JP4686198B2 - 回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板 - Google Patents

回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP4686198B2
JP4686198B2 JP2005016319A JP2005016319A JP4686198B2 JP 4686198 B2 JP4686198 B2 JP 4686198B2 JP 2005016319 A JP2005016319 A JP 2005016319A JP 2005016319 A JP2005016319 A JP 2005016319A JP 4686198 B2 JP4686198 B2 JP 4686198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
contact
circuit board
error
contact failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005016319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006208009A (ja
Inventor
利明 江部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005016319A priority Critical patent/JP4686198B2/ja
Priority to CNB200610005885XA priority patent/CN100573160C/zh
Publication of JP2006208009A publication Critical patent/JP2006208009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4686198B2 publication Critical patent/JP4686198B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

本発明は、回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板に関し、詳細には、フィクスチャのコンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査装置、記録媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板に関する。
回路基板の検査装置(回路基板検査装置)は、回路基板にコンタクトピンを接触させて回路の電気的な検査を行う。
ところが、回路基板検査装置は、コンタクトピンと回路基板を直接接触させるため、回路基板の回路不良によるエラー以外にも、コンタクトピンへのフラックス付着やコンタクトピンの磨耗を原因とするコンタクトピンの接触不良エラーが検査エラーとして発生する。
したがって、検査エラーが発生した場合は、回路基板の回路不良エラーであるのか、接触不良エラーであるのかを検査員等が判断し、接触不良エラーと判断した場合には、コンタクトピンの清掃を行った後、同一の回路基板の再検査を行う。また、接触不良エラーが多発する場合には、どのコンタクトピンが接触不良エラーの原因であるかを、回路基板検査装置の回路図から調査して、当該コンタクトピンを交換する等の作業を行うという手間が必要である。
また、これらの手間を軽減するために、従来、メンテナンスとして、検査開始・終了時のコンタクトピンの清掃や一定の検査回数や期間毎にコンタクトピンを全数交換する等を行っている。
ところが、コンタクトピンは多数設置されており、このような一定回数・期間で多数のコンタクトピンを全数交換することは、検査コストが高くなるとともに作業性が悪いため、磨耗したコンタクトピンのみを交換することが望ましい。
そして、本出願人は、先に、読取部のローラの使用状況及び書込部のローラの使用状況を調べて、記憶部に記憶された閾値を超えると、警告を表示するシステム装置を提案している(特許文献1参照)。
また、従来、摩耗・消耗してきた対象の部品の交換時期を係員に判断させるように報知する媒体取扱装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−100602号公報 特開2001−291143号公報
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、いずれも部品の使用状況・稼働率から部品の磨耗による故障が発生する前に警告表示を行うことを目的としているため、上記回路基板検査装置のコンタクトピンの交換時期を予測・判断するのには、適用することができない。すなわち、回路基板検査装置のコンタクトピンの場合には、磨耗だけでなく、電気的な破壊が突然発生したり、また、フラックスのコンタクトピンへの付着は磨耗と関係なく発生するため、単に使用回数・稼働率だけで交換時期を予測・判断することが、困難であり、上記従来技術を回路基板検査装置の場合に適用することができず、新たな技術が要望される。
そこで、本発明は、回路基板の検査エラーがコンタクトピンの接触不良エラーによるものであるのか、回路基板の不良エラーによるものであるのかを適切に判別するとともに、コンタクトピンの清掃・交換等を必要とする不良状態を判別して通知する回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の回路基板検査装置は、複数のコンタクトピンを有し、当該コンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査装置において、前記回路基板の検査の順番、回数等の検査内容を設定する検査設定手段と、当該検査設定手段の設定内容に応じて前記回路基板の検査を行う検査実行手段と、当該検査実行手段による前記回路基板の検査によって前記コンタクトピンが接触不良であったときのコンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段と、前記検査実行手段による前記回路基板の検査の結果が検査エラーであると、当該検査時の前記回路基板の状態と前記接触不良状態記憶手段に記憶されている前記コンタクトピン接触不良状態データを比較して当該検査エラーが前記回路基板の不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する検査結果解析手段と、前記検査結果解析手段の判別結果を報知出力する出力手段と、を備え、前記検査結果解析手段は、前記検査エラー発生時の前記回路基板の状態が前記接触不良状態記憶手段の前記コンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該接触不良エラーの発生していると判別したコンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力手段から報知出力することにより、上記目的を達成している。
また、例えば、請求項に記載するように、前記回路基板検査装置は、前記各コンタクトピン毎に当該コンタクトピンの不良状態を警告出力する警告条件を設定する警告条件設定手段を、さらに備え、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピン接触不良状態が当該警告条件設定手段で設定された警告条件になると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項に記載するように、前記警告条件設定手段は、前記警告条件として、前記コンタクトピンの接触不良エラーの発生回数の所定の累計値を前記各コンタクトピン毎に設定し、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピン接触不良エラー発生回数の累計が前記警告条件になったコンタクトピンが発生すると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させるものであってもよい。
また、例えば、請求項に記載するように、前記警告条件設定手段は、前記警告条件として、所定の累計期間と当該累計期間内の前記コンタクトピンの接触不良エラーの発生回数の所定の累計値を前記各コンタクトピン毎に設定し、前記検査結果解析手段は、前記累計期間内に前記コンタクトピン接触不良エラー発生回数の累計が前記警告条件になったコンタクトピンが発生すると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項に記載するように、前記警告条件設定手段は、前記警告条件として、前記コンタクトピンの接触不良エラーの連続発生回数を前記各コンタクトピン毎に設定し、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピン接触不良エラーの連続発生回数が前記警告条件になったコンタクトピンが発生すると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させるものであってもよい。
また、例えば、請求項に記載するように、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピンの接触不良エラーの発生状態が、前記警告条件設定手段で設定された前記警告条件になると、前記検査設定手段で設定された検査内容を自動的に変更して、当該変更後の検査内容で前記検査実行手段に検査を行わせるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項に記載するように、前記検査設定手段は、前記回路基板に対する所定の前記コンタクトピンを使用した通常検査に対して異なる前記コンタクトピンを使用した代替検査を設定し、前記検査実行手段が、当該通常検査において検査エラーが発生した際に当該代替検査を実行し、前記検査結果解析手段が、当該通常検査と当該代替検査の検査結果に基づいて当該通常検査の検査エラーが前記回路基板の回路不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別するものであってもよい。
また、例えば、請求項に記載するように、前記回路基板検査装置は、前記接触不良状態データを作成する接触不良状態データ作成モードを備え、前記検査設定手段で当該接触不良状態データ作成モードが選択されると、前記検査結果解析手段が、前記検査実行手段の実行した検査時の前記コンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを前記接触不良状態記憶手段に記録するものであってもよい。
請求項記載の発明の記録媒体は、複数のコンタクトピンを有し、当該コンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査プログラムを記録する記録媒体であって、前記回路基板の検査の順番、回数等の検査内容を設定する検査設定ステップと、当該検査設定ステップでの設定内容に応じて前記回路基板の検査を行う検査実行ステップと、前記検査実行ステップでの前記回路基板の検査の結果が検査エラーであると、前記検査実行ステップによる前記回路基板の検査によって前記コンタクトピンが接触不良であったときのコンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されている当該コンタクトピン接触不良状態データと前記回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが前記回路基板の不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する検査結果解析ステップと、前記検査結果解析ステップの判別結果を報知出力する出力ステップと、を有し、前記検査結果解析ステップで、前記検査エラー発生時の前記回路基板の状態が前記接触不良状態記憶手段に記録されている前記コンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該コンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力ステップで報知出力する回路基板検査プログラムを記録することにより、上記目的を達成している。
請求項10記載の発明の回路基板検査方法は、複数のコンタクトピンを有し、当該コンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査方法において、前記回路基板の検査の順番、回数等の検査内容を設定する検査設定工程と、当該検査設定工程での設定内容に応じて前記回路基板の検査を行う検査実行工程と、前記検査実行工程での前記回路基板の検査の結果が検査エラーであると、前記検査実行工程による前記回路基板の検査によって前記コンタクトピンが接触不良であったときのコンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されている当該コンタクトピン接触不良状態データと前記回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが前記回路基板の不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する検査結果解析工程と、前記検査結果解析工程の判別結果を報知出力する出力工程と、を有し、前記検査結果解析工程で、前記検査エラー発生時の前記回路基板の状態が前記接触不良状態記憶手段に記録されている前記コンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該コンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力工程で報知出力することにより、上記目的を達成している。
請求項11記載の発明の回路基板製造方法は、複数の部品を実装する回路基板を各種検査工程を経て製造する回路基板製造方法において、前記検査工程のうち少なくとも1検査工程として、請求項10記載の回路基板検査方法を用いることにより、上記目的を達成している。
請求項12記載の発明の回路基板は、各種検査工程を経て製造される回路基板において、前記検査工程のうち少なくとも1検査工程として、請求項10記載の回路基板検査方法が用いられていることにより、上記目的を達成している。
本発明の回路基板検査装置によれば、回路基板の検査を行った検査結果が検査エラーであると、コンタクトピン接触不良状態及び回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されているコンタクトピン接触不良状態データと当該検査時の回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが回路基板の不良エラーとコンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する際に、検査エラー発生時の回路基板の状態が接触不良状態記憶手段のコンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該接触不良エラーの発生していると判別したコンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を報知出力するので、回路基板の検査エラーがコンタクトピンの接触不良エラーによるものであるのか、回路基板の不良エラーによるものであるのかを適切に判別することができるとともに、コンタクトピンの清掃・交換等を必要とする不良状態を判別して通知することができ、回路基板の検査を効率的にかつ正確に行うことができる。
また、本発明の記録媒体によれば、回路基板の検査を行った検査結果が検査エラーであると、コンタクトピン接触不良状態及び回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されているコンタクトピン接触不良状態データと当該検査時の回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが回路基板の不良エラーとコンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する際に、検査エラー発生時の回路基板の状態が接触不良状態記憶手段のコンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該コンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力ステップで報知出力する回路基板検査プログラムを記録しているので、当該記録媒体の回路基板検査プログラムをパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に読み取らせて搭載することで、回路基板の検査エラーがコンタクトピンの接触不良エラーによるものであるのか、回路基板の不良エラーによるものであるのかを適切に判別することができるとともに、コンタクトピンの清掃・交換等を必要とする不良状態を判別して通知することのできる回路基板検査装置を構築することができる。
さらに、本発明の回路基板検査方法によれば、回路基板の検査を行った検査結果が検査エラーであると、コンタクトピン接触不良状態及び回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されているコンタクトピン接触不良状態データと当該検査時の回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが回路基板の不良エラーとコンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する際に、検査エラー発生時の回路基板の状態が接触不良状態記憶手段のコンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該接触不良エラーの発生していると判別したコンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を報知出力するので、回路基板の検査エラーがコンタクトピンの接触不良エラーによるものであるのか、回路基板の不良エラーによるものであるのかを適切に判別することができるとともに、コンタクトピンの清掃・交換等を必要とする不良状態を判別して通知することができ、回路基板の検査を効率的にかつ正確に行うことができる。
また、本発明の回路基板製造方法によれば、回路基板を各種検査工程を経て製造する際に、当該検査工程のうち少なくとも1検査工程として、請求項10記載の回路基板検査方法を用いているので、製造段階で回路基板の検査エラーがコンタクトピンの接触不良エラーによるものであるのか、回路基板の不良エラーによるものであるのかを適切に判別することができるとともに、コンタクトピンの清掃・交換等を必要とする不良状態を判別して通知することができ、回路基板の検査を効率的にかつ正確に行いつつ、適切な回路基板を効率的に製造することができる。
さらに、本発明の回路基板によれば、各種検査工程を経て製造される際に、当該検査工程のうち少なくとも1検査工程として、請求項10記載の回路基板検査方法を用いているので、安価で適切な回路基板を得ることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図5は、本発明の回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板の第1実施例を適用した回路基板検査装置1のハード構成のブロック構成図である。
図1において、回路基板検査装置1は、大きく分けて、フィクスチャ10と検査制御装置20とを備えており、フィクスチャ10と検査制御装置20とは、シリアル及びパラレル接続、GPIB(General Purpose Interface Bus:汎用インタフェース)、DIOボード等により接続されている。この回路基板検査装置1は、回路基板30の回路の良・不良の検査に使用される。
フィクスチャ10は、検査対象の回路基板30と直接接触する複数のコンタクトピン11a、11b、11cを備えており、検査制御装置20は、汎用のパーソナルコンピュータ等が用いられている。図1では、3つのコンタクトピン11a〜11cを示しているが、コンタクトピンとしては、3つに限るものでないことはいうまでもない。
検査制御装置20は、制御部21、入力部22、出力部23、記憶部24及び接触不良状態データベース(以下、接触不良状態DBという。)25等を備えている。
入力部(検査設定手段、警告条件設定手段)22は、キーボード、マウス、タブレット及びスイッチ等の入力デバイスを総称したものであり、ユーザによる各種入力を受け付けて、制御部21に渡す。
出力部(出力手段)23は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(陰極線管:Cathode Ray Tube)、プリンタ、LED(Light Emitting Diode)等の出力デバイスを総称したものであり、処理結果を表示出力、記録出力する。
記憶部24は、ハードディスク(HDD)、フロッピィディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )等の記憶媒体を総称しており、特に、ハードディスク等にOS(Operating System)や当該OS上で動作する各種アプリケーション、必要なデータ、特に、本実施例の回路基板検査プログラム及び当該回路基板検査プログラムを実行するのに必要なデータを記憶している。
接触不良状態DB(接触不良状態記憶手段)25は、接触不良状態を記憶するデータベースであり、例えば、記憶部24やネットワーク上のファイルサーバに記憶されている。この接触不良状態DB25は、例えば、図2に示すようなものであり、データNo.、接触不良ピン及び接触不良時の状態の各項目から構成されている。この接触不良状態DB25は、ユーザによる手入力や後述する検査不良状態データ作成処理等で作成される。なお、図2において、コンタクトピンAは、コンタクトピン11aに、コンタクトピンBは、コンタクトピン11bに、コンタクトピンCは、コンタクトピン11cにそれぞれ対応しており、以下の説明においては、必要に応じて、コンタクトピン11aを、コンタクトピンA、コンタクトピン11bを、コンタクトピンB、コンタクトピン11cを、コンタクトピンCという。
そして、記憶部24に格納されている上記回路基板検査プログラムは、その機能ブロックが、図3に示すように表すことができ、検査設定部41、検査実行部42、検査結果解析部43、接触状態データベース44及び検査結果表示部45を備えている。そして、この回路基板検査装置1は、フロッピィディスク、CD−ROM等の記録媒体に格納されている回路基板検査プログラムを読み取らせて記憶部24に格納し、あるいは、予め記憶部24に格納して、当該回路基板検査プログラムを起動することで、構築される。
ユーザ(検査者、設定者、管理者等)50は、回路基板30の検査を実行する前に、回路基板検査プログラムを起動して、検査設定部(検査設定手段)41においてどの検査項目をどの順番で何回行うのか等の検査内容の設定を行うが、同じ検査設定で、検査を連続して行う場合には、検査設定を行うことなく、直接検査が実行される。検査設定部41は、ユーザ50により設定された検査設定情報を検査実行部42に設定する。
ユーザ50は、検査設定を終了すると、検査対象の回路基板30をフィクスチャ10に設置し、回路基板30とフィクスチャ10のコンタクトピン11a〜11cを接触させる。そして、ユーザ50は、回路基板検査プログラム上やフィクスチャ10上にあるボタン・スイッチの押下等により、検査実行のトリガを出すことで検査実行指示を行う。
検査実行部(検査実行手段)42は、検査実行の指示があると、検査設定部41により設定された検査設定情報通りの検査を実行し、検査が終了すると、検査結果であるPASSまたはFAIL及びFAILの場合には、エラー情報(どの検査項目がNGであったのか、回路基板の信号状態等)を検査結果解析部43に渡す。
検査結果解析部(検査結果解析手段)43は、検査結果及びエラー情報が、接触不良状態DB25である接触不良状態DB44に存在するかを検索して、接触不良エラーであるか、接触不良エラー以外のエラー(部品不良・実装不良等の回路エラー)であるかを解析し、解析結果を検査結果表示部45に渡して、検査結果表示部(出力手段)45が、当該解析結果を表示出力する。ユーザ50は、この検査結果表示部45に表示される解析結果を目視で確認する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の回路検査装置1は、エラーが発生したときに、接触不良エラーであるか、接触不良エラー以外の回路エラー(部品不良・実装不良等の回路エラー)であるかを解析して出力する。
すなわち、回路基板30の検査を行う場合、上述のように、まず、ユーザ50が、回路基板検査プログラムを起動して、回路検査装置1の検査設定部41で、どの検査項目をどの順番で何回行うのか等の検査設定を行い、検査設定部41は、ユーザ50により設定された検査設定情報を検査実行部42に設定する。
ユーザ50は、検査設定を完了すると、検査対象の回路基板30をフィクスチャ10に設置して、回路基板30とフィクスチャ10のコンタクトピン11a〜11cを接触させ、回路基板検査プログラム上やフィクスチャ10上にあるボタン・スイッチの押下等により、検査実行のトリガを出すことで検査実行指示を行う。
検査実行部42は、検査実行の指示があると、検査設定部41により設定された検査設定情報通りの検査を実行し、検査が終了すると、図4に示すように、検査結果であるPASSまたはFAIL及びFAILの場合には、エラー情報(どの検査項目がNGであったのか、回路基板の信号状態等)を検査結果解析部43に渡す(ステップS101)。
検査結果解析部43は、検査結果がPASSであるかFAILであるかをチェックし(ステップS102)、検査結果がPASSであると、検査がPASSしたことを検査結果表示部45に渡して、検査結果表示部45が当該解析結果を表示出力する(ステップS103)。
検査結果解析部43は、ステップS102で、検査結果がFAILであると、接触不良データ照合ループを起動し、接触不良状態DB44の接触不良状態データiをi=1のデータからデータiの状態とエラー情報(発生不具合状態)が同じであるか判別する(ステップS105)。
ステップS105で、データiの状態とエラー情報が同じでないときには、検査結果解析部43は、データiをインクリメントして(ステップS1069、接触不良状態DB44の次のデータiについて同様に判別する処理を順次繰り返し行い(ステップS104、S105、S106)、全てのデータiについて判別処理を行ってもデータiの状態とエラー情報が同じでないときには、発生したエラーがフィクスチャ10のコンタクトピン11a〜11cの接触不良エラーではなく、検査エラーであること、すなわち、回路基板30の検査結果がFAILであることを検査結果表示部45に渡して、検査結果表示部45が当該解析結果を表示出力する(ステップS107)。
ステップS105で、データiの状態とエラー情報が同じであると、検査結果解析部43は、接触不良状態DB44の接触不良状態データiに対応する接触不良ピン(接触不良コンタクトピン)の情報を、検査結果表示部45に渡して、検査結果表示部45が当該解析結果である接触不良コンタクトピン11a〜11cの情報を表示出力する(ステップS108)。
例えば、上記検査処理において、図2に示した接触不良状態DB44の検査項目5がNGとなり、そのときの回路基板30の出力信号1がHIである検査エラーが発生すると、検査結果解析部43は、その状態と図2の接触不良状態DB44の接触不良状態データとを比較して、接触不良状態が一致するデータを探す。
いま、図2のデータNo.4の接触不良状態と一致するので、接触不良状態を引き起こす原因がコンタクトピンAまたはコンタクトピンBの接触不良であることが分かる。
そこで、検査結果解析部43は、エラーの原因がコンタクトピンAまたはコンタクトピンBの接触不良であることを示す情報を検査結果表示部45に渡して、検査結果表示部45が、例えば、図5に示すように、表示部としての出力部23に、接触不良であるコンタクトピンA(コンタクトピン11a)またはコンタクトピンB(コンタクトピン11b)の情報を図5のMessage欄に表示出力する。
このように、本実施例の回路基板検査装置1は、回路基板30の検査において、エラーが発生した場合に、当該エラーがコンタクトピン11a〜11cの接触不良エラーであるか、接触不良エラー以外の回路基板30の回路エラー(部品不良・実装不良等の回路エラー)であるかを分かるようにするとともに、コンタクトピン11a〜11cの接触不良による場合には、どのコンタクトピン11a〜11cが接触不良であるかを分かるようにすることができ、検査者が、どのコンタクトピン11a〜11cのうちどれを清掃・交換すればよいかを判断することができる。したがって、メンテナンスを容易なものとすることができるとともに、作業時間を削減することができる。
そして、接触不良状態DB44の接触不良ピンの項目に、コンタクトピン名だけでなく、ピン位置等のその他の多くの情報を記憶させると、接触不良のコンタクトピンの種々の情報を出力するようにすると、メンテナンスをより一層容易なものとすることができるとともに、作業時間をより一層削減することができる。
図6〜図18本発明の回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板の第2実施例を示す図であり、図6は、本発明の回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板の第2実施例を適用した回路基板検査装置100の回路基板検査プログラムによって構築される機能ブロックのブロック構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例の回路基板検査装置1と同様のハード構成であり、本実施例の説明において、必要に応じて、図1で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図6において、本実施例の回路基板検査装置100は、その記憶部24に格納されている回路基板検査プログラムによってその機能ブロックが構成され、検査設定部101、検査実行部102、検査結果解析部103、通知条件設定部104、接触不良状態DB105、検査結果ログファイル106、コンタクトピン情報ファイル107及び検査結果表示部108を備えている。
ユーザ(検査者、設定者、管理者等)50は、回路基板30の検査を実行する前に、回路基板検査プログラムを起動して、検査設定部101においてどの検査項目をどの順番で何回行うのか等の検査設定を行うが、同じ検査設定で、検査を連続して行う場合には、検査設定を行うことなく、直接検査が実行される。検査設定部101は、ユーザ50により設定された検査設定情報を検査実行部102に設定する。
ユーザ50は、検査設定を終了すると、検査対象の回路基板30をフィクスチャ10に設置し、回路基板30とフィクスチャ10のコンタクトピン11a〜11cを接触させる。そして、ユーザ50は、回路基板検査プログラム上やフィクスチャ10上にあるボタン・スイッチの押下等により、検査実行のトリガを出すことで検査実行指示を行う。
検査実行部(検査実行手段)102は、検査実行の指示があると、検査設定部(検査設定手段)101により設定された検査設定情報通りの検査を実行し、検査が終了すると、検査結果であるPASSまたはFAIL及びFAILの場合には、エラー情報(どの検査項目がNGであったのか、回路基板の信号状態等)を検査結果解析部103に渡す。
検査結果解析部(検査結果解析手段)103は、検査結果及びエラー情報が、接触不良状態DB25である接触不良状態DB105に存在するかを検索して、接触不良エラーであるか、接触不良エラー以外のエラー(部品不良・実装不良等の回路エラー)であるかを解析し、解析結果を検査結果表示部108に渡して、検査結果表示部(出力手段)108が、当該解析結果を表示出力する。ユーザ50は、この検査結果表示部108に表示される解析結果を目視で確認する。
また、検査結果解析部103は、検査実行部42から検査結果を取得すると、検査結果ログファイル106に、例えば、図7に示すように、製品名、S/N、作業員No.検査開始日時、検査終了日時及び検査結果からなる検査結果ログを記録する。
さらに、コンタクトピン情報ファイル107には、図8に示すように、コンタクトピン名、種類、交換日、交換時間からなるコンタクトピン情報が格納されており、検査結果解析部103は、検査エラーの原因がコンタクトピンの接触不良エラーであると、当該コンタクトピンのコンタクトピン情報をコンタクトピン情報ファイル107から取り出して、上記解析結果を検査結果表示部108で表示出力する。
また、回路基板検査装置100は、通知条件設定部104で検査結果がコンタクトピン接触不良エラーである場合に、検査結果を検査結果表示部108に表示して通知するか否かの閾値(警告条件)の設定がユーザ50によって行われる。
この通知条件設定部104で設定される警告条件としての閾値としては、例えば、以下のような閾値である。
(1)コンタクトピン接触不良エラー累積回数の閾値
(2)所定期間内でのコンタクトピン接触不良エラー累積回数の閾値
(3)コンタクトピン接触不良エラーの連続発生回数の閾値
そして、これらの閾値は、個々に設定することもできるし、組み合わせて設定することもでき、また、全体を一度に設定することもでき、さらに、各コンタクトピン11a(A)〜11c(C)毎に閾値の設定を行うことができる。
例えば、図9では、小型のクラウン形状のコンタクトピンに対する設定を示しており、コンタクトピンの種類を設定する項目部分が目的とするコンタクトピン名になると、当該コンタクトピンへの設定となる。また、コンタクトピン位置の違いによる圧力の差を考慮する場合には、位置情報を、図8のコンタクトピン情報ファイル107に入れておき、図9の設定部分で、位置による違いを設定するようにする。このように、コンタクトピン情報ファイル107にコンタクトピンの名前・種類だけでなく、各種情報項目を設けることで、それらの情報別に設定することができる。そして、図9の設定例では、接触不良回数の累計が200回になったときと、1時間に同一コンタクトピンでの接触不良エラーが5回発生した場合に、警告通知を行う設定となっている。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の回路基板検査装置100は、検査ログを蓄積するとともに、当該検査ログに基づいて検査結果がNGであるか判別し、また、通知条件設定部104で設定された通知条件に基づいて警告通知を行う。
すなわち、回路基板検査装置100は、検査結果解析部103は、検査実行部102から検査結果を受け取ると、検査日時、検査員、検査結果、検査エラー時の状態を、検査結果ログファイル106に記録する。
そして、回路基板検査装置100は、回路基板検査プログラムが起動されると、図10に示す接触不良カウント処理を行い、検査ログから各コンタクトピン11a〜11c(コンタクトピンA〜C)の接触不良回数を求める。なお、図10は、検査結果ログファイル106にn個の検査ログデータがある場合の接触不良カウント処理を示している。
すなわち、回路基板検査プログラムが起動されると、検査結果解析部103は、図10に示すように、ログデータ接触不良カウントループを起動し(ステップS201)、検査結果ログファイル106から検査ログデータを取り出して、その検査結果がNG(FAIL)であるか調べる(ステップS202)。検査結果解析部103は、検査結果がNG(FAIL)でない場合には、データのインクリメントを行って(ステップS206)、再度、検査ログデータの検査結果がNGであるか調べ(ステップS202)、検査ログデータの検査結果がNGのときには、検査結果解析部103は、そのFAILの原因がコンタクトピンA〜Cの接触不良であるかチェックする(ステップS203)。
ステップS203で、FAILの原因がコンタクトピンA〜Cの接触不良でないときには、検査結果解析部103は、データのインクリメントを行って(ステップS206)、次のデータについて同様に処理を行い、ステップS203で、FAILの原因がコンタクトピンA〜Cの接触不良であるときには、ログデータiの検査終了時刻が接触不良該当コンタクトピンA〜Cの交換日時より後であるかをコンタクトピン情報ファイル107から調べる(ステップS204)。
ステップS204で、ログデータiの検査終了時刻が接触不良該当コンタクトピンA〜Cの交換日時より前の時には、検査結果解析部103は、検査結果解析部103は、データのインクリメントを行って(ステップS206)、次のデータについて同様に処理を行い、ステップS204で、ログデータiの検査終了時刻が接触不良該当コンタクトピンA〜Cの交換日時より後のときには、当該接触不良のコンタクトピンA〜Cの接触不良回数をインクリメントして更新し(ステップS205)、データのインクリメントを行って(ステップS206)、次のデータについて同様に処理を行って、全ての検査結果ログに対して上記接触不良カウント処理を実行する(ステップS201〜ステップS206)。
回路基板検査装置100は、全ての検査結果ログに対して接触不良カウント処理を行うと、各コンタクトピンA〜Cの接触不良回数を、記憶部24(図1参照)に記録するとともに、図11に示すような表形式で出力部23に出力させ、あるいは/及び、図12に示すようなグラフ形式で出力させる。そして、回路基板検査装置100は、検査で接触不良エラーが発生する毎に、接触不良コンタクトピンA〜Cの累計回数を更新して表示し、また、検査結果ログの記録も行う。
なお、上記説明では、コンタクトピンの累計回数(接触不良回数)をバッファとして記憶部24に記憶しているが、記憶部24に記憶するものに限るものではなく、例えば、ファイルとして保存してもよい。このようにファイルとして保存すると、コンタクトピンA〜Cの交換時にだけ上記図10に示した接触不良カウント処理を実行するだけでよく、起動時に毎回接触不良カウント処理を行う必要がなくなる。
そして、検査結果解析部103は、検査結果が接触不良エラーであると、その累計回数記憶ファイルの回数を更新し、その回数が所定の閾値を越えると、警告を出力する。
次に、警告通知処理について、図13に基づいて、説明する。この警告通知処理を行うために、上述のように、まず、ユーザ50が通知条件設定部104で通知条件として閾値を設定し、検査結果解析部103は、検査実行部102による検査が終了すると、図13に示すように、検査実行部102から検査結果と回路基板状態を取得し(ステップS301)、検査結果がPASSであるか、FAILであるか判別する(ステップS302)。
ステップS302で、検査結果がPASSのときには、検査結果解析部103は、警告通知を行うことなく、検査結果を検査結果表示部108に表示出力して処理を終了し、ステップS302で、検査結果がFAILのときには、接触不良データ照合ループを起動し(ステップS303)、接触不良状態DB105のデータiの接触不良状態と発生した接触不良状態(不具合状態)とを比較して、同一の状態であるか判別する(ステップS304)。
ステップS304で、同一の状態でないときには、検査結果解析部103は、データiをインクリメントして上記同様の処理を行い、ステップS304で、接触不良状態DB105のデータiの接触不良状態と発生した接触不良状態(不具合状態)が同じ状態であると、通知条件比較処理を行って、処理を終了する(ステップS306)。
この通知条件比較処理は、種々の処理方法があり、まず、コンタクトピンA〜Cそれぞれの接触エラーの累計をカウントして通知条件を判別する処理方法について、図14に基づいて説明する。この処理方法では、検査結果解析部103は、図14に示すように、まず、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数をインクリメントし(ステップS401)、当該コンタクトピンA〜Cの連続接触不良回数が通知条件設定部104で設定された通知条件である設定回数(閾値)を越えているか判別する(ステップS402)。
ステップS402で、当該コンタクトピンA〜Cの連続接触不良回数が通知条件設定部104で設定された通知条件である設定回数(閾値)を越えていると、検査結果表示部108に、例えば、図15に示すような警告画面を表示出力することで、該当するコンタクトピンA〜Cの清掃・交換等の警告を通知して処理を終了する(ステップS403)。なお、図15では、コンタクトピンAの交換を促す警告表示を行っている状態を示している。
ステップS402で、当該コンタクトピンA〜Cの連続接触不良回数が通知条件設定部104で設定された通知条件である設定回数(閾値)を越えていないときには、警告通知を行うことなく、通知条件比較処理を終了する。
なお、警告通知は、上述のように、検査結果表示部108への警告表示に限るものではなく、例えば、プリンタへの警告文書の記録出力、警告ランプの点灯/点滅による警告通知、ユーザ50への警告を通知する旨のE−mailの送信等種々の方法で警告してもよい。
また、警告通知に際しては、接触不良回数の累計通知とともに警告通知を行うようにしてもよいし、警告通知のみを行ってもよい。そして、上記図9に示した通知条件設定画面は、コンタクトピンA〜Cが小型のクラウン形状であるものに対して、接触不良回数の累計が200回になると、1時間に同一のコンタクトピンA〜Cでの接触不良エラーが5回発生した場合に、警告通知を行う条件設定の通知条件設定画面となっている。
次に、検査結果をログデータの日付の新しい順に比較して通知条件(警告条件)を判別する処理方法での通知条件比較処理について、図16に基づいて説明する。
検査結果解析部103は、図16に示すように、まず、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数を「0」にリセットし(ステップS501)、検査ログ条件カウントループを起動して(ステップS502)、現在の検査終了時刻から比較検査ログデータの検査終了時刻を引いた時間が設定時間内であるかチェックする(ステップS503)。
ステップS503で、現在の検査終了時刻から比較検査ログデータの検査終了時刻を引いた時間が設定時間内であるときには、検査結果解析部103は、検査ログiの検査結果がコンタクトピン接触不良であるか判別し(ステップS504)、接触不良の時には、検査ログiの接触不良コンタクトピンA〜Cと発生した接触不良コンタクトピンA〜Cが同一であるか判別する(ステップS505)。
検査ログiの接触不良コンタクトピンA〜Cと発生した接触不良コンタクトピンA〜Cが同一であるときには、検査結果解析部103は、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数をインクリメントし(ステップS506)、ログデータをインクリメントして検査ログ条件カウントループを実行する(ステップS507)。
次に、検査結果解析部103は、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数が警告条件としての設定回数を超えているかチェックし(ステップS508)、接触不良回数が設定回数を超えているときには、検査結果表示部108に、例えば、図15に示したような警告画面を表示出力することで、該当するコンタクトピンA〜Cの清掃・交換等の警告を通知して処理を終了する(ステップS509)。
なお、警告通知は、上述のように、検査結果表示部108への警告表示に限るものではないことは、上記同様である。
ステップS508で、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数が設定回数以内であると、検査結果解析部103は、警告を行うことなく、そのまま通知条件比較処理を終了する。
ステップS503で、現在の検査終了時刻から比較検査ログデータの検査終了時刻を引いた時間が設定時間を越えていると、ステップS508に移行して、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数が警告条件としての設定回数を超えているかチェックし(ステップS508)、接触不良回数が設定回数を超えているときには、検査結果表示部108に、上記同様に、該当するコンタクトピンA〜Cの清掃・交換等の警告を通知して処理を終了し(ステップS509)、また、接触不良回数が設定回数を超えていないときには、警告を行うことなく、そのまま処理を終了する。
また、ステップS504で、検査ログiの検査結果がコンタクトピン接触不良でないとき、また、ステップS505で、検査ログiの接触不良コンタクトピンA〜Cと発生した接触不良コンタクトピンA〜Cが同一でないときには、検査結果解析部103は、ステップS107に移行して、ログデータをインクリメントして検査ログ条件カウントループを実行する(ステップS507)。
次に、検査結果をログデータの日付の新しい順に比較して通知条件(警告条件)を判別する処理方法で他の通知条件比較処理について、図17に基づいて説明する。
検査結果解析部103は、図17に示すように、まず、該当コンタクトピンA〜Cの連続接触不良回数を「0」にリセットし(ステップS601)、検査ログ条件カウントループを起動して(ステップS602)、検査ログiの検査結果がコンタクトピン接触不良であるか判別する(ステップS603)。
ステップS603で、接触不良のときには、検査結果解析部103は、検査ログiの接触不良コンタクトピンA〜Cと発生した接触不良コンタクトピンA〜Cが同一であるか判別する(ステップS604)。検査結果解析部103は、検査ログiの接触不良コンタクトピンA〜Cと発生した接触不良コンタクトピンA〜Cが同一であるときには、該当コンタクトピンA〜Cの連続接触不良回数をインクリメントし(ステップS605)、ログデータをインクリメントして検査ログ条件カウントループを実行する(ステップS606)。
次に、検査結果解析部103は、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数が警告条件としての設定回数を超えているかチェックし(ステップS607)、接触不良回数が設定回数を超えているときには、検査結果表示部108に、例えば、図15に示したような警告画面を表示出力することで、該当するコンタクトピンA〜Cの清掃・交換等の警告を通知して処理を終了する(ステップS608)。
なお、警告通知は、上述のように、検査結果表示部108への警告表示に限るものではないことは、上記同様である。
ステップS607で、該当コンタクトピンA〜Cの連続接触不良回数が設定回数以内であると、検査結果解析部103は、警告を行うことなく、そのまま通知条件比較処理を終了する。
ステップS603で、検査ログiの検査結果がコンタクトピン接触不良でないとき、あるいは、ステップS604で、検査ログiの接触不良コンタクトピンA〜Cと発生した接触不良コンタクトピンA〜Cが同一でないときには、検査結果解析部103は、ステップS607に移行して、該当コンタクトピンA〜Cの接触不良回数が警告条件としての設定回数を超えているかチェックし(ステップS607)、接触不良回数が設定回数を超えているときには、該当するコンタクトピンA〜Cの清掃・交換等の警告を通知して処理を終了し(ステップS608)、また、接触不良回数が設定回数を超えていないときには、警告通知を行うことなく、そのまま処理を終了する。
そして、上記各処理において、接触不良回数が、設定された閾値を越えると、検査結果解析部103が、検査実行部102に検査設定を変更するようにしてもよい。
この検査設定の変更内容としては、例えば、検査内容の変更、検査順番の変更、検査回数の変更、検査の削除等である。
この検査設定の変更においては、例えば、図18に示すように、接触不良の多いコンタクトピンA〜Cとは異なるコンタクトピンA〜Cを使用して検査を行う代替検査が可能な場合に、現在の検査を代替検査に変更したり、接触不良によるエラーの多い検査項目のリトライ(再実行)回数を増やす等の変更を行う。
このようにすると、コンタクトピンA〜Cの交換を行うことなく、回路基板30の検査を継続することができ、コンタクトピンA〜Cの交換で発生する費用及び時間を節約することができる。
この場合、代替え検査の情報や検査を増やす回数等の変更内容を検査設定部101で設定できるようにしてもよい。
なお、上記各実施例の説明において、回路不良エラーとコンタクトピン接触不良エラーとの不具合現象は、明確に異なるものとしているが、回路不良エラーとコンタクトピン接触不良エラーとの不具合現象が同様の現象となって、明確に切り分けできない場合もある。
そこで、図18に示したように、異なるコンタクトピンA〜Cを使用する代替検査項目を検査設定部101で設定して、通常の検査(通常検査)で所定の検査項目においてエラーが発生すると、自動的にその代替検査項目を実行するようにしてもよい。
すなわち、検査結果解析部103は、検査中の所定の検査項目でエラーが発生すると、図19に示すように、当該検査項目に代替検査項目が設定されているかチェックし(ステップS701)、代替検査項目が設定されていないときには、コンタクトピン接触エラーの可能性があると判断して、検査項目エラー判断処理を終了して、回路基板30の状態が接触不良状態DB105にあるか否かを検索する処理を行うこととなる(ステップS705)。
ステップS702で、代替検査項目が設定されているときには、検査結果解析部103は、当該設定されている代替検査を実行し(ステップS702)、代替検査項目の検査結果がOK(PASS)であるかチェックする(ステップS703)。
ステップS703で、代替検査項目の検査結果がOK(PASS)であると、検査結果解析部103は、ステップS701で代替検査項目が設定されていないときとは異なり、通常検査項目で使用したコンタクトピンが接触不良であると判断して、検査項目エラー判断処理を終了する(ステップS705)。ステップS703で、代替検査項目の検査結果がNGであると、検査結果解析部103は、通常検査項目と代替検査項目の2つの検査項目でNGが発生したこととなり、回路基板30の回路エラーであると判断し(ステップS704)、接触不良状態DB105の検索を行うことなく、検査結果表示部108にエラー表示を行う(ステップS704)。
例えば、図18において、回路(1)の検査を行う通常検査の検査項目として、コンタクトピンAとコンタクトピンBを使用する検査項目があり、同じ回路(1)を検査することのできる代替検査項目として、コンタクトピンAとコンタクトピンDを使用する検査項目がある場合、通常検査項目でエラーが発生し、代替検査項目がPASSであれば、コンタクトピンAが接触不良であったと判断することができる。
このようなエラーの切り分け判断処理を行うことで、より一層精度の高いエラー判断を行うことができる。
また、上記各実施例において、接触不良状態DB44、105のデータは、例えば、図20に示すように作成される。すなわち、ユーザ50は、回路基板検査装置1、100の回路基板検査プログラムを起動して(ステップS801)、検査設定部41、101で接触不良状態データ作成を行うモードを指定した後(ステップS802)、フィクスチャ10からコンタクトピンA〜Cを抜いて(ステップS803)、その抜いたコンタクトピンA〜Cのコンタクトピン情報、例えば、コンタクトピン名、位置等を入力する(ステップS804)。その後、コンタクトピンA〜Cを抜いた状態で、回路基板30をフィクスチャ10に設置して、当該回路基板30の検査を実行する(ステップS805)。
ところが、いま、コンタクトピンA〜Cが引き抜かれているため、接触不良と同一のエラーが発生する。
そこで、検査結果解析部103が、当該検査実行部102による検査結果としてのエラー検査項目及び回路基板30の信号状態を検査実行部102から取得して、接触不良状態DB44、105に記録・保存し(ステップS806)、接触不良状態データ作成の終了であるかチェックして(ステップS807)、終了でないときには、ステップS803に戻って、次のコンタクトピンA〜Cについて上記同様に処理して、検査結果を接触不良DB44、105に記録・保存する(ステップS803〜S807)。
ステップS807で、接触不良状態データ作成の終了のときには、処理を終了する。すなわち、上記データ作成処理を全てのコンタクトピンA〜Cの組み合わせに対して繰り返し行うのが望ましいが、コンタクトピンA〜Cの数が多と、全ての組み合わせの数が多くなることがあるため、ステップS807で、途中で処理を終了させることもできる。
また、この接触不良状態DB44、105のデータは、上記データ作成処理が行われて、フロッピィディスク、CD−ROM等に格納されているデータを回路基板検査装置1、100に読み込むことで構築するようにしてもよい。
そして、上記各実施例の回路基板検査装置1、100による回路基板検査方法を、各種検査工程を経て回路基板を製造する場合に適用することで、製造段階で回路基板の検査エラーがコンタクトピンの接触不良エラーによるものであるのか、回路基板の不良エラーによるものであるのかを適切に判別することができるとともに、コンタクトピンの清掃・交換等を必要とする不良状態を判別して通知することができ、回路基板の検査を効率的にかつ正確に行いつつ、適切な回路基板を効率的に製造することができる。
すなわち、回路基板の検査工程としては、例えば、図21に示すように、回路基板に半田を印刷する半田印刷工程(S1)、当該回路基板に部品をマウントするマウンタ工程(S2)、当該回路基板をリフローするリフロー工程(S3)、さらに、回路基板に要求される品質に応じて、マウンタ工程(S4)、リフロー工程(S5)が繰り返し行われ、その後、回路基板の外観の検査を行う外観検査工程(S6)及び回路基板の各種機能の検査を行う機能検査工程(S7)等の各工程が行われ、回路基板は、このような各種工程を経て製造される。
そして、このS6の機能検査として、上記各実施例の回路基板検査装置1、100による回路基板検査方法を用いて、回路基板の検査を実施する。
また、この機能検査は、図21に示すように、通常は、回路基板の製造工程の最終工程で行われるが、回路基板に要求される品質等によっては、回路基板の製造工程の中間で十曽されることもある。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
フィクスチャのコンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を効率的にかつメンテナンス性が良好な状態で行う回路基板検査装置に適用することができる。
本発明の回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板の第1実施例を適用した回路基板検査装置のハード構成のブロック構成図。 図1の接触不良状態DBのデータの一例を示す図。 図1の回路基板検査装置の回路基板検査プログラムで構築される機能ブロック図。 図3の検査実行部による回路基板検査処理を示すフローチャート。 図4の回路基板検査処理でコンタクトピン接触不良エラーが発生した場合のエラー表示の一例を示す図。 本発明の回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板の第2実施例を適用した回路基板検査装置の回路基板検査プログラムによって構築される機能ブロックのブロック構成図。 図6の検査結果ログファイルの一例を示す図。 図6のコンタクトピン情報ファイルの一例を示す図。 図6の通知条件設定部による通知条件設定画面の一例を示す図。 図6の回路基板検査装置による接触不良カウント処理を示すフローチャート。 図10の接触不良カウント処理でカウントした各コンタクトピンの接触不良回数を表形式で出力する一例を示す図。 図10の接触不良カウント処理でカウントした各コンタクトピンの接触不良回数をグラフ形式で出力する一例を示す図。 図6の検査結果解析部による警告通知処理を示すフローチャート。 図13の警告通知処理の通知条件比較処理の一例の処理を示すフローチャート。 図14の通知条件比較処理で出力される警告表示の一例を示す図。 図13の警告通知処理の通知条件比較処理の他の例の処理を示すフローチャート。 図13の警告通知処理の通知条件比較処理のさらに他の例の処理を示すフローチャート。 接触不良回数が設定された閾値を越えたときに変更する検査設定の一例を示す図。 図18の検査設定変更に伴う検査項目エラー判断処理を示すフローチャート。 図1、図3、図6の接触不良状態DBの作成処理を示すフローチャート。 回路基板の製造工程に一例を示す図。
符号の説明
1 回路基板検査装置
10 フィクスチャ
20 検査制御装置
11a、11b、11c(A、B、C) コンタクトピン
21 制御部
22 入力部
23 出力部
24 記憶部
25 接触不良状態データベース(接触不良状態DB)
30 回路基板
41 検査設定部
42 検査実行部
43 検査結果解析部
44 接触状態データベース
45 検査結果表示部
50 ユーザ
100 回路基板検査装置
101 検査設定部
102 検査実行部
103 検査結果解析部
104 通知条件設定部
105 接触不良状態DB
106 検査結果ログファイル
107 コンタクトピン情報ファイル
108 検査結果表示部

Claims (12)

  1. 複数のコンタクトピンを有し、当該コンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査装置において、前記回路基板の検査の順番、回数等の検査内容を設定する検査設定手段と、当該検査設定手段の設定内容に応じて前記回路基板の検査を行う検査実行手段と、当該検査実行手段による前記回路基板の検査によって前記コンタクトピンが接触不良であったときのコンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段と、前記検査実行手段による前記回路基板の検査の結果が検査エラーであると、当該検査時の前記回路基板の状態と前記接触不良状態記憶手段に記憶されている前記コンタクトピン接触不良状態データを比較して当該検査エラーが前記回路基板の不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する検査結果解析手段と、前記検査結果解析手段の判別結果を報知出力する出力手段と、を備え、前記検査結果解析手段は、前記検査エラー発生時の前記回路基板の状態が前記接触不良状態記憶手段の前記コンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該コンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力手段から報知出力することを特徴とする回路基板検査装置。
  2. 前記回路基板検査装置は、前記各コンタクトピン毎に当該コンタクトピンの不良状態を警告出力する警告条件を設定する警告条件設定手段を、さらに備え、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピン接触不良状態が当該警告条件設定手段で設定された警告条件になると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させることを特徴とする請求項記載の回路基板検査装置。
  3. 前記警告条件設定手段は、前記警告条件として、前記コンタクトピンの接触不良エラーの発生回数の所定の累計値を前記各コンタクトピン毎に設定し、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピン接触不良エラー発生回数の累計が前記警告条件になったコンタクトピンが発生すると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させることを特徴とする請求項記載の回路基板検査装置。
  4. 前記警告条件設定手段は、前記警告条件として、所定の累計期間と当該累計期間内の前記コンタクトピンの接触不良エラーの発生回数の所定の累計値を前記各コンタクトピン毎に設定し、前記検査結果解析手段は、前記累計期間内に前記コンタクトピン接触不良エラー発生回数の累計が前記警告条件になったコンタクトピンが発生すると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させることを特徴とする請求項記載の回路基板検査装置。
  5. 前記警告条件設定手段は、前記警告条件として、前記コンタクトピンの接触不良エラーの連続発生回数を前記各コンタクトピン毎に設定し、前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピン接触不良エラーの連続発生回数が前記警告条件になったコンタクトピンが発生すると、前記出力手段に当該コンタクトピンが不良である旨の警告を報知出力させることを特徴とする請求項記載の回路基板検査装置。
  6. 前記検査結果解析手段は、前記コンタクトピンの接触不良エラーの発生状態が、前記警告条件設定手段で設定された前記警告条件になると、前記検査設定手段で設定された検査内容を自動的に変更して、当該変更後の検査内容で前記検査実行手段に検査を行わせることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の回路基板検査装置。
  7. 前記検査設定手段は、前記回路基板に対する所定の前記コンタクトピンを使用した通常検査に対して異なる前記コンタクトピンを使用した代替検査を設定し、前記検査実行手段が、当該通常検査において検査エラーが発生した際に当該代替検査を実行し、前記検査結果解析手段が、当該通常検査と当該代替検査の検査結果に基づいて当該通常検査の検査エラーが前記回路基板の回路不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の回路基板検査装置。
  8. 前記回路基板検査装置は、前記接触不良状態データを作成する接触不良状態データ作成モードを備え、前記検査設定手段で当該接触不良状態データ作成モードが選択されると、前記検査結果解析手段が、前記検査実行手段の実行した検査時の前記コンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを前記接触不良状態記憶手段に記録することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の回路基板検査装置。
  9. 複数のコンタクトピンを有し、当該コンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査プログラムを記録する記録媒体であって、前記回路基板の検査の順番、回数等の検査内容を設定する検査設定ステップと、当該検査設定ステップでの設定内容に応じて前記回路基板の検査を行う検査実行ステップと、前記検査実行ステップでの前記回路基板の検査の結果が検査エラーであると、前記検査実行ステップによる前記回路基板の検査によって前記コンタクトピンが接触不良であったときのコンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されている当該コンタクトピン接触不良状態データと前記回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが前記回路基板の不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する検査結果解析ステップと、前記検査結果解析ステップの判別結果を報知出力する出力ステップと、を有し、前記検査結果解析ステップで、前記検査エラー発生時の前記回路基板の状態が前記接触不良状態記憶手段に記録されている前記コンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該コンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力ステップで報知出力する回路基板検査プログラムを記録することを特徴とする記録媒体。
  10. 複数のコンタクトピンを有し、当該コンタクトピンを回路基板に接触させて当該回路基板の検査を行う回路基板検査方法において、前記回路基板の検査の順番、回数等の検査内容を設定する検査設定工程と、当該検査設定工程での設定内容に応じて前記回路基板の検査を行う検査実行工程と、前記検査実行工程での前記回路基板の検査の結果が検査エラーであると、前記検査実行工程による前記回路基板の検査によって前記コンタクトピンが接触不良であったときのコンタクトピン接触不良状態及び前記回路基板の回路状態等の接触不良状態データを記憶する接触不良状態記憶手段に記憶されている当該コンタクトピン接触不良状態データと前記回路基板の状態とを比較して当該検査エラーが前記回路基板の不良エラーと前記コンタクトピンの接触不良エラーのいずれであるかを判別する検査結果解析工程と、前記検査結果解析工程の判別結果を報知出力する出力工程と、を有し、前記検査結果解析工程で、前記検査エラー発生時の前記回路基板の状態が前記接触不良状態記憶手段に記録されている前記コンタクトピン接触不良状態データに存在すると、当該コンタクトピンの接触不良エラーであると判別し、当該コンタクトピンの接触不良エラーの発生した回数を接触不良発生回数として前記接触不良状態記憶手段に記憶するとともに、少なくとも当該コンタクトピンの接触不良発生回数の累計を前記出力工程で報知出力することを特徴とする回路基板検査方法。
  11. 複数の部品を実装する回路基板を各種検査工程を経て製造する回路基板製造方法において、前記検査工程のうち少なくとも1検査工程として、請求項10記載の回路基板検査方法を用いることを特徴とする回路基板製造方法。
  12. 各種検査工程を経て製造される回路基板において、前記検査工程のうち少なくとも1検査工程として、請求項10記載の回路基板検査方法が用いられていることを特徴とする回路基板。
JP2005016319A 2005-01-25 2005-01-25 回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板 Expired - Fee Related JP4686198B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016319A JP4686198B2 (ja) 2005-01-25 2005-01-25 回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板
CNB200610005885XA CN100573160C (zh) 2005-01-25 2006-01-19 电路板检测装置、检测方法、电路板制造方法以及电路板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016319A JP4686198B2 (ja) 2005-01-25 2005-01-25 回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006208009A JP2006208009A (ja) 2006-08-10
JP4686198B2 true JP4686198B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=36844503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005016319A Expired - Fee Related JP4686198B2 (ja) 2005-01-25 2005-01-25 回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4686198B2 (ja)
CN (1) CN100573160C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008120519A1 (ja) * 2007-03-29 2010-07-15 株式会社アドバンテスト Tcpハンドリング装置
CN110244214A (zh) * 2019-05-29 2019-09-17 晶晨半导体(上海)股份有限公司 一种印刷电路板的检测方法
CN112684314A (zh) * 2019-10-18 2021-04-20 捷普电子(广州)有限公司 电路板的缺陷信息显示方法及其系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572245A (ja) * 1991-09-13 1993-03-23 Fujitsu Ltd プローブ接触状態判別装置
JPH07159489A (ja) * 1993-12-03 1995-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板試験システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN1811464A (zh) 2006-08-02
CN100573160C (zh) 2009-12-23
JP2006208009A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3104674B1 (en) Substrate production monitoring device and substrate production monitoring method
US20160379144A1 (en) Information processing system and failure prediction model adoption determining method
US20100076724A1 (en) Method for capturing and analyzing test result data
US11067975B2 (en) Recommended maintenance notification system
JP2009075692A (ja) プラント警報装置およびプラント警報方法
JP3800237B1 (ja) 工程管理装置、工程管理装置の制御方法、工程管理プログラム、および、該プログラムを記録した記録媒体
JP4686198B2 (ja) 回路基板検査装置、記憶媒体、回路基板検査方法、回路基板製造方法及び回路基板
JP2015049606A (ja) 管理システム、管理対象装置、管理装置、方法及びプログラム
JP4763336B2 (ja) 保守業務支援プログラム
JPWO2019064370A1 (ja) ログ分析システム、ログ分析方法、及びログ分析プログラム
JP2007058690A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007053264A (ja) 実装品質の不良検出装置及び実装品質の不良検出方法
JP2014021577A (ja) 故障予測装置、故障予測システム、故障予測方法、及び、故障予測プログラム
JP2019032671A (ja) 原因推定方法およびプログラム
JP2015185120A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP5017943B2 (ja) 不良分析支援装置、不良分析支援用プログラム、および、不良分析支援用プログラムを記録した記録媒体
JP2007157781A (ja) 部品不良判別装置、部品不良判別方法、部品不良判別用プログラム、および部品不良判別用プログラムを記録した記録媒体
JP2010015246A (ja) 故障情報分析管理システム
JP5216517B2 (ja) 画像検査システム
JP2003084034A (ja) 電気部品テストシステムおよび電気部品テスト方法
CN111143325B (zh) 一种数据采集的监测方法、监测装置及可读存储介质
JPH10275168A (ja) 設計支援方法および設計支援システム
JPH11150398A (ja) 部品実装装置の保守点検支援システム
KR101067440B1 (ko) 발전설비 성능이상 원인분석방법
JP2008140014A (ja) 品質不良改善システム、品質不良改善方法、品質不良改善プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees