JP4682681B2 - 接続切替プログラム、電子会議システム、接続切替方法 - Google Patents

接続切替プログラム、電子会議システム、接続切替方法 Download PDF

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Description

本発明は電子会議システムを構成する情報通信端末を制御するプログラム関し、特に移動体通信端末と情報通信端末との間で行なわれる通信の切り替え制御に関する。
特許文献1に開示されている、従来の、複数の音声通信端末同士が接続している状態から、複数の電子会議端末などの情報通信端末同士が接続する状態へ切り替える制御方法について、図10を用いて説明する。
図10は、2者間の通信において、使用される通信端末および通信チャネルを示した図である。ユーザAは、音声通信端末である第一の電話110と、情報通信端末である第一の装置140を有する。第一の電話110は、第一の装置140と第一の周辺機器接続手段130を介して接続される。ユーザBも同様に、第二の電話112、第二の装置142を有し、第二の周辺機器接続手段132によって、互いに接続されている。尚、第一及び第二の周辺機器接続手段の例として、Bluetoothや、シリアル接続等が挙げられる。
第一の電話110と第二の電話112は、1次チャンネル160を介して接続されている。一方、第一の装置140と第二の装置142は、それぞれ2次チャンネル150に接続されているが、互いのネットワークアドレスをもっていないため、相互に通信することは出来ない状態である。第一の装置140と第一の電話110は第一の周辺機器接続手段130を介して接続されている。そのため、第一の装置140と第一の電話110は互いに情報を交換することができる。第二の装置142と第二の電話112についても同様である。
次に、第一の電話110と第二の電話112とが1次チャンネル160を経由して通話している状態から、第一の装置140と第二の電話112とが2次チャンネル150を経由して接続を確立するように切り替える方法について説明する。
ユーザAとユーザBは、ある時点において、第一の電話110と第二の電話112とを用いて、互いに1次チャンネル160を利用して音声通信している、即ち通話している。
そこで、一方が、文書データなど容量の大きいデータを送信したいという要望が発生し、第一の装置140と第二の装置142との通信に切り替えるという要求が発生したとする。ユーザAは第一の装置140を操作することにより、この要求を第一の装置に伝える。
ユーザAからの要求を受けた第一の装置140は、第一の電話110、1次チャンネル160、第二の電話112を経由する通信経路を利用して第二の装置142との接続を確立する。そして、第一の装置140は、第二の装置142へ、送信側の端末装置(第一の装置140)を特定する端末特定情報を送信する。この端末特定情報は、例えば、送り側のIPアドレス、サービスプロトコル及びポート番号を含む。
第二の装置142は、1次チャンネル160を経由して送信された端末特定情報を受信し、端末特定情報に含まれる情報から、接続すべき端末(第一の装置140)を特定する。そして、第二の装置142は、2次チャンネル150を経由する通信経路を利用して、第一の装置140との接続を確立する。このように、第一の装置140と第二の装置142は、2次チャンネル150を経由して通信可能な状態となる。その後、1次チャンネル160を経由した第一の電話110と第二の電話112との通信は切断される。
特開2004−336741号公報
しかし、端末特定情報が、一方の情報通信端末から他方の情報通信端末へ音声通信端末によって使用されている通信チャネルを経由して送信される処理を含む接続切り替え制御方法の場合、以下のような問題がある。
第一の電話と第二の電話が共に携帯電話であって、1次チャンネル160が携帯電話網である場合、携帯電話同士の通信は不安定であり、互いの接続が切断され易い。そのため、第一の装置140と第二の装置142とが、2次チャンネル150を経由して接続を確立する前に、1次チャンネル160を経由した接続が切断される可能性がある。この場合、再度、第一の電話と第二の電話との接続を確立しなければならない。
更に、この方法の場合、接続を切り替える際に、端末特定情報が1次チャンネル160を経由して第二の装置142へ送信されるが、携帯電話網を利用しているため、通信費用は高くなってしまう。
また、この方法の場合、第一の装置140と第二の装置142とが2次チャンネル150を経由して通信している状態から、携帯電話同士で通話する状態に切り替えることは出来ない。
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、携帯電話などの音声通信端末を含む移動体通信端末同士を接続した状態から情報通信端末同士を接続する場合に、一方の情報通信端末が、他方の情報通信端末に接続するための情報通信端末識別情報を、移動体通信端末同士が接続されている通信回線を介さずに取得することが出来る電子会議システムにおける接続切替プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、情報通信端末を利用して通信している状態から、携帯電話を利用した通信へ切り替えることができる電子会議システムにおける接続切替プログラムを提供することを目的とする。
発明の接続切替プログラムは、第一の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続される第二の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続され、前記各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、を備える電子会議システムに含まれる前記第一の情報通信端末を、接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知する切断通知手段、前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得する接続先情報取得手段、前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信する端末接続情報送信手段、として機能させることを特徴とする接続切替プログラムである。
また、前記電子会議システムは、電子会議の構成メンバーが用いる通信端末を接続させる多地点接続装置をさらに備えるものであり、前記第一の情報通信端末と前記第二の情報通信端末とは、接続形態として、前記通信網を介した相互接続、または前記通信網及び前記多地点接続装置を介した接続が可能であり、前記接続先情報取得手段は、ユーザにより選択された接続先に応じた端末接続情報を、またその選択された接続先によっては前記第一の情報通信端末と前記第二の情報通信端末との接続形態に応じた端末接続情報を取得することを特徴とする。
また、前記端末接続情報は、前記第二の移動体通信端末に発呼するときに用いる情報、または前記第二の情報通信端末に接続するときに用いる情報であることを特徴とする。
また、本発明の接続切替プログラムは、多地点接続装置と、前記多地点接続装置に通信網を介して接続される第一の情報通信端末と、前記多地点接続装置を介して前記第一の情報通信端末に接続される第二の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、前記多地点接続装置を識別する情報である多地点接続端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、を備える電子会議システムに含まれる前記第一の情報通信端末を、接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知する切断通知手段、前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得する接続先情報取得手段、前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信する端末接続情報送信手段、として機能させることを特徴とする接続切替プログラムである。
また、前記端末接続情報は、前記第二の移動体通信端末に発呼するときに用いる情報、または前記第一の情報通信端末に接続された前記多地点接続装置に発呼するときに用いる情報であることを特徴とする。
本発明の電子会議システムは、第一の情報通信端末と、第一の情報通信端末と通信網を介して情報交換可能な第二の情報通信端末と、第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、第二の情報通信端末と情報交換可能であって、第一の移動体通信端末に、自己の移動体通信端末を識別する移動体通信端末識別情報が保持される第二の移動体通信端末と、を備える電子会議システムにおいて、各移動体通信端末の移動体通信端末識別情報に、各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報を、対応付けて記憶する端末識別情報記憶手段と、要求に応じて、端末識別情報記憶手段を管理する端末識別情報管理手段と、を備え、第一の情報通信端末は、第一の移動体通信端末から、第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報を取得する、接続先移動体通信端末識別情報取得手段と、取得要求を端末識別情報管理手段に出して、第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報に対応した第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報を取得する接続先情報通信端末識別情報管理手段と、取得した第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報を指定して、第二の情報通信端末に通信網を介して接続する情報通信端末接続手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子会議システムは、第一の情報通信端末と、第一の情報通信端末と通信網を介して情報交換可能な第二の情報通信端末と、第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、第二の情報通信端末と情報交換可能であって、第一の移動体通信端末に、自己の移動体通信端末を識別する移動体通信端末識別情報が保持される第二の移動体通信端末と、を備える電子会議システムにおいて、電子会議の構成メンバーが用いる通信端末を接続させる多地点接続装置と、各移動体通信端末の移動体通信端末識別情報に、接続に用いられる多地点接続装置を識別する多地点接続端末識別情報を、対応付けて記憶する多地点接続情報記憶手段と、要求に応じて、多地点接続情報記憶手段を管理する多地点接続情報管理手段と、を備え、第一の情報通信端末は、第一の移動体通信端末から、第一および第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報を取得する、第一の接続先移動体通信端末識別情報取得手段と、登録要求を多地点接続情報管理手段に出して、多地点接続端末識別情報に対応して、第一の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報および第一の情報通信端末の情報通信端末識別情報と、第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報とを、登録させる第一の多地点接続管理手段と、を備え、第二の情報通信端末は、第二の移動体通信端末から、第一および第の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報を取得する、第二の接続先移動体通信端末識別情報取得手段と、更新要求を多地点接続情報管理手段に出して、第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報に対応する情報通信端末識別情報を、第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に更新させる第二の多地点接続管理手段と、を備え、多地点接続装置は、取得要求を多地点接続情報管理手段に出して、多地点接続情報記憶手段から多地点接続端末識別情報に対応する、第一および第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報を取得する接続対象取得手段と、多地点接続情報管理手段から取得した第一の情報通信端末の情報通信端末識別情報によって特定される第一の情報通信端末と、第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報によって特定される第二の情報通信端末とを接続させる情報通信端末接続手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子会議システムは、第一の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続される第二の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、を備える電子会議システムにおいて、前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続され、前記各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、を備え、前記第一の情報通信端末は、接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知する切断通知手段と、前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得する接続先情報取得手段と、前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信する端末接続情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子会議システムは、多地点接続装置と、多地点接続装置に通信網を介して接続される第一の情報通信端末と、多地点接続装置を介して第一の情報通信端末に接続される第二の情報通信端末と、第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、を備える電子会議システムにおいて、多地点接続装置を識別する情報である多地点接続端末識別情報に、第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末の接続先を特定する端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、要求に応じて、多地点接続情報記憶手段を管理する多地点接続情報管理手段と、を備え、第一の情報通信端末は、取得要求を多地点接続情報管理手段に出して、多地点接続装置の多地点接続装置識別情報に対応した多地点接続末接続情報を取得する多地点接続末接続情報取得手段と、接続先情報管理手段より取得した多地点接続末接続情報を、第一の移動体通信端末に発呼させるために第一の移動体通信端末に送信する、端末接続情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の接続切替方法は、第一の情報通信端末と、第一の情報通信端末と通信網を介して情報交換可能な第二の情報通信端末と、第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、第二の情報通信端末と情報交換可能であって、第一の移動体通信端末に、自己の移動体通信端末を識別する移動体通信端末識別情報が保持される第二の移動体通信端末と、各移動体通信端末の移動体通信端末識別情報に、各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報を、対応付けて記憶する端末識別情報記憶手段と、要求に応じて、端末識別情報記憶手段を管理する端末識別情報管理手段と、を備える電子会議システムにより実施される接続切替方法において、第一の情報通信端末が、第一の移動体通信端末から、第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報を取得するステップと、取得要求を端末識別情報管理手段に出して、取得した第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報に対応した第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報を取得するステップと、取得した第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報を指定して、第二の情報通信端末に通信網を介して接続するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の接続切替方法は、第一の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続される第二の情報通信端末と、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続され、前記各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、を備える電子会議システムにより実施される接続切替方法において、前記第一の情報通信端末が、接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知するステップと、前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得するステップと、前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、第一の情報通信端末は、第一の移動体通信端末が保持している第二の移動体通信端末の移動体通信端末識別情報によって、端末識別情報管理手段から、第二の情報通信端末に接続するための情報を取得出来る。これにより、第二の移動体通信端末から第一の移動体通信端末へ、第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報を送信しなくても、第一の情報通信端末は第二の情報通信端末に接続することができる。
また、本発明によれば、第一の情報通信端末を用いて電子会議に参加している状態から、第一の移動体通信端末を用いた電子会議への参加に切り替える場合に、第一の移動体通信端末に、接続先の通信端末の識別情報を送信することが出来るので、第一の移動体通信端末を用いて継続して電子会議に参加することが出来る。
本明細書における電子会議とは、離れた場所にある複数の通信端末が通信回線を通して接続され、それぞれの通信端末間で共通の情報を送受信しながら行なわれる会議をいう。
本実施の形態において、電子会議に接続し通信端末間で情報を送受信する方法は、コンピュータなどの情報通信端末を用いて接続し、映像及び音声情報を送受信する方法と、携帯電話などの音声通信端末を、電子会議を構成している一つの情報通信端末に通信回線を介して接続し、その情報通信端末を経由して音声情報を送受信する方法とがある。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1に係る電子会議システム10の構成を示している。本実施の形態における電子会議システム10は、電子会議端末20、電子会議端末30、携帯電話40、携帯電話50、サーバー60、多地点接続装置80、を含む。
電子会議端末20及び電子会議端末30は、コンピュータなどの情報通信端末であり、電子会議を構成する通信端末の一つである。電子会議端末20,30は、IPネットワーク網90を介して接続可能である。一方の電子会議端末20が他方の電子会議端末30にIPネットワーク網90を介して接続する場合、IPアドレスなどの情報通信端末識別情報(以後IPアドレスとする)によって電子会議端末30を特定することによって接続する。説明の便宜上、接続を試みる側の電子会議端末を第一の電子会議端末20、接続の対象である電子会議端末を第二の電子会議端末30として説明を進める。尚、これらの区別は、説明の便宜上つけたものであって、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30とを入れ替えることも可能である。各電子会議端末20,30が接続された後、少なくとも一方の電子会議端末20から他方の電子会議端末30へ、映像および音声情報が送信可能となる。各電子会議端末20,30は、電話網92にも接続されている。そのため、後述する携帯電話40などは、電話網92を介して各電子会議端末20,30と接続することが可能である。他の通信端末が電話網92を介して各電子会議端末20,30と接続する場合、電話番号などの電話用識別情報(以後電話番号とする)で第二の電子会議端末30を特定することによって接続する。
携帯電話40および携帯電話50は、電話網92を通して他の通信端末と接続可能な移動体通信端末である。携帯電話40が携帯電話50を電話網92を介して接続する場合、電話番号によって接続先の携帯電話50を特定することによって接続する。説明の便宜上、接続を試みる側の携帯電話を第一の携帯電話40、接続の対象である携帯電話を第二の携帯電話50として説明を進める。尚、これらの区別は、説明の便宜上つけたものであって、第一の携帯電話40と第二の携帯電話50とを入れ替えることも可能である。第一の携帯電話40は第二の携帯電話50に接続可能であると共に、電話網92を介して各電子会議端末20,30に接続可能である。そして、電子会議端末30と情報交換出来る、即ち電子会議に接続することが出来る。ただし、携帯電話40によって交換される情報は、音声情報のみである。
多地点接続装置80は、コンピュータなどの情報通信端末の一つであり、電子会議の構成メンバーに接続され、各電子会議の構成メンバー同士を接続するために使用される接続仲介手段である。本実施の形態において、電子会議の構成メンバーとは、電子会議に接続可能な通信端末を指す。たとえば、各電子会議端末20,30及び、各携帯電話40,50を指す。多地点接続装置80は、IPネットワーク網90を介して各電子会議端末20,30に接続される。多地点接続装置80が、多地点接続装置80に接続している第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30とを接続させることによって、第一の電子会議端末20は第二の電子会議端末30に接続される。このように、多地点接続装置80を用いて各電子会議端末20,30が接続される場合、一方の電子会議端末は多地点接続装置80を経由して他方の電子会議端末に接続される。各電子会議端末20,30がIPネットワーク網90を介して多地点接続装置80に接続する場合、IPアドレスで多地点接続装置80を特定することによって接続する。携帯電話40などの移動体通信端末が電話網92を介して多地点接続装置80と接続する場合、多地点接続装置80に割り当てられた電話番号で多地点接続装置80を特定することによって接続する。
サーバー60は、情報通信端末の一つであり、電子会議端末20,30、および各携帯電話40,50などの通信端末に接続するために必要な端末識別情報を管理する端末識別情報管理手段である。サーバー60は、IPネットワーク網90を介して各電子会議端末20,30に接続されており、各電子会議端末20,30から接続情報の取得要求がある場合、指定された条件に合致する接続情報を返す。
続いて各構成の詳細について説明する。尚、第二の携帯電話50は、第一の携帯電話40と同様の構成であるため、構成についての説明は省略する。同様に第二の電子会議端末30についても、第一の電子会議端末20と同様の構成であるため、構成についての説明は省略する。
第一の携帯電話40は、通信制御部42、通信管理部44、近距離通信IC46を備える。
通信制御部42は、電話網92を介して他の端末と通信するための携帯電話用通信制御部である。通信制御部42は、第一の携帯電話40の電話番号a1、第一の携帯電話40の過去に発信及び着信した電話番号(発信履歴、着信履歴)などの通信履歴を管理する。また、第一の携帯電話40の接続状態の情報を管理する。
近距離通信IC46は、第一の携帯電話40に内蔵された読み書き可能な記憶媒体である。このようなICとして、例えばFeliCa(登録商標)が挙げられる。近距離通信IC46は、通信管理部44の内部から読み書き可能である。また、近距離通信IC46の内容を読み取る機器があれば、第一の携帯電話40と異なる装置から、電磁波を利用して読み書きすることが出来る。電磁波を利用するため、第一の携帯電話40と非接触で、情報の交換が可能である。
通信管理部44は、通信制御部42の動作を管理し、近距離通信IC46に情報を読み書きする第一の携帯電話40の動作管理部である。通信管理部44は、ユーザの操作によって起動され、一の携帯電話40の過去に発信及び着信した電話番号(発信履歴、着信履歴)を取得する。そして、通信管理部44は、第一の携帯電話40の電話番号a1と、第二の携帯電話50の電話番号b1を近距離通信IC46に書き込む。
尚、第一の携帯電話40の各部の機能は、第一の携帯電話40に内蔵されたアプリケーションとハードウェア資源とが協働して動作することによって実現される。
第一の電子会議端末20は、ICカードリーダライタ22、電子会議管理部24、電子会議制御部26を備える。
ICカードリーダライタ22は、第一の携帯電話40に内蔵された近距離通信IC46に対して、非接触で情報を読み書きするための装置である。このようなICカード用の読み書き装置として、例えばPaSoRi(登録商標)が挙げられる。ICカードリーダライタ22が読み取り要求の状態で待機しており、ユーザが第一の携帯電話40をICカードリーダライタ22の近くにかざした場合、ICカードリーダライタ22は、近距離通信IC46から、第一の携帯電話40の電話番号a1と第二の携帯電話50の電話番号b1とを読み取る。このように、ICカードリーダライタ22は、近距離通信IC46に保持された情報を読み込むことによって第一の携帯電話40の保持する情報、即ち第一の携帯電話40の電話番号a1と第二の携帯電話50の電話番号b1を受信する。一方、ICカードリーダライタ22が書き込み要求状態で待機しており、ユーザが第一の携帯電話40をICカードリーダライタ22の近くにかざした場合、ICカードリーダライタ22は、近距離通信IC46に、電話番号を書き込む。この電話番号の詳細については後述する。
電子会議管理部24は、第二の電子会議端末30、第二の携帯電話50および多地点接続装置80などの通信端末に接続するための接続情報の管理部である。電子会議管理部24は、ICカードリーダライタ22から、第一の携帯電話40の電話番号a1と、第二の携帯電話50の電話番号b1を受信する。電子会議管理部24は、第二の携帯電話50の電話番号b1を指定して、サーバー60から接続先の端末識別情報であるIPアドレスを取得する。このように電子会議管理部24は、接続先端末識別情報管理手段としての役割を有する。
電子会議制御部26は、第一の電子会議端末20が他の通信端末と接続するため接続部である。電子会議制御部26は、IPネットワーク網90を介して他の電子会議端末と接続される。また、電子会議制御部26は、電話網92を介して、各携帯電話40,50に接続される。電子会議制御部26は、他の通信端末と接続するための通信端末接続手段としての役割を有する。
尚、第一の電子会議端末20の各部の機能は、第一の電子会議端末20に内蔵されたアプリケーションとハードウェア資源とが協働して動作することによって実現される。
サーバー60は、ディレクトリ管理部62と、ディレクトリデータベース64を備える。
ディレクトリデータベース64は、各電子会議端末20,30、各携帯電話40,50、多地点接続装置80に接続するための情報を保存する。ディレクトリデータベース64に登録されているテーブルを図2に示す。ディレクトリデータベース64は、携帯電話情報管理テーブル102、電子会議端末情報管理テーブル104、多地点接続管理テーブル106及び多地点接続グループ管理テーブル108を備える。
携帯電話情報管理テーブル102には、各携帯電話40,50の電話番号に、各電子会議端末20,30のIPアドレスが対応づけられて登録される。携帯電話情報管理テーブル102は、携帯電話の電話番号から対応している電子会議端末を検索する場合や、電子会議端末のIPアドレスから対応している携帯電話の電話番号を検索する場合に使用される。
電子会議端末情報管理テーブル104には、各電子会議端末20,30及び多地点接続装置80のIPアドレスに電話番号が対応づけられて登録される。電子会議端末情報管理テーブル104は、各電子会議端末20,30及び多地点接続装置80のIPアドレスに対応した電話番号を検索する場合に使用される。尚、各電子会議端末20,30及び多地点接続装置80のIPアドレスおよび電話番号は、システム構築時において既に決定されている。そのため、電子会議端末情報管理テーブル104に、IPアドレスと電話番号は予め電子会議端末情報管理テーブル104に登録されている。
多地点接続管理テーブル106には、各携帯電話40,50の電話番号に、各電子会議端末20,30のIPアドレス、多地点接続装置80のIPアドレス(以後、MCUアドレス)およびグループ番号が対応づけられて登録される。同一のMCUアドレスおよびグループ番号に対応しているIPアドレスが複数ある場合、そのIPアドレスによって特定される各電子会議端末は、多地点接続装置80を介して相互に接続されることを意味する。又、同一のMCUアドレスおよびグループ番号に対応している携帯電話番号によって特定される携帯電話は、多地点接続装置80を介して電子会議に接続することが出来る。即ち、同一のMCUアドレスおよびグループ番号に対応付けられた、IPアドレスによって特定される電子会議端末、及び電話番号によって特定される携帯電話が、一つの電子会議の構成メンバーである。各電子会議端末20,30が多地点接続装置80を介して接続されるためには、多地点接続管理テーブル106において各電子会議端末20,30のIPアドレスが、同一のMCUアドレス及びグループ番号に対応していることが必要である。このように、多地点接続管理テーブル106は、各電子会議端末20,30が多地点接続装置80を介して接続される場合に利用される。
多地点接続管理テーブル106には、複数のMCUアドレスを設定することが可能である。複数のMCUアドレスを設定することによって、一つの電子会議システムに複数の多地点接続装置を設けることも可能である。又、同一のMCUアドレスに対して、複数のグループを設定することが可能である。複数のグループを設定することによって、一つの多地点接続装置に、それぞれのグループに対応した複数の電子会議を構成することが可能である。
多地点接続グループ管理テーブル108には、MCUアドレスとグループ番号に、使用中か否かを示す使用中フラグが対応づけられて登録される。
多地点接続管理テーブル106にMCUアドレス及びグループが登録される場合、多地点接続グループ管理テーブル108テーブルから、使用中フラグが0(未使用を表す)に対応するMCUアドレス及びグループが検索され、そのMCUアドレス及びグループが多地点接続管理テーブル106に登録される。多地点接続管理テーブル106にMCUアドレス及びグループが登録される場合、多地点接続グループ管理テーブル108において、MCUアドレス及びグループに対応する使用中フラグが1(使用中を表す)に更新される。逆に、多地点接続管理テーブル106からMCUアドレス及びグループが削除される場合、多地点接続グループ管理テーブル108において、MCUアドレス及びグループに対応する使用中フラグが0に更新される。多地点接続グループ管理テーブル108は、多地点接続管理テーブル106に情報を登録する際、未使用のグループを検索する場合に利用される。
尚、MCUアドレスは、予め多地点接続グループ管理テーブル108に登録されている。又、多地点接続装置80で使用可能なグループ番号も予め多地点接続グループ管理テーブル108に登録されている。
このように、ディレクトリデータベース64は、端末識別情報記憶手段としての機能を有する。
ディレクトリ管理部62は、ディレクトリデータベース64を操作して、各電子会議端末20,30、各携帯電話40,50、多地点接続装置80の端末を特定する端末識別情報を管理する。ディレクトリ管理部62は、各電子会議端末20,30からの要求に応じ、ディレクトリデータベース64から情報を検索して検索結果を返したり、ディレクトリデータベース64の情報を更新(追加・削除を含む)したりする。このように、ディレクトリ管理部62は、ディレクトリデータベース64を管理する端末識別情報管理手段としての機能を有する。
尚、ディレクトリ管理部62の機能は、サーバー60に内蔵されたアプリケーションとハードウェア資源とが協働して動作することによって実現される。
以上で、本実施の形態における電子会議システム10の構成についての説明を終了する。
次に、本実施の形態における電子会議システム10において、第一の携帯電話40と第二の携帯電話50とが接続されて、ユーザAとユーザBが通話している状態から、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30とが接続され、ユーザAとユーザBが電子会議を行なうまでの、接続の切り替え処理について具体的に説明する。尚、第一の携帯電話40のユーザをユーザA、第二の携帯電話50のユーザをユーザBとする。
このような状況は、例えば、ユーザAとユーザBが、互いの携帯電話を利用して通話している、即ち音声情報を交換している状態から、映像を含めて情報を交換するために、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30を利用して電子会議を始める場合などに発生する。
ユーザAは、第一の携帯電話40を操作して、第一の電子会議端末20から電子会議に参加することを通信管理部44に指示する。この操作によって、通信管理部44は、通話している状態から電子会議に移行するための処理を開始する。第二の携帯電話50も同様の手順によって、通話している状態から電子会議に移行するための処理を開始する。また、ユーザAは、第一の電子会議端末20を操作して、電子会議を開始することを、電子会議管理部24へ指示する。この操作によって、電子会議管理部24は、電子会議を開始するための処理を開始する。尚、第二の電子会議端末30も同様の手順によって、電子会議を開始するための処理を開始する。
最初に、第一の携帯電話40における処理について、図3を用いて説明する。図3は、携帯電話40,50が必要な情報を近距離通信IC46,56に書き込む処理を示すフローチャートである。
上記のユーザAの指示を受信すると、通信管理部44は、通信制御部42に通話状態を確認する。通信制御部42は通信状態を確認し、通話中か否かを通信管理部44へ返す(ステップ500)。
通信制御部42から第一の携帯電話40は通話中であるという応答が返ってきた場合、通信管理部44は、通信制御部42へ通話中である第二の携帯電話50の電話番号を要求する。通信制御部42は、その要求を受信し、電話番号b1を通信管理部44へ返す。通信管理部44は、第二の携帯電話50の電話番号として電話番号b1を受信する(ステップ501)。
一方、通信制御部42から携帯電話は通話中でないという応答が返ってきた場合、通信管理部44は、通信制御部42へ第二の携帯電話50の発信履歴及び着信履歴を要求する。通信制御部42は、その要求を受信し、第一の携帯電話40の内部から発信履歴及び着信履歴の情報を取得し、通信管理部44へ発信履歴及び着信履歴の情報を返す。通信管理部44は受信した発信履歴及び着信履歴の情報に含まれる電話番号の一覧を、第一の携帯電話40の表示画面に表示する(ステップ502)。
ユーザAが第一の携帯電話40を操作することによって、表示された電話番号の中から、ユーザBの携帯電話の電話番号である第二の携帯電話50の電話番号b1が選ばれる。通信管理部44は、第二の携帯電話50の電話番号b1を受信する(ステップ503)。このように、ステップ501〜503の処理により、通信管理部44は接続先である第二の携帯電話50の電話番号b1を取得する。
通信管理部44は、近距離通信IC46に、第一の携帯電話40の電話番号a1と、第二の携帯電話50の電話番号b1を書き込む。第二の携帯電話50も同様に、通信管理部54によって、自己の端末である第二の携帯電話50の電話番号b1と、接続先の端末である第一の携帯電話40の電話番号a1が、近距離通信IC56に書き込まれる(ステップ504)。
次に、各電子会議端末20,30における、電子会議を開始するための処理について、図4を用いて説明する。図4は、各電子会議端末20,30における、各電子会議端末20,30を接続する処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザAが各電子会議端末20を操作することによって、電子会議管理部24に、電子会議開始通知が電子会議管理部24に送信される。電子会議管理部24は、電子会議開始通知を受信するとICカードリーダライタ22に読み出し要求通知を送信する(ステップ510)。
ICカードリーダライタ22は、読み出し要求通知を受信し、読み出し要求の状態で待機する。ユーザAが第一の携帯電話40をICカードリーダライタ22に接近させることによって、ICカードリーダライタ22は近距離通信IC46の情報を読み取れる状態になった時、ICカードリーダライタ22は、近距離通信IC46から第一の携帯電話40の電話番号a1と第二の携帯電話50の電話番号b1を読み取る。そして、第一の携帯電話40の電話番号a1と第二の携帯電話50の電話番号b1を、電子会議管理部24へ送信する。電子会議管理部24は、第一の携帯電話40の電話番号a1と第二の携帯電話50の電話番号b1を受信する。第二の電子会議端末30についても同様に、電子会議管理部34は、第二の携帯電話50の電話番号b1と第一の携帯電話40の電話番号a1を受信する。このように、ICカードリーダライタ22が、第二の携帯電話50の移動体通信端末識別情報取得手段としての役割を有する(ステップ512)。
そして、各電子会議端末20,30が互いに接続され、電子会議が構成される(ステップ514)。
本実施の形態において、各電子会議管理部24,34を接続する方法は3つある。それらの方法について、図5〜図7のフローチャートを用いて説明する。尚、電子会議システム10において選択される接続方法は、静的に設定されており、各電子会議端末20,30は、いつでも設定内容を取得できるものとする。
最初に、第一の接続方法を、図5を用いて説明する。図5は、各電子会議端末20,30が、接続順序に関係なく相手の会議端末へ接続を試みる方法に関するフローチャートである。
電子会議管理部24は、ICカードリーダライタ22から、第一の携帯電話40の電話番号a1と第二の携帯電話50の電話番号b1を受信すると、IPネットワーク網90を通じて、ディレクトリ管理部62に、第一の携帯電話40の電話番号a1と第一の電子会議端末20のIPアドレスaをディレクトリデータベース64に登録するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受信し、ディレクトリデータベース64の携帯電話情報管理テーブル102へ、第一の携帯電話40の電話番号a1、第一の電子会議端末20のIPアドレスaを対応付けて登録する。このように、携帯電話情報管理テーブル102において、第一の携帯電話40の電話番号a1と第一の電子会議端末20のIPアドレスaは対応付けられる(ステップ520)。
引き続き、電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62に、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応付けられているIPアドレスの取得要求通知を送信する。一方、電子会議管理部34も、ディレクトリ管理部62に第一の携帯電話40の電話番号a1に対応付けられているIPアドレスの取得要求通知を送信している。電子会議管理部24により実行される処理と電子会議管理部34により実行される処理のうち、どちらが先に実行されるかは前もって知ることは出来ない。説明の便宜上、ここでは、電子会議管理部24により実行される処理の方が、電子会議管理部34により実行される処理より先に実行されるものとして説明を進める。
ディレクトリ管理部62は、電子会議管理部24から取得要求通知を受信し携帯電話情報管理テーブル102から、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応するIPアドレスを検索する。第一の電子会議端末20は第二の電子会議端末30に先行して電子会議の接続処理を実行しているため、携帯電話情報管理テーブル102に、第二の携帯電話50の電話番号b1は登録されていない。そのため、検索されるIPアドレスの件数は0件である(ステップ522)。
電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62から検索結果を受信した後、電子会議制御部26に、第一の電子会議端末20は接続中であるか否かを問い合わせる。電子会議制御部26は接続状態を確認しその結果を電子会議管理部24へ返す。尚、この時点では、第二の電子会議端末30が第一の電子会議端末20へ接続していないため、通常であれば第一の電子会議端末20は通話中ではない。しかし、まれに、第二の電子会議端末30以外の電子会議端末から第一の電子会議端末20に接続されて、通話中の場合がある(ステップ524)。
接続状態が通信中でない場合、電子会議管理部24は、IPアドレスを取得済みか否か判断する。電子会議管理部24は、ステップ522において検索されたIPアドレスの件数が0件だったため、この時点で電子会議管理部24はIPアドレスを取得していない。その場合、再度ステップ522の処理へ戻る(ステップ530)。このように、第二の電子会議端末30に接続するまで、電子会議管理部24は接続処理を繰り返す。
第一の電子会議端末20に遅れて、第二の電子会議端末30によって電子会議の接続処理が実行される。その処理について説明する。尚、第二の電子会議端末30によって実行されるステップについて説明する場合、ステップ番号に「’」をつけるものとする。
電子会議管理部34は、ICカードリーダライタ32から、第二の携帯電話50の電話番号b1と第一の携帯電話40の電話番号a1を受信すると、IPネットワーク網90を通じて、ディレクトリ管理部62に、第二の携帯電話50の電話番号b1と第二の電子会議端末30のIPアドレスbを登録するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受信し、ディレクトリデータベース64の携帯電話情報管理テーブル102へ、第二の携帯電話50の電話番号b1、第二の電子会議端末30のIPアドレスbを登録する。このように、携帯電話情報管理テーブル102において、第二の携帯電話50の電話番号b1と第二の電子会議端末30のIPアドレスbが対応付けられる(ステップ520’)。
引き続き、電子会議管理部34は、ディレクトリ管理部62に、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応するIPアドレスを取得するように通知する。ディレクトリ管理部62はその通知を受信し、携帯電話情報管理テーブル102から、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応するIPアドレスを検索する。この処理が実行されるより前に、ステップ520の処理が既に実行されており、第一の携帯電話40の電話番号a1と第一の電子会議端末20のIPアドレスaは、携帯電話情報管理テーブル102に既に登録されている。そのため、ディレクトリ管理部62は、携帯電話情報管理テーブル102から第一の携帯電話40の電話番号a1に対応するIPアドレスである第一の電子会議端末20のIPアドレスaを電子会議管理部34に返す(ステップ522’)。
ディレクトリ管理部62から第一の電子会議端末20のIPアドレスaを受信した後、電子会議管理部34は、電子会議制御部36に、第二の電子会議端末30は通信中であるか否か問い合わせる。尚、ここでは、電子会議管理部34は第二の電子会議端末30は通信中でないという結果を受信したとする(ステップ524’)。
第二の電子会議端末30は通信中でない場合、電子会議管理部34は、IPアドレスを取得済みか否か確認する。ステップ522’において、電子会議管理部34は、第一の電子会議端末20のIPアドレスaを取得している。そのため、次の処理へ移る(ステップ530’)。
電子会議管理部34は、電子会議制御部36に対し、取得した第一の電子会議端末20のIPアドレスaを指定して、第一の電子会議端末20に接続するように通知する。電子会議制御部36は、その通知を受信し、第一の電子会議端末20のIPアドレスaを指定してIPネットワーク網90を介して第一の電子会議端末20に接続する(ステップ532’)。
ステップ530において、第一の電子会議端末20における処理が、再度ステップ522の処理へ戻った時点から、その後の処理について説明する。尚、この処理を説明する場合のステップ番号には、「’’」を付けるものとする。
電子会議管理部24は、再度、ディレクトリ管理部62に、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応するIPアドレスを取得するように通知する。この時点で、携帯電話情報管理テーブル102には、第二の携帯電話50の電話番号b1と、第二の電子会議端末30のIPアドレスbは登録済みである。そのため、電子会議管理部24は、第二の電子会議端末30のIPアドレスbを取得する。(ステップ522’’)
電子会議管理部24は、電子会議制御部26に、第一の電子会議端末20は通信中であるか否か問い合わせる。尚、ここでは、電子会議管理部34は第二の電子会議端末30は通信中でないという結果を受信したとする(ステップ524’’)
第一の電子会議端末20は通信中でない場合、電子会議管理部24は、IPアドレスを取得済みか否か確認する。ステップ522’’において、電子会議管理部24は、第二の電子会議端末30のIPアドレスbを取得している。そのため、次の処理へ移る(ステップ530’’)。
電子会議管理部24は、電子会議制御部26に対し、取得した第一の電子会議端末30のIPアドレスbを指定して、第二の電子会議端末30に接続するように通知する。電子会議制御部26は、その通知を受信し、第二の電子会議端末30のIPアドレスbを指定してIPネットワーク網90を介して第二の電子会議端末30に接続する(ステップ532’’)。
ステップ524’’の処理において、電子会議管理部24が、第一の電子会議端末20は通信中であることを確認すると、通信中の電子会議端末のIPアドレスと、ステップ522’’の処理で得られたIPアドレスとを比較する。この場合、通信中の電子会議端末のIPアドレスはIPアドレスbであり、ステップ522’’の処理で得られたIPアドレスも第二の電子会議端末30のIPアドレスbであり、一致している。電子会議管理部24は、接続中の電子会議端末が、接続を予定したいた電子会議端末であると判断し、接続処理を終了する(ステップ526’’)。
第一の電子会議端末20が第二の電子会議端末30に接続されている場合、電子会議管理部24は、ステップ530の処理を実行せずに、接続処理を終了する。そのため、電子会議管理部24は、ステップ522〜530の接続処理の繰り返し処理から抜ける。尚、ステップ526において、接続中の電子会議端末のIPアドレスとステップ522の処理で得られたIPアドレスとが異なっている場合、電子会議管理部24は、電子会議制御部26へ通信を切断するように通知する。電子会議制御部26はその通知を受けて、通信を切断する(ステップ528)。その後、ステップ530の処理へ移り、以後の処理が実行される。以上で、第一の接続方法に関する説明を終了する。
尚、説明の便宜上、電子会議管理部24によって実行される処理の方が、電子会議管理部34によって実行される処理より先に実行されるものとして説明したが、この順序を逆にしても、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30は接続される。
この接続方法によれば、各電子会議端末20,30が、互いに相手の電子会議端末へ接続処理を実行するため、両方の電子会議端末20,30が接続可能になり次第、すぐに接続される。
次に、第二の接続方法を、図6を用いて説明する。図6は、各電子会議端末20,30のうち、ディレクトリデータベース64に対し、先に情報を登録した電子会議端末は待機し、後から情報を登録した電子会議端末が、待機している電子会議端末へ接続する接続方法に関するフローチャートである。
電子会議管理部24は、ICカードリーダライタ22から、電話番号a1,b1を受信すると、ディレクトリ管理部62に、電話番号a1と電子会議端末のIPアドレスの登録通知を送信する。一方、電子会議管理部34も、ディレクトリ管理部62に第一の携帯電話40の電話番号a1に対応付けられているIPアドレスの登録通知を送信する。電子会議管理部24により実行される処理と電子会議管理部34により実行される処理のうち、どちらが先に実行されるかは前もって知ることは出来ない。そのため説明の便宜上、ここでは、電子会議管理部24により実行される処理の方が先に実行されるものとして説明を進める。ディレクトリ管理部62は、電子会議管理部24から登録通知を受信すると、携帯電話情報管理テーブル102が、第二の電子会議端末の通知を受信して更新されないように、携帯電話情報管理テーブル102にロックを掛ける。その上で、ディレクトリ管理部62は、ディレクトリデータベース64の携帯電話情報管理テーブル102へ、第一の携帯電話40の電話番号a1第一の電子会議端末20のIPアドレスを登録する(ステップ540)。
次に、電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62に、第二の携帯電話50の電話番号b1に関連するIPアドレスの取得通知を送信する。ディレクトリ管理部62は、その通知が第一の電子会議端末20から送信された取得通知であることを確認し、携帯電話情報管理テーブル102から、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応するIPアドレスを検索し、検索結果を電子会議管理部24に返す。ディレクトリ管理部62は、携帯電話情報管理テーブル102に対するロックを解除する。第一の電子会議端末20は第二の電子会議端末30に先行して電子会議の接続処理を実行しており、そのため携帯電話情報管理テーブル102に第二の携帯電話50の情報は登録されていない。そのため、検索されるIPアドレスの件数は0件である。(ステップ542)。
ステップ540およびステップ542の処理は、ディレクトリ管理部62によって、データベース上アトミックな処理として実行される。つまり、ステップ540が開始してからステップ542が終了するまでの間に、携帯電話情報管理テーブル102の内容は、第二の電子端末30によって書き換えられないことが保障される。また、ステップ542の処理が終了する前に異常が発生した場合、ステップ540以前の状態に戻されることが保障される。
ステップ542が終了した時点で、第二の電子会議端末30のIPアドレスbがある場合、第二の電子会議端末30が電子会議を構成するための接続処理を既に開始していたことを示し、無い場合、第二の電子会議端末30はまだ電子会議を構成するための接続処理を実行していないことを示す。
ステップ542の後、電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62から検索結果を受信し、IPアドレスがあるか否か確認する(ステップ544)。
ステップ542より、検索件数は0件であるため、この時点で電子会議管理部24は、IPアドレスを取得していない。その場合、電子会議管理部24は第二の電子会議端末30から接続されるまで待機する。このように、電子会議管理部24は、他端末から接続されるのを待つ(ステップ548)。
電子会議端末20より遅れて、第二の電子会議端末30によって電子会議の接続処理が実行さる。その処理について説明する。尚、第二の電子会議端末30によって実行されるステップについて説明する場合、ステップ番号に「’」をつけるものとする。
電子会議管理部34は、ICカードリーダライタ32から、電話番号a1,b1を受信すると、ディレクトリ管理部62に、電話番号b1と第二の電子会議端末34のIPアドレスを登録するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受信する。しかし、ディレクトリ管理部62は、電子会議管理部24の処理によって発生したステップ540〜ステップ540によって携帯電話情報管理テーブル102がロックされているため、携帯電話情報管理テーブル102を更新できない。そこで、ディレクトリ管理部62は、携帯電話情報管理テーブル102のロックが解除されるまで待機する。
ロックが解除されると、ディレクトリ管理部62は、携帯電話情報管理テーブル102が更新されないように、ロックを掛ける。その上で、ディレクトリ管理部62は、ディレクトリデータベース64の携帯電話情報管理テーブル102へ、第二の携帯電話50の電話番号b1第二の電子会議端末30のIPアドレスを登録する(ステップ540’)。
次に、電子会議管理部34は、ディレクトリ管理部62に、第一の携帯電話40の電話番号a1に関連するIPアドレスを取得するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知が第二の電子会議端末30から送信された通知であることを確認し、携帯電話情報管理テーブル102から、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応するIPアドレスを検索する。ステップ540の処理によって、携帯電話情報管理テーブル102に、第一の携帯電話の電話番号および第一の電子会議端末34のIPアドレスは既に登録されている。そのため、ディレクトリ管理部62は、第一の携帯電話の電話番号に関連する情報である第一の電子会議端末34のIPアドレスaを取得し、電子会議管理部34へ返す。その後ディレクトリ管理部62は、携帯電話情報管理テーブル102に対するロックを解除する(ステップ542’)。
電子会議管理部34は、ディレクトリ管理部62から検索結果を受信し、IPアドレスがあるか否か確認する(ステップ544’)。
ステップ542’の処理より、電子会議管理部34は、IPアドレスaを取得済みである。電子会議管理部34は、電子会議制御部36に対し、取得した第一の電子会議端末20のIPアドレスaを指定して、第一の電子会議端末20に接続するように通知する。電子会議制御部36は、その通知を受信し、第一の電子会議端末20のIPアドレスaによって第二の電子会議端末30を特定し、第二の電子会議端末30に接続する(ステップ546’)。この処理によって、第一の電子会議端末20は第二の電子会議端末30に接続される。以上で、第二の接続方法に関する説明を終了する。
尚、説明の便宜上、電子会議管理部24によって実行される処理の方が、電子会議管理部34によって実行される処理より先に実行されるものとして説明したが、この順序を逆にしても、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30は接続される。
この接続方法によれば、両方の電子会議端末20,30が接続可能になり次第、すぐに接続される上に、先に接続処理を実行している第一の電子会議端末20は、後から接続処理を実行している第二の電子会議端末30から接続されるまで、無駄な接続処理を実行しないで済む。
次に、第三の接続方法を、図7を用いて説明する。図7は、多地点接続装置80を用いた場合の接続方法に関するフローチャートである。上述した二つの方法は、一方の電子会議端末が他方の電子会議端末へ直接接続する方法であるのに対し、この接続方法は、各電子会議端末20,30が多地点接続装置80を経由して接続される方法である。
電子会議管理部24は、ICカードリーダライタ22から、電話番号a1,b1を受信すると、IPネットワーク網90を通じて、ディレクトリ管理部62に、多地点接続管理テーブル106から、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応する情報の取得要求通知を送信する。一方、電子会議管理部34も、ディレクトリ管理部62に第一の携帯電話40の電話番号a1に対応する情報の取得要求通知を送信する。電子会議管理部24により実行される処理と電子会議管理部34により実行される処理のうち、どちらが先に実行されるかは前もって知ることは出来ない。説明の便宜上、ここでは、電子会議管理部24により実行される処理の方が、電子会議管理部34により実行される処理より先に実行されるものとして説明を進める。
ディレクトリ管理部62は、電子会議管理部24から取得要求通知を受信すると、多地点接続管理テーブル106が、第二の電子会議端末30によって更新されないようにロックを掛ける。その上で、多地点接続管理テーブル106から、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応する情報を検索し、検索結果を電子会議管理部24に返す(ステップ560)。
第一の電子会議端末20は第二の電子会議端末30に先行して電子会議の接続処理を実行しており、そのため多地点接続管理テーブル106に、第一の携帯電話40の電話番号a1は登録されていない。
ディレクトリ管理部62は、多地点接続グループ管理テーブル108から、多地点接続装置の80のIPアドレスであるMCUアドレスcであり且つ使用中フラグが0(未使用)の条件を満たすグループを検索する。その結果、グループc−g1が得られたとする。ディレクトリ管理部62は、多地点接続グループ管理テーブル108に対して、MCUアドレスc、グループc−g1に対応する使用中フラグを1(使用済み)とする。このようにして、MCUアドレスc、グループc−g1を取得する。
ディレクトリ管理部62は、第一の携帯電話40の電話番号a1、第一の電子会議端末20のIPアドレスa、MCUアドレスc、グループc−g1を多地点接続管理テーブル106に登録する。また、第二の携帯電話50の電話番号b1、MCUアドレスc、グループc−g1を登録する。ただし、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応するIPアドレスはダミーのIPアドレスとする。この時、第一の電子会議端末20は、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応するIPアドレスを特定できないためである。尚、ダミーのIPアドレスとは、形式はIPアドレスの形式をしているが、端末を識別するための意味のある情報を有していないIPアドレスを指す。このように、先に多地点接続装置80に接続した電子会議端末20が、第一の携帯電話40の電話番号a1(自己の端末)と共に、第二の携帯電話50の電話番号b1(接続相手の端末)を、同じ識別子(MCUアドレスc、グループc−g1)を使用して、多地点接続管理テーブル106に登録する。その後、ディレクトリ管理部62は、多地点接続管理テーブル106に対するロックを解除する(ステップ562)。
ディレクトリ管理部62は、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応するMCUアドレスcを、電子会議管理部24へ返す(ステップ568)。
電子会議管理部24は、MCUアドレスcを受信し、電子会議制御部26に対し、取得したMCUアドレスcを指定して、多地点接続装置80に接続するように通知する。電子会議制御部36は、その通知を受信し、MCUアドレスcに基づいて多地点接続装置80に接続する(ステップ570)。
先行して処理を実行している第一の電子会議端末20に遅れて、第二の電子会議端末30による電子会議の接続処理が行なわれる。その処理について説明する。尚、第二の電子会議端末30によって実行されるステップについて説明する場合、ステップ番号に「’」をつけるものとする。
電子会議管理部34は、ディレクトリ管理部62に、多地点接続管理テーブル106から、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応する情報を取得するように通知する。しかし、ステップ560、ステップ562の処理により多地点接続管理テーブル106がロックされている。この場合、ディレクトリ管理部62は待機する。多地点接続管理テーブル106のロックが解除されると、ディレクトリ管理部62は、多地点接続管理テーブル106から、第二の携帯電話50の電話番号b1の情報を検索する。この時点では、ステップ562の処理が既に実行されており、多地点接続管理テーブル106に、第二の携帯電話50の電話番号b1にダミーのIPアドレスが登録されている。その結果、ディレクトリ管理部62は、ダミーのIPアドレスを電子会議管理部34に返す。電子会議管理部34は、その検索結果を受信する(ステップ570’)。
電子会議管理部34は、検索結果が1件ある場合、検索結果に含まれるIPアドレスがダミーのIPアドレスか否か確認する(ステップ564’)。
電子会議管理部34は、ステップ570’でダミーのIPアドレスを取得している。その場合、電子会議管理部34は、ディレクトリ管理部62に、第二の携帯電話50の電話番号b1をキーにして、IPアドレスの情報を第二の電子会議端末30のIPアドレスbに更新させる。一方、取得しているIPアドレスがダミーのIPアドレスでない場合は次の処理へ移る(ステップ566’)。
その後、電子会議管理部34は、ディレクトリ管理部62に、多地点接続管理テーブル106から、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応する情報を取得するように通知する。ディレクトリ管理部62はその通知を受信し、多地点接続管理テーブル106から、第二の携帯電話50の電話番号b1に対応する情報であるMCUアドレスc、グループc−g1を取得する。ディレクトリ管理部62は、その情報を電子会議管理部34へ返す(ステップ568’)。
電子会議管理部34は、取得したMCUアドレスcを指定して、電子会議制御部36に多地点接続装置80に接続するように通知する。電子会議制御部36は、その通知を受信し、MCUアドレスcによって多地点接続装置80を特定し、多地点接続装置80に接続する(ステップ570’)。
多地点接続装置80は、第二の電子会議端末30から接続されると、第二の電子会議端末30のIPアドレスbを取得する。そして、ディレクトリ管理部62に、第二の電子会議端末30のIPアドレスbに対応しているMCUアドレスとグループを要求する。その結果、MCUアドレスc1とグループc−g1が得られる。
次に、多地点接続装置80は、ディレクトリ管理部62に、MCUアドレスc1とグループc−g1の組み合わせに対応しているIPアドレスを取得するように通知する。この時点で、多地点接続管理テーブル106には、第一の電子会議端末20のIPアドレスaと第二の電子会議端末30のIPアドレスbが登録されているので、ディレクトリ管理部62は、第二の電子会議端末30のIPアドレスbと、第一の電子会議端末20のIPアドレスaを取得し、多地点接続装置80に返す。多地点接続装置80は、第二の電子会議端末30のIPアドレスbと、電子会議管理部20のIPアドレスaは、同一のMCUアドレスc1及びグループc−g1に対応していたため、両方のIPアドレスは、同じ電子会議の構成メンバーの電子会議端末のIPアドレスであると判断する。そこで、多地点接続装置80は、第一の電子会議端末20と第二の電子会議管理部30を接続する。このようにして、各電子会議端末20,30が、多地点接続装置80を経由して接続される。
以上で、第一の携帯電話40と第二の携帯電話50とが接続されている状態から、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30とが接続されるまでの切り替え処理について、説明を終了する。
尚、説明の便宜上、電子会議管理部24によって実行される処理の方が、電子会議管理部34によって実行される処理より先に実行されるものとして説明したが、この順序を逆にしても、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30は接続される。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、第一の電子会議端末20は、第一の携帯電話40が保持している第二の携帯電話50の電話番号によって、サーバー60から、第二の電子会議端末30に接続するための情報を取得出来る。これにより、第二の携帯電話50から第一の携帯電話40へ、第二の電子会議端末30の情報通信端末識別情報を送信しなくても、第一の電子会議端末20は第二の電子会議端末30に接続出来る。
(実施の形態2)
実施の形態2では、各電子会議端末20,30が相互に接続されており、ユーザAとユーザBが電子会議を行なっている状態から、ユーザAが第一の電子会議端末20を利用するのを終了し、第一の携帯電話40から第二の電子会議端末30へ接続し、情報を交換する場合について説明する。
このような状況は、例えば、ユーザAが第一の電子会議端末20を利用して、ユーザBが第二の電子会議端末30を利用して電子会議を行なっている状態であって、ユーザAが第一の電子会議端末20を使用できる時間以内に電子会議が終了せず、ユーザAが第一の電子会議端末20から離れ、引き続き、第一の携帯電話40から電子会議に参加する場合に発生する。
各電子会議端末20,30が相互に接続されている状態から、ユーザAが第一の電子会議端末20を利用するのを終了し、ユーザAが第一の携帯電話40を用いて第二の電子会議端末30へ接続し、電子会議に参加する場合について図8を用いて説明する。
図8は、第一の電子会議端末20が第二の電子会議端末30に接続されている状態から、第一の電子会議端末20が第二の電子会議端末30への接続を切断し、第一の携帯電話40へ、ユーザAが電子会議に接続するために必要な接続先の情報を送信するまでの第一の電子会議端末20による処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、ユーザAが第一の電子会議端末20を操作することによって、開始される。ユーザAの操作によって、ユーザAが第一の携帯電話40によって電子会議へ参加することが電子会議管理部24へ通知される。この時、電子会議管理部24へ通知されるメッセージを、携帯電話移行通知とする。
電子会議管理部24は携帯電話移行通知を受信すると、電子会議制御部26へ、第二の電子会議端末30との接続を切断する通知を送信する。電子会議制御部26はその通知を受信し、第二の電子会議端末30の電子会議制御部36へ、切断予告通知を送信する。電子会議制御部36は切断予告通知を受信し、電子会議管理部34へ切断予告受信通知を送信する。電子会議管理部34は切断予告受信通知を受信する。電子会議制御部26は、接続中の第二の電子会議端末30に、接続を切断することを通知する切断通知手段としての役割を有する。(ステップ572)。
その後、電子会議管理部24は、第一の携帯電話40の接続先を特定する接続先の電話番号x1を取得する。電子会議管理部24は,電子会議管理部24の接続先電話番号x1を取得する接続先情報取得手段としての役割を有する。尚、この接続先の電話番号x1の決定方法の詳細については追って説明する(ステップ574)。
電子会議管理部24は、接続先の電話番号x1を取得した後、ICカードリーダライタ22に対して書き込み要求を出す。その要求を受けて、ICカードリーダライタ22は書き込み要求の状態で待機する(ステップ576)。そして、第一の携帯電話40がICカードリーダライタ22の付近に来た時に、ICカードリーダライタ22は、第一の携帯電話40に内蔵されている近距離通信IC46に接続先の電話番号を書き込む。このように、ICカードリーダライタ22は第一の携帯電話40に接続先の電話番号x1を送信する、端末接続先情報送信手段としての役割を有する。(ステップ577)。
ICカードリーダライタ22は、近距離通信IC46に接続先の電話番号の書き込みが完了すると、電子会議管理部24に書き込み処理が完了したことを電子会議管理部24に通知する。電子会議管理部24は、その通知を受信した後、ディレクトリ管理部62へ、ディレクトリデータベース上から第一の携帯電話40の電話番号a1に対応する情報を削除するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受け、電子会議端末情報管理テーブル104から、第一の携帯電話40の電話番号a1に対応する情報を削除する(ステップ578)。
続いて接続先の電話番号x1の決定方法の詳細について図9のフローチャートを用いて説明する。図9は、第一の電子会議端末20を利用した電子会議の参加を終了し、第一の携帯電話40による電子会議の参加へ切り替える場合の、第一の携帯電話40の接続先の電話番号x1を決定する手順を示すフローチャートである。
ステップ572の処理の後、電子会議管理部24から接続終了予告通知を受信した電子会議管理部34は、第二の電子会議端末30の表示画面に、第一の電子会議端末20が携帯電話移行通知を受信したことを表示する。それと共に、第二の電子会議端末30による接続を終了して第二の携帯電話50によって電子会議へ参加するか、第二の電子会議端末30よる接続を継続するかを表示し、ユーザBの選択を促す。
ユーザBが、第二の電子会議端末30を操作し、いずれか一方を選択すると、第二の電子会議端末30の電子会議管理部34は、第一の電子会議端末20の電子会議管理部24へユーザBの選択した結果を含む、接続終了予告応答通知通知を送信する。
電子会議管理部24は、ユーザBの接続終了予告応答通知通知を受信し、ユーザBの選択した結果を調べる(ステップ580)。
ユーザBの選択した結果が「第二の電子会議端末30による接続を継続する」の場合、電子会議管理部24は、電子会議を構成したときの第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30の接続方法について確認する。これは、各電子会議端末20,30に静的に設定されている情報であるため、その設定内容を取得する(ステップ582)。
接続方法が、第一の接続方法または第二の接続方法のように、第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30とを直接接続する方法の場合、電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62に、第二の電子会議端末30のIPアドレスbに対応する第二の電子会議端末30の電話番号を取得するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受信し、電子会議端末情報管理テーブル104を検索し、第二の電子会議端末30のIPアドレスbに関連付けられた第二の電子会議端末30の電話番号b−1を、電子会議管理部24へ返す。この第二の電子会議端末30の電話番号b−1が、接続先の電話番号x1となる(ステップ584)。
一方、接続方法が、第三の接続方法のように、多地点接続装置80を経由した接続方法の場合、電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62に、多地点接続装置80のIPアドレスに対応する多地点接続装置80のIPアドレスの電話番号を取得するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受信し、電子会議端末情報管理テーブル104を検索し、多地点接続装置80のIPアドレスに対応する多地点接続装置80の電話番号c−1を電子会議管理部24へ返す。この多地点接続装置80の電話番号c−1が、接続先の電話番号x1となる(ステップ586)。
一方、ステップ580でユーザBの選択した結果が「第二の携帯電話50によって電子会議へ参加する」の場合、電子会議管理部24は、ディレクトリ管理部62に、第二の電子会議端末30のIPアドレスbに対応する電話番号を取得するように通知する。ディレクトリ管理部62は、その通知を受けて、携帯電話情報管理テーブル102を検索し、第二の電子会議端末30のIPアドレスbに対応する第二の携帯電話50の電話番号b1を電子会議管理部24へ返す。この第二の携帯電話50の電話番号b1が、接続先の電話番号x1となる(ステップ583)。このように、第一の電子会議端末20の内部で接続先の電話番号x1が決定される。
以上で、電子会議端末20からの接続を切断し、第一の携帯電話40を用いて電子会議に接続する場合の電子会議端末20で実行される処理についての説明を終了する。
次に、第一の携帯電話40の動作について説明する。
ステップ576の後で、ユーザAが第一の電子会議端末20のICカードリーダライタ22に第一の携帯電話40を接近させると、ICカードリーダライタ22が近距離通信IC46に、接続先の電話番号x1を書き込む。
その後、ユーザAが第一の携帯電話40を操作することによって、通信管理部44に、ユーザAは第一の携帯電話40を用いて電子会議に接続することが通知される。通信管理部44は、この通知を受信すると、近距離通信IC46から接続先の電話番号x1を取得する。続いて、通信管理部44は、通信制御部に、取得した接続先の電話番号x1を指定して、発信処理を実行させる。このように、第一の携帯電話40は、接続先の電話番号x1によって特定された通信端末に接続される。尚、本実施の形態においては、接続先の電話番号x1で特定される通信端末は、第二の携帯電話50、第二の電子会議端末30または多地点接続装置80のいずれかである。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、各電子会議端末20,30が接続されている状態から、第一の電子会議端末20による接続を終了し、第一の携帯電話40を用いて電子会議に参加する場合に、第一の携帯電話40は、接続先の通信端末の電話番号を取得出来る。そのため、第一の携帯電話40を用いて電子会議に参加することが出来る。
本実施の形態では、各電子会議端末20,30のIPアドレス、各携帯電話40,50の電話番号の接続情報を管理する端末識別情報管理手段における記憶保持部として、データベースを利用している。上記の接続情報を記憶する手段は、通信端末の識別情報を記憶する出来るものであればよい。例えば、サーバー60に内蔵されたメモリなどの一次記憶装置や、テキストファイルであっても良い。
本実施の形態1において、ディレクトリデータベース64の内容は、電子会議端末を使用する際に登録され、電子会議端末から離れる際に削除される。しかし、ディレクトリデータベース64の内容は、予め入力され、そのまま維持されても良い。例えば、各電子会議端末20,30を使用するユーザ(各携帯電話40,50)が固定されている場合、入力されたディレクトリデータベース64の内容が固定されていても、一方の電子会議端末が、接続相手の電子会議端末の情報通信端末識別情報を取得し、接続相手の電子会議端末に接続することは可能である。
本実施の形態では、移動体通信端末として携帯電話20を利用しているが、持ち運び可能な通信端末であれば、携帯電話に限られない。電子会議端末20から離れても通信可能な通信端末であれば良い。
また、本実施の形態では、第一の携帯電話40から電話網92を介して第二の電子会議端末30へ接続しているが、電話網92を介さずに、第二の電子会議端末30へ接続しても良い。例えば、パケット電話のように、IPネットワーク網を介して、第一の携帯電話40から第二の電子会議端末30へ接続しても良い。
本実施の形態1では、第一の電子会議端末20に対応する携帯電話は、第一の携帯電話40の一台のみであったが、これを複数とすることも可能である。即ち、既に第一の電子会議端末20と第二の電子会議端末30が接続されている状態において、第一の電子会議端末20に対応付けられる携帯電話を順次追加することが可能である。
本実施の形態2において、第一の電子会議端末20に対応する携帯電話が複数台ある状態、即ち参加者が第一の電子会議端末20を使用している参加者が複数いる状態から、一人が第一の電子会議端末20から離れ第一の携帯電話40を用いて電子会議に参加する場合であっても、第一の電子会議端末20は第一の携帯電話40が接続するべき接続先の電話番号を第一の携帯電話40へ送信することが可能である。
本発明の実施の形態における電子会議システムの構成図である。 本発明の実施の形態におけるディレクトリデータベースに登録されているテーブルである。 本発明の実施の形態における、携帯電話の通信管理部における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、電子会議の接続処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、第一の接続方法による電子会議の接続処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、第二の接続方法による電子会議の接続処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、第三の接続方法による電子会議の接続処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、電子会議端末同士で電子会議を構成している状態から、携帯電話を用いて電子会議へ参加するように切り替える場合の、電子会議端末における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における、携帯電話を用いて電子会議へ参加する場合の、接続先を決定するための処理の流れを示すフローチャートである。 従来の、情報通信端末と音声通信端末を備えた接続切り替え方法を説明するための構成図である。
符号の説明
10 電子会議システム、20,30 電子会議端末、22,32 ICカードリーダライタ、24,34 電子会議管理部、26,36 電子会議制御部、40,50 携帯電話、42,52 通信制御部、44,54 通信管理部、46,56 近距離通信IC、60 サーバー、62 ディレクトリ管理部、64 ディレクトリデータベース、80 多地点接続装置、102 携帯電話情報管理テーブル、104 電子会議端末情報管理テーブル、106 多地点接続管理テーブル、108 多地点接続グループ管理テーブル、110 第一の電話、140 第一の装置、130 第一の周辺機器接続手段、142 第二の装置、132 第二の周辺機器接続手段。

Claims (7)

  1. 第一の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続される第二の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、
    前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続され、前記各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、
    情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、
    を備える電子会議システムに含まれる前記第一の情報通信端末を、
    接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知する切断通知手段、
    前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得する接続先情報取得手段、
    前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信する端末接続情報送信手段、
    として機能させるための接続切替プログラム。
  2. 請求項1記載の接続切替プログラムであって、
    前記電子会議システムは、電子会議の構成メンバーが用いる通信端末を接続させる多地点接続装置をさらに備えるものであり、
    前記第一の情報通信端末と前記第二の情報通信端末とは、接続形態として、前記通信網を介した相互接続、または前記通信網及び前記多地点接続装置を介した接続が可能であり、
    前記接続先情報取得手段は、ユーザにより選択された接続先に応じた端末接続情報を、またその選択された接続先によっては前記第一の情報通信端末と前記第二の情報通信端末との接続形態に応じた端末接続情報を取得することを特徴とする接続切替プログラム。
  3. 請求項記載の接続切替プログラムであって、
    前記端末接続情報は、前記第二の移動体通信端末に発呼するときに用いる情報、または前記第二の情報通信端末に接続するときに用いる情報であることを特徴とする接続切替プログラム。
  4. 多地点接続装置と、
    前記多地点接続装置に通信網を介して接続される第一の情報通信端末と、
    前記多地点接続装置を介して前記第一の情報通信端末に接続される第二の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、
    前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、
    前記多地点接続装置を識別する情報である多地点接続端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、
    情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、
    を備える電子会議システムに含まれる前記第一の情報通信端末を、
    接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知する切断通知手段、
    前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得する接続先情報取得手段、
    前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信する端末接続情報送信手段、
    として機能させるための接続切替プログラム。
  5. 請求項記載の接続切替プログラムであって、
    前記端末接続情報は、前記第二の移動体通信端末に発呼するときに用いる情報、または前記第一の情報通信端末に接続された前記多地点接続装置に発呼するときに用いる情報であることを特徴とする接続切替プログラム。
  6. 第一の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続される第二の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、
    前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、
    を備える電子会議システムにおいて、
    前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続され、前記各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、
    情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、
    を備え、
    前記第一の情報通信端末は、
    接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知する切断通知手段と、
    前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得する接続先情報取得手段と、
    前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信する端末接続情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子会議システム。
  7. 第一の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続される第二の情報通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と情報交換可能な第一の移動体通信端末と、
    前記第二の情報通信端末と情報交換可能な第二の移動体通信端末と、
    前記第一の情報通信端末と通信網を介して接続され、前記各情報通信端末を識別する情報通信端末識別情報に、前記第一の情報通信端末と情報交換可能な前記第一の移動体通信端末の接続先に発呼するときに用いる端末接続情報を、対応付けて記憶する端末接続情報記憶手段と、
    情報通信端末識別情報が指定された取得要求に応じて、前記端末接続情報記憶手段に記憶された端末接続情報応答する端末接続情報応答手段と、
    を備える電子会議システムにより実施される接続切替方法において、
    前記第一の情報通信端末が、
    接続されている前記第二の情報通信端末に対し、その接続を切断することを通知するステップと、
    前記接続先情報応答手段に要求して、前記第二の情報通信端末の情報通信端末識別情報に対応した端末接続情報を取得するステップと、
    前記第二の情報通信端末との接続の切断後に、受信した端末接続情報に基づき発呼する前記第一の移動体通信端末に対し前記接続先情報応答手段より取得した端末接続情報を送信するステップと、
    を含むことを特徴とする接続切替方法。
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