JP4682956B2 - 半導体試験装置及び方法並びに半導体試験シミュレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integraton)等の被試験デバイスの試験を行う半導体試験装置及び方法、並びに試験シミュレーションを行う半導体試験シミュレーション装置に関する。
図5は、従来の半導体試験装置の一例を示すブロック図である。図5に示す通り、従来の半導体試験装置100は、被試験デバイス(DUT(Device Under Test))としての半導体デバイス130の試験を行う試験部110と、試験部110の制御を行う制御部120とを備えている。試験部110は、信号発生装置111、ドライバ部112、コンパレータ部113、ラッチ部114、判定部115、及びレジスタ116を備えている。
信号発生装置111は、制御部120の制御の下で、半導体デバイス130に印加する試験信号、判定部115に出力する期待値、及びラッチ部114に出力するストローブ信号を発生する。尚、信号発生装置111からは複数の試験信号と複数のストローブ信号とが出力され、これらの各々のタイミングはレジスタ116の設定内容によって決定される。ドライバ部112は、信号発生装置111から出力された試験信号を半導体デバイス130のピン130a〜130nの各々に印加する。
コンパレータ部113は、所定の電圧を有する比較電圧と半導体デバイス130のピン130a〜130nから出力された信号の各々とを比較する。ラッチ部114は、コンパレータ部113から出力される各信号を、信号発生装置111から出力されるストローブ信号のタイミングで保持する。判定部115は、ラッチ部114で保持された信号と信号発生装置111から出力される期待値とを比較し、パス/フェイルを示すフェイルデータを制御部120に出力する。レジスタ116は、信号発生装置111から出力される試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及びストローブ信号のタイミングを規定する設定値を記憶する。
制御部120は、試験部110の各部を制御して半導体試験装置100の動作を統括的に制御する。具体的には、信号発生装置111を制御して試験信号等の出力制御を行うとともに、判定部115から出力されるフェイルデータをフェイルメモリ(図示省略)に収集する制御を行う。また、制御部120は、配線長補正値計算部121、タイミング設定値計算部122、校正値算出部123、及び加算器124を備えており、外部から入力される配線長補正データD100、テストプログラムP100、及び校正データD101を用いてレジスタ116の設定値を求める。
上記の配線長補正データD100は、半導体デバイス130の各ピン130a〜130n毎の配線の長さの相違を補正するためのデータである。テストプログラムP100は、半導体デバイス130の試験を行うために、試験信号のパターンデータ及び期待値、信号発生装置111から発生させる試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、及びストローブ信号の発生タイミング等が記述されたプログラムである。校正データD101は、ドライバ部112で生ずる信号間のタイミングずれ(ドライバスキュー)及びコンパレータ部113で生ずる信号間のタイミングずれ(コンパレータスキュー)を校正するためのデータである。
配線長補正値計算部121は、配線長補正データD100を用いて、半導体デバイス130の配線長差を補正するための補正値を求める。タイミング設定値計算部122は、テストプログラムP100の記述内容に従って各種タイミングの設定値を求める。ここで、試験部110はレートと呼ばれるサイクルに従って動作するため、タイミング設定値計算部122は、例えばレート内における試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、ストローブ信号の発生タイミング等の設定値を求める。尚、制御部120は、このテストプログラムP10の記述内容に従って、信号発生装置111で発生させる試験信号を決定する。校正値算出部123は、校正データD101を用いてドライバスキュー及びコンパレータスキューを校正する校正値を算出する。
加算器124は、配線長補正値計算部121で求められた補正値、タイミング設定値計算部122で求められた設定値、及び校正値算出部123で求められた校正値を加算し、その加算値を試験部110のレジスタ116に出力する。ここで、配線長補正値計算部121、タイミング設定値計算部122、及び校正値算出部123は、補正値、設定値、及び校正値を半導体デバイス130のピン130a〜130n毎にそれぞれ求める。このため、加算器124は、ピン130a〜130n毎に求められた補正値、設定値、及び校正値をピン毎に加算する。このようにして求められたレジスタ116の設定内容に応じて、信号発生装置111から出力される試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及びストローブ信号の発生タイミングが設定される。尚、従来の半導体試験装置の詳細については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
特開2000−292500号公報
ところで、上述した通り、試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、ストローブ信号の発生タイミング等の各種タイミングはレート内に設定される。このため、レートの開始時点を0秒とすると、各種タイミングの設定値は正の値を設定できれば十分であると考えられる。しかしながら、場合によっては試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、ストローブ信号の発生タイミング等を負の値に設定してレートの開始時点よりも前に設定したいことがある。
例えば、シミュレーションにより得られた波形データから各種タイミングを生成する場合を考える。かかる場合には、波形データをレート毎に切り出す(サイクライズ)とともに、波形データの変化点を試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミングとし、レート内で期待値判定したい時点をストローブ信号の出力タイミングに設定することが行われる。このような場合に、サイクライズの指定に誤りがあると、試験結果がフェイルとなってしまう。
試験結果がフェイルになった場合に、その原因解析のために、試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミングやストローブ信号の発生タイミングを、負の値に設定してレートの開始時点よりも前に設定できれば、サイクライズの指定に誤りがあったのか、その他の要因であるのかを切り分けることができる。しかしながら、従来は、試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、ストローブ信号の出力タイミング等の各種タイミングを負の値に設定することができなかったため、フェイル時の原因究明に時間を要するといった問題があった。尚、半導体試験装置のハードウェア構成を変更すれば、各種タイミングを負の値に設定することが可能であると考えられるが、コスト上昇を引き起こす要因になる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コストの大幅な上昇を伴わずに各種タイミングを負の値に設定することを可能にすることで、フェイル時の原因究明を容易且つ安価に行うことができる半導体試験装置及び方法並びに半導体試験シミュレーション装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体試験装置は、被試験デバイス(30)に印加する試験信号(T1〜Tn)を発生する信号発生装置(11)と、前記試験信号を前記被試験デバイスに印加して得られる信号に基づいて前記被試験デバイスの良否判定を行う判定部(13〜15)とを備える半導体試験装置(1)において、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングが規定された試験プログラム(P10)に基づいて、前記信号発生装置に発生させる前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記判定部で前記良否判定を行うタイミングの設定値を求める計算部(22)と、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングとレートとの共通した時間ずれ量を規定し、当該時間ずれ量を限度として前記試験プログラムで規定されるタイミングを負の値に設定可能とする前記試験プログラムに記述されたオフセット量(OF)を、前記計算部で求められた設定値に対して加算する加算部とを備えることを特徴としている。
この発明によると、試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び被試験デバイスから得られる信号の良否判定のタイミングが規定された試験プログラムに基づいて信号発生装置に発生させる試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び判定部で前記良否判定を行うタイミングの設定値が算出され、この設定値に対して所定のオフセット量が加算された設定値に基づいて、信号発生装置から試験信号が発生されるとともに、良否判定のタイミングが規定される。
また、本発明の半導体試験装置は、前記被試験デバイスのピン(30a〜30n)毎の配線長の相違を補正する補正データ(D10)に基づいてピン毎の補正値を算出する補正値算出部(21)と、前記試験信号を被試験デバイスに印加するドライバのピン間における印加タイミングのずれ、及び前記被試験デバイスから得られる信号と所定の比較電圧との比較を行うコンパレータのピン間におけるタイミングずれを校正する校正データ(D11)に基づいてピン毎の校正値を算出する校正値算出部(24)と、前記加算部で算出された前記設定値、前記補正値算出部で算出された前記補正値、及び前記校正値算出部で算出された前記校正値を加算する加算器(25)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記加算器で加算された値を記憶する記憶部(16)を備え、前記信号発生装置は、前記記憶部に記憶された前記設定値に基づいて前記試験信号を発生し、又は、前記記憶部に記憶された前記設定値に基づいて前記判定部で前記良否判定を行うタイミングを規定するストローブ信号(ST)を発生することを特徴としている。
本発明の半導体試験方法は、被試験デバイス(30)に試験信号(T1〜Tn)を印加して得られる信号に基づいて前記被試験デバイスの良否判定を行う半導体試験方法において、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングが規定された試験プログラム(P10)に基づいて、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングの設定値を求める第1ステップと、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングとレートとの共通した時間ずれ量を規定し、当該時間ずれ量を限度として前記試験プログラムで規定されるタイミングを負の値に設定可能とする前記試験プログラムに記述されたオフセット量(OF)を、前記第1ステップで求められた設定値に対して加算する第2ステップと、前記第2ステップで前記オフセット量が加算された設定値に基づいて、前記被試験デバイスに印加される前記試験信号と前記良否判定を行うタイミングを規定するストローブ信号(ST)とを発生する第3ステップとを含むことを特徴としている。
本発明の半導体試験シミュレーション装置は、モデル化された被試験デバイスに対する試験シミュレーションを行う半導体試験シミュレーション装置において、前記モデル化された被試験デバイスに印加する試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、及び前記モデル化された被試験デバイスに前記試験信号を印加して得られる信号に基づいて良否判定を行うタイミングが規定された試験プログラム(P10)に基づいて、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングの設定値を求める計算部(22)と、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングとレートとの共通した時間ずれ量を規定し、当該時間ずれ量を限度として前記試験プログラムで規定されるタイミングを負の値に設定可能とする前記試験プログラムに記述されたオフセット量(OF)を、前記計算部で求められた設定値に対して加算する加算部(23)とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、オフセット量が加算された設定値に基づいて、被試験デバイスに印加される試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び被試験デバイスから得られる信号の良否判定タイミングが調整されるため、各種タイミングを負の値に設定することができ、フェイル時の原因究明を容易且つ安価に行うことができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による半導体試験装置及び方法並びに半導体試験シミュレーション装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の半導体試験装置1は、被試験デバイス(DUT)としての半導体デバイス30の試験を行う試験部10と、試験部10の制御を行う制御部20とを備えている。試験部10は、信号発生装置11、ドライバ部12、コンパレータ部13、ラッチ部14、判定部15、及びレジスタ16(記憶部)を備えている。
信号発生装置11は、制御部20の制御の下で、半導体デバイス30に印加する試験信号(試験信号)T1〜Tn、判定部15に出力する期待値E、及びラッチ部14に出力するストローブ信号STを発生する。尚、信号発生装置11から出力される試験信号T1〜Tnの立ち上がり、立ち下がりタイミングはレジスタ16の設定内容によって個別に決定される。また、信号発生装置11からは出力されるストローブ信号STは複数の信号からなり、各々の出力タイミングはレジスタ16の設定内容によって個別に決定される。ドライバ部12は、試験信号T1〜Tnの各々に対応した複数のドライバ回路12a〜12nを備えており、信号発生装置11から出力された試験信号T1〜Tnを半導体デバイス30のピン30a〜30nの各々に印加する。
コンパレータ部13は、ピン30a〜30nの各々に対応した複数のコンパレータ回路13a〜13nを備えており、所定の電圧を有する比較電圧と半導体デバイス30のピン30a〜30nから出力された信号の各々とを比較する。ラッチ部14は、ピン30a〜30nの各々に対応した複数のラッチ回路14a〜14nを備えており、コンパレータ部13から出力される各信号を、信号発生装置11から出力されるストローブ信号STのタイミングで保持する。判定部15は、ラッチ部14のラッチ回路14a〜14nの各々で保持された信号と信号発生装置11から出力される期待値Eとを比較し、パス/フェイルを示すフェイルデータFDを制御部20に出力する。レジスタ16は、信号発生装置11から出力される試験信号T1〜Tnの立ち上がり、立ち下がり及びストローブ信号STの出力タイミングを規定する設定値を記憶する。
制御部20は、試験部10の各部を制御して半導体試験装置1の動作を統括的に制御する。具体的には、信号発生装置11を制御して試験信号T1〜Tn等の出力制御を行うとともに、判定部15から出力されるフェイルデータFDをフェイルメモリ(図示省部)に収集する制御を行う。また、制御部20は、配線長補正値計算部21(補正値計算部)、タイミング設定値計算部22、加算部23、校正値算出部24、及び加算器25を備えており、外部から入力される配線長補正データD10(補正データ)、テストプログラムP10(試験プログラム)、及び校正データD11を用いてレジスタ16の設定値を求める。
上記の配線長補正データD10は、半導体デバイス30の各ピン30a〜30n毎の配線の長さの相違を補正するためのデータである。テストプログラムP10は、半導体デバイス30の試験を行うために、試験信号のパターンデータ及び期待値、信号発生装置11から発生させる試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、及びストローブ信号STの発生タイミング等が記述されたプログラムである。校正データD11は、ドライバ部12で生ずる信号間のタイミングずれ(ドライバスキュー)及びコンパレータ部13で生ずる信号間のタイミングずれ(コンパレータスキュー)を校正するためのデータである。
配線長補正値計算部21は、配線長補正データD10を用いて、半導体デバイス30の配線長差を補正するための補正値を求める。タイミング設定値計算部22は、テストプログラムP10の記述内容に従って各種タイミングの設定値を求める。ここで、試験部10はレートと呼ばれるサイクルに従って動作するため、タイミング設定値計算部22は、例えばレート内における試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、コンパレータ部13での比較タイミング等の設定値を求める。尚、制御部20は、このテストプログラムP10の記述内容に従って、信号発生装置11で発生させる試験信号T1〜Tnを決定する。
加算部23は、タイミング設定値計算部22で求められた設定値と、テストプログラムP10に記述されているオフセット量とを加算する。ここで、テストプログラムP10について説明する。図2は、テストプログラムP10の記述例を示す図である。図2に示す通り、テストプログラムP10には、オフセット量OFと、信号発生装置11から発生させる試験信号T1〜Tnの立ち上がり、立ち下がりタイミングやストローブ信号STの発生タイミング等を規定する複数のタイミング規定量Tとが記述されている。図2に示す例では、オフセット量OFとしてZ[ns]が記述されており、タイミング規定量TとしてX[ns]及び−Y[ns]が記述されている。
オフセット量OFは、試験信号T1〜Tnの立ち上がり、立ち下がりタイミングやストローブ信号STの発生タイミング等の各種タイミングに共通したものであり、各種タイミングとレートとの時間ずれ量を規定するものである。つまり、テストプログラムP10にオフセット量OFを記述することで、レートに対して各種タイミングをオフセット量OFの分だけ共通して遅延させることが可能である。そして、このオフセット量OFを記述可能としたことで、各種タイミング規定量Tとして負の値を記述することを可能としている。
図3は、テストプログラムP10に記述されるオフセット量の働きを説明するための図である。いま、テストプログラムP10に記述された各種タイミングが図3(a)に示す通りであるとする。つまり、信号発生装置11から発生される試験信号T1は、レートの開始時点でH(ハイ)状態になって1レートの前半部分においてH状態であるが後半部分はL(ロー)状態になる信号である。また、信号発生装置11から発生される試験信号T2は、試験信号T1がH状態になってから所定時間経過後にH状態になり、複数レートに亘ってH状態が維持される信号である。更に、ストローブ信号STの発生タイミングは、各レートの後半部分に設定されているものとする。尚、図3においては、説明の簡単のために、試験信号T1,T2のみを図示しており、またストローブ信号STは複数の信号からなる信号であるが、代表的な1つのストローブ信号STのみを図示している。
これに対し、テストプログラムP10にオフセット量OFを設定すると、試験信号T1,T2の立ち上がり、立ち下がりがオフセット量OFの分だけ遅延して信号発生装置11から出力されるとともに、ストローブ信号STもオフセット量OFの分だけ遅延して信号発生装置11から出力される。よって、図3(b)に示す通り、図3(a)に示す試験信号T1,T2及びストローブ信号STがオフセット量OFの分だけ遅延することになる。そして、このオフセット量OFを限度として、テストプログラムP10に記述される各種タイミング規定量Tに負の設定値を設定することが可能となる。即ち、図2に示す例では、タイミング規定量Tとして最大−Z[ns]まで記述することが可能である。
校正値算出部24は、校正データD11を用いてドライバスキュー及びコンパレータスキューを校正する校正値を算出する。ここで、レジスタ16の設定値は有限であり、その設定値は配線長補正値計算部21で求められる補正値、加算部23の出力、及び校正値算出部24で算出される校正値を加算器25で加算した値によって決定される。このため、上記のオフセット量OFの最大値OFmは、レジスタ16に設定可能な最大値から上記の補正値及び校正値を減算した値となる。
ここで、オフセット量OFの最大値OFmについて具体的に説明する。図4は、設定可能なオフセット量OFの最大値OFmを説明するための図である。尚、ここでは説明の簡単のために、信号発生装置11から8ビットの試験信号T1〜T8が出力されるものとする。図4において、試験信号T1〜T8の各々について示す棒グラフの長さが試験信号T1〜T8の遅延量を表しており、試験信号T1〜T8の各々に対して設定可能な遅延量の最大値はDmである。
いま、図4に示す通り、試験信号T1〜T8の各々について、配線長補正値計算部21で求められる補正値、及び校正値算出部24で求められる校正値がそれぞれ設定されているとする。オフセット量OFは、試験信号T1〜T8に共通するものであるため、試験信号T1〜T8の全てについて、オフセット量OF、補正値、及び校正値を加算した値が最大値Dmを超えはならない。このため、レジスタ16に設定可能な遅延量の最大値Dmから、試験信号T1〜T8の各々に設定される補正値と校正値との和が最大になるものを減算した値が設定可能なオフセット量OFの最大値OFmになる。従って、タイミング規定量Tは、最大−OFmまで記述可能になる。
以上説明した制御部20に設けられる配線長補正値計算部21、タイミング設定値計算部22、加算部23、校正値算出部24、及び加算器25は、ハードウェアにより実装することも可能であるが、ファームウェアにより実装することが望ましい。ここで、ファームウェアとは、 ハードウェアの基本的な制御を行なうために組み込まれたソフトウェアをいう。上記の構成をファームウェアによって実装することで、ハードウェアの大幅な改変を伴わずに、安価に負のタイミング規定量Tの設定が可能になる。
次に、上記構成の半導体試験装置1の動作について説明する。試験に先立って、予め、ユーザは配線長補正データD10、テストプログラムP10、及び校正データD11をそれぞれ作成しておく。配線長補正データD10は、例えば半導体デバイス30をテストヘッド上に配置して専用の計測機器の計測結果を用いて作成する。テストプログラムP10は、例えばユーザがコンピュータ等を用いて手入力により作成する。校正データD11は、例えば半導体デバイス30に代えて計測用の治具をテストヘッド上に配置し、試験信号T1〜Tnの遅延量を「0」に設定し、信号発生装置11から試験信号T1〜Tnを発生させてストローブ信号STの時間位置を調整して得られる計測結果を用いて作成する。
試験が開始されると、配線長補正データD10が制御部20の配線長補正値計算部21に読み込まれ、半導体デバイス30の各ピン30a〜30n毎の配線の長さの相違を補正するための補正値が算出される。また、テストプログラムP10がタイミング設定値計算部22に読み込まれたテストプログラムP10に記述されたタイミング規定量Tに従った各種タイミングの設定値が求められるとともに、テストプログラムP10に記述されたオフセット量OFが加算部23に読み込まれ、タイミング設定値計算部22で求められた設定値とオフセット量OFとが加算される。更に、校正データD11が校正値算出部24に読み込まれ、ドライバスキュー及びコンパレータスキューを校正するための校正値が算出される。尚、上記の補正値、加算部23での加算値、及び校正値は、半導体デバイス30のピン30a〜30n毎に算出される。
配線長補正値計算部21で算出された補正値、加算部23での加算値、及び校正値算出部24で算出された校正値は、加算器25に入力され、半導体デバイス30のピン30a〜30n毎に加算される。加算器25で加算された値は、レジスタ16に出力されて記憶される。これにより、信号発生装置11からの試験信号T1〜Tnの立ち上がり、立ち下がりタイミング、及びストローブ信号STの出力タイミングが設定される。尚、制御部20は、テストプログラムP10の記述内容に従って、信号発生装置11で発生させる試験信号T1〜Tnを決定する。
以上の設定を終えると、制御部20から信号発生装置11に対して制御信号が出力され、信号発生装置11から試験信号T1〜Tnが、上記の処理で設定されたタイミングで出力される。信号発生装置11から出力された試験信号T1〜Tnは、ドライバ部12のドライバ回路12a,12b,…,12nをそれぞれを介して半導体デバイス30のピン30a〜30nにそれぞれ印加される。そして、半導体デバイス30から出力される信号は、コンパレータ部13のコンパレータ回路13a,13b,…,13nにそれぞれ入力され、所定の電圧を有する比較電圧と比較される。
コンパレータ部13のコンパレータ回路13a〜13nの各々で比較された信号は、ラッチ部14のラッチ回路14a〜14nにそれぞれ入力され、信号発生装置11から出力されるストローブ信号STのタイミングで保持される。ラッチ回路14a〜14nの各々で保持された信号は判定部15に出力される。判定部15は、ラッチ部14からの信号と信号発生装置11から出力される期待値Eとを比較し、パス/フェイルを示すフェイルデータFDを制御部20に出力する。制御部20は得られたフェイルデータをフェイルメモリ(図示省略)に収集する。以下、信号発生装置11で異なる試験信号を発生させて同様の試験が行われる。
以上の試験によって得られた試験結果がフェイルである場合にはその原因解析を行う必要がある。この原因解析時に、試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミングやストローブ信号STの発生タイミングを規定するタイミング規定量Tに負の値を設定することで、サイクライズの指定に誤りがあったのか、その他の要因であるのかを容易に切り分けることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態による半導体試験装置及び方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、実際の半導体デバイス30を試験するハードウェアで構成された半導体試験装置について説明したが、本発明は半導体試験シミュレーション装置にも適用可能である。この半導体試験シミュレーション装置は、半導体デバイス30をモデル化してソフトウェアで実現するとともに、図1に示した半導体試験装置10に設けられた試験部10及び制御部20を共にソフトウェアで実現して、モデル化された半導体デバイスの試験を行うものである。
本発明の一実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。 テストプログラムP10の記述例を示す図である。 テストプログラムP10に記述されるオフセット量の働きを説明するための図である。 設定可能なオフセット量OFの最大値OFmを説明するための図である。 従来の半導体試験装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 半導体試験装置
11 信号発生装置
13 コンパレータ部
14 ラッチ部
15 判定部
16 レジスタ
21 配線長補正値計算部
22 タイミング設定値計算部
23 加算部
24 校正値算出部
25 加算器
30 半導体デバイス
30a〜30n ピン
D10 配線長補正データ
D11 校正データ
OF オフセット量
P10 テストプログラム
T1〜Tn 試験信号

Claims (5)

  1. 被試験デバイスに印加する試験信号を発生する信号発生装置と、前記試験信号を前記被試験デバイスに印加して得られる信号に基づいて前記被試験デバイスの良否判定を行う判定部とを備える半導体試験装置において、
    前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングが規定された試験プログラムに基づいて、前記信号発生装置に発生させる前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記判定部で前記良否判定を行うタイミングの設定値を求める計算部と、
    前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングとレートとの共通した時間ずれ量を規定し、当該時間ずれ量を限度として前記試験プログラムで規定されるタイミングを負の値に設定可能とする前記試験プログラムに記述されたオフセット量を、前記計算部で求められた設定値に対して加算する加算部と
    を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記被試験デバイスのピン毎の配線長の相違を補正する補正データに基づいてピン毎の補正値を算出する補正値算出部と、
    前記試験信号を被試験デバイスに印加するドライバのピン間における印加タイミングのずれ、及び前記被試験デバイスから得られる信号と所定の比較電圧との比較を行うコンパレータのピン間におけるタイミングずれを校正する校正データに基づいてピン毎の校正値を算出する校正値算出部と、
    前記加算部で算出された前記設定値、前記補正値算出部で算出された前記補正値、及び前記校正値算出部で算出された前記校正値を加算する加算器と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 前記加算器で加算された値を記憶する記憶部を備え、
    前記信号発生装置は、前記記憶部に記憶された前記設定値に基づいて前記試験信号を発生し、又は、前記記憶部に記憶された前記設定値に基づいて前記判定部で前記良否判定を行うタイミングを規定するストローブ信号を発生することを特徴とする請求項2記載の半導体試験装置。
  4. 被試験デバイスに試験信号を印加して得られる信号に基づいて前記被試験デバイスの良否判定を行う半導体試験方法において、
    前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングが規定された試験プログラムに基づいて、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングの設定値を求める第1ステップと、
    前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングとレートとの共通した時間ずれ量を規定し、当該時間ずれ量を限度として前記試験プログラムで規定されるタイミングを負の値に設定可能とする前記試験プログラムに記述されたオフセット量を、前記第1ステップで求められた設定値に対して加算する第2ステップと、
    前記第2ステップで前記オフセット量が加算された設定値に基づいて、前記被試験デバイスに印加される前記試験信号と前記良否判定を行うタイミングを規定するストローブ信号とを発生する第3ステップと
    を含むことを特徴とする半導体試験方法。
  5. モデル化された被試験デバイスに対する試験シミュレーションを行う半導体試験シミュレーション装置において、
    前記モデル化された被試験デバイスに印加する試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング、及び前記モデル化された被試験デバイスに前記試験信号を印加して得られる信号に基づいて良否判定を行うタイミングが規定された試験プログラムに基づいて、前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングの設定値を求める計算部と、
    前記試験信号の立ち上がり、立ち下がりタイミング及び前記良否判定を行うタイミングとレートとの共通した時間ずれ量を規定し、当該時間ずれ量を限度として前記試験プログラムで規定されるタイミングを負の値に設定可能とする前記試験プログラムに記述されたオフセット量を、前記計算部で求められた設定値に対して加算する加算部と
    を備えることを特徴とする半導体試験シミュレーション装置。
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