JP4684176B2 - 手摺り - Google Patents

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Description

本発明は、階段や廊下等に設置される手摺りに関するものであり、特にその長手方向にライン状の発光部を有する手摺りの構造に関するものである。
一般に、手摺りは、歩行補助あるいは転倒防止のために、階段、廊下、傾斜路あるいは凹凸路等に設置されている。近年、手摺りの内部に発光体を収めることで手摺りを発光させ、その位置や方向を明確にすることができるものが提案されている。このように発光する手摺りは、一般住宅だけでなく、病院、弱視者用施設あるいは暗所等に設置され、手摺りの位置、方向を明確にするだけでなく誘導灯としてもその利用が期待されている。
図16は従来の手摺りを示す部分断面斜視図である。2は円筒形をなす手摺り本体であり、上下二体で構成され、透明若しくは半透明の上面2aと、透孔2bを有している。この手摺り本体2の内部には、蛍光灯等の照明灯4と豆電球6が収められている。この手摺りにおいては、夜間の階段昇降時に照明灯4を点灯し、階段非使用時には豆電球6のみを点灯させるものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
図17及び図18は従来の他の手摺りを示す正面図と断面図である。手摺り本体8は、長手方向正面に形成された溝8aを有し、その溝8a内にアクリル樹脂製の導光体10が挿着されている。また、手摺り本体8の端部12内にはLED14が設けられている。この手摺りでは、端部12に設けたLED14を点灯させることで手摺り本体8の溝8a内に取り付けた導光体10内に光を照射して発光させるものとなっていた(例えば、特許文献2参照)。
図19は従来のその他の手摺りを示す分解斜視図である。この手摺り棒16には、奥が広がっているアリ溝状の溝16aが設けられており、この溝16aに適合する断面台形をなすアクリルポリマー等からなる線状発光体18を手摺り棒16の端部から溝16a内に差し込むことにより嵌め込まれている。この手摺りにおいては、線状発光体18の端部から光を当てることで線状発光体18を発光させるものとなっていた(例えば、特許文献3参照)。
手摺りは、手で触れるものであると共に比較的目立つものであるため、住宅や病院等では金属やプラスチック等よりも手に優しく見た目も良い木製のものを使用することが多い。しかしながら、図16に示す手摺りでは、手摺り本体2が円筒形をなすと共に上下で分割されているため、木材で製作するには一定の強度を保つことが困難であるという問題があった。
一方、図17及び図18に示す手摺りは、木材で手摺り本体8を形成することが可能である。しかしながら、木材の場合には、湿気や乾燥によりわずかに長手方向に伸縮すると共に温度によって手摺り本体8と導光体10が膨張して長手方向に伸縮することがある。このような伸縮が生じると、手摺り本体8と導光体10との熱膨張率の違いにより、手摺り本体8と導光体10の伸縮量に差が生じ、導光体10やその接着部分に無理な力がかかり、溝8a内に接着されている導光体10の接着部分が外れたり、導光体10が割れてしまうおそれがあった。
更に、図19に示す手摺りでは、アリ溝状の溝16aに適合する線状発光体18を差し込んでいるため、木材が伸縮しても線状発光体18が外れることはないが、長手方向にずれたり、押圧されて割れるおそれがあった。また、この手摺りでは、曲がり角等に設置する屈曲した手摺り棒16に線状発光体18を端部から差し込むことが極めて難しいという問題もあった。
実開昭57−33844号公報 特開2004−102208号公報 特開2003−293543号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を解決し、木製でありながら発光部分の外れや割れの発生を防ぎ、組み立ても容易な手摺りを提供することにある。
本発明の手摺りは、木表と木裏のある複数の板材を積層した集成材から形成された棒状の手摺り本体と、前記手摺り本体の長手方向に沿って木表側から手摺り本体の中心に向かって開口された溝部と、前記溝部の開口部に嵌め込まれた透光性部材とを備え、前記溝部の内壁には内方に張り出したアゴ部が設けられ、このアゴ部の上に透光性を有する仕切板が載置される共に、前記仕切板より表面側の溝部内において、前記透光性部材と溝部の内壁との間に充填剤を有する
本発明によれば、手摺り本体を集成材で形成すると共にその集成材を溝部の開口部が締まるように設定しているので、接着剤を用いて透光性部材を固着する必要がない。このため、手摺りが長手方向に伸縮する際に手摺り本体と透光性部材との熱膨張率の違いにより接着剤が剥れて透光性部材が外れたり、透光性部材に無理な力が作用して割れることがなく、集成材の力で適度に透光性部材を固定することができる。これにより、高品質を保ちながら発光部を有する手摺りを木材で形成することができる。
また、溝部の内壁と透光性部材との間には充填剤を充填しているので、この充填剤が緩衝材となり、手摺りが長手方向に伸縮して溝部の開口幅にバラツキが生じても透光性部材に無理な力が作用することを抑えて割れを防ぐことができる。
また、本発明によれば、溝部内壁に内方に張り出すアゴ部を設け、このアゴ部上に仕切板を設けて溝部内を表面側とその奥の裏面側に仕切っているので、溝部の表面側に注入された充填剤が溝部の奥に入ることがなく、溝部奥に発光部材を収めるスペースを確実に形成することができる。
本発明の手摺りにおける手摺り本体は、木製板材の集成材からなり、表面側(ここで言う「表面側」とは、手摺り中心部に設けられた発光部材からの光を、手摺りの外部に誘導する透光性部材が保持される開口部側であり、また「裏面側」とは、開口部とは反対側である。)から中心に向かって開口する溝部を手摺り本体の長手方向に沿って有している。この集成材は、組み合わせる板材のうち最も表面側に位置する板材には木表が現われるように、また最も裏面側に位置する板材には木裏が現われるように、それぞれの板材が配置している。これにより、この集成材は、製造後の収縮時に、集成材の表面側に位置する溝部の開口部を締める方向に力を発生することになる。このため、この溝部の開口部に嵌め込まれた透光性部材は、溝部の開口部が締まることにより固定されることになる。これにより、手摺り本体や透光性部材が長手方向に伸縮しても固まった接着剤が切れたり変形することで透光性部材が外れたり割れることがない。
図1は本発明の一実施例に係る手摺りの要部分解斜視図、図2は図1に示す手摺りの設置例を示す斜視図、図3は図1及び図2に示す手摺りの要部断面図である。この手摺り20における手摺り本体22は、ブナ、ミズナラ、タモ等の広葉樹等を積層して円柱形状とした集成材からなる。
本実施例における集成材は、図4に示すように、3枚の木製板材24a,24b,24cを加圧しながら接着し、モルダー等の切削機により外形を切削して円柱形状に仕上げられたものを用いている。特に本実施例における集成材は、最も表面側(図4中上側)に位置する板材24aと、最も裏面側(図4中下側)に位置する板材24cを、共にその木表が表面側、木裏が裏面側を向くように積層している。木表は、樹皮に近い方であり、組織が新しく水分が多いため、乾燥時の収縮が大きい。また、木裏は、樹芯に近い方であり、木表に比べて組織が古く水分が少ないため、乾燥時の収縮が小さい。このため、板材24a〜24cは、乾燥すると収縮が大きい木表が凹状になるように反り返ろうとする。図4中の矢印26a〜26cは、このときに板材24a〜24c内に作用する力の方向を示している。図4に示すように、板材24a,24cには矢印26a,26cで示す方向に力が発生する。この矢印26a,26cの方向の力は、後述する溝部を手摺り本体22に形成したときに、その開口部を締める方向、即ち図3に示す矢印26dの方向の力として作用することになる。また、中央の板材24bは、本実施例においてはその木表を裏面側、木裏を表面側に向けて積層している。この板材24bは、ほぼ同一の厚みを有する3枚の板材24a〜24cを積層する場合、その木表と木裏を板材24a,24cに合わせて積層(図5)しなくても、板材24a,24cを前述したように方向付けて積層するだけで図3に示す矢印26dの方向に作用する力を得ることができる。また、図5に示すように板材24bを方向付けた場合、手摺りの長さが長くなると、反りによって直線性が損なわれる場合がある。このため、後述する製造工程における作業性の向上を図ると共により良好な直線性を得るため、本実施例においては板材24a,24cとは逆の方向に木表と木裏を向けて積層している。
尚、積層する板材の枚数や、それぞれの板厚により、中間の板材における木表と木裏の方向を設定した方が矢印26dの方向に作用する力を得やすい場合もあるが、一般に、手摺り本体22の強度、加工容易性、手触り等を考慮すると、3〜5層程度に積層し、全てほぼ同じ厚みの板材を用いるか又は表面側と裏面側の板材をやや厚めにすることが好ましい。この場合には、中間の板材の木表、木裏の向きは特に設定しなくても、表面側と裏面側の板材の木表と木裏をそれぞれ表面側、裏面側に向けて積層するだけで矢印26dの方向に作用する力を得ることができる。
上記のような集成材からなる手摺り本体22には、その表面側に開口する溝部22aが設けられている。この溝部22aは、手摺り本体22の表面側から略中心に至る深さに形成されると共に、手摺り本体22の一方の端部から他方の端部に至る長手方向にライン状に形成されている。この溝部22aの内壁の中央下方には、内方に張り出すと共に後述する透光性樹脂を溝部へ押し込むときの圧力を受けるアゴ部22bが対向するように設けられている。また、本実施例においては、アゴ部22bの直ぐ上と下方の内壁に、それぞれ対向するコの字形の凹部からなる第1及び第2の横溝部22c,22dが設けられている。また、溝部22aの表面側入口付近の開口部22eの縁には、組み立て時に面取り形成される段部22fが設けられている。
28はアクリル樹脂等からなる透光性部材である。この透光性部材28は、溝部22aの開口部22eに嵌入可能な略直方体形状をなすものであり、溝部22a内における第1の横溝部22cの上方の表面側スペースに収められている。この透光性部材28の上面角部には、溝部22aの段部22fと共に形成される段部28fが設けられている。
30はアクリル板等からなる透光性を有する仕切板である。この仕切板30は、第1の横溝部22cに収められており、溝部22a内を表面側スペースと裏面側スペースに仕切っている。
32は発光部材であり、第2の横溝部22dに適合すると共に表面に導電パターンが形成された回路基板32aと、この回路基板32a上に実装された複数の発光ダイオード32bとから構成されている。この発光ダイオード32bは、回路基板32aの長手方向にほぼ等間隔に配置されている。また、図2に示したように、前記回路基板32aから延びる配線35は、壁(図示せず)の内部に配設されたコントロールボックス36に接続され、手摺り本体22の端部を保持するブラケット23の近傍の壁面に配置された明るさ感知センサ37からの信号に基づいて発光ダイオード32bを発光させるようになっている。なお、コントロールボックス36内には電源部や制御回路などが収納されている。
図3に示す34はシリコン等のコーキング剤からなる充填剤である。この充填剤34は、溝部22aの内壁と透光性部材28との隙間に充填されている。尚、この充填剤34も透光性を有するものであることが好ましい。
上記構成からなる手摺り20においては、仕切板30により仕切られた溝部22a奥の裏面側スペース内に収められた回路基板32a上の発光ダイオード32bを発光させると、その光が仕切板30を透過して透光性部材28内に伝わり、そこから表面側に照射される。この手摺り20における透光性部材28は、溝部22aに嵌め込まれており、前述した集成材からなる手摺り本体22が矢印26dの方向に作用する力によって溝部22aの開口部22eを締めると、溝部22a内に固定される。
次に、上記手摺り20の製造工程を説明すると共に、透光性部材28を固定する構造をより詳細に説明する。図6乃至図9は手摺り本体22に溝部22a、アゴ部22b、第1及び第2の横溝部22c、22dを形成する状態を示す断面図である。はじめに、図6に示すように、前述したように積層した集成材からなる手摺り本体22の表面側の板材24aの中央に表面側から略中心に至る深さで長手方向に溝40を形成する。この溝40は、その後の精密加工を施す際に掘削抵抗を少なくするために形成されている。本実施例においては、手摺り本体22として直径35mmの円柱形状の集成材を使用し、直径5.5mmのルーターにより19mmの深さで溝40を形成している。
次に、図7に示すように、直系7mmのルーターで14mmの深さまで溝40内を削って溝40の径を途中まで広げることでアゴ部22bを形成する。本実施例におけるアゴ部22bは、手摺り本体22の中央の板材24b内に形成されており、この板材24bが収縮するときに作用する力が矢印26bで示すようにアゴ部22b付近を広げる方向に作用する。これにより、溝40のアゴ部22b付近の内径がわずかに広がって6mm程度になる。このため、溝40の内径は、開口部分から奥に向かって順に7mm、6mm、5.5mmとなる。ここで、溝40の最も奥の底部分に、通気及び配線用の円筒孔からなるスペースを形成するため、先端の直径が7.0〜7.3mmのルーターを端部から長手方向に向かって挿入して切削し、図8に示すように溝40の底部分に断面円形のスペース42を形成する。このときに、アゴ部22b付近の内径が6mmに広がっていることで、先端の切削部分を支えるルーターの根元部分がアゴ部付近に擦り付けられて発熱する等の問題が生じることがなく、スムーズに切削することが可能となる。
その後、図9に示すように、アゴ部22bの上と下にそれぞれ第1及び第2の横溝部22c、22dを形成して溝部22aを完成させる。
次に、図10に示すように、上記工程を経て形成された溝部22aの第1の横溝部22cに仕切板30を嵌め込む。この仕切板30は、前記第1の横溝部22cと略同一幅であり、手摺り本体22の端部方向から第1の横溝部22cに差し込むようにして取り付けることができる。このように、溝部22aに仕切板30を嵌め込むことで溝部22a内は、透光性部材28を収める表面側スペースと、発光部材32を収める裏面側スペースに仕切られる。
次に、図10に示すように、仕切板30の上に充填剤34を適量注入し、この充填剤34を押しつぶすように開口部22e内に透光性部材28を押し込む。このように充填剤34を押しつぶすように透光性部材28を押し込むと、図11に示すように、充填剤34が溝部22aの内壁と透光性部材28との間に回り込んで隙間を埋める。この状態でしばらくすると、手摺り本体22内には、前述したように矢印26dの方向に力が作用して徐々に溝部22aの開口部22eを締めて行き、透光性部材28を固定する。この溝部22aは、溝部22aを形成してから約1時間の間、矢印26dの方向の力によって締まるため、開口部22eが完全に締まる前に充填剤34を注入して透光性部材28を嵌め込むことが必要となる。尚、集成材に使用する板材の材質や乾燥状態により、溝部22aが締まる時間は異なるが、何れにしても約1時間程度で透光性部材28を強固に固定する程度に締まるため、一応の目安として溝部22a形成後1時間以内に充填剤34を注入し透光性部材28を嵌入している。尚、充填剤34を押しつぶすように透光性部材28を押し込んでも、仕切板30はアゴ部22bによって強固に支持されているので、下方に落ちることはなく、充填剤34が裏面側スペースに入り込むことを確実に防いでいる。
その後、図12に示すように、はみ出した充填剤を取り除いたり外形を整えるため、透光性部材28の上部及び透光性部材28と溝部22aの縁との間を切削して、段部22f、28fを形成する。次に、図13に示すように、段部22f、28fにより形成される凹部内に充填剤38を注入して凹凸をなくす。
その後、図14に示すように、手摺り本体22の端部側から第2の横溝部22d内に発光部材32の回路基板32aを差し込んで取り付ける。このようにして発光部材32が収められる円筒孔からなるスペース42は、回路基板32aの上下に充分な空間が確保されるように形成されているため、通気性が良く、また他の配線と通すことも可能な状態になっている。尚、回路基板32aとして可撓性を有するフレキシブル回路基板等を使用すれば、屈曲した手摺り本体にも差し込むことが可能となる。
また、図15に示すように、必要に応じて充填剤38の上に更に金属製目地44等を接着して外観を整えることもできる。
前述した構造を有し且つ上記工程により製造された手摺り20は、手摺り本体22と透光性部材28との熱膨張率の違いにより、手摺り本体22と透光性部材28の長手方向の伸縮量に差が生じても、手摺り本体22と透光性部材28を接着固定していないので、透光性部材28に無理な力が作用することがなく、透光性部材28が外れたり割れることがない。特に、溝部22aと透光性部材28との間に充填剤34が介在しており、この充填剤34が緩衝材となって、手摺り本体22と透光性部材の伸縮により透光性部材28に作用する力をやわらげて、より透光性部材28の外れや割れを確実に防ぐ構造となっている。また、本実施例においては、透光性部材28及び充填剤34を手摺り本体22の表面側から組み込んでいるので、屈曲する手摺り本体にも簡単に組み込むことが可能である。
本発明の手摺りにおける集成材を用いた構造は、手摺りだけでなく、フローリング、階段等、比較的長い木材に発光部材等を埋め込む際に利用することが可能である。また、上記実施例では、円柱形状の手摺りについて説明しているが、その他の形状、例えば楕円柱形状、角柱形状などの手摺りについても、同様の効果が得られるものである。
本発明の一実施例に係る手摺りの要部分解斜視図である。 図1に示す手摺りの設置例を示す斜視図である。 図1及び図2に示す手摺りの要部断面図である。 図1に示す手摺り本体に用いる集成材を示す断面図である。 図4に示す集成材の他の例を示す断面図である。 手摺り本体に溝を形成した状態を示す断面図である。 図6に示す溝内にアゴ部を形成した状態を示す断面図である。 図7に示す溝の底部に円筒孔からなるスペースを形成した状態を示す断面図である。 図8に示す溝内に第1及び第2の横溝部を形成した状態を示す断面図である。 手摺り本体の溝部に仕切板と充填剤を入れた状態を示す断面図である。 図10に示す溝部内に透光性部材を嵌入した状態を示す断面図である。 図11に示す透光性部材と溝部の縁の外形を整えた状態を示す断面図である。 図12に示す溝部の縁付近に充填剤を注入した状態を示す断面図である。 図13に示す溝部の第2の横溝部に発光部材を取り付ける状態を示す斜視図である。 透光性部材と溝部の縁との間にある目地に金属製目地を取り付けた状態を示す断面図である。 従来の手摺りを示す部分切断斜視図である。 従来の他の手摺りを示す正面図である。 図17に示す手摺りの断面図である。 従来のその他の手摺りを示す分解斜視図である。
符号の説明
20 手摺り
22 手摺り本体
22a 溝部
22b アゴ部
22c 第1の横溝部
22d 第2の横溝部
22e 開口部
22f 段部
23 ブラケット
24a〜24c 板材
26a〜26d 矢印
28 透光性部材
28f 段部
30 仕切板
32 発光部材
32a 回路基板
32b 発光ダイオード
34、38 充填剤
35 配線
36 コントロールボックス
37 明るさ感知センサ
40 溝
42 スペース
44 金属製目地

Claims (3)

  1. 木表と木裏のある複数の板材を積層した集成材から形成された棒状の手摺り本体と、
    前記手摺り本体の長手方向に沿って木表側から手摺り本体の中心に向かって開口された溝部と、
    前記溝部の開口部に嵌め込まれた透光性部材とを備え、
    前記溝部の内壁には内方に張り出したアゴ部が設けられ、このアゴ部の上に透光性を有する仕切板が載置される共に、
    前記仕切板より表面側の溝部内において、前記透光性部材と溝部の内壁との間に充填剤を有することを特徴とする手摺り。
  2. 前記手摺り本体は、表面側に板材の木表が位置し、裏面側に板材の木裏が位置するように積層された集成材から形成されていることを特徴とする請求項記載の手摺り。
  3. 前記仕切板より裏面側の溝部内に発光部材が配置されていることを特徴とする請求項記載の手摺り。
JP2006169664A 2006-06-20 2006-06-20 手摺り Active JP4684176B2 (ja)

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