JP4686614B2 - ホタルの飼育・観察装置及びホタルの飼育・観察キット - Google Patents

ホタルの飼育・観察装置及びホタルの飼育・観察キット Download PDF

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発明は、主にゲンジボタル、ヘイケボタルなどについて、終齢幼虫、蛹、成虫、交尾、産卵、1齢幼虫の誕生までを飼育・観察するためのホタルの飼育・観察装置及びホタルの飼育・観察キットに関するものである。
ゲンジボタル、ヘイケボタルなどは、里山の上流から下流の水域に棲息し、カワニナやタニシなどの貝を食べ成長する。やがて終齢幼虫に育つと、陸上に上がり幼虫時期に育った水域付近の土に潜り土繭を作りやがて蛹に変態する。以降40日〜50日経過すると蛹から羽化し成虫になる。成虫は、10日〜20日間程水際の周囲を飛び、交尾し水際の苔類などに産卵を行い生涯を終了する。
近年、小川などの水辺周辺の環境が薬剤の散布の影響や河川の開発などにより、都市近郊に於いては、殆どホタルを見ることがなくなった。このような現状を改善すべく、行政機関やボランティアによって、積極的にホタルの放流が行われている。このような背景に応じて、ホタルの人工飼育装置も種々提案されている。
水槽型容器に、土、新鮮な水を入れて幼虫育成を行う幼虫育成部、幼虫育成部の側板であるオーバーハング面、土中に立設される垂直面を有する蛹化促進部材を備えたホタルの蛹化促進装置が知られている(特許文献1参照)。
しながら、上記の装置にあっては、小川近辺に装置を埋設するような環境が必要であり、大掛かりであり、家庭においてホタルの観察を行うものではない。
これに対し、水槽の水面より高い位置に土壌を配し、土壌と水槽内を傾斜板により連絡し、ポンプによって、また、土壌を載置した板に形成した孔によって、土壌へ水供給を行うようにしたホタル育成及び観賞用容器も提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、上記のものは、水中においてカワニナやタニシなどの餌を与えることから、また、容器の全面に渡って水を満たすもので、水管理が極めて難しく、簡単にホタルを飼育及び観賞できるものではない。
本発明は上記のようなホタルの飼育・観察装置の現状に鑑みてなされたもので、その目的は、家庭において簡単に、終齢幼虫、蛹、成虫、交尾、産卵、1齢幼虫の誕生までを飼育・観察することのできるホタルの飼育・観察装置を提供することである。また、ホタルの飼育・観察を行うホタルの飼育・観察キットを提供する。
本発明に係る飼育・観察装置は、観察用の透明容器と、前記透明容器内に配置され、ホタルの幼虫が棲むための水を入れる水槽と、前記水槽以外の前記透明容器内に敷き詰めるための土壌と、前記水槽から前記土壌へホタルの終齢幼虫が到る、滑り止め加工された傾斜通路と、前記水槽の上面に対して着脱可能に蓋をするように設けられ、複数の透孔を備える水槽蓋と、前記土壌の敷き詰められる位置に対応する前記透明容器の側壁を囲繞し、少なくとも一部が着脱可能な遮光板とを具備することを特徴とする。
本発明に係る飼育・観察装置は、前記透明容器の底面と前記土壌との間に配置され、前記土壌に水分を保持させる水分保持機構を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る飼育・観察装置では、水分保持機構が、一面に水分を透過させる孔を有し、透明容器の底面側に突出した複数の針状脚部を有する土壌載置台と、前記土壌載置台と土壌の間に介装され、土壌を保持する土壌保持シートとを備えていることを特徴とする。
本発明に係る飼育・観察装置は、水槽蓋上に載置し、ホタルの産卵場所となる産卵床と、ホタルの休憩場所となる人口または天然の植栽と、透明容器の上部開口部を塞ぐ容器蓋とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る飼育・観察キットは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のホタルの飼育・観察装置と、容器詰めされたホタルの終齢幼虫とを組み合わせたことを特徴とする。
本発明に係る飼育・観察キットは、更に、霧吹き器を更に組み合わせたことを特徴とする。
本発明によれば、透明容器内に、ホタルの幼虫が棲むための水を入れる水槽を配置した構造であり、餌を採らない終齢幼虫から飼育することで、水管理の煩わしさがなく、家庭内の飼育に好適である。また、土壌の敷き詰められる位置に対応する透明容器の側壁を囲繞し、少なくとも一部が着脱可能な遮光板が設けられており、終齢幼虫が側壁に突き当たって土壌中に潜り蛹となり、更に羽化して成虫となるまでを観察することができる。
本発明によれば、土壌に水分を保持させる水分保持機構を更に備えるので、ホタルに好適な水分を土壌に保持させることができ、適切な飼育環境を確保することができる。
本発明によれば、水分保持機構は、一面に水分を透過させる孔を有し、透明容器の底面側に突出した複数の針状脚部を有する土壌載置台と、前記土壌載置台と土壌の間に介装され、土壌を保持する土壌保持シートとを備えているので、ホタルに好適な水分を含んだ土壌を保持することができ、適切な飼育環境を確保することができる。
本発明によれば、水槽蓋上に載置し、ホタルの産卵場所となる産卵床と、ホタルの休憩場所となる人口または天然の植栽と、透明容器の上部開口部を塞ぐ容器蓋とを更に備えるので、産卵床にホタルが産卵して孵化させ、孵化した幼虫が水槽に落下するようになり、植栽により成虫が休憩し、容器蓋により成虫が逃亡することを防止できる。
本発明のホタルの飼育・観察キットは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のホタルの飼育・観察装置と、容器詰めされたホタルの終齢幼虫とを組み合わせたものであるから、水槽の水中に終齢幼虫を放して飼育を始めることにより、終齢幼虫、蛹、成虫、交尾、産卵、1齢幼虫の誕生までを飼育・観察することが可能である。
本発明のホタルの飼育・観察キットは、更に、霧吹き器を更に組み合わせているので、霧吹き器により土壌などに適当に水分を補給でき、好適な飼育環境を保持することが可能となる。
本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例を示す組立斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例における要部部品を示す斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例における要部部品を示す斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例における遮光板を外した状態を示す斜視図。 図4に示す実施例の要部断面図。 本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例を終齢幼虫飼育用の形態とした斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例を成虫以降に対する飼育用の形態とした斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察装置の実施例を構成する部品の斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察キットの実施例を構成する部品の斜視図。 本発明のホタルの飼育・観察キットの実施例を示す斜視図。
以下、添付図面を参照して本発明に係るホタルの飼育・観察装置及びホタルの飼育・観察キットの実施例を説明する。各図において、同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施例に係るホタルの飼育・観察装置は、図1の組立斜視図に示すように、観察用の透明容器10と、水槽20と、水槽蓋25と、遮光板15と、水分保持機構30と、容器蓋18と、図4におけるホタルの飼育・観察装置に示す土壌41とを主な構成要素とする。
透明容器10はガラスやプラスチック製であり、ここでは四枚の側壁11を備えた四角筒体の有底容器であり、上部に開口部12を備える。
水分保持機構30は、プレート31と針状脚部32により構成される土壌載置台33と、土壌保持シート34とにより構成される。プレート31は、図2に示されているように水槽20の位置が切欠された部分を除き、透明容器10の底面の面積に等しい面積を有し、例えば透明プラスチック板によって構成されており、水を滴下させる無数の孔35が穿設されたものである。
針状脚部32は、図3に示されているように水槽20が入る位置が切欠された部分を除き、透明容器10の底面の面積より僅かに狭い面積を有している。針状脚部32は、所要長の角棒36を縦横に直交するように格子状に配置して無数の格子孔37を形成したものである。角棒36における交差点の裏面側には透明容器10の底面側へ延びる針状の脚体38が設けられている。
透明容器10の底面に対して、針状脚部32が配置され、その上にプレート31が載置される。土壌保持シート34は、細かなメッシュを有する網状のシートであり、ある程度の水分を含んだ土壌を保持可能に、また、余分な水を落下させるように構成されている。土壌保持シート34は、水槽20の位置の部位を針状脚部32とプレート31の切欠部から垂らして、透明容器10の底面に這わせるように切込部39を有している。
図4及びその要部断面図である図5に示すように、針状脚部32とプレート31の切欠部に配置される水槽20は、例えばプラスチック製の透明な容器であり、水分保持機構30の上部に概ね平らに載置された土壌41を超えて、開口部21側が突出する程度の高さ寸法を有している。例えば、縦150mm、横100mm、高さ100mm程度のものを用いる。この水槽20に、80〜100mm程度満たした場合、終齢幼虫は、ヘイケボタルで最大50匹、ゲンジボタルで最大20匹程度入れることが可能である。
水槽20の一対の開口辺には、水槽蓋25を開口部21においてスライドさせる逆L字状のガイド22が備えられている。水槽蓋25は、ホタル羽化後の産卵時に使用するため、水槽20の開口部21に対して着脱可能に蓋をするように設けられるもので、複数の透孔26を備えている。
また、ホタルの飼育・観察装置には、傾斜通路を構成する通路板28が備えられている。通路板28は、水槽20の開口部21と略同じ形状であり、ガイド22が備えられている二辺よりも長い辺を有している。通路板28は、水槽20の開口部21の一辺に着脱可能に立て掛けられ、一つの辺が水槽20の底面と側面の角部に当接するようにして用いられ、水槽20の水中から土壌41へホタルの終齢幼虫が到る通路を提供する。このため、通路板28の表面側は、砂等が接着剤により付設された滑り止め加工された面となっている。
図6に示すように、遮光板15は、土壌41の敷き詰められる位置に対応する上記透明容器10の四側壁11を囲繞し、少なくとも一部が着脱可能となっている。ここでは、遮光板15は黒いプラスチックなどの樹脂や紙製の長方形の細長い板であり、弾性を有するリング状の帯体16により透明容器10の四側壁11に全てが着脱可能に押圧されている。このため、帯体16から所望位置或いは全ての遮光板15を外して、土壌41へ潜り込んだホタルの終齢幼虫や蛹を観察可能である。勿論、遮光板15は、透明容器10の側壁11面の上下方向へ移動させるための枠を透明容器10の側板の接合部に設け、遮光板15を着脱可能としても良い。また、透明容器10の側壁11の接合部にヒンジを設け、回転により遮光板15を着脱可能に構成しても良い。
図6に示すように、容器蓋18は、透明容器10の上部開口部21を塞ぐもので、開口部21から側壁11側へ垂れるように立体縫製された例えばプラスチック製ネットにより構成することができる。容器蓋18の端縁には、端縁を一周する弾性を有する紐体19が縫い付けられており、紐体19によって透明容器10の側壁11を緊縛して、容器蓋18により透明容器10の上部開口部12を厳重に塞ぐことができ、透明容器10の上部開口部12と容器蓋18の隙間からホタル成虫の逃亡を防止する構成を採用している。
土壌41は、赤土や砂などによりホタルが好む程度の保水機能を持たされたもので、中性にされている。この土壌41は図4及び図5に示すように、水分保持機構30の上部に概ね平らに載置され、概ね80mm〜150mm程度の高さとなる量である。
本実施例に係るホタルの飼育・観察装置には、ホタルの産卵場所となる産卵床である水苔45、ホタルの休憩場所となる人口(例えば、プラスチック製)または天然の植栽51、図8に示すような霧吹き器55を備える。水苔45は水を十分に含ませて、水槽蓋25上に載置して用いる。水苔45に代えて保水性のある同様の植物や繊維などを産卵床としても良い。植栽51は、根元部分を所望位置の土壌41中に埋設して用いる。霧吹き器55は、一日例えば5回程度の頻度で、土壌41を中心として全体に霧吹ききして土壌41の水分量を好適に保持するために用いる。
以上の各構成要素が適切に配置された状態にホタルの飼育・観察装置を作成する。また図9に示すように、20匹程度のホタルの終齢幼虫70を、ビニール袋61に水と酸素と共に封入して発泡スチロール容器60に梱包する。勿論、水槽20には水を入れない。この発泡スチロール容器60と共に、ホタルの飼育・観察装置における残りの構成部品を透明容器10内にセットして図10に示す如くのホタルの飼育・観察キットとし、販売する。
植栽51、霧吹き器55、更には、容器蓋18、場合によっては水苔45は、ホタルの飼育・観察キットとして必須とせず、購入者において用意して頂くようにしても良い。また、土壌41は別にビニール袋に入れて梱包し、購入者がビニール袋から出して所要位置にセットするようにしても良い。
購入者は、上記キットに同封された図示しない飼育手引き書などに基づき、水槽20に80mm〜100mm程度の水位となるように、井戸水や浄化した水道水を入れ、ビニール袋61内の終齢幼虫を水槽20内の水中に投入する。終齢幼虫と水が入った水槽20に通路板28をセットして、これを透明容器10内に図4のように配置する。
更に、遮光板15により透明容器10の側壁11における土壌41に対応する位置を覆い、植栽51の付根部分を所望位置の土壌41中に埋設して固定し、透明容器10の上部開口部12に容器蓋18をセットして、図6に示すホタルの飼育観察装置を完成する。
上記の状態において、終齢幼虫は水槽20の水中において尾足付近を発光させながら餌を採らずに生活する。終齢幼虫が上陸の時期を向かえると、水中で尾足付近を2箇所発光させながら水槽20に設けられた通路板28を上り、土壌41の上に到達し、土壌41の上を這い回る。
透明容器10の側壁11などの障害物に突き当たると、ホタルの習性としてそこが、安全な場所として留まりその後、土の中に潜る。このとき、遮光板15が設けてあるため、透明容器10の側壁11に接した位置に潜ることになり、遮光板15を取り除いて観察が可能である。
土壌41に潜った終齢幼虫は、1度脱皮し蛹に変態する。ホタルは、成虫のみだけではなく、幼虫や蛹においても発光するため、遮光板15を取り除いてホタルの神秘的な光を観察が可能である。その後、20日〜50日程度かけて成虫となり、土壌41中から上がり空中に飛び出す。この時点で、成虫は盛んに発光するので、透明容器10の側壁11を介して神秘的な光を楽しむことができる。
ホタルが成虫となって飛び交うようになったときに、水槽蓋25を水槽20の開口部21にセットして、水苔45に水を十分に含ませて、水槽蓋25上に載置する。水槽20に、井戸水や浄化した水道水を適宜補充するなどして、図7に示すホタルの飼育・観察装置を作成する。
ホタルの成虫は植栽51などを休息場所として、水を飲み生活する。成虫は、飛び立ち直ぐに交尾し、交尾後、水苔45に産卵する。このとき、卵の発光を楽しむことができる。卵は、30日〜40日後に1齢幼虫として育ち、水苔45から水槽蓋25に備えられた複数の透孔26を介して下部の水槽20の水中に落下し、水中で生活を始める。
以上の通り本実施例に係るホタルの飼育・観察装置によれば、まず飼育初期の段階では、水槽20の水中に放たれた終齢幼虫の発光については、水槽20上部から覗き込んで観察できる。次に、終齢幼虫が全て上陸し、土壌41に潜った後は、土壌41部分を覆っている複数枚の遮光板15を適宜開けて、蛹の発光を観察できる。蛹の観察にあって、周囲が明るい環境では蛹全体の状態を観察することができ、周囲が暗い環境では蛹の発光を観察することができる。斯くして、本実施例に係るホタルの飼育・観察装置によって、終齢幼虫、蛹、成虫、交尾、産卵、1齢幼虫の誕生までを飼育・観察することができる。
本実施例に係るホタルの飼育・観察装置においては、水槽20において1齢幼虫より後の飼育は予定していない。このため、1齢幼虫を更に飼育するためには、餌を与えて、特に水管理を厳格に行うことができる飼育施設により飼育を行うことになる。なお、1齢幼虫までの飼育観察を行った後のホタルの飼育・観察装置については、再び、終齢幼虫を手に入れて上記と同様の過程を経てホタルの飼育・観察に用いることができる。この場合において、土壌41については日干しをして殺菌し、井戸水や浄化した水道水を加えて元の水分を含んだ状態として用いると好適である。また、透明容器10や水槽20、その他の部材については、洗浄して用いると好適である。
10 透明容器
11 側壁
12 開口部
15 遮光板
18 容器蓋
20 水槽
25 水槽蓋
30 水分保持機構
31 プレート
32 針状脚部
33 土壌載置台
34 土壌保持シート
実用新案登録第3127965明細書 特開2001−178310号公報

Claims (6)

  1. 観察用の透明容器と、
    前記透明容器内に配置され、ホタルの幼虫が棲むための水を入れる水槽と、
    前記水槽以外の前記透明容器内に敷き詰めるための土壌と、
    前記水槽から前記土壌へホタルの終齢幼虫が到る、滑り止め加工された傾斜通路と、
    前記水槽の上面に対して着脱可能に蓋をするように設けられ、複数の透孔を備える水槽蓋と、
    前記土壌の敷き詰められる位置に対応する前記透明容器の側壁を囲繞し、少なくとも一部が着脱可能な遮光板と
    を具備することを特徴とするホタルの飼育・観察装置。
  2. 前記透明容器の底面と前記土壌との間に配置され、前記土壌に水分を保持させる水分保持機構を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のホタルの飼育・観察装置。
  3. 水分保持機構は、
    一面に水分を透過させる孔を有し、透明容器の底面側に突出した複数の針状脚部とを有する土壌載置台と、
    前記土壌載置台と土壌の間に介装され、土壌を保持する土壌保持シートと
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載のホタルの飼育・観察装置。
  4. 水槽蓋上に載置し、ホタルの産卵場所となる産卵床と、
    ホタルの休憩場所となる人口または天然の植栽と、
    透明容器の上部開口部を塞ぐ容器蓋と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のホタルの飼育・観察装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のホタルの飼育・観察装置と、
    容器詰めされたホタルの終齢幼虫と
    を組み合わせたことを特徴とするホタルの飼育・観察キット。
  6. 更に、霧吹き器を更に組み合わせたことを特徴とする請求項5に記載のホタルの飼育・観察キット。
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