JP4684563B2 - 露光装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、露光に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などの被処理体を露光する露光装置及び方法に関する。
近年の電子機器の小型化及び薄型化の要請から、電子機器に搭載される半導体素子の微細化への要求はますます高くなっている。例えば、デザインルールは、100nm以下の回路パターン形成を量産工程で達成しようとし、今後は更に80nm以下の回路パターン形成に移行することが予想される。その主流となる加工技術はフォトリソグラフィーであり、レチクル(マスク)に描画されたパターンを投影光学系によってウェハ等に投影してパターンを転写する投影露光装置が使用されている。
投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例するため、露光光の短波長化及び投影光学系の高NA化が進んでいるが、短波長化及び高NA化だけで微細化の要求を満足するには限界となっている。
そこで、レチクルのパターンに応じて最適な有効光源分布を形成する技術(変形照明法)が注目されている。有効光源分布の形成は、照明光学系に構成されている複数のエレメントを駆動することにより実現する。各エレメントの駆動位置は、装置パラメータとして格納又は計算により求めている。ここで、「有効光源」とは、ウェハ面に入射する露光光束の角度分布を意味し、投影光学系の瞳面における光強度分布である。かかる有効光源分布の形成は、照明光学系の瞳面、即ちレチクル面のフーリエ変換面(例えば、ハエの目レンズの射出面近傍)の光強度分布を所望の形状に調整することで実現している。また、変形照明法は、輪帯照明、二重極(ダイポール)照明及び四重極照明などが一般的に用いられている。
また、露光を繰り返していると、投影光学系が露光光のエネルギーを吸収することで加熱したり、かかる熱を放熱したりするために投影光学系の特性(結像倍率、結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差)が変動し、結像性能が劣化してしまう。そこで、投影光学系固有の時定数に加え、レチクルのパターンを通過する光の総光量、露光に要した時間及び露光間の時間をパラメータとして用いて投影光学系の露光特性の変動量を算出し、かかる変動量を補正するようにウェハステージの駆動や投影のレンズ駆動及びレンズ間の圧力制御、露光光の波長の微調整を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、有効光源分布に対応した投影光学系の各種補正量(露光中の結像倍率や結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差などの変化特性)を予め露光装置に格納し、かかる補正量を利用して露光を行うことが可能である。従って、露光を行う際には、レチクルのパターンに対して最適な有効光源分布を選択するだけで、かかる有効光分布に応じた各種補正量については特に意識せずに露光を行うことができる。
特許第3186011号
近年、コンピュータージェネレーティッドホログラム(CGH:Computer Generated Hologram)などの回折光学素子を用いて所望の有効光源分布を形成することが可能となり、例えば、新しい有効光源分布を形成する回折光学素子を任意のタイミングで露光装置に搭載することができるようになってきている。
しかし、新たに搭載された回折光学素子が形成する有効光源分布に関しては、対応する投影光学系の補正量が露光装置に格納されていないため、投影光学系の特性の変動を補正することができなくなり、結像性能及び歩留まりを劣化させてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、任意の有効光源分布に対して投影光学系の特性の変動を補正し、結像性能及び歩留まりの劣化を防止することができる露光装置及び方法を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての露光装置は、露光光を利用して、レチクルに形成されたパターンを投影光学系を介して被処理体に露光する露光装置であって、前記レチクルに対してフーリエ変換となる面における有効光源の形状を決定する光学素子と、前記有効光源の形状及び前記投影光学系の像面上の照度を検出する検出手段と、前記投影光学系の特性を変更する制御部と、を有し、前記検出手段は、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されていない場合の前記投影光学系の像面における照度と、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されている場合の前記投影光学系の像面における光強度分布を検出し、前記制御部は、前記検出手段によって検出された前記有効光源の形状を用いて前記有効光源に対応する補正量と、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されていない場合の前記投影光学系の像面における照度と前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されている場合の前記投影光学系の像面における光強度分布を用いて前記レチクルに対応する補正量を求め前記有効光源に対応する補正量と前記レチクルに対応する補正量の分だけ前記投影光学系の特性の変動を補正することを特徴とする。
本発明の別の側面としての露光方法は、露光光を利用して、レチクルに形成されたパターンを投影光学系を介して被処理体に露光する露光方法であって、前記レチクルに対してフーリエ変換となる面における有効光源の形状を取得する第1の取得ステップと、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されていない場合の前記投影光学系の像面における照度と、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されている場合の前記投影光学系の像面における光強度分布を取得する第2の取得ステップと、を有し、前記第1の取得ステップで取得した前記有効光源の形状を用いて前記有効光源に対応する補正量と、前記第2の取得ステップで取得した前記照度及び前記光強度分布を用いて前記レチクルに対応する補正量を求め、前記有効光源に対応する補正量と前記レチクルに対応する補正量の分だけ前記投影光学系の特性の変動を補正するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、任意の有効光源分布に対して投影光学系の特性の変動を補正し、結像性能及び歩留まりの劣化を防止することができる露光装置及び方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態としての露光装置1を説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。図1は、露光装置1の概略ブロック図である。
露光装置1は、例えば、ステップ・アンド・リピート方式やステップ・アンド・スキャン方式でレチクル20に形成された回路パターンを被処理体40に露光する露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。また、「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する露光方法である。
露光装置1は、図1に示すように、照明装置10と、レチクル20を載置するレチクルステージ25と、投影光学系30と、被処理体40を載置するウェハステージ45と、フォーカス位置検出機構としての照射部52及び受光部54と、検出手段60と、制御部70と、メモリ72とを有する。
照明装置10は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル20を照明し、光源部12と、照明光学系14とを有する。
光源部12は、例えば、レーザーを使用する。レーザーは、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができるが、光源の種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約157nmのF2レーザーや波長20nm以下のEUV(Extreme ultraviolet)光を使用してもよい。
照明光学系14は、光源部12から射出した光束を用いて被照明面(例えば、所望のパターンを有するレチクル20)を照明する光学系であり、減光部材14aと、ビーム成形光学系140と、オプティカルインテグレーター14bと、絞り14cと、集光レンズ14dと、ハーフミラー14eと、可変スリット14fと、視野絞り14gと、結像レンズ14h及び14iとを有する。
減光部材14aは、本実施形態では、透過率の異なる複数のND(光量調整)フィルタで構成される。減光部材14aは、被処理体40面上で最適な露光量となるように、後述する制御部70に制御されたND駆動部80aを介してNDフィルタが組み合わされ、細かい減光率の調整が可能となっている。
ビーム成形光学系140は、複数の光学素子やズームレンズから構成される。ビーム成形光学系140は、ビーム成形光学系140を構成する光学素子やズームレンズを制御部70に制御されたビーム系駆動部80bを介して駆動することで、後段のオプティカルインテグレーター14bに入射する光束の光強度分布及び角度分布を所望の分布に形成することができる。
図2は、ビーム成形光学系140の構成の一例を示す概略ブロック図である。ビーム成形光学系140は、本実施形態では、射出角規定光学系141と、光学素子142と、コンデンサレンズ143と、インプットレンズ144と、集光ズームレンズ145とを有する。
射出角規定光学系141は、後段の光学素子142に入射する光束のNAを規定する。
光学素子142は、コンデンサレンズ143によってフーリエ変換された面FCPにおいて所望の光強度分布(即ち、有効光源の形状)を形成する。光学素子142は、異なる有効光源の形状を形成する複数の光学素子142’に交換可能に構成されている。
光学素子142は、本実施形態では、回折光学素子(CGH)であり、そのフーリエ変換の関係となる面(フーリエ変換面)FCPにおいて所望の光強度分布を形成するよう設計されている。輪帯形状の有効光源を形成するための光学素子142に対して、平行光を入射させた場合を図3(a)に、角度分布(NA)を有する光を入射させた場合を図3(b)に示す。
輪帯形状の有効光源を形成するための光学素子142は、図3(a)に示すように、入射される平行光に対して回折する回折光が輪帯幅の細い輪帯形状の光強度分布をフーリエ変換面FCPに形成するように設計及び製作されている。かかる光学素子142に対して、図3(b)のようにある程度NAを有する光を入射させるとフーリエ変換面FCPで形成される像がぼけ、図3(b)に示すような、輪帯幅の広い輪帯形状の光強度分布を形成する。従って、射出角規定光学系141で規定されるNAが可変となるように構成する(異なるNAを射出する光学系を交換可能に配置する、或いは、NA可変のズーム光学系とする)ことで、光学素子142で形成される有効光源の形状(輪帯幅)を可変調整することができる。
インプットレンズ144は、入射面又は射出面、或いは、その両面が円錐面や多角錘面の複数のインプットレンズ144’が交換可能に構成されている。
集光ズームレンズ145は、インプットレンズ144からの光束をオプティカルインテグレーター14bの入射面に集光する。集光ズームレンズ145は、インプットレンズ144の射出面近傍をオプティカルインテグレーター14bの入射面に所定の倍率で結像する。集光ズームレンズ145の物体面とオプティカルインテグレーター14bとは、互いに略共役な関係となるように配置される。また、集光ズームレンズ145を倍率可変のズームレンズとすることで、オプティカルインテグレーター14bへ入射する光束領域を調整することが可能となっており、複数の照明条件を形成させることができる。
図2に示すビーム成形光学系140は、図4に示すような輪帯形状の照明領域IEを有する有効光源を形成する場合、インプットレンズ144を用いずに光学素子142で輪帯形状の光強度分布を直接形成することも可能である。また、光学素子142で円形の光強度分布を形成し、インプットレンズ144を、図5に示すような、入射側に凹形状の円錐面(又は平面)SP1を、射出側に凸形状の円錐面SP2を有するプリズムとすることで、図4に示す輪帯形状の照明領域IEを有する有効光源を形成することも可能である。ここで、図4は、輪帯形状の有効光源を示す図である。図5は、図4に示す有効光源の形状を形成するためのインプットレンズ144の一例であるプリズムを示す概略透視図である。
図6に示すような四重極形状の照明領域IEを有する有効光源を形成する場合でも、光学素子142で四重極形状の光強度分布を直接形成してもよい。また、光学素子142で円形の光強度分布を形成し、インプットレンズ144を、図7に示すような、入射側に凹形状の四角錐面(又は平面)TP1を、射出側に凸形状の四角錐面TP2を有するプリズムとすることで、図6に示す四重極形状の照明領域IEを有する有効光源を形成することができる。ここで、図6は、四重極形状の有効光源を示す図である。図7は、図6に示す有効光源の形状を形成するためのインプットレンズ144の一例であるプリズムを示す概略透視図である。
ビーム成形光学系140は、光学素子142で直接又は光学素子142とインプットレンズ144との組み合わせによって有効光源を形成することで、オプティカルインテグレーター14bの射出面近傍に配置される絞り14cで必要以上に光を切り出すことを排除し、高い照明効率で有効光源分布を形成することを可能としている。
更に、集光ズームレンズ145と組み合わせれば、光学素子142及びインプットレンズ144により形成した光強度分布を維持したまま、その光強度分布全体を拡大し、有効光源の形状の大きさ(外σ値)の調整が可能となる。
オプティカルインテグレーター14bは、多光束発生手段として機能し、複数の微小レンズを2次元的に配置した構成を有する。オプティカルインテグレーター14bは、射出面近傍に2次光源を形成する。
オプティカルインテグレーター14bの射出面近傍には、絞り14cが配置される。絞り14cは、制御部70に制御された開口駆動部80cを介して開口の大きさ及び形状が可変となるように構成される。
集光レンズ14dは、オプティカルインテグレーター14bの射出面近傍で形成された複数の2次光源から射出された光束を集光し、被照射面である視野絞り14g面に重畳照射して、かかる面の光強度を均一にする。
ハーフミラー14eは、オプティカルインテグレーター14bから射出された光束の数%を反射し、積算露光量計測センサ65に導光する。積算露光量計測センサ65は、露光時の光量を常時検出するためのディテクタ(照度計、検出器)であり、被処理体40面、レチクル20面と光学的に共役な位置に配置され、検出結果を制御部70に送信する。
視野絞り14gは、複数の可動な遮光板を有し、制御部70に制御された視野駆動部80dを介して任意の開口形状を形成することができるように構成され、被処理体40面上の露光範囲を規制する。視野絞り14gは、レチクルステージ25及びウェハステージ45と同期して走査移動する。また、視野絞り14gの入射側近傍には、被処理体40の照明領域を規定し、走査露光後の露光面における照度均一性の向上を図るために可変スリット14fが配置されている。
結像レンズ14h及び14iは、視野絞り14gの開口形状を被照明面としてのレチクル20面上に転写し、レチクル20面上の必要な領域を均一に照明する。
レチクル20は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、駆動機構25aに接続されたレチクルステージ25に支持及び駆動される。レチクル20から発せられた回折光は、投影光学系30を通り、被処理体40上に投影される。レチクル20と被処理体40とは光学的に共役の関係に配置される。露光装置1は、スキャナーであるため、レチクル20と被処理体40を走査することによりレチクルパターン全体を被処理体40上に転写する。
投影光学系30は、物体面(例えば、レチクル20)からの光束を像面(例えば、被処理体40)に結像する。投影光学系30は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。
投影光学系30は、本実施形態では、NA絞り(開口絞り)32と、複数のレンズ300とを有し、レチクル20のパターンで回折した回折光を被処理体40上に結像する。NA絞り32は、制御部70に制御されたNA駆動部320を介して、その開口寸法を変化させ、投影光学系30のNAを変更する。
レンズ300は、レンズ駆動部310に接続され、光軸方向に移動可能に構成される。レンズ駆動部310は、制御部70に制御され、レンズ300を光軸方向に駆動して位置を変えることにより、投影光学系30の投影倍率を変更することができる。なお、レンズ駆動部310は、投影光学系30を構成する図示しないレンズにも接続しており、かかるレンズを駆動することにより、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差を変えることができる。
被処理体40は、本実施形態では、ウェハであるが、液晶基板その他の被処理体を広く含む。被処理体40にはフォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ45は、制御部70に制御された駆動機構45aに接続され、被処理体40を支持及び駆動する。ウェハステージ45は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、ウェハステージ45は、リニアモーターを利用して光軸方向及び光軸と直交する平面に沿って2次元的に被処理体40を移動させることができる。レチクル20と被処理体40は、例えば、同期走査され、レチクルステージ25及びウェハステージ45の位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ウェハステージ45は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、レチクルステージ25及び投影光学系30は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパ等を介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
フォーカス位置検出機構は、被処理体40面の光軸方向に関する位置(高さ)を検出し、照射部52と、受光部54とを有する。フォーカス位置検出機構は、照射部52から被処理体40面に照射光を射出し、被処理体40面で反射した反射光を受光部54で受光することで被処理体40の位置を検出し、かかる位置情報を制御部70に送信する。なお、駆動機構45aは、制御部70からの位置情報に基づいて、被処理体40の位置及び角度を制御することによって、露光中、常時被処理体40面を投影光学系30による結像位置に合致させる。
検出手段60は、被処理体40面近傍、具体的には、ウェハステージ45上に設けられ、照明光学系14が形成する有効光源の形状又はそれに対応する露光光の形状を測定する機能を有する。検出手段60は、例えば、被処理体40面上に入射する露光光の光量を検出するディテクタ(照度計、検出器)で構成され、被処理体40面に受光部を一致させ、照明領域内の照明光をウェハステージ45の駆動と共に駆動して受光し、その結果を制御部70に送信する。なお、検出手段60は、本実施形態ではディテクタを用いているが、2次元CCDを用いてもよい。
ここで、検出手段60を用いた有効光源の形状(露光光の角度分布)の検出について説明する。有効光源の形状を検出する方法は、種々考えられるが、例えば、図8に示すように、視野絞り14gを駆動して検出したい位置に対応するように微小開口を設定すると共に、被処理体40近傍に設置した検出手段60を実際のウェハ基準面から光軸方向にデフォーカスさせる方法がある。なお、レチクル20は、光路上から外しておく。ここで、図8は、露光装置1において、有効光源の形状を検出する方法の一例を説明するための図である。
図8を参照するに、視野絞り14gで制限された露光光のみが被処理体40面で一旦結像し、角度を反映させたまま検出手段60に入射する。被処理体40を保持するウェハステージ45上に配置された検出手段60は、光束の広がりに対して十分小さな径のピンホールを有する。かかる検出手段60をウェハステージ45によって、例えば、2次元マトリクス状に広がっている範囲で水平移動させることにより、入射する露光光の光強度を計測し、角度分布を検出している。
また、視野絞り14gと共役な位置に微小開口を設けることでも同様に、有効光源の形状の検出が可能である。具体的には、図9に示すように、視野絞り14gを開放し、Crパターンなどにより微小開口を形成した専用レチクル又は専用プレート20Aを配置すること等が考えられる。ここで、図9は、露光装置1において、有効光源の形状を検出する方法の一例を説明するための図である。
このような方法によって任意の位置を計測すれば、各像高における有効光源分布が検出可能である。また、各位置における入射する露光光の総光量に対応する情報(被処理体40面における照度分布)も検出することができる。
制御部70は、露光装置1の全体の制御を行う機能を有し、詳細には、ND駆動部80a、ビーム系駆動部80b、開口駆動部80c及び視野駆動部80dを介して有効光源の形状を制御すると共に、駆動機構25a及び45aを介して走査露光を制御する。また、制御部70は、検出手段60の検出した有効光源の形状又は予め記憶された照明光学系14が形成する有効光源の形状に基づいて、レンズ駆動部310の駆動を制御する。換言すれば、制御部70は、露光を繰り返す際に生じる投影光学系の特性(結像倍率、結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差)の変動をレンズ駆動部310を介して制御(補正)することができる。なお、投影光学系30の特性の変動を補正する方法については、特許第3186011号などに開示されているが、その他公知の方法を利用することができる。
メモリ72は、レチクル20のパターンとレチクル20のパターンに適した有効光源の形状を表す第1の情報と、かかる有効光源の形状と投影光学系30の特性の変動を補正する補正量との関係を表す第2の情報とを格納する。第1の情報には、露光装置1が使用する全てのレチクル20のパターンについて、最適な照明モード(例えば、輪帯形状や四重極形状など)を含む。第2の情報には、有効光源の形状に対応する投影光学系30の特性の変動量、かかる変動量を補正するためにレンズ駆動部310を介して駆動するレンズ、及び、かかるレンズの駆動量などの補正量を含む。
具体的には、露光を繰り返す際に投影光学系30が露光光のエネルギーの一部を吸収して加熱されたり、かかる熱を放熱したりするために生じる投影光学系の特性(結像倍率、結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差)の変動を補正するためには、レチクル20のパターンを通過した露光光の総光量に対する補正量QB、パターン像の光強度分布(レチクルパターンの透過率分布)に対応する補正量Da、有効光源の形状に対応する補正量Dbを求め、メモリ72に格納しておく必要がある。
露光において、光源部12から発せられた光束は、照明光学系14によりレチクル20を照明する。レチクル20を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系30により被処理体40に結像される。そして、レチクル20と被処理体40を同期走査しながら露光を行う。投影光学系30の縮小倍率が1/βの場合、ウェハステージ45の走査速度をV[mm/sec]とすると、レチクルステージ25の走査速度はβV[mm/sec]である。また、ウェハステージ45の走査方向とレチクルステージ25の走査方向とは、互いに反対方向である。
露光装置1が使用する投影光学系30は、後述する露光方法によって、露光中の特性(結像倍率、結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差)の変動を補正して露光することができるので、高い解像力とスループットで経済性よくデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
以下、図10を参照して、本発明の一側面としての露光方法1000を説明する。図10は、露光方法1000を説明するためのフローチャートである。本実施形態の露光方法1000は、照明装置10からの光束でレチクル20を照明し、レチクル20に形成されたパターンを投影光学系30を介して被処理体40に露光する。
図10を参照するに、まず、レチクルのパターンとレチクルのパターンに適した有効光源の形状を表す第1の情報と、かかる有効光源の形状と投影光学系30の特性の変動を補正する補正量との関係を表す第2の情報とをメモリ72に格納する(ステップ1002)。なお、ここでの第1の情報は、複数の光学素子142及びかかる光学素子142が形成する有効光源の形状も含まれる。
露光装置1に光学素子142’を設置すると(ステップ1004)、制御部70は、光学素子142’がステップ1002で格納された複数の光学素子142に該当するかどうか判断する(ステップ1006)。なお、判断については、例えば、光学素子に付与したバーコードなどでID判断することが望ましい。
光学素子142’は、本実施形態では、ステップ1002において格納された光学素子142ではないので、光学素子142’と、併用する射出光学系141、コンデンサレンズ143、インプットレンズ144及び集光ズームレンズ145を駆動して所望の照明条件に設定し、検出手段60を用いて有効光源の形状を検出する(ステップ1008)。更に、レチクル20を設置しない状態での被処理体40面上の照度を計測する(ステップ1010)。
制御部70は、ステップ1008で検出した有効光源の形状に対応する補正量Dbを算出し、光学素子142’が形成する有効光源の形状と共にメモリ72に格納する(ステップ1012)。
次に、格納している光学素子142’の形成する有効光源に対応する補正量Dbを呼び出す(ステップ1014)。なお、ステップ1006において、光学素子142’がステップ1002で格納された光学素子142である場合は、ステップ1008、1010及び1012を経ることなく、ステップ1014に進む。
次いで、所望のパターンが形成されたレチクル20を設置されると(ステップ1016)、制御部70は、かかるレチクル20がステップ1002で格納されたレチクルに該当するかどうか判断する(ステップ1018)。なお、判断については、例えば、レチクルに付与したバーコードなどでID判断することが望ましい。
レチクル20がステップ1002で格納されたレチクルに該当しないと判断された場合には、レチクル20の光強度分布及び透過率分布(即ち、レチクル20のパターンの透過率分布)を、検出手段20を被処理体40面で2次元駆動させて計測する(ステップ1020)。このとき、レチクル20の総透過率も算出する。
レチクル20の光強度分布、透過率分布の計測及び総透過率を取得すると、制御部70は、レチクル20に対応する補正量QB及びDaを算出し、メモリ72に格納する(ステップ1022)。
次いで、格納しているレチクル20に対応する補正量QB及びDaを呼び出す(ステップ1024)。なお、ステップ1018において、レチクル20がステップ1002で格納されたレチクルである場合は、ステップ1020及び1022を経ることなく、ステップ1024に進む。そして、補正量QB、Da及びDbを基に、レンズ駆動部310を介して投影光学系30のレンズ300を駆動し、露光を行う(ステップ1026)。
露光方法1000によれば、露光中に生じる投影光学系30の特性(結像倍率、結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差)の変動を補正することができるので、結像性能及び歩留まりの劣化を防止することができる。
次に、露光方法1000の変形例である露光方法1000Aについて説明する。図11は、露光方法1000の変形例である露光方法1000Aを説明するためのフローチャートである。
図11を参照するに、まず、輪帯形状、二重極形状及び四重極形状などの典型的な有効光源の形状及びかかる有効光源に対する補正量Dbをシミュレーション等で予め求め、メモリ72に格納する(ステップ1001)。
一方、露光方法1000と同様に、レチクルのパターンとレチクルのパターンに適した有効光源の形状を表す第1の情報と、かかる有効光源の形状と投影光学系30の特性の変動を補正する補正量との関係を表す第2の情報とをメモリ72に格納する(ステップ1002)。そして、露光装置1に光学素子142’が設置されると(ステップ1004)、制御部70は、光学素子142’がステップ1002で格納された複数の光学素子142に該当するかどうか判断する(ステップ1006)。光学素子142’がステップ1002で格納された光学素子142に該当しないと判断された場合には、所望の照明条件に設定し、検出手段60を用いて有効光源の形状を検出する(ステップ1008)。更に、レチクル20を設置しない状態での被処理体40面上の照度を計測する(ステップ1010)。
次に、ステップ1008で検出した有効光源の形状に近いものがステップ1001で格納した有効光源の形状にあるかどうか判断する(ステップ1011)。ここでの判断としては、有効光源を、例えば、照明領域の外側(外σ)と内側(内σ)の大きさ、照明領域の開口角(θ)とその方向(X、Y方向)で表現して判断することが好ましい。
ステップ1008で検出した有効光源の形状に近い有効光源の形状が格納されている場合にはステップ1014に進む。一方、ステップ1008で検出した有効光源の形状に近い有効光源の形状が格納されていない場合には、光学素子142’を用いて実際に露光を繰り返し、投影光学系30の特性の変動を検出して補正量Dbを求め、光学素子142’が形成する有効光源の形状と補正量Dbをメモリ72に格納する(ステップ1013)。
次に、格納している光学素子142’の形成する有効光源に対応する補正量Dbを呼び出す(ステップ1014)。そして、所望のパターンが形成されたレチクル20を設置されると(ステップ1016)、制御部70は、かかるレチクル20がステップ1002で格納されたレチクルに該当するかどうか判断する(ステップ1018)。
レチクル20がステップ1002で格納されたレチクルに該当しないと判断された場合には、レチクル20の光強度分布及び透過率分布(即ち、レチクル20のパターンの透過率分布)を、検出手段20を被処理体40面で2次元駆動させて計測する(ステップ1020)。このとき、レチクル20の総透過率も算出する。
レチクル20の光強度分布、透過率分布の計測及び総透過率を取得すると、制御部70は、レチクル20に対応する補正量QB及びDaを算出し、メモリ72に格納する(ステップ1022)。
次いで、格納しているレチクル20に対応する補正量QB及びDaを呼び出す(ステップ1024)。なお、ステップ1018において、レチクル20がステップ1002で格納されたレチクルである場合は、ステップ1020及び1022を経ることなく、ステップ1024に進む。そして、補正量QB、Da及びDbを基に、レンズ駆動部310を介して投影光学系30のレンズ300を駆動し、露光を行う(ステップ1026)。
露光方法1000Aによれば、露光中に生じる投影光学系30の特性(結像倍率、結像位置、像面湾曲、ディストーション、球面収差、非点収差)の変動を補正することができるので、結像性能及び歩留まりの劣化を防止することができる。
なお、本実施形態では、レチクル20のパターンに対して透過率分布と有効光源分布の両方を検出し、補正量Da及びDbの両方を用いて投影光学系30の特性の変動量を算出しているが、有効光源の形状を検出し、補正量Daは用いずに補正量Dbを用いて変動量を算出してもよい。この場合には、補正量Daは、予めメモリ72に格納した値に固定される。
本発明によれば、有効光源の形状を任意のタイミングで新たに設定した場合でも、その有効光源の形状に対応した投影光学系の特性の変動を最適に補正することが可能となる。更に、レチクルに対応した投影光学系の特性の変動を補正することも可能である。
以下、図12及び図13を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図12は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いてリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する行程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図13は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての露光装置の概略ブロック図である。 図1に示すビーム成形光学系の構成の一例を示す概略ブロック図である。 図2に示す光学素子近傍での光の光路及び有効光源の形状を示す図である。 輪帯形状の有効光源を示す図である。 図4に示す有効光源の形状を形成するためのインプットレンズの一例であるプリズムを示す概略透視図である。 四重極形状の有効光源を示す図である。 図6に示す有効光源の形状を形成するためのインプットレンズの一例であるプリズムを示す概略透視図である。 図1に示す露光装置において、有効光源の形状を検出する方法の一例を説明するための図である。 図1に示す露光装置において、有効光源の形状を検出する方法の一例を説明するための図である。 本発明の一側面としての露光方法を説明するためのフローチャートである。 図10に示す露光方法の変形例である露光方法を説明するためのフローチャートである。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図12に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 露光装置
10 照明装置
12 光源部
14 照明光学系
140 ビーム成形光学系
141 射出角規定光学系
142及び142’ 光学素子
143 コンデンサレンズ
144及び144’ インプットレンズ
145 集光ズームレンズ
20 レチクル
30 投影光学系
32 NA絞り
300 レンズ
310 レンズ駆動部
320 NA駆動部
40 被処理体
60 検出手段
70 制御部
72 メモリ

Claims (4)

  1. 露光光を利用して、レチクルに形成されたパターンを投影光学系を介して被処理体に露光する露光装置であって、
    前記レチクルに対してフーリエ変換となる面における有効光源の形状を決定する光学素子と、
    前記有効光源の形状及び前記投影光学系の像面上の照度を検出する検出手段と、
    前記投影光学系の特性を変更する制御部と、を有し、
    前記検出手段は、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されていない場合の前記投影光学系の像面における照度と、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されている場合の前記投影光学系の像面における光強度分布を検出し、
    前記制御部は、
    前記検出手段によって検出された前記有効光源の形状を用いて前記有効光源に対応する補正量と、
    前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されていない場合の前記投影光学系の像面における照度と前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されている場合の前記投影光学系の像面における光強度分布を用いて前記レチクルに対応する補正量を求め
    前記有効光源に対応する補正量と前記レチクルに対応する補正量の分だけ前記投影光学系の特性の変動を補正することを特徴とする露光装置。
  2. 前記パターンと前記パターンに適した前記有効光源の形状を表す第1の情報と、
    前記有効光源の形状と前記制御部が前記投影光学系の特性の変動を補正する補正量との関係を表す第2の情報と、を格納するメモリを更に有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 露光光を利用して、レチクルに形成されたパターンを投影光学系を介して被処理体に露光する露光方法であって、
    前記レチクルに対してフーリエ変換となる面における有効光源の形状を取得する第1の取得ステップと、
    前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されていない場合の前記投影光学系の像面における照度と、前記レチクルが前記投影光学系の物体面に配置されている場合の前記投影光学系の像面における光強度分布を取得する第2の取得ステップと、を有し、
    前記第1の取得ステップで取得した前記有効光源の形状を用いて前記有効光源に対応する補正量と、
    前記第2の取得ステップで取得した前記照度及び前記光強度分布を用いて前記レチクルに対応する補正量を求め、
    前記有効光源に対応する補正量と前記レチクルに対応する補正量の分だけ前記投影光学系の特性の変動を補正するステップとを有することを特徴とする露光方法。
  4. 請求項1又は2に記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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