JP4687006B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は蓄電装置に関する。なお本明細書では、電池(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)とキャパシタ(電気二重層キャパシタ等)の双方を包含する概念を示すために「蓄電装置」の用語を用いる。
蓄電装置は、電極体と正極集電端子と負極集電端子を備えている。特許文献1に、その一例が開示されている。
特許文献1では、長尺正極シートと長尺絶縁シートと長尺負極シートと長尺絶縁シートが重ねられた組を捲回することによって電極体を形成する。長尺正極シートは長尺絶縁シートよりも幅広であり、長尺絶縁シートの一方の長辺から外に伸びている。長尺絶縁シートに対向する幅内では、正極シートを構成する金属シートに正極用活物質が塗工されているが、絶縁シート外に伸びる金属シートには正極用活物質が塗工されておらず、未塗工部とされている。長尺負極シートも長尺絶縁シートよりも幅広であり、長尺絶縁シートの他方の長辺から外に伸びている。長尺絶縁シートに対向する幅内では、負極シートを構成する金属シートに負極用活物質が塗工されているが、絶縁シート外に伸びる金属シートには負極用活物質が塗工されておらず、未塗工部とされている。上記の長尺正極シートと長尺絶縁シートと長尺負極シートと長尺絶縁シートが重ねられた組を扁平に捲回することによって、正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられた電極体が形成される。
正極シートの未塗工部は、絶縁シートの一方の長辺から絶縁シート外に伸びており、正極シートの未塗工部のみが捲回されて積重ねられる。負極シートの未塗工部は、絶縁シートの他方の長辺から絶縁シート外に伸びており、負極シートの未塗工部のみが捲回されて積重ねられる。正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部は、捲回することによって形成された電極体の反対の辺に沿って形成される。
正極シートの未塗工部の積重ね部を圧縮して正極集電端子を接続すれば、正極集電端子が積重ねられた正極シートに接続される。一枚の長尺正極シートの各所が正極集電端子に接続される。負極シートについても同様である。
特許文献1の技術では、長尺正極シートと長尺絶縁シートと長尺負極シートと長尺絶縁シートが重ねられた組を扁平に捲回することによって電極体を形成する。これに代えて、予め短尺にカットされた正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートをその順で繰返して積層することによって、電極体を形成することもある。この場合も、正極シートは絶縁シートよりも幅広であり、絶縁シートの一方の辺から外に伸びている。絶縁シートに対向する幅内では、正極シートを構成する金属シートに正極用活物質が塗工されているが、絶縁シート外に伸びる金属シートには正極用活物質が塗工されておらず、未塗工部とされている。負極シートも絶縁シートよりも幅広であり、絶縁シートの他方の辺から外に伸びている。絶縁シートに対向する幅内では、負極シートを構成する金属シートに負極用活物質が塗工されているが、絶縁シート外に伸びる金属シートには負極用活物質が塗工されておらず、未塗工部とされている。
上記の正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートをその順で繰返して積層することによって、正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられた電極体が形成される。
正極シートの未塗工部は、絶縁シートの一方の辺から絶縁シート外に伸びており、正極シートの未塗工部のみが積重ねられる。負極シートの未塗工部は、絶縁シートの他方の辺から絶縁シート外に伸びており、負極シートの未塗工部のみが積重ねられる。正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部は、異なる位置に形成される。
正極シートの未塗工部の積重ね部を圧縮して正極集電端子を接続すれば、正極集電端子が積重ねられた正極シート群に接続される。負極シートの未塗工部の積重ね部を圧縮して負極集電端子を接続すれば、負極集電端子が積重ねられた負極シート群に接続される。
図13は、特許文献1の電池の電極体100の構造を模式的に示す断面図である。範囲101では、正極シート112と絶縁シート116と負極シート114と絶縁シート118が積重ねられている。範囲103では、正極シート112の未塗工部のみが積重ねられている。範囲105では、負極シート114の未塗工部のみが積重ねられている。
正極シート112は、正極用活物質を含有するペーストを正極用金属シート112aの両面に塗布して正極用活物質層112bを形成したものである。正極シート112の図中左側端部には、正極用活物質層112bが形成されていない未塗工部112cが設けられており、左側端部では未塗工部112cのみが積重ねられている。正極シート112の未塗工部112cのみが積重ねられて圧縮された部分に図示しない正極集電端子が接続される。
負極シート114は、負極用活物質を含有するペーストを負極用金属シート114aの両面に塗布して負極用活物質層114bを形成したものである。負極シート114の図中右側端部には、負極用活物質層114bが形成されていない未塗工部114cが設けられており、右側端部では未塗工部114cのみが積重ねられている。負極シート114の未塗工部114cのみが積重ねられて圧縮された部分に図示しない負極集電端子が接続される。
特開2002−100340号公報
正極シートと負極シートには、活物質が塗布されている活物質塗工部と活物質が塗布されていない未塗工部が形成されており、活物質塗工部ではシートの厚みが厚いのに対して未塗工部ではシートの厚みが薄い。また、活物質塗工部では絶縁シートが介在する状態で積重ねられるのに対して未塗工部では絶縁シートが介在しない状態で積重ねられる。このために、活物質塗工部を積重ねた範囲101での厚みと、正極シートの未塗工部のみを積重ねた範囲107での厚みと、負極シートの未塗工部のみを積重ねた範囲109での厚みは、大きく相違する。
電極体の捲回数または積層数が多くなるほど、活物質塗工部での積重ね厚みと未塗工部での積重ね厚みとの差は大きくなる。両者の厚み差が大きいと、未塗工部のみを積重ねて積重ねた部分に集電端子を固定する際に、正極シートや負極シートに大きな応力がかかりやすい。特に、積重ね厚みが急変する範囲101と範囲103の境界近傍と、範囲101と範囲105の境界近傍に大きな応力がかかりやすく、活物質塗工部の両端で活物質がはがれたり、はがれた活物質が絶縁シートを貫通して正極シートと負極シートを短絡させたりするトラブルを発生させやすい。
本発明では、活物質塗工部での積重ね厚みと未塗工部での積重ね厚みとの厚み差を小さくし、未塗工部の積重ね部を圧縮して集電端子を固定する際に、正極シートや負極シートに作用する応力を緩和し得る蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の蓄電装置は、正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられている電極体と、積重ねられた正極シートに接続されている正極集電端子と、積重ねられた負極シートに接続されている負極集電端子を備えている。
正極シートは、隣接する負極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に正極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えている。負極シートも、隣接する正極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に負極用活物質が塗工された塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えている。正極シートの未塗工部と負極シートの未塗工部は、積重ねられた状態の絶縁シートの異なる位置から絶縁シート外に伸び、正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部が異なる位置に形成されている。
絶縁シート外に伸びた正極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた正極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮され、正極集電端子に接続されている。同様に、絶縁シート外に伸びた負極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた負極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮され、負極集電端子に接続されている。
従来の技術では、活物質塗工部を積重ねた範囲の積重ね厚みと、未塗工部のみを積重ねた範囲の積重ね厚みが大きく相違している。これに対して、本発明の蓄電装置では、正極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で正極シートの未塗工部が積重ねられており、従来よりも正極シートの未塗工部を積重ねた範囲の積重ね厚みが増大しており、活物質塗工部を積重ねた範囲の積重ね厚みに近づけられている。この結果、正極シートの未塗工部の積重ね部を圧縮して正極集電端子を固定する際に、正極シートに作用する応力を緩和することができる。同様に、負極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で負極シートの未塗工部が積重ねられており、従来よりも負極シートの未塗工部を積重ねた範囲の積重ね厚みが増大しており、活物質塗工部を積重ねた範囲の積重ね厚みに近づけられている。この結果、負極シートの未塗工部の積重ね部を圧縮して負極集電端子を固定する際に、負極シートに作用する応力を緩和することができる。このために、活物質塗工部の両端で活物質がはがれるというトラブルが抑制され、はがれた活物質が絶縁シートを貫通して正極シートと負極シートを短絡させたりするというトラブルが抑制される。
本発明は、予め短尺にカットされた正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートをその順で繰返して積層することによって、電極体を形成する場合にも適用することができる。同様に、長尺正極シートと長尺絶縁シートと長尺負極シートと長尺絶縁シートが重ねられた組を捲回することによって電極体を形成する場合にも適用することができる。
後者の場合には、長尺正極シートは長尺絶縁シートの一方の長辺から外に伸びており、絶縁シート外に伸びている範囲を未塗工部とする。また長尺負極シートは長尺絶縁シートの他方の長辺から外に伸びており、絶縁シート外に伸びている範囲を未塗工部とする。
後者のようにしても、正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられている電極体が形成され、正極シートの未塗工部と負極シートの未塗工部が、積重ねられた状態の絶縁シートの異なる位置から絶縁シート外に伸び、正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部が異なる位置に形成されている構造を得ることができる。
未塗工部では金属シートが露出している。金属シートが露出している範囲、即ち、活物質塗工部との境界から金属シートの長辺までの幅内において、その長辺に沿って金属シートが少なくとも1回折返されていることが好ましい。この場合、折返された部分がスペーサとなり、未塗工部を積重ねた範囲の積重ね厚みを増大させる。
未塗工部の片面または両面に導電性シートを配置することによってスペーサとすることもできる。あるいは、未塗工部の片面または両面に導電物質を塗工することによってスペーサとすることもできる。あるいは、金属シートの厚みを、未塗工部で厚肉とし、活物質塗工部で薄肉とすることでスペーサとすることもできる。金属シートの未塗工部の厚肉部がスペーサを形成する。
(形態1) 長尺正極シートと長尺絶縁シートと長尺負極シートと長尺絶縁シートが重ねられた組を扁平に捲回することによって電極体が形成されている。
(形態2) 未塗工部では長尺金属シートが長辺に沿って1回折返されている。
(形態3) 未塗工部では長尺金属シートが長辺に沿って複数回折返されている。
(形態4) 扁平に捲回された電極体は、捲回中心の両側に、正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられている構造を備えている。
(形態5) 扁平に捲回された電極体の捲回中心の片側に位置する正極シートの未塗工部同士が積重ねられて圧縮されている。
(形態6) 扁平に捲回された電極体の捲回中心の両側に位置する正極シートの未塗工部同士が積重ねられて圧縮されている。
(形態7) 扁平に捲回された電極体の捲回中心の片側に位置する負極シートの未塗工部同士が積重ねられて圧縮されている。
(形態8) 扁平に捲回された電極体の捲回中心の両側に位置する負極シートの未塗工部同士が積重ねられて圧縮されている。
(第1実施例)
本発明を具現化した第1実施例を図を参照して説明する。本実施例の蓄電装置は、捲回型の電極体を利用する電池であり、捲回電極体の軸方向両端部に集電端子が固定されている。
本実施例の電極体を構成する正極シートの捲回前の状態を図1に示す。正極シート12は、厚さ10〜20μmの長尺状アルミニウムシート12aの両面に、正極用活物質を含有するペーストを30〜100μm厚さで塗布することで形成される。
正極シート12の一方の長辺には、いずれの面にも正極用活物質層12bが形成されていない未塗工部12cが設けられている。図2は図1のII−II線断面図である。未塗工部12cの端部は、図1と図2に1点鎖線で示した箇所において、図3に示すように折返されている。このようにして正極シート12を作製した。
負極シート14の構造は正極シート12と同様であるので、この負極シート14についても図1〜図3を用いて説明する。図1〜図3において括弧内に記された符号は負極シート14に対応するものである。負極シート14は、厚さ10〜20μmの長尺状銅シート14aの両面に、負極用活物質を含有するペーストを30〜100μm厚さで塗布することで形成される。
負極シート14の一方の長辺には、いずれの面にも負極用活物質層14bが形成されていない未塗工部14cが設けられている。未塗工部14cの端部は、図1と図2に1点鎖線で示した箇所において、図3に示すように折返されている。このようにして負極シート14を作製した。
なお、正極シートと負極シートを構成する材料には、本実施例で用いたアルミニウムと銅の他、ニッケル等の導電性金属を用いることができる。アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることが特に好ましい。本実施例では異なる材料で正極シートと負極シートを構成したが、同じ材料とすることもできる。正極用活物質や負極用活物質には、従来の蓄電装置に用いられる活物質(典型的には黒鉛等の炭素材料)の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。このような活物質を含有するペーストを調製するにあたっては、従来公知の結着剤、溶媒、導電化剤等を適宜使用することができる。例えば、結着剤としてはメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等を、溶媒としては水やN−メチルピロリドン等を、導電化材としてはカーボンブラック等を用いることができる。これらペーストの集電体への塗布は、コンマコーター、ダイコーター等を用いて行うことができる。
絶縁シート(16,18:図4参照)としては多孔質ポリプロピレン樹脂シートを使用した。この絶縁シートの平面形状は、図1に示す正極シート12(負極シート14)において正極用活物質層12b(負極用活物質層14b)が形成されている領域を覆うことができる形状である。
図4に示すように、絶縁シート18、正極シート12、絶縁シート16、負極シート14の順に重ね合わせる。このとき、正極シート12の未塗工部12cが絶縁シート16,18の一方の長辺からはみ出すように、正極シート12と絶縁シート16,18の位置関係を調整する。同様に、負極シート14の未塗工部14cが絶縁シート16,18の他方の長辺からはみ出すように、負極シート14と絶縁シート16,18の位置関係を調整する。なお、未塗工部12c,14cは、金属シートが折返されて二重になっている。
重ね合わせた絶縁シート18と正極シート12と絶縁シート16と負極シート14を、捲回機等を用いて長辺方向に捲回する。典型的には、捲回機に備えられた捲芯の周囲に重ね合わせた絶縁シート18と正極シート12と絶縁シート16と負極シート14を捲きつける。その後に捲芯を除去すると、捲芯のあった部分(捲回内周部)に空間が形成された筒状電極体が得られる。
本実施例の蓄電装置の集電端子である集電バー40を図5に示す。図5は集電バー40の縦断面図である。集電バー40は、引出部41と、引出部41の一端(図5中の下端)に続いて形成されたシート接続部42と、引出部41の他端(図5中の上端)に続いて形成された外部端子接続部44を含んで構成される。引出部41は、図6に示す電極体10の端面に沿ってその長辺方向の一端からほぼ中央部(捲回軸部)まで(図6中の上下方向に)延びている。この集電バー40の全体形状は、厚さ1.2mmのアルミニウム板を曲げプレス加工することにより成形されている。なお、鍛造等により集電バー40を成形してもよい。
集電バー40のシート接続部42の屈曲板状の支持部43は、電極体10の端面からその内部(捲回内周部)に入り込む部分である。支持部43は、電極体10の軸方向に延びる第一平板部43aと長辺方向に延びる第二平板部43bとを有し、全体としてL字状の形状を呈する。その第二平板部43bの幅方向の両端に続いて二つの翼部45が形成されている。これらの翼部45は、電極体10の捲回内周部において、この電極体10の厚み方向とほぼ垂直に電極体10の端面に向けて延びるように形成されている。図7に示すように、翼部45が形成された部分におけるシート接続部42の横断面(電極体10の厚み方向に沿った断面)形状はコの字状である。これらの翼部45は、それぞれ電極体10の厚み方向の一方側および他方側に偏っている。二つの翼部45の間には電極体10の端面に開口する空間Kが形成されている。この空間Kは、第一平板部43a(図5参照)、第二平板部43bおよび二つの翼部45によって区画されている。
なお、集電バー40のシート接続部42は、支持部43が第二平板部43bをもたず、第一平板部43aの幅方向の両端から翼部45が延びる形状であってもよい。この翼部45は、電極体10の捲回内周部において、この電極体10の厚み方向とほぼ垂直に電極体10の長辺方向下方に向けて延びるように形成することができる。
外部端子接続部44は、内周面にネジ山が設けられた集電円筒部46を有する。この集電円筒部46に図示しない外部端子が接続される。
筒状電極体の軸方向両端部に集電バー40を配置し、この状態で筒状電極体を径方向に圧縮することによって、筒状電極体を偏平状に成形して電極体10とする。このとき、図6に示すように、電極体10の軸方向端部を構成する正極シート12の未塗工部12cの内周側が、シート接続部42の外側に位置する両接続面45a上に押し付けられる。これにより、電極体10の内周側から外周側へと正極シート10が寄せ集められる。また、図6に示すように、電極体10の軸方向端部は、電極体10の軸方向の中央部(絶縁シートの配置された部分)に比べてより大きく圧縮される。これにより、電極体10の外周側から内周側へと正極シート12が寄せ集められる。このようにして、電極体10の外周側および内周側の双方から接続面45a上に正極シート12が寄せ集められる。このとき接続面45a上に寄せ集められるのは、正極シート12の端部の未塗工部12cであり、この未塗工部12cは端部が折返されて二重になっている。なお、ここでは正極シート12の未塗工部12cがはみ出した側(正極側端部)を示しているが、負極シート14の未塗工部14cがはみ出した側(負極側端部)についても同様にして、接続面45a上に負極シート14が寄せ集められる。
接続面45a上に寄せ集められた正極シート12の未塗工部12cを接続面45aに超音波溶接する。このとき、図7に示すように、電極体10の端面から両接続面45a間の空間Kにアンビル72を挿入し、一方の翼部45(図7で上側に位置する)の内側面45bに当接させて配置する。また、この一方の翼部45の接続面45aとその上に寄せ集められた正極シート12とを挟んでホーン74を配置する。この状態で一方の翼部45(接続面45a)に正極シート12の未塗工部12cを溶接固定する。
次いで、電極体10をその捲回軸周りに半回転させると、その半回転させる前に一方の翼部45(接続面45a)があった位置とほぼ同じ位置に他方の翼部45(接続面45a)が配置される。したがって、電極体10の長辺方向(図2の上下方向)に対してはアンビル72およびホーン74の位置を移動させることなく、二つに分けて束ねられた正極シート12を一方の翼部45および他方の翼部45に次々と溶接することができる。なお、ここでは電極体10の正極側端部を集電バー40に溶接(接続)する場合について説明したが、電極体10の負極側端部についても同様の操作により溶接することができる。
集電バー40の一方の接続面45aに正極シート12を溶接した後に他方の接続面45aに残りの正極シート12を溶接する際、図7に示すように、先に溶接された接続面45a側に、その溶接箇所の外側から当て板76を配置して溶接を行うことができる。これにより、先に溶接された箇所の溶接信頼性(例えば溶接強度)を向上させ得る。この方法は本実施例のように、二つの接続面間の間隔が比較的近い場合に特に有効である。
また、上記のように集電バー40の二つの接続面45aに正極シート12を順次溶接する方法の他、アンビル72の厚みを調整するとともに二つのホーン74を用いることにより、二つの接続面45aに正極シート12を同時に溶接してもよい。この方法によると生産性を向上させ得る。
図8に電極体10の軸方向両端部の断面拡大図を模式的に示す。本実施例では、図8に示すように、電極体10の軸方向の各端部を構成する電極シート12,14の未塗工部12c,14cは折返されている(図1〜図3参照)。このため、電極体10の軸方向端部の厚みh2は、図13に示す、電極シート112,114の端部を折返していない従来の電極体100の軸方向端部の厚みh1に比して厚く、約2倍の厚みとなっている。このため、本実施例の電極シート12,14を厚み方向の中央に寄せ集めるときの、活物質層12b,14bが形成された活物質塗工部での積重ね厚みと、未塗工部12c,14cでの積重ね厚みの差はより小さくなる。これによって、電極体10の厚み方向の外側の電極シート12,14に掛る応力は、従来の電極体100の厚み方向の外側の電極シート112,114に掛る応力に比して軽減する。従って、集電体12a,14aに塗布された活物質の脱落を防止することができる。
本実施例の蓄電装置は、上記のようにして集電バー40が接続された電極体10を、電解液とともにケースに封入して形成される。この封入については、従来公知の技術によって行われればよく、説明を省略する。
(第2実施例)
本発明を具現化する第2実施例を図を参照して説明する。
本実施例においても後述する第3実施例および第4実施例においても、蓄電装置の電極体を構成する正極シートと負極シートは同様の構造である。従って、以下では、正極シートと負極シートを電極シートと総称し、電極シートの説明を以って正極シートと負極シートの説明とする。
本実施例の蓄電装置は、捲回型の蓄電装置であり、第1実施例の蓄電装置とは電極体の構造のみが異なっている。図9と図10は本実施例の蓄電装置の電極体を構成する電極シート52の未塗工部52c近傍の断面図である。図9に示す電極シート52の未塗工部52cは、1点鎖線で示した箇所において、図10に示すように折畳まれて四重になっている。この構成によれば、電極体の軸方向端部を厚み方向の中央に寄せ集めたとき、電極体の軸方向端部の厚みは、図8に示す第1実施例の電極体10の軸方向端部(未塗工部が二重に折畳まれている)の厚み(h2)のさらに2倍の厚みとなる。このため、本実施例の電極シート52を厚み方向の中央に寄せ集めたときの、活物質層52bが形成された活物質塗工部での積重ね厚みと、未塗工部52cでの積重ね厚みの差はより小さくなる。これによって、電極体の厚み方向の外側の電極シート52に掛る応力はさらに軽減する。従って、集電体52aに塗布された活物質の脱落を効果的に防止することができる。
なお、本実施例では、電極シートの未塗工部は四重に折畳まれていたが、折畳む回数は、集電体52aの厚みや活物質層52bの厚みや絶縁シートの厚み等によって適宜設定することができる。また、折畳み方についても適宜選択することができる。
(第3実施例)
本発明を具現化する第3実施例を図を参照して説明する。
本実施例の蓄電装置は、捲回型の蓄電装置であり、第1実施例の蓄電装置とは電極体の構造のみが異なっている。図11は本実施例の蓄電装置の電極体を構成する電極シート82の未塗工部82c近傍の断面図である。図11に示す電極シート82の未塗工部82cの両面には、帯状に形成された導電性部材88が貼り付けられている。導電性部材88の厚みは、集電体82aに塗布されている活物質層82bの厚みにほぼ等しい。この構成によれば、電極体の軸方向端部を厚み方向の中央に寄せ集めたときの、活物質層82bが形成された活物質塗工部での積重ね厚みと、未塗工部82cでの積重ね厚みの差は、絶縁シートの厚み分となり、さらに小さくなる。これによって、本実施例の電極シート82を厚み方向の中央に寄せ集めるとき、電極体の厚み方向の外側の電極シート82に掛る応力はさらに軽減する。従って、集電体82aに塗布された活物質の脱落を効果的に防止することができる。
なお、本実施例では、導電性部材88を未塗工部82cの表裏両面に貼り付けているが、いずれか片面のみに貼り付ける構成であってもよい。また、導電性部材88は帯状の物を利用し、未塗工部82cに貼り付ける手法を採用しているが、未塗工部82cに導電性塗料を塗布する手法を採用してもよい。さらに、導電性部材88は、集電体82aと同一の物質であってもよいし、異なる物質であってもよい。そして、導電性部材88の厚みは、集電体82aの厚みや活物質層82bの厚みや絶縁シートの厚み等によって適宜設定することができる。
(第4実施例)
本発明を具現化する第4実施例を図を参照して説明する。
本実施例の蓄電装置は、捲回型の蓄電装置であり、第1実施例の蓄電装置とは電極体の構造のみが異なっている。図12は本実施例の蓄電装置の電極体を構成する電極シート92の未塗工部92c近傍の断面図である。図12に示す電極シート92の未塗工部82cの厚みは、活物質層92bが形成されている部分の電極シート92の厚みとにほぼ等しくなるように形成されている。この構成によれば、電極体の軸方向端部を厚み方向の中央に寄せ集めたときの、活物質層92bが形成された活物質塗工部での積重ね厚みと、未塗工部92cでの積重ね厚みの差は、絶縁シートの厚み分となる。これによって、本実施例の電極シート92を厚み方向の中央に寄せ集めるとき、電極体の厚み方向の外側の電極シート92に掛る応力は軽減し、電極シート92に塗布された活物質の脱落を効果的に防止することができる。
なお、未塗工部92cの厚みは、集電体92aの厚みや活物質層92bの厚みや絶縁シートの厚み等によって適宜設定することができる。
第1から第4の実施例では、捲回型の蓄電装置を例示したが、本発明は、正負の電極シートを絶縁シートを介して積層して形成される積層型の蓄電装置においても良好に実施することができる。本発明を具現化する積層型の蓄電装置において、正負の電極シートのそれぞれの未塗工部は、電極体の両端部から互いに反対方向に突出するように積層される。積層されて形成された電極体の端部から突出した未塗工部は、表裏両側からその中央に寄せ集められ、寄せ集められた電極体の端部に集電端子が接続される。
このとき、例えば第1実施例のように、正負の電極シートの未塗工部が1回折返されていれば、電極体の端部の厚みは、未塗工部が折返されていない場合に比して約2倍の厚みとなる。また、第2実施例のように、正負の電極シートの未塗工部が3回折返されていれば、電極体の端部の厚みは、未塗工部が折返されていない場合に比して約4倍の厚みとなる。あるいは、第3実施例のように、正負の電極シートの未塗工部に、導電性部材を貼り付けたり、第4実施例のように、電極シートの未塗工部の厚みと、活物質層が形成されている電極シートの厚みをほぼ同等に形成したりすれば、電極シートの未塗工部の厚みを増すことができる。これらの手法によって、電極体の端部の電極シートを厚み方向の中央に寄せ集めるときの、活物質塗工部での積重ね厚みと、未塗工部での積重ね厚みの差をより小さくし、電極体の厚み方向の外側の電極シートに掛る応力を軽減することができる。本発明によれば、積層型の蓄電装置においても、捲回型の蓄電装置の場合と同様に、電極シートに塗布された活物質の脱落を効果的に防止することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の蓄電装置の電極シートの平面図。 図1のII−II線断面図。 図2の電極シートの端部を1点鎖線部分で折返した状態を示す断面図。 捲回前の電極シートを示す平面図。 集電バーの断面図。 電極体に集電バーを接続する工程を示す側面図(1)。 電極体に集電バーを接続する工程を示す側面図(2)。 電極体の軸方向両端部が寄せ集められた状態を示す断面図。 第2実施例の蓄電装置の電極シートの断面図。 図9の電極シートの端部を1点鎖線部分で折返した状態を示す断面図。 第3実施例の蓄電装置の電極シートの断面図。 第4実施例の蓄電装置の電極シートの断面図。 従来の蓄電装置の電極体の軸方向両端部が寄せ集められた状態を示す断面図。
符号の説明
10:電極体
12:正極シート、12a:集電体、12b:正極用活物質層、12c:未塗工部
14:負極シート、14a:集電体、14b:負極用活物質層、14c:未塗工部
16:絶縁シート
40:集電バー(集電端子)
42:シート接続部、42a,42b:接続面
43:支持部、43a:第一平板部、43b:第二平板部
44:外部端子接続部
45:翼部、45a:接続面
52:電極シート、52a:集電体、52b:活物質層、52c:未塗工部
72:アンビル
74:ホーン
76:当て板
82:電極シート、82a:集電体、82b:活物質層、82c:未塗工部
88:導電性部材
92:電極シート、92a:集電体、92b:活物質層、92c:未塗工部
K:電極体の端面に開口する空間
h1:電極体の軸方向端部の厚み
h2:電極体の軸方向端部の厚み

Claims (5)

  1. 正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられている電極体と、
    積重ねられた正極シートに接続されている正極集電端子と、
    積重ねられた負極シートに接続されている負極集電端子を備えており、
    正極シートは、隣接する負極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に正極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えており、
    負極シートは、隣接する正極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に負極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えており、
    正極シートの未塗工部と負極シートの未塗工部は、積重ねられた絶縁シートの異なる位置から絶縁シート外に伸び、正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部が異なる位置に形成されており、
    絶縁シート外に伸びた正極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた正極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮されて正極集電端子に接続されており、
    絶縁シート外に伸びた負極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた負極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮されて負極集電端子に接続されている蓄電装置であって、
    電極体は、長尺正極シートと長尺絶縁シートと長尺負極シートと長尺絶縁シートが重ねられた組を捲回することによって形成されており、
    長尺正極シートは長尺絶縁シートの一方の長辺から外に伸びており、絶縁シート外に伸びている範囲は未塗工部であり、
    長尺負極シートは長尺絶縁シートの他方の長辺から外に伸びており、絶縁シート外に伸びている範囲は未塗工部であることを特徴とする蓄電装置
  2. 未塗工部では、活物質塗工部との境界から未塗工部の長辺までの幅内において、未塗工部の長辺に沿って少なくとも1回折返されており、その折返された部分が前記スペーサを形成していることを特徴とする請求項1の蓄電装置。
  3. 前記スペーサが、未塗工部の片面または両面に配置された導電性シート、未塗工部の片面または両面に塗工された導電物質塗工層、または活物質塗工部よりも厚肉に形成された金属シートの厚肉部で形成されていることを特徴とする請求項1の蓄電装置。
  4. 正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられている電極体と、
    積重ねられた正極シートに接続されている正極集電端子と、
    積重ねられた負極シートに接続されている負極集電端子を備えており、
    正極シートは、隣接する負極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に正極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えており、
    負極シートは、隣接する正極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に負極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えており、
    正極シートの未塗工部と負極シートの未塗工部は、積重ねられた絶縁シートの異なる位置から絶縁シート外に伸び、正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部が異なる位置に形成されており、
    絶縁シート外に伸びた正極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた正極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮されて正極集電端子に接続されており、
    絶縁シート外に伸びた負極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた負極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮されて負極集電端子に接続されている蓄電装置であって、
    未塗工部では、活物質塗工部との境界から未塗工部の長辺までの幅内において、未塗工部の長辺に沿って少なくとも1回折返されており、その折返された部分が前記スペーサを形成していることを特徴とする蓄電装置。
  5. 正極シートと絶縁シートと負極シートと絶縁シートが積重ねられている電極体と、
    積重ねられた正極シートに接続されている正極集電端子と、
    積重ねられた負極シートに接続されている負極集電端子を備えており、
    正極シートは、隣接する負極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に正極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えており、
    負極シートは、隣接する正極シートから絶縁シートによって絶縁されている範囲に負極用活物質が塗工されている塗工部と、絶縁シート外に伸びる未塗工部を備えており、
    正極シートの未塗工部と負極シートの未塗工部は、積重ねられた絶縁シートの異なる位置から絶縁シート外に伸び、正極シートの未塗工部の積重ね部と負極シートの未塗工部の積重ね部が異なる位置に形成されており、
    絶縁シート外に伸びた正極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた正極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮されて正極集電端子に接続されており、
    絶縁シート外に伸びた負極シートの未塗工部の積重ね部では、積重ねられた負極シートの未塗工部間にスペーサが介在する状態で積重ねられて圧縮されて負極集電端子に接続されている蓄電装置であって、
    前記スペーサが、未塗工部の片面または両面に配置された導電性シート、未塗工部の片面または両面に塗工された導電物質塗工層、または活物質塗工部よりも厚肉に形成された金属シートの厚肉部で形成されていることを特徴とする蓄電装置。
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