報454と、それぞれ同一の色柄で表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像220、320、420を作成したかを、一見して確認することができる。
プレビュー表示部60がモード識別情報224、モード識別情報324、または、モード識別情報424を強調して表示している場合には、サムネイル画像表示部70は、対応するモード識別情報254、モード識別情報354、または、モード識別情報454を、同様に、強調して表示することができる。
サムネイル画像表示部70は、モード識別情報254、354、454に加えて、サムネイル画像250、350、450の元であるレイアウト画像220、320、420が作成されたモードを視覚的に識別できる枠256、356、456を、サムネイル画像250、350、450に対応付けて表示することができる。
サムネイル画像表示部70は、枠256、356、456を表示する場合には、サムネイル画像250に対応付けて表示する枠256と、サムネイル画像350に対応付けて表示する枠356と、サムネイル画像450に対応付けて表示する枠456とを、それぞれ異なる色柄で表示する。サムネイル画像表示部70は、枠256と、枠356と、枠456とを、それぞれ異なる色柄で表示する場合には、枠256をモード識別情報254と、枠356をモード識別情報354と、枠456をモード識別情報454と、それぞれ同一の色柄で表示する。
また、サムネイル画像表示部70は、枠256に対応するサムネイル画像250の元であるレイアウト画像220がプレビュー領域200に表示されていない場合には、枠256を表示しなくてもよい。同様に、サムネイル画像表示部70は、枠356に対応するサムネイル画像350の元であるレイアウト画像320がプレビュー領域300に表示されていない場合には、枠356を表示しなくてもよい。サムネイル画像表示部70は、枠456に対応するサムネイル画像450の元であるレイアウト画像420がプレビュー領域400に表示されていない場合には、枠456を表示しなくてもよい。
サムネイル画像表示部70は、3つのモードのそれぞれに対応して互いに異なる3つのモード識別情報254、354、454を、サムネイル画像250、350、450に対応付けて表示する。これにより、モードが3つある場合でも、いずれのモードでレイアウト画像220、320、420を作成したかを、サムネイル画像250、350、450で確認することができる。
なお、サムネイル画像表示部70は、図5に示すように、サムネイル領域104に、複数のサムネイル画像250、350を表示することができる。
本体12は、さらに、割付画像、テンプレート、および、レイアウト画像220等を格納する格納部80を備える。具体的には、格納部80は、図6(a)に示すように、画像を識別する識別情報(以下。「画像ID」という。)に対応付けて割付画像を格納する。格納部80は、また、図6(b)に示すように、テンプレートを識別する識別情報(テンプレートID)に対応付けてテンプレートを格納する。格納部80は、さらに、図6(c)に示すように、レイアウト画像220等を識別する識別情報(以下、「レイアウトID」という。)に対応付けてレイアウト画像220等、および、作成モード情報を格納する。
記憶媒体30は、レイアウト作成部50、プレビュー表示部60、および、サムネイル画像表示部70の動作を行わせるプログラムを格納する。本体12は記憶媒体30に格納された上記プログラムをインストールすることにより、レイアウト作成部50等の動作を行わせてもよい。さらに、他の方法として、本体12は、そのようなプログラムを、通信回線を介して取得してもよい。
レイアウト作成部50は、また、レイアウト画像220、320、または、420を作成すべき旨のユーザからの指示を受け付ける作成ボタン、および、処理を終了する旨の指示をユーザから受け付ける終了ボタンを処理画面100に表示する。
レイアウト作成部50は、さらに、作成すべきレイアウト画像220、320、420の設定内容をユーザから受け付ける入力エリアをプレビュー領域200、プレビュー領域300、プレビュー領域400に表示する。例えば、レイアウト作成部50は、プレビュー領域200に、少なくとも、レイアウト画像220のサイズをユーザに選択させる「エリアサイズ」プルダウンメニュー202、テンプレートをユーザに選択させる「テンプレート」プルダウンメニュー204を表示する。
レイアウト作成部50は、プレビュー領域300に、少なくとも、レイアウト画像320のサイズをユーザに選択させる「エリアサイズ」プルダウンメニュー302、割り付ける画像数の入力を受け付ける「フレーム数」入力エリア306を表示する。レイアウト作成部50は、プレビュー領域400に、少なくとも、レイアウト画像420のサイズをユーザに選択させる「エリアサイズ」プルダウンメニュー402、フレームサイズの入力を受け付ける「フレームサイズ」入力エリア408を表示する。
図7は、画像処理装置10の動作の一例をフローチャートで示す。図8、および、図9は、ディスプレイ14の表示の一例を模式的に示す。本フローチャートは、レイアウト作成部50が図5に示すプレビュー領域300を表示している場合において、レイアウト作成部50がタブ422を選択する旨の指示を受け付けたことにより開始する。また、図5に示すように、本フローチャートの開始時点において、サムネイル画像250、350が、サムネイル領域104に表示されているものとする。なお、図8は、ステップS106を実行した後の、図9は、ステップS110を実行した後のディスプレイ14に表示された処理画面100を示す。
プレビュー表示部60は、レイアウト枠を表示する(S100)。より詳しくは、レイアウト作成部50は、処理画面100の作成ボタンが選択された旨の情報を受け付ける。レイアウト作成部50は、現在、選択されているタブ422のモードに基づいてレイアウト枠を作成する。レイアウト作成部50は、作成したレイアウト枠をプレビュー表示部60に供給する。プレビュー表示部60は、供給されたレイアウト枠をプレビュー領域400に表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像420を作成したかを、プレビュー領域400の表示で確認することができる。
また、プレビュー表示部60は、レイアウト枠の表示に加えて、モード識別情報424を強調して表示する。具体的には、プレビュー表示部60は、モード識別情報424の色柄(例えば、緑)の彩度をあげて表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像420を作成したかを、プレビュー領域400の表示でより確認しやすくなる。
さらに、レイアウト作成部50は、「エリアサイズ」プルダウンメニュー402等を介して、レイアウト画像420の設定内容をユーザから受け付ける。レイアウト作成部50は、受け付けた設定内容に基づいてレイアウト枠を再作成する。レイアウト作成部50は、再作成したレイアウト枠をプレビュー表示部60に供給する。プレビュー表示部60は、供給されたレイアウト枠をプレビュー領域400に再表示する。
レイアウト作成部50は、レイアウト枠に割り付ける割付画像を受け付ける(S102)。より詳しくは、レイアウト作成部50は、割付画像表示領域102からレイアウト枠への割付画像のドラッグアンドドロップにより、レイアウト枠に割り付ける割付画像を受け付ける。例えば、レイアウト作成部50は、レイアウト枠に割り付ける割付画像の画像IDを受け付ける。なお、所定の時間、レイアウト作成部50が割付画像を受け付けなかったときは、次ステップへ進んでもよい。
プレビュー表示部60は、レイアウト画像420をプレビュー領域400に表示する(S104)。より詳しくは、ステップS102において、レイアウト枠に割り付ける画像IDを取得したレイアウト作成部50は、その画像IDに基づいて格納部80から割付画像を取得する。レイアウト作成部50は、ステップS100において作成したレイアウト枠と、取得した割付画像とから、レイアウト画像420を作成する。レイアウト作成部50は、作成したレイアウト画像420をプレビュー表示部60へ供給する。プレビュー表示部60は、供給されたレイアウト画像420をプレビュー領域400に表示する。
なお、レイアウト作成部50は、プレビュー表示部60に加え、格納部80にも、レイアウト画像420を供給する。格納部80は、新たに採番するレイアウトIDに対応付けて供給されたレイアウト画像420を格納する。格納部80は、レイアウト画像420に対して採番したレイアウトIDをレイアウト作成部50に通知する。
サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像450をサムネイル領域104に表示する(S106)。より詳しくは、レイアウト作成部50は、ステップS104において作成したレイアウト画像420から、レイアウト画像420のサムネイル画像450を作成する。
レイアウト作成部50は、作成したサムネイル画像450を、格納部80から通知されたレイアウト画像420のレイアウトIDとともに、サムネイル画像表示部70へ供給する。サムネイル画像表示部70は、図8に示すように、供給されたサムネイル画像450をサムネイル領域104に表示する。なお、サムネイル画像表示部70は、表示しているサムネイル画像450に対応付けて、サムネイル画像450の元であるレイアウト画像420のレイアウトIDを記憶する。
また、サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像450に加えて、サムネイル画像450に対応付けてモード識別情報454を、モード識別情報424と同一の色柄(例えば、緑)で表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像420を作成したかを、サムネイル画像450で一見して確認することができる。よって、レイアウト画像420に対して適用できる編集の種類をユーザに認識させることができる。
さらに、サムネイル画像表示部70は、図5に示す枠356にかえて、図8に示す枠456をサムネイル画像450に対応付けて表示する。サムネイル画像表示部70は、枠456を、モード識別情報424、および、モード識別情報454と同一の色柄(例えば、緑)で表示する。
サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250、または、350の選択を受け付けたか否か判断する(S108)。より詳しくは、サムネイル画像表示部70は、マウス18等を介して、サムネイル画像250、または、サムネイル画像350を選択する旨のユーザの指示を受け付けた場合に、サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250、または、サムネイル画像350の選択を受け付けたと判断する。
サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250、または、サムネイル画像350を選択する旨のユーザの指示を受け付ける場合において、図8に示すように、サムネイル画像250に対応付けられたモード識別情報254をモード識別情報224と同一の色柄(例えば、赤)で表示し、サムネイル画像350に対応付けられたモード識別情報354をモード識別情報324と同一の色柄(例えば、黄)で表示しているので、選択しようとするサムネイル画像250の元であるレイアウト画像220、および、サムネイル画像350の元であるレイアウト画像320に対して適用できる編集の種類を、サムネイル画像250、サムネイル画像350を選択する前に、ユーザに認識させることができる。
ステップS108において、サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250、または、サムネイル画像350の選択を受け付けたと判断した場合(S108:Yes)、プレビュー表示部60は、レイアウト画像420から、レイアウト画像220、または、レイアウト画像320に表示を切り替える(S110)。
より詳しくは、サムネイル画像表示部70は、例えば、ステップS108において、サムネイル画像250の選択を受け付けたと判断した場合、サムネイル画像表示部70は、そのサムネイル画像250に対応付けて記憶していたレイアウトIDを特定する。サムネイル画像表示部70は、そのレイアウトIDをレイアウト作成部50に通知する。通知を受けたレイアウト作成部50は、そのレイアウトIDに対応付けられたレイアウト画像220、および、作成モード情報を格納部80から取得する。レイアウト作成部50は、取得したレイアウト画像220、および、作成モード情報をプレビュー表示部60に供給する。プレビュー表示部60は、図9に示すように、供給されたレイアウト画像220を表示する。
また、図9に示すように、レイアウト作成部50は、取得した作成モード情報に基づいてタブ422をタブ222に切り替える。
プレビュー表示部60は、作成モード情報に基づいてモード識別情報224を表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像220を作成したかを、プレビュー領域200の表示で確認することができる。
また、プレビュー表示部60は、モード識別情報224を強調して表示する。具体的には、プレビュー表示部60は、モード識別情報224の色柄(例えば、赤)の彩度をあげて表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像420を作成したかを、プレビュー領域400の表示でより確認しやすくなる。
また、サムネイル画像表示部70は、選択されたサムネイル画像250に対応付けられている枠256を、モード識別情報254と同一の色柄(例えば、赤)で表示する。これにより、いずれのモードでレイアウト画像420を作成したかを、サムネイル画像450で一見して確認することができる。よって、レイアウト画像420に対して適用できる編集の種類をユーザに認識させることができる。
一方、ステップS108において、サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250、または、サムネイル画像350の選択を受け付けていないと判断した場合(S108:No)、ステップS110を飛ばしてステップS112を実行する。
レイアウト作成部50は、新たなレイアウト画像220、320、または、420を作成する旨の指示を受け付けたか否か判断する(S112)。より詳しくは、レイアウト作成部50は、処理画面100の作成ボタンが選択された旨の情報を受け付けた場合に、レイアウト作成部50は、新たなレイアウト画像220、320、または、420を作成する旨の指示を受け付けたと判断する。
ステップS112において、レイアウト作成部50は、新たなレイアウト画像220、320、または、420を作成する旨の指示を受け付けたと判断した場合(S112:Yes)、ステップS100に戻る。
一方、ステップS112において、レイアウト作成部50は、新たなレイアウト画像220、320、または、420を作成する旨の指示を受け付けていない判断した場合(S112:No)、レイアウト作成部50は、レイアウト処理の終了を受け付けたか否か判断する(S114)。より詳しくは、レイアウト作成部50は、終了ボタンが選択された旨の情報を受け付けた場合に、レイアウト作成部50は、処理の終了を受け付けたと判断する。
ステップS114において、レイアウト作成部50は、処理の終了を受け付けたと判断した場合(S114:Yes)、本フローチャートは終了する。一方、ステップS114において、レイアウト作成部50は、処理の終了を受け付けていないと判断した場合(S114:No)、ステップS102に戻る。
なお、上記実施形態において、モード識別情報254、354、454は文字または色であり、モード識別情報224、324、424は色であったが、これらに限られない。モード識別情報254、354、454は、斜線等の柄であってもよいし、モード識別情報224、324、424は斜線等の柄であってもよいし、文字であってもよい。
図10および図11は、ディスプレイ14の表示の一例を模式的に示す。なお、図11は図10のサムネイル領域104を拡大した拡大図である。サムネイル領域104に表示されるサムネイル画像250、350、450は小さいので、ユーザは、そのサムネイル画像250、350、450の元であるレイアウト画像220、320、420に割付画像が割り付けられているか否かを、視覚的に判断することができない場合がある。
そこでサムネイル画像表示部70は、図1から図9に示す形態に加えてさらに、サムネイル画像250、350、450の元であるレイアウト画像220、320、420に割付画像が割り付けられているか否かを視覚的に識別できる割付識別情報258、358、458を、サムネイル画像250、350、450に対応付けて表示する。この割付識別情報258、358、458は、サムネイル画像250、350、450に割り付けられる画像の枠よりも大きいことが好ましく、例えば、サムネイル画像250、350、450の外枠として表示される。さらに、サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250、350、450の元であるレイアウト画像220、320、420に割付画像が割り付けられている場合に、レイアウト作成部50によってサムネイル画像250、350、450の元であるレイアウト画像220、320、420に割り付けることができる割付画像の最大数の割付画像が割り付けられたか否かを視覚的に識別できる割付識別情報258、358、458を表示する。
具体的には、レイアウト作成部50は、レイアウト枠と割付画像とからレイアウト画像220、320、420を作成した場合、または、レイアウト画像220、320、420を変更した場合に、レイアウト枠に割り付けることができる割付画像の最大数、および、割り付けた割付画像の数である割付画像数を当該レイアウト画像220、320、420に対応付けて記憶する。レイアウト作成部50は、レイアウト画像220、320、420からサムネイル画像250、350、450を作成するとともに、当該レイアウト画像220、320、420に対応付けて記憶している最大数および割付画像数を参照する。
割付画像数が0(ゼロ)である場合、レイアウト作成部50は、サムネイル画像250等およびレイアウトIDに加えて、当該レイアウト画像220等に割付画像が割り付けられていない旨を示す割付無情報をサムネイル画像表示部70へ供給する。サムネイル画像表示部70は、割付無情報を取得した場合には、割付画像が割り付けられていない旨を識別できる割付識別情報258、358、458を表示する。図10および図11に示す例において、サムネイル画像表示部70は、割付画像が割り付けられていない旨を識別できる、例えば外枠が破線である割付識別情報358を、サムネイル画像350に対応付けて表示する。
一方、割付画像数が0(ゼロ)でなく、かつ、最大数と一致しない場合には、レイアウト作成部50は、サムネイル画像250等に加えて、当該レイアウト画像220等に割り付け得る最大数に満たない数の割付画像が割り付けられている旨を示す一部割付有情報をサムネイル画像表示部70へ供給する。サムネイル画像表示部70は、一部割付有情報を取得した場合には、最大数に満たない数の割付画像が割り付けられている旨を識別できる割付識別情報258、358、458を表示する。図10および図11に示す例において、サムネイル画像表示部70は、最大数に満たない数の割付画像が割り付けられている旨を識別できる、例えば外枠が細線である割付識別情報458を、サムネイル画像450に対応付けて表示する。
さらにまた、割付画像数が最大数と一致する場合には、レイアウト作成部50は、サムネイル画像250等に加えて、当該レイアウト画像220等に割り付ける得る最大数の割付画像が割り付けられている旨を示す全部割付有情報をサムネイル画像表示部70へ供給する。サムネイル画像表示部70は、全部割付有情報を取得した場合には、最大数の割付画像が割り付けられた旨を識別できる割付識別情報258、358、458を表示する。図10および図11に示す例において、サムネイル画像表示部70は、最大数の割付画像が割り付けられた旨を識別できる、例えば外枠が太線である割付識別情報258を、サムネイル画像250に対応付けて表示する。これにより、サムネイル領域104に表示されたサムネイル画像250等の元であるレイアウト画像220等に割付画像が割り付けられているか否かを一見して確認することができる。また、サムネイル領域104に表示されたサムネイル画像250等の元であるレイアウト画像220等に割付画像を追加することができるか否かを一見して確認することができる。
また、サムネイル画像表示部70は、図10および図11に示すように、最大数の割付画像が割り付けられた旨を識別できる割付識別情報258を表示する場合に、モード識別情報224、254と同一の色柄で表示してもよい。同様に、サムネイル画像表示部70は、最大数に満たない数の割付画像が割り付けられている旨を識別できる割付識別情報458を表示する場合に、モード識別情報424、454と同一の色柄で表示してもよい。
なお、サムネイル画像表示部70は、レイアウト作成部50から供給された全部割付有情報、一部割付有情報または割付無情報を供給されたサムネイル画像250等に対応付けて記憶する。よって、サムネイル画像表示部70は、図10および図11に示すように、レイアウト画像320、420が表示されていない場合に、サムネイル画像350に対応付けて割付識別情報358を表示し、サムネイル画像450に対応付けて割付識別情報458を表示することができる。
なお、サムネイル画像表示部70は、枠256、356、456とともに、割付識別情報258、358、458を表示してもよい。例えば、サムネイル画像表示部70は、割付識別情報358を、枠356に重ねて表示してもよいし、枠356の内側または外側に表示してもよい。なお、図10、図11および後述する図12において、枠256、356、456の記載を省略した。
図12は、ディスプレイ14の表示の他の一例を模式的に示す。なお、図12は図10のサムネイル領域104を拡大した拡大図である。サムネイル画像表示部70は、図10に示す表示にかえて、または加えて、サムネイル画像250、350、450の元であるレイアウト画像220、320、420に割り付けることができる割付画像の最大数およびレイアウト作成部50により割り付けられた割付画像の数である割付画像数をサムネイル画像250、350、450に対応付けて表示する。
具体的には、上記同様、レイアウト作成部50は、レイアウト枠と割付画像とからレイアウト画像220、320、420を作成した場合、または、レイアウト画像220、320、420を変更した場合に、レイアウト枠に割り付けることができる割付画像の最大数、および、割り付けた割付画像の数である割付画像数を当該レイアウト画像220、320、420に対応付けて記憶する。そしてレイアウト作成部50は、レイアウト画像220、320、420からサムネイル画像250、350、450を作成し、作成したサムネイル画像250等およびレイアウトIDに加えて、記憶している最大数および割付画像数をサムネイル画像表示部70へ供給する。
サムネイル画像表示部70は、レイアウト作成部50から供給された最大数および割付画像数を供給されたサムネイル画像250等に対応付けて記憶する。そしてサムネイル画像表示部70は、例えば図12に示すように、マウス18の操作により移動する矢印500がサムネイル画像450の上に表された場合に、矢印500の近傍に最大数および割付画像数を表示する。なお、サムネイル画像表示部70は、サムネイル画像250等の元であるレイアウト画像220等に割り付けられる割付画像よりも大きく最大数および割付画像数を表示することが好ましい。これにより、サムネイル領域104に表示されたサムネイル画像250等の元であるレイアウト画像220等に追加できる割付画像の数を一見して確認することができる。なお、サムネイル画像表示部70は、最大数および割付画像数にかえて、最大数から割付画像数を減じた数である残数をサムネイル画像250等に対応付けて表示してもよい。
以上、本実施形態によれば、いずれのモードでレイアウト画像を作成したかを、サムネイル画像で確認することができる。よって、レイアウト画像に対して適用できる編集の種類がモード毎に異なる場合に、サムネイル領域に表示されている各レイアウト画像に対して適用できる編集の種類をユーザに認識させることができる。例えば、サムネイル画像を選択して、レイアウトの再割付を行うときに適用できる編集の種類をユーザに知らせることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 画像処理装置、12 本体、14 ディスプレイ、16 キーボード、18 マウス、20 デジタルカメラ、22 スキャナ、24 プリンタ、30 記憶媒体、50 レイアウト作成部、60 プレビュー表示部、70 サムネイル画像表示部、80 格納部、100 処理画面、102 割付画像表示領域、104 サムネイル領域、200 プレビュー領域、202 「エリアサイズ」プルダウンメニュー、204 「テンプレート」プルダウンメニュー、220 レイアウト画像、222 タブ、224 モード識別情報、250 サムネイル画像、254 モード識別情報、256 枠、258 割付識別情報、300 プレビュー領域、302 「エリアサイズ」プルダウンメニュー、306 「フレーム数」入力エリア、320 レイアウト画像、322 タブ、324 モード識別情報、350 サムネイル画像、354 モード識別情報、356 枠、358 割付識別情報、400 プレビュー領域、402 「エリアサイズ」プルダウンメニュー、408 「フレームサイズ」入力エリア、420 レイアウト画像、422 タブ、424 モード識別情報、450 サムネイル画像、454 モード識別情報、456 枠、458 割付識別情報、500 矢印