JP4682790B2 - キャリッジ移動量検出方法、及び、液体吐出装置 - Google Patents

キャリッジ移動量検出方法、及び、液体吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、位置検出装置、および位置検出装置を備える液体吐出装置に関する。
インクジェットプリンタにおいては、キャリッジおよび紙等の印刷対象物が、モータによって駆動される。かかる駆動に際して、位置制御および速度制御を行うべく、一般にエンコーダが用いられている。エンコーダは、フォトセンサとスケールとを備えている。これらのうち、フォトセンサは、発光素子と受光素子とを備えている。また、スケールは、発光素子で発せられる光を透過する透光部と、発光素子で発せられる光を遮る遮光部とを有していて、これら透光部と遮光部とが一定ピッチで繰り返されている。
かかるエンコーダにおいて、近年、インクミストの付着が問題となっている。すなわち、近年の高精細な印刷を行うプリンタは、微小なインク滴(インクミスト)を印刷ヘッドから吐出可能としている。このインクミストは、微小であるが故に、プリンタの内部で容易に飛散する。そのため、使用するにつれて、インクミストの固化体がスケール等に堆積していく。
かかる不具合を防止するための構成として、特許文献1および特許文献2に開示されている構成がある。これらのうち、特許文献1には、ベルトとスケールの間に仕切り部材を配置していて、スケールに対するインクミストの付着を防止する構成を採用している。また、特許文献2には、インクミストが付着して受光素子から出力される出力信号のDuty比が低下した場合でも、出力信号のDuty比が50%となるように補正するための構成が開示されている。
特開2005−81691号公報(要約および段落番号0032、図3等参照) 特開2004−202963号公報(要約、段落番号0034〜0040、図3〜図5他参照)
ところで、上述の特許文献1においては、仕切り部材を配置することにより、インクミストの流れを制限し、スケールにインクミストが付着するのを防止している。しかしながら、インクミストがスケールの透光部に付着すると、該透光部を透過する光を回折させる等の不具合を生じさせる場合がある。かかる回折が生じると、誤検出を生じ易くなるが、このような不具合を防止するための手段は、特許文献1には、何等開示されていない。
また、特許文献2には、信号補正のための構成は開示されているが、特許文献1同様、透光部を透過する光の回折を防止するための有効な手段は、何等開示されていない。ここで、インクミストの付着によって誤検出が生じる場合、汚れの程度を判別し、予めどの段階で誤検出が生じるのか、判別可能となれば良い。しかしながら、現状では、汚れの程度を判別するための手段は、現状では存在していない。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、スケールと発光部/受光部との間の距離を変化させることにより、スケールの汚れの程度が検出可能であると共に、読み取り能力に応じて、読み取り限界を高めることが可能な位置検出装置およびこの位置検出装置を備える液体吐出装置を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、被検出物の位置を検出する位置検出装置において、光を出射する発光部と、発光部から出射される光を通過させる透光部および発光部からの光を遮光する遮光部とが交互に配置されているスケールと、スケールを挟んで発光部とは反対側に設けられると共に、光の受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、スケールを発光部と受光部との間で移動させて、該スケールを発光部または受光部に対して接離させるスケール移動機構と、を具備するものである。
このように構成した場合には、スケールは、スケール移動機構によって、発光部と受光部との間で移動可能となる。そのため、スケールを、発光部/受光部に対して接離させることが可能となる。ここで、スケールを移動させて発光部に近接させる場合、受光部からスケールが離間するが、スケールにインクミストが付着する場合、透光部を通過する光は、インクミストの付着部分で回折させられる。かかる回折の影響は、透光部と受光部との間の距離が大きくなる程に強くなる。そのため、スケールを受光部から離間させると、受光部において、発光部で生じた光の検出精度が悪化し、それにより、透光部の検出限界を、早く知ることが可能となる。すなわち、スケールを受光部から離間させる距離に応じて、スケールの読み取り寿命を察知することが可能となる。
また、上述とは逆に、スケールを移動させて受光部に近接させる場合、受光部での検出精度を向上させることができる。すなわち、スケールにインクミストが付着し、インクミストの付着部分で光が回折しても、受光部との距離が近いことにより、回折による影響をさほど受けずに済む。それにより、インクミストが所定だけ付着した場合でも、受光部での検出精度を向上させることが可能となり、スケールの読み取り寿命を延命することが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、スケール移動機構は、スケールを位置検出を行う状態よりも発光部側に移動可能としたものである。このように構成した場合には、スケールは、発光部に近接するものの、受光部から離間する。ここで、スケールにインクミストが付着する場合、透光部を通過する光は、インクミストの付着部分で回折させられる。かかる回折の影響は、透光部と受光部との間の距離が大きくなる程に強くなる。そのため、スケールを受光部から離間させると、受光部において、発光部で生じた光の検出精度が悪化し、それにより、透光部の検出限界を、早く知ることが可能となる。すなわち、スケールを受光部から離間させる距離に応じて、スケールの読み取り寿命を察知することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、スケール移動機構は、スケールを係止する係止部を有すると共に、該スケールを一端側および他端側のそれぞれで支持するスケール支持部材と、発光部と受光部との間でスケール支持部材の移動をガイドするスライドガイド手段と、発光部と受光部との間でスケール支持部材を移動させるための駆動力を与える駆動手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、スケールを係止させているスケール支持部材には、駆動手段によって移動のための駆動力が与えられる。この場合、スケール支持部材は、スライドガイド手段でスライドがガイドされるため、これらが連動することにより、スケールは良好にスライドすることが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、駆動手段は、モータと、モータからの駆動力を伝達するための駆動力伝達手段と、駆動力伝達手段によって駆動力が伝達されて回転すると共に、回転中心からカム面までの距離が回転角度によって変化し、該回転角度に応じてスケールを移動させる偏心カムと、を具備するものである。
このように構成した場合には、モータからの駆動力が駆動力伝達手段を介して、偏心カムに伝達される。ここで、偏心カムは、回転中心からカム面までの距離が回転角度によって変化するため、その回転角度に応じて、スケールは移動する。このように構成すれば、スケールを確実にスライドさせることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、スケールは、被検出物の位置を検出するために、発光部からの光を透過する第1透光部および発光部からの光を遮断する第1遮光部が交互に形成される位置検出パターンと、スケールの汚れを検出するために、発光部からの光を透過する第2透光部および前記発光部からの光を遮断する第2遮光部が交互に形成され、通過する光量が位置検出パターンを通過する光量よりも少なくなる汚れ検出パターンと、汚れ検出パターンでスケールが一定以上の汚れの程度に達していることを検出した場合、スケール移動機構を作動させて受光部に寄せる制御を行う制御手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、被検出物の位置検出用の位置検出パターンに加えて、汚れ検出パターンを具備している。このため、スケールにおける汚れの程度がどのぐらいであるのかを、一層的確に判断可能となる。また、制御手段は、スケールに一定以上の汚れが生じている場合、スケールを受光部に寄せるように制御する。このため、スケールのインクミストの付着部分で光が回折しても、受光部との距離が近いことにより、回折による影響をさほど受けずに済む。それにより、インクミストが所定だけ付着した場合でも、受光部での検出精度を向上させることが可能となり、スケールの読み取り寿命を延命することが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、駆動手段は、モータの駆動を制御する制御手段を具備すると共に、この制御手段は、スケールの汚れの程度の検出を行う場合に、スケールを発光部側に向けて移動させるための制御をスケール移動機構に対して行うと共に、スケールの汚れの程度に応じて、スケールを受光部に寄せるための制御をスケール移動機構に対して行うものである。
このように構成した場合には、汚れの検出を行う場合には、制御手段での制御に基づいて、モータは駆動制御され、スケールは発光部側に寄せられる。そのため、透光部を通過する光は、インクミストの付着部分で回折させられる。加えて透光部と受光部との間の距離が大きくなるため、スケールを受光部から離間させると、受光部において、発光部で生じた光の検出精度が悪化する。それにより、透光部の検出限界を、早く知ることが可能となる。すなわち、スケールを受光部から離間させる距離に応じて、スケールの読み取り寿命を察知することが可能となる。
さらに、他の発明は、被検出物の位置を検出する位置検出装置において、光を出射する発光部と、発光部から出射される光を通過させる透光部および発光部からの光を遮光する遮光部とが交互に配置されているスケールと、スケールを挟んで上記発光部とは反対側に設けられると共に、光の受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、発光部および受光部が取り付けられると共に、これら発光部と受光部とをスケールへの接離方向に沿って移動させるセンサ移動機構と、を具備するものである。
このように構成した場合には、発光部/受光部は、センサ移動機構によって、スケールに対して接離させることが可能となる。ここで、発光部がスケールに対して近接する場合、受光部からスケールが離間するが、スケールにインクミストが付着する場合、透光部を通過する光は、インクミストの付着部分で回折させられる。かかる回折の影響は、透光部と受光部との間の距離が大きくなる程に強くなる。そのため、スケールを受光部から離間させると、受光部において、発光部で生じた光の検出精度が悪化する。それにより、透光部の検出限界を、早く知ることが可能となる。すなわち、受光部がスケールから離間させる距離に応じて、スケールの読み取り寿命を察知することが可能となる。
また、上述とは逆に、受光部がスケールに対して近接する場合、受光部での検出精度を向上させることができる。すなわち、スケールにインクミストが付着し、インクミストの付着部分で光が回折しても、受光部との距離を近づけることにより、回折による影響をさほど受けずに済む。それにより、インクミストが所定だけ付着した場合でも、受光部での検出精度を向上させることが可能となり、スケールの読み取り寿命を延命することが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に係る位置検出装置を備えると共に、印刷対象物に液体を吐出させる液体吐出部とを備えるものである。
このように構成した場合には、スケールに対する、発光部/受光部の相対的な距離は、スケール移動機構またはセンサ移動機構の存在により、適宜設定することができる。そのため、スケールを、発光部/受光部に対して接離させることが可能となる。ここで、スケールと発光部とが近接する場合、受光部からはスケールが離間した状態となる。しかしながら、スケールにインクミストが付着する場合、透光部を通過する光は、インクミストの付着部分で回折させられる。かかる回折の影響は、透光部と受光部との間の距離が大きくなる程に強くなる。そのため、スケールに対して受光部が離間していると、受光部において、発光部で生じた光の検出精度が悪化し、それにより、透光部の検出限界を、早く知ることが可能となる。すなわち、スケールと受光部との間の離間距離に応じて、スケールの読み取り寿命を察知することが可能となる。
また、上述とは逆に、スケールと受光部とが近接する場合、受光部での検出精度を向上させることができる。すなわち、スケールにインクミストが付着し、インクミストの付着部分で光が回折しても、受光部との距離が近いことにより、回折による影響をさほど受けずに済む。それにより、インクミストが所定だけ付着した場合でも、受光部での検出精度を向上させることが可能となり、スケールの読み取り寿命を延命することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る位置検出装置およびこの位置検出装置を用いたプリンタ10について、図1から図14に基づいて説明する。なお、本実施の形態のプリンタ10は、インクジェット式のプリンタであるが、かかるインクジェット式プリンタは、インクを吐出して印刷可能な装置であれば、いかなる吐出方法を採用した装置でも良い。
また、以下の説明においては、下方側とは、プリンタ10が設置される側を指し、上方側とは、設置される側から離間する側を指す。また、後述するキャリッジ31が移動する方向を主走査方向、主走査方向に直交する方向であって印刷対象物Pが搬送される方向を副走査方向とする。また、印刷対象物Pが供給される側を給紙側(後端側)、印刷対象物Pが排出される側を排紙側(手前側)として説明する。
図1に示すように、プリンタ10は、筐体部20と、キャリッジ駆動機構30と、用紙搬送機構40と、リニアエンコーダ50と、スケール移動機構70と、ロータリエンコーダ80と、制御部90と、を主要な構成要素としている。
これらのうち、筐体部20は、設置面に設置されるシャーシ21、このシャーシ21から上方に向かい立設されている支持フレーム22を具備している。また、キャリッジ駆動機構30は、キャリッジ31と、キャリッジモータ(CRモータ32)と、ベルト33と、歯車プーリ34、従動プーリ35およびキャリッジ軸36を備えている。これらのうち、キャリッジ31には、各色のインクカートリッジ37を搭載可能としている。また、図2に示すように、キャリッジ31の下面には、インク滴を吐出可能な印刷ヘッド38が設けられている。また、ベルト33は、無端ベルトであり、その一部がキャリッジ31の背面に固定されている。このベルト33は、歯車プーリ34と従動プーリ35とによって張設されている
上述の印刷ヘッド38には、各インクに対応づけられた不図示のノズル列が設けられていて、このノズル列を構成するノズルには、不図示のピエゾ素子が配置されている。このピエゾ素子の作動により、インク通路の端部にあるノズルからインク滴を吐出することが可能となっている。なお、印刷ヘッド38は、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式に限られず、例えばインクをヒータで加熱し、発生する泡の力を利用するヒータ方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、ミストを電界で制御するミスト方式等を採用しても良い。また、カートリッジ37に充填されるインクは、染料系インク/顔料系インク等、いずれの種類のインクを搭載しても良い。
図3に示すように、用紙搬送機構40は、印刷対象物P等を搬送するためのPFモータ41(図2参照)、および普通紙等の給紙に対応する給紙ローラ42を具備している。また、給紙ローラ42よりも排紙側には、印刷対象物Pを搬送/挟持するためのPFローラ対43が設けられている。また、PFローラ対43の排紙側には、プラテン44および上述の印刷ヘッド38が上下に対向する様に配設されている。プラテン44は、PFローラ対43によって印刷ヘッド38の下へ搬送されてくる印刷対象物Pを、下方側から支持する。また、プラテン44よりも排紙側には、上述のPFローラ対43と同様の、排紙ローラ対45が設けられている。この排紙ローラ対45のうち、排紙駆動ローラ45aには、PF駆動ローラ43aと共に、PFモータ41からの駆動力が伝達される。
また、図4等に示すように、リニアエンコーダ50は、位置検出装置として機能させることが可能であり、リニアスケール51と、フォトセンサ60とを備えている。リニアスケール51は、例えば長尺かつフィルム状の透明部材52により構成されている。かかる透明部材52の材質としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)があるが、その他の透明材質を種々適用可能である。このリニアスケール51は、直線状に設けられていると共に、その両端部分には、図9に示すような細長の係止孔51aが設けられている。この係止孔51aには、後述する係止フック712が差し込まれ、該係止フック712によってリニアスケール51は、張設状態で支持される。
なお、説明の便宜上、以下の説明においては、透明部材52のうち、後述する発光部61側の面を表面52a、受光部側の面を裏面52bとする。
また、図4に示すように、リニアスケール51には、位置検出パターン53および汚れ検出パターン54が形成されている。これらのうち、位置検出パターン53は、光を透過させる第1透光部53aと、光の透過を遮断する第1遮光部53bとを有している。これらのうち、第1遮光部53bは、黒色かつ光を透過させない程度の厚みを有する黒色の印刷が、透明部材52の表面に施されることにより、形成される部分である。また、第1透光部53aは、黒色の印刷が施されない部分であり、後述する発光部61で発せられる光を透過可能としている。
なお、本実施の形態においては、汚れ検出パターン54は、必ずしも必要ではなく、この汚れ検出パターン54を省略する構成を採用しても良い。
ここで、本実施の形態では、第1透光部53aと第1遮光部53bとは、同一の幅寸法、すなわち同一ピッチで形成されている。なお、第1透光部53aと第1遮光部53bの幅寸法は、必ずしも同一でなくて良いが、第1透光部53aと第1遮光部53bとが交互に繰り返されるピッチ(以下、マスクピッチMと呼ぶ。)は、位置検出パターン53の周方向の全てにおいて、同一である必要がある。
また、リニアスケール51の長手方向のうち、位置検出パターン53よりも端部側の部位(本実施の形態では、80桁側よりもさらに外側の部位)には、汚れ検出パターン54が設けられている。この汚れ検出パターン54も、上述の位置検出パターン53と同様に、光を透過させる第2透光部54aと、光の透過を遮断する第2遮光部54bとを有している。
ここで、汚れ検出パターン54における第2透光部54aは、位置検出パターン53における第1透光部53aよりも、光の透過面積および透過率が小さくなるように設けられている。かかる透光部53aの光の透過率を小さくする構成としては、図5に示すように、第2透光部54aに、遮光パターン54kを設ける場合がある。ここで、図5に示す状態においては、遮光パターン54kは、ロータリスケール51の接線方向に対して傾斜している、多数の斜線状の光遮断部54mによって構成されている。この光遮断部54mの存在により、第2透光部54aにおける光の透過面積および光の透過率は、第1透光部53aにおける光の透過面積および光の透過率よりも小さくなっている。また、第2透光部54aを透過する光の光量は、第1透光部53aを透過する光の光量よりも少なくなっている。
なお、第2透光部54aと第2遮光部54bによって構成されるマスクピッチMmは、第1透光部53aと第1遮光部53bとによって構成されるマスクピッチMと等しくなっている。しかしながら、マスクピッチMmを、マスクピッチMと異なるように構成しても良い。また、汚れ検出パターン54は、リニアスケール51のうち、長手方向の端部側に設けられる構成には限られない。例えば、リニアスケール51のうち、位置検出パターン53に隣接する下方側に、汚れ検出パターン54を設けるように構成しても良い。
また、図4および図6に示すように、フォトセンサ60は、光の投受光方式のセンサであり、発光部61と、コリメータレンズ62と、受光部63とを有している。これら発光部61と受光部63とはリニアスケール51を挟んで、互いに対向する状態で配置されている。また、コリメータレンズ62と受光部63との間には、両者に非接触状態で上述のリニアスケール51が配置されている。ここで、発光部61は、例えば発光ダイオードといった発光素子610を備え、この発光素子610で生じる光は、リニアスケール51に向かって出射される。
また、受光部63は、基板64と、この基板64上に設けられる第1受光素子列65および第2受光素子列66とを有していて、これら第1受光素子列65においては、複数の受光素子65a,65bが一列に配列され、同じく第2受光素子列66においても、複数の受光素子66a,66bが配列されている。受光素子65a〜66bは、例えばフォトトランジスタ、フォトダイオード、フォトIC等のような、受光した光を、その光量に応じた電気信号に変換可能な受光素子を備えている。これらの受光素子65a〜66bは、透光部53a,54aと遮光部53b,54bとで構成される位置検出パターン53/汚れ検出パターン54の1ピッチ当たり、2つ設けられている。また、本実施の形態では、第1受光素子列65と第2受光素子列66とは、1/4ピッチずつ、ずらされた配置となっている。すなわち、第1受光素子列65と第2受光素子列66の位相差が90度となっている。
なお、本実施の形態のように、透光部53a,54aと遮光部53b,54bとの幅寸法が等しい場合、透光部53a,54a/遮光部53b,54bのそれぞれに、1つの受光素子65a〜66bが対応する配置関係となっている。
また、図6に示すように、複数の受光素子65a〜66bは、信号増幅回路67に接続されていて、この信号増幅回路67によって、受光素子65a〜66bから出力される光量に応じたアナログ波形の信号を、増幅した後に、第1コンパレータ68aおよび第2コンパレータ68bに向けて出力する。また、第1コンパレータ68aおよび第2コンパレータ68bは、信号増幅回路67を経由してそれぞれの受光素子列65,66から出力されるアナログ信号に基づいて、パルス波形のデジタル信号を出力する。
ここで、第1コンパレータ68aの+側の端子には、第1受光素子列65の受光素子65aが接続されると共に、−側の端子には同じ第1受光素子列65の受光素子65bが接続される。また、第2コンパレータ68bにおいても、第2受光素子列66の受光素子66a,66bが同様に接続される。そして、例えば、+側の端子に入力されるアナログ信号のレベルが、−側の端子に入力されるアナログ信号のレベルよりも高い場合、ハイレベルの信号を出力し、逆の場合には、ローレベルの信号を出力する。それにより、透光部53a,54a/遮光部53b,54bの検出に対応する、図7に示すようなパルス信号(ENC−A,ENC−B)を出力することが可能となっている。
なお、第1受光素子列65に対応する第1コンパレータ68aからは、パルスENC−Aが出力されると共に、1/4ピッチだけずれた配置の第2受光素子列66に対応する第2コンパレータ68bからは、90度だけ位相がずれているパルスENC−Bが出力される。
また、上述のような構成を採用せずに、1つの受光素子列650が存在する、図8に示す構成を採用しても良い。この場合には、受光素子650aが第1コンパレータ68aの+側または−側のいずれかの端子に接続されると共に、受光素子650bが第2コンパレータ68bの+側または−側のいずれかの端子に接続される。
次に、スケール移動機構70について、図9および図10に基づいて説明する。図9に示すように、スケール移動機構70は、スケール支持部材に対応するスケール支持板71と、スライドガイド手段の一部として機能するガイドピン72と、付勢バネ73と、偏心カム74と、駆動手段を構成すると共に駆動力伝達手段として機能するギヤ輪列75と、を具備している。
これらのうち、スケール支持板71は、適宜折り曲げ加工が為されている板状部材である。このスケール支持板71の上端側には、最も大面積のプレート部71aから、プリンタ10の長手方向の他端側に向かって立設する立設部711が設けられている。また、この立設部711のうち、プレート部71aから所定だけ離間した部位には、係止フック712が設けられている。係止フック712は、係止部として機能する部分であり、その先端が、該係止フック712の付け根よりもプレート部71aに向かうように折れ曲がっている。この係止フック712には、リニアスケール51の係止孔51aに係止される。かかる係止により、リニアスケール51は、張設状態で支持可能となる。
また、プレート部71aには、スライドガイド手段の一部として機能するガイド長孔713が設けられている。本実施の形態では、ガイド長孔713は一対設けられていて、2つのガイド長孔713は、互いに一定の距離だけ離間している。このガイド長孔713には、ガイドピン72が差し込まれる。ガイドピン72は、支持フレーム22の側面22aから、プリンタ10の長手方向の他端側に向かって突出する部材である。かかるガイドピン72のガイド長孔713への差し込みにより、スケール支持板71は、紙送り方向に沿ってスライド可能となっている。
ここで、ガイドピン72のうち、一方のガイドピン72aは、その先端が、該ガイドピン72aの付け根部分よりも排紙側に向かって突出する、フック状を為している。このガイドピン72aには、付勢バネ73の一端側が掛け止めされる。なお、かかるフック状を為すガイドピン72aは、後述する説明においては、バネ係止ピン72aとも称呼する。
また、バネ係止ピン72aに対応して、プレート部71aのうち、ガイド長孔713よりも給紙側の部位には、バネ係止部714が設けられている。バネ係止部714は、プレート部71aからプリンタ10の長手方向の他端側に向かって突出する部分である。このバネ係止部714には、付勢バネ73の他端側が掛け止めされる。ここで、付勢バネ73は、バネ係止ピン72aおよびバネ係止部714に対して、張設状態で掛け止めされる。それにより、スケール支持板71には、排紙側に向かう付勢力が与えられる。
また、プレート部71aの下方側かつ給紙側の部位には、ブラケット部715が設けられている。このブラケット部715は、プリンタ10の長手方向の他端側に向かって、所定の長さだけ突出する部分である。また、ブラケット部715のうち、プレート部71aとの境界部分は、上下方向に沿うように設けられている。このブラケット部715には、偏心カム74のカム面74aが当接する。ここで、ブラケット部715は、上述した付勢バネ73の付勢力の作用により、常にカム面74aに当接する。そのため、偏心カム74が回転すると、スケール支持板71は、カム面74aの形状およびガイド長孔713の形状に応じて、紙送り方向にスライド可能となっている。なお、偏心カム74は、回動軸74bに取り付けられている。この回動軸74bには、ギヤ輪列75の最後段のギヤが取り付けられている。
また、図10に示すように、スケール移動機構70は、ギヤ輪列75を具備している。ギヤ輪列75は、偏心カム74に対して、駆動手段を構成するモータからの駆動力を伝達するための手段である。ここで、偏心カム74を回転させるためのモータは、上述した各モータ32,41とは別個独立したモータを用いるようにしても良く、また上述したPFモータ41の駆動力が分配される構成を採用しても良い。なお、PFモータ41の駆動力が分配される構成を採用する場合、例えばギヤ輪列75における一部のギヤの噛み合い/非噛み合いを切り替え可能とする機構を採用して、印刷対象物Pの搬送時には、偏心カム74が回転しない構成を採用する必要がある。
なお、図9および図10においては、プリンタ10の内部の一端側のみについて説明している。しかしながら、プリンタ10の内部の他端側においても、上述したのと同様の構成を具備していて、リニアスケール51が紙送り方向に均一に移動することを可能としている。
また、ロータリエンコーダ80は、図11に示すように、PFモータ41によって回転させられる円盤状のスケール81を具備すると共に、上述のリニアエンコーダ50と同様のフォトセンサ82を具備している。このロータリエンコーダ80においては、スケール81が円盤状である以外は、リニアエンコーダ50と同様の構成となっているため、その詳細についての説明は省略する。
また、制御手段として機能する制御部90は、リニアエンコーダ50またはロータリエンコーダ80から出力されるエンコーダ信号、コンピュータ100からの印刷信号等、各出力信号が入力される。より詳細には、制御部90は、CPU、ROM、RAM、ASIC、DCユニット、ドライバ等を備えている。そして、CRモータ32、印刷ヘッド38、PFモータ41等の駆動制御を司ることを可能としている。
以上のような構成を用いて、プリンタ10を作動させた際に、リニアエンコーダ50において行われる動作について、以下に説明する。
リニアエンコーダ50が作動し、発光部61から光が出射されると、発光部61は、リニアスケール51に向けて光を出射する。出射された光は、コリメータレンズ62に入射されるが、コリメータレンズ62を通過した光は、一定の平行光となるように加工されるものの、完全な平行光ではない。また、受光素子列65の端部側に位置する受光素子65a〜66bにおいては、コリメータレンズ62を通過後、光が透明部材52の表面52aに到達し、所定の割合の光は、表面52aで反射されずに、そのまま透明部材52の内部を進行する。そして、透明部材52の裏面52bにおいて、光は、第1透光部53aまたは第1遮光部53bに到達する。
ここで、印刷対象物Pに対して、印刷ヘッド38からインク滴を吐出させる場合、印刷ヘッド38から微小なインク滴が吐出されるが、その際に、微小なインク滴の一部が浮遊するインクミストが発生する。このインクミストは、プリンタ10の内部を浮遊し、リニアスケール51等に汚れとして徐々に付着していく。この場合、プリンタ10では、所定のタイミングでリニアスケール51の汚れの検出が行われる。以下、リニアスケール51の汚れ検出時におけるプリンタ10の一連の動作を説明する。
図12に示すように、まず、制御部90がリニアスケール51の汚れの検出タイミングであるか否かを判断する(ステップS10)。リニアリスケール51の汚れの検出タイミングは、例えば、1枚または所定の枚数の印刷用紙Pへの印刷終了後、または、プリンタ10の電源投入時である。また、リニアスケール51の汚れの検出タイミングは、例えば、プリンタ10の電源投入後の一定時間t1経過後、また、その後は一定時間t2経過後ごとであっても良い。さらに、リニアスケール51の汚れの検出タイミングは、電源投入後の一定枚数n1の印刷対象物Pへの印刷終了後、また、その後は一定枚数n2の印刷対象物Pへの印刷終了後ごとであって良い。
ステップS10で、検出タイミングでないと判断されると(Noの場合)、リニアスケール51の汚れの検出は行われず、プリンタ10は、例えば待機状態となったり、次の印刷対象物Pへの印刷を行う。一方、ステップS10で検出タイミングであると判断される(Yesの場合)と、所定の前処理を行う(S11)。ここで、前処理とは、キャリッジ31を汚れ検出に適した位置(例えばホームポジション等)に移動させるように、CRモータ32を動作させる処理、および次に述べるスケール移動機構70の作動をいうが、かかる処理以外の動作を前処理としても良い。
ここで、前処理においては、スケール移動機構70を作動させる動作も為される。この場合、スケール移動機構70は、リニアスケール51を発光部61側に寄せるように、移動させる。すると、リニアスケール51は受光部63から離間する。ここで、第1透光部53aにインクミストが付着すると、第1透光部53aを透過後に出射される光は、インクミストの影響により回折させられる場合が多い。かかる回折の影響は、第1透光部53aと受光部63との間の距離が大きくなる程に強くなる。そのため、リニアスケール51を受光部63から離間させると、光の回折が生じ、本来は遮光部53b,54bで覆われていて光の入射が遮られるはずの受光素子65a〜66bに光が入射される。それにより、受光部63において、発光部61で生じた光の検出精度が悪化する。このため、第1透光部53aを受光部63から離間させる場合、該第1透光部53aの検出限界を、早く知ることが可能となる。そして、リニアスケール51を受光部63から離間させる距離に応じて、読み取ることができる寿命を察知することが可能となる。
かかる前処理の終了後、CRモータ32を作動させてキャリッジ31を主走査方向に移動させながら、リニアスケール51(位置検出パターン53)の汚れの程度の検出を行う(S12)。この検出は、後述する図13に示すような処理フローに基づいて行われる。
上述のステップS12における検出が終了すると、実際のリニアスケール51の汚れの程度に応じて、必要に応じた処理を行う(S13)。S13では、種々の処理が考えられるため、以下にそれを列記する。
処理の例としては、スケール移動機構70を作動させて、リニアスケール51を受光部63側により近付けるようにする処理が挙げられる。このようにすれば、第1透光部53aにおいて、インクミスト付着等による回折等の影響を低減可能となり、誤検出の虞を低減することが可能となる。なお、この処理は、リニアスケール51の移動だけで済み、電力消費量の増大等を伴わないため、簡便かつ経済的なものとなる。
また、他の処理としては、CRモータ32の駆動電圧の設定を行うものがある。より具体的には、フォトセンサ60の移動速度を、インクミストが付着していないときの移動速度よりも遅めとなるように、駆動電圧を設定する。このようにすれば、リニアスケール51に一定以上のインクミストが付着して、リニアエンコーダ50において誤検出の虞がある場合、当該誤検出の虞を低減することが可能となる。
また、他の処理としては、あと何枚の印刷対象物Pへ印刷を行うと、リニアスケール51の読み取り限界となるかを確認するものがある。より具体的には、リニアスケール51が読み取り限界となるまでの印刷枚数や印刷時間を制御部90によって算出する。この確認/算出により、リニアスケール51に汚れが生じるまでの印刷枚数や印刷時間の把握が可能となる。
また、他の処理としては、プリンタ10に別途取り付けられている液晶ディスプレイ等の表示装置(図示省略)に、所定のメッセージを表示させるものがある。所定のメッセージとしては、リニアスケール51が読み取り限界に近い、または読み取り限界に到達した旨の注意メッセージや、リニアスケール51の汚れに起因するエラーメセージ、またはリニアスケール51の清掃が必要である旨のメッセージを表示するものがある。これらのメッセージの表示によって、リニアスケール51に汚れが生じていることをユーザに知らせることができ、リニアスケール51での誤検出によるプリンタ10の動作不良を防止することが可能になる。
さらに、他の処理としては、例えば汚れの程度がひどい場合に、プリンタ10の動作を停止して、プリンタ10を使用不可能とするものがある。プリンタ10を使用不可能とすることにより、リニアスケール51での誤検出により、プリンタ10に動作不良が生じるのを防止し、紙送り異常等によって、プリンタ10の破損等が生じるのを防止することができる。また、他の処理としては、汚れ検出を行ってから、さらに所定時間の印刷を実行した後、または、さらに所定枚数の印刷を実行した後に、プリンタ10が動作を停止するように、制御部90が制御するものがある。
さらに、他の処理としては、CRモータ32の回転速度の上限を設定し、リニアスケール51の回転速度を抑える制御を行うものがある。このようにすれば、リニアスケール51の回転速度が遅くなり、リニアスケール51がある程度汚れていても、フォトセンサ60で誤検出されるのを防ぐことが可能となる。また、かかる誤検出の防止により、プリンタ10では、さらに所定枚数あるいは所定時間の印刷が可能となる。
また、他の処理としては、発光部61に可変抵抗611を設け(図6参照)、この可変抵抗611を調整して、発光素子610からの発光量を増大させる制御を行うものがある。発光素子610の発光量を増加させることで、リニアスケール51に多少の汚れが生じていても、汚れの程度がそれ程大きくなければ、プリンタ10では、さらに所定枚数あるいは所定時間の印刷が可能となる。なお、発光素子610の発光量は、さらに所定枚数あるいは所定時間の印刷が可能となる程度の増加率で、可変抵抗611によって段階的に増加させても良い。この場合には、発光部61での消費電力の低減が可能となる。
さらに、他の処理としては、別途、リニアスケール51を昇降させるスケール昇降機構が存在する場合に、このスケール昇降機構を作動させて、位置検出パターン53における検出位置を、ずらすものがある。例えば、位置検出パターン53のうち、下方側は、インクミストが付着し易く、検出精度が悪化し易いため、リニアスケール51の上方側を検出するように、スケール昇降機構を作動させるようにしても良い。また、他の処理としては、スポンジ等の清掃部材を押し当てる等により、リニアスケール51の汚れを除去するものがある。
次に、上述したS12における、リニアスケール51(位置検出パターン53)の汚れの程度の検出のための処理フローにつき、図13に基づいて説明する。なお、この図13に示す処理フローは、CRモータ32を駆動させて、フォトセンサ60をリニアスケール51に沿って移動させながら、リニアスケール51の長手方向の全体に亘って汚れの検出を行うものである。しかしながら、CRモータ32を駆動させずに、スケール移動機構70の作動のみで、リニアスケール51の汚れの程度の検出を行うようにしても良い。なお、この場合には、汚れの程度の検出は、リニアスケール51の一部のみとなる。
まず、図13に示すように、CRモータ32の駆動電圧の設定を行う(S20)。より具体的には、制御部90からの駆動に対応する制御指令により、CRモータ32に対して、検出用の回転速度に対応する駆動電圧を与える。続いて、CRモータ32の駆動時間の設定を行う(S21)。この場合、CRモータ32は、汚れ検出のために駆動される。
次に、設定された駆動電圧および駆動時間でCRモータ32を駆動する(S22)。CRモータ32の駆動によってキャリッジ31が移動し、該キャリッジ31に固定されているフォトセンサ60は、リニアスケール51に対して相対移動する。この相対移動によって、リニアエンコーダ50は、例えば、周期TのA相信号ENC−AおよびB相信号ENC−2を出力する。リニアエンコーダ50の出力信号であるA相信号ENC−AおよびB相信号ENC−Bは制御部90に入力される。すなわち、制御部90は、リニアエンコーダ50の出力信号を取得する(S23)。
その後、制御部90はリニアスケール51に汚れの程度が一定以上か否かを判断する(S24)。なお、かかる判断は、受光部63が正常な状態におけるパルス信号(ENC−A,ENC−B)と対比させることにより行っても良い。また、この汚れの程度が一定以上か否かの判断は、リニアスケール51に設けられている、汚れ検出パターン54を利用しても良い。リニアスケール51を受光部63から遠ざけることにより、受光部63での検出精度を悪化させた状態においては、汚れ検出パターン54の方が、より早く、汚れの程度が一定以上か否かの判断を行えるからである。
ここで、汚れ検出パターン54を利用する場合、次のイメージとなる。すなわち、リニアスケール51にインクミストが所定だけ堆積し、それが所定の大きさに成長すると、例えば、図14に示すように、第2透光部54aにインクミストの付着部分D1、D2、D3が生じる。そして、付着部分D1、D2および光遮断部54mによって、第2透光部54aを透過する光は、遮断される。このような付着部分(光を遮断する部分)が生じると、リニアエンコーダ50から出力されるA相信号ENC−AやB相信号ENC−Aの周期に変動が生じる。本形態では、リニアエンコーダ50から出力されるA相信号ENC−AやB相信号ENC−Aの周期に所定の変動が生じたときに、汚れ検出パターン54には、発光部61には、付着部分(光を遮断する部分)が生じていると判断する。そして、その状態では、リニアスケール51に一定以上の汚れが生じていると判断する。
より具体的には、ステップS24では、汚れ検出パターン54をフォトセンサ60が通過する際のA相信号ENC−AやB相信号ENC−Aの周期(または、周波数)が基本となる周期T(または、周波数)の±x%(たとえば、±15%)の範囲から外れているか否かを判断する。この判断において、±x%の範囲から外れていないと判断される場合(Noの場合)、続いて、出力されるA相信号ENC−AとB相信号ENC−Aとの位相に逆転が生じているか否かを判断する(S25)。
なお、このS25において、Noであると判断される場合、検出された周期が、周期Tの±x%の範囲から外れていなく、かつ位相の逆転も生じていないため、汚れ検出パターン54において、リニアエンコーダ50での正確な位置の検出は可能(すなわち、正確な読取は可能)と判断される(ステップS26)。すなわち、第2透光部54aには、十分な大きさまたは量の付着部分(光を遮断する部分)が形成されておらず、汚れの程度は許容範囲内であると判断され、リニアエンコーダ50での位置検出が可能と判断する。
続いて、CRモータ32の駆動時間が設定時間以上であるか否かを判断する(ステップS27)。CRモータ32の駆動時間が設定時間未満である場合には、上述のS23に戻り、S23以降の判断/処理を継続する。また、CRモータ32の駆動時間が設定時間以上である場合には、CRモータ32を停止させる(ステップS28)。また、かかるCRモータ32の停止させた後に、スケール移動機構70を作動させて、リニアスケール51を元の位置に戻すように移動させる。この移動により、リニアスケール51は、通常の位置検出を行える状態となる。
以上のようにして、汚れ検出が終了し、以後は、通常のリニアエンコーダ50の位置検出が行える状態となる。
また、上述のS24において、A相信号ENC−AやB相信号ENC−Aの周期T1が周期Tの±x%の範囲から外れている場合(Yesの場合)、またはA相信号ENC−AとB相信号ENC−Aとの位相に逆転が生じている場合(Yesの場合)、第2透光部54aには、十分な大きさまたは量の付着部分(光を遮断する部分)が形成されているとして処理される。すなわち、リニアエンコーダ50での正確な位置検出は不可能であるとして処理される(S29)。この場合も、上述のS28に進行し、CRモータ32を停止させる。
なお、S29を経た後の、以後の処理は、上述のS14で述べるのと同様である。
このような構成のプリンタ10によれば、リニアスケール51は、スケール移動機構70によって、発光部61と受光部63との間で移動可能となる。そのため、リニアスケール51を、発光部61/受光部63に対して接離させることが可能となる。
ここで、リニアスケール51を移動させて発光部61に近接させる場合、受光部63からリニアスケール51が離間するが、リニアスケール51にインクミストが付着する場合、第1透光部53a/第2透光部54aを通過する光は、インクミストの付着部分で回折させられる。かかる回折の影響は、第1透光部53a/第2透光部54aと、受光部63との間の距離が大きくなる程に強くなる。そのため、リニアスケール51を受光部63から離間させると、受光部63において、発光部61で生じた光の検出精度が悪化し、それにより、第1透光部53a/第2透光部54aの検出限界を、早く知ることが可能となる。すなわち、リニアスケール51を受光部63から離間させる距離に応じて、リニアスケール51の読み取り寿命を察知可能となる。
また、上述とは逆に、受光部63に近接させるようにリニアスケール51を移動させた場合、受光部63での検出精度を向上させることができる。すなわち、リニアスケール51にインクミストが付着し、インクミストの付着部分で光が回折しても、受光部63との距離が近いことにより、回折による影響をさほど受けずに済む。それにより、インクミストが所定だけ付着した場合でも、受光部63での検出精度を向上させることが可能となり、リニアスケール51の読み取り寿命を延命することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、スケール移動機構70を備えている。ここで、スケール移動機構70を構成するスケール支持板71は、リニアスケール51を係止する係止フック712を有していて、加えて、ガイド長孔713、およびこのガイド長孔713に差し込まれるガイドピン72を有している。このため、スケール支持板71は、リニアスケール51を張設しながら、安定的にスライドすることが可能となる。
また、スケール支持板71は、モータ、偏心カム74およびギヤ輪列75によって、スライドのための駆動力が与えられる。特に、本実施の形態では、偏心カム74を具備していて、モータの駆動力を偏心カム74の回転運動に変換させて、スケール支持板71のスライドを良好に行わせることが可能となる。それにより、リニアスケール51を発光部61または受光部63に対して良好に近接させることが可能となり、汚れの程度の検出およびリニアスケール51の延命化を、容易に行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、リニアスケール51には、位置検出パターン53および汚れ検出パターン54が設けられている。このため、スケール移動機構70のリニアスケール51の移動による汚れ検出に加えて、汚れ検出パターン54を用いて、リニアスケール51における汚れの程度を検出可能となる。それによって、リニアスケール51における汚れの程度がどのぐらいであるのかを、一層的確に判断可能となる。また、かかる検出の結果、リニアスケール51に一定以上の汚れが生じていると判断されると、リニアスケール51は、制御部90でのモータ制御により、受光部63に寄せられる。このため、リニアスケール51のインクミストの付着部分で光が回折しても、受光部63との距離が近いことにより、回折による影響をさほど受けずに済み、受光部63での検出精度を向上させることが可能となる。また、リニアスケール51の読み取り寿命を延命可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について述べたが、本発明は、種々変形可能である。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、リニアスケール51を移動させるためのスケール移動機構70について説明している。しかしながら、本発明は、リニアスケール51を紙送り方向に沿って移動させるスケール移動機構70を具備する構成に限られるものではなく、フォトセンサ60を紙送り方向に沿って移動させる、センサ移動機構を備えるように構成しても良い。かかるセンサ移動機構を備える場合でも、発光部61/受光部63に対するリニアスケール51の相対的な距離を変動させることが可能となるため、上述のスケール移動機構70を備える場合と同様の作用効果を得ることが可能となる。
また、上述の実施の形態では、スケール支持板71は、偏心カム74の回転によって、紙送り方向にスライド可能となっている。しかしながら、偏心カム74を設けずに、別途の構成によって、スケール支持板71をスライドさせる構成を実現しても良い。例えば、ラックギヤをスケール支持板71の下辺に取り付けると共に、ギヤ輪列75の最終段にピニオンギヤを設けるように構成しても良い。このとき、ピニオンギヤを固定的な部位に設ければ、リニアスケール51は、発光部61/受光部63に対して接離方向に移動させることが可能となる。
また、上述の実施の形態では、位置検出装置として、リニアエンコーダ50を用いた場合について説明している。しかしながら、位置検出装置は、リニアエンコーダ50に限られるものではなく、ロータリエンコーダ80においても同様に本発明の作用効果を奏させることが可能である。
また、上述の実施の形態においては、液体吐出装置としてのプリンタ10、および位置検出装置が設けられるプリンタ10について説明したが、液体吐出装置は、プリンタ10には限られず、また位置検出装置が設けられる装置も、プリンタ10には限られない。位置検出装置が設けられる液体吐出装置としては、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体加工装置、表面加工装置、三次元造形装置、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置等のインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に応用可能である。なお、これらの液体吐出装置で吐出される液体は、それぞれの装置に応じて変更され、例えば金属材料、有機材料、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、各種加工液等がある。
本発明の一実施の形態に係るプリンタの構成を示す斜視図である。 プリンタの構成を示す概略図である。 プリンタの紙送りに関する部分の一側断面図である。 リニアエンコーダの透明部材とフォトセンサの関係を示す模式図である。 リニアスケールを拡大して平面視した状態を示す図である。 リニアエンコーダの回路構成を示す図である。 リニアエンコーダの出力パルスを示す図である。 リニアスケールとフォトセンサの関係の変形例を示す模式図である。 図1のリニアスケールの取付け状態を示す部分的な斜視図である。 リニアスケールの取付け状態およびギヤ輪列を示す部分斜視図である。 ロータリエンコーダの概略構成を示す図である。 汚れ検出を含めたプリンタの動作フローを示す図である。 汚れ検出を行う際の処理フローを示す図である。 汚れ検出パターンにおけるミスト付着部分を拡大して示す図である。
符号の説明
10…プリンタ、20…筐体部、30…キャリッジ機構、31…キャリッジ、32…キャリッジモータ、40…用紙搬送機構、41…PFモータ、50…リニアエンコーダ、51…リニアスケール、52…透明部材、53…位置検出パターン、54…汚れ検出パターン、60…フォトセンサ、61…発光部、63…受光部、70…スケール移動機構、71…スケール支持板(スケール支持部材に対応)、712…係止フック(係止部に対応)、72…ガイドピン(スライドガイド手段の一部に対応)、73…付勢バネ、74…偏心カム(駆動手段の一部に対応、駆動力伝達手段に対応)、75…ギヤ輪列(駆動手段の一部に対応、駆動力伝達手段に対応)、80…ロータリエンコーダ、90…制御部(制御手段に対応)、713…ガイド長孔(スライドガイド手段の一部に対応)

Claims (2)

  1. 液体を媒体に吐出する液体吐出部と、この液体吐出部を保持したキャリッジの位置を検出するためのスケールと、を備えた液体吐出装置におけるキャリッジ移動量検出方法において、
    前記液体吐出装置は、
    光を出射する発光部と、
    上記スケールを挟んで上記発光部とは反対側に設けられると共に、光の受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、
    上記スケールを上記発光部と上記受光部との間で移動させて、該スケールを上記発光部または上記受光部に対して接離させるスケール移動機構を備え、
    上記スケールは、上記発光部から出射される光を通過させる透光部および上記発光部からの光を遮光する遮光部が交互に配置され、
    上記スケールのインクミストによる汚れの程度に応じて上記スケールを上記受光部に近づけると共に、上記スケールの読み取り寿命を察知するために上記スケールを上記発光部に近づけることを特徴とするキャリッジ移動量検出方法。
  2. 液体を媒体に吐出する液体吐出部と、この液体吐出部を保持したキャリッジの位置を検出するためのスケールと、を備えた液体吐出装置において、
    前記液体吐出装置は、
    光を出射する発光部と、
    上記スケールを挟んで上記発光部とは反対側に設けられると共に、光の受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、
    上記スケールを上記発光部と上記受光部との間で移動させて、該スケールを上記発光部または上記受光部に対して接離させるスケール移動機構と、
    上記スケールのインクミストによる汚れの程度に応じて上記スケールを上記受光部に近づけると共に、上記スケールの読み取り寿命を察知するために上記スケールを上記発光部に近づける制御手段と、を備え、
    上記スケールは、上記発光部から出射される光を通過させる透光部および上記発光部からの光を遮光する遮光部が交互に配置されることを特徴とする液体吐出装置。
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