JP4684051B2 - 通信システム及び音声ハンドオーバ方法 - Google Patents

通信システム及び音声ハンドオーバ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4684051B2
JP4684051B2 JP2005258105A JP2005258105A JP4684051B2 JP 4684051 B2 JP4684051 B2 JP 4684051B2 JP 2005258105 A JP2005258105 A JP 2005258105A JP 2005258105 A JP2005258105 A JP 2005258105A JP 4684051 B2 JP4684051 B2 JP 4684051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
switching network
mobile terminal
voice
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005258105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007074260A (ja
Inventor
直也 瀬田
春弥 宮島
輝也 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank BB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank BB Corp filed Critical SoftBank BB Corp
Priority to JP2005258105A priority Critical patent/JP4684051B2/ja
Publication of JP2007074260A publication Critical patent/JP2007074260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4684051B2 publication Critical patent/JP4684051B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、無線回線交換網と無線パケット交換網との間における、携帯電話機等の携帯端末装置の音声ハンドオーバを安価に実現可能とした通信システム及び音声ハンドオーバ方法に関する。
今日において、無線回線交換網において回線交換方式により音声通信を行う携帯電話機等のモバイル機器が広く普及している。一方、パケット交換網においては、パケット交換方式により、VoIP技術(VoIP:Voice over Internet Protocol)を用いた音声通信が可能となっている。
ここで、無線回線交換網において回線交換方式で音声通信を行っている携帯電話機が、パケット交換方式で音声通信を行うパケット交換網に移動した場合、各網間でそれぞれ用いられる通信方式が異なることから音声ハンドオーバ処理は困難となる。
特開2005-27119号の公開特許公報(特許文献1)には、VoIPネットワークにおいて、PHS端末等の移動端末のハンドオーバ処理を可能とし、移動端末のユーザがシームレスな通信を可能とするハンドオーバ方法が開示されている。
このハンドオーバ方法の場合、ハンドオーバ先のゲートウェイ装置は、まずゲートキーパ装置からハンドオーバ元のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得し、ハンドオーバ元のゲートウェイ装置と情報呼を張る。そして、このハンドオーバ元のゲートウェイ装置からPHS端末の通信相手に関するIPアドレス、E164アドレス等の情報を取得し、これを用いて通信相手にSetupメッセージを送信することで、ハンドオーバ先のゲートウェイ装置と通信相手との間に通信回線の確立を図る。これにより、VoIPネットワークにおいて、PHS端末等の移動端末のユーザがシームレスな通信を行うことを可能としている。
特開2005-27119号公報(第9頁〜第11頁:図5、図6)
近年においては、利便性の高い無線LAN環境(WLAN:Wireless Local Area Network)が整いつつある。このため、このWLAN環境を用いてパケット交換方式により音声通信を行うVoIPシステム(VoIP:Voice over Internet Protocol)の構築が進められつつあり、前記無線回線交換網及び前記パケット交換網等の異種網間のハンドオーバ処理の実現は強く望まれている。
しかし、特許文献1に開示されているハンドオーバ方法の場合、ハンドオーバ処理の主制御機能をゲートウェイ装置に持たせているため、既存のゲートウェイ装置全てに当該機能を設ける必要がある。また、前記無線回線交換網及び前記パケット交換網等の異種網間のハンドオーバ処理を行うには、前記機能を設けたゲートウェイ装置を各網毎に開発する必要がある。このため、前記機能の設置費用や開発費用が嵩み、全体的にサービス実現コストが高くなるという問題がある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、無線回線交換網及びパケット交換網等の異種網間の音声ハンドオーバ処理を安価な構成で実現可能な通信システム及び音声ハンドオーバ方法の提供を目的とする。
本発明は、無線回線交換網に対応する音声通信を行うための無線回線交換網用通信手段と、無線回線交換網上に設けられた基地局との間の電界強度、及び無線パケット交換網上に設けられたアクセスポイントとの間の電界強度を検出する電界強度検出手段と、無線パケット交換網に対応する音声通信を行うための無線パケット交換網用通信手段と、少なくとも通話中において、電界強度検出手段が検出した電界強度によって、前記無線回線交換網及び前記無線パケット交換網の各網間の移動を検出する移動検出手段と、送信手段と、無線回線交換網を介する通信回線の切断が完了したことを示す応答信号を、無線パケット交換網側からゲートウェイ装置を介して、呼制御装置に送信する呼制御部とを備えた移動音声端末装置が、網間を移動した際に位置登録要求信号を呼制御装置に送信する。
呼制御装置は、音声ハンドオーバ制御を行う音声ハンドオーバ制御手段を有しており、前記移動音声端末装置から位置登録要求信号を受信した際、前記音声ハンドオーバ制御手段を介して前記移動音声端末装置に対して発呼を行う。
前記移動音声端末装置の送信手段は、この発呼に応じて、前記無線パケット交換網における音声受信アドレスを前記呼制御装置に送信する。そして、前記呼制御装置の音声ハンドオーバ制御手段が、この移動音声端末装置から送信された前記無線パケット交換網における音声受信アドレスを、前記移動端末装置の通信相手となる音声通信機器に送信すると共に、当該通信相手となる音声通信機器の音声受信アドレスを当該移動音声端末装置に送信する。
なお、上記発明において、「位置登録要求信号」の方式としては、例えば、移動先の網内において新たに位置登録を行う方式や、移動元に対して位置登録解除要求を行う方式、いずれかの通信網(或いは第3の回線網)を経由して位置登録を更新する方式、又はこれらの方式を適宜組み合わせた方式などが挙げられる。
また、本発明において、「発呼」とは、通信接続を確立させるための接続要求や、通信接続確立に必要な情報(例えば、IPアドレス等の識別子)の送信要求などが含まれる。
このような本発明によれば、前記無線回線交換網と前記無線パケット交換網との間の音声ハンドオーバを行うことができ、移動音声端末装置が前記無線回線交換網から前記無線パケット交換網へ移動した場合でも、継続して音声通信を可能とすることができる。
呼制御装置の音声ハンドオーバ制御手段は、この位置登録要求信号を受信すると、前記移動音声端末装置に対して、前記無線回線交換網における前記ゲートウェイ装置を通じて発呼を行う。移動音声端末装置は、この発呼に応じて通信接続を確立する。これと併せて、呼制御装置は、前記ゲートウェイ装置の音声受信アドレス(例えば、IPパケットI/Fの音声受信アドレス等)を前記移動端末装置の通信相手となる音声通信機器に送信する。また、移動音声端末装置の送信手段は、前記通信相手となる音声通信機器から送信された当該音声通信機器の音声受信アドレスを前記ゲートウェイ装置に通知し、ハンドオーバ制御を完了する。
なお、上記発明においても、位置登録要求信号の方式としては、例えば、移動先の網内において新たに位置登録を行う方式や、移動元に対して位置登録解除要求を行う方式、いずれかの通信網(或いは第3の回線網)を経由して位置登録を更新する方式、又はこれらの方式を適宜組み合わせた方式などが挙げられる。
そして、このような発明によれば、前記無線回線交換網と前記無線パケット交換網との間の音声ハンドオーバを行うことができ、移動音声端末装置が前記無線パケット交換網から前記無線回線交換網へ移動した場合でも、継続して音声通信を可能とすることができる。
また、本発明は、移動音声端末装置に設けられた電界強度検出手段により、前記無線回線交換網上に設けられた基地局との間の電界強度、及び前記無線パケット交換網上に設けられたアクセスポイントとの間の電界強度を検出する。
そして、前記移動検出手段が、前記電界強度検出手段で、前記基地局との間の電界強度が下がり、前記アクセスポイントとの間の電界強度が上がっていることが検出された際に、当該移動音声端末装置が、前記無線回線交換網から前記無線パケット交換網へ移動しているものと検出し、前記電界強度検出手段で、前記基地局との間の電界強度が上がり、前記アクセスポイントとの間の電界強度が下がっていることが検出された際に、当該移動音声端末装置が、前記無線パケット交換網から前記無線回線交換網へ移動しているものと検出する。これにより、各網間における移動音声端末装置の移動状態を正確に検出することができる。
なお、本発明における移動検出手段としては、上述した基地局との間の電界強度によるものの他、例えば基地局の電界強度は確認せず、アクセスポイントの電界のみを確認する方法や、GPS等からの位置情報を利用する方法、これらの方式を適宜組み合わる方法など、種々のものを採用することができる。
本発明によれば、音声通話を行うための移動音声端末装置と、該移動端末装置に対する通信接続を制御する呼制御装置とを備えた通信システムにおいて、無線回線交換網及び無線パケット交換網等の異種網間の音声ハンドオーバ処理を安価な構成で実現することができる。
[システム構成]
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示す説明図である。
本実施形態に係る通信システムでは、図1に示すように呼制御装置1(SIPサーバ装置=SIP:Session Initiation Protocol)が設けられた、パケット交換方式により音声通信を行うコア(核)となるパケット交換網2(IP網)と、携帯電話機等の移動端末装置3aとの間で回線交換方式により音声通信を行う無線回線交換網6とを、SIP(Session Initiation Protocol)に基づいて通話制御を行うメディアゲートウェイ装置5(MGW装置)を介して相互に接続すると共に、前記パケット交換網2とパケット交換方式により音声通信を行うWLANパケット交換網4(WLANパケット交換網:WLAN:Wireless Local Area Network)とをルータ装置7を介して相互に接続することで構成されている。
前記コアとなるパケット交換網2には、他の移動端末装置3bが音声通信を行う無線回線交換網6や、PHS端末機3bが音声通信を行うPHS(Personal Handyphone System)網12、固定電話機8が音声通信を行う加入電話網9(=一般公衆網:PSTN:Public Switched Telephone Network)が、それぞれMGW装置5を介して接続されている。なお、本実施形態に係るMGW装置5は、メディアゲートウェイ制御装置(MGC)と、シグナリングゲートウェイ(SG)と、メディアゲートウェイ(MGW)とから構成され、通常MGCがSIPを理解し、MGCがSG及びMGW を制御し、それぞれシグナリング及び回線接続等を行っている。
前記コアとなるパケット交換網2には、他の移動端末装置3bが音声通信を行うWLANパケット交換網4や、パーソナルコンピュータ装置10が音声通信を行うインターネット11が、それぞれルータ装置7を介して接続されている。
(呼制御装置の構成)
呼制御装置1は、図2に示すように物理ネットワークインターフェイス及びこの物理ネットワークインターフェイスに対応するデバイスドライバ、ダイヤルアップ機能等の網制御機能や基本プロトコルスタック(TCP/UDP/IP等)を備えたネットワークインターフェイス21(ネットワークI/F)と、移動端末装置3a等との間で呼制御メッセージを送受信し、この呼制御メッセージを着信先となる移動端末装置3b等に送信することで発呼・着呼処理を行う呼制御部22とを有している。
また、この呼制御装置1は、各ユーザの位置情報及び接続状態を保存するための登録データベース25(登録DB)と、各ユーザの位置登録処理を行う位置登録処理部23と、無線回線交換網及びパケット交換網等の異種網間の音声ハンドオーバ処理を行うハンドオーバ処理部24とを有している。
このような呼制御装置1において、呼制御部22は、各ユーザの接続状態を示す接続状態情報を登録データベース25に登録制御すると共に、各ユーザの位置情報を位置登録処理部23に転送するようになっている。
位置登録処理部23は、呼制御部22から位置情報が転送されると、この転送された位置情報と前記登録データベース25に登録済みの位置情報とを比較し、ユーザ(=移動端末装置3b)が通信網(現在、アクセスしている網)を移動したと判断した場合に、当該移動端末装置について通信接続が確立され通話中となっているとき、ハンドオーバ処理部24に対してハンドオーバを指定するためのハンドオーバシグナルを送信する。
そして、ハンドオーバ処理部24が、このハンドオーバシグナルを受信した際に、呼制御部22と共に動作して、後に説明するハンドオーバ処理を実行する。なお、ハンドオーバ処理部24は、このハンドオーバ処理が正常に終了(成功)すると、登録データベース25に登録されている位置情報や接続状態情報を更新処理するようになっている。
(移動端末装置の構成)
移動端末装置3a(及び移動端末装置3b)は、図3に示すように回線交換方式により音声通信を行う無線回線交換網6用のインターフェイスであるCSR-IF(Circuit Switch Radio Interface)31と、パケット交換方式により音声通信を行うパケット交換網2やWLANパケット交換網4用のインターフェイスであるPSR-IF(Packet Switch Radio Interface)32との2つのインターフェイスを有している。
各インターフェイス31、32は、物理ネットワークインターフェイス及びこの物理ネットワークインターフェイスに対応するデバイスドライバ、ダイヤルアップ機能等の網制御機能(NCU)や基本プロトコルスタック(TCP/UDP/IP等)を備えている。
また、移動端末装置3aは、ユーザの嗜好、通信コスト、通信品質(電界強度)等に基づいて、前記各インターフェイス31、32のうち、最適なインターフェイスを選択する網選択判断部33と、呼制御メッセージを前記呼制御装置1、或いは通信相手の移動端末装置3b等の間で送受信し、登録・発呼・着呼処理等を行う呼制御部34と、通信相手の移動端末装置3b等の間で音声データを送受信するメディア送受信部35とを有している。
後に説明するが、網選択判断部33は、ハンドオーバ処理のために、各インターフェイス31、32を同時に駆動状態とし、呼制御部34に対して位置登録を指定するようになっている。
また、移動端末装置3aは、マイクロホン部やスピーカ部等が接続された音声カード、ドライバ、ソウフトウェアインターフェイス、AD/DA変換部等を備えた、音声入出力インターフェイスである入出力デバイス36と、この入出力デバイス36やメディア送受信部35から転送されたデータを、対応するモジュールや通信相手に最適なフォーマットに変換処理(コーデック変換処理)するコーデック処理部37とを有している。
[ハンドオーバ処理の概要]
このような実施の形態の通信システムにおいて、呼制御装置1は、移動端末装置3aのCSR-IF31及びPSR-IF32の各インターフェイスを特定する識別子(電話番号や、ID 、SIP-URI(Session Initiation Protocol-Uniform Resource Identifier) 、IPアドレス等)、及びこれらに関連するパスワード等の情報をそれぞれ保持している。また、移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4に移動する際に、呼制御装置1に対して位置登録を行い、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6に移動する際にも、呼制御装置1に対して位置登録を行う。これにより、呼制御装置1において、移動端末装置3aの各網間の移動を把握する。また、呼制御装置1は、移動端末装置3aの網間の移動と共に、その通話状態も把握している。
呼制御装置1は、通話中に移動端末装置3aの網間の移動を検出すると、ハンドオーバ処理を開始する。このハンドオーバ処理では、移動端末装置3a、及びこの例の場合における移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bの各SDP情報(SDP:Session Description Protocol)の交換を、呼制御装置1が仲介して行う。このSDP情報には、各移動端末装置3a、3bが音声パケットを受信するIPアドレス/ポート番号、コーデック情報等が含まれている。
(無線回線交換網からWLANパケット交換網への移動)
図4に、通信相手となる移動端末装置3b(CN)と通信を行っている移動端末装置3a(MN)が無線回線交換網6からWLANパケット交換網4に移動した場合におけるハンドオーバ処理の様子を示す。
この場合、移動端末装置3aの網選択判断部33は、当該移動端末装置3aがWLANパケット交換網4内に移動したことを検出すると、呼制御部34に対して位置登録の指定を行う。この指定がなされると、呼制御部34は、図4に示すステップS1において、WLANパケット交換網4用のインターフェイスであるPSR-IF32を用い、呼制御装置1(SIPサーバ装置)に対して、この移動端末装置3aの前記WLANパケット交換網4における位置登録を行う。呼制御装置1は、図2に示す登録DB25に、移動端末装置3aの無線回線交換網6における位置情報及び接続状態情報と共に、WLANパケット交換網4における位置情報及び接続状態情報を登録する。
図6に、呼制御装置1の登録データベース25に登録された位置情報の一例を、また、図7に登録データベース25に登録された接続状態情報の一例を示す。図6からわかるように、位置情報としては、「登録URI(URI:Uniform Resource Identifier)」、「呼制御アドレス」、「携帯番号(各移動端末装置の電話番号)」が登録データベース25に登録されるようになっている。また、図7からわかるように、接続状態情報としては、「セッション識別番号(セッションID)」、「発呼元URI」、「発呼元属性」、「着呼先URI」、「着呼先属性」、「通信開始時刻」が登録データベース25に登録されるようになっている。
なお、図7に示す接続状態情報のうち、「セッションID」は、例えば「SIP call-ID」等の各通話に固有の識別番号で、通話を識別可能な番号となっている。また、「発呼元属性」の「呼制御制御アドレス」は、例えば「SIP Contact」等の呼制御信号待ち受けアドレス、或いは呼制御信号待ち受けポート番号となっている。また、「発呼元属性」の「セッション情報」は、例えば「SDP」や「RFC2327」等の音声データ受信アドレス、或いは音声データ受信ポート番号、及びコーデック情報となっている。
次に、呼制御装置1は、このようにして位置登録を行うと、移動端末装置3aが移動端末装置3bと通話している最中に位置登録の変更があったため、ハンドオーバ処理を開始する。このハンドオーバ処理を開始すると呼制御装置1は、まず、図4に示すステップS2において、移動端末装置3aに対してWLANパケット交換網4におけるWLAN側番号への発呼を行い、通信接続を確立させる。
移動端末装置3aは、この接続の確立に応じてSDP(SDP:Session Description Protocol)に基づく応答パケットを形成し、これを呼制御装置1に送信する。呼制御装置1は、図4に示すステップS3において、この移動端末装置3aからの応答パケットに記述された前記SDPの内容を、当該移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに送信する。
次に、通信相手である移動端末装置3bは、呼制御装置1から送信された前記SDPの内容に基づいて、図4のステップS4に示すように音声パケットの送信先を、MGW装置5から移動端末装置3aに変更する。これと同時に移動端末装置3bは、音声受信アドレスを含むSDPを、了解応答として呼制御装置1に返信する。
最後に、呼制御装置1は、移動端末装置3aへ、移動端末装置3bのSDPを通知する。これにより、移動端末装置3aのメディア送受信部35は、移動端末装置3bに対して音声パケットの送信を開始し、移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4へ移動した場合におけるハンドオーバ処理が完了する。
(WLANパケット交換網から無線回線交換網への移動)
図5に、通信相手となる移動端末装置3b(CN)と通信を行っている移動端末装置3a(MN)がWLANパケット交換網4から無線回線交換網6に移動した場合におけるハンドオーバ処理の様子を示す。
この場合、移動端末装置3aの網選択判断部33は、当該移動端末装置3aが無線回線交換網6内に移動したことを検出すると、呼制御部34に対して位置登録の指定を行う。この指定がなされると、呼制御部34は、図5に示すステップS11において、WLANパケット交換網4用のインターフェイスであるPSR-IF32を用い、呼制御装置1(SIPサーバ装置)に対して、この移動端末装置3aの前記無線回線交換網6における位置登録を行う。
呼制御装置1は、図2に示す登録データベース25に、移動端末装置3aのWLANパケット交換網4における位置情報及び接続状態情報と共に、無線回線交換網6における位置情報及び接続状態情報を登録する。
次に、呼制御装置1は、このようにして位置登録を行うと、移動端末装置3aが移動端末装置3bと通話している最中に位置登録の変更があったため、ハンドオーバ処理を開始する。このハンドオーバ処理を開始すると呼制御装置1は、まず、図5に示すステップS12において、MGW装置5を介して移動端末装置3aに対して無線回線交換網6における無線回線交換網側番号への発呼を行う。
移動端末装置3aは、この発呼に応じてMGW装置5との接続を確立させる。この接続の確立に伴い、MGW装置5は、前記SDPを含む応答パケットを形成し、これを呼制御装置1に送信する。呼制御装置1は、図5に示すステップS13において、このMGW装置5から送信された応答パケットに記述された前記SDPの内容を、当該移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに送信する。
次に、通信相手である移動端末装置3bは、呼制御装置1から送信された前記SDPの内容に基づいて、図5のステップS14に示すように音声パケットの送信先を、移動端末装置3aからMGW装置5に変更する。これと同時に移動端末装置3bは、音声受信アドレスを含むSDPを、了解応答として呼制御装置1に返信する。
最後に、呼制御装置1は、移動端末装置3bのSDPをMGW装置5に通知する。これにより、MGW装置5は、移動端末装置3bに対して音声パケットの送信を開始し、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6へ移動した場合におけるハンドオーバ処理が完了する。
[各部の詳細な動作]
次に、このようなハンドオーバ処理を実現する移動端末装置3a(3b)及び呼制御装置1の各部の詳細な動作を説明する。
(移動端末装置の位置登録処理)
図8のフローチャートに、上述のハンドオーバ処理における移動端末装置3aの位置登録動作(図4のステップS1及び図5のステップS11)の流れを示す。このフローチャートは、図3に示す移動端末装置3aの網選択判断部33が、位置登録処理の実行プロセスを初期化することでスタートとなり、ステップS21から処理を実行する。
ステップS21では、網選択判断部33が、前記実行プロセスを初期化後、すぐに待機状態となり、この間、ステップS22及びステップS23で、当該移動端末装置3aの網間移動を監視する。
具体的には、網選択判断部33は、当該移動端末装置3aと図1に示すWLANパケット交換網4に設けられているアクセスポイント40との間の電界強度、及び当該移動端末装置3aと無線回線交換網6に設けられている基地局41との間の電界強度を常時監視している。そして、基地局41との間の電界強度が下がり、アクセスポイント40との間の電界強度が上がった場合、網選択判断部33は当該移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4に移動していると判断し、ステップS25において、呼制御装置1に対して位置登録を行う。
これに対して、基地局41との間の電界強度が上がり、アクセスポイント40との間の電界強度が下がった場合、網選択判断部33は当該移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6に移動していると判断し、ステップS24において、呼制御装置1に対して位置登録解除を行う。
図9に、網選択判断部33における前記位置登録及び前記位置登録解除のタイミングを示す。この図9からわかるように、WLANパケット交換網4のアクセスポイント40による通信圏と、無線回線交換網6の基地局41による通信圏とが重なっており、各網の通信圏が重なっている範囲の中間に移動端末装置3aが位置している場合において、当該移動端末装置3aがWLANパケット交換網4側に移動すると、アクセスポイント40との間の電界強度が上がり、基地局41との間の電界強度が下がることとなる。この場合、網選択判断部33は当該移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4に移動していると判断し、前記ステップS25において、呼制御装置1に対して位置登録を行う。
また、各網の通信圏が重なっている範囲の中間に移動端末装置3aが位置している場合において、当該移動端末装置3aが無線回線交換網6側に移動すると、基地局41との間の電界強度が上がり、アクセスポイント40との間の電界強度が下がることとなる。この場合、網選択判断部33は当該移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6に移動していると判断し、前記ステップS24において、呼制御装置1に対して位置登録解除を行う。
移動端末装置3a側では、このようにアクセスポイント40及び基地局41との間の電界強度を検出することで、常時、網間の移動を監視しており、電界強度のレベルが上がった方の網に当該移動端末装置3aが移動しているものと判断して、呼制御装置1に対して位置登録或いは位置登録解除を行うようになっている。
(呼制御装置の呼制御部の処理)
次に、図10のフローチャートに、図2に示す呼制御装置1の呼制御部22における位置登録処理を含む各処理の流れを示す。このフローチャートは、呼制御装置1の呼制御部22が、当該呼制御部22の実行プロセスを初期化することでスタートとなり、ステップS31から処理を実行する。
ステップS31では、呼制御部22が、前記実行プロセスを初期化後、すぐに待機状態となり、この間、ステップS32で、移動端末装置3aからメッセージを受信したか否かを判別する。そして、移動端末装置3aからメッセージの受信を検出したタイミングで処理をステップS33に進める。
ステップS33では、呼制御部22が、移動端末装置3aから受信したメッセージが位置登録のメッセージであるか否かを判別する。そして、位置登録のメッセージであった場合、ステップS38において、図2に示す位置登録処理部23に対して位置登録指令を供給する。
これに対して、呼制御部22が、前記ステップS33において、移動端末装置3aから受信したメッセージが位置登録のメッセージではないと判別した場合、処理をステップS34に進め、該移動端末装置3aから受信したメッセージは、呼接続・更新要求であるか否かを判別する。
このステップS34において、前記移動端末装置3aから受信したメッセージが呼接続・更新要求ではないということは、前記移動端末装置3aから受信したメッセージは呼の切断要求であることを示す。このため、呼制御部22は、前記移動端末装置3aから受信したメッセージが呼接続・更新要求ではないと判別した場合、処理をステップS39に進め、呼の切断処理を行う。そして、ステップS36において、この切断処理が成功したか否かを判別し、当該切断処理が成功したものと判別したタイミングで処理をステップS37に進め、登録データベース25に登録されている当該移動端末装置3aの接続状態情報を更新処理する。
これに対して、前記ステップS34において、前記移動端末装置3aから受信したメッセージが呼接続・更新要求であると判別した場合、呼制御部22は、処理をステップS35に進め、登録DB25を参照し、移動端末装置3aの端末認証処理、及び接続・接続更新処理を行う。そして、ステップS36において、この端末認証処理、及び接続・接続更新処理が成功したか否かを判別し、当該各処理が成功したものと判別したタイミングで処理をステップS37に進め、移動端末装置3aの接続状態情報を登録データベース25に登録し、或いは登録データベース25に登録されている移動端末装置3aの接続状態情報を更新処理する。
(呼制御装置の位置登録処理部の処理)
次に、図11のフローチャートに、図2に示す呼制御装置1の位置登録処理部23における位置登録処理を含む各処理の流れを示す。このフローチャートは、呼制御装置1の位置登録処理部23が、当該位置登録処理部23の実行プロセスを初期化することでスタートとなり、ステップS41から処理を実行する。
ステップS41では、位置登録処理部23が、前記実行プロセスを初期化後、すぐに待機状態となり、この間、ステップS42で、呼制御部22から位置登録指令が供給されたか否かを判別する。
すなわち、図10のフローチャートのステップS33及びステップS38で説明したように、呼制御部22は、移動端末装置3aから受信したメッセージが位置登録を指定するメッセージであった場合、ステップS38において、位置登録処理部23に対して位置登録指令を供給する。このため、ステップS42では、位置登録処理部23が、呼制御部22から位置登録指令が供給されたか否かを判別しており、この位置登録指令が供給されたタイミングで処理をステップS43に進める。
ステップS43では、位置登録処理部23が、呼制御部22から受信した位置登録指令に対応するメッセージの認証処理を行い、ステップS44において、図9を用いて説明したように、移動端末装置3aにおいて、各網4、6に対する電界強度に基づき、移動端末装置3aがアクセスしている網の変更が発生したか否かを判別する。このステップS44において、移動端末装置3aにより、当該移動端末装置3aがアクセスしている網の変更が発生していないと判別した場合、位置登録処理部23は処理をステップS45に進め、登録データベース25に登録されている当該移動端末装置3aの位置情報を更新処理する。
これに対して、前記ステップS44において、移動端末装置3aがアクセスしている網の変更が発生したものと判別した場合、位置登録処理部23は処理をステップS46に進め、この移動登録処理部23において、移動端末装置3aによる位置登録処理に基づき、当該移動端末装置3aの移動が無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動であるか否かを判別する。
このステップS44において、移動端末装置3aの網間移動が、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動であると判別した場合、位置登録処理部23は、処理をステップS47に進め、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4へのハンドオーバ処理を指定するためのハンドオーバ指令を、図2に示すハンドオーバ処理部24に供給すると共に、ステップS45において、登録データベース25に登録されている当該移動端末装置3aの位置情報を更新処理する。
また、ステップS44において、移動端末装置3aの網間移動が、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動ではないと判別した場合、移動端末装置3aは、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6へ移動していることを意味するため、位置登録処理部23は、処理をステップS48に進め、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6へのハンドオーバ処理を指定するためのハンドオーバ指令を、前記ハンドオーバ処理部24に供給すると共に、ステップS45において、登録データベース25に登録されている当該移動端末装置3aの位置情報を更新処理する。
ハンドオーバ処理部24は、この位置登録処理部23から供給されるハンドオーバ指令に基づいて、以下のようにハンドオーバ処理を実行する。
(呼制御装置のハンドオーバ処理部の処理)
次に、図12のフローチャートに、図2に示す呼制御装置1のハンドオーバ処理部24におけるハンドオーバ処理を含む各処理の流れを示す。このフローチャートは、呼制御装置1のハンドオーバ処理部24が、当該ハンドオーバ処理部24の実行プロセスを初期化することでスタートとなり、ステップS51から処理を実行する。
ステップS51では、ハンドオーバ処理部24が、前記実行プロセスを初期化後、すぐに待機状態となり、この間、ステップS52で、位置登録処理部23からハンドオーバ指令が供給されたか否かを判別する。
すなわち、図11のフローチャートのステップS46〜ステップS48で説明したように、位置登録処理部23は、移動端末装置3aの網間移動を検出した場合、この網間移動が無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動であるか、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6への移動であるかを示すハンドオーバ指令をハンドオーバ処理部24に供給する。このため、ステップS52では、ハンドオーバ処理部24が、位置登録処理部23からハンドオーバ指令が供給されたか否かを判別しており、このハンドオーバ指令が供給されたタイミングで処理をステップS53に進める。
ステップS53では、移動端末装置3aが、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動を示すハンドオーバ指令が供給された場合、ハンドオーバ処理部24が図13のフローチャートに示すハンドオーバ処理を実行し、移動端末装置3aが、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6への移動を示すハンドオーバ指令が供給された場合、ハンドオーバ処理部24が図14のフローチャートに示すハンドオーバ処理を実行し、処理をステップS54に進める。
ステップS54では、ハンドオーバ処理部24は、図13のフローチャート或いは図14のフローチャートに基づいて実行したハンドオーバ処理が成功したか否かを判別し、当該ハンドオーバ処理が成功したものと判別したタイミングで処理をステップS55に進め、登録データベース25に登録されている移動端末装置3aの接続状態情報を更新処理する。
(WLANパケット交換網への移動におけるハンドオーバ処理)
位置登録処理部23から、移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動を示すハンドオーバ指令をハンドオーバ処理部24が受信した場合、当該ハンドオーバ処理部24は、図12のフローチャートのステップS53において、図13のフローチャートに示すハンドオーバ処理を実行する。
すなわち、位置登録処理部23から、移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動を示すハンドオーバ指令を受信すると、ハンドオーバ処理部24は、まず、この図13のフローチャートのステップS61において、移動端末装置3aに対し、WLANパケット交換網4におけるWLAN側番号への発呼を行う。
移動端末装置3aは、この発呼に応じてSDP(SDP:Session Description Protocol)を含む応答パケットを形成し、これを呼制御装置1に返信するのであるが、ハンドオーバ処理部24は、ステップS62において、移動端末装置3aからこの応答パケットが返信されたか否かを判別しており、応答パケットが返信された場合には処理をステップS63に進め、応答パケットが返信されなかった場合にはハンドオーバ処理が「失敗(result=失敗)」したものと判別し、処理を図12のフローチャートのステップS51に戻して待機状態に移行する。
次に、移動端末装置3aから返信された応答パケットを受信することで処理をステップS63に進めると、ハンドオーバ処理部24は、移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに対して、前記移動端末装置3aからの応答パケットに記述された前記SDPの内容(移動端末装置3aが通信するWLANパケット交換網4の音声受信アドレス)を送信し、処理をステップS64に進める。
通信相手である移動端末装置3bは、移動端末装置3aが通信するWLANパケット交換網4の音声受信アドレスに基づいて、音声パケットの送信先を、MGW装置5から移動端末装置3aに変更する。また、移動端末装置3bは、ハンドオーバ処理部24から受信した前記応答パケットに対する返信パケットとして、当該移動端末装置3bの音声受信アドレスを呼制御装置1に送信する。
ハンドオーバ処理部24は、移動端末装置3bから前記返信パケットを受信すると、ステップS64において、この返信パケットに記述されている移動端末装置3bの音声受信アドレスを移動端末装置3aへ通知する。これにより、移動端末装置3aのメディア送受信部35は、移動端末装置3bに対して音声パケットの送信を開始し、移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4へ移動した場合におけるハンドオーバ処理が完了する。
そして、移動端末装置3aから移動端末装置3bに対する音声パケットの送信が開始されると、ハンドオーバ処理部24は、図12のフローチャートのステップS54において、当該ハンドオーバ処理が成功したもの判別し、上述のようにステップS55において、登録データベース25の接続状態情報の更新処理を行う。
(無線回線交換網への移動におけるハンドオーバ処理)
これに対して、位置登録処理部23から、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6への移動を示すハンドオーバ指令をハンドオーバ処理部24が受信した場合、当該ハンドオーバ処理部24は、図12のフローチャートのステップS53において、図14のフローチャートに示すハンドオーバ処理を実行する。
すなわち、位置登録処理部23から、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6への移動を示すハンドオーバ指令を受信すると、ハンドオーバ処理部24は、まず、この図14のフローチャートのステップS71において、移動端末装置3aに対し、無線回線交換網6におけるセルラー側番号(無線回線交換網側番号)への発呼を行う。
移動端末装置3aは、この発呼に応じてMGW装置5との接続を確立させる。この接続の確立に伴い、MGW装置5は、前記SDPを含む応答パケットを形成し、これを呼制御装置1に返信するのであるが、ハンドオーバ処理部24は、ステップS72において、MGW装置5からこの応答パケットが返信されたか否かを判別しており、応答パケットが返信された場合には処理をステップS73に進め、応答パケットが返信されなかった場合にはハンドオーバ処理が「失敗(result=失敗)」したものと判別し、処理を図12のフローチャートのステップS51に戻して待機状態に移行する。
次に、MGW装置5から返信された応答パケットを受信することで処理をステップS73に進めると、ハンドオーバ処理部24は、移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに対して、前記応答パケットに記述された前記SDPの内容(移動端末装置3aが通信するMGW装置5の音声受信アドレス)を送信し、処理をステップS74に進める。
通信相手である移動端末装置3bは、ハンドオーバ処理部24から送信された前記SDPの内容に基づいて、音声パケットの送信先を、移動端末装置3aからMGW装置5に変更する。また、移動端末装置3bは、ハンドオーバ処理部24から受信した前記応答パケットに対する返信パケットとして、当該移動端末装置3bの音声受信アドレスを呼制御装置1に送信する。
ハンドオーバ処理部24は、移動端末装置3bから前記返信パケットを受信すると、ステップS74において、この返信パケットに記述されている移動端末装置3bの音声受信アドレスをMGW装置5へ通知する。これにより、移動端末装置3aからの音声データは、MGW装置5を介して移動端末装置3bに送信されることとなり、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6へ移動した場合におけるハンドオーバ処理が完了する。そして、MGW装置5を介して移動端末装置3bに対する移動端末装置3aからの音声データの送信が開始されると、ハンドオーバ処理部24は、図12のフローチャートのステップS54において、当該ハンドオーバ処理が成功したもの判別し、上述のようにステップS55において、登録データベース25の接続状態情報の更新処理を行う。
[ハンドオーバ制御シーケンス]
次に、このようなハンドオーバ処理を図15及び図16に示すシーケンス図を用いて説明する。
(WLANパケット交換網への移動におけるハンドオーバ制御シーケンス)
図15は、移動端末装置3a(MN)の通信相手となる移動端末装置3b(CN)がWLANパケット交換網4内に位置したままの状態で、移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4に移動した場合におけるハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。
この図15において、まず、無線回線交換網6内に位置する移動端末装置3aと、WLANパケット交換網4内に位置する移動端末装置3bは、MGW装置5を介してRTP通信(RTP:Real-time Transport Protocol)を行っている。
この状態で移動端末装置3aが無線回線交換網6からWLANパケット交換網4内に移動すると、当該移動端末装置3aの網選択判断部33が、呼制御部34に対して位置登録指令を供給する。呼制御部34は、この位置登録指令に対応して、図15のステップS81に示すように呼制御装置1に対して位置登録を行う。これにより、ハンドオーバ処理の開始となる。
呼制御装置1は、ハンドオーバ処理を開始すると、ステップS82において、移動端末装置3aに対してWLANパケット交換網4におけるWLAN側番号への発呼を行う。移動端末装置3aは、ステップS83において、この発呼に応じてSDP(SDP:Session Description Protocol)に基づく応答パケットを形成し、これを呼制御装置1に返信する。
次に、呼制御装置1は、ステップS84において、移動端末装置3aから返信された応答パケットに記述された前記SDPの内容(移動端末装置3aが通信するWLANパケット交換網4の音声受信アドレス)を、移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに対して送信する。
通信相手である移動端末装置3bは、ステップS85において、移動端末装置3aが通信するWLANパケット交換網4の音声受信アドレスに基づいて音声パケットの送信先をMGW装置5から移動端末装置3aに変更し、移動端末装置3aに対する音声パケットの送信を開始する。
また、移動端末装置3bは、ステップS86において、ハンドオーバ処理部24から受信した前記応答パケットに対する返信パケットとして、当該移動端末装置3bの音声受信アドレスを呼制御装置1に送信する。呼制御装置1は、ステップS87において、この移動端末装置3bから受信した前記返信パケットに記述されている移動端末装置3bの音声受信アドレスを移動端末装置3aへ通知すると共に、ステップS88において、前記返信パケットの受信応答となる応答信号を移動端末装置3bに送信する。これにより、移動端末装置3aの呼制御部34は、移動端末装置3bに対して音声パケットの送信を開始(RTP送信開始)し、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4内に位置する間、該移動端末装置3a及び移動端末装置3bの間でRTP通信が行われることとなる。
一方、呼制御装置1は、前記ステップS87において、移動端末装置3aに対して移動端末装置3bの音声受信アドレスを通知すると、移動端末装置3aに対して無線回線交換網6の通信切断要求(Hung-Up)を行う。この通信切断要求は、ステップS89及びステップS90において、MGW装置5を介して移動端末装置3aに送信される。
移動端末装置3aの呼制御部34は、この通信切断要求に応じて無線回線交換網6を介して形成されていた移動端末装置3bとの間の通信回線を切断処理し、ステップS91及びステップS92において、この通信回線の切断が完了したことを示す応答信号をMGW装置5を介して呼制御装置1に送信する。これにより、当該ハンドオーバ制御が完了する。
(無線回線交換網への移動におけるハンドオーバ制御シーケンス)
次に、図16は、移動端末装置3a(MN)の通信相手となる移動端末装置3b(CN)がWLANパケット交換網4内に位置したままの状態で、移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6に移動した場合におけるハンドオーバ制御を示すシーケンス図である。
この図16において、まず、互いにWLANパケット交換網4内に位置する移動端末装置3aと移動端末装置3bは、該WLANパケット交換網4を用いてRTP通信(RTP:Real-time Transport Protocol)を行っている。
この状態で移動端末装置3aがWLANパケット交換網4から無線回線交換網6内に移動すると、当該移動端末装置3aの網選択判断部33が呼制御部34に対して位置登録解除指令を供給する。呼制御部34は、この位置登録解除指令に対応して、図16のステップS101に示すように呼制御装置1に対して位置登録解除要求を行う。これにより、ハンドオーバ処理の開始となる。
呼制御装置1は、ハンドオーバ処理を開始すると、移動端末装置3aに対して無線回線交換網6における無線回線交換網側番号への発呼を実行する。このセルラー側番号への発呼は、ステップS102及びステップS103において、MGW装置5を介して移動端末装置3aにて着信され、これにより接続が確立される。MGW装置5は、この接続確立に応じて前記SDPに基づく応答パケットを形成し、これを呼制御装置1に返信する。この応答パケットは、ステップS104及びステップS105において、MGW装置5から呼制御装置1に送信される。
次に、呼制御装置1は、MGW装置5から前記応答パケットを受信すると、ステップS106において、移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに対して、前記応答パケットに記述された前記SDPの内容(移動端末装置3aが通信するMGW装置5の音声受信アドレス)を送信する。
通信相手である移動端末装置3bは、この呼制御装置1から送信された前記SDPの内容に基づいて、音声パケットの送信先を、移動端末装置3aからMGW装置5に変更する。そして、移動端末装置3bは、ステップS107において、呼制御装置1から受信した前記応答パケットに対する返信パケットとして、当該移動端末装置3bの音声受信アドレスを呼制御装置1に送信する。
呼制御装置1は、移動端末装置3bから前記返信パケットを受信すると、ステップS108において、この返信パケットに記述されている移動端末装置3bの音声受信アドレスをMGW装置5へ通知すると共に、ステップS109において、前記返信パケットに対する受信応答を移動端末装置3bに送信する。これにより、移動端末装置3aからの音声データが、MGW装置5を介して移動端末装置3bに送信されるRTP通信が開始される。
一方、呼制御装置1は、前記ステップS108において移動端末装置3bの音声受信アドレスをMGW装置5へ通知すると、ステップS110において、移動端末装置3aに対してWLANパケット交換網4の通信切断要求を行う。移動端末装置3aの呼制御部34は、この通信切断要求に応じて、それまでWLANパケット交換網4を介して形成されていた移動端末装置3bとの間の通信回線を切断処理する。これにより、当該ハンドオーバ制御が完了する。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の通信システムは、移動端末装置3a及び移動端末装置3bに対して、無線回線交換網6用のインターフェイスであるCSR-IF31、及びWLANパケット交換網4用のインターフェイスであるPSR-IF32を設ける。そして、例えば移動端末装置3aにおいて、WLANパケット交換網4のアクセスポイント40に対する電界強度、及び無線回線交換網6の基地局41に対する電界強度に基づいて、各網4、6間の移動を検出する。
移動端末装置3aが、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動を検出した場合、呼制御装置1に対して位置登録要求を行い、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6への移動を検出した場合、呼制御装置1に対して位置登録解除要求を行う。呼制御装置1は、この移動端末装置3aからの位置登録要求或いは位置登録解除要求をトリガとしてハンドオーバ制御を開始する。
具体的には、移動端末装置3aが、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4への移動を検出することで、該移動端末装置3aから呼制御装置1に位置登録要求が送信された場合、呼制御装置1は、移動端末装置3aに対してWLANパケット交換網4におけるWLAN側番号への発呼を行い、接続を確立させる。
移動端末装置3aは、この発呼に応じて当該移動端末装置3aが通信するWLANパケット交換網4の音声受信アドレスを呼制御装置1に送信し、呼制御装置1は、このWLANパケット交換網4の音声受信アドレスを、移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに送信する。
通信相手となる移動端末装置3bは、移動端末装置3aが通信するWLANパケット交換網4の音声受信アドレスに基づいて音声パケットの送信先をMGW装置5から移動端末装置3aに変更して移動端末装置3aに対する音声パケットの送信を開始する。
また、移動端末装置3bは、当該移動端末装置3bの音声受信アドレスを呼制御装置1に送信する。呼制御装置1は、この移動端末装置3bから受信した音声受信アドレスを移動端末装置3aへ通知する。これにより、ハンドオーバ制御が完了し、移動端末装置3aは、移動端末装置3bに対して音声パケットの送信を開始することができる。従って、移動端末装置3aが、無線回線交換網6からWLANパケット交換網4へ移動した場合でも、音声通話を継続して行うことができる。
また、移動端末装置3aが、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6への移動を検出することで、該移動端末装置3aから呼制御装置1に位置登録解除要求が送信された場合、呼制御装置1は、移動端末装置3aに対して無線回線交換網6におけるセルラー側番号への発呼を実行し、接続を確立させる。
MGW装置5は、このセルラー側番号に基づく接続確立に応じて、当該MGW装置5の音声受信アドレスを呼制御装置1に返信する。呼制御装置1は、このMGW装置5の音声受信アドレスを、移動端末装置3aの通信相手となる移動端末装置3bに送信する。
通信相手である移動端末装置3bは、この呼制御装置1から前記音声受信アドレスを受信すると、それまで移動端末装置3aに送信していた音声パケットを、該音声受信アドレスに対応するMGW装置5に変更する。また、移動端末装置3bは、この送信先の変更を行うと、当該移動端末装置3bの音声受信アドレスを呼制御装置1に送信する。呼制御装置1は、この移動端末装置3bの音声受信アドレスをMGW装置5へ通知する。これにより、ハンドオーバ制御が完了し、移動端末装置3aからの音声データが、MGW装置5を介して移動端末装置3bに送信されるようになる。従って、移動端末装置3aが、WLANパケット交換網4から無線回線交換網6へ移動した場合でも、音声通話を継続して行うことができる。
このように当該実施形態の通信システムは、呼制御装置1から移動端末装置3aの移動先網に紐付く番号を呼び出すようにしているため、既存の無線回線交換網6やMGW装置5を改変することなく、WLANパケット交換網4と無線回線交換網6との間での異種網間音声ハンドオーバ制御を安価に実現することができる。
本発明を適用した実施の形態となる通信システムのネットワーク構成の一例を示す図である。 実施の形態の通信システムに設けられている呼制御装置のブロック図である。 実施の形態の通信システムで用いられる移動端末装置のブロック図である。 実施の形態の配信システムにおいて、移動端末装置が無線回線交換網からWLANパケット交換網に移動した場合におけるハンドオーバ制御の概要を示す図である。 実施の形態の配信システムにおいて、移動端末装置がWLANパケット交換網から無線回線交換網に移動した場合におけるハンドオーバ制御の概要を示す図である。 実施の形態の通信システムの呼制御装置に設けられている登録データベースに記憶された位置情報の一例を示す図である。 実施の形態の通信システムの呼制御装置に設けられている登録データベースに記憶された接続状態情報の一例を示す図である。 実施の形態の配信システムに用いられる移動端末装置の移動先となる網に応じた位置登録動作(及び位置登録解除動作)を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の配信システムに用いられる移動端末装置の移動先となる網の検出動作を説明するための図である。 実施の形態の配信システムの呼制御装置に設けられている呼制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の配信システムの呼制御装置に設けられている位置登録処理部の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の配信システムの呼制御装置に設けられているハンドオーバ処理部の動作を説明するためのフローチャートである。 移動端末装置が無線回線交換網からWLANパケット交換網に移動した場合における、実施の形態の配信システムの呼制御装置のハンドオーバ処理の流れを説明するためのフローチャートである。 移動端末装置がWLANパケット交換網から無線回線交換網に移動した場合における、実施の形態の配信システムの呼制御装置のハンドオーバ処理の流れを説明するためのフローチャートである。 移動端末装置が無線回線交換網からWLANパケット交換網に移動した場合における、実施の形態の配信システムのハンドオーバ制御を説明するためのシーケンス図である。 移動端末装置がWLANパケット交換網から無線回線交換網に移動した場合における、実施の形態の配信システムの呼制御装置のハンドオーバ制御を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1…呼制御装置
2…パケット交換網
3a…移動端末装置
3b…移動端末装置
4…WLANパケット交換網
5…メディアゲートウェイ装置(MGW装置)
6…無線回線交換網
7…ルータ装置
8…固定電話機
9…加入電話網(PSTN網)
10…パーソナルコンピュータ装置
11…インターネット
12…PHS網
21…ネットワークインターフェイス
22…呼制御部
23…位置登録処理部
24…ハンドオーバ処理部
25…登録データベース
31…WLANパケット交換網用インターフェイス
32…無線回線交換網用インターフェイス
33…網選択判断部
34…呼制御部
35…メディア送受信部
36…入出力デバイス
37…コーデック処理部

Claims (4)

  1. 音声通話を行うための移動音声端末装置と、該移動音声端末装置に対する通信接続を制御する呼制御装置とを備えた通信システムであって、
    前記移動音声端末装置は、
    無線回線交換網上のゲートウェイ装置を通じて音声通信を行うための無線回線交換網用通信手段と、
    無線パケット交換網に対応する音声通信を行うための無線パケット交換網用通信手段と、
    前記無線回線交換網上に設けられた基地局との間の電界強度、及び前記無線パケット交換網上に設けられたアクセスポイントとの間の電界強度を検出する電界強度検出手段と、
    少なくとも音声通話中において、前記電界強度検出手段が検出した電界強度によって、前記無線回線交換網及び前記無線パケット交換網の各網間の移動を検出する移動検出手段と、
    前記移動検出手段により当該移動音声端末装置の移動が検出された際に位置登録要求信号を送信する送信手段と
    無線回線交換網を介する通信回線の切断が完了したことを示す応答信号を、前記無線パケット交換網側からゲートウェイ装置を介して、前記呼制御装置に送信する呼制御部と
    を備え、
    前記呼制御装置は、前記位置登録要求信号に基づいて、前記移動音声端末装置の、前記無線回線交換網から前記無線パケット交換網への移動が検出された際、当該移動音声端末装置に対して、前記無線パケット交換網における発呼を行い、この発呼に応じて前記移動音声端末装置から送信された前記無線パケット交換網における音声受信アドレスを、前記移動音声端末装置の通信相手となる音声通信機器に送信すると共に、当該通信相手となる音声通信機器の音声受信アドレスを当該移動音声端末装置に送信する音声ハンドオーバ制御手段を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記移動検出手段は、前記電界強度検出手段で、前記基地局との間の電界強度が下がり、前記アクセスポイントとの間の電界強度が上がっていることが検出された際に、当該移動音声端末装置が、前記無線回線交換網から前記無線パケット交換網へ移動しているものと検出し、
    前記電界強度検出手段で、前記基地局との間の電界強度が上がり、前記アクセスポイントとの間の電界強度が下がっていることが検出された際に、当該移動音声端末装置が、前記無線パケット交換網から前記無線回線交換網へ移動しているものと検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 無線回線交換網上のゲートウェイ装置を通じて音声通信を行うための無線回線交換網用通信手段と、
    無線パケット交換網に対応する音声通信を行うための無線パケット交換網用通信手段と、
    少なくとも通話中において、前記無線回線交換網及び前記無線パケット交換網の各網間の移動を検出する移動検出手段と、
    を備えた移動音声端末装置の音声ハンドオーバ制御を、呼制御装置において行う方法であって、
    前記移動音声端末装置に設けられた電界強度検出手段により、前記無線回線交換網上に設けられた基地局との間の電界強度、及び前記無線パケット交換網上に設けられたアクセスポイントとの間の電界強度を検出するステップと、
    前記移動検出手段により、当該移動音声端末装置の移動が検出された際に、位置登録要求信号を送信するステップと、
    前記呼制御装置が、前記位置登録要求信号に基づいて、前記移動音声端末装置の、前記無線回線交換網から前記無線パケット交換網への移動が検出された際、当該移動音声端末装置に、前記無線パケット交換網における発呼を行うステップと、
    前記移動音声端末装置の送信手段が、前記発呼に応じて、前記無線パケット交換網における音声受信アドレスを前記呼制御装置に送信するステップと、
    前記呼制御装置において、前記移動音声端末装置から送信された前記無線パケット交換網における音声受信アドレスを、前記移動音声端末装置の通信相手となる音声通信機器に送信すると共に、当該通信相手となる音声通信機器の音声受信アドレスを当該移動音声端末装置に送信するステップと
    無線回線交換網を介する通信回線の切断が完了したことを示す応答信号を、前記無線パケット交換網側からゲートウェイ装置を介して、前記呼制御装置に送信するステップと
    を有することを特徴とする音声ハンドオーバ方法。
  4. 前記電界強度検出手段が、前記基地局との間の電界強度が下がり、前記アクセスポイントとの間の電界強度が上がっていることを検出した際に、当該移動音声端末装置が、前記無線回線交換網から前記無線パケット交換網へ移動しているものと検出し、前記移動検出手段が、前記基地局との間の電界強度が上がり、前記アクセスポイントとの間の電界強度が下がっていることを検出した際に、当該移動音声端末装置が、前記無線パケット交換網から前記無線回線交換網へ移動しているものと検出するステップをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の音声ハンドオーバ方法。
JP2005258105A 2005-09-06 2005-09-06 通信システム及び音声ハンドオーバ方法 Expired - Fee Related JP4684051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258105A JP4684051B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 通信システム及び音声ハンドオーバ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258105A JP4684051B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 通信システム及び音声ハンドオーバ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007074260A JP2007074260A (ja) 2007-03-22
JP4684051B2 true JP4684051B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=37935347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005258105A Expired - Fee Related JP4684051B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 通信システム及び音声ハンドオーバ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4684051B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602007012158D1 (de) * 2007-06-08 2011-03-03 Ericsson Telefon Ab L M Handover von einer leitungsvermitteldomäne in eine leitungsvermittelter-dienst-über-paketvermittelt-domäne
US8804661B2 (en) * 2009-05-21 2014-08-12 Htc Corporation Method of handling call in handover in wireless communication system and wireless communication device using the same
JP5322325B2 (ja) 2010-06-09 2013-10-23 パナソニック株式会社 無線基地局装置、ハンドオーバ制御システムおよびハンドオーバ制御方法
JP2013225928A (ja) * 2013-07-05 2013-10-31 Panasonic Corp 無線基地局装置、ハンドオーバ制御システムおよびハンドオーバ制御方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073279A1 (en) * 2003-02-15 2004-08-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Conversational bearer negotiation
WO2005039132A1 (en) * 2003-10-17 2005-04-28 Nokia Corporation System, apparatus, and method for establishing circuit-switched communications via packet switched network signaling
JP2005159929A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Hitachi Ltd 無線システム、サーバ、および移動局
JP2005184817A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Sipシグナリングをsipプロキシまたはリダイレクト・サーバで使用した、モバイルから802.11への音声マルチネットワーク・ローミング
JP2005184808A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ネットワーク間でローミングするためのモバイル制御チャネルの使用
JP2005184820A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Sipシグナリングを使用した携帯電話から802.11への音声ローミング
JP2005192208A (ja) * 2003-12-15 2005-07-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Sipreferを使用したボイス・オーバipモバイル・ローミング

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073279A1 (en) * 2003-02-15 2004-08-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Conversational bearer negotiation
WO2005039132A1 (en) * 2003-10-17 2005-04-28 Nokia Corporation System, apparatus, and method for establishing circuit-switched communications via packet switched network signaling
JP2005159929A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Hitachi Ltd 無線システム、サーバ、および移動局
JP2005184817A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Sipシグナリングをsipプロキシまたはリダイレクト・サーバで使用した、モバイルから802.11への音声マルチネットワーク・ローミング
JP2005184808A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ネットワーク間でローミングするためのモバイル制御チャネルの使用
JP2005184820A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Sipシグナリングを使用した携帯電話から802.11への音声ローミング
JP2005192208A (ja) * 2003-12-15 2005-07-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Sipreferを使用したボイス・オーバipモバイル・ローミング

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007074260A (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4422727B2 (ja) ハンドオーバ方法及び装置
RU2491739C2 (ru) Система и способ для переключения вызова из сети с коммутацией пакетов в сеть с коммутацией каналов
JP5340525B2 (ja) 通話再開システム、通話再開プログラム、通話再開方法、携帯端末および中継装置
JP4607871B2 (ja) ハンドオフを行う通信ユニット
EP1900231B1 (en) System and method for communication using a wireless handset
EP1362458B1 (en) Method and apparatus for switching an ongoing communication of user information between a wireless connection and a wired connection
WO2007043180A1 (ja) アクセスネットワーク選択方法
KR20090120494A (ko) 성공적이지 못한 초기화 또는 핸드오버에 기초하여 상이한 도메인들에서 이동 디바이스를 트리거하는 시스템 및 방법
KR20070047356A (ko) 통신 세션 참여 및/또는 이전의 단거리 개시를 위한 시스템및 관련 단말과 방법
US20070232258A1 (en) Communication system and mobile wireless communication device
JP4684051B2 (ja) 通信システム及び音声ハンドオーバ方法
JP3924554B2 (ja) ハンドオーバ方法およびゲートウェイ装置
US7808943B2 (en) Mobile body communication system, mobile body communication method, and mobile body communication base station device
US8515458B2 (en) Wireless telephone system, relay device, and wireless telephone device
JP4684052B2 (ja) 通信システム、移動端末装置及び音声ハンドオーバ方法
JP5322325B2 (ja) 無線基地局装置、ハンドオーバ制御システムおよびハンドオーバ制御方法
JP4777214B2 (ja) VoIPシステム
WO2005069674A1 (ja) ネットワーク制御装置および通信端末
JP5769909B2 (ja) 無線通信装置およびサーバ装置
JP5000263B2 (ja) 携帯電話端末および電話制御方法
JP5003540B2 (ja) 通信制御方法および通信システム
JP5508374B2 (ja) 携帯電話端末および電話制御方法
KR100745886B1 (ko) 무선 액세스 포인트 단말기 및 그들을 포함하는 기업형 원폰 시스템
JP2007282130A (ja) 携帯通信端末
JP2013225928A (ja) 無線基地局装置、ハンドオーバ制御システムおよびハンドオーバ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4684051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees